JP2023115997A - 小物入れ - Google Patents

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Abstract

【課題】一対の第1係合手段と一対の第2係合手段を設けるだけの簡単な構造で、小物収容部の開口を大きく開いた状態で保持する小物入れを提供する。【解決手段】略矩形の可撓性シートの上辺と左右の側辺が重なるように底辺で折り返された第1側面部7と第2側面部8の一方の側辺間を固着し、第1側面部7と第2側面部8の内面の上辺7Uと他方の側辺が交差する近傍の他方の側辺寄りと上辺寄りの2カ所にそれぞれ係脱自在の一対の第1係合手段と一対の第2係合手段5を備える。一対の第1係合手段4と一対の第2係合手段5をそれぞれ係合させると、第1側面部7と第2側面部8の他方の側辺と上辺7Uが交差する近傍を絞られ、小物収容部3の開口3aを開いた状態に保持することができる。【選択図】図6

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1)ウェブサイトでの公開 ウェブサイトの掲載日 令和4年1月7日 ウェブサイトのアドレス https://www.extrapreview.com/24exhibitors/triful/ (2)ウェブサイトでの公開 ウェブサイトの掲載日 令和4年1月26日 ウェブサイトのアドレス https://www.daigo.co.jp/press-release/3968/ (3)展示会への出品 展示日 令和4年1月11日 展示会名 内覧会 開催場所 東京都台東区寿1-10-2 ダイゴー株式会社東京支店 1階ショールーム (4)展示会への出品 展示日 令和4年1月12日 展示会名 内覧会 開催場所 大阪市西区本田4丁目7番13号 ダイゴー株式会社大阪本社内 (5)展示会への出品 展示日 令和4年1月14日 展示会名 中三エスティ52回春の大見本市 開催場所 東京都台東区花川戸2-6-5都立産業貿易センター台東館 (6)展示会への出品 展示日 令和4年1月21日 展示会名 ERG春の大見本市 開催場所 東京都大田区平和島6-1-1東京流通センター (7)展示会への出品 展示日 令和4年2月3日 展示会名 MDS商談会 開催場所 東京都港区海岸1-7-1東京都立産業貿易センター浜松町館 (8)展示会への出品 展示日 令和4年2月8日 展示会名 EXTRA PREVIEW 24 開催場所 東京都港区海岸1-11-1ニューピア竹芝ノースタワー1F
本発明は、ペンやクリップ等の文房具、或いは化粧品などの小物を収容する小物入れに関し、特に小物を収容する小物収容部の開口を開いた状態に保持する小物入れに関する。
小物収容部の開口をファスナーで閉じて小物収容部へ小物を収容した際に、小物入れの全体を持ち運びやすいコンパクトな大きさとし、一方、小物収容部の開口をファスナーで開いて小物収容部へ小物を出し入れする際には、小物収容部の開口をできるだけ大きく開いた状態に保持し、小物の収容や取り出しを容易にした小物入れが従来から知られている。
このうち、特許文献1に開示された小物入れ100は、図7に示すように、シート本体101の第1側面部102と第2側面部103の上辺102a、103aと左右の側辺102b、103bが重なるようにシート本体101の中央で折り返され、重ねられた上辺102a、103aと左右の側辺102b、103bの内側に小物を収容する小物収容部104が形成されている。
小物収容部104の開口104aの縁となる上辺102a、103aと左右の側辺102b、103bには、第1側面部102と第2側面部103の間を連結し、小物収容部104の開口104aを開閉自在とするファスナー105が設けられている。また、小物収容部104の左右両側には、それぞれ折り曲げ線110で一体に連続する連結部材112と蓋位置設定部材113とからなる一組の横板部材111が配設され、折り曲げ線110を挟んで連結部材112の一側が第1側面部102の内面に、蓋位置設定部材113の他側が第2側面部103の内面にそれぞれ縫い付けられることにより、シート本体101の内側に折り曲げ線110で折り曲げ自在の横板部材111が固定される。
第1側面部102と第2側面部103を重ねて、ファスナー105で小物収容部104の開口104aを閉じた状態では、小物収容部104に収容した小物が抜け出ることがなく、また、横板部材111の一体に連続する連結部材112と蓋位置設定部材113とは、折り曲げ線110に沿って内側に折り曲げられて第1側面部102と第2側面部103の内面に沿って収容され、小物入れ100の全体は、横長薄板状のコンパクトな持ち運びやすい形状となる。
