JP2013203446A - 扉付収納箱 - Google Patents

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肇 川上
Toshiyuki Morishima
敏之 森島
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圭佑 安永
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Abstract

【課題】耐水性、耐久性、耐荷重性及び使い勝手などを向上させることができる扉付収納箱の提供を目的とする。
【解決手段】扉付収納箱1は、樹脂製の中空板からなり、底板12と回動可能につながっている正面扉板11と、この正面扉板11の左右方向の端部とつながっており、上板14と係合することによって、正面扉板11の回動角を規制する一対の回動規制板17、18とを有し、回動規制板17に、正面扉板11が開かれたとき、正面扉板11と右側板15との間を開放する切欠172が形成された構成としてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は、扉付収納箱に関し、特に、回動式の扉を開けて、容易に収納品を出し入れすることができる扉付収納箱に関する。
従来、段ボール紙からなり、扉や引き出しを有するほぼ直方体状の収納箱が知られている。この収納箱は、通常、輸送や保管時などにおいては、所定の形状に形成されたシート状の段ボール紙であり、使用する場所において、組み立てられることによって、箱状体となる。
たとえば、特許文献1には、紙製の扉の一片を折曲げて扉枠連結片として、折曲げ線をヒンジ機構にした扉の一辺に直角な方向の少なくとも他の一辺を更に折曲げて連なる実質的にほぼ三角形状のスライドステーと、スライドステーに関係する紙製の扉枠の少なくともどちらか一方の外側面の前端を内側に折曲げた内側面の一部に設けた溝状切欠よりなり、溝状切欠にスライドステーを嵌入させたのち、連結片を両外面側に連なる扉枠に固定することにより、外側面及び内側面間の摩擦により保持されるスライドステーの扉に接続しないほぼ三角形状の他の二辺のうち長斜辺の一部に切欠を設けて三角形状の他の一辺との間にできたストッパーが溝状切欠の一端のエッジに引っ掛かって、スライドステーが溝状切欠から抜けないように構成することを特徴とする紙製扉付収納箱が開示されている。
また、特許文献2には、少なくとも一つの開口を有し、該開口に、開口を閉じたり開いたりするための扉を備えている段ボール製収納箱が開示されている。この段ボール製収納箱は、扉には、幅方向に貫通する穴と、該穴内に移動可能に挿入される少なくとも2本の棒と、該棒同士の間に介在される少なくとも1つのバネ部材とからなる棒状部材が取り付けられ、開口近傍の箱本体側に、棒状部材の両端を摺動又は回動可能に支えるとともに、支えられた棒状部材が抜け出さないようにする棒状部材支持部が形成されており、棒状部材は、その両端を押圧すると、全長が棒状部材支持部に挿入可能な長さとなり、押圧をやめると、全長が棒状部材支持部から容易に抜け出さない長さに復帰するように構成されている。
実開平4−38928号公報 実用新案登録第3097306号公報
しかしながら、上述した特許文献1、2に記載された収納箱は、素材が紙であるために、耐水性、耐久性及び耐荷重性などを向上させることができないといった問題があった。
また、回動式の扉を開けて、収納品を出し入れする際、容易に収納品を出し入れすることができるといった使い勝手を向上させることも要望されていた。
本発明は、以上のような問題を解決するために提案されたものであり、耐水性、耐久性、耐荷重性及び使い勝手などを向上させることができる扉付収納箱の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の扉付収納箱は、樹脂製の中空板からなる扉付収納箱であって、底板と回動可能につながっている正面扉板と、この正面扉板の左右方向の端部とつながっており、扉付収納箱の上板と係合することによって、正面扉板の回動角を規制する一対の回動角規制板とを有し、一対の回動角規制板の少なくとも一つに、前記正面扉板が開かれたとき、該正面扉板と前記扉付収納箱の側板との間を開放する切欠が形成された構成としてある。
本発明の扉付収納箱によれば、素材として樹脂製の中空板を用いることによって、耐水性、耐久性及び耐荷重性を向上させることができ、さらに、一対の回動角規制板の少なくとも一つに切欠を形成することによって、収納品の出し入れが容易となり、使い勝手を向上させることができる。
