JP2013161076A - インナーフォーカス式望遠レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 Fナンバーが1.8程度に小さく、小型且つ軽量なインナーフォーカス式望遠レンズを提供する事。
【解決手段】 物体側より像面側に順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側より像面側に順に、少なくとも3枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、少なくとも1つの正レンズを有する第1bレンズ群G1bとからなり、前記第2レンズ群G2は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面側へ移動することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、銀塩カメラまたはビデオカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズに好適なレンズ系に関し、特にフォーカス方式にインナーフォーカス式を採用した望遠レンズに関する。
一般に望遠レンズの場合、標準レンズに比べてレンズ径が大きくなり、フォーカシングに伴って移動するフォーカスレンズも大きく、重量も重くなる。そのため、一部のレンズ群を移動させてフォーカシングを行うことで、高速なフォーカシングを実現するインナーフォーカス式望遠レンズが多く提案されている。
また近年、静止画撮影を主としたデジタルカメラにおいて、動画撮影が可能なものが多くなっており、更に動画撮影中にオートフォーカスが可能なものがある。動画撮影時にオートフォーカスを行う方法の一つとして、フォーカスレンズを光軸上で高速に微小移動させて合焦位置のズレ方向を検出する方法がある。
特開平01−102413号公報 特開平09−159911号公報 特開平05−297271号公報 特開2000−347099号公報 特開2009−122620号公報
一般に、フォーカスレンズが光軸上を微小移動すると像倍率に変化が起きる。動画撮影中にオートフォーカスが行われた時に、フォーカスレンズの微小移動に伴う像の倍率変化が大きいと、撮影された動画において被写体の大きさが変化するため、動画の品質を著しく悪化させることとなる。そのため、光軸上で微小移動させても像の倍率変化が小さいフォーカスレンズとしなくてはならない。
また、動画撮影中のオートフォーカスを実現するためには、フォーカスレンズを高速かつ正確に制御して光軸上で微小移動させる必要がある。そのため、フォーカスレンズの軽量化を図らなくてはならない。
特に、インナーフォーカス式の望遠レンズにおいては比較的フォーカスレンズを軽くし易いものの、Fナンバーを小さくした場合には光束が太くなりレンズ径が大きくなるため重量が増える傾向にある。そのためFナンバーが小さい光学系になる程、フォーカスレンズの軽量化が大きな課題となる。
特許文献1及び特許文献2では、Fナンバーが2.0〜1.8程度に大口径のインナーフォーカス式望遠レンズが提案されている。しかし、合焦位置のズレ方向を検出するためにフォーカスレンズを光軸上で高速に微小移動させるにはフォーカスレンズが比較的重い。また、フォーカスレンズを軽量化するにはフォーカスレンズより物体側の正のレンズの屈折力を強くする必要があり、フォーカスレンズの軽量化とレンズ全系の良好な収差補正を同時に行う事が難しい。また射出瞳位置が比較的像面側にあり、光線の射出角が大きくなるためフォーカスレンズを光軸上で微小移動させたときの像の倍率変化を更に小さくする事が難しい。
また特許文献3においてフォーカスレンズの小型化に配慮したインナーフォーカス式望遠レンズが提案されている。しかしFナンバー2.8程度の場合に適したレンズ構成となっており、Fナンバーを2.0〜1.8程度に大口径化させた場合にはFナンバー光線が高くなることでフォーカスレンズの径が大きくなると共に重量が重くなる傾向にある。またFナンバーが2.0〜1.8程度に適した光学系では無いため、大口径化した場合に良好な収差補正を維持する事が難しくなる。
また特許文献4においてはFナンバーが2.0程度でありフォーカスレンズの軽量化に配慮したインナーフォーカス式望遠レンズが提案されている。しかしフォーカスレンズの小型化が難しく、Fナンバーを1.8程度に口径を上げた場合にレンズの軽量化が難しくなる。また、フォーカス移動量が大きいためレンズ全長は大きく、Fナンバーを1.8程度に口径を上げた場合には光線高が高くなり、レンズ系を構成するレンズの肉厚を増やす必要があるので、更にレンズ全長は大きくなり小型化が難しくなる。
また特許文献5においてフォーカスレンズを光軸上で微小移動させて合焦位置のズレ方向を検出する事に配慮したインナーフォーカス式望遠レンズが提案されている。しかしこれはFナンバーが3.5以上のズームレンズに適したレンズ構成でありFナンバーを2.0〜1.8程度に大口径化した場合にフォーカスレンズの軽量化、レンズ全系の小型化、良好な収差補正が難しくなる。
さらに特許文献3、特許文献4、及び特許文献5においては、開口絞りSを比較的物体側に配置する事が可能であるため射出瞳位置を物体側に寄せて光線の射出角を小さくする事ができ、フォーカスレンズを光軸上で微小移動させたときの像の倍率変化を小さくする事もできるが、開口絞りSが物体側に寄る事で大口径化の際に開口絞りSの口径が大きくなりレンズの小型化が難しくなる。
そこで本発明は、フォーカス方式にインナーフォーカス式を採用した望遠レンズであり、Fナンバーが1.8程度に小さく、フォーカスレンズが軽量且つ光軸上を微小移動したときの像倍率変化量が少なく、諸収差が良好に補正された、小型且つ軽量なインナーフォーカス式望遠レンズを提供する事を目的とする。
