JP2013165424A - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】元のカラー画像における色の違いが分かり易くなるだけでなく、面積が小さい領域についても模様の特徴部を表現することができる画像処理装置、画像処理プログラム、および画像処理方法を提供すること。
【解決手段】画像処理装置100は、画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部41と、画像における所定の領域が設定される領域設定部42と、領域のサイズに対応して模様のサイズが変更されるサイズ補正部43と、画像と模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部45と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、カラー画像データの画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、カラー画像で輝度が同じとなる色をモノクロ印刷された画像で区別することができなかった。そこで、特許文献1では、カラー画像データの色情報を分離した各三原色成分に基づいて元のカラー画像データに対応させた模様を生成させる手法が提案されている。特許文献1に記載の手法によれば、元のカラー画像における色の違いが、異なる模様となって出力画像に反映される。この出力画像を印刷することによって、カラー画像をモノクロ印刷しても同カラー画像上で異なる色を把握することができるようになる。
特開平11−17961号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法は、各三原色成分に色相、彩度、輝度等に基づいて模様を生成するため、膨大な数の種類の模様が生成されることになる。このため、ユーザーは、模様の種類を判別可能な特徴部が類似する模様を区別し難く、元のカラー画像における色の違いが分かり難くなる。また、面積が小さい領域に特許文献1に記載の手法を適用した場合、模様の種類によっては領域内にその模様の種類を判別可能な特徴部の全てを表現することができない場合があり、この場合には、模様の種類の判別ができず、元のカラー画像の色を認識することが困難になっていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズが変更されるサイズ補正部と、前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置によれば、元の画像の所定の領域のサイズに対応して適用される模様のサイズも変更される。したがって、ユーザーは、面積が小さい所定の領域においても模様の種類を容易に判別して、色の違いを区別することができる。また、元の画像は、元の画像の色情報に対応する模様が適用された画像データとして生成され直される。したがって、生成され直された画像データに表される模様の種類を判別することによって元の画像における色の違いを容易に区別することができる。
[適用例2]上記画像処理装置において、前記領域が前記模様の種を判別可能な特徴部を表わすことが可能な最小単位未満である場合に、前記模様のサイズが前記サイズ補正部によって縮小補正されることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、小さい対象領域に対して模様を縮小させる補正処理が行われるようになるので、模様が表れた領域が小さくとも、ユーザーは、小さい領域の模様から色の対応関係を区別することができる。
[適用例3]上記画像処理装置において、複数の前記領域に適用される同じ種類の前記模様のサイズ変更が、前記サイズ補正部によって同じ倍率で変更されることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、同じ種類の模様が適用される複数の領域には、同じ倍率で補正処理された同じ模様が反映される。したがって、複数の領域間についても、同じ色に対応することを把握することが可能となる。
[適用例4]上記画像処理装置において、前記色情報に対応して前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が、前記画像データ生成部によって変更されることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、元画像の色情報に対応して画像データの前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が変更されるので、ユーザーは、元画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
[適用例5]上記画像処理装置において、前記色情報と、前記色情報の数よりも少ない数の前記模様とを対応させた対応情報を記憶させる記憶部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、画像の色情報に対応する模様が一義的に決定されるため、画像データの生成処理の負荷を低減するとことができる。また、画像の色情報に対して模様の種類の数を少なくすることができるので、模様の種類を判別可能な特徴部が類似する可能性を抑制できるため、ユーザーは、元の画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
