JP2013184468A - ヘッド交換治具及びヘッド交換方法 - Google Patents

ヘッド交換治具及びヘッド交換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ヘッドを交換した後のヘッドの位置を高精度に再現する。
【解決手段】ヘッド交換治具200の治具フレーム201には、ヘッドの主走査方向基準面の位置を決める第1位置決め基準である主走査方向位置決め基準と、ヘッドの副走査方向基準面の位置を決める第2位置決め基準である2つの副走査方向位置決め基準203とが設けられ、ヘッドの主走査方向基準面を主走査方向位置決め基準に対して押し付ける第1押し付け手段207と、ヘッドの副走査方向基準面を副走査方向位置決め基準203に対して押し付ける第2押し付け手段208とを有し、第1押し付け手段207と第2押し付け手段208とは、独立して、ヘッドを主走査方向位置決め基準と副走査方向位置決め基準203に押し付けることができる。
【選択図】図5

Description

本発明はヘッド交換治具及びヘッド交換方法に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置、例えばインクジェット記録装置が知られている。
ところで、複数のヘッドを配置したヘッドアレイにおいては、不良が発生したヘッドのみを交換できるようにすることが好ましいが、ヘッド交換を行なうためには、交換前のヘッド位置を交換後に高精度に再現できるようにしなければならない。
そこで、これまでのヘッド交換は、ヘッド交換治具等を用いてヘッドを治具の位置決め基準に突き当てて(基準に押し付けて)位置出しをしたり、ヘッドを治具の位置調整部に突き当て(調整部に押し付け)た後、位置調整部で位置を調整して位置出しをしたりするものであった。
また、特許文献1に開示されているように、記録ヘッドがヘッド保持部材に保持された状態で、ヘッド調整治具をヘッド保持部材に固定し、ヘッド調整治具の付勢部材と記録ヘッドとを当接し、この状態で、ヘッド調整治具をヘッド保持部材に固定し、次に上記の状態を維持した状態で取り外す記録ヘッドをヘッド保持部材から取り外すとともに、新しい記録ヘッドをヘッド保持部材に装着して固定する方法が知られている。
この場合、上記付勢部材は、取り外すヘッドに対して付勢するロック位置と付勢が解除されたアンロック位置とに切り替え可能とし、第一の工程では付勢部材がアンロック位置に位置する時に位置調整治具をヘッド保持部材に仮固定する工程と、その後に付勢部材をロック位置にして、ヘッド移動部材とヘッドが当接した状態で位置調整治具を本固定する工程とを行うことも知られている。
特開2010−173242号公報
ところで、例えば複数ヘッドから構成されるマルチラインヘッドアレイの場合、主走査方向(ノズル配列方向:用紙搬送方向と直交する方向)及び副走査方向(ノズル配列方向と直交する方向:用紙搬送方向)に対してヘッドの位置を決める必要がある。つまり、上述した、押し付けによってヘッドが突き当てられる基準又は調整部(位置決め基準)は、少なくともヘッドの直交する方向で、2か所以上必要となる。
この場合、ヘッドの2方向を同時に位置決め基準に突き当てて位置決めすると、例えば、主走査方向の位置決め基準が先に突き当たった場合、その時点で接触部分の摩擦が急激に増大し、まだ突き当たっていない副走査方向の位置決め基準にヘッドが突き当たらないことがある。
逆に、副走査方向の位置決め基準が先に突き当たった場合も、同様に主走査方向の位置決め基準の突き当てが不確実になる。
そのため、結果的にヘッドを交換した後のヘッドの位置を高精度に再現することができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、交換後のヘッドを正確な位置に位置決め固定できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るヘッド交換治具は、
液滴を吐出する複数のノズルが配列され、前記ノズルとの位置決め基準を有する複数のヘッドがベース部材上に搭載されたヘッドアレイの前記ヘッドを交換するヘッド交換治具であって、
前記ヘッドにおける前記ノズル配列方向の位置を決める第1位置決め基準と、
前記ヘッドにおける前記ノズル配列方向と直交する方向の位置を決める第2位置決め基準と、
前記ヘッドを前記第1位置決め基準に対して押し付ける第1押し付け手段と、
前記ヘッドを前記第2位置決め基準に対して押し付ける第2押し付け手段と、を有し、
前記第1押し付け手段と前記第2押し付け手段とは、独立して、前記ヘッドを前記第1位置決め基準と前記第2位置決め基準に押し付ける
構成とした。
本発明によれば、交換後のヘッドを正確な位置に位置決め固定できる。