前述の課題を解決するための手段である第1の発明は、物体側より像面側に順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側より像面側に順に、少なくとも3枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、少なくとも1つの正レンズを有する第1bレンズ群G1bとからなり、前記第1レンズ群G1と前記第3レンズ群G3とは、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面に対し固定であり、前記第2レンズ群G2は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面側へ移動し、以下に示す条件式(1)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(1) −25.0<EXP/Bf<−2.45
EXP:像面側から物体側への方向がマイナスしたときの無限遠撮影時の像面からの射出瞳位置
Bf:無限遠撮影時の前記第3レンズ群G3の最も像面側のレンズの像面側の面から像面までの空気換算光路長
また、前述の課題を解決するための手段である第2の発明は、第1の発明であるインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに以下に示す条件式(2)乃至(4)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(2) 0.55<f1/f<1.00
(3) 0.25<|f2/f|<0.85
(4) 0.40<f1b/f<6.00
f:無限遠撮影時の全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
f1b:前記第1bレンズ群G1bの焦点距離
また、前述の課題を解決するための手段である第3の発明は、第1の発明又は第2の発明であるインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに以下に示す条件式(5)及び(6)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(5) 0.30<D23/Bf<3.00
(6) 0.05<Bf/f<0.40
D23:無限遠撮影時の前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3の間のレンズ面間隔
また、前述の課題を解決するための手段である第4の発明は、第1の発明乃至第3の発明であるインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第1aレンズ群G1aが有する正レンズL1apiのうち少なくとも2枚が以下に示す条件式(7)を満足し、前記第1aレンズ群G1a内の全てのレンズが以下に示す条件式(8)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(7) 65.00<νL1api
(8) |(θL1ap−θL1am)/(νL1ap−νL1am)|<0.0018
νL1api:前記正レンズL1apiのd線に対するアッベ数
θL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
θL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
νL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
νL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのd線に対するアッベ数の平均値
また、前述の課題を解決するための手段である第5の発明は、第1の発明乃至第4の発明であるインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第2レンズ群G2は1枚の負レンズL2mであり、前記負レンズL2mは以下の条件式(9)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(9) 60.00<νL2m
νL2m:前記負レンズL2mのd線に対するアッベ数
また、前述の課題を解決するための手段である第6の発明は、第1の発明乃至第5の発明であるインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第3レンズ群G3は少なくとも2枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し、少なくとも1枚の正レンズL3piは以下の条件式(10)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズである。
(10) 1.80<nL3pi
nL3pi:前記正レンズL3piのd線に対する屈折率
本発明によれば、フォーカス方式にインナーフォーカス式を採用した望遠レンズであり、Fナンバーが1.8程度に小さく、フォーカスレンズが軽量且つ光軸上を微小移動したときの像倍率変化量が少なく、諸収差が良好に補正された、小型且つ軽量なインナーフォーカス式望遠レンズを提供する事ができる。
本発明の実施例1のレンズ構成図である。 本発明の実施例1の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例1の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例1の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例1の撮影倍率|β|=0.10ににおける横収差図である。 本発明の実施例2のレンズ構成図である。 本発明の実施例2の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例2の撮影倍率|β|=0.10ににおける縦収差図である。 本発明の実施例2の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例2の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例3のレンズ構成図である。 本発明の実施例3の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例3の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例3の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例3の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例4のレンズ構成図である。 