JP2013200366A - カメラモジュールおよびカメラ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】イメージセンサを移動させることが可能であり、しかも口径の大きいレンズやズームなどの大型レンズの搭載を可能とするカメラモジュールおよびカメラを提供する。
【解決手段】アクチュエータ部は、撮像素子の一端部が固定された、往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、一端部が可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、撮像素子を可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、一端部が、可動ジョイント部と平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む。
【選択図】図2
【解決手段】アクチュエータ部は、撮像素子の一端部が固定された、往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、一端部が可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、撮像素子を可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、一端部が、可動ジョイント部と平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、イメージセンサを光軸方向に動かして焦点調整を行うことが可能なカメラモジュールおよびカメラ装置に関するものである。
携帯電話などのモバイル機器に使用されるカメラモジュールのオートフォーカス機構は、レンズを移動させる方式が一般的であり、その移動を行うための様々なアクチュエータも、レンズ駆動が前提となって開発が進められてきた。
一方、カメラの性能としては高感度化のために、レンズの口径を可能な限り大きくする要求が生じたが、モジュールとしては小型化を追求されるため、レンズ駆動式のアクチュエータでは対応しきれなくなってきている。
図1は、一般的なVCM(ボイスコイルモータ:Voice Coil Motor)アクチュエータ方式の小型カメラモジュールを示す図である。
図1のカメラモジュール1は、複数枚のレンズにより形成されるレンズ系2、レンズ系2の光軸をあわせて保持するレンズホルダ3、レンズホルダ3の外周側に配置されたヨーク、マグネット、コイルを含むVCMアクチュエータ4を有する。
カメラモジュール1は、イメージセンサ5が、カメラモジュール1のハウジング6の底面6Bに配置される基板7に貼り付けられ、レンズ系2が、VCMアクチュエータ4によって、光軸方向に移動する構造を有する。
カメラモジュール1は、イメージセンサ5が、カメラモジュール1のハウジング6の底面6Bに配置される基板7に貼り付けられ、レンズ系2が、VCMアクチュエータ4によって、光軸方向に移動する構造を有する。
ところが、上記構造においては、VCMの機構を入れ込むために、レンズの大きさには制限がある。
たとえば、8.5mm×8.5mmの大きさのカメラモジュールで、VCMを含む一般的なレンズ駆動式アクチュエータを使った場合、レンズの大きさは直径6.5mmまでがほぼ限界とされている。
市場の要求としては、このレンズ口径を7mmや7.5mmとすることで、より高感度の性能を求めているのであるが、これに対応できる現実的なアクチュエータは未だ提案されていない。
たとえば、8.5mm×8.5mmの大きさのカメラモジュールで、VCMを含む一般的なレンズ駆動式アクチュエータを使った場合、レンズの大きさは直径6.5mmまでがほぼ限界とされている。
市場の要求としては、このレンズ口径を7mmや7.5mmとすることで、より高感度の性能を求めているのであるが、これに対応できる現実的なアクチュエータは未だ提案されていない。
レンズを駆動する代わりに、レンズを固定してイメージセンサを移動する方式も以前から存在している(特許文献1参照)。
しかし、昨今のモバイル機器に搭載される小型カメラモジュールでは、レンズからイメージセンサまでの空間が狭く、ここに従来のアクチュエータを配置してイメージセンサを移動させることは、物理的に極めて困難である。
しかし、昨今のモバイル機器に搭載される小型カメラモジュールでは、レンズからイメージセンサまでの空間が狭く、ここに従来のアクチュエータを配置してイメージセンサを移動させることは、物理的に極めて困難である。
本発明は、イメージセンサを移動させることが可能であり、しかも口径の大きいレンズやズームなどの大型レンズの搭載を可能とするカメラモジュールおよびカメラ装置を提供することにある。
本発明の第1の観点のカメラモジュールは、少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、被写体像を撮像するための撮像素子と、上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を有し、上記アクチュエータ部は、上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む。
本発明の第2の観点のカメラ装置は、被写体象を撮像するカメラモジュールと、上記カメラモジュールを駆動制御する駆動部と、上記カメラモジュールによる信号を処理する信号処理部と、を有し、上記カメラモジュールは、少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、被写体像を撮像するための撮像素子と、上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を含み、上記アクチュエータ部は、上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、上記駆動部により印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む。
本発明によれば、イメージセンサを移動させることが可能であり、しかも口径の大きいレンズやズームなどの大型レンズを搭載可能になる。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.カメラモジュールの構成例
2.アクチュエータ部の構成例
3.カメラ装置の構成例
なお、説明は以下の順序で行う。
1.カメラモジュールの構成例
2.アクチュエータ部の構成例
3.カメラ装置の構成例
<1.カメラモジュールの構成例>
図2は、本実施形態に係るカメラモジュールの構成例を示す図である。
図2は、本実施形態に係るカメラモジュールの構成例を示す図である。
本カメラモジュール100は、ハウジング110、レンズ120、撮像素子130、およびアクチュエータ部140を含んで構成されている。
ハウジング110は、一端部110a側に開口111が形成され、他端部110bおよび側部は閉塞された筒状に構成されている。
ハウジング110の内部において、開口111が形成された一端部110aから中央部にかけて光軸OXがハウジング110の軸と一致するようにしてレンズ120が固定されている。
なお、ハウジング110の開口111が形成された一端部110aが撮像対象の被写体側OBJSである。
さらに、ハウジング110内には、中央より他端部110b側よりに撮像素子130が光軸OX方向に移動可能に配置されている。
そして、ハウジング110内において、撮像素子130を中心にしてレンズ120の配置側と反対側の他端部110b側にアクチュエータ部140が配置されている。