本発明に係るヘッド交換治具でヘッド交換を行なうヘッドアレイを有する画像形成装置の一例を示す側面説明図である。 同じく平面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッド交換治具で交換するヘッドの一例を示す外観斜視説明図である。 同ヘッドのノズル面側から見た底面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るヘッド交換治具の斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 同実施形態のヘッド交換治具による押し付け力付与状態の断面説明図である。 図7のA部拡大説明図である。 同じく押し付け力解除状態の断面説明図である。 図9のB部拡大説明図である。 同実施形態に係るヘッド交換治具を使用したヘッド交換方法の説明に供する斜視説明図である。 図11の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図12の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図13の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図14の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図15の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図16の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図17の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図18の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図19の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図20の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 図21の工程に続く工程の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッド交換治具を使用して交換するヘッドの一例を示す斜視説明図である。 同実施形態のヘッド交換治具の斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 同実施形態のヘッド交換治具における主走査方向の位置決め及び位置調整の説明に供する断面説明図である。 同実施形態のヘッド交換治具における副走査方向の位置決め及び傾き方向の位置調整の説明に供するノズル面側からアレイベースを透過して見た底面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係るヘッド交換治具でヘッド交換を行なうヘッドアレイを有する画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同画像形成装置の側面説明図、図2は同じく平面説明図である。併せて、本発明に係るヘッド交換治具で交換するヘッドの一例について図3及び図4を参照して説明する。図3は同ヘッドの外観斜視説明図、図4は同ヘッドのノズル面側(図3の下方向)から見た底面説明図である。
この画像形成装置は、ライン型の記録ヘッドを用いた画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送部4と、搬送部4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字する記録ヘッドを構成するヘッド部5と、印刷終了後又は所要のタイミングでヘッド部5の各記録ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるヘッドメンテナンス装置6と、ヘッドメンテナンス装置6のキャップ部材、ワイパ部材(ブレード手段)を清掃(クリーニング)するワイパ清掃手段であるクリーナ装置7を備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送部4に給紙される。
搬送部4は、搬送駆動ローラ41Aと搬送従動ローラ41Bと、これらのローラ41A、41B間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない吸引穴が形成されており、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41A、搬送従動ローラ41B上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42A、42Bが図示しないガイドに保持されて、自重にてベルト43に当って接触している。
搬送ベルト43は、搬送駆動ローラ41Aが図示しないモータにより回転されることで周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41B、搬送ガイドローラ42A、42Bは搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送部4の上方には、用紙Pに印字する液滴を吐出する複数のヘッドで構成されるヘッド部5が移動可能(ここでは昇降可能)に配置されている。このヘッド部5は、維持回復動作時(メンテナンス時)にはメンテナンス装置6がヘッド部5の下方まで進入してくるスペースを確保する位置まで上昇する。