本発明の実施例4の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例4の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例4の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例4の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例5のレンズ構成図である。 本発明の実施例5の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例5の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例5の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例5の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例6のレンズ構成図である。 本発明の実施例6の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例6の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例6の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例6の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例7のレンズ構成図である。 本発明の実施例7の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例7の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例7の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例7の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。 本発明の実施例8のレンズ構成図である。 本発明の実施例8の撮影距離無限遠における縦収差図である。 本発明の実施例8の撮影倍率|β|=0.10における縦収差図である。 本発明の実施例8の撮影距離無限遠における横収差図である。 本発明の実施例8の撮影倍率|β|=0.10における横収差図である。
本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、図1、図6、図11、図16、図21、図26、図31、及び図36に示す本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例のレンズ構成図からわかるように、物体側より像面側に順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなり、前記第1レンズ群G1は、物体側より像面側に順に、少なくとも3枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、少なくとも1つの正レンズを有する第1bレンズ群G1bとからなり、前記第1レンズ群G1と前記第3レンズ群G3とは、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面に対し固定であり、前記第2レンズ群G2は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面側へ移動する構成となっている。
本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、物体側より像面側に順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び正の屈折力を有する第3レンズ群G3とする構成をとる事により、フォーカスレンズとなる第2レンズ群G2を比較的軽量にする事と、良好な収差補正を行う事が可能となる。
また、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3とは、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面に対し固定であり、第2レンズ群G2は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面側へ移動する構成をとる。これにより、比較的レンズ径の大きくなる第1レンズ群G1を固定する事でフォーカス用アクチュエータの大型化を避ける事ができる。また、第3レンズ群を固定にする事により、フォーカス機構を簡略にする事ができる。
また、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズにおける前記第1レンズ群G1は、物体側より像面側に順に、少なくとも3枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、少なくとも1つの正レンズを有する第1bレンズ群G1bとする構成をとる事により、レンズ系の小型化と良好な収差補正を行う事ができる。
続いて、開口絞りSの配置について説明する。前述の通り像倍率の変化量を小さくする上で射出瞳位置はより物体側にある事が望ましい。開口絞りSが前記第1bレンズ群G1bより像面側にある場合は、射出瞳位置がより像面側にくるので像倍率変動が大きくなり好ましくない。また、開口絞りSが前記第1bレンズ群G1bより像面側にある場合、射出瞳位置を物体側に寄せるために第1aレンズ群G1aと前記第1bレンズ群G1bと開口絞りSを良好な収差補正の状態を維持して物体側に繰り出すと繰り出した部分の径が大きくなり好ましくない。また、開口絞りSが前記第1aレンズ群G1aの中にある場合は開口絞り径が更に大きくなり開口絞り機構が大型化するため好ましくない。よって、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、前記第1aレンズ群G1aと前記第1bレンズ群G1bとの間に開口絞りSが配置されていることが望ましい。
