JP5381064B2 - ヘッドアレイユニットの製造方法、画像形成装置 - Google Patents

ヘッドアレイユニットの製造方法、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、ヘッドアレイユニットの製造方法、画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体にインクを着弾させて画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用いる。また、「用紙」とは、材質を紙に限定するものではなく、上述したOHPシート、布なども含み、インク滴が付着されるものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含むものの総称として用いる。
ライン型画像形成装置で使用する用紙幅相当分のノズル列長さを有するフルライン型ヘッドや用紙幅の半分相当分のノズル列長さを有する長尺ヘッド(両者を併せて単に「長尺ヘッド」という。)としては、複数の短尺ヘッドを用紙幅方向に複数個並べて配列した(アレイ化した)ものが知られている。
例えば、特許文献1には機能液滴吐出ヘッドを、これに固定したヘッド保持部材を介してヘッドプレートに位置調整自在に取り付けたヘッドユニットが記載されている。
特開2007−136254号公報
特許文献2には部品と該部品が組み付けられる部品支持体との間に中間保持部材を配置し、該部品と該中間保持部材、及び、該部品支持体と該中間保持部材との間の略鉛直な第1の接着界面と略水平な第2の接着界面に液状の接着剤を塗布して、該部品と該部品支持体とを該中間保持部材を介して接着固定することが記載されている。
特許第3552522号公報
特許文献3には複数個のインクジェットヘッドをアジャスタプレートに対してアジャスタプレートの基準穴に対して位置調整して固定し、アジャスタプレートの基準穴とプレートの基準ピンと嵌合させて固定することが記載されている。
国際公開WO04/022344号
特許文献4には複数のヘッド部を1つのサブキャリッジ上に精度よく配置し長尺ヘッドとするためにヘッド部画像取得手段、ヘッド部位置調整手段、サブキャリッジ移動手段を用いて、サブキャリッジ上のヘッドを位置調整して組み付けることが記載されている。
特開2001−162892号公報
上述したように1つのヘッドでフルラインヘッドを形成することは歩留まりなどの理由から困難であるため、複数のヘッドを並べて配列したもの(これを「ヘッドアレイユニット」という。)を用いること行われている。このようなヘッドアレイユニットにあっては、複数のヘッドを、複数のヘッドを配列して固定する部材である配列部材に対し、高精度に位置決めして固定しなければならない。
しかしながら、特許文献4に記載のように複数のヘッドを配列する配列部材に対して光学位置で位置調整しながら固定するのでは、組み立て設備が大型化し、高精度の位置決めが難しいという課題がある。
また、特許文献3に記載のようにヘッドを中間位置決め部材(アジャスタプレート)に位置調整して固定し、中間位置決め部材の基準穴を配列部材(プレート)に設けた基準ピンに嵌合して位置決めする構成では、配列部材に高精度に多数の基準ピンを設けなければならず、配列部材の構成が複雑化するとともにヘッドのコストが極めて高くなるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で複数のヘッドを配列部材に対して精度良く位置決め固定できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るヘッドアレイユニットの製造方法は、
液滴を吐出するヘッドをヘッド保持部材に位置決め固定してヘッドユニットとする工程と、
複数個の前記ヘッドユニットを、前記ヘッドの長手方向に沿う方向に、並べて固定する配列部材に設けられた配列基準穴内に、前記ヘッドユニットの前記配列部材に対する位置を決める治具に設けられた配列基準ピンを嵌め込んで、前記治具に対して前記配列部材を位置決めし、
前記配列部材に設けられた開口部内に、前記治具の位置決めピンを挿通して、前記配列部材の表面上に突出させる工程と、
複数個の前記ヘッドユニットの前記ヘッド保持部材に形成された配列用位置決め基準穴を前記治具の位置決めピンに嵌め込む工程と、
複数個の前記ヘッドユニットを前記配列部材に固定する工程と、
前記治具を前記配列部材から取り外す工程と
を順次行い、
前記ヘッド保持部材には、2つの前記配列用位置決め基準穴が設けられ、