ハウジング110の内部において、開口111が形成された一端部110aから中央部にかけて光軸OXがハウジング110の軸と一致するようにしてレンズ120が固定されている。
なお、ハウジング110の開口111が形成された一端部110aが撮像対象の被写体側OBJSである。
さらに、ハウジング110内には、中央より他端部110b側よりに撮像素子130が光軸OX方向に移動可能に配置されている。
そして、ハウジング110内において、撮像素子130を中心にしてレンズ120の配置側と反対側の他端部110b側にアクチュエータ部140が配置されている。
ハウジング110は、他端部110bである底部112の外面部112aが、たとえば図2に示すように、セット側(カメラ装置側)の主基板150に搭置される。
レンズ120は、1枚、あるいは複数枚の光学レンズにより形成され、被写体側OBJSの被写体象を撮像素子130の撮像面に結像させる。
レンズ120は、周縁部がハウジング110の内側壁に対して固定されている。
すなわち、本実施形態のカメラモジュール100は、ハウジング110内に別個にレンズホルダを必要としない構成を有する。
図示しない別の実施例においては、あえてレンズホルダを有し、外周にオスネジ部を設け、図示しないハウジングメスネジ部に対し、回転可能な構造とすることもある。こうすることにより、レンズホルダを回転させることにより、レンズとイメージセンサの初期位置を微妙に調整可能となる。
レンズ120は、周縁部がハウジング110の内側壁に対して固定されている。
すなわち、本実施形態のカメラモジュール100は、ハウジング110内に別個にレンズホルダを必要としない構成を有する。
図示しない別の実施例においては、あえてレンズホルダを有し、外周にオスネジ部を設け、図示しないハウジングメスネジ部に対し、回転可能な構造とすることもある。こうすることにより、レンズホルダを回転させることにより、レンズとイメージセンサの初期位置を微妙に調整可能となる。
撮像素子130は、レンズ120により形成され、被写体側OBJSの被写体象を撮像面131に受像し、光電変換する。
撮像素子130は、CCDやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子により形成される。
撮像素子130は、CCDやCMOSイメージセンサ等の固体撮像素子により形成される。
撮像素子130は、支持基板132に対して、撮像面131がレンズ120の光軸OXに垂直となるように取り付けられている。
図2の構成では、撮像素子130は、支持基板132の中央部に形成された開口部132aに撮像面131が位置するように、支持基板132のレンズ120の配置側と反対側の基板面132bに取り付けられている。
なお、この支持基板132に対する撮像素子130の取り付け構造は、図2の構成例に限らず、たとえば図3に示すように、支持基板132のレンズ120の配置側の基板面132cに取り付けるような構成も適用可能である。
図2の構成では、撮像素子130は、支持基板132の中央部に形成された開口部132aに撮像面131が位置するように、支持基板132のレンズ120の配置側と反対側の基板面132bに取り付けられている。
なお、この支持基板132に対する撮像素子130の取り付け構造は、図2の構成例に限らず、たとえば図3に示すように、支持基板132のレンズ120の配置側の基板面132cに取り付けるような構成も適用可能である。
本実施形態における撮像素子130は、後で詳述するように、アクチュエータ部140の移動制御により、光軸OX方向において第1位置と第2位置間の所定範囲で往復移動する。
図4(A)および(B)は、本実施形態に係る撮像素子がアクチュエータ部により往復移動される様子を模式的に示す図である。
図4(A)はいわよるマクロ撮影時の撮像素子130の位置を、図4(B)は無限遠撮影の場合の撮像素子130の位置を示している。
なお、図4は図3の構成を利用した模式図であるが、基本的には図2の構成においても同様である。
本実施形態の撮像素子130は、アクチュエータ部140による移動制御により、図4に示すように、光軸OX方向のおける第1位置PS1と第2位置PS2間を往復移動する。
基本的に、撮像素子130は第1位置PS1と第2位置PS2間でリニアに位置制御が行われる。
図4(A)はいわよるマクロ撮影時の撮像素子130の位置を、図4(B)は無限遠撮影の場合の撮像素子130の位置を示している。
なお、図4は図3の構成を利用した模式図であるが、基本的には図2の構成においても同様である。
本実施形態の撮像素子130は、アクチュエータ部140による移動制御により、図4に示すように、光軸OX方向のおける第1位置PS1と第2位置PS2間を往復移動する。
基本的に、撮像素子130は第1位置PS1と第2位置PS2間でリニアに位置制御が行われる。
なお、図4の例では、位置制御の対象を撮像素子130の撮像面131としている。ただし、これは一例であり、支持基板面等の指標となる部分であってもよい。
また、本実施形態において、撮像素子130には、無線伝送機能が搭載されている。
たとえば、支持基板132に形成されたアンテナANT1と、モジュールのハウジング110の底部112に形成されたアンテナANT2との間で、ミリ波などの無線信号の送受信を行う。
撮像素子(イメージセンサ)130の相手側の送受信チップSRCP1は、セット側の主基板150に配置される場合もあれば、モジュール内に配置される場合もある。
たとえば、支持基板132に形成されたアンテナANT1と、モジュールのハウジング110の底部112に形成されたアンテナANT2との間で、ミリ波などの無線信号の送受信を行う。
撮像素子(イメージセンサ)130の相手側の送受信チップSRCP1は、セット側の主基板150に配置される場合もあれば、モジュール内に配置される場合もある。
<2.アクチュエータ部の構成例>
ここで、本実施形態に係るアクチュエータ部の構成について詳述する。
アクチュエータ部140は、上述したように撮像素子130をレンズ120の光軸OXの方向における第1位置PS1と第2位置PS2間を往復移動させる。
ここで、本実施形態に係るアクチュエータ部の構成について詳述する。
アクチュエータ部140は、上述したように撮像素子130をレンズ120の光軸OXの方向における第1位置PS1と第2位置PS2間を往復移動させる。
図5(A)〜(D)は、本実施形態に係るアクチュエータ部の構成を説明するための図である。
図5(A)はアクチュエータ部140を撮像素子130の支持基板132の上面側から見た斜視図を示している。図5(B)はアクチュエータ部140をやや上方の側方から見た斜視図を示している、図5(C)はアクチュエータ部140をやや下方の側方から見た斜視図を示している。図5(D)はアクチュエータ部140をやや下方側から見た斜視図を示している。
図5は、図2の撮像素子の取り付け構造を例に示しているが、図4の取り付け構造の場合もアクチュエータ部の構成は同様である。
図5(A)はアクチュエータ部140を撮像素子130の支持基板132の上面側から見た斜視図を示している。図5(B)はアクチュエータ部140をやや上方の側方から見た斜視図を示している、図5(C)はアクチュエータ部140をやや下方の側方から見た斜視図を示している。図5(D)はアクチュエータ部140をやや下方側から見た斜視図を示している。
図5は、図2の撮像素子の取り付け構造を例に示しているが、図4の取り付け構造の場合もアクチュエータ部の構成は同様である。
アクチュエータ部140は、可動ジョイント部141、平行リンク機構部142、および可動子143を含んで構成されている。
可動ジョイント部141は、撮像素子130の一端部、本例では支持基板132の一端部が固定され、アクチュエータ部140の移動制御により光軸OX方向に移動可能に配置されている。