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、以下に示す条件式(1)を満足することを特徴とする。
(1) −25.0<EXP/Bf<−2.45
EXP:像面側から物体側への方向がマイナスしたときの無限遠撮影時の像面からの射出瞳位置
Bf:無限遠撮影時の前記第3レンズ群G3の最も像面側のレンズの像面側の面から像面までの空気換算光路長
ここでBfは、無限遠撮影時の前記第3レンズ群G3の最も像面側のレンズの像面側の面から像面までの空気換算光路長、いわゆるバックフォーカスである。なお、前記第3レンズ群G3から像面までの間に後述するフィルタがある場合、フィルタは空気換算され、Bfが算出される。
条件式(1)は、フォーカスレンズが光軸上を微小移動したときに、像倍率の変化が抑えられるための好ましい条件として、射出瞳の位置とバックフォーカスの適切な比を規定するものである。
条件式(1)の下限値を下回る場合は開口絞り位置がより物体側に寄ることとなるため、開口絞り径を大きくしなくてはならないため、開口絞り機構が大型化するため好ましくない。
条件式(1)の上限値を超えると、射出瞳位置がより像面側に寄るため、光線の射出角が大きくなる。射出角が大きい事で主光線の角度が光軸に対し大きくなり、同じ撮影距離、同じ物体高の場合にフォーカスレンズを移動させると、主光線の角度が大きくなった分フォーカスレンズ面での主光線の光線高の変化は大きくなる。その結果、より像面側のレンズ系の主光線の光線高の変化は大きくなり、結像位置の変化量が大きくるため像倍率の変化量が大きくなる。そのため、フォーカスレンズが光軸上を微少移動した時の像倍率の変動を小さくすることができなくなるため、好ましくない。
なお、条件式(1)について、望ましくはその下限値を−15.0に、また上限値を−2.70に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。さらに条件式(1)について、その下限値を−7.0に、また上限値をさらに−3.0に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、さらに以下に示す条件式(2)乃至(4)を満足することを特徴とする。
(2) 0.55<f1/f<1.00
(3) 0.25<|f2/f|<0.85
(4) 0.40<f1b/f<6.00
f:無限遠撮影時の全系の焦点距離
f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
f1b:前記第1bレンズ群G1bの焦点距離
条件式(2)はレンズ全長と第1レンズ群G1の径を抑えながら、良好な性能を得るための条件として、第1レンズ群G1の焦点距離と無限遠撮影時の全系の焦点距離の適切な比を規定するものである。
条件式(2)の上限値を超える場合、第1レンズ群G1の屈折力が小さくなるため、レンズ全長が大きくなる。また第1レンズ群G1の径が大きくなるため、重量が重くなるため好ましくない。
条件式(2)の下限値を下回る場合、第1レンズ群の屈折力が大きくなる事でレンズ全長を小さくする事ができるが、第1レンズ群G1で発生する球面収差、コマ収差が大きくなり無限遠撮影から近距離撮影にかけて良好な収差補正が困難となる。
なお、条件式(2)について、さらにその下限値を0.60に、また、上限値をさらに0.90に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
条件式(3)はレンズ全長を抑え、フォーカス時に良好な性能を得るための条件として、第2レンズ群G2の焦点距離と無限遠撮影時の全系の焦点距離の適切な比を規定するものである。
条件式(3)の上限値を超える場合、第2レンズ群G2の屈折力が小さくなる事でフォーカス移動量が大きくなり、レンズ全長が大きくなるため好ましくない。また第2レンズ群G2のフォーカス移動量が大きくなりフォーカス移動の高速化が困難となる。
条件式(3)の下限値を下回る場合、第2レンズ群G2の屈折力が大きくなる事で発生する収差、特にコマ収差が大きくなる。そのため、FナンバーをF1.8程度にした場合に良好な収差補正を維持する事が困難となる。
なお、条件式(3)について、さらにその下限値を0.35に、また、上限値をさらに0.70に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
条件式(4)は第2レンズ群G2の径を抑え、良好な性能を得るために、第1bレンズ群G1bの焦点距離と無限遠撮影時の全系の焦点距離の適切な比を規定するものである。
フォーカスレンズである第2レンズ群G2は、高速かつ正確に駆動制御する必要があるため、軽量である事が好ましい。しかし、Fナンバーが小さくなる程にレンズ全系のレンズ径は大きくなり、軽量化が困難となる。そこで、第2レンズ群G2の径を小さくするためには、第1レンズ群G1の比較的像面側の正レンズの屈折力を大きくすれば良い。しかしながら、第1aレンズ群G1a内の正レンズの屈折力を大きくした場合は、第1aレンズ群G1aで発生する球面収差、及びコマ収差が大きくなり無限遠撮影から近距離撮影にかけて良好な収差補正が難しくなるため好ましくない。そこで、第2レンズ群G2の径を小さくするためには、第1aレンズ群G1aの屈折力を大きくするのではなく、第1bレンズ群G1bの屈折力を大きくすることが望ましい。そのため、条件式(4)では、第1bレンズ群G1bの焦点距離と無限遠撮影時の全系の焦点距離の適切な比を規定している。
条件式(4)の上限値を超える場合、第1bレンズ群G1bの屈折力が小さくなり光線を下げる事ができなくなる。そのため、第2レンズ群G2の径が大きくなり重量が重くなるため好ましくない。
条件式(4)の下限値を下回る場合、第1bレンズ群G1bの屈折力が大きくなるため、第1bレンズ群G1bで発生する球面収差が大きくなる。そのため、無限遠撮影から近距離撮影にかけて良好な収差補正が困難となる。
