JP2012213089A - 帰還型発振装置 - Google Patents

帰還型発振装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012213089A
JP2012213089A JP2011078307A JP2011078307A JP2012213089A JP 2012213089 A JP2012213089 A JP 2012213089A JP 2011078307 A JP2011078307 A JP 2011078307A JP 2011078307 A JP2011078307 A JP 2011078307A JP 2012213089 A JP2012213089 A JP 2012213089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
bipolar transistor
coupling circuit
feedback
oscillation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011078307A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Kurosawa
肇 黒澤
Sachiyuki Ishida
祥之 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Furukawa Automotive Systems Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Furukawa Automotive Systems Inc filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2011078307A priority Critical patent/JP2012213089A/ja
Publication of JP2012213089A publication Critical patent/JP2012213089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

【課題】設計および製造が容易で、装置のサイズが小さい帰還型発振装置を提供すること。
【解決手段】帰還型発振装置1において、入力端子から入力された信号を増幅して出力端子から出力するバイポーラトランジスタ10と、マイクロストリップラインによって構成され、バイポーラトランジスタの出力端子と入力端子とを結合して出力端子から入力端子に所定の周波数の信号を帰還してバイポーラトランジスタを発振させる結合回路15と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、帰還型発振装置に関するものである。
特許文献1には、電界効果トランジスタのゲート端子にマイクロストリップラインを介して誘電体共振器を結合させた発振装置が開示されている。
特開2006−42010号公報
ところで、特許文献1に記載された技術では、誘電体共振器を動作させるためには、誘電体共振器をシールドケース(キャビティ)によってシールドする必要がある。誘電体共振器自体のサイズもある程度大きいことから、このような誘電体共振器とシールドケースは基板上の大きなスペースを占有するため、回路規模が大きくなるという問題点がある。
また、特許文献1に記載された発振装置の発振周波数は、前述したシールドケースの形状、誘電体共振器の形状、電界効果トランジスタに流す電流、誘電体共振器とマイクロストリップラインとの結合度等によって変化することから、調整のパラメータが非常に多く、また、個々の部品のバラツキも大きいため、設計および製造に時間と労力を要するという問題がある。
そこで、本発明は設計および製造が容易で、装置のサイズが小さい帰還型発振装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、帰還型発振装置において、入力端子から入力された信号を増幅して出力端子から出力するバイポーラトランジスタと、マイクロストリップラインによって構成され、前記バイポーラトランジスタの前記出力端子と前記入力端子とを結合して前記出力端子から前記入力端子に所定の周波数の信号を帰還して前記バイポーラトランジスタを発振させる結合回路と、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、設計および製造が容易で、装置のサイズが小さい帰還型発振装置を提供することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記出力端子および前記入力端子は前記バイポーラトランジスタのそれぞれコレクタ端子およびベース端子であり、前記結合回路は前記コレクタ端子および前記ベース端子をマイクロストリップラインによって結合し、前記コレクタ端子から前記ベース端子へ前記所定の周波数の信号を帰還することを特徴とする。
