JP2012202251A - インジェクタ - Google Patents
インジェクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012202251A JP2012202251A JP2011065584A JP2011065584A JP2012202251A JP 2012202251 A JP2012202251 A JP 2012202251A JP 2011065584 A JP2011065584 A JP 2011065584A JP 2011065584 A JP2011065584 A JP 2011065584A JP 2012202251 A JP2012202251 A JP 2012202251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- flow path
- axial direction
- end side
- injector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
【解決手段】インジェクタ1は、ノズルニードル3の制御室4の燃料圧力を調整する制御弁10を備え、制御弁10は、弁体19がアクチュエータ11のロッド36によって押し込まれることで低圧流路6と制御室4との間を連通させる。ロッド36は、ロッド保持部10aに摺動自在に支持される摺動部36aと、流路形成室25内に収容される流路内ロッド部36bとを有している。そして、流路内ロッド部36bは、摺動部36aよりも外径の小さい小径部38を有する。これによれば、摺動部36aにおいて主にロッド36の強度を確保しつつ、流路内ロッド部36bを小径にすることで、流出流路の一部をなす流路形成室25の設計自由度を確保することができる。このため、コストをかけることなく流路形成室25の設計自由度を高めることができ、所望の噴射特性を得ることができる。
【選択図】図1
Description
そして、流路形成室113内にはロッド108が突出するため、ロッド108の径によって流路形成室113で流出流路として利用できる空間の容積が決まる。そのため、ロッド108の仕様で、流出流路としての流路形成室113の設計自由度が低くなってしまう。
例えば、ロッド径が大きい場合には、流路形成室113を設計する際に、流出流路として利用できる空間を大きくとることができず、流出流路からの燃料流出による制御室103の減圧が遅れ、それによりノズルリフトが遅れ、目標とする噴射特性が得られない場合がある。
つまり、設計自由度が低いことで、所望の噴射特性を得ることができない場合がある。
請求項1に記載のインジェクタは、噴孔(2)を開閉するノズルニードル(3)と、ノズルニードル(3)に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室(4)と、低圧流路(6)と制御室(4)との連通を開閉する弁体(19)を有し、制御室(4)内の燃料圧力を調整する制御弁(10)と、制御弁(10)を駆動するアクチュエータ(11)とを備える。
そして、アクチュエータ(11)は、制御弁(10)の弁体(19)の軸方向一端側から当接して弁体(19)を軸方向他端側に押し込むロッド(36)を有している。
このため、コストをかけることなく、流路形成室(25)の設計自由度を高めることができ、所望の噴射特性を得ることができる。
なお、流路内ロッド部(36b)の径は、アクチュエータ(11)の発生力と変位から、ロッド全体に許容される変形量を満たすように決定される。
請求項2に記載のインジェクタによれば、流路内ロッド部(36b)は、弁体(19)に当接する軸方向他端部(39)の外径が軸方向一端側よりも大きい。
これによれば、弁体(19)に当接する部分の剛性を高くすることができる。
請求項3に記載のインジェクタによれば、流路内ロッド部(36b)は、摺動部(36a)よりも径小であり、軸方向他端側に向かうにしたがって径が小さくなっている。
本手段は、流路内ロッド部(36b)の小径部の一態様を示すものである。
また、制御弁(10)は、軸方向他端側から弁体(19)が離着座する上シート(30)と、上シート(30)の軸方向一端側に形成されるとともに、弁体(19)が上シート(30)から離座しているときに制御室(4)から低圧流路(6)へ燃料を流出させる流出流路の一部をなす流路形成室(25)とを有している。
実施例1のインジェクタ1の構成を、図1、2を用いて説明する。
噴孔2を開閉するノズルニードル3と、ノズルニードル3に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室4、この制御室4に燃料を流入させるための高圧流路5、および制御室4から燃料を流出させるための低圧流路6を形成するボディ9と、制御室4内の燃料圧力を調整する制御弁10と、この制御弁10を駆動するアクチュエータ11とを備える。
ノズルボディ13は、軸方向他端に開口する有底筒状を呈しており、ノズルニードル3とノズルボディ13との間には、略円環筒状のノズル室14が形成されている。
ノズル室14には、高圧流路5から高圧の燃料が導かれて、ノズル室14の燃料圧はノズルニードル3に対し開弁方向に作用する。
そして、シリンダ16には、ノズルニードル3の軸方向一端面の一端側に形成されて、シリンダ16の内周面とノズルニードル3の軸方向一端面により閉鎖された制御室4が形成されている。
また、軸方向一端側には、低圧流路6が接続する第2ポート24が開口している。なお、第2ポート24と低圧流路6との間には、制御室4への燃料の流出流量を規制するOUTオリフィス26とが設けられている(図1(b)参照)。
また、第2ポート24の開口周囲には、弁体19が着座する第2シート(上シート30と呼ぶ)が形成されている。
また、弁体19は、スプリング34によって軸方向一端側に付勢されている。
すなわち、上シート30には軸方向他端側から弁体19が離着座し、下シート29には軸方向一端側から弁体19が離着座する。
そして、弁体19が上シート30から離座しているとき、制御室4から、第2ポート24、流路形成室25、OUTオリフィス26を介して、燃料が低圧流路6に流出する。つまり、流路形成室25は、制御室4から低圧流路6へ燃料を流出させる流出流路の一部を形成するものである。
そして、流路形成室25は、摺動孔10b側へ向う程径小に形成されており、流路形成室25の天井面25aはテーパ面となっている。
ロッド36は、軸方向一端側から弁体19に当接して、弁体19を軸方向他端側に押し込む。
本実施例のインジェクタ1によれば、ロッド36は、ボディ9に形成されたロッド保持部10aに摺動自在に支持される摺動部36aと、流路形成室25内に収容される流路内ロッド部36bとを有している。そして、流路内ロッド部36bは、摺動部36aよりも外径の小さい小径部38を有する(図1(b)参照)。
そして、摺動部36aと流路内ロッド部36bの径は、このロッド36全体に許容される変形量を満たすように決定される。