なお、条件式(4)について、望ましくはその下限値を0.50に、また上限値を4.00に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。さらに、条件式(4)について、その下限値を0.70に、また、上限値をさらに2.50に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
また第1bレンズ群G1bは複数枚のレンズから構成することも可能であるが、レンズ枚数が多い場合ゴースト発生面が多くなるため、第1bレンズ群G1bは1枚である事がより望ましい。また、色収差の低減のため第1bレンズ群G1bの1枚の負レンズL2の媒質のアッベ数νL2mは、60以上である事が望ましい。
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、さらに以下に示す条件式(5)及び(6)を満足することを特徴とする。
(5) 0.30<D23/Bf<3.00
(6) 0.05<Bf/f<0.40
D23:無限遠撮影時の前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3の間のレンズ面間隔
条件式(5)は第3レンズ群G3の径を抑えながら、フォーカスレンズの移動量と良好な性能を得るために、無限遠撮影時の第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間のレンズ面間隔とバックフォーカスの適切な比を規定するものである。
条件式(5)の上限値を超える場合、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が長くなり、第3レンズ群G3の倍率が大きくなる。それゆえ全系の焦点距離が延びるものの、F値が大きくなるため好ましくない。この時、第3レンズ群G3の倍率増加を抑えるには第3レンズ群G3の屈折力を大きくすれば良いが、第3レンズ群G3の径が増大し、また第3レンズ群G3で発生するコマ収差や非点収差が大きくなるため、無限遠撮影から近距離撮影にかけて良好な収差補正が困難となる。
また第3レンズ群G3の径を抑えるためには、第1レンズ群G1の屈折力を強くすれば良いが、第1レンズ群G1で発生する球面収差やコマ収差が大きくなるため無限遠撮影から近距離撮影にかけて良好な収差補正が困難となる。
条件式(5)の下限値を下回る場合、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が短くなる事でフォーカス移動量が小さくなり最短撮影距離が長くなる。第2レンズ群G2と第3レンズ群G3の間隔が短いまま最短撮影距離が短くするには第2レンズ群G2の屈折力を大きくする必要があるが、第2レンズ群G2で発生する収差,特にコマ収差が大きくなるため良好な収差補正が困難となる。
なお、条件式(5)について、さらにその下限値を0.45に、また、上限値をさらに1.55に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
条件式(6)は第3レンズ群G3の物体側と像側の面間隔の好ましい条件と良好な性能を得るために、バックフォーカスと無限遠撮影時の全系の焦点距離の適切な比を規定するものである。
条件式(6)の上限値を超える場合、バックフォーカスが長くなるため各群の構成はレトロフォーカスが強い状態となる。この時、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とのレンズ間隔が長くなるため、レンズ全長が大きくなり好ましくない。またレンズ全長を抑えようとすると第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とのレンズ間隔を短くする必要があり、この時各群の屈折力が強くなることによって各群の収差量が大きくなるため、良好な収差補正が困難となる。
条件式(6)の下限値を下回る場合、バックフォーカスが短くなるため、交換レンズとしての使用が困難となる。バックフォーカスが短くなる事で各群の構成はレトロフォーカスが弱い状態となる。この時、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とのレンズ間隔が短くなるため、フォーカスレンズの移動量が小さくなり、最短撮影距離が長くなる。また最短撮影距離を短くするためには第2レンズ群G2、及び第3レンズ群G3の屈折力を強くしなくてはならないが、各群で発生する収差が大きくなるため良好な収差補正が困難となる。もしくはフォーカスレンズの移動量を確保するために第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を長くすると、更にバックフォーカスが短くなるため好ましくない。
なお、条件式(6)について、さらにその下限値を0.10に、また、上限値をさらに0.30に限定することで、前述の効果をより確実にすることができる。
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、さらに前記第1aレンズ群G1aが有する正レンズL1apiのうち少なくとも2枚が以下に示す条件式(7)を満足し、前記第1aレンズ群G1a内の全てのレンズが以下に示す条件式(8)を満足することを特徴とする。
(7) 65.00<νL1api
(8) |(θL1ap−θL1am)/(νL1ap−νL1am)|<0.0018
νL1api:前記正レンズL1apiのd線に対するアッベ数
θL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
θL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
νL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
νL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのd線に対するアッベ数の平均値
条件式(7)は色収差を抑え、良好な性能を得るための条件として、第1aレンズ群G1aが有する正レンズL1apiのアッベ数について規定したものである。良好な収差補正を行う上で第1aレンズ群G1aの正レンズに低分散の媒質を用いて色収差を少なくすることが好ましい。条件式(7)の下限値を下回る場合は軸上色収差、倍率色収差の色収差補正を十分に行う事が難しくなり、解像力が低下するため好ましくない。