平行リンク機構部142は、一端部(図の例では右端側)が可動ジョイント部141に取り付けられ、他端部(図の例では左端側)が固定され、撮像素子130を可動ジョイント部141の移動に連動した目標位置に保持する機能を有する。
平行リンク機構部は142、図2〜図5に示すように、間隔をおいて互いに対向するように平行に配置され、中央部がないいわゆる中抜きされた2つの板ばね1421,1422により形成される。
2つの板ばね1421,1422の一端部が可動ジョイント部141に取り付けられ、他端部がハウジング110において撮像素子130を中心にして反対側に固定される。
2つの板ばね1421,1422の他端部は、図2および図5の例では、ハウジング110の内側壁の底部112に近い領域に固定されている。
なお、2つの板ばね1421,1422の他端部は、たとえば図3および図4に示すように、ハウジング110の底部112に固定される固定ジョイント部144に固定するように構成することも可能である。
2つの板ばね1421,1422の一端部が可動ジョイント部141に取り付けられ、他端部がハウジング110において撮像素子130を中心にして反対側に固定される。
2つの板ばね1421,1422の他端部は、図2および図5の例では、ハウジング110の内側壁の底部112に近い領域に固定されている。
なお、2つの板ばね1421,1422の他端部は、たとえば図3および図4に示すように、ハウジング110の底部112に固定される固定ジョイント部144に固定するように構成することも可能である。
可動子143は、一端部が、可動ジョイント部141と平行リンク機構部142の一端部との結合領域部BNDに対して変位運動を伝達可能に結合されている。
本実施形態では、可動子143の一端部は、電源配線用フレキシブルケーブル145を介して可動ジョイント部141に取り付けされている。
可動子143は、電極に印加される駆動電圧DRVのレベルに応じた変位量をもって変位して、撮像素子130を光軸方向における第1位置PS1と第2位置PS2間を往復運動させる。
可動子143の他端部は、電圧を印加するための電極EL1,EL2とともに、ハウジング110の底部112の内面112bに固定されている。
本実施形態では、可動子143の一端部は、電源配線用フレキシブルケーブル145を介して可動ジョイント部141に取り付けされている。
可動子143は、電極に印加される駆動電圧DRVのレベルに応じた変位量をもって変位して、撮像素子130を光軸方向における第1位置PS1と第2位置PS2間を往復運動させる。
可動子143の他端部は、電圧を印加するための電極EL1,EL2とともに、ハウジング110の底部112の内面112bに固定されている。
このように、アクチュエータ部140は、可動ジョイント部141が撮像素子130および支持基板132の側方に配置され、平行リンク機構部142が光軸OX方向において、撮像素子130を中心にして反対側の他端部側に配置されている。
そして、可動子143は、平行リンク機構部142よりさらに他端部側(底部側)に配置されている。
そして、可動子143は、平行リンク機構部142よりさらに他端部側(底部側)に配置されている。
可動子143は、シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シート143Sにより形成される。
EAPシート143Sは、後で高分子アクチュエータとして説明するように、イオン交換樹脂を電極層で挟み込んだ構造であり、0.1mm程度の薄いシートであるが、両面間に電圧を印加することで湾曲する性質を持っている。
この湾曲を、撮像素子130を移動させるための推力として使うことで、極めて狭い空間内でのアクチュエータが可能となる。
本実施形態に係るEAPシート143Sは、たとえば図5(D)に示すように、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成される。
すなわち、EAPシート143Sは、電極側の幅が広く、逆の側の幅が狭くなった台形、もしくは三角形の形状を有し、EAPの推力を維持したまま面積を小さくした構成を有する。
EAPシート143Sは、後で高分子アクチュエータとして説明するように、イオン交換樹脂を電極層で挟み込んだ構造であり、0.1mm程度の薄いシートであるが、両面間に電圧を印加することで湾曲する性質を持っている。
この湾曲を、撮像素子130を移動させるための推力として使うことで、極めて狭い空間内でのアクチュエータが可能となる。
本実施形態に係るEAPシート143Sは、たとえば図5(D)に示すように、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成される。
すなわち、EAPシート143Sは、電極側の幅が広く、逆の側の幅が狭くなった台形、もしくは三角形の形状を有し、EAPの推力を維持したまま面積を小さくした構成を有する。
また、アクチュエータ部140においては、その配置領域に撮像素子130とハウジング110の他端部(底部)の間が、グラファイト等により形成される放熱機能を有する高熱伝導体シート160でブリッジ接続されている。
すなわち、図5(A)〜(D)に示すように、板ばね1421,1422の中抜き部分を通して高熱伝導体シート160が撮像素子130(支持基板132に接触または近接して配置され、側方が折り曲げされてEAPシート143Sの側部から延設されている。
なお、この高熱伝導体シート160は、撮像素子130の電源グランド配線として共用されている。
すなわち、図5(A)〜(D)に示すように、板ばね1421,1422の中抜き部分を通して高熱伝導体シート160が撮像素子130(支持基板132に接触または近接して配置され、側方が折り曲げされてEAPシート143Sの側部から延設されている。
なお、この高熱伝導体シート160は、撮像素子130の電源グランド配線として共用されている。
本実施形態において、可動部143であるEAPシート143Sは、竿状あるいはシート状の可動子である高分子(ポリマ)アクチュエータにより形成される。
高分子アクチュエータは、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜と、イオン導電性高分子膜の両面それぞれに設けられる電極膜とを含み、電極膜間に電圧が印加されることによりイオン導電性高分子膜が屈曲(湾曲)または変形する。
高分子アクチュエータは、前述したように、一端部が可動ジョイント部141と平行リンク機構部142と結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合されている。
高分子アクチュエータの他端部は、電極とともにハウジング110の底部112に固定される。
たとえば、その電極に駆動電圧DRVを加えることにより、高分子アクチュエータが屈曲(湾曲)し、それにより、撮像素子130を光軸OXの方向に往復運動させてオートフォーカスの機構を実現する。
高分子アクチュエータの他端部は、電極とともにハウジング110の底部112に固定される。
たとえば、その電極に駆動電圧DRVを加えることにより、高分子アクチュエータが屈曲(湾曲)し、それにより、撮像素子130を光軸OXの方向に往復運動させてオートフォーカスの機構を実現する。
以下に、本実施形態に係るEAPシートとしての高分子アクチュエータの構成について説明する。
図6は、本実施形態に係るEAPシートとしての高分子アクチュエータの構成例を示す断面図である。
図6は、本実施形態に係るEAPシートとしての高分子アクチュエータの構成例を示す断面図である。