このような構成によれば、熱雑音が少なく、また、位相雑音特性が良好な帰還型発振装置を提供することができる。
また、他の発明は、上記発明に加えて、前記結合回路に接続され、印加される電圧に応じて前記結合回路が有する容量成分を変化させることで前記発振周波数を調整するバラクタダイオードを有することを特徴とする。
このような構成によれば、発振周波数を容易かつ広帯域に調整することができる。
本発明によれば、設計および製造が容易で、装置のサイズが小さい帰還型発振装置を提供することが可能となる。また、機構的な制約がほとんど無い回路規模が小さく省スペース化にて構成可能である事は勿論の事、回路構成が自己完結している帰還型発振回路は、特に位相同期をする必要が無い車載レーダ等に用いた場合には有効的である。
本発明の実施形態に係る帰還型発振装置の構成例を示す回路図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。
(A)実施形態の構成の説明
図1は、本発明の実施形態に係る帰還型発振装置の構成例を示す回路図である。この図1に示すように、帰還型発振装置1は、バイポーラトランジスタ10、抵抗素子11〜13、キャパシタ素子14、結合回路15、および、バラクタダイオード16を有している。
ここで、バイポーラトランジスタ10は、コレクタ端子が電源Vc、抵抗素子11の一端、および、結合回路15の端子Cに接続され、ベース端子が結合回路15の端子A、抵抗素子11の他端、および、抵抗素子12の一端に接続され、エミッタ端子が抵抗素子13およびキャパシタ素子14の一端に接続されている。抵抗素子11は一端がコレクタ端子、電源Vc、および、結合回路15の端子Cに接続され、他端がバイポーラトランジスタ10のベース端子、結合回路15の端子A、および、抵抗素子12の一端に接続されている。抵抗素子12は一端がバイポーラトランジスタ10のベース端子、抵抗素子11の他端、および、結合回路15の端子Aに接続され、他端が接地されている。抵抗素子13は一端がバイポーラトランジスタ10のエミッタ端子およびキャパシタ素子14の一端に接続され、他端が接地されている。キャパシタ素子14は一端がバイポーラトランジスタ10のエミッタ端子および抵抗素子13の一端に接続され、他端が接地されている。なお、抵抗素子11〜13は、電流帰還バイアス回路を構成し、抵抗素子11,12によって電源Vcが分圧された電圧がベース端子に印加され、抵抗素子13はエミッタ端子に流れる電流に応じた電圧を生じ、負帰還動作を行う。キャパシタ素子14は、交流成分に対するバイパスコンデンサとして機能する。
結合回路15は、マイクロストリップラインによって構成される結合回路であり、例えば、ウィルキンソン型、ブランチライン型、分布結合型、または、ラットレース型結合回路によって構成される。ここで、結合回路15の端子Aはバイポーラトランジスタ10のベース端子、抵抗素子11の他端、および、抵抗素子12の一端に接続され、端子Bは出力端子とされ、端子Cはバイポーラトランジスタ10のコレクタ端子、電源Vc、および、抵抗素子11の一端に接続され、端子Dはバラクタダイオード16のカソード端子および電源Vfに接続されている。結合回路15は、端子Cから端子Aへ発振周波数の信号を選択的に通過するように、これらの間で誘導性および容量性の結合を行っている。これにより、バイポーラトランジスタ10のコレクタ端子からベース端子に向けて、発振周波数の信号を帰還させて発振を励起および持続する。端子Bは、端子Cに印加された信号の一部を出力する。端子Dは、端子Cと端子Aの間の容量性の結合に対して、バラクタダイオード16が有する容量成分を追加的に結合させることにより、端子Cと端子Aの間の容量成分を変化させ、発振周波数を調整する。
バラクタダイオード(Varactor Diode)16は、カソード端子に印加される電圧Vfによってその静電容量が変化するダイオードであり、アノード端子が接地され、カソード端子が電源Vfおよび結合回路15の端子Dに接続されている。
電源Vcは、バイポーラトランジスタに対して電源電圧を供給する。電源Vfは、バラクタダイオード16に電圧を印加し、その容量を変化させることにより、発振周波数を変更する。
