JP2012201423A - エレベータの運転履歴記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗りかごの運転履歴を簡単かつ正確に検出・記録することができるエレベータの運転履歴記録装置を提供すること。
【解決手段】運転履歴記録装置1は、建物B内に設置された昇降路901内の所定箇所と、昇降路901内を昇降動作する乗りかご904との離間距離を検出する距離検出手段2と、距離検出手段2の検出結果から求められる乗りかご904の運転履歴を記録する記録部3とを有している。また、距離検出手段2は、レーザー光LLを出射するレーザー光出射部21と、レーザー光出射部21からのレーザー光LLを受光する受光部22とを有し、レーザー光出射部21からレーザー光LLを出射してから、出射したレーザー光LLを受光部22が受光するまでの時間に基づいて、前記離間距離を検出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベータの運転履歴記録装置に関する。
例えば、特許文献1のように、建物内に設置された昇降路と、昇降路内に設けられた乗りかごと、乗りかごの移動を制御する制御手段とを有するエレベータ装置が知られている。また、このようなエレベータ装置には、一般的に、エレベータの移動(運転)履歴を記録する記録部が設けられており、メンテナンスの際には、記録された運転履歴を反映することができる。
しかしながら、記録部から運転履歴を取り出す方法は、エレベータの種類や製造会社によって異なっており、そのエレベータに合った方法やツール(接続器具やプログラムなど)をそれぞれ用意する必要がある。また、エレベータの製造会社によっては、自由に運転履歴を取り出すことが許されず、例えば、パスワードを発行してもらう等、製造会社に許可を取らなければ運転履歴を取り出すことができない場合もある。
このような状況では、例えば、エレベータのメンテナンスに時間と費用がかかり過ぎてしまい、また、メンテナンスの効率も悪化するといった問題が生じる。
特開平10−9739号公報
本発明の目的は、乗りかごの運転履歴を簡単かつ正確に検出・記録することができるエレベータの運転履歴記録装置を提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
(1) 建物内に設置された昇降路内の所定箇所と、前記昇降路内を昇降動作する乗りかごとの離間距離を検出する距離検出手段と、
前記距離検出手段による検出結果から求められる前記乗りかごの運転履歴を記録する記録部とを有することを特徴とするエレベータの運転履歴記録装置。
(2) 前記距離検出手段は、レーザー光を出射するレーザー光出射部と、前記レーザー光出射部からのレーザー光を受光する受光部とを有し、
前記レーザー光出射部から前記レーザー光を出射してから、出射したレーザー光を前記受光部が受光するまでの時間に基づいて、前記離間距離を検出するよう構成されている上記(1)に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(3) 前記レーザー光出射部および前記受光部は、それぞれ、前記昇降路の頂部または底部に設けられており、前記レーザー光出射部は、前記乗りかごに向けて前記レーザー光を出射し、前記受光部は、前記乗りかごによって発射した前記レーザー光を受光する上記(2)に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(4) 前記距離検出手段は、音波を発信する発信部と、前記音波を受信する受信部とを有し、
前記発信部から前記音波を発信してから、発信した音波を前記受信部が受信するまでの時間に基づいて、前記離間距離を検出するよう構成されている上記(1)に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(5) 前記距離検出手段は、前記乗りかごの移動が開始し、当該移動が終了したときに、前記距離を検出するように構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(6) 少なくとも、所定期間内に前記乗りかごが前記昇降路内を移動した距離を前記運転履歴として記録する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(7) さらに、前記所定期間内での、前記建物の各階における前記乗りかごの着床回数を前記運転履歴として記録する上記(6)に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(8) さらに、前記乗りかごが、前記昇降路が設置された建物のどの階から移動を開始し、その移動をどの階で終了したかを前記運転履歴として記録する上記(5)ないし(7)のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