図1は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は正面扉板を開いた状態の斜視図を示している。 図2は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱の概略展開図を示している。 図3は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱の動作を説明するための概略図であり、(a)は閉状態における図1のA−A断面図を示しており、(b)は開状態における図1のA−A断面図を示している。 図4は、本発明の第二実施形態にかかる扉付収納箱を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は正面扉板を開いた状態の斜視図を示している。 図5は、本発明の第二実施形態にかかる扉付収納箱の内側右側板、内側底板及び内側左側板の概略展開図を示している。
[第一実施形態]
図1は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は正面扉板を開いた状態の斜視図を示している。
また、図2は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱の概略展開図を示している。
図1、2において、本実施形態の扉付収納箱1は、樹脂製の中空板からなる収納箱であり、扉としての正面扉板11、底板12、背面板13、上板14、右側板15、左側板16、回動規制板17及び回動規制板18などを有している。
上記の中空板とは、中空構造をなすための立体加工が施されたコア材と、このコア材の表裏両面に積層された平板状の外装材とを有する板をいう。この中空板として、例えば、図示してないが、中空状に膨出する多数の突起が形成されたキャップシートと、前記突起の開口側に積層されたバックシートと、前記突起の頂面側に積層されたライナーシートとを備え、これらを熱融着により積層一体化し、空気を密封した3層構造中空積層板などが挙げられる。
扉付収納箱1は、素材として、樹脂製の中空板が用いられているので、段ボール紙などの紙製の収納箱と比べると、耐水性、耐久性及び耐荷重性(剛性又は機械的強度と呼ぶこともできる。)を大幅に向上させることができ、また、木製の収納箱と比べると、軽量化を図ることができ、さらに、断熱性や衝撃吸収性を向上させることができる。したがって、扉付収納箱1は、商品としての付加価値を向上させることができ、木製、紙製、金属製などの収納箱に対して、新たなシーズを提供することができる。
なお、中空板は、通常、全てが樹脂からなるが、これに限定されるものではなく、例えば、外装材が金属、セラミック、紙等を含む構成であってもよい。
また、扉付収納箱1は、ほぼ直方体状であり、図2に示すように、所定の形状に形成された一枚の中空板からなる。
すなわち、一枚の中空板は、ほぼ矩形状の正面扉板11、底板12、背面板13及び上板14が、正面側から背面側に向かって順につながっており、背面板13の右側には、ほぼ矩形状の右側板15がつながっており、背面板13の左側には、ほぼ矩形状の左側板16がつながっている。
また、右側板15及び左側板16の背面側には、上板14をほぼ二等分した形状の上板補強板151及び上板補強板161がそれぞれつながっており、右側板15及び左側板16の正面側には、底板12をほぼ二等分した形状の底板補強板154及び底板補強板164がそれぞれつながっている。
さらに、正面扉板11の右側には回動規制板17がつながっており、正面扉板11の左側には、回動規制板18がつながっている。
また、図2において、破線は折り線を示しており、例えば、図示してないが、紙面の上方からホットバー(加熱された棒状部材とも呼ばれる。)を中空板に押し付けることにより、V字状の溝が形成されている。
これにより、中空板は、容易に折り曲げられるとともに、正面扉板11と底板12との境界部(上記の溝が形成されている部分)は、ヒンジとして機能し、多数回の正面扉板11の開閉、すなわち、多数回の正面扉板11の回動に耐えることができる。
ここで、好ましくは、回動規制板17と正面扉板11との間のV字状の溝、及び、回動規制板18と正面扉板11との間のV字状の溝は、他のV字状の溝より浅い溝であるとよい。