(B)実施形態の構成の説明
つぎに、図1に示す実施形態の動作について説明する。電源Vcの供給が開始されると、電流帰還回路を構成する抵抗素子11〜13に電圧が印加され、バイポーラトランジスタ10に対してバイアス電圧が供給されてバイポーラトランジスタ10が動作可能の状態になる。
バイポーラトランジスタ10が動作可能の状態になると、コレクタ端子には、ノイズ成分を含む信号(例えば、ホワイトノイズ成分)が出力される。このコレクタ端子に現れた信号は、結合回路15の端子Cに印加される。結合回路15は、端子Cに印加された信号のうち、発振周波数に対応する信号を選択的に端子Aに出力するので、コレクタ端子からベース端子に対して信号が帰還される。このとき、帰還される信号は、所定の周波数において入力信号と同位相となるように帰還(正帰還)がなされるので、バイポーラトランジスタ10はこの周波数において発振が励起される。そして、コレクタ端子から出力された発振信号は、結合回路15の端子Bを介して取り出すことができる。なお、発振周波数は、結合回路15の端子Cと端子Aの間の結合に係るパラメータ、すなわち、容量性および誘導性のパラメータによって決定される。これらのパラメータは、結合回路15を構成するマイクロストリップラインの物理的な長さ、幅、距離等によって一意に定まるので、発振周波数の安定性が高い。また、設計時には結合回路15を構成するマイクロストリップラインの物理的な長さ、幅、距離等を計算することで、所望の周波数を得ることができるので、設計を容易に行うことができる。
なお、電源Vfの電圧を調整することにより、バラクタダイオード16の容量を変化させ、結合回路15の端子Cと端子Aの間の結合に係るパラメータのうち、容量性のパラメータを変化させることで、発振周波数を調整することができる。
以上に説明したように、本実施形態では、マイクロストリップラインによる結合回路15を用いて発振装置を構成するようにしたので、誘電体共振器を使用する場合に比較して、結合回路15自体のサイズが誘電体共振器に比較して小さく、また、シールドケース等を使用しなくてもよいので、回路のサイズを縮小するとともに、構造を簡略化することができる。
また、結合回路15は、マイクロストリップラインを用いて構成していることから、マイクロストリップラインの物理的な長さ、幅、距離等を調整することにより、発振周波数およびQ値を設定できることから、設計を容易に行うことができる。また、これらのパラメータは、温度等による変化が少ないことから、安定した発振状態を得ることができる。さらに、マイクロストリップラインは、エッチングによって形成することができ、その加工精度は一般に高いことから、発振周波数を精度よく設定することができる。
また、以上の実施形態では、増幅素子としてバイポーラトランジスタ10を用いていることから、例えば、GaAs等の増幅素子を用いる場合に比較して、熱雑音を低減することができ、また、これによって位相雑音特性を改善することができる。また、例えば、FET(Field Effect Transistor)やHEMT(High Electron Mobility Transistor)を用いる場合には、ゲート端子にマイナス電源を印加する必要があるので、正負2系統の電源が必要になるが、バイポーラトランジスタを用いる場合には1系統の電源だけでよいので、電源を簡略化することで回路構成を簡略化することができる。
また、以上の実施形態では、誘電体共振器およびシールドケースを使用する必要がなく、また、高い周波数での安定した発振が可能となることから、特に、携帯無線通信装置や車載レーダなど小型化の望まれる装置に使用する場合に好適である。
(D)変形実施形態の説明
以上の実施形態は一例であって、本発明が上述したような場合のみに限定されるものでないことはいうまでもない。例えば、以上の実施形態では、バラクタダイオード16を付加して発振周波数を調整可能としたが、バラクタダイオード16は除外するようにしてもよい。その場合、電源Vfおよび結合回路15の端子Dは除外することができる。
また、以上の実施形態では、バイポーラトランジスタ10のバイアス回路としては、電流帰還バイアス回路を用いるようにしたが、これ以外にも、例えば、固定バイアス回路または自己バイアス回路を用いることも可能である。
また、以上の実施形態では、バイポーラトランジスタ10としてNPN型のトランジスタを用いているが、高周波用としてはキャリアの移動度の大きなNPN型が用いられる。
1 帰還型発振装置
10 バイポーラトランジスタ
11〜13 抵抗素子
14 キャパシタ素子
15 結合回路
16 バラクタダイオード