ヘッド部5は、ヘッド保持部材であるベース部材であるアレイベース52に一列に配列した複数(この例では5個)のヘッド101で構成される4つのヘッド列51A〜51Dを有するヘッドアレイ(記録ヘッド)50を備えている。
ヘッド101は、液滴を吐出する複数のノズルがノズル面に2列配列されている。そして、ヘッド列51A、51Bの各ヘッド101の2つのノズル列の一方でイエロー(Y)の液滴を、他方でマゼンタ(M)の液滴を吐出し、また、ヘッド列51C、51Dの2つのノズル列の一方でシアン(C)の液滴を、他方でブラック(K)の液滴を吐出する。つまり、ヘッド部5は、同じ2色の液滴を吐出する2つのヘッド列51が用紙搬送方向に並べて配置され、2つのヘッド列51で用紙幅相当の1列分のノズル列が構成されている構成としている。ここでは、1列のノズルの配列ピッチを150dpiとしており、したがって1色の形成画像は1ラインあたり150dpiとなる。
なお、各色のライン構成は、上記に限るものではなく、各色の配置は特に限定はない。また、ヘッド部の構成も、この例に限るものではなく、例えば上記ヘッド部を2個並べて1ヘッドに1色のみを割り当て、画像解像度を上記の2倍にした構成などとすることもできる。
また、ヘッド部5には、記録ヘッド50の各ヘッド101にインクをそれぞれ供給する図示しない分岐部材が各色ごとに配列され、分岐部材上流側にはサブタンクが配置され、サブタンクとヘッドとの水頭差によって、ヘッド101のノズル102のメニスカスを保持するのに適切な負圧が形成される。さらに、サブタンク上流側にはインクを貯蔵する交換可能なメインタンクが配置されている。
搬送部4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部45が配置されている。搬送ガイド部45にて搬送された用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
搬送部4の上方でヘッド部5の側方には、ヘッド101のノズル面をメンテナンスするメンテナンス装置6が配置されている。メンテナンス装置6は、ヘッド列51A〜51Dの各ヘッド101に対応してノズル面をキャッピングするキャップ61と、各ヘッド101に対応してノズル面をワイピングするブレード状の図示しないワイパ部材(ワイパブレード)と、1列分のキャップ61内を吸引する図示しない吸引手段などを有している。このメンテナンス装置6は、キャップ61にてヘッド101のノズル面を密閉した状態で吸引手段によって吸引することでノズルから増粘したインクを排出させてヘッド101の吐出性能を回復させる。
なお、メンテナンス装置6の吸引手段63やキャップ61と吸引手段をつなぐ流路、その他圧力室等は、装置本体1の後側板の外側に配置し、チューブ等の経路を使用して接続することもできる。また、維持回復時に吸引に代えて、あるいは吸引とともにヘッド101の上流側から加圧手段によってヘッド101内を加圧する構成とすることもできる。
このメンテナンス装置6は、搬送部4の上方で用紙搬送方向に沿ってスライド移動可能に配置され、ヘッドメンテナンス時にはヘッド部5が上昇した後ヘッド部5の下部に移動し、印字中は図1の位置に退避する。
メンテナンス装置6の上部にはキャップ61及び図示しないワイパブレードに付着した液滴(廃液)を清掃するクリーナ装置7が配置されている。このクリーナ装置7は、図示しないクリーナ移動手段によって用紙搬送面に対して鉛直方向に上下移動可能に配置されている。ヘッド101のメンテナンスが終了したメンテナンス装置6がヘッド部5の側方に退避した状態において、クリーナ装置7が下降移動し、キャップ61及びワイパブレードを清掃する。
ヘッド101は、液滴を吐出する複数のノズル102が配列されたノズル面103を有し、外周面を覆うハウジング部材であるヘッドフレーム104を有している。ここで、ノズル102の配列方向を主走査方向、ノズル102の配列方向と直交する方向を副走査方向と定義する。なお、この「主走査方向」「副走査方向」はあくまでも方向の定義づけとして用いるものであり、ヘッド101が必ずしも両方向に走査する必要はなく、一方向あるいは両方向に対して固定されている構成であってもよい。
ヘッドフレーム104には、ノズル102との位置が正確に出ている主走査方向基準面105及び副走査方向基準面106が形成されている(図3において斜線を施した面)。また、ヘッドフレーム104には、ヘッド101を固定するための固定穴107が4ヶ所設けられ、ヘッド101を搭載するアレイベース(ベース部材)52にネジで固定する。
次に、本発明の第1実施形態に係るヘッド交換治具について図5及び図6を参照して説明する。図5は同ヘッド交換治具の斜視説明図、図6は同じく平面説明図である。
ヘッド交換治具200は、平面で見て略コの字型の治具フレーム201を有している。