(9) さらに、前記乗りかごの移動を時刻と組み合わせて前記運転履歴として記録する上記(5)ないし(8)のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
本発明によれば、乗りかごの移動(運転)履歴を簡単かつ正確に検出・記録することができる。また、エレベータ装置のシステムとは別のシステムとして乗りかごの運転履歴を記録するため、運転履歴の取り出しも容易である。そのため、例えば、エレベータ装置のメンテナンスにおいて優れた利便性を発揮する。
また、前述したように、エレベータ装置のシステムとは別のシステムであるため、エレベータ装置の種類や製造会社の違いによらずにどのエレベータ装置にも簡単に設置することができる。そのため、従来のようにエレベータ装置毎に取り出し方法を選択するといった煩雑さがなく、メンテナンスを効率的に行うことができる。また、エレベータ装置毎にそれに適したツールを用意する必要がないため、経済的にも優れている。
本発明のエレベータの運転履歴記録装置が設置されるエレベータ装置の模式図である。 本発明のエレベータの運転履歴記録装置の好適な実施形態を示す模式図(ブロック図)である。 図2に示すエレベータの運転履歴記録装置の変形例を示す模式図(ブロック図)である。
以下、本発明のエレベータの運転履歴記録装置の好適な実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明のエレベータの運転履歴記録装置が設置されるエレベータ装置の模式図、図2は、本発明のエレベータの運転履歴記録装置の好適な実施形態を示す模式図(ブロック図)、図3は、図2に示すエレベータの運転履歴記録装置の変形例を示す模式図(ブロック図)である。なお、以下の説明では、図1中の上側を「上」、下側を「下」と言いう。
[エレベータ装置900]
まず、エレベータの運転履歴記録装置1(以下、単に「運転履歴記録装置1」とも言う。)を設置するエレベータ装置900について、その一例を説明する。
図1に示すエレベータ装置900は、建物(図示せず)内に設置された昇降路901と、昇降路901の上方に設けられた機械室902と、昇降路901と機械室902とを区切り昇降路901の天面および機械室902の床面を形成する機械台903と、昇降路901内を昇降する乗りかご904と、乗りかご904とは逆方向に昇降路901内を昇降する釣り合い重り905と、乗りかご904と釣り合い重り905とを連結し、乗りかご904と釣り合い重り905とを釣瓶式に懸架するロープ906と、機械室902内に設けられたエレベータ巻上機907と、巻上機907に回転(回動)自在に設けられた駆動網車908と、駆動綱車908に対してずれた位置に回転自在に設けられたそらせ車909と、巻上機907の駆動を制御する制御手段910とを有している。
ロープ906は、乗りかご904に連結された一端側から、機械台903に形成された貫通孔を通って、駆動綱車908の外周面に無端状に形成されたロープ溝908a、および、そらせ車909の外周面に無端状に形成されたロープ溝909aに順次巻き掛けられるとともに、さらに駆動綱車908に向かって折り返されて、再びロープ溝908aおよび909aに巻き掛けられた後、機械台903に形成された貫通孔を通って、下方の釣り合い重り905に連結されている。すなわち、エレベータ装置900では、ロープ906が駆動綱車908のロープ溝908aに2回巻き掛けられるフルラップ方式が採用されている。
このようなエレベータ装置900では、駆動綱車908が巻上機907の駆動力によって回転することにより、ロープ906と駆動綱車908のロープ溝908aとの間に発生する摩擦力によって、ロープ906が駆動綱車908の回転に連動して移動し、乗りかご904が昇降路901内を昇降する。また、エレベータ装置900では、制御手段910によって巻上機907の駆動を制御することにより、乗りかご904を建物の目的階に着床させることができる。
以上、エレベータ装置900を一例に運転履歴記録装置1を設置するエレベータ装置について説明したが、エレベータ装置の構成としては、昇降路901内を昇降する乗りかご904を有していれば、上述したエレベータ装置900に限定されない。
[運転履歴記録装置1]
次いで、運転履歴記録装置1について説明する。
図2に示すように、運転履歴記録装置1は、昇降路901の天面と、乗りかご904の天井との距離(以下、単に「離間距離D」とも言う)を検出する距離検出手段2と、距離検出手段2の検出結果から求められる乗りかご904の運転履歴を記録する記録部3と、距離検出手段2の駆動を制御する制御手段4と、記録部3に記録された運転履歴に関するデータを送信する送信手段5と有している。以下、距離検出手段2、記録部3、制御手段4および送信手段5について順次説明する。
(距離検出手段2)