このようにすると、回動規制板17、18は、他の部材と同様に約90°折り曲げられて使用されるものの、回動規制板17には、右側板15の方向に付勢力が作用するので、回動規制板17は、右側板15と接触する状態を維持することができ、回動規制板18は、同様の理由によって、左側板16と接触する状態を維持することができる。したがって、回動規制板17、18は、約90°を超えて折り曲がってしまい、回動を規制できなくなるといった不具合などを回避することができる。
なお、図2に示す中空板は、概略であり、組み立てる際、中空板の板厚に起因する干渉が発生しない形状としてある。また回動規制板17、18などの構造については、後述する。
上記構造の中空板は、まず、底板補強板154、164が折り曲げられ、次に、右側板15及び左側板16が折り曲げられ、続いて、底板12を基準として、背面板13が折り曲げられる。次に、回動規制板17、18が折り曲げられ、続いて、底板12を基準として、正面扉板11が折り曲げられる。続いて、上板補強板151、161が折り曲げられ、次に、上板14が折り曲げられる。
そして、上板補強板151、161と上板14とは、例えば、図1(a)、図3(b)に示すように、下方からホットピン(図示してないが、加熱されたピン状部材とも呼ばれる。)を中空板に押し付けることにより、12箇所の溶着部19が形成されることによって、接合される。また、底板補強板154、164と底板12とは、例えば、図3(a)に示すように、下方からホットピンを中空板に押し付けることにより、12箇所の溶着部19が形成されることによって、接合される。
このように、扉付収納箱1は、所定の形状に形成された一枚の中空板を折り曲げて接合することによって、容易に組み立てられる。
なお、溶着部19が形成される位置や数量などは、上記に限定されるものではなく、適宜、設定される。
正面扉板11は、上述したように、底板12と回動可能につながっており、取手として、ほぼ長円形状の開口部111が上部に形成されている。
また、開口部111の下方には、矩形状の透明なシートからなるポケット112が取り付けられている。
具体的には、ポケット112は、ほぼ矩形状の二枚の透明なシートからなり、これら二枚のシートは、重ねられた状態で、右側端部、下側端部及び左側端部が溶着されており、上側端部が出し入れ口として開口されている。また、ポケット112は、背面側のシートの上側端部が、正面側のシートより上方に出ており、ガイド面として機能するので、紙などをスムースに収めることができる。
このポケット112には、例えば、収納品に関する情報が記載された紙などが収められ、扉付収納箱1の使い勝手などを向上させることができる。
なお、本実施形態のポケット112は、ほぼ矩形状の二枚の透明なシートからなる構成としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、図示してないが、ほぼ矩形状の一枚の透明なシートを用い、このシートの右側端部、下側端部及び左側端部を正面扉板11に接着してもよい。
また、正面扉板11は、内側の面(ポケット112が設けられた面と反対側の面)の上部の二箇所に、鉄などの磁性を有する金属板(図示せず)が取り付けられており、また、上板補強板151、161は、図1(b)に示すように、下面に磁石153、163がそれぞれ取り付けられている。そして、これらの磁石153、163及び金属板は、正面扉板11の閉状態を保持する保持手段として機能し、正面扉板11が閉められると、上板補強板151、161が金属板を吸着し、正面扉板11の閉状態を保持する。
なお、本実施形態では、保持手段として、磁石153、163などを用いる構成としているが、これに限定されるものではなく、例えば、面ファスナーなどを用いる構成としてもよい。
回動規制板17、18は、上述したように、正面扉板11の左右方向の端部とつながっており、扉付収納箱1の背面板13と係合することによって、後述するように、正面扉板11の回動角を規制する。
回動規制板18は、ほぼ台形状としてあり、該台形の斜辺と上辺との角部に、鋸の刃のような形状の被係止部181が形成されている。この被係止部181は、回動規制板17の被係止部171と同じ形状であり、後述する被係止部171と同様に機能する。
また、回動規制板17は、後述するように、正面扉板11が開かれたとき、正面扉板11と右側板15との間を開放する切欠172が形成されている。
具体的には、回動規制板17は、回動規制板18と比べると、図2において、正面側から背面側に向かって三つの辺を有する切欠172が形成されており、回動規制板17の背面側の部分が正面扉板11とつながっている点が相違し、他の構造は、回動規制板18とほぼ同様としてある。