また、ファスナー105で小物収容部104の開口104aを開くと、図7に示すよう、折り曲げ線110に沿って連結部材112に内側に折り曲げられていた蓋位置設定部材113は、連結部材112との折り曲げ方向が徐々に外側に変化し、第1側面部102と第2側面部103の間に起立する方向に立ち上がる。第2側面部103から第1側面部102を最も開いた状態で、連結部材112は、第1側面部102の内面に沿って配置されるとともに、蓋位置設定部材113は開かれた第1側面部102と第2側面部103に直交して配置され、小物収容部104の開口104aが大きく開かれた状態で保持される。
特許文献2に開示された小物入れは、断面U字状に折り返してその内側に小物収容部が形成されるシート本体を、小物収容部の内面となる内装材と布製の外装材との間に、発泡部材とともに外力を受けない状態で板状となる芯材を介在させて構成している。この従来の小物入れによれば、小物収容部の開口縁に沿って形成されるファスナーで開口を閉じた際に、芯材は断面U字状に折り曲げられ、小物入れの全体は、コンパクトな形状となる。
一方、ファスナーで小物収容部の開口を開けた状態で、断面U字状のシート本体の両側壁は、開く方向に作用する芯材の弾性で開き止めにより拘束されるまで開くので、小物収容部の開口は、開き止めで規制される大きさに保持される。
実用新案登録第3219719号公報 特開2021-23435号公報
上述の特許文献1に記載の小物入れ100は、小物収容部104を形成するシート本体101の他に、折り曲げ線110で折り曲げられる連結部材112と蓋位置設定部材113とからなる一組の横板部材111を用意するとともに、連結部材106と蓋位置設定部材107をそれぞれ第1側面部102と第2側面部103の内面に縫い付けて固定する必要があった。更に、ファスナー105で小物収容部104の開口104aを閉じた状態で、小物収容部104内に内側に重ねて折り畳まれた連結部材112と蓋位置設定部材113とを収容するので、小物収容部104の小物の収容量が制約されるという問題があった。
また、ファスナー105で小物収容部104の開口104aを開いた状態で、机などに水平に配置される第1側面部102若しくは第2側面部103に対して、開口104aが大きく開くように他方の第2側面部103若しくは第1側面部102を起立支持する必要があるので、小物入れ100の低背化に限界があった。
また、特許文献2に記載の小物入れは、内側に小物収容部が形成されるシート本体が、内装材と布製の外装材との間に、発泡部材とともに板状の芯材を介在させて、その周縁を縫い合わせて固定する複雑な構造であり、製造コストが割高となる。
更に、小物入れをコンパクトな形状とするために、開口をファスナーで閉じる際には、板状の芯材の弾性に抗してシート本体の両側壁を突き合わせながらファスナーをスライドさせる作業が煩わしく、ファスナーで開口を閉じても、小物入れの全体は、扁平な板状とはならず、充分にコンパクトな形状とすることはできなかった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、ファスナーで小物収容部の開口が開閉される従来の小物入れに、一対の係合手段を2組設けるだけで、小物収容部の開口を開いた状態に保持することができる小物入れを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1に記載の小物入れは、略矩形の可撓性シートの中央を底辺とし、上辺と左右の側辺が重なるように底辺で折り返された第1側面部と第2側面部とを有し、重ねられた左右の側辺の一方の側辺を固着して袋状の小物収容部が形成されるシート本体と、左右の側辺の他方の側辺から上辺にかけて第1側面部と第2側面部の間に跨設され、小物収容部の開口を開閉自在とするファスナーと、第1側面部の内面の他方の側辺と上辺が交差する近傍の他方の側辺寄りと上辺寄りの2カ所の第1内面位置に配設され、第1内面位置間を係脱自在とする一対の第1係合手段と、第2側面部の内面の他方の側辺と上辺が交差する近傍の他方の側辺寄りと上辺寄りの2カ所の第2内面位置に配設され、第2内面位置間を係脱自在とする一対の第2係合手段とを備え、一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させて、第1側面部と第2側面部の他方の側辺と上辺が交差する近傍を絞り、小物収容部の開口を開いた状態に保持することを特徴とする。