図2に示すように、距離検出手段2は、レーザー光LLを出射するレーザー光出射部21と、レーザー光LLを受光する受光部22と、距離算出部23とを有している。距離算出部23は、レーザー光出射部21からレーザー光LLを出射してから、そのレーザー光LLを受光部22が受光するまでの時間Tに基づいて離間距離Dを求めるように構成されている。
また、距離算出部23には、予め、乗りかご904が建物の各階に着床している状態での離間距離D(1階に着床している場合の離間距離D、2階に着床している場合の離間距離D‥‥)のデータを記録させている。そのため、離間距離Dが求まれば、前記データに基づいて、乗りかご904が建物のどの階に着床しているのかを簡単に求めることができる。
距離検出手段2によって求められた着床階に関する情報(以下、「着床階データ」と言う。)は、記録部3に送信され、記録部3で記録される。
本実施形態では、レーザー光出射部21および受光部22がともに、昇降路901の天面(すなわち、機械台903の下面)に設けられている。また、レーザー光出射部21は、昇降路901の天面から乗りかご904の天井に向けて、すなわち鉛直方向下方に向けてレーザー光LLを出射するように設置されている。また、受光部22は、乗りかご904の天井で反射し、昇降路901の天井へ戻ってくるレーザー光LL(戻り光LL’)を受光するように設置されている。なお、戻り光LL’の強度や方向性を高めるために、乗りかご904の天井であって、レーザー光LLが照射される部位に反射板等を配置してもよい。
このような配置とすることにより、距離検出手段2を簡単にエレベータ装置900に取り付けることができる。
以上、本実施形態の距離検出手段2について説明したが、距離検出手段2の構成は、昇降路901内の所定部位(固定点)と乗りかご904との離間距離を検出することができれば、本実施形態の構成に限定さない。
例えば、レーザー光出射部21および受光部22の設置位置は、(1)レーザー光出射部21および受光部22をともに昇降路901の床面に設置し、レーザー光LLを乗りかご904の床面に向けて出射するように構成してもよく、(2)レーザー光出射部21および受光部22をともに乗りかご904の天井または床面に設置し、レーザー光LLを昇降路901の天井または床面に向けて出射するように構成してもよく、(3)レーザー光出射部21および受光部22の一方を昇降路901の天面に設置するとともに、他方を乗りかご904の天井に設置し、受光部22に向けてレーザー光LLを出射するように構成してもよく、(4)レーザー光出射部21および受光部22の一方を昇降路901の床面に設置するとともに、他方を乗りかご904の床面に設置し、受光部22に向けてレーザー光LLを出射するように構成してもよい。また、例えば、昇降路901の天面や床面と釣り合い重り905との離間距離を検出することにより、間接的に、昇降路901の所定部位と乗りかご904との離間距離を求めるように構成してもよい。
また、距離検出手段2は、レーザー光を用いる構成ではなく、音波(超音波)を用いる構成であってもよい。例えば、図3に示すように、距離検出手段2は、音波Wを発信する発信部24と、音波Wを受信する受信部25と、距離算出部26とを有している。距離算出部26は、発信部24から音波Wを発信してから、発信した音波Wを受信部25が受信するまでの時間Tに基づいて離間距離Dを求めるように構成されている。このような構成によっても、レーザー光を用いる場合と同様の効果を発揮することができる。なお、発信部24および受信部25の配置は、レーザー光出射部21および受光部22の配置と同様とすることができる。
(制御手段4)
制御手段4は、距離検出手段2の駆動を制御する機能を有している。本実施形態の制御手段4は、乗りかご904の移動(昇降)の開始/終了を検知する移動検知手段41を有しており、この移動検知手段41の検知結果に基づいて、距離検出手段2の駆動を制御するように構成されている。
具体的には、制御手段4は、移動検知手段41が乗りかご904の移動開始(例えば、建物の2階から10階への移動)を検知し、その後、当該移動の終了(乗りかご904の着床)を検知した場合に、距離検出手段2を駆動する。このような制御方法によれば、乗りかご904が移動した場合にのみ距離検出手段2が駆動するため、距離検出手段2の無駄な駆動を防止できる。そのため、それに伴う省電力化および検出回数の減少による運転履歴に関するデータの小容量化を図ることができる。
移動検知手段41の構成は、乗りかご904の移動の開始/終了を検知することができれば、特に限定されない。例えば、乗りかご904を昇降または着床させるために制御手段910から巻上機907に送信される信号(駆動信号や停止信号)を受信し、受信した信号に基づいて、乗りかご904の移動の開始/終了を検知するよう構成されていてもよい。また、接触式または非接触式のセンサを用いて、駆動網車908が回転しているか否かを検出することにより、乗りかご904の移動の開始/終了を検知するよう構成されていてもよい。