条件式(8)は色収差の2次スペクトルを抑え、良好な性能を得るための条件として、前記第1aレンズ群G1a内の全てのレンズの部分分散比とアッベ数について規定したものである。2次スペクトルを良好に補正するためには、第1aレンズ群G1aにおいて2次スペクトルの補正を十分に行う事が好ましく、条件式(8)を満たす事で軸上の色収差が良く補正され高い解像力を有する事が可能となる。また、第1aレンズ群G1a内のレンズについて、正レンズ、負レンズが多い場合は重量が増加し、またゴースト発生面が増加するため好ましくなく、正レンズが少ない場合は良好な収差補正が困難となるため好ましくない。そのため、第1aレンズ群G1aは物体側から3枚の正レンズと1枚の負レンズから構成される事がより望ましい。
また、g線(波長435.8nm)、F線(波長486.1nm)、d線(波長587.6nm)、C線(波長656.3nm)に対する屈折率を、それぞれng、nF、nd、nCとしたとき、部分分散比θgF及びアッベ数νdは次の式で表される。
θgF=(ng−nF)/(nF−nC)
νd=(nd−1)/(nF−nC)
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、さらに前記第2レンズ群G2は1枚の負レンズL2mであり、前記負レンズL2mは以下の条件式(9)を満足することを特徴とする。
(9) 60.00<νL2m
νL2m:前記負レンズL2mのd線に対するアッベ数
条件式(9)は第2レンズ群G2で発生する色収差を抑え、フォーカス時の良好な性能を得るため、フォーカスレンズである負レンズL2mの媒質のアッベ数について条件を規定したものである。フォーカスレンズは、軽量化のためにレンズ枚数は1枚である事が好ましい。しかし、レンズ1枚のみではフォーカス群の色消しが不十分になるため、条件式(9)の条件を満たす事が好ましい。条件式(9)の下限値を下回る場合はフォーカス移動時の軸上色収差、倍率色収差の変化量が大きくなるため好ましくない。
また本発明のインナーフォーカス式望遠レンズは、さらに前記第3レンズ群G3は少なくとも2枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し、少なくとも1枚の正レンズL3piは以下の条件式(10)を満足することを特徴とする。
(10) 1.80<nL3pi
nL3pi:前記正レンズL3piのd線に対する屈折率
条件式(10)は第3レンズ群G3の径を抑え、良好な性能を得るために、第3レンズ群G3を構成する正レンズL3piのd線に対する屈折率について条件を規定したものである。本発明に係るレンズ系を交換レンズとして用いる場合、マウント、電装基板、及びフォーカス駆動用アクチュエータを前記第1レンズ群G1の外径上に配置することは、製品外径の増大につながるため好ましくない。また、前記第2レンズ群G2の外径上に配置することは,第2レンズ群G2がフォーカス時に移動するため機構的に困難である。したがって、比較的外径が小さく、フォーカス時に固定である前記第3レンズ群G3の外径上に配置される事が望ましい。
そこで、前記第3レンズ群G3の径が小さくあるためには、第3レンズ群内の正レンズの屈折力が大きくなくてはならず、条件式(10)の条件を満たす事が望ましい。条件式(10)の下限値を下回る場合は、正レンズの曲率半径が小さくなり球面収差の発生が大きくなるため好ましくない。更に望ましい条件として、負レンズの物体側と像面側にそれぞれ正レンズが少なくとも1枚ある事で、第3レンズ群G3の径を小さくすることができる。
次に、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例のレンズ構成について説明する。
図1は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例1のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図6は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例2のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、両凸レンズ1枚と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた平凸レンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、像面側に凹面を向けた平凹レンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と、両凸レンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図11は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例3のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、両凹レンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と、両凸レンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。第3レンズ群G3と像面の間に平行平面板であるフィルタFが配置されている。このフィルタFの光軸上の位置は第3レンズ群G3と像面の間ではどこであっても収差に影響を与えない。