治具フレーム201には、図6に示すように、ヘッド101におけるノズル配列方向の主走査方向基準面105の位置を決める第1位置決め基準である主走査方向位置決め基準202と、ヘッド101におけるノズル配列方向と直交する方向の副走査方向基準面106の位置を決める第2位置決め基準である2つの副走査方向位置決め基準203とが設けられている。
また、治具フレーム201には主走査方向位置決め基準202に対向する側面に、スライダ205が上下方向に移動可能に設けられている。また、治具フレーム201には副走査方向位置決め基準203に対向する側面に、スライダ206が上下方向に移動可能に設けられている。これらのスライダ205及びスライダ206は、ピン部材とピン部材が移動可能に嵌り込む長穴によって上下方向に案内される。
そして、スライダ205には、ヘッド101の主走査方向基準面105を主走査方向位置決め基準202に対して押し付ける第1押し付け手段207が取付けられている。また、スライダ206には、ヘッド101の副走査方向基準面106を副走査方向位置決め基準203に対して押し付ける第2押し付け手段208が取付けられている。
これらのスライダ205及びスライダ206は、図5の矢印方向に、それぞれ移動させることができ、第1押し付け手段207と第2押し付け手段208とは、独立して、ヘッド101を主走査方向位置決め基準202と副走査方向位置決め基準203とに押し付けることができる。
また、治具フレーム201には、底部の四隅にヘッド交換治具200を固定するための固定穴209が設けられ、ヘッド交換治具200をアレイベース52にネジで固定することができる。
次に、同実施形態のヘッド交換治具による押し付け力付与状態と押し付け力解除状態について図7ないし図10を参照して説明する。図7は押し付け力付与状態の断面説明図、図8は図7のA部拡大説明図、図9は押し付け力解除状態の断面説明図、図10は図9のB部拡大説明図である。
まず、図7及び図8に示すように、スライダ205を矢印a方向に押し下げることにより、第1押し付け手段207がヘッド101の主走査方向基準面105と反対側の端部111に当って接触することで、第1押し付け手段207の弾性復元力によって、ヘッド101は主走査方向基準面105がヘッド交換治具200の主走査方向位置決め基準202に押し付けられ(突き当り)、ヘッド101の主走査方向の位置が決められる。
そして、図9及び図10に示すように、スライダ205を矢印b方向に押し上げることにより、第1押し付け手段207がヘッド101の主走査方向基準面105と反対側の端部111から離れて、ヘッド101に対する押し付け力が解除される。
なお、アレイベース52には第1押し付け手段207が入り込む穴部52aが設けられている。また、ここでは、図示を省略するが、第2押し付け手段208が入り込む穴部52aも設けられている。
次に、図7に示すように、スライダ206を押し下げることで、第2押し付け手段208によってヘッド101の副走査方向基準面106と反対側の端部に当って接触することで、第2押し付け手段208の弾性復元力によって、ヘッド101は副走査方向基準面106がヘッド交換治具200の副走査方向位置決め基準203に押し付けられ(突き当り)、ヘッド101の位置が決められる。
そして、図9に示すように、スライダ206を押し上げることにより、第2押し付け手段208がヘッド101の副走査方向基準面106と反対側の端部から離れて、ヘッド101に対する押し付け力が解除される。
ここで、第1押し付け手段207による押し付け力は、第2押し付け手段208の押し付け力よりも小さく設定している。具体的には、第1、第2押し付け手段207、208はばね部材で形成し、板厚は同じにして、幅を異ならせることで、押し付け力に大小関係を持たせている。
このように、直交する主走査方向位置決め基準202、副走査方向位置決め基準203に対して、ヘッド101を押し付ける第1押し付け手段207と第2押し付け手段208とを独立して備えていることで、押し付け力の付与及び押し付け力の解除を、第1押し付け手段207と第2押し付け手段208とで別々に行なうことができる。
そして、第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力が第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力よりも小さく設定されている。
そこで、初めに押し付け力の小さい第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力を付与して主走査方向位置決め基準202にヘッド101の主走査方向基準面を確実に突き当てることができる。
このとき、第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力は付与されていないので、主走査方向に移動するヘッド101を妨げる直交方向の摩擦力による引っ掛かり等が発生しない。
その後、押し付け力の大きい第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力を付与してヘッド101を副走査方向位置決め基準203に確実に突き当てることができる。