以上、制御手段4について説明したが、制御手段4の構成や、距離検出手段2の駆動の制御方法については、上記の構成に限定されない。例えば、制御手段4は、移動検知手段41を有しておらず、かつ、所定時間間隔で距離検出手段2を駆動するように構成されていてもよい。
(記録部3)
記録部3は、距離検出手段2から送信された着床階データなどを記録(記憶)する記録装置(記憶装置)31と、記録装置31に記録された着床階データに基づいて新たなデータを作成する演算部32とを有している。
記録装置31は、距離検出手段2から受信した着床階データを当該データを受信した時刻(または距離検出手段2が離間距離Dを検出した時刻。ただし、両者はほぼ同時刻である。)とともに記録する。すなわち、記録装置31には、距離検出手段2から着床階データを受信する度に、乗りかご904の時刻T1での着床階、時刻T2での着床階、時刻T3での着床階‥‥といったデータが順に記録されていき、乗りかご904の運転履歴が記録されていく。なお、記録部3は、複数の着床階データが記録された順番さえ記録しておけば、着床階データを時刻と対応付けて記録しなくてもよい。
このような記録装置31は、例えば、フラッシュメモリー、光ディスク、HDD(ハードディスクドライブ)といった公知の各種記憶装置を用いることができる。
演算部32は、記録装置31に記録された複数の着床階データに基づいて、新たなデータを作成する機能を有している。なお、演算部32で作成された新たなデータは、記録装置31に送信され、運転履歴として記録装置31に記録される。
新たなデータ(運転履歴)には、少なくとも、所定期間内における乗りかご904の移動距離が含まれている。このように、乗りかご904の移動距離を算出し、これを運転履歴として記録装置31に記録しておくことにより、エレベータ装置900のメンテナンス時に、各種部品の摩耗状況を判断し易くなり、部品交換の必要性等の判断をより容易に行うことができメンテナンスの効率が向上する。
なお、前記所定期間としては、特に限定されないが、エレベータ装置900の前回のメンテナンス時から次回のメンテナンス時までの期間とするのが好ましい。これにより、メンテナンスの効率がより向上する。
また、所定期間内における乗りかご904の移動距離を算出する方法は、特に限定されない。例えば、演算部32に、建物の各階(最上階は除く)からその階よりも1階上の階までの乗りかご904の移動距離を記録させておき、所定期間が始まって1番目(時刻T1)に記録された着床階データと、2番目(時刻T2)に記録された着床階データとから1回目の乗りかご904の移動距離A1を求め、2番目(時刻T2)に記録された着床階データと、3番目(時刻T3)に記録された着床階データとから2回目の乗りかご904の移動距離A2を求め、同様に、3回目、4回目‥‥n回目の乗りかご904の移動距離A3、A4‥‥Anを求め、これら移動距離A1、A2、A3、A4‥‥Anを足し合わせることにより、簡単に、所定期間内における乗りかご904の移動距離を算出することができる。
また、新たなデータ(運転履歴)には、さらに、所定期間内での、建物の各階における乗りかご904の着床回数が含まれているのが好ましい。すなわち、所定期間内に、建物の何階に乗りかご904が何回着床したかのデータが含まれている。これにより、例えば、乗りかご904内に設置されている操作ボタン類の使用頻度等を推測することができ、部品交換の必要性等の判断をより容易に行うことができ、その結果、メンテナンスの効率が向上する。
また、建物がレジャー施設、商業施設といった場合、各階における乗りかご904の着床回数から、どの階が客に人気があり、どの階が客に人気がないか、すなわち各階の集客力を推察することができる。そのため、このデータを用いることで、レジャー施設、商業施設において、より集客力が上がるような店舗の配置換えやリニューアル等を行うことができる。
また、新たなデータ(運転履歴)には、さらに、乗りかご904が建物のどの階から移動を開始し、その移動をどの階で終了したか、すなわち、乗りかご904が1回の移動で建物の何階から何階まで移動したのかを示すデータが含まれているのが好ましい。上記のようなデータに加えて、このようなデータを用いることで、よりメンテナンスの効率を高めることができる。
(送信手段5)
送信手段5は、記録装置31に記録された運転履歴を、例えば、離れた場所に設置された制御用のパソコン等に送信する機能を有している。これにより、エレベータ装置900が設置されている現場へ出向くことなく、運転履歴を取得、確認することができる。そのため、予め、メンテナンス等に必要な交換部品等を予測することができ、メンテナンスを効率的に行うことができる。
送信手段5による運転履歴の送信は、所定期間毎に行ってもよいし、記録装置31に新たなデータが記録される度に行ってもよい。また、前記制御用のパソコンからの命令を受けたときにも運転履歴を送信するようにしてもよい。なお、例えば、比較的短い時間間隔(数秒間隔)で送信が行われる場合や、記録装置31に新たなデータが記録される度に行なわれる場合には、運転履歴記録装置1をエレベータ装置900の監視システムとしても好適に用いることができるようになる。