[適用例6]上記画像処理装置において、前記領域が、凡例を示す領域であることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、グラフと凡例との色対応関係を容易に把握可能な画像データを得ることができる。
[適用例7]上記画像処理装置において、前記画像データは、モノクロの画像データであることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、元のカラー画像における色の違いを容易に区別可能なモノクロ画像データを得ることができる。
[適用例8]画像の色情報に対応して所定の模様を決定するステップと、前記画像における所定の領域を設定するステップと、前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズを変更するステップと、前記画像と前記模様とを含む画像データを生成するステップと、
を行うことを特徴とする画像処理方法。
[適用例9]コンピューターを、画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズが変更されるサイズ補正部と、前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部と、として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
これらの画像処理方法および画像処理プログラムによれば、元の画像の所定の領域のサイズに対応して適用される模様のサイズも変更される。したがって、ユーザーは、面積が小さい所定の領域においても模様の種類を容易に判別して、色の違いを区別することができる。また、元の画像は、元の画像の色情報に対応する模様が適用された画像データとして生成され直される。したがって、生成され直された画像データに表される模様の種類を判別することによって元の画像における色の違いを容易に区別することができる。
本実施形態に係る印刷システムの概略構成を示した図である。 画像処理装置のソフトウェア構成を示した図である。 色相環上の色相とハッチ模様との対応例を示した図である。 模様選択テーブルの一例を示した図である。 ハッチ模様の割り当て方法を説明する説明図である。 ハッチ模様を適用した結果を示した図である。 ハッチ模様を適用した結果を示した図である。 縮小補正処理を施した結果を示した図である。 画像処理装置が行う処理の流れを示したフローチャートである。 ハッチ模様の割り当て方法を説明する説明図である。 縮小補正処理の説明図である。 モノクロ画像の印刷結果の一例を示した図である。 変形例5の説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、画像処理装置の一例としてのコンピューターを含む印刷システムについて説明する。
図1は、印刷システム1の概略構成を示した図である。図1に示すように、印刷システム1は、コンピューター10と、印刷装置20と、を含み、コンピューター10と印刷装置20とは相互にデータ通信可能に接続されている。
印刷装置20は、用紙等の媒体に印刷する印刷エンジン21と、印刷エンジン21の動作等を制御するコントローラー22と、を備えている。印刷装置20は、コントローラー22の制御によって、コンピューター10から印刷ジョブを受信する処理、印刷ジョブに従う印刷を印刷エンジン21に実行させる処理等を行う。
コンピューター10は、例えば、印刷装置ドライバーがインストールされた汎用のパーソナルコンピューターであり、印刷装置20に対して印刷ジョブを送信する印刷装置20のホスト装置である。このコンピューター10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、ハードディスクドライブ14と、読取装置15と、通信I/F16と、を備えている。なお、コンピューター10のこれらの構成は、バス17に接続されており、バス17を介して相互にデータ通信可能に構成されている。
CPU11は、コンピューター10の各構成を制御する制御装置である。ROM12はコンピューター10を制御するための所定のプログラム等が記録された不揮発性のメモリー、RAM13はワーキングメモリー等として用いられる汎用のメモリーである。
ハードディスクドライブ14には、印刷装置20のドライバープログラムDP、後述する模様選択テーブルPTおよび模様データPDが予め格納されている。ドライバープログラムDPは、ドライバープログラムDPを記録した記録媒体Mによってコンピューター10に供給され、ハードディスクドライブ14には、読取装置15が記録媒体Mから読み出したプログラムが格納される。なお、記録媒体Mの例としては、CD−ROM、DVD−ROM等の光ディスクの他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、USBメモリー、メモリーカード等の可搬性記録媒体を挙げることができる。さらに、記録媒体Mには、模様選択テーブルPTおよび模様データPDが記録されており、ドライバープログラムDPとともに模様選択テーブルPTおよび模様データPDがハードディスクドライブ14に格納される。もっとも、ドライバープログラムDP、模様選択テーブルPTおよび模様データPDがコンピューター10に供給される形態としてはこれに限られることなく、例えば、電気通信回線や光通信回線を介して所定のサーバーから供給されるようにしてもよい。