なお、切欠172の形状は、上記の形状に限定されるものではなく、例えば、背面側の一つの辺の代わりに、二点鎖線で示す円弧状としてもよく、このようにすると、三つの辺の角部に作用する応力集中を緩和でき、機械的強度を向上させることができる。
次に、上記構成の扉付収納箱1の動作などについて、図面を参照して説明する。
図3は、本発明の第一実施形態にかかる扉付収納箱の動作を説明するための概略図であり、(a)は閉状態における図1のA−A断面図を示しており、(b)は開状態における図1のA−A断面図を示している。
図3(a)において、扉付収納箱1は、正面扉板11が閉じられた状態にあり、回動規制板17の下方の縁部は、通常、底板補強板154と接触している。また、図示してないが、回動規制板18の下方の縁部は、同様に、底板補強板164と接触している。
なお、扉付収納箱1は、上述した保持手段によって、正面扉板11が閉じられた状態を保持している。
次に、利用者が開口部111に手を掛け、保持手段に抗して正面扉板11を正面側に引くと、図3(b)に示すように、正面扉板11は、正面扉板11と底板12との境界部がヒンジとして機能して、回動し開いた状態となる。
この際、回動規制板17の被係止部171は、上板14の下面と当接して係合し、正面扉板11がこれ以上開かないように、正面扉板11の回動角を規制する。さらに、回動規制板17は、正面扉板11が開かれたとき、正面扉板11と右側板15との間を開放する切欠172が形成されているので、右側方向から切欠172を通して収納品(図示せず)の出し入れを行うことができ、収納品の出し入れが容易となり、使い勝手を向上させることができる。
また、切欠172は、斜辺が右側板15の正面側の端面より出っ張っておらず、ほぼ同じ位置にあるので、収納品の出し入れを容易に行うことができ、さらに、美観を損なうことも回避することができる。
また、図示してないが、回動規制板18の被係止部181は、同様に、上板14の下面と当接して係合し、正面扉板11がこれ以上開かないように、正面扉板11の回動角を規制する。
なお、本実施形態では、回動規制板17にのみ切欠172を形成する構成としてあるが、これに限定されるものではなく、例えば、図示してないが、回動規制板18にのみ切欠を形成したり、あるいは、回動規制板17及び回動規制板18に切欠を形成してもよい。
ここで、好ましくは、正面扉板11が、細長い矩形状の係止用開口部152の形成された上板補強板151、及び、細長い矩形状の係止用開口部162の形成された上板補強板161を有しており、回動規制板17、18に、係止用開口部152、162に係止される被係止部171、181が形成されているとよい。
すなわち、図3(b)に示すように、被係止部171は、係止用開口部152に進入し、被係止部171の正面側の先端が、係止用開口部152の正面側の端部と当接して係止される。
被係止部171は、上述したように、上板14の下面と当接して係合し、正面扉板11の回動角を規制しているが、この係止によっても、正面扉板11がこれ以上開かないように、正面扉板11の回動角を規制することができるので、より強固に正面扉板11の回動角を規制することができ、扉付収納箱1の機械的強度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の扉付収納箱1によれば、素材として樹脂製の中空板を用いることによって、耐水性、耐久性及び耐荷重性を向上させることができ、商品としての付加価値を向上させることができる。
さらに、回動規制板17に切欠172を形成することによって、収納品の出し入れが容易となり、使い勝手を向上させることができる。
[第二実施形態]
図4は、本発明の第二実施形態にかかる扉付収納箱を説明するための概略図であり、(a)は正面図を示しており、(b)は正面扉板を開いた状態の斜視図を示している。
図4において、本実施形態の扉付収納箱1aは、上述した第一実施形態の扉付収納箱1と比べると、内部に、内側右側板21、内側底板22及び内側左側板23を有する点、及び、外面を覆うカバー3を有する点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、扉付収納箱1とほぼ同様としてある。
したがって、図4において、図1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