以上、運転履歴記録装置1について説明した。このような運転履歴記録装置1によれば、乗りかご904の運転履歴を簡単かつ正確に検出・記録することができる。また、エレベータ装置900のシステムとは別のシステムとして乗りかごの運転履歴を記録するため、運転履歴の取り出しも容易である。そのため、例えば、エレベータ装置900のメンテナンスにおいて優れた利便性を発揮する。
また、エレベータ装置900のシステムとは別のシステムであるため、エレベータ装置の種類や製造会社の違いによらずにどのエレベータ装置にも簡単に設置することができる。そのため、従来のようにエレベータ装置毎に取り出し方法を選択するといった煩雑さがなく、メンテナンスを効率的に行うことができる。また、エレベータ装置毎にそれに適したツールを用意する必要がないため、経済的にも優れている。
以上、本発明のエレベータの運転履歴記録装置について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本発明の運転履歴記録装置では、各部の構成は、同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。
1 運転履歴記録装置
2 距離検出手段
21 レーザー光出射部
22 受光部
23 距離算出部
24 発信部
25 受信部
26 距離算出部
3 記録部
31 記録装置
32 演算部
4 制御手段
41 移動検知手段
5 送信手段
900 エレベータ装置
901 昇降路
902 機械室
903 機械台
904 乗りかご
905 釣り合い重り
906 ロープ
907 巻上機
908 駆動綱車
908a ロープ溝
909 そらせ車
909a ロープ溝
910 制御手段
D 離間距離
LL レーザー光
W 音波

Claims (9)

  1. 建物内に設置された昇降路内の所定箇所と、前記昇降路内を昇降動作する乗りかごとの離間距離を検出する距離検出手段と、
    前記距離検出手段による検出結果から求められる前記乗りかごの運転履歴を記録する記録部とを有することを特徴とするエレベータの運転履歴記録装置。
  2. 前記距離検出手段は、レーザー光を出射するレーザー光出射部と、前記レーザー光出射部からのレーザー光を受光する受光部とを有し、
    前記レーザー光出射部から前記レーザー光を出射してから、出射したレーザー光を前記受光部が受光するまでの時間に基づいて、前記離間距離を検出するよう構成されている請求項1に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  3. 前記レーザー光出射部および前記受光部は、それぞれ、前記昇降路の頂部または底部に設けられており、前記レーザー光出射部は、前記乗りかごに向けて前記レーザー光を出射し、前記受光部は、前記乗りかごによって発射した前記レーザー光を受光する請求項2に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  4. 前記距離検出手段は、音波を発信する発信部と、前記音波を受信する受信部とを有し、
    前記発信部から前記音波を発信してから、発信した音波を前記受信部が受信するまでの時間に基づいて、前記離間距離を検出するよう構成されている請求項1に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  5. 前記距離検出手段は、前記乗りかごの移動が開始し、当該移動が終了したときに、前記距離を検出するように構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  6. 少なくとも、所定期間内に前記乗りかごが前記昇降路内を移動した距離を前記運転履歴として記録する請求項1ないし5のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  7. さらに、前記所定期間内での、前記建物の各階における前記乗りかごの着床回数を前記運転履歴として記録する請求項6に記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  8. さらに、前記乗りかごが、前記昇降路が設置された建物のどの階から移動を開始し、その移動をどの階で終了したかを前記運転履歴として記録する請求項5ないし7のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
  9. さらに、前記乗りかごの移動を時刻と組み合わせて前記運転履歴として記録する請求項5ないし8のいずれかに記載のエレベータの運転履歴記録装置。
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