通信I/F16は、ケーブルまたは無線通信によって印刷装置20と接続するインターフェイス部分である。印刷装置20とコンピューター10との通信は、通信I/F16を介して行われる。
また、コンピューター10のCPU11が、ハードディスクドライブ14に格納されたドライバープログラムDPを読み出して実行することによって印刷装置ドライバーがインストールされる。これによって、コンピューター10は画像処理装置100として機能する。
次に、画像処理装置100について説明する。図2は、画像処理装置100のソフトウェア構成を示した図である。図2に示すように、画像処理装置100は、アプリケーション30と、印刷装置ドライバー40と、を有している。
アプリケーション30は、文書作成ソフトウェアやウェブブラウザー等、印刷装置20に対する印刷要求元となるソフトウェアである。アプリケーション30は、印刷要求および印刷の対象とするカラー画像データを生成して印刷装置ドライバー40に受け渡す。
印刷装置ドライバー40は、印刷装置20による印刷を制御するためのソフトウェアである。印刷装置ドライバー40は、アプリケーション30から受け取った印刷要求およびカラー画像データから、印刷装置20が処理可能なデータ形式の印刷データを生成し、通信I/F16を介して印刷装置20に印刷データを送信する。これによって、印刷装置ドライバー40は印刷装置20に印刷を実行させる。
また、本実施形態の印刷装置ドライバー40は、元の画像データであるカラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換することによって、元のカラー画像における色の違いをハッチングの模様によって区別可能なモノクロ画像として印刷装置20に印刷させる機能を有している。このハッチ模様付きモノクロ印刷の機能を実現するため、印刷装置ドライバー40は、模様種類決定部41と、領域設定部42と、縮小補正部43と、模様濃度決定部44と、モノクロ画像データ生成部(画像データ生成部)45と、を有している。なお、印刷装置ドライバー40のこれらの構成は、CPU11がドライバープログラムDPを実行することによって機能している。
模様種類決定部41は、カラー画像データのカラー画像の色情報、特に色相情報に応じて、カラー画像データの画像領域に対して適用するハッチ模様を決定する処理を行う。なお、本実施形態では、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等のハッチ模様を単色の濃度で表した複数種類のハッチ模様が用いられる。
図3は、色相とハッチ模様との対応例を示した図である。図3に示すように、色の色相環を色相について区画した色領域ごとに、予め決められたハッチ模様のハッチ模様が割り当てられている。図3の例では、色相環上における色相は12の色領域に区画され、各色領域には、ハッチ模様として、縦線、横線、斜め線、格子線、斜め格子線等の模様が予め割り当てられている。模様種類決定部41は、複数種類のハッチ模様から、カラー画像の色相に応じて、適用するハッチ模様を選択する。もっとも、本実施形態では、複数のハッチ模様から、色相に応じて異なる模様の模様を選択するようにしているが、明度や彩度に応じて異なる模様のハッチ模様を選択するようにしてもよい。
領域設定部42は、カラー画像の画像領域において、上述したハッチ模様を適用する対象となる対象領域を設定する処理を行う。
縮小補正部43は、ハッチ模様を縮小させる縮小補正の処理を行う。この縮小補正処理についての詳細な説明は後述することとする。
模様濃度決定部44は、カラー画像データのカラー画像の色、特に明度に応じて、ハッチ模様の濃度を決定する処理を行う。なお、本実施形態のハッチ模様は、ハッチ模様自体の前景領域と、前景であるハッチ模様に対しての背景となる背景領域と、を含んでいる。模様濃度決定部44は、前景領域における単色の濃度(以下、「前景濃度」という)、および背景領域における単色の濃度(以下、「背景濃度」という)を決定する。
モノクロ画像データ生成部45は、模様種類決定部41によって決定されたハッチ模様を有するとともに、模様濃度決定部44によって決定された背景濃度および前景濃度を有するハッチ模様を、カラー画像の画像領域のうちの対象領域に適用する処理を行う。これによって、モノクロ画像データ生成部45は、適用したハッチ模様によって表されるハッチ模様付きのモノクロ画像データを生成する。
また、上述した模様種類決定部41および模様濃度決定部44による処理は、模様選択テーブル(対応情報)PTおよび模様データPDに従って行われる。次に、カラー画像データをハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換する手法を説明するため、模様選択テーブルPTおよび模様データPDについて説明する。なお、以下の説明においては、カラー画像データは、カラー画像の各画素について、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色を8ビットの階調値「0〜255」で表すRGB値を有するものとする。モノクロ画像データは、モノクロ画像の各画素について、K(ブラック)の色を8ビットの階調値「0〜255」で表したK値、すなわちK単色の濃度を有するものとする。さらに、カラー画像データのRGB値に関して、(R,G,B)=(255,255,255)が白、(R,G,B)=(0,0,0)が黒に対応し、K値に関して、K=0が黒、K=255が白に対応するものとする。もっとも、本実施形態では、上述したカラー画像データおよびモノクロ画像データを例に挙げて説明することとするが、カラー画像データおよびモノクロ画像データのデータ形式としてはこれに限られるものではない。