高分子アクチュエータ170は、図6に示すように、陽イオン物質が含浸されたイオン導電性高分子膜(イオン導電性高分子フィルム)171と、イオン導電性高分子膜171の両面それぞれに設けられる電極膜172−1,172−2とを有する。
高分子アクチュエータ170は、電極膜172−1,172−2それぞれに電気的に接続されたリード線173−1,173−2を有する。
高分子アクチュエータ170は、1対のリード線173−1,173−2より電極膜172−1,172−2間に電圧が印加されることによりイオン導電性高分子膜171が屈曲(湾曲)または変形する。
高分子アクチュエータ170は、電極膜172−1,172−2それぞれに電気的に接続されたリード線173−1,173−2を有する。
高分子アクチュエータ170は、1対のリード線173−1,173−2より電極膜172−1,172−2間に電圧が印加されることによりイオン導電性高分子膜171が屈曲(湾曲)または変形する。
イオン導電性高分子膜171は、フッ素樹脂、炭化水素系などを骨格としたイオン交換樹脂からなり、表裏2つの主面をもつ形状を呈している。その形状としては、たとえば、短冊形状、円盤形状、円柱形状、円筒形状などが挙げられる。
また、イオン交換樹脂としては、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、両イオン交換樹脂いずれでもよいが、このうち陽イオン交換樹脂が好適である。
また、イオン交換樹脂としては、陰イオン交換樹脂、陽イオン交換樹脂、両イオン交換樹脂いずれでもよいが、このうち陽イオン交換樹脂が好適である。
陽イオン交換樹脂としては、ポリエチレン、ポリスチレン、フッ素樹脂などにスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入されたものが挙げられ、とくにフッ素樹脂にスルホン酸基、カルボキシル基などの官能基が導入された陽イオン交換樹脂が好ましい。
電極膜172(−1、−2)は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなり、カーボン粉末同士がイオン導電性樹脂を介して結合していることを特徴とする。
カーボン粉末は、導電性をもつカーボンブラックの微細粉末であり、比表面積が大きなものほど電極膜172としてイオン導電性高分子膜171と接する表面積が大きくなりより大きな変形量を得ることができる。たとえばケッチェンブラックが好ましい。また、イオン導電性樹脂は、イオン導電性高分子膜171を構成する材料と同じものでもよい。
カーボン粉末は、導電性をもつカーボンブラックの微細粉末であり、比表面積が大きなものほど電極膜172としてイオン導電性高分子膜171と接する表面積が大きくなりより大きな変形量を得ることができる。たとえばケッチェンブラックが好ましい。また、イオン導電性樹脂は、イオン導電性高分子膜171を構成する材料と同じものでもよい。
また、電極膜172(−1,−2)は、イオン導電性樹脂成分とカーボン粉末を含む塗料がイオン導電性高分子膜171に塗布されて形成される。あるいは、電極膜172(−1,−2)は、カーボン粉末とイオン導電性樹脂とからなる導電膜がイオン導電性高分子膜171に圧着されて形成される。
いずれの方法によっても、簡便に短時間で電極膜172を形成することができる。
いずれの方法によっても、簡便に短時間で電極膜172を形成することができる。
なお、少なくともイオン導電性高分子膜171に陽イオン物質が含浸されているが、陽イオン物質とは、水および金属イオン、水および有機イオン、イオン液体のいずれかであることが好ましい。
ここで、金属イオンとはたとえば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン等が挙げられる。また、有機イオンとはたとえば、アルキルアンモニウムイオン等が挙げられる。
これらのイオンはイオン導電性高分子膜171中において水和物として存在している。イオン導電性高分子膜171が水および金属イオン、または水および有機イオンを含み、含水状態となっている場合には、高分子アクチュエータ170は中からこの水が揮発しないように封止されていることが好ましい。
ここで、金属イオンとはたとえば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、マグネシウムイオン等が挙げられる。また、有機イオンとはたとえば、アルキルアンモニウムイオン等が挙げられる。
これらのイオンはイオン導電性高分子膜171中において水和物として存在している。イオン導電性高分子膜171が水および金属イオン、または水および有機イオンを含み、含水状態となっている場合には、高分子アクチュエータ170は中からこの水が揮発しないように封止されていることが好ましい。
また、イオン液体とは、常温溶融塩とも言われる不燃性、不揮発性のイオンのみからなる溶媒であり、たとえばイミダゾリウム環系化合物、ピリジニウム環系化合物、脂肪族系化合物のものを使用することができる。
イオン導電性高分子膜171にイオン液体を含浸させている場合には、揮発する心配なく高温あるいは真空中でも高分子アクチュエータ170を使用することができようになる。
イオン導電性高分子膜171にイオン液体を含浸させている場合には、揮発する心配なく高温あるいは真空中でも高分子アクチュエータ170を使用することができようになる。
図7および図8(A)〜(C)に、本実施形態に係る高分子アクチュエータ170の動作原理を示す。ここでは、イオン導電性高分子膜1751中にナトリウムイオンが含浸されているものとして説明する。
図7(A)および図8(B)では、電源Eよりリード線173−1,173−2を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ170の電極膜172−1にプラスの電位、図中右側の電極膜172−2にマイナスの電位が印加されている。
この電位差により、高分子アクチュエータ170のイオン導電性高分子膜171中では、マイナスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜172−2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動する。これにより、電極膜172−2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。
一方、プラスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜172−1近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜171の2つの電極膜172−1,172−22近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜151は図中左側に湾曲するようになる。
この場合、たとえば撮像素子130は第2位置PS2に向かって光軸OX方向に移動する。
この電位差により、高分子アクチュエータ170のイオン導電性高分子膜171中では、マイナスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜172−2にナトリウムイオン水和物が引き寄せられて移動する。これにより、電極膜172−2の近傍に集中しこの領域は体積膨張するようになる。
一方、プラスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜172−1近傍におけるナトリウム水和物濃度は減少し、この領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜171の2つの電極膜172−1,172−22近傍領域の間に体積差が生じることとなり、イオン導電性高分子膜151は図中左側に湾曲するようになる。