図1に示す状態(第2ポート閉鎖状態)から、アクチュエータ11への通電によってアクチュエータ11が駆動し(ピエゾスタックが伸張し)、ロッド36が弁体19を軸方向他端側へ押し込むと、第2ポート24が開き、制御室4内の燃料が流路形成室25、OUTオリフィス26を経て、低圧流路6へと流出する。
これによって、制御室4内の燃料圧が低下し、ノズルニードル3が開弁方向(軸方向一端側)へ変位し、噴孔2が開いて燃料が噴射される。
本実施例のインジェクタ1によれば、ロッド36は、ボディ9に形成されたロッド保持部10aに摺動自在に支持される摺動部36aと、流路形成室25内に収容される流路内ロッド部36bとを有している。
そして、流路内ロッド部36bは、摺動部36aよりも外径の小さい小径部38を有する。
これによれば、コストをかけることなく、流路形成室25の設計自由度を高めることができ、所望の噴射特性を得ることができる。
実施例2のインジェクタ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図2(a)を用いて説明する。
実施例1では、流路内ロッド部36bは軸方向他端から一端に至るまで同一径であったが、本実施例では、流路内ロッド部36bは、弁体19に当接する軸方向他端部39の外径が軸方向一端側よりも大きい。
なお、この軸方向他端部39の外径は、摺動部36aの外径よりも小さくてもよいし、摺動部36aと同等でもよいし、摺動部36aの外径よりも大きくてもよい。
実施例3のインジェクタ1の構成を、実施例1とは異なる点を中心に、図2(b)〜(d)を用いて説明する。
実施例1では、流路内ロッド部36bは軸方向他端から一端に至るまで同一径であったが、本実施例では、流路内ロッド部36bは軸方向他端側に向かうにしたがって径が小さくなっている。
実施例1〜3のインジェクタ1によれば、アクチュエータ11はピエゾスタックの伸張を利用するものであったが、これに限られない。例えば、電磁ソレノイドによる磁気吸引力を利用したアクチュエータであってもよい。
2 噴孔
3 ノズルニードル
4 制御室
5 高圧流路
6 低圧流路
9 ボディ
10 制御弁
11 アクチュエータ
19 弁体
25 流路形成室
30 上シート
36 ロッド
36a 摺動部
36b 流路内ロッド部
39 (流路内ロッド部の)軸方向他端部
Claims (3)
- 噴孔(2)を開閉するノズルニードル(3)と、
前記ノズルニードル(3)に対し閉弁方向に燃料圧を作用させるための制御室(4)と、
低圧流路(6)と前記制御室(4)との連通を開閉する弁体(19)を有し、前記制御室(4)内の燃料圧力を調整する制御弁(10)と、
前記制御弁(10)を駆動するアクチュエータ(11)とを備えるインジェクタであって、
前記アクチュエータ(11)は、前記制御弁(10)の前記弁体(19)の軸方向一端側から当接して前記弁体(19)を軸方向他端側に押し込むロッド(36)を有し、
前記制御弁(10)は、
軸方向他端側から前記弁体(19)が離着座する上シート(30)と、
前記上シート(30)の軸方向一端側に形成されるとともに、前記弁体(19)が前記上シート(30)から離座しているときに前記制御室(4)から低圧流路(6)へ燃料を流出させる流出流路の一部をなす流路形成室(25)とを有し、
前記ロッド(36)は、所定のボディに摺動自在に支持される摺動部(36a)と、前記摺動部(36a)の軸方向他端側に形成されるとともに前記流路形成室(25)内に収容される流路内ロッド部(36b)とを有し、
前記流路内ロッド部(36b)は、前記摺動部(36a)よりも外径の小さい小径部(38)を有することを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
前記流路内ロッド部(36b)は、前記弁体(19)に当接する軸方向他端部(39)の外径が軸方向一端側よりも大きいことを特徴とするインジェクタ。 - 請求項1に記載のインジェクタにおいて、
前記流路内ロッド部(36b)は、前記摺動部(36a)よりも径小であり、軸方向他端側に向かうにしたがって径が小さくなることを特徴とするインジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011065584A JP2012202251A (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | インジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011065584A JP2012202251A (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | インジェクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012202251A true JP2012202251A (ja) | 2012-10-22 |
Family
ID=47183523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011065584A Pending JP2012202251A (ja) | 2011-03-24 | 2011-03-24 | インジェクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012202251A (ja) |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5779149A (en) * | 1996-07-02 | 1998-07-14 | Siemens Automotive Corporation | Piezoelectric controlled common rail injector with hydraulic amplification of piezoelectric stroke |
JP2002516952A (ja) * | 1998-05-28 | 2002-06-11 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 内燃機関に用いられる燃料噴射弁 |
JP2002295328A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Denso Corp | 内燃機関の燃料噴射弁 |
JP2002364483A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
JP2003510507A (ja) * | 1999-09-30 | 2003-03-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液体を制御するための弁 |