図4は、模様選択テーブルPTの一例を示した図である。図4に示すように、模様選択テーブルPTには、カラー値であるRGB値に対して、模様種類、前景濃度および背景濃度が予め対応付けられている。
模様選択テーブルPTの模様種類の欄には、図3にて述べたように、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等の複数種類のハッチ模様のうち、カラー値に対応させるハッチ模様の種類が指定されている。ハッチ模様の種類は、色情報の1つでもあるカラー値の組み合わせの数よりも少ない数が指定されている。すなわち、カラー画像の色情報が決まれば、それに対応するハッチ模様の種類も一義的に決定されるため、モノクロ画像データの生成処理の負荷を低減するとことができるように指定されている。また、画像の色情報に対してハッチ模様の種類の数を少なくすることができるので、類似するハッチ模様の種類の数を抑制できることとなり、ユーザーは、元のカラー画像の色とハッチ模様によって表されるハッチ模様付きのモノクロ画像データとの対応関係を容易に判別することができるように指定されている。前景濃度の欄には、カラー値に対応させる前景濃度の値が指定されている。背景濃度の欄には、カラー値に対応させる背景濃度の値が指定されている。なお、前景濃度や背景濃度の値は、ハッチ模様を適用する前後で、適用する領域の平均明度が等しくなるように予め定められている。これによって、元画像の色情報に対応してモノクロ画像データの前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が変更されるので、ユーザーは、元画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
この模様選択テーブルPTによって、カラー画像のRGB値に対応するハッチ模様の模様種類、前景濃度および背景濃度が定まる。すなわち、カラー画像データをモノクロ画像データに変換する際、模様種類決定部41は、模様選択テーブルPTを参照して、カラー画像データの画像領域に対して、模様選択テーブルPTの模様種類の欄に指定されたハッチ模様のハッチ模様を選択する。模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、ハッチ模様の背景濃度を、模様選択テーブルPTの背景濃度の欄によって指定された濃度に決定するとともに、ハッチ模様の前景濃度を、模様選択テーブルPTの前景濃度の欄に指定された前景濃度に決定する。
一方、模様データPDには、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等の模様種類ごとに、該当するハッチ模様の画像データが予め定められている。ハッチ模様は、例えば、縦横8×8画素等の所定サイズの画像であり、少なくとも、ハッチ模様の画像領域において背景の領域と前景の領域とを示す情報が含まれている。したがって、後述するように、模様濃度決定部44は、模様データPDを参照することによって、カラー画像の画像領域に対してハッチ模様を適用した場合に、その画像領域において注目する画素が、背景領域と前景領域とのいずれに該当するかを判断することが可能となっている。
次に、カラー画像にハッチ模様Pを適用する処理の概要について説明する。ここでは、図5(a)に示すように、画像全域に(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値を有するカラー画像CPを例にして説明する。
カラー画像CPにハッチ模様Pを適用する処理においては、まず、図5(a)に示すように、カラー画像CPの画像領域をハッチ模様Pと同じサイズで区画した単位領域UAごとに、ハッチ模様Pが割り当てられる。このとき、単位領域UAに対して割り当てるハッチ模様Pの種類は、模様選択テーブルPTに従って決められる。図4に示した模様選択テーブルPTによれば、カラー画像のRGB値、すなわち(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値に対応する模様種類は「格子線」であるため、図5(a)のカラー画像CPに対して「格子線」のハッチ模様Pが適用される。したがって、図5(b)に示すように、カラー画像CPを変換したモノクロ画像MPには、単位領域UAごとに格子線のハッチ模様Pが適用される。
なお、図4の模様選択テーブルPTによれば、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値に対応する模様種類は「なし」になっている。すなわち、カラー画像の画像領域のうち、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値を有する領域に対してはハッチ模様Pが適用されることなく、(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域に対してハッチ模様Pが適用される。そこで、領域設定部42は、カラー画像の画像領域のうち、(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域を、ハッチ模様Pを適用する対象とする対象領域TAとして設定する(図6参照)。