この場合、たとえば撮像素子130は第2位置PS2に向かって光軸OX方向に移動する。
図7(B)および図8(A)では、電源Eからの電圧印加はなく、2つの電極膜172−1,172−2に電位差がない。その結果、イオン導電性高分子膜171の2つの電極膜172−1,172−2近傍領域の間に体積差はなく、イオン導電性高分子膜171は湾曲することなく真っ直ぐな状態を保持する。
この場合、撮像素子130はそのままの安定位置に保持される。
あるいは、撮像素子130は第1位置PS1または第2位置PS2から安定位置に復帰する。
この場合、撮像素子130はそのままの安定位置に保持される。
あるいは、撮像素子130は第1位置PS1または第2位置PS2から安定位置に復帰する。
図7(C)および図8(C)では、電源Eよりリード線173−1,173−2を通じて、図中左側の高分子アクチュエータ170の電極膜172−1にマイナスの電位、図中右側の電極膜172−2にプラスの電位を印加されている。すなわち、圧印加方法が図7(A)および図8(B)の場合とは逆である。
この電位差により、高分子アクチュエータ170のイオン導電性高分子膜171中では、マイナスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜172−1の近傍領域は体積膨張するようになる。そして、プラスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜172−2近傍領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜171は図中右側に湾曲するようになる。
この場合、たとえば撮像素子130は第1位置PS1に向かって光軸OX方向に移動する。
この電位差により、高分子アクチュエータ170のイオン導電性高分子膜171中では、マイナスの電位が印加された側(図中左側)の電極膜172−1の近傍領域は体積膨張するようになる。そして、プラスの電位が印加された側(図中右側)の電極膜172−2近傍領域は体積収縮するようになる。
その結果、イオン導電性高分子膜171は図中右側に湾曲するようになる。
この場合、たとえば撮像素子130は第1位置PS1に向かって光軸OX方向に移動する。
この高分子アクチュエータ170の変形性能(変形量および/または変形速度)については、カーボン粉末の比表面積、カーボン粉末とイオン導電性樹脂との固形分重量比、2つの電極膜152の厚さの少なくともいずれか一を調整して制御することが可能である。
また、電極膜172の厚さとイオン導電性高分子膜171の厚さとの比を調整することによっても、高分子アクチュエータ170の変形性能(変形量および/または変形速度)を制御することが可能である。
また、電極膜172の厚さとイオン導電性高分子膜171の厚さとの比を調整することによっても、高分子アクチュエータ170の変形性能(変形量および/または変形速度)を制御することが可能である。
なお、上記構成を有する可動子143の電極に印加する駆動電圧DRVは、駆動制御系により印加される。
図9は、本実施形態に係る可動子の電極に駆動電圧を印加する駆動制御系の基本的な構成例を示すブロック図である。
図9は、本実施形態に係る可動子の電極に駆動電圧を印加する駆動制御系の基本的な構成例を示すブロック図である。
図9の制御系180は、計測部181および制御部182を有する。
計測部181は、撮像素子130とハウジング110の他端部、たとえば底部112との間の距離を計測する。
制御部182は、計測部181により得られた移動距離情報と撮像素子130による信号情報によって、可動子143への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う。
計測部181は、撮像素子130とハウジング110の他端部、たとえば底部112との間の距離を計測する。
制御部182は、計測部181により得られた移動距離情報と撮像素子130による信号情報によって、可動子143への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う。
以上の構成において、可動子(EAPシート)143に電圧を印加すれば、その電圧の大きさに応じたEAPの曲がりが撮像素子130を押し上げ、または押し下げる。このとき、板ばね1421,1422等からからなる平行リンク機構部142が形成されているために、撮像素子130は極めて平行に移動することができる。
実際の被写体フォーカシング動作においては、支持基板132等に配置されたフォトリフレクターなどの位置検出センサ190(図2)からの情報と、撮像素子130からの映像信号によって、可動子143への印加電圧DRVが適切に設定される。
これにより、フォーカスできる位置まで撮像素子130が所望の位置に移動する。
実際の被写体フォーカシング動作においては、支持基板132等に配置されたフォトリフレクターなどの位置検出センサ190(図2)からの情報と、撮像素子130からの映像信号によって、可動子143への印加電圧DRVが適切に設定される。
これにより、フォーカスできる位置まで撮像素子130が所望の位置に移動する。
本実施形態においては、実際の具体的な構造において、さらに以下の点が工夫されている。
可動子(EAP)143は通常両面の電極層間に1V以内の電圧を印加するが、撮像素子130の移動量を大きくする、すなわち、可動子(EAP)143の曲がりの振れ幅を大きくするためには、正電圧と負電圧を使う方が有効である。
たとえば、1Vで0.2mmの振れ幅を持つEAPに、±1Vを印加すれば、それぞれ逆方に曲がり、トータル0.4mmの振れ幅を稼ぐことができる。
しかし、これを、本実施形態のカメラモジュール100に適用した場合、EAPの電極の固定端をモジュールのハウジング110の底面からあらかじめ0.2mm浮かせておく必要があり、モジュールの低背化には不利になる。
可動子(EAP)143は通常両面の電極層間に1V以内の電圧を印加するが、撮像素子130の移動量を大きくする、すなわち、可動子(EAP)143の曲がりの振れ幅を大きくするためには、正電圧と負電圧を使う方が有効である。
たとえば、1Vで0.2mmの振れ幅を持つEAPに、±1Vを印加すれば、それぞれ逆方に曲がり、トータル0.4mmの振れ幅を稼ぐことができる。
しかし、これを、本実施形態のカメラモジュール100に適用した場合、EAPの電極の固定端をモジュールのハウジング110の底面からあらかじめ0.2mm浮かせておく必要があり、モジュールの低背化には不利になる。
そこで、図10に示すように、可動子(EAP)143にあらかじめ反りの癖をつけておく。
これは、EAPを適当な曲率で強制的に曲げ、所定の高温処理をすれば得られる形状である。
これによって、印加電圧がゼロでも、可動子(EAP)143は既に0.2mmの変位を持つ(図10の状態ST1)。
そして、+電圧の印加時(図10の状態ST2の状態)と−電圧印加時(図10の状態ST3)によって、それぞれ+0.2mmおよび−0.2mm、すなわちトータル0.4mmの振れ幅を得ることができる。
−1V印加時には、可動子(EAP)143はモジュールのハウジング110の底部112の内面(底面)112bにフラットに貼りつく形となり、モジュールの低背化に極めて有利となる。
これは、EAPを適当な曲率で強制的に曲げ、所定の高温処理をすれば得られる形状である。
これによって、印加電圧がゼロでも、可動子(EAP)143は既に0.2mmの変位を持つ(図10の状態ST1)。