一方の前記配列用位置決め基準穴は前記ヘッド保持部材の端部に形成された切り欠き形状であり、この切り欠き形状は、前記複数個の前記ヘッドユニットの並び方向を前記ヘッドユニットの配列方向とするとき、前記ヘッドユニットの配列方向における長さが配列方向と直交する方向の長さよりも長い形状である
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で複数のヘッドを配列部材に対して精度良く位置決め固定できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を説明する概略構成図、図2は同装置の平面説明図である。
この画像形成装置はライン型画像形成装置であり、装置本体1と、用紙Pを積載し給紙する給紙トレイ2と、印刷された用紙Pを排紙積載する排紙トレイ3と、用紙Pを給紙トレイ2から排紙トレイ3まで搬送する搬送ユニット4と、搬送ユニット4によって搬送される用紙Pに液滴を吐出し印字するヘッドアレイユニット5と、印刷終了後又は所要のタイミングでヘッドアレイユニット5の各ヘッドの維持回復を行う維持回復機構であるクリーニング装置6とを備えている。
装置本体1は、図示しない前後側板及びステーなどで構成されており、給紙トレイ2上に積載されている用紙Pは、分離ローラ21及び給紙ローラ22によって1枚ずつ搬送ユニット4に給紙される。
搬送ユニット4は、搬送駆動ローラ41aと搬送従動ローラ41bと、これらのローラ41a、41b間に掛け回された無端状の搬送ベルト43とを備えている。この搬送ベルト43の表面には複数の図示しない穴が形成されており、搬送ベルト43の下部には用紙Pを吸引する吸引ファン44が配置されている。また、搬送駆動ローラ41a、搬送従動ローラ41b上部には、それぞれ搬送ガイドローラ42a、42bが図示しないガイドに保持されて、自重にてベルト43に当接している。
搬送駆動ローラ41aは図示しないモータにより回転されることで搬送ベルト43が周回移動し、用紙Pは搬送ベルト43上に吸引ファン44により吸い付けられ、搬送ベルト43の周回移動によって搬送される。なお、搬送従動ローラ41b、搬送ガイドローラ42a、42bは搬送ベルト43に従動して回転する。
搬送ユニット4の上部には用紙Pに印字する液滴を吐出するヘッドアレイユニットで構成されるヘッドアレイユニット5が矢示A方向に移動可能に配置されている。また、このヘッドアレイユニット5は、維持回復動作時(クリーニング時)にはクリーニング装置6上方までスライド移動する。
ヘッドアレイユニット5は、1列当たり、液滴を吐出する5個のヘッドユニット51を用紙のほぼ全幅にわたって配列部材(保持部材)100に配列して固定配置したヘッドアレイユニットである。用紙搬送方向上流側から、第1列(a列ともいう。)はヘッドユニット51a1、51a2、51a3、51a4、51a5、第2列(b列ともいう。)はヘッドユニット51b1、51b2、51b3、51b4、51b5、第3列(c列ともいう。)はヘッドユニット51c1、51c2、51c3、51c4、51c5、第4列(d列ともいう。)はヘッドユニット51d1、51d2、51d3、51d4、51d5でそれぞれ構成されている。なお、各列のヘッドユニットを総称する場合には、例えばa列のヘッドユニット51は「ヘッドユニット51a」というように表記する。
そして、第1列ないし第4列の各ヘッドユニット51a〜51dはそれぞれ千鳥状に配置している。また、各ヘッドユニット51は複数のノズルを配列したノズル列を2列有しており、第1列のヘッドユニット51aと第2列ヘッドユニット51bの各ヘッドユニット51の一方のノズル列でイエロー(Y)、他方のノズル列でマゼンタ(M)の各色の液滴を吐出させ、第2列のヘッドユニット51cと第2列ヘッドユニット51cの各ヘッドユニット51の一方のノズル列でシアン(C)、他方のノズル列でブラック(K)の各色の液滴を吐出させるようにして、千鳥配置とすることで1ライン分の画像を形成できるようにしている。
なお、ヘッド部の構成は、これらの例に限るものではなく、ヘッドアレイユニット5を2つ配置して、各ヘッドユニット51の2つのノズル列でそれぞれ1色のインク滴を吐出する構成として、画像解像度を上述した例の2倍にすることもできる。
このヘッドアレイユニット5は、各ヘッドユニット51の上方に、各ヘッドユニット51に所要の色のインクを供給する分配器であるディストリビュータ52a〜52dが配置され、ディストリビュータ52とヘッドユニット51間は供給チューブ53にて接続されている。ディストリビュータ52の上流側にはサブタンク54が配置され、水頭差によりインクがヘッドユニット51のヘッドに供給される。さらに、サブタンク54の上流側には図示しないインクメインタンクが配置され、いずれも供給チューブを介してインクが供給される。