上記の内側右側板21、内側底板22及び内側左側板23は、図5に示すように、所定の形状に形成された一枚の中空板からなる。すなわち、この中空板は、ほぼ矩形状の内側右側板21、内側底板22及び内側左側板23が、右側から左側に向かって順につながっている。
また、図5において、破線は折り線を示しており、例えば、図示してないが、紙面の上方からホットバー(加熱された棒状部材とも呼ばれる。)を中空板に押し付けることにより、V字状の浅い溝が形成されている。これにより、中空板は、容易に折り曲げられるとともに、扉付収納箱1aの内部に収められた際、内側右側板21は右側板15の方向に付勢され、また、内側左側板23は左側板16の方向に付勢されるので、例えば、内側右側板21が左側板16の方向に倒れて、収納スペースに悪影響を及ぼすといった不具合を効果的に排除することができる。
上記の中空板は、内側右側板21が回動規制板17と接触する状態、内側底板22が底板補強板154、164と接触する状態、及び、内側左側板23が回動規制板18と接触する状態で、扉付収納箱1a内に収められる。
そして、図示してないが、内側底板22は、四隅において、下方からホットピンが押し付けられ、底板補強板154、164に接合され、容易に組み立てられる。
また、組み立てられた状態において、内側右側板21は、上側の端面が上板補強板151と接触し、背面側の端面が背面板13と接触し、正面側の端面が正面扉板11と接触する。さらに、内側底板22は、背面側の端面が背面板13と接触し、正面側の端面が正面扉板11と接触する。また、内側左側板23は、上側の端面が上板補強板161と接触し、背面側の端面が背面板13と接触し、正面側の端面が正面扉板11と接触する。
すなわち、扉付収納箱1aは、内部に、内側右側板21、内側底板22、内側左側板23、背面板13、上板補強板151、161、及び、正面扉板11で囲まれた収納スペースを有している。
これに対し、上述した扉付収納箱1は、内部に、右側板15、底板補強板154、底板補強板164、左側板16、背面板13、上板補強板151、161、及び、正面扉板11で囲まれた収納スペースを有しており、この収納スペース内で、回動規制板17及び回動規制板18が回動する。このため、収納品が縦置きされるビンなどの場合には、正面扉板11をスムースに閉めることができるが、収納品が上方に重ねて載置される書類などの場合には、図示してないが、正面扉板11を閉める際、書類などの収納品が、回動規制板17の下方の縁部と底板補強板154との間に挟まれると、正面扉板11を閉めることができなくなる(図3(b)参照)。
このように、扉付収納箱1aは、収納品が上方に重ねて載置される書類などの場合であっても、収納品が回動規制板17、18の下方の縁部と干渉しないので、正面扉板11を常にスムースに閉めることができ、使い勝手を向上させることができる。
また、扉付収納箱1aは、外面を覆うカバー3を有している。
すなわち、カバー3は、右側板15を覆う右側板31、上板14を覆う上板32、及び、左側板16を覆う左側板33を有している。上記の右側板31、上板32及び左側板33は、所定の形状に形成された一枚の中空板からなり、この中空板は、図示してないが、ほぼ矩形状の右側板31、上板32及び左側板33が、右側から左側に向かって順につながっており、例えば、ホットバーによって、V字状の溝が形成されており、容易に折り曲げられる。
上記のカバー3は、右側板31、上板32及び左側板33が、各四隅において、外側からホットピン(図示せず)が押し付けられ、それぞれ右側板15、上板14及び左側板16に接合され、容易に組み立てられる。
このように、扉付収納箱1aは、カバー3を設けることにより、機械的強度を向上させることができ、さらに、例えば、正面扉板11の中空板の色が青色のとき、カバー3の中空板の色を黄色とすることができ、扉付収納箱1aをカラフルに装飾することができ、商品としての付加価値を向上させることができる。
また、好ましくは、扉付収納箱1aは、外面の所定箇所に面ファスナー4を有するとよい。
すなわち、扉付収納箱1aは、右側板31、上板32、左側板33、背面板13、及び、底板12の四隅に円形の面ファスナー4を取り付けてある。このようにすると、扉付収納箱1aを上方に積み重ねて連結したり、左右方向に並べて連結したり、あるいは、背面板13どうしを連結させることができ、扉付収納箱1aの使い勝手を向上させることができる。
なお、本実施形態では、所定箇所を、右側板31、上板32、左側板33、背面板13、及び、底板12の四隅としてあるが、これに限定されるものではなく、適宜、設定されてもよい。