また、図4に示した模様選択テーブルPTによれば、(R,G,B)=(255,0,0)に対して前景濃度はK=128、背景濃度はK=186と対応付けされているので、図5(b)に示すように、モノクロ画像MPの前景領域FAの濃度はK=128、背景領域BAの濃度はK=186となる。こうして、模様選択テーブルPTおよび模様データPDによって定まるハッチ模様Pが単位領域UAに対して適用される。なお、本実施形態では、このようにテーブルに従う処理とすることによって、ハッチ模様Pをカラー画像CPの対象領域TAに適用する処理の高速化を図るようにしている。
ここで、上述したようにカラー画像CPの単位領域UAごとにハッチ模様Pを当て嵌めるようにしてハッチ模様Pを適用する場合、ハッチ模様が見難くなることがあった。図6(a)は、カラー画像CPの一部の対象領域TAが(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値、他の領域が(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値を有するカラー画像CPの一例を示している。図6(a)に示すカラー画像CPに対して、単位領域UAごとに格子線のハッチ模様を適用した場合、図4の模様選択テーブルPTに従えば、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値に対してはハッチ模様Pが適用されないため、(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値を有する対象領域TAについてのみ格子線のハッチPが適用されることになる。また、図6(a)の例では、対象領域TAは4つの単位領域UAに分かれているので、単位領域UAごとにハッチ模様を適用した場合、図6(b)に示すように、格子線を構成する線が交差する部分の全て(後述する「特徴部」)が対象領域TA内に表れない場合がある。このため、ユーザーにとっては、対象領域TAの画像のみからではモノクロ画像MPのハッチ模様Pの種類を判別し難くなり、ハッチ模様の種類から元のカラー画像の色を区別することが困難になる。
図7は、グラフを表すカラー画像に対して、位置補正処理を行うことなく、ハッチ模様Pを適用した場合の処理例を示した図である。図7(a)に示すように、グラフを表す領域GAについては、グラフを構成する色領域G1〜G4ごとに、グラフの色に対応するハッチ模様P1〜P4が割り当てられる。また、グラフの凡例領域LAの拡大図である図7(b)に示すように、凡例領域LAについても、グラフに用いられた色との対応関係を示す凡例の色領域L1〜L4のそれぞれについて、グラフに用いられた色に対応するハッチ模様P1〜P4が割り当てられる。
しかしながら、一般に、グラフに用いられた色との対応関係を示す凡例の色領域L(L1〜L4)の面積は、グラフを表す領域GAの面積よりも小さいため、凡例の色領域Lには、例えば、図5に示したパッチ模様Pの一部しか反映されないことが生じ得る。図7(b)の例では、色領域L1、L4については、ハッチ模様Pを構成する線の全てが表わされておらず、グラフに用いられた色と凡例との対応関係が判断できなくなっている。色領域L2については、ハッチ模様Pを構成する線の全てが表されているものの、ハッチ模様が備える規則性を判別するための特徴部が表わされていない。色領域L3については、ハッチ模様Pを構成する線の一部しか表されておらず、さらに、表れた線についてもハッチ模様が備える規則性を判別するための特徴部が表わされていない。これらの理由のため、ユーザーにとっては、凡例領域LAの色領域L1〜L4に表されたハッチ模様Pを判別し難く、グラフと凡例との対応付けが困難になる。
そこで、本実施形態では、図7の例における色領域LG等の小さい領域については、ハッチ模様を縮小させる縮小補正処理を行うようにしている。このため、縮小補正部43は、ハッチ模様をさらに細かな模様に変換する縮小補正処理を行う。この縮小補正処理が行われることによって、図8に示すように、対象領域TAには、さらに細かなハッチ模様が備える規則性が繰り返し表れることとなり、ハッチ模様の種類を判別可能なモノクロ画像MPが生成される。
次に、以上に説明した画像処理装置100が行う処理について図9のフローチャートに従って詳細に説明する。
例えば、印刷装置ドライバー40が、アプリケーション30からカラー画像データをモノクロ印刷する旨の印刷指示を受け取ると、図9の処理が開始される。処理を開始すると、模様種類決定部41は、カラー画像データの画像領域に対して注目画素を設定し(ステップS10)、カラー画像データから注目画素のRGB値を取得する(ステップS11)。
次に、模様種類決定部41は、模様選択テーブルPTを参照して、取得したRGB値に対応する模様の種類を決定する(ステップS12)。
次に、領域設定部42は、注目画素を含む対象領域TAを設定する処理を行う(ステップS13)。ここでは、注目画素周辺の画素をスキャンして、ハッチ模様を適用すべきカラーの画像領域を対象領域TAとして特定する処理が行われる。本実施形態では、模様選択テーブルPTに従い(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域が対象領域TAとなる。例えば、図7にて述べたグラフのカラー画像の例であれば、グラフと凡例との色対応関係を表す色領域LGが対象領域TAとして設定される。もっとも、対象領域TAを設定する方法としては、これに限られることなく、注目画素を設定する前のタイミングでカラー画像全体をスキャンすることによって対象領域TAを設定するようにしてもよい。また、対象領域TAの判定方法としては(R,G,B)=(0,0,0)以外の領域を対象領域TAとすることに限られることなく、所定のRGB値よりも大きいRGB値を有する領域を対象領域TAと判定してもよい。