搬送ユニット4の下流側には用紙Pを排紙トレイ3に排紙する搬送ガイド部7が設けられている。搬送ガイド部7にて案内されて搬送される用紙Pは排紙トレイ3に排紙される。排紙トレイ3は、用紙Pの幅方向を規制する対のサイドフェンス31と用紙Pの先端を規制するエンドフェンス32を備えている。
維持回復機構(クリーニング装置)6は、ヘッドアレイユニット5の第1ないし第4列の各ヘッドユニット51に対応して、第1列ないし第4列に、それぞれ5個のクリーニング手段61a1〜61a5、61b1〜61b5、61c1〜61c5、61d1〜61d5が千鳥状に配置されている。なお、クリーニング装置6の各部の表記についてもヘッドアレイユニット5の場合と同様とする。
それぞれのクリーニング手段61の下部にはヘッドユニット51のヘッドからインクを吸引するための吸引ポンプ62(62a、62b、62c、62d)が配置されている。
また、この画像形成装置においては、印刷終了後、液滴を吐出するヘッドユニット51のヘッドをクリーニング手段61でキャッピングした状態でノズルからインクを吸引する場合、あるいは、ヘッドユニット51のヘッドのノズル面に付着したインクをクリーニング手段61で清掃する場合は、印刷停止後、搬送ユニット4全体が搬送従動ローラ41bを支点に図1で矢印B方向に回動し、ヘッドアレイユニット5との間の空間を画像形成時よりも大きくすることで、ヘッドアレイユニット5の移動スペースを確保するようにしている。このとき、クリーニング装置6上部に配置されている搬送ガイド部7も支点71にて矢印C方向上方に回動され、クリーニング装置6の上方が開放される。
そして、搬送ユニット4と搬送ガイド部7がそれぞれ解放(解除)された後に、ヘッドアレイユニット5が用紙通紙方向(矢示A方向)に移動し、クリーニング装置6上方で停止され、クリーニング手段61が上昇して各ヘッドユニット51のヘッドのクリーニング動作(維持回復動作)に移行する。
次に、ヘッドアレイユニット5を構成する本発明に係るヘッドアレイユニットについて図3ないし図8を参照して説明する。なお、図3はヘッドアレイユニットの平面説明図、図4はヘッドユニットの平面説明図、図5は同ヘッドユニットの正面説明図、図6は配列部材の平面説明図、図7は図6のX1−X1線に沿う断面説明図、図8は同配列部材の要部拡大平面説明図である。
ヘッドアレイユニット5は、図3に示すように、液滴を吐出するヘッド151がヘッド保持部材152に位置決め固定されたヘッドユニット51が、1列(配列方向は用紙幅方向とする。)当たり5個ずつ、配列部材100上に並べて配列されて締結具101、101で固定されている。
1つのヘッドユニット51は、図4及び図5に示すように、ヘッド151をヘッド保持部材(中間部材あるいはアタッチメントなどともいう。)152に光学的位置決めなどの方法で高精度に位置決めされ、3箇所が締結具153で締結固定されている。ヘッド保持部材152には、ヘッドユニット51を配列部材100上に配列するときの配列用位置決め穴である主基準穴155及び従基準穴156が設けられるとともに、ヘッドユニット51を配列部材100に固定する締結具101を貫通する貫通穴157、157が設けられている。なお、従基準穴156は切り欠き形状としているが、長穴などでもよい。
配列部材100は、図6ないし図8に示すように、ヘッドユニット51のヘッド151が嵌め込まれる貫通した嵌め込み穴111が配置個数分形成されている。そして、各嵌め込み穴111のヘッドユニット配列方向の一方側にはヘッドユニット151の位置決め基準穴155に対応して基準穴155よりも大きな開口部112が形成され、また他方側にはヘッドユニット151の位置決め基準穴156に対応して開口部113が形成されている。また、各嵌め込み穴111のヘッドユニット配列方向と直交する方向(用紙搬送方向になる。)の両側には、締結具101を螺着するネジ穴114、114が形成されている。さらに、配列部材100のヘッドユニット配列方向両端側には後述する治具を位置決めするための配列主基準穴121及び従基準穴122が形成され、配列主基準穴121を基準として各開口部112は配置されている。