一対の第1係合手段と一対の第2係合手段がそれぞれ係合していない場合には、第1側面部と第2側面部の左右の側辺の他方の側辺から上辺が対向してL字状に連続し、他方の側辺から上辺にかけてファスナーのスライダーをスライドさせて、小物収容部の開口を閉じ、小物が開口から飛び出ることなく、小物収容部に収容できる。ファスナーで小物収容部の開口を閉じると、小物入れは、略矩形の輪郭の薄板状の持ち運びやすい外形となる。
ファスナーを開口の閉じ操作と逆方向に左右の側辺の他方の側辺から上辺にかけてスライドさせると、他方の側辺から上辺にかけて第1側面部と第2側面部は分離し、第1側面部の2カ所の第1内面位置に配設された一対の第1係合手段と、第2側面部の2カ所の第2内面位置に配設された一対の第2係合手段をそれぞれ係合させることができる。一対のの第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させると、第1内面位置間と第2内面位置間が接する状態で保持され、第1側面部と第2側面部の他方の側辺と上辺が交差する近傍が外向きに湾曲するように絞られ、可撓性シートからなる第1側面部と第2側面部の全体に外向きに湾曲させる方向の曲げモーメントが作用する。その結果、小物収容部の開口は大きく開かれた状態で保持される。
請求項2に記載の小物入れは、一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させることにより、シート本体に略三角形の輪郭の平坦な底面が形成されることを特徴とする。
一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させることにより、全体に外向きに湾曲する方向の曲げモーメントを受ける第1側面部と第2側面部は、曲げ剛性を調整したシート本体を用いることによって、シート本体の自重と小物収容部に収容された小物の重量でシート本体に略三角形の輪郭の平坦な底面が形成される。
請求項3に記載の小物入れは、シート本体が半透明のシートであることを特徴とする。
半透明なシート本体を通して、小物収容部に収容された小物を周囲から目視できる
請求項1の発明によれば、ファスナーで小物収容部の開口が開閉される小物入れに、第1係合手段と第2係合手段を設けるだけの簡単な構造で、小物収容部の開口を大きく開いた状態に保持することができる。これにより、テーブル等にのせた小物入れの小物収容部に、どのような小物が収容されているかを簡単に目視確認でき、又、容易に小物収容部へ小物を出し入れできる。
第1係合手段と第2係合手段は、取付スペースをとらないホック等で構成することができ、小物収容部の開口をファスナーで閉じた状態で、小物を収容する小物収容部の収容量が制約されず、また、小物入れの全体を持ち運びやすいコンパクトな外形とすることができる。
また、一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させる簡単な操作で、小物収容部の開口を大きく開いた状態に保持することができる。
請求項2の発明によれば、一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させて、小物収容部の開口が大きく開かれた状態で保持された小物入れは、略三角形の輪郭の平坦な底面が形成されるので、テーブルなどの平坦な配置面上に、揺動や転倒することなく、安定した姿勢で載置される。
また、絞られた第1側面部と第2側面部の他方の側辺と上辺が交差する近傍は、小物入れの底面近くの高さに位置するので、低背化され、机などの配置面上に載置しても、じゃまにならない。
請求項3の発明によれば、小物収容部の開口が開いているか閉じているかにかかわらず、小物収容部に収容した小物を周囲から確認できる。
本発明の実施の形態に係る小物入れ1のファスナー2で小物収容部3の開口3aを閉じた状態(以下、収納状態という)を示す斜視図である。 小物入れ1のファスナー2で小物収容部3の開口3aを開いた状態を示す平面図である。 図2示す小物入れ1に対して一対の第1係合手段4を構成するダボフック4aとバネホック4bとを係合させた状態を、開口3aの上方からみた斜視図である。 図2に示す小物入れ1に対して一対の第1係合手段4と一対の第2係合手段5をそれぞれ係合させた状態(以下、展開状態という)を、開口3aの上方からみた斜視図である。 展開状態の小物入れ1の側面図である。 展開状態の小物入れ1の小物収容部3に小物10を出し入れする状態を示す斜視図である。 従来の小物入れ100を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る小物入れ1を、図1乃至図6を用いて説明する。本実施の形態の小物入れ1は、ペン等の文房具の小物10を収納するものであり、半透明の可撓性樹脂により、輪郭が略矩形のシート状に形成されたシート本体6を備えている。半透明な可撓性樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂、ナイロン等のポリアミド樹脂、その他の種々の合成樹脂を用いることができるが、本実施の形態では、水に強く軽量で、さらに剛性が低く(柔らかく)、一定の弾力を有することからエチレン-酢酸ビニル共重合樹脂(ethylen-vinyl acetate)を用いている。