そして、+電圧の印加時(図10の状態ST2の状態)と−電圧印加時(図10の状態ST3)によって、それぞれ+0.2mmおよび−0.2mm、すなわちトータル0.4mmの振れ幅を得ることができる。
−1V印加時には、可動子(EAP)143はモジュールのハウジング110の底部112の内面(底面)112bにフラットに貼りつく形となり、モジュールの低背化に極めて有利となる。
このように、本実施形態において、可動子(EAPシート)143は、あらかじめ物理的な反りを含んで形成される。
そして、可動子143は、印加電圧ゼロでも、一端部がハウジング110の他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置することも可能である。
そして、可動子143は、印加電圧ゼロでも、一端部がハウジング110の他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置することも可能である。
また、撮像素子(イメージセンサ)を空中に浮かせる弊害として、放熱処理の難しさがある。
昨今の撮像素子は、画素数増大とそれに伴う駆動周波数の増加によって、消費電力が増大し、撮像素子が発する熱をどう逃がすかが課題になっている。
一般のレンズ駆動式AFでは、撮像素子を取り付けた基板を通じて、モジュール底面側に放熱することは可能だが、本実施形態のように、撮像素子が宙に浮いている状態では、放熱がままならない。
この対策として、本実施形態では、図5(D)に示すように、グラファイトシートのような高熱伝導体シート160を、撮像素子130とモジュールのハウジング110の底部112の内面(底面)112bとの間に接続する。
ここに使うグラファイトシートは、わずか数十ミクロンの薄さであり、撮像素子130の動きを阻害することはないが、撮像素子130の熱を高い効率でモジュール底面部側に逃がすことができる。
昨今の撮像素子は、画素数増大とそれに伴う駆動周波数の増加によって、消費電力が増大し、撮像素子が発する熱をどう逃がすかが課題になっている。
一般のレンズ駆動式AFでは、撮像素子を取り付けた基板を通じて、モジュール底面側に放熱することは可能だが、本実施形態のように、撮像素子が宙に浮いている状態では、放熱がままならない。
この対策として、本実施形態では、図5(D)に示すように、グラファイトシートのような高熱伝導体シート160を、撮像素子130とモジュールのハウジング110の底部112の内面(底面)112bとの間に接続する。
ここに使うグラファイトシートは、わずか数十ミクロンの薄さであり、撮像素子130の動きを阻害することはないが、撮像素子130の熱を高い効率でモジュール底面部側に逃がすことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
小型カメラモジュールにおいて、既存のAFアクチュエータでは困難であったイメージセンサ駆動式のAFアクチュエータを実現できる。
これによって、レンズの形状や重さに制約を受けない。たとえば、8.5mm×8.5mmのモジュールサイズに、直径8mmのレンズを付けることも簡単であり、明るいレンズによる高感度化が簡単に実現できる。
また、ガラスレンズやズームレンズなどの重量の大きいレンズも、アクチュエータの推力を気にせずに搭載できる。
さらに、今後、レンズは、ウエハーレベルの製法によって、一般的な丸型ではなく方形のレンズも出てくるが、こういった回転に不向きな形状も問題なく搭載できる。
複数枚のレンズを一体化するためのレンズバレルが不要となるために、コスト面やモジュール形状の小型化にも有利となる。
加えて、軽いイメージセンサを移動させるための推力は、従来よりも相当に低くて済むため、低消費電力に有利である。ごく一般的なモジュールを例にした粗い見積もりでは、移動させる対象の重量が、イメージセンサではレンズの時の約半分となり、必要なエネルギーも半分で済む計算になる。
メリットは、セット側の商品企画にもある。一眼レフのカメラでは、交換レンズが一般的だが、モバイル機器においても、カスタマーがレンズを交換するという新たなコンセプトも可能となる。
小型カメラモジュールにおいて、既存のAFアクチュエータでは困難であったイメージセンサ駆動式のAFアクチュエータを実現できる。
これによって、レンズの形状や重さに制約を受けない。たとえば、8.5mm×8.5mmのモジュールサイズに、直径8mmのレンズを付けることも簡単であり、明るいレンズによる高感度化が簡単に実現できる。
また、ガラスレンズやズームレンズなどの重量の大きいレンズも、アクチュエータの推力を気にせずに搭載できる。
さらに、今後、レンズは、ウエハーレベルの製法によって、一般的な丸型ではなく方形のレンズも出てくるが、こういった回転に不向きな形状も問題なく搭載できる。
複数枚のレンズを一体化するためのレンズバレルが不要となるために、コスト面やモジュール形状の小型化にも有利となる。
加えて、軽いイメージセンサを移動させるための推力は、従来よりも相当に低くて済むため、低消費電力に有利である。ごく一般的なモジュールを例にした粗い見積もりでは、移動させる対象の重量が、イメージセンサではレンズの時の約半分となり、必要なエネルギーも半分で済む計算になる。
メリットは、セット側の商品企画にもある。一眼レフのカメラでは、交換レンズが一般的だが、モバイル機器においても、カスタマーがレンズを交換するという新たなコンセプトも可能となる。
このような効果を有するカメラモジュールは、携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等のカメラモジュール(光学系と撮像素子を含むモジュール)として適用することができる。
<3.カメラ装置の構成例>
図11は、本実施形態に係るカメラモジュールが適用されるカメラ装置の構成の一例を示す図である。
図11は、本実施形態に係るカメラモジュールが適用されるカメラ装置の構成の一例を示す図である。
本カメラ装置200は、図11に示すように、画素領域に入射光を導く(被写体像を結像する)光学系として、たとえば入射光(像光)を撮像素子の撮像面上に結像させるカメラモジュール210を有する。カメラモジュール210として本実施形態に係るカメラモジュール100,100Aが適用される。
さらに、カメラ装置200は、カメラモジュール210のアクチュエータ部を駆動する駆動回路(DRC)220と、カメラモジュール210の撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)230と、を有する。
さらに、カメラ装置200は、カメラモジュール210のアクチュエータ部を駆動する駆動回路(DRC)220と、カメラモジュール210の撮像素子の出力信号を処理する信号処理回路(PRC)230と、を有する。
駆動回路220は、図9の駆動制御系に相当し、カメラモジュール210のアクチュエータ部により撮像素子を光軸方向に往復運動可能に駆動制御するための駆動電圧DRVを生成し、アクチュエータ部に供給する。
駆動回路220は、カメラモジュール210内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号TMGでカメラモジュール210を駆動する。
駆動回路220は、カメラモジュール210内の回路を駆動するスタートパルスやクロックパルスを含む各種のタイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(図示せず)を有し、所定のタイミング信号TMGでカメラモジュール210を駆動する。
また、信号処理回路230は、カメラモジュール210の出力信号に対して所定の信号処理を施す。