このとき、第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力が付与されているが、第2押し付け手段208による押し付け力の方が大きいので、主走査方向の押し付け力で発生するヘッド移動方向の摩擦力よりも大きな押し付け力で押し付けることができ、引っ掛かり等のない確実な突き当てを行なうことができる。
つまり、位置決め基準に対して、ヘッド101の位置決め基準面が確実に突き当たることで、交換するヘッドを正確に位置決めして固定することができる。
次に、同実施形態に係るヘッド交換治具を使用したヘッド交換方法について図11ないし図12を参照して説明する。図11ないし図12は同ヘッド交換方法の説明に供する斜視説明図である。
まず、図11に示すように、交換対象となる既存のヘッド101(以下、これを「ヘッド101A」と表記する。)は、アレイベース52に4本のネジ120で固定されている。
そこで、図12に示すように、ヘッド101Aに対して、スライダ205、206を矢印方向に移動させて、第1押し付け手段207及び第2押し付け手段208を押し付け力解除状態にしたヘッド交換治具200を、ヘッド101Aの上方よりアレイベース52上にセットする。
次いで、図13に示すように、ヘッド交換治具200の底部の四隅に設けた固定穴209にネジ220を通してアレイベース52に設けたネジ穴52bにねじ込んで、ヘッド交換治具200をアレイベース52に仮止めする。仮止めとは、ヘッド交換治具200がアレイベース52に対して水平方向に固定穴209のガタ分だけ移動可能な状態をいう。
次いで、図14に示すように、ヘッド交換治具200のスライダ205を押し下げて第1押し付け手段207でヘッド101Aを主走査方向に押し、ヘッド101Aの主走査方向基準202をヘッド交換治具200の主走査方向位置決め基準207に突き当てる。これにより、ヘッド101Aによってヘッド交換治具200の主走査方向位置が位置決めされる。
このとき、前述したように、第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力を第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力よりも小さく設定されている。そこで、押し付け力の小さい第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力を単独で付与して主走査方向位置決め基準202にヘッド101Aの主走査方向基準面を確実に突き当てる。
これにより、引っかかりにより突き当たらないなどの不具合なく確実に突き当てを行うことができる。つまり、第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力が付与されていないので、副走査方向位置決め基準に対してヘッドフレーム104が押し付けられてヘッド交換治具200が主走査方向に移動しない等の不具合が発生しない。
次に、図15に示すように、ヘッド交換治具200のスライダ206を押し下げて第2押し付け手段208でヘッド101Aを副走査方向に押し、ヘッド101Aの副走査方向基準202をヘッド交換治具200の副走査方向位置決め基準208に突き当てる。これにより、ヘッド101Aによってヘッド交換治具200の副走査方向位置が位置決めされる。
このとき、前述したように、第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力が第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力よりも大きく設定されている。そこで、主走査方向の位置決め基準207に対する突き当てを確実に行った後、主走査方向の押し付け力よりも大きな押し付け力で副走査方向に押し付けることで、ひっかかり等のない確実な突き当てがされて正確な副走査方向の位置決めが可能となる。
以上のようにして、ヘッド交換治具200は交換前ヘッド101Aに対して主走査方向及び副走査方向で正確に位置決めされるので、この状態で仮止めしていた4本のネジ220を本締めして、ヘッド交換治具200をアレイベース52に対して完全に固定する。
次に、図16に示すように、交換前ヘッド101Aをアレイベース52に固定しているネジ120を4か所はずして、ヘッド101Aを上方に取り外す。
そして、図17に示すように、ヘッド交換治具200のスライダ205、206を上方に押し上げて、第1押し付け手段207及び第2押し付け手段208を押し付け力解除状態の位置にする。
なお、押し付け力解除状態にするのは、ヘッド101Aを取り外す前のヘッド交換治具200をアレイベース52に完全に固定した後でもよく、要するに、新しいヘッドをセットする前に解除状態にあればよい。
次に、図18に示すように、新しいヘッド101(これを「ヘッド101B」と表記する。)をアレイベース52上に配置し、図19に示すようにネジ120で仮止めする。仮止めとは、ヘッド101Bが固定されるアレイベース52に対して、ヘッド101Bの固定用の穴109とネジ120とのガタ分、ヘッド101Bが水平方向に移動が可能な状態で止めることをいう。