JP2003161221A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-06-06 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
JP2003524725A (ja) * | 1999-08-09 | 2003-08-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 内燃機関用燃料噴射系のインジェクタのためのコンパクト構造の二段式電磁弁 |
JP2009127491A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
JP2009133324A (ja) * | 2004-07-06 | 2009-06-18 | Denso Corp | コモンレール用インジェクタ |
-
2011
- 2011-03-24 JP JP2011065584A patent/JP2012202251A/ja active Pending
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5779149A (en) * | 1996-07-02 | 1998-07-14 | Siemens Automotive Corporation | Piezoelectric controlled common rail injector with hydraulic amplification of piezoelectric stroke |
JP2002516952A (ja) * | 1998-05-28 | 2002-06-11 | シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト | 内燃機関に用いられる燃料噴射弁 |
JP2003524725A (ja) * | 1999-08-09 | 2003-08-19 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 内燃機関用燃料噴射系のインジェクタのためのコンパクト構造の二段式電磁弁 |
JP2003510507A (ja) * | 1999-09-30 | 2003-03-18 | ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 液体を制御するための弁 |
JP2002295328A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Denso Corp | 内燃機関の燃料噴射弁 |
JP2002364483A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Denso Corp | 燃料噴射装置 |
JP2003161221A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-06-06 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
JP2009133324A (ja) * | 2004-07-06 | 2009-06-18 | Denso Corp | コモンレール用インジェクタ |
JP2009127491A (ja) * | 2007-11-21 | 2009-06-11 | Denso Corp | 燃料噴射弁 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4914867B2 (ja) | 燃料噴射器 | |
US7870847B2 (en) | Fuel injector comprising a pressure-compensated control valve | |
EP1851427B1 (en) | Common rail injector with active needle closing device | |
JP2008531917A (ja) | ダブル座を有する直接制御される噴射弁部材を備えた燃料インジェクタ | |
RU2517518C2 (ru) | Топливная форсунка с состоящим из двух частей якорем электромагнита | |
US11231001B2 (en) | Fuel injector | |
JP2005202929A (ja) | 3ウェイ弁およびそれを用いた電気油圧式アクチュエータ | |
JP5874696B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP6256440B2 (ja) | インジェクタ | |
EP2660461B1 (en) | Electronically controlled fuel injection valve | |
JP2012202251A (ja) | インジェクタ | |
JP2007297962A (ja) | 燃料噴射ノズル | |
JP6231680B2 (ja) | 噴射装置 | |
JP5257212B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP5756488B2 (ja) | 弁装置 | |
EP3036428B1 (en) | Control valve arrangement | |
EP2660457A1 (en) | Fuel injector | |
JP7013181B2 (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP6281296B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2012197678A (ja) | インジェクタ | |
JP4674603B2 (ja) | インジェクタ | |
JP2009236095A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP4134968B2 (ja) | 燃料噴射ノズル | |
JP4367385B2 (ja) | 内燃機関用燃料噴射装置 | |
JP2010236368A (ja) | 燃料噴射弁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130730 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140722 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140724 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140917 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141216 |