次に、縮小補正部43は、注目画素を含む対象領域TAが所定サイズよりも小さいか否かの判定を行う(ステップS14)。
注目画素を含む対象領域TAが所定サイズ以上の大きさであった場合(ステップS14:No)、縮小補正処理を行うことなく、ステップS16に進んで、模様濃度決定部44は、注目画素がハッチ模様Pの背景に対応するか否かを判断する。図5にて説明したように、ハッチ模様Pは、カラー画像の画像領域のうち単位領域UAごとに割り当てられるので、ここでは、注目画素の座標が、単位領域UAごとに割り当てられるハッチ模様Pにおいて背景に該当する位置にあるのか、前景に該当する位置にあるのかを判定する。具体的には、図10に示すように、注目画素の座標を(a,b)、ハッチ模様Pの大きさをN×N画素とすると、ハッチ模様Pにおける注目画素の相対座標(x,y)は、次式(1)、(2)によって求められる。模様濃度決定部44は、模様データPDにあるハッチ模様Pの画像データを参照して、注目画素の相対座標(x,y)がハッチ模様Pにおける背景と前景のいずれに該当するかを判断する。なお、下記の式において、「mod」は除算した余りを返す演算子である。
x=a mod N …(1)
y=b mod N …(2)
注目画素が背景に該当する場合(ステップS16:Yes)、模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、注目画素のRGB値に対応する背景濃度のK値を取得する(ステップS17)。一方、注目画素が前景領域に該当する場合(ステップS16:No)、模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、注目画素のRGB値に対応する前景濃度のK値を取得する(ステップS18)。図10の例では、注目画素(a,b)に対応する相対座標(x、y)は、ハッチ模様Pの前景領域FAに該当しているので、注目画素に対して前景濃度のK値が取得されることになる。
一方、ステップS14の判断において、注目画素を含む対象領域TAが所定サイズよりも小さかった場合(ステップS14:Yes)、縮小補正部43は、ハッチ模様Pのハッチ模様を縮小させる縮小補正処理を行う(ステップS15)。なお、縮小補正処理の縮小倍率は、対象領域TAの大きさに応じて決められる。このため、対象領域TAが小さいほど、ハッチ模様Pはさらに小さいハッチ模様P’に縮小される。また、縮小補正処理の縮小倍率は、単位領域UAの一辺の長さがハッチ模様P’の一辺の長さの整数倍となるよう設定することが望ましい。このようにすれば、単位領域UAに対して、縮小補正された1または複数個のハッチ模様P’が隙間なく配列されるので、単位領域UA間でハッチ模様P’の模様が不連続に繋がることがなく、自然な模様となって表われることになる。
縮小補正処理が行われると、模様濃度決定部44は、注目画素が、縮小補正した後のハッチ模様P’の背景に対応するか否かを判断して(ステップS16)、背景に対応する場合は(ステップS16:Yes)、模様選択テーブルPTを参照して、背景濃度を取得する(ステップS17)。背景に対応しない、すなわち前景に対応する場合は(ステップS16:No)、模様選択テーブルPTを参照して、前景濃度を取得する(ステップS18)。
ステップS17またはステップS18において、模様濃度決定部44が背景濃度または前景濃度のK値を取得すると、モノクロ画像データ生成部45は、モノクロ画像の画像領域のうち注目画素に対応する画素に、取得した濃度のK値を反映させる(ステップS19)。これによって、注目画素に対応するモノクロ画像の画素は、ステップS12にて決定した種類のハッチ模様Pに対応する濃度のK値を有することとなる。
なお、上述した縮小補正処理は、注目画素の座標変換によっても実現されうる。例えば、縮小倍率α=1/2で縮小する場合、図11に示すように、ハッチ模様Pを構成する画素のうち1画素おきに選択した画素p(図11の斜線部分)について、模様データPDを参照して、ハッチ模様Pの背景に該当するかの判断を行うことによって、注目画素が、縮小補正したハッチ模様P’の背景に対応するか否かのステップS16の判断が行われる。判断の結果、注目画素がハッチ模様P’の背景に該当する場合は背景濃度が採用されて、注目画素が前景に該当する場合は前景濃度が採用される。これによって、カラー画像の対象領域TAに対して、縮小補正されたハッチ模様P’が適用されることになる。このように、模様データPDを参照する際に用いる座標の座標変換によって縮小補正処理を実現した場合、縮小したハッチ模様P’の画像データを実際に生成する場合に比べると、縮小補正処理に要する演算量が低減し、処理が高速化する。