輪郭が略矩形のシート本体6は、図1に示すように、略矩形の中央を底辺6として第1側面部7と第2側面部8が折り返され、第1側面部7の上辺7及び左右の側辺7、7が、それぞれ第2側面部8の上辺8及び左右の側辺8、8に重なるように折り返される。このうち、重ねられた第1側面部7の右側辺7と第2側面部8の右側辺8とは縫い合わされて固着され、第1側面部7と第2側面部8との間に、左側辺7、8と上辺7、8とを開口3aの縁とする小物10を収容する小物収容部3が形成される。右側辺7、8間の固着は、接着剤やヒートシール、超音波溶着など他の方法であってもよく、これらの固着方法に縫合による固着を組み合わせてもよい。
開口3aの縁となる左側辺7、8から上辺7、8にかけて第1側面部7と第2側面部8との間には、小物収容部3の開口3aを開閉自在とするファスナー2が跨設されている。ファスナー2は、第1側面部7の左側辺7から上辺7に沿って縫い付けられたファスナーテープを介して左側辺7から上辺7に沿って取り付けられた第1エレメント2aと、第2側面部8の左側辺8から上辺8に沿って一側が縫い付けられたファスナーテープを介して左側辺8から上辺8にそって取り付けられ、第1エレメント2aに噛み合う第2エレメント2bと、第1エレメント2aと第2エレメント2bの間でスライドし、対向するエレメント2a、2b間を噛み合わせ若しくは噛み合いを外すスライダー2cとからなっている。本実施の形態では、スライダー2cを上辺7、8の右端から左側辺7、8の下端の方向にスライドさせることによって、対向するエレメント2a、2bが噛み合い、小物収容部3の開口3aが閉じられ、スライダー2cを逆方向へスライドさせることによって、エレメント2a、2b間の噛み合いが解除され、小物収容部3の開口3aが開かれるが、スライダー2cを逆方向にスライドさせることによって開口3aを開閉させてもよい。
図2に示すように、第1側面部7の内面の上辺7と左側辺7が交差する近傍で、上辺7と左側辺7がなす角の二等分線7で隔てられる上辺7寄りの位置には、ダボホック4aが、左側辺7寄りの位置には、バネホック4bが取り付けられている。ダボホック4aとバネホック4bは、互いに嵌合自在で、各取付位置を係脱自在とする一対の第1係合手段4を構成する。ダボホック4aをバネホック4bに嵌合させると、図3に示すように、第1側面部7の上辺7と左側辺7が交差する近傍が二等分線7を稜部として外側に湾曲し、第1側面部7の全体に外側に湾曲する方向の曲げモーメントが作用する。
同様に、第2側面部8の内面の上辺8と左側辺8が交差する近傍で、上辺8と左側辺8がなす角の二等分線8で隔てられる上辺8寄りの位置には、バネホック5bが、左側辺8寄りの位置には、ダボホック5aが取り付けられている。ダボホック5aとバネホック5bも互いに嵌合自在で、各取付位置を係脱自在とする一対の第2係合手段5を構成する。ダボホック5aとバネホック5bを嵌合させると、第2側面部8の上辺8と左側辺8が交差する近傍が二等分線8を稜部として外側に湾曲し、第2側面部8の全体に外側に湾曲する方向の曲げモーメントが作用する。
ここで、第1係合手段4のダボホック4aと第2係合手段5のダボホック5a、及び第1係合手段4のバネホック4bと第2係合手段5のバネホック5bは、それぞれ同一形状で、第1係合手段4のダボホック4aと第2係合手段5のバネホック5b、及び第1係合手段4のバネホック4bと第2係合手段5のダボホック5aは、図1に示す第1側面部7と第2側面部8とが重ね合わせられる収納状態で、それぞれ第1側面部7と第2側面部8の対向する内面の位置に取り付けられている。従って、ダボホック4aとバネホック5b間若しくはダボホック5aとバネホック4b間のいずれかを嵌合させるだけで、ファスナー2によって小物収容部3の開口3aを閉じることなく、重ね合わせた第1側面部7と第2側面部8との間に小物10を一時的に挟んで保管することができる。従って、小物入れ1を、使用中のマスクを第1側面部7と第2側面部8との間に挟んで一時的に保管するマスクケースなどの用途としても用いることができる。