次いで、図20に示すように、ヘッド交換治具200のスライダ205を押し下げて第1押し付け手段207でヘッド101Bを主走査方向に押し、ヘッド101Bの主走査方向基準面105をヘッド交換治具200の主走査方向位置決め基準202に突き当てる。これにより、ヘッド101Bの主走査方向位置が位置決めされる。
このとき、前述したように、第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力を第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力よりも小さく設定されている。そこで、押し付け力の小さい第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力を単独で付与して主走査方向位置決め基準202にヘッド101Bの主走査方向基準面105を確実に突き当てる。
これにより、引っかかりにより突き当たらないなどの不具合なく確実に突き当てを行うことができる。つまり、第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力が付与されていないので、副走査方向位置決め基準208に対してヘッドフレーム104が押し付けられてヘッド101Bが主走査方向に移動しない等の不具合が発生せず、突き当てを確実に行うことができる。
次に、図21に示すように、ヘッド交換治具200のスライダ206を押し下げて第2押し付け手段208でヘッド101Bを副走査方向に押し、ヘッド101Bの副走査方向基準面106をヘッド交換治具200の副走査方向位置決め基準203に突き当てる。これにより、ヘッド101Bの副走査方向位置が位置決めされる。
このとき、前述したように、第2押し付け手段208による副走査方向の押し付け力が第1押し付け手段207による主走査方向の押し付け力よりも大きく設定されている。そこで、主走査方向の位置決め基準207に対する突き当てを確実に行った後、主走査方向の押し付け力よりも大きな押し付け力で副走査方向に押し付けることで、ひっかかり等のない確実な突き当てがされて正確な副走査方向の位置決めが可能となる。
以上のようにして、新しいヘッド101Bは、ヘッド交換治具200の主走査方向位置決め基準202及び副走査方向位置決め基準203に対して位置決めされる。
そこで、第1押し付け手段207と第2押し付け手段208とでヘッド101Bをヘッド交換治具200Bに押し付けた状態でヘッド101Bを仮止めしていた4本のネジ120を本締めして、ヘッド101Bをアレイベース52に完全に固定する。
このとき、ヘッド交換治具200は、交換前ヘッド101Aに対して主走査方向位置決め基準202と主走査方向基準面105との突き当て、副走査方向位置決め基準203と副走査方向基準面106との突き当てで位置決めされた状態でアレイベース52に固定されているので、新しく交換したヘッド101Bは交換前ヘッド101Aと同じ位置に位置決め固定され、位置決め精度が再現される。
その後、図22に示すように、ヘッド交換治具200をアレイベース52に固定していたネジ220を4か所はずして、ヘッド交換治具200をアレイベース52から上方に取り外す。
以上により、ヘッド交換作業が完了する。
次に、本発明の第2実施形態に係るヘッド交換治具を使用して交換するヘッドの一例について図23を参照して説明する。図23は同ヘッドの外観斜視説明図である。
本実施形態のヘッド101のヘッドフレーム104にも、ノズル102との位置が正確に出ている主走査方向基準面105及び副走査方向基準面106a、106bが形成されている。
ここで、主走査方向基準面105は、副走査方向の一方の側面側で、長手方向のほぼ中央部に、ノズル配列方向と直交する方向に形成されている。また、副走査方向基準面106a、106bは、副走査方向の一方の側面で、長手方向の両端側にそれぞれ形成されている。
また、ヘッドフレーム104には、ヘッド101を固定するための固定穴107が2ヶ所設けられ、ヘッド101を搭載するアレイベース(ベース部材)52にネジで固定する。
本実施形態では、ヘッド101の水平面内での回転方向の傾きを「傾き」とする。
次に、本実施形態のヘッド交換治具について図24及び図25を参照して説明する。図24は同ヘッド交換治具の斜視説明図、図25は同じく平面説明図である。図24では治具フレームの一部を透過状態で示している。
ヘッド交換治具300は、略箱形状の治具フレーム301を有している。
治具フレーム301には、図25に示すように、ヘッド101におけるノズル配列方向の端面である主走査方向基準面105の位置を決める第1位置決め基準となる主走査方向位置調整部302と、ヘッド101におけるノズル配列方向と直交する方向の副走査方向基準面106の位置を決める第2位置決め基準である副走査方向位置決め基準303と副走査方向位置調整部313とが設けられている。