注目画素に対して、背景または前景の濃度が反映されると、モノクロ画像データ生成部45は、カラー画像の全画素についてステップS10〜S19の処理が行われたか否かを判断する(ステップS20)。全画素について処理を終えていない場合(ステップS20:No)、ステップS10に戻って、例えば、注目画素をラスター方向にスキャンすることによって新たな注目画素を設定し、新たな注目画素に対してステップS11以降の処理を行う。全画素について処理を終えると(ステップS20:Yes)、モノクロ画像の全画素について、ステップS12にて決定された種類のハッチ模様Pに対応する濃度のK値を有した状態となるため、モノクロ画像データ生成部45は、このモノクロ画像のモノクロ画像データを生成する(ステップS21)。生成されたモノクロ画像データは、印刷装置ドライバー40によって印刷装置20に出力される(ステップS22)。これによって、アプリケーション30から受け渡されたカラー画像データのモノクロ印刷として、カラー画像の色に応じたハッチ模様付きのモノクロ画像が印刷される。
図12に、モノクロ画像の印刷結果の一例を示す。図12に示すように、縮小補正処理によって、凡例領域LAに含まれる各色領域L’(L1’〜L4’)には、図7(b)にて説明した縮小補正を行わない場合に比べると、さらに細かいハッチ模様(P1’〜P4’)が描かれた印刷結果となる。
本実施形態の画像処理装置100によれば、カラー画像データから、カラー画像の色に応じたハッチ模様のハッチングが施されたモノクロ画像データが生成される。また、縮小補正処理によって、図12に示したように、ハッチ模様が適用される対象領域TAには、対象領域TAの大きさに応じて細かなハッチ模様が表れる。したがって、グラフの凡例領域LAのうち、グラフと凡例との色対応関係を示す色領域LGに対して縮小補正処理を行うようにしたので、ユーザーは、グラフに対して施されたハッチに対応する凡例を容易に特定できるようになり、ユーザー利便性が向上する。
また、これによって、対象領域TAが小さな領域であっても、ユーザーは、ハッチ模様の種類を判別して、元のカラー画像における色の違いを区別することができる。
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はこれらの形態に限られることなく、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。以下、変形例について説明する。
(変形例1)上記実施形態では、カラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換する場合について説明したが、変換後の第2画像データとしてはモノクロ画像データに限られることなく、カラー画像データであってもよい。例えば、RGB形式のカラー画像データを、CMYK形式のカラー画像データに変換する場合であれば、印刷装置等によってハッチ模様付きのカラー画像を印刷することができ、この印刷結果は、色だけでなく、ハッチ模様によって元のカラー画像の色が表されることになる。また、RGB形式のカラー画像データを、ハッチ模様付きのRGB形式のカラー画像データに変換する場合であれば、ディスプレイ等の表示装置にハッチ模様付きのカラー画像を表示させることができる。
(変形例2)上記実施形態では、対象領域TAが所定サイズよりも小さい場合に、縮小補正処理を行うようにしたが、さらに、模様の種類を判別可能な最小サイズよりも対象領域TAが小さい場合、縮小補正処理を行わないようにすることが望ましい。このようにすれば、対象領域TAが小さいため、縮小補正を行った後の模様を判別できなくなる場合、縮小補正の処理が省かれるので、さらに効率的に処理することができる。
(変形例3)上記実施形態では、所定サイズよりも小さい対象領域TAに適用するハッチ模様にのみ縮小補正処理が行われていたが、この場合、元のカラー画像において同じ色であった複数の領域(図7の例では、グラフの領域GAと凡例領域LA)間で、模様の大きさが異なることになる。このことは、ユーザーにとっては、同じ色に対応していると認識し難くなりうる。そこで、元のカラー画像に、同じ色の領域が複数含まれる場合、複数の領域のそれぞれに対して、同じ縮小倍率で縮小補正を行ったハッチ模様を適用する。この場合、複数の領域のうち、最も小さい領域の大きさに応じて定めた縮小倍率によって、他の領域を含めた複数の領域に縮小補正することが望ましい。このようにすれば、同じ色の全ての領域について、色の判別がつき易くなる。なお、具体的な処理方法としては、縮小補正処理に先立ってカラー画像をスキャンすることによって同じ色となる複数の領域を検出しておき、複数の領域のうち最小サイズの領域からこれら複数の領域に適用する縮小倍率を求めるようにするとよい。もっとも、図9と同様の処理の後に、同じ色と判断された複数の領域のうち最小サイズの領域からこれら複数の領域に適用する縮小倍率を求め、この縮小倍率を他の領域に適用するようにしてもよい。
(変形例4)上記実施形態では、所定サイズよりも小さい対象領域TAに適用するハッチ模様に縮小補正処理を行うようにしたが、例えば、所定サイズよりも大きい領域のハッチ模様に対しては、ハッチ模様を大きくするように拡大補正処理を施すようにしてもよい。このようにすれば、大きい領域に対して細かい模様のハッチ模様が付与されることがなくなり、大きなハッチ模様から色の区別をつけることができるようになるので、ユーザーにとっては色の判別がつき易くなる。