また、レンズ構成図において、最も像側に配置された平行平面板はフィルタFであり、前記第2レンズ群G2には含めない。フィルタFはIRカットフィルタやローパスフィルタ等の光学フィルタであり、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズが適用される撮像装置に応じて、その特性が適宜選択される。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図16は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例4のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、両凸レンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図21は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例5のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、両凹レンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズ1枚と、両凸レンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図26は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例6のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、両凸レンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、両凹レンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。第3レンズ群G3と像面の間に平行平面板であるフィルタFが配置されている。このフィルタFの光軸上の位置は第3レンズ群G3と像面の間ではどこであっても収差に影響を与えない。
また、レンズ構成図において、最も像側に配置された平行平面板はフィルタFであり、前記第2レンズ群G2には含めない。フィルタFはIRカットフィルタやローパスフィルタ等の光学フィルタであり、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズが適用される撮像装置に応じて、その特性が適宜選択される。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図31は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例7のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、両凸レンズ1枚と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ2枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り、第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、両凸レンズ1枚と、両凹レンズ1枚と、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
図36は、本発明のインナーフォーカス式望遠レンズに係る実施例8のレンズ構成図である。物体側から像面側に順に、第1レンズ群G1は全体で正の屈折力を有し、、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ3枚、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成り正の屈折力を有する第1bレンズ群G1bから成り第2レンズ群G2は全体で負の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚から成り、第3レンズ群G3は全体で正の屈折力を有し、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズ1枚と両凸レンズ1枚から成る正の屈折力を有する接合レンズと、両凹レンズ1枚と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズ1枚から成る負のくっせる力を有する接合レンズから成り、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に、第1レンズ群G1と第3レンズ群G3は像面に対し固定であり、第2レンズ群G2が像面側へ移動する。
また、レンズ構成図において、Iは像面であり、撮像素子の表面を示している。
続いて、以下に前述した各実施例に係るインナーフォーカス式望遠レンズの諸元値(数値実施例)を示す。
[面データ]において、面番号は物体側から数えたレンズ面又は開口絞りの番号、rは各面の曲率半径、dは各面の間隔、ndはd線(波長587.56nm)に対する屈折率、vdはd線に対するアッベ数を示している。また、BFはバックフォーカスを表している。なお、面番号に付した(絞り)は、その位置に開口絞りが位置していることを示している。平面又は開口絞りに対する曲率半径には∞(無限大)を記入している。
[各種データ]には、無限遠時(INF)と撮影倍率0.10倍時(|β|=0.10)の焦点距離等の値を示している。
[可変間隔データ]には、撮影距離が無限遠時(INF)と撮影倍率0.10倍時(|β|=0.10)の可変面間隔の値を示している。
[レンズ群データ]には、各レンズ群を構成する最も物体側の面番号及び群全体の合成焦点距離を示している。
[硝材データ]には、物体側から数えたレンズ番号に対応するレンズについて、g線(波長435.8nm)、F線(波長486.1nm)、C線(波長656.3nm)それぞれに対する屈折率ng、nF、nCと、部分分散比θgFとを示している。
なお、以下の全ての諸元の値において、記載している焦点距離f、曲率半径r、レンズ面間隔d、その他の長さの単位は特記のない限りミリメートル(mm)を使用するが、光学系では比例拡大と比例縮小とにおいても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。
数値実施例1
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例2
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
数値実施例3
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例4