このように、液滴を吐出する複数のヘッドがヘッド保持部材に位置決め固定されたヘッドユニットが、複数個並べて配列部材に配列されて固定され、ヘッドユニットのヘッド保持部材には配列用位置決め基準穴が設けられ、配列部材にはヘッドユニットの位置決め基準穴に対応して基準穴よりも大きな開口部が形成されているので、配列部材の開口部を介して治具に設けられた基準ピンとヘッドユニットの位置決め基準穴とを嵌合させてヘッドユニットを配列部材に位置決め固定することができるようになり、配列部材に基準ピンを設ける必要がなくなり、簡単な構成で複数のヘッドを配列部材に対して精度良く位置決め固定できるようになる。
そして、このようなヘッドアレイユニットを備えることで、各ヘッドが高精度に位置決めされているので、高画質画像を高速で形成することができる。
次に、ヘッドアレイユニットの製造に用いる治具について図9及び図10を参照して説明する。なお、図9は同治具の平面説明図、図10は図9のX2−X2線に沿う断面説明図である。
治具200は、ヘッドユニット51のヘッド保持部材152に形成された配列用位置決め基準穴155、156を嵌合させる基準ピン201、201の対が配置するヘッドユニット数分設けられている。この基準ピン201は配列部材100の開口部112、113を貫通してヘッドユニット51の配列用位置決め基準穴155、156に嵌り込み長さ(治具200の表面からの突出量)としている。なお、基準ピン201、201間に、ヘッドユニット51の位置決め時にヘッド51を逃げるための凹部202が形成されている。
また、治具200には配列部材100の配列主基準穴121に嵌合する配列主基準ピン211、配列従基準穴122に対応する配列従基準ピン212が設けられて、配列部材1005と治具200との位置決めをも行えるようにしている。なお、治具200には脚部230が備えられている。
次に、この治具200を用いたヘッドアレイユニット5の製造工程について図11ないし図14をも参照して説明する。なお、図11は治具上の配列部材を装着して1つのヘッドユニットを実装するときの平面説明図、図12は図11のX3−X3線に沿う断面説明図、図13は治具と配列部材との嵌合部分の要部拡大断面説明図、図14はヘッドユニット装着部分の要部拡大断面説明図である。
まず、前述した図4及び図5で説明したように、液滴を吐出するヘッド151をヘッド保持部材152に光学的位置決めなどの方法で高精度に位置決めし、締結具153でヘッド151とヘッド保持部材152とを締結固定してヘッドユニット51を構成する。
次に、図11及び図12に示すように、治具200上に配列部材100を配置する。このとき、治具200の配列主基準ピン211に配列部材100の配列主基準穴121を嵌合し(図13)、治具200の配列従基準ピン212に配列部材100の配列従基準穴122を嵌め込むことによって、治具200に対して配列部材100が位置決めされる。これにより、治具200の基準ピン201が配列部材100の開口部112及び開口部113との位置合わせが行われ、確実に、基準ピン201が開口部112、113内に挿通されて配列部材100の表面上に突出する(図14)。
図13に示すように、開口部112の内径は基準ピン201の外径よりも大きく、若干の余裕を有する。従って、開口部112の中心と基準ピン201の中心とが若干ずれていても、開口部112の大きさによってそのずれを吸収可能であり、配列部材100を治具200にセットすることができる。
次に、ヘッドユニット51の位置決め基準穴155、156を配列部材100表面に突出している治具200の基準ピン201、201に嵌め込んだ後、この状態で、ヘッドユニット51と配列部材100とを、締結具100をヘッドユニット51の貫通穴157から配列部材100のネジ穴114に螺着して締結固定する。この工程を配列するヘッドユニット数分繰り返して、配列部材100上に所要数のヘッドユニット51を配置して固定する。
その後、配列部材100を治具200から取り外すことによって、所要数のヘッドユニット51が配列部材100上に配置されたヘッドアレイユニット5が得られる。
ここで、複数のヘッドユニット51相互間の位置関係は、治具200に設けられた基準ピン201によって位置合わせされる。したがって、ヘッド保持部材152に設けられた配列用位置決め基準穴155の内径は基準ピン201の外径と略同一に形成する必要がある。これにより、治具200を高精度に形成することによって、容易に、ヘッドユニット51相互間の位置関係を高精度に位置合わせすることができる。
他方、配列部材100の開口部112は、配列部材100とヘッドユニット51とを大まかに位置合わせするための穴である。この開口部112を配列用位置決め基準穴155よりも大きく形成することにより、開口部112は基準ピン201のように高精度に形成する必要がなく、配列部材100の生産性を向上することが可能となる。