また、治具フレーム301には主走査方向位置調整部302を設けた側面と交差し、ヘッド101のノズル配列方向の端面に対向する側面に、スライダ305が上下方向に移動可能に設けられている。また、治具フレーム301には副走査方向位置決め基準303及び副走査方向位置調整部313に対向する側面に、スライダ306が上下方向に移動可能に設けられている。これらのスライダ305及びスライダ306は、ピン部材とピン部材が移動可能に嵌り込む長穴によって上下方向に案内される。
そして、スライダ305には、ヘッド101の主走査方向基準面105を主走査方向位置調整部302に対して押し付ける第1押し付け手段307が取付けられている。また、スライダ306には、ヘッド101の副走査方向基準面106を副走査方向位置決め基準203及び副走査方向位置調整部313に対して押し付ける第2押し付け手段308が取付けられている。
これらのスライダ305及びスライダ306は独立して移動させることができ、第1押し付け手段307と第2押し付け手段308とは、独立して、ヘッド101を主走査方向位置調整部302と、副走査方向位置決め基準303及び副走査方向位置調整部313とに押し付けることができる。
また、治具フレーム301には、底部の4箇所にヘッド交換治具300を固定するための固定穴309が設けられ、ヘッド交換治具300をアレイベース52にネジで固定することができる。
次に、同実施形態のヘッド交換治具における主走査方向の位置決め及び位置調整について図26を参照して説明する。図26は同説明に供する断面説明図である。
まず、スライダ305を押し下げることで、第1押し付け手段307がヘッド101の主走査方向の端部に接触して、ヘッド101に押し付け力が付与され、ヘッド101の主走査方向基準面105がヘッド交換治具300の主走査方向位置調整部302に突き当たる。
ここで、主走査方向位置調整部302は、テーパーピン方式を採用しており、ヘッド101の主走査方向基準面105が突き当たるテーパー部321を有するテーパーピン322を有し、テーパーピン322の上部にはネジ部323が形成されて治具フレーム301に回転可能に取り付けられ、最上部に設けられた回転部324を回転することで、治具フレーム301に対して上下動させることができる。
これにより、テーパーピン322を上下動させることで、テーパー部321と突き当たっているヘッド101の主走査方向基準面105の位置を主走査方向(図では左右方向)で調整することができる。つまり、主走査方向位置調整部302でヘッド101の主走査方向の位置調整を行うことができる。
次に、同実施形態のヘッド交換治具における副走査方向の位置決め及び傾き方向の位置調整について図27も参照して説明する。図27は同説明に供するノズル面側からアレイベースを透過して見た底面説明図である。
まず、スライダ306を押し下げることで、第2押し付け手段308がヘッド101の副走査方向の端部に接触して、ヘッド101に押し付け力が付与され、ヘッド101の一方の副走査方向基準面106aがヘッド交換治具300の副走査方向位置決め基準303に突き当たる。
一方、副走査方向位置調整部313は、上記主走査方向位置調整部302と同様に、テーパーピン方式を採用しており、前述した図26に示すように、ヘッド101の他方の副走査方向基準面106bが突き当たるテーパー部331を有するテーパーピン332を有し、テーパーピン332の上部にはネジ部333が形成されて治具フレーム301に回転可能に取り付けられ、最上部に設けられた回転部334を回転することで、治具フレーム301に対して上下動させることができる。
これにより、テーパーピン332を上下動させることで、テーパー部331と突き当たっているヘッド101の副走査方向基準面106bの位置を調整することができ、副走査方向位置調整部313によって、ヘッド101を一方の副走査方向基準106aに対して水平方向で回転させることができるので、ヘッド101の傾きを調整できる。
つまり、交換されるヘッド101の副走査方向位置は、副走査位置決め基準303により位置決めされ、副走査方向位置調整部313によりヘッド101の傾きを調整することができる。
本実施形態に係るヘッド交換治具300を使用して行うヘッド交換方法の工程は、前記第1実施形態に係るヘッド交換治具200を使用して行うヘッド交換方法と同じ工程になる。
つまり、主走査方向位置調整部302及び副走査方向位置調整部313のテーパー部321、331をニュートラル(テーパーピン322、332の調整範囲の中心位置)にして、交換前のヘッドに対してヘッド交換治具300を位置決めして固定する。なお、このとき、押し付け力を付与する順序は前記第1実施形態で説明したと同様である。
そして、交換前ヘッドを取り外し、押し付け力を解除し、新しいヘッドを位置決めされたヘッド交換治具300にセットして仮止めし、前記第1実施形態と同様に、主走査方向の押し付け力を付与し、次いで副走査方向の押し付け力を付与し、ヘッドを位置決めする。
その後、本実施形態では、ヘッドを突き当てて位置決めした段階で画像を出力し、画像に黒筋や白筋等の不具合があり、さらにヘッド位置を微妙に調整が必要になった場合には、ヘッド交換治具300の主走査方向位置調整部302と副走査方向位置調整部313によって、新しく交換したヘッドの主走査方向位置と傾きを調整する。