(変形例5)上記実施形態では、コンピューター10側の処理によって、カラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換するようにしたが、印刷装置の内部処理によって変換するようにしてもよい。例えば、図13に示すように、印刷装置のコントローラー22が、模様種類決定部41、領域設定部42、縮小補正部43、模様濃度決定部44、モノクロ画像データ生成部45および印刷処理部23を有する画像処理装置として機能する。コンピューターから送信されるカラー画像データに対して、模様種類決定部41、領域設定部42、縮小補正部43、模様濃度決定部44およびモノクロ画像データ生成部45は、上記実施形態と同様の処理を行う。印刷処理部23は、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに対してハーフトーン処理等を施して印刷エンジン21に出力することによって、元のカラー画像における色の違いを区別可能なモノクロ画像が印刷される。
また、コンピューターと印刷装置とが協働してモノクロ画像データに変換するようにしてもよい。図13に示すシステムにおいて、コンピューターの印刷装置ドライバー40は、模様選択テーブルPTを参照して、模様種類、背景濃度、前景濃度等のパラメーターを指定した指定情報を付加したカラー画像データを印刷装置に送信する。印刷装置の模様種類決定部41は、カラー画像データに付加された指定情報に従って模様種類を決定し、模様濃度決定部44は指定情報に従って背景濃度および前景濃度を決定するようにしてもよい。
(変形例6)上記実施形態では、カラー画像に適用する模様としてハッチ模様Pを用いるようにしたがこれに限られない。所定の規則性を有する模様であればハッチ模様以外の模様を適用するようにしてもよい。
(変形例7)上記実施形態では、カラー画像に適用するハッチ模様Pをグラフに用いられた色と凡例との対応関係を示す色領域のそれぞれについて割り当てるようにしたがこれに限られない。領域内に模様の全てを表現することができずに模様の一部しか表現されないような面積が小さい領域であれば、上記実施形態を適用してもよい。また、図表で使用する記号等の意味を説明するための領域や図表に描画されている内容について、上記実施形態を適用してもよい。このようにすれば、模様や内容が表れる領域が小さくても、ユーザーは、模様から色の対応関係を容易に区別することができる。
1…印刷システム、10…コンピューター、20…印刷装置、21…印刷エンジン、22…コントローラー、30…アプリケーション、40…印刷装置ドライバー、41…模様種類決定部、42…領域設定部、43…縮小補正部、44…模様濃度決定部、45…画像データ生成部としてのモノクロ画像データ生成部、100…画像処理装置、PT…対応情報としての模様選択テーブル、PD…模様データ、P…模様としてのハッチ模様、TA…対象領域。

Claims (9)

  1. 画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、
    前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、
    前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズが変更されるサイズ補正部と、
    前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記領域が前記模様の種を判別可能な特徴部を表わすことが可能な最小単位未満である場合に、前記模様のサイズが前記サイズ補正部によって縮小補正されることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    複数の前記領域に適用される同じ種類の前記模様のサイズ変更が、前記サイズ補正部によって同じ倍率で変更されることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記色情報に対応して前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が、前記画像データ生成部によって変更されることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記色情報と、前記色情報の数よりも少ない数の前記模様とを対応させた対応情報を記憶させる記憶部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記領域が、凡例を示す領域であることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像データは、モノクロの画像データであることを特徴とする画像処理装置。
  8. 画像の色情報に対応して所定の模様を決定するステップと、
    前記画像における所定の領域を設定するステップと、
    前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズを変更するステップと、
    前記画像と前記模様とを含む画像データを生成するステップと、
    を行うことを特徴とする画像処理方法。
  9. コンピューターを、
    画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、
    前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、
    前記領域のサイズに対応して前記模様のサイズが変更されるサイズ補正部と、
    前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部と、
    として機能させることを特徴とする画像処理プログラム。
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