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例5
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例6
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例7
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
数値実施例8
単位:mm
[面データ]
Figure 2013161076
[各種データ]
Figure 2013161076
[可変間隔データ]
Figure 2013161076
[レンズ群データ]
Figure 2013161076
Figure 2013161076
[硝材データ]
Figure 2013161076
また、これらの各実施例における条件式の対応値の一覧を示す。
[条件式対応値]
Figure 2013161076
S:開口絞りS
I:像面
F:フィルタ
G1:第1レンズ群
G2:第2レンズ群
G3:第3レンズ群
G1a:第1aレンズ群
G1b:第1bレンズ群
Y:像高
ΔS:サジタル像面
ΔM:メリジオナル像面

Claims (6)

  1. 物体側より像面側に順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、負の屈折力を有する第2レンズ群G2、及び正の屈折力を有する第3レンズ群G3とからなり、
    前記第1レンズ群G1は、物体側より像面側に順に、少なくとも3枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し全体で正の屈折力を有する第1aレンズ群G1aと、開口絞りSと、少なくとも1つの正レンズを有する第1bレンズ群G1bとからなり、
    前記第1レンズ群G1と前記第3レンズ群G3とは、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面に対し固定であり、
    前記第2レンズ群G2は、無限遠物体から近距離物体への合焦の際に像面側へ移動し、
    以下に示す条件式(1)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (1) −25.0<EXP/Bf<−2.45
    EXP:像面側から物体側への方向がマイナスしたときの無限遠撮影時の像面からの射出瞳位置
    Bf:無限遠撮影時の前記第3レンズ群G3の最も像面側のレンズの像面側の面から像面までの空気換算光路長
  2. 請求項1に記載のインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに以下に示す条件式(2)乃至(4)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (2) 0.55<f1/f<1.00
    (3) 0.25<|f2/f|<0.85
    (4) 0.40<f1b/f<6.00
    f:無限遠撮影時の全系の焦点距離
    f1:前記第1レンズ群G1の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群G2の焦点距離
    f1b:前記第1bレンズ群G1bの焦点距離
  3. 請求項1又は請求項2に記載のインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに以下に示す条件式(5)及び(6)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (5) 0.30<D23/Bf<3.00
    (6) 0.05<Bf/f<0.40
    D23:無限遠撮影時の前記第2レンズ群G2と前記第3レンズ群G3の間のレンズ面間隔
  4. 請求項1乃至請求項3いずれかに記載のインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第1aレンズ群G1aが有する正レンズL1apiのうち少なくとも2枚が以下に示す条件式(7)を満足し、前記第1aレンズ群G1a内の全てのレンズが以下に示す条件式(8)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (7) 65.00<νL1api
    (8) |(θL1ap−θL1am)/(νL1ap−νL1am)|<0.0018
    νL1api:前記正レンズL1apiのd線に対するアッベ数
    θL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
    θL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのg線とF線に対する部分分散比の平均値
    νL1ap:前記第1aレンズ群G1aに含まれる正レンズのd線に対するアッベ数の平均値
    νL1am:前記第1aレンズ群G1aに含まれる負レンズのd線に対するアッベ数の平均値
  5. 請求項1乃至請求項4いずれかに記載のインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第2レンズ群G2は1枚の負レンズL2mであり、前記負レンズL2mは以下の条件式(9)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (9) 60.00<νL2m
    νL2m:前記負レンズL2mのd線に対するアッベ数
  6. 請求項1乃至請求項5いずれかに記載のインナーフォーカス式望遠レンズであって、さらに前記第3レンズ群G3は少なくとも2枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズを有し、少なくとも1枚の正レンズL3piは以下の条件式(10)を満足することを特徴とするインナーフォーカス式望遠レンズ。
    (10) 1.80<nL3pi
    nL3pi:前記正レンズL3piのd線に対する屈折率
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