図4に示すように、第1係合手段4のダボホック4aとバネホック4b間及び第2係合手段5のダボホック5aとバネホック5b間を嵌合させると、第1側面部7と第2側面部8の全体に外側に湾曲する方向の曲げモーメントが作用する。これにより、小物収容部3の開口3aは、三角形状の輪郭で大きく開口した状態に保持され、図6に示すように、小物収容部3内への小物10の出し入れが容易になる。
また、この展開状態で、第1側面部7と第2側面部8の全体に外側に湾曲する方向の曲げモーメントが作用するが、第1側面部7と第2側面部8の小物収容部3の内底面を構成する部位に、シート本体6の自重とファスナー2の荷重に、更に小物収容部3に小物10が収容されている場合の小物10の荷重が加わり、図4、図5に示すように、剛性が低い合成樹脂で形成されたシート本体6には、開口3aの輪郭と相似形状の三角形状の輪郭の平坦な底面6aが形成される。その結果、展開状態の小物入れ1は、テーブルなどの平坦な配置面上に、揺動や転倒することなく、安定した姿勢で載置される。
また、図5に示すように、平坦面上に載置された小物入れ1は、平坦面上で最も高さが高い右側辺7、8と上辺7、8が交差する位置から、右側辺7、8の他側と、上辺7、8の他側に向かって載置面近くまで傾斜しているので、テーブル等に載置された小物入れの1の全体が低背化され、テーブルなどに載置されていても、じゃまにならない。
ダボホック4aとバネホック4b間及びダボホック5aとバネホック5b間の嵌合を解いて、上辺7、8の右端にあるスライダー2cを左側辺7、8の下端までスライドさせると、小物収容部3の開口3aが閉じられ、小物入れ1は、図1に示す収納状態となる。
収納状態となった小物入れ1は、全体が横長長方形の薄板状となり、小物10を収容した小物入れ1が持ち運びやすいコンパクトな外形となる。また、小物10が収容された小物収容部3は、半透明の合成樹脂からなる第1側面部7と第2側面部8の間に形成されるので、小物収容部3の開口3aがファスナー2で閉じられていても、どのような小物10が収容されているかを簡単に目視確認できる。
上述の実施の形態では、第1係合手段4と第2係合手段5を、それぞれ互いに嵌合する一対のダボホック4a、5aとバネホック4b、5bで説明したが、容易に係合と係合の解除を行うことができれば、係合手段4、5のいずれか若しくは両者を、互いに係合する一対のフック、面ファスナー等、他の係合手段としてもよい。
また、シート本体6を半透明な合成樹脂で形成しているが、小物収容部3に収容された小物10を目視する必要がなければ、不透明な合成樹脂で形成してもよく、また、一定の弾性と剛性が得られれば、シート本体6を皮革などの合成樹脂以外の素材で形成してもよい。
本発明は、文房具、化粧道具などの小物を収容する小物入れに適している。
1 小物入れ
2 ファスナー
3 小物収容部
3a 開口
4 一対の第1係合手段
4a ダボホック
4b バネホック
5 一対の第2係合手段
5a ダボホック
5b バネホック
6 シート本体
6a シート本体の底面
底辺
7 第1側面部
上辺
右側辺
左側辺
8 第2側面部
上辺
右側辺
左側辺
10 小物

Claims (3)

  1. 略矩形の可撓性シートの中央を底辺とし、上辺と左右の側辺が重なるように前記底辺で折り返された第1側面部と第2側面部とを有し、重ねられた前記左右の側辺の一方の側辺を固着して袋状の小物収容部が形成されるシート本体と、
    前記左右の側辺の他方の側辺から前記上辺にかけて第1側面部と第2側面部の間に跨設され、前記小物収容部の開口を開閉自在とするファスナーと、
    前記第1側面部の内面の前記他方の側辺と前記上辺が交差する近傍の前記他方の側辺寄りと前記上辺寄りの2カ所の第1内面位置に配設され、第1内面位置間を係脱自在とする一対の第1係合手段と、
    前記第2側面部の内面の前記他方の側辺と前記上辺が交差する近傍の前記他方の側辺寄りと前記上辺寄りの2カ所の第2内面位置に配設され、第2内面位置間を係脱自在とする一対の第2係合手段とを備え、
    一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させて、第1側面部と第2側面部の前記他方の側辺と前記上辺が交差する近傍を絞り、前記小物収容部の開口を開いた状態に保持することを特徴とする小物入れ。
  2. 一対の第1係合手段と一対の第2係合手段をそれぞれ係合させることにより、前記シート本体に略三角形の輪郭の平坦な底面が形成されることを特徴とする請求項1記載の小物入れ。
  3. シート本体は、半透明のシートであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の小物入れ。
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