Claims (3)

  1. 帰還型発振装置において、
    入力端子から入力された信号を増幅して出力端子から出力するバイポーラトランジスタと、
    マイクロストリップラインによって構成され、前記バイポーラトランジスタの前記出力端子と前記入力端子とを結合して前記出力端子から前記入力端子に所定の周波数の信号を帰還して前記バイポーラトランジスタを発振させる結合回路と、
    を有することを特徴とする帰還型発振装置。
  2. 前記出力端子および前記入力端子は前記バイポーラトランジスタのそれぞれコレクタ端子およびベース端子であり、
    前記結合回路は前記コレクタ端子および前記ベース端子をマイクロストリップラインによって結合し、前記コレクタ端子から前記ベース端子へ前記所定の周波数の信号を帰還する、
    ことを特徴とする請求項1記載の帰還型発振装置。
  3. 前記結合回路に接続され、印加される電圧に応じて前記結合回路が有する容量成分を変化させることで前記発振周波数を調整するバラクタダイオードを有することを特徴とする請求項1または2に記載の帰還型発振装置。
JP2011078307A 2011-03-31 2011-03-31 帰還型発振装置 Pending JP2012213089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078307A JP2012213089A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 帰還型発振装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011078307A JP2012213089A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 帰還型発振装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012213089A true JP2012213089A (ja) 2012-11-01

Family

ID=47266691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011078307A Pending JP2012213089A (ja) 2011-03-31 2011-03-31 帰還型発振装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012213089A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252442U (ja) * 1975-10-13 1977-04-14
JPS61276403A (ja) * 1985-05-28 1986-12-06 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン マイクロ波電力発振器
JPH04145707A (ja) * 1990-10-08 1992-05-19 Nec Corp 電圧制御発振器
JPH06132726A (ja) * 1992-10-20 1994-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外部帰還型vco回路
JP2003168925A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 高周波発振器
JP2004312343A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 電圧制御発振器

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5252442U (ja) * 1975-10-13 1977-04-14
JPS61276403A (ja) * 1985-05-28 1986-12-06 エヌ・ベ−・フイリツプス・フル−イランペンフアブリケン マイクロ波電力発振器
JPH04145707A (ja) * 1990-10-08 1992-05-19 Nec Corp 電圧制御発振器
JPH06132726A (ja) * 1992-10-20 1994-05-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 外部帰還型vco回路
JP2003168925A (ja) * 2001-11-30 2003-06-13 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 高周波発振器
JP2004312343A (ja) * 2003-04-07 2004-11-04 Mitsubishi Electric Corp 電圧制御発振器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7561001B2 (en) Electronic oscillator circuit device
JP5800985B2 (ja) 低ノイズ発振器
JP2010200289A (ja) 基準周波数制御回路
KR20190004332A (ko) 발진기
JP2012213089A (ja) 帰還型発振装置
CN106843356B (zh) 使用二次温度补偿的用于振荡器的***和方法
JP2008211757A (ja) 温度補償圧電発振器
JP2002026650A (ja) 発振器
JP4550726B2 (ja) 電圧制御発振器
KR20150002203A (ko) 액티브 저항 소자를 이용한 바이어스 회로 및 전력 증폭기
US20100127786A1 (en) Low noise oscillators
JP4704387B2 (ja) 電圧制御発振器
JP2012211855A (ja) 発振装置および車載レーダ装置
JP2008004977A (ja) 発振回路
US8933758B1 (en) Bridge-stabilized oscillator with feedback control
JP5566583B2 (ja) 電子回路
US6717483B2 (en) Low cost voltage controlled crystal oscillator (VCXO)
JP2010178148A (ja) バッファ回路
JP5792568B2 (ja) 電圧制御発振回路
JP2005006030A (ja) 温度補償型圧電発振器
JPH1093348A (ja) 電圧制御発振器
KR970007872B1 (ko) 초고주파수 발생회로
JPH0615330U (ja) 誘電体共振器制御発振器
JP2012253830A (ja) 圧電発振器
JPH06303057A (ja) モノリシックマイクロ波集積回路

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20131008

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141031

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141208

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20141209

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20141210

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150511