信号処理回路230で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路230で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
信号処理回路230で処理された画像信号は、たとえばメモリなどの記録媒体に記録される。記録媒体に記録された画像情報は、プリンタなどによってハードコピーされる。また、信号処理回路230で処理された画像信号を液晶ディスプレイ等からなるモニターに動画として映し出される。
上述したように、デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、カメラモジュール321として、先述したカメラモジュールを搭載することで、外部からの衝撃に強く、経年劣化のおそれが低く、高精度なカメラが実現できる。
なお、本技術は以下のような構成をとることができる。
(1)少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を有し、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラモジュール。
(2)上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(1)記載のカメラモジュール。
(3)上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(1)または(2)記載のカメラモジュール。
(4)上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
上記(1)から(3)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(5)上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
上記(4)記載のカメラモジュール。
(6)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
上記(1)から(5)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(7)上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
上記(6)記載のカメラモジュール。
(8)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
上記(1)から(7)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(9)上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
上記(1)から(8)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(10)被写体象を撮像するカメラモジュールと、
上記カメラモジュールを駆動制御する駆動部と、
上記カメラモジュールによる信号を処理する信号処理部と、を有し、
上記カメラモジュールは、
少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を含み、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、上記駆動部により印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラ装置。
(11)上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(10)記載のカメラ装置。
(12)上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(10)または(11)記載のカメラ装置。
(13)上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
上記(10)から(12)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(14)上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
上記(13)記載のカメラ装置。
(15)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
(10)から(14)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(16)上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
上記(15)記載のカメラ装置。
(17)上記駆動部は、
上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
上記(10)から(16)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(18)上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
上記(10)から(17)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(1)少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を有し、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラモジュール。
(2)上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(1)記載のカメラモジュール。
(3)上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(1)または(2)記載のカメラモジュール。
(4)上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
上記(1)から(3)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(5)上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
上記(4)記載のカメラモジュール。
(6)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
上記(1)から(5)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(7)上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
上記(6)記載のカメラモジュール。
(8)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
上記(1)から(7)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(9)上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
上記(1)から(8)のいずれか一に記載のカメラモジュール。
(10)被写体象を撮像するカメラモジュールと、
上記カメラモジュールを駆動制御する駆動部と、
上記カメラモジュールによる信号を処理する信号処理部と、を有し、
上記カメラモジュールは、