また、面ファスナー4として、通常、フックとループの両方が植え込まれたものが用いられ、フック面とループ面との取り付け間違いを防止するとともに、例えば、扉付収納箱1aの上板32に、他の扉付収納箱1aの左側板33を連結させることができ、連結の自由度を向上させることができる。
また、面ファスナー4は、フックとループの両方が植え込まれたものに限定されるものではなく、例えば、上板32及び左側板33にループ面の面ファスナー4を取り付け、底板12及び右側板31にフック面の面ファスナー4を取り付けてもよい。
さらに好ましくは、右側板31、上板32及び左側板33などに取り付けられる面ファスナー4は、露出した溶着部19を覆うように取り付けられるとよく、このようにすると、扉付収納箱1aの審美性を向上させることができる。
なお、他の構成や動作などは、上述した実施形態とほぼ同様としてある。
以上説明したように、本実施形態の扉付収納箱1aによれば、第一実施形態の扉付収納箱1とほぼ同様の効果を奏するとともに、収納品が上方に重ねて載置される書類などの場合であっても、正面扉板11を常にスムースに閉めることができ、使い勝手を向上させることができる。さらに、カバー3や面ファスナー4を有することによって、機械的強度や商品としての付加価値などを向上させることができる。
以上、本発明の扉付収納箱について、好ましい実施形態を示して説明したが、本発明に係る扉付収納箱は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、扉付収納箱1は、ほぼ直方体状としてあるが、これに限定されるものではない。すなわち、正面扉板11、回動規制板17及び回動規制板18の機能を満足する限り、扉付収納箱1は、様々な構造であってもよく、たとえば、図示してないが、扉付収納箱1の背面板13は、背面側に突き出た形状であってもよい。
1、1a 扉付収納箱
3 カバー
4 面ファスナー
11 正面扉板
12 底板
13 背面板
14 上板
15 右側板
16 左側板
17 回動規制板
18 回動規制板
19 溶着部
21 内側右側板
22 内側底板
23 内側左側板
31 右側板
32 上板
33 左側板
111 開口部
112 ポケット
151 上板補強板
152 係止用開口部
153 磁石
154 底板補強板
161 上板補強板
162 係止用開口部
163 磁石
164 底板補強板
171 被係止部
172 切欠
181 被係止部

Claims (7)

  1. 樹脂製の中空板からなる扉付収納箱であって、
    底板と回動可能につながっている正面扉板と、
    この正面扉板の左右方向の端部とつながっており、前記扉付収納箱の上板と係合することによって、前記正面扉板の回動角を規制する一対の回動角規制板と
    を有し、
    前記一対の回動角規制板の少なくとも一つに、前記正面扉板が開かれたとき、該正面扉板と前記扉付収納箱の側板との間を開放する切欠が形成されたことを特徴とする扉付収納箱。
  2. 前記上板が、係止用開口部の形成された補強板を有し、前記回動角規制板に、前記係止用開口部に係止される被係止部が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の扉付収納箱。
  3. 前記扉付収納箱が、直方体状であり、所定の形状に形成された一枚の前記中空板からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の扉付収納箱。
  4. 前記扉付収納箱が、内部に、内側右側板、内側底板及び内側左側板を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の扉付収納箱。
  5. 前記扉付収納箱が、外面の所定箇所に面ファスナーを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の扉付収納箱。
  6. 前記正面扉板が、矩形状の透明なシートからなるポケットを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の扉付収納箱。
  7. 前記扉付収納箱が、外面を覆うカバーを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の扉付収納箱。
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