つまり、ヘッドの位置決め基準面とノズルの位置が正確に位置合わせされていても、「0」ではなく、実際上は、あるバラツキを持って位置合わせされている。そのため、交換前ヘッドと交換後ヘッドのバラツキ分、ヘッドの狙いの搭載位置に対して位置ズレが発生することがあり、また、ヘッドから吐出される液滴もノズル面に対して直角とは限らず傾いて吐出される吐出曲がりという現象が生じることもある。その結果、正確にヘッドを狙いの位置に搭載しても、隣り合うヘッド間の画像のつなぎ部に、前述したような筋が発生することがあり、これを解消するために、位置調整を行えるようにしている。
本実施形態では、新しく交換したヘッドの主走査方向位置は主走査方向位置調整部302、傾きは副走査方向位置調整部313で調整できるが、副走査方向位置はヘッド交換治具300の副走査方向位置決め基準303により突き当てで位置決めされているので、調整はできない。しかし、これについては、滴吐出タイミングを補正することで対応することが可能である。
第1実施形態、第2実施形態に記載のヘッド交換治具を用い、ヘッド交換を行なうことにより、ベース部材に多くの高精度な位置決め基準を設ける必要がなくなる。すなわち、10個のヘッドを搭載するならば、通常1つのヘッドあたり主走査方向、副走査方向の基準が必要になるため、少なくとも20箇所の基準部材がベース部材上に必要となる。しかし、これらの実施形態では2ないし3箇所の高精度の位置決め基準が設けられた交換治具があれば全てのヘッドの交換の実施が可能となる。
ヘッド交換作業における作業効率という点では、多数の基準をベース部材に設けた方が好ましいが、実際のヘッド交換は不良ヘッドの交換のために行なうことがほとんどであり、1ヘッド単位で交換されることが多いことから、作業効率の低下もそれほど大きな問題とはならない。また、1ヘッド交換ならではの他のヘッドとのマッチングの困難さも第2実施形態であれば最適の状態に調整することが可能となる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
4 搬送部
5 ヘッド部
52 アレイベース(ベース部材)
101 ヘッド
105 主走査方向基準面
106、106a、106b 副走査方向基準面
200、300 ヘッド交換治具
201、301 治具フレーム
202 主走査方向位置決め基準
203 副走査方向位置決め基準
205、206 スライダ
207、307 第1押し付け手段
208、308 第2押し付け手段
302 主走査方向調整部
303 副走査方向位置決め基準
313 副走査方向調整部

Claims (4)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが配列され、前記ノズルとの位置決め基準を有する複数のヘッドがベース部材上に搭載されたヘッドアレイの前記ヘッドを交換するヘッド交換治具であって、
    前記ヘッドにおける前記ノズル配列方向の位置を決める第1位置決め基準と、
    前記ヘッドにおける前記ノズル配列方向と直交する方向の位置を決める第2位置決め基準と、
    前記ヘッドを前記第1位置決め基準に対して押し付ける第1押し付け手段と、
    前記ヘッドを前記第2位置決め基準に対して押し付ける第2押し付け手段と、を有し、
    前記第1押し付け手段と前記第2押し付け手段とは、独立して、前記ヘッドを前記第1位置決め基準と前記第2位置決め基準に押し付ける
    ことを特徴とするヘッド交換治具。
  2. 前記第1押し付け手段の押し付け力と前記第2押し付け手段の押し付け力が異なり、
    前記第1押し付け手段の押し付け力が前記第2押し付け手段の押し付け力よりも小さい
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッド交換治具。
  3. 前記第1位置決め基準及び前記第2位置決め基準の少なくともいずれかの位置決め基準の位置を調整する調整手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘッド交換治具。
  4. 請求項2に記載のヘッド交換治具を使用してヘッド交換を行うヘッド交換方法であって、
    前記ヘッド交換治具の前記第1押し付け手段及び前記第2押し付け手段による押し付け力を解除した状態で、前記ヘッド交換治具を、前記ベース部材に仮に固定する工程と、
    前記押し付け力が小さい前記第1押し付け手段で前記ヘッドを第1位置決め基準に押し付けた後、前記押し付け力が大きい前記第2押し付け手段で前記ヘッドを第2位置決め基準に押し付けて、前記ヘッド交換治具を前記ベース部材に固定する工程と、
    前記第1押し付け手段及び前記第2押し付け手段の押し付け力を解除して、前記ヘッドを取り替える工程と、
    前記第1押し付け手段で交換後の前記ヘッドを前記第1位置決め基準に押し付けた後、前記第2押し付け手段で交換後の前記ヘッドを前記第2位置決め基準に押し付け、交換後の前記ヘッドを前記ベース部材に固定する工程と、を行う
    ことを特徴とするヘッド交換方法。
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