このように、液滴を吐出する複数のノズルを有するヘッドをヘッド保持部材に位置決め固定してヘッドユニットとする工程と、複数個のヘッドユニットを並べて固定する配列部材の設けられた開口部内に、ヘッドユニットの配列部材の対する位置を決める治具の位置決めピンを挿通して配列部材の表面上に突出させる工程と、複数個のヘッドユニットのヘッド保持部材に形成された配列用位置決め基準穴を治具の位置決めピンに嵌め込む工程と、複数個のヘッドユニットを配列部材に固定する工程と、治具を配列部材から取り外す工程とを順次行うので、配列部材の開口部を介して治具に設けられた基準ピンとヘッドユニットの位置決め基準穴とを嵌合させてヘッドユニットを配列部材に位置決め固定した後治具を取り外すことができ、配列部材に基準ピンを設ける必要がなくなり、簡単な構成で複数のヘッドを配列部材に対して精度良く位置決め固定できるようになる。
なお、前記各実施形態では、ヘッドとヘッド保持部材とによって構成されるヘッドユニットを複数個配列部材に配列して固定したヘッドアレイユニットについて説明したが、本発明は、ヘッド自体に位置決め基準穴を設けて直接配列部材に配列して固定したヘッドアレイユニットにも同様に適用することができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成を説明する概略構成図である。 同装置の平面説明図である。 本発明に係るヘッドアレイユニットの一例を示す平面説明図である。 ヘッドユニットの平面説明図である。 同ヘッドユニットの正面説明図である。 配列部材の平面説明図である。 図6のX1−X1線に沿う断面説明図である。 同配列部材の要部拡大平面説明図である。 ヘッドアレイユニットの製造に用いる治具の平面説明図である。 図9のX2−X2線に沿う断面説明図である。 同治具を用いたヘッドアレイユニットの製造工程の説明に供する治具上に配列部材を装着して1つのヘッドユニットを実装するときの平面説明図である。 図11のX3−X3線に沿う断面説明図である。 治具と配列部材との嵌合部分の要部拡大断面説明図である。 ヘッドユニット装着部分の要部拡大断面説明図である。
符号の説明
1…装置本体
4…搬送ユニット(搬送部)
5…ヘッドアレイユニット(ヘッド部)
6…クリーニング装置(維持回復機構)
51、51a〜51d…ヘッドユニット
61a〜61d…クリーニング手段
100…配列部材
112、113…開口部
151…ヘッド
152…ヘッド保持部材
155、156…配列用位置決め基準穴
200…治具
201…基準ピン

Claims (3)

  1. 液滴を吐出するヘッドをヘッド保持部材に位置決め固定してヘッドユニットとする工程と、
    複数個の前記ヘッドユニットを、前記ヘッドの長手方向に沿う方向に、並べて固定する配列部材に設けられた配列基準穴内に、前記ヘッドユニットの前記配列部材に対する位置を決める治具に設けられた配列基準ピンを嵌め込んで、前記治具に対して前記配列部材を位置決めし、
    前記配列部材に設けられた開口部内に、前記治具の位置決めピンを挿通して、前記配列部材の表面上に突出させる工程と、
    複数個の前記ヘッドユニットの前記ヘッド保持部材に形成された配列用位置決め基準穴を前記治具の位置決めピンに嵌め込む工程と、
    複数個の前記ヘッドユニットを前記配列部材に固定する工程と、
    前記治具を前記配列部材から取り外す工程と
    を順次行い、
    前記ヘッド保持部材には、2つの前記配列用位置決め基準穴が設けられ、
    一方の前記配列用位置決め基準穴は前記ヘッド保持部材の端部に形成された切り欠き形状であり、この切り欠き形状は、前記複数個の前記ヘッドユニットの並び方向を前記ヘッドユニットの配列方向とするとき、前記ヘッドユニットの配列方向における長さが配列方向と直交する方向の長さよりも長い形状である
    ことを特徴とするヘッドアレイユニットの製造方法。
  2. 前記配列部材に設けられた開口部は、前記ヘッドユニットの配列用位置決め基準穴よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドアレイユニットの製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載のヘッドアレイユニットの製造方法で製造されたヘッドアレイユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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