少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を含み、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、上記駆動部により印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラ装置。
(11)上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(10)記載のカメラ装置。
(12)上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
上記(10)または(11)記載のカメラ装置。
(13)上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
上記(10)から(12)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(14)上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
上記(13)記載のカメラ装置。
(15)上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
(10)から(14)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(16)上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
上記(15)記載のカメラ装置。
(17)上記駆動部は、
上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
上記(10)から(16)のいずれか一に記載のカメラ装置。
(18)上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
上記(10)から(17)のいずれか一に記載のカメラ装置。
100,100A・・・カメラモジュール、110・・・ハウジング、120・・・レンズ、130・・・撮象素子、140・・・アクチュエータ部、141・・・可動ジョイント部、142・・・平行リンク機構部、143・・・可動子、143S・・・EAPシート、170・・・高分子アクチュエータ、200・・・カメラシステム、210・・・カメラモジュール、220・・・駆動回路、230・・・信号処理回路。
Claims (18)
- 少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を有し、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラモジュール。 - 上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
請求項1記載のカメラモジュール。 - 上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
請求項1記載のカメラモジュール。 - 上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
請求項1記載のカメラモジュール。 - 上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
請求項4記載のカメラモジュール。 - 上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
請求項1記載のカメラモジュール。 - 上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
請求項6記載のカメラモジュール。 - 上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
請求項1記載のカメラモジュール。 - 上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
請求項1記載のカメラモジュール。 - 被写体象を撮像するカメラモジュールと、
上記カメラモジュールを駆動制御する駆動部と、
上記カメラモジュールによる信号を処理する信号処理部と、を有し、
上記カメラモジュールは、
少なくとも一端部側が開口されたハウジングと、
被写体像を撮像するための撮像素子と、
上記ハウジングに固定され、当該ハウジングの開口を通して被写体像を上記撮像素子に結像するレンズと、
上記撮像素子を上記レンズの光軸方向における第1位置と第2位置間を往復移動させるアクチュエータ部と、を含み、
上記アクチュエータ部は、
上記撮像素子の一端部が固定された、上記往復移動に応じて移動可能な可動ジョイント部と、
一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が固定され、上記撮像素子を上記可動ジョイント部の移動に連動した目標位置に保持する平行リンク機構部と、
一端部が、上記可動ジョイント部と上記平行リンク機構部の一端部との結合領域部に対して変位運動を伝達可能に結合され、上記駆動部により印加される駆動電圧のレベルに応じた変位量をもって変位して上記撮像素子を光軸方向における第1位置と第2位置間を往復運動させる可動子と、を含む
カメラ装置。 - 上記可動子は、
上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側と反対側の他端側に対し、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
請求項10記載のカメラ装置。 - 上記撮像素子は、
支持基板に取り付けられており、当該支持基板の一部が上記可動ジョイント部に固定され、
上記平行リンク機構部は、
間隔をおいて互いに対向するように配置された2つの板ばねにより形成され、当該2つの板ばねの一端部が上記可動ジョイント部に取り付けられ、他端部が上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして反対側に固定され、
上記可動子は、
上記平行リンク機構部より上記ハウジングにおいて上記撮像素子を中心にして上記レンズの配置側とさらに反対側の他端側に対して、他端部が上記電圧を印加するための電極とともに固定されている
請求項10記載のカメラ装置。 - 上記可動子は、
シート状のエレクトロ・アクティブ・ポリマー(EAP)シートにより形成され、
上記EAPは、電極側の他端部側の幅が広く、一端部側の幅が狭く形成されている
請求項10記載のカメラ装置。 - 上記EAPシートは、
あらかじめ物理的な反りを含んで形成され、印加電圧ゼロでも、一端部が上記ハウジングの他端部から離れ、その位置が往復移動の中点として、正電圧を印加した場合と負電圧を印加した場合で、双方向に変位するように配置されている
請求項13記載のカメラ装置。 - 上記撮像素子と上記ハウジングの他端部の間が、放熱機能を有する高熱伝導体シートでブリッジ接続されている
請求項10記載のカメラ装置。 - 上記高熱伝導体シートは、
上記撮像素子の電源グランド配線として共用されている
請求項15記載のカメラ装置。 - 上記駆動部は、
上記撮像素子と上記ハウジングの他端部との間の距離を計測する計測部と、
上記計測部により得られた移動距離情報と上記撮像素子による信号情報によって、前記可動子への印加電圧にフィードバックを掛けて被写体のフォーカシング制御を行う制御部と、を含む
請求項10記載のカメラ装置。 - 上記撮像素子は、
撮像して得られた情報を無線伝送する無線伝送機能を有する
請求項10記載のカメラ装置。
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