JP2012200826A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】軸継手周りの空気が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができ、ヘッド部内部の全体が温度上昇するのを抑制することができる工作機械を提供する。
【解決手段】空洞12を有するヘッド部1の下部を上下に貫通する軸受孔13にアンギュラ玉軸受2を保持し、該アンギュラ玉軸受2に工具保持軸3の下端部を嵌入支持し、該工具保持軸3の空洞12側の上端部3fを電動モータ4に軸継手5により連動連結し、空洞12の内部で軸継手5と対向する位置に、軸継手5の回転により発生する空気の流れを規制する規制壁19を設け、軸継手5周りの空気が空洞12内全域に拡散されるのを規制壁19にて防ぐことができるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明はヘッド部に工具保持軸が回転自在に保持されている工作機械に関する。
工作機械は、同心上の軸長方向へ離隔した2位置夫々に複数の軸受を保持してあり、上下に貫通する軸受孔及び該軸受孔の上端が開放されている空洞を有する箱形状のヘッド部と、その上端部が前記空洞に配され、下端部が前記軸受の夫々に嵌入保持され、回転中心が上下となる工具保持軸と、前記ヘッド部の上部外側に装着される電動モータと、該電動モータの駆動軸及び前記工具保持軸の上端部を前記空洞内で連動連結する軸継手と、前記空洞内に枢着され、工具保持軸の下端部に保持されているドリル等の回転加工用工具をアンクランプにするレバーとを備え、電動モータの駆動により工具保持軸を比較的高速で連続回転させ、該工具保持軸の下端部に保持されている回転加工用工具を回転させ、ワークに回転加工を施すように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
ヘッド部は、前後に長い箱形状をなし、前側の下部に、軸受孔を有する軸受筒部が配され、該軸受筒部を除く他の部分の内部がほぼ密閉の空洞になっており、前後に長い前記レバーの長手方向中央部を前記空洞内の中央部に枢着してある。
軸受孔に上下に離隔して配される軸受はアンギュラ玉軸受であり、内輪及び外輪間に潤滑油脂を塗布してアンギュラ玉軸受の耐久性を高めてあり、工具保持軸の上端部中間には上方のアンギュラ玉軸受の内輪端面に当接して工具保持軸にアキシャル方向の予圧を加える螺子環が螺着され、工具保持軸のアキシャル方向へのガタ付きを防ぐように構成されている。
特開2006−82175号公報
ところで、工具保持軸を長時間に亘って高速で連続回転させつつ複数のワークに回転加工を施す場合、アンギュラ玉軸受部分の昇温が過大となり、アンギュラ玉軸受に塗布されている潤滑油脂が劣化することになり、さらに工具保持軸がアキシャル方向へ熱膨張するとともに、アンギュラ玉軸受の内輪及び外輪の温度差が大きくなり、内輪のアキシャル方向への熱膨張量が外輪よりも多くなり、該工具保持軸に加えられている予圧が低下することになる。潤滑油脂の劣化は、工具保持軸を高速で回転させることができなくなり、工具保持軸の交換が必要となる。予圧の低下は工具保持軸がアキシャル方向へガタ付き易くなり、工具保持軸の剛性が低下し、回転加工能力の低下を来すことになる。
また、工具保持軸を長時間に亘って高速で連続回転させるための電動モータが発熱し、該電動モータの熱が軸継手に伝達され、軸継手周りの空気が加熱され、加熱された空気が軸継手の回転によって空洞内全域に拡散され、ヘッド部内部全体の温度が上昇して前記アンギュラ玉軸受部分がより一層昇温し易くなる。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、主たる目的は空洞の内部で軸継手と対向する位置に、軸継手の回転により発生する空気の流れを規制する規制壁を設けることにより、軸継手周りの空気が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができ、ヘッド部内部の全体が温度上昇するのを抑制することができる工作機械を提供することにある。
また、他の目的は、規制壁よりも軸継手側のヘッド部の側壁に排気口を配することにより、規制壁により流れが規制された軸継手周りの空気を排気口から速やかに排気することができる工作機械を提供することにある。
また、他の目的は、ヘッド部の両側壁間に渡って規制壁を形成することにより、ヘッド部の壁部と規制壁とで軸継手を取り囲むことができ、この取り囲み空間の空気を排気口から速やかに排気することができる工作機械を提供することにある。
また、他の目的は、ヘッド部の両側壁と一体に規制壁を成形することにより、部品点数を増加することなく規制壁を設けることができ、規制壁を備える割にコストを低減することができる工作機械を提供することにある。
また、他の目的は、ヘッド部に筒体を嵌挿し、該筒体から工具保持軸の上端部の側へ空気を吹出す空気吹出手段を設け、工具保持軸の周面から離隔した位置で、且つ該工具保持軸の軸心と交差する位置に前記筒体を配し、該筒体の空洞側先端部の周面に吹出口を開設することにより、工具保持軸の上端部及び軸継手を外部空気にて除々に冷却することができ、工具保持軸及び軸継手の昇温を抑制することができる工作機械を提供することにある。
また、他の目的は、筒体の長手方向へ離隔した複数の位置に吹出口を設けることにより、吹出空気を集中させることなく工具保持軸の上端部の側へ広範囲に吹出すことができ、上端部及び軸継手の昇温をより一層抑制することができる工作機械を提供することにある。
本発明に係る工作機械は、空洞を有するヘッド部の下部を上下に貫通する軸受孔に軸受を保持してあり、該軸受に工具保持軸を嵌入支持してあり、該工具保持軸の前記空洞側の上端部が駆動源に軸継手により連動連結されている工作機械において、前記空洞の内部で前記軸継手と対向する位置に前記軸継手の回転により発生する空気の流れを規制する規制壁を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、軸継手の回転により発生する空洞内の空気の流れを規制壁により規制することができ、軸継手周りの空気が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができるため、駆動源が電動モータである場合においても、電動モータから軸継手を経て伝達された軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのを抑制することができる。よって、軸受に塗布されている潤滑油脂の劣化を抑制でき、軸受及び工具保持軸の寿命を長くすることができるとともに、回転加工能力の持続時間を長くすることができる。
また、本発明に係る工作機械は、前記規制壁よりも前記軸継手側の前記ヘッド部の側壁に排気口を配してあることを特徴とする。
本発明にあっては、規制壁により流れが規制された軸継手周りの空気を排気口から速やかに排気することができるから、軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのをより良好に防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明に係る工作機械は、前記規制壁は、前記ヘッド部の両側壁間に渡って形成したことを特徴とする。
本発明にあっては、ヘッド部の壁部と規制壁とで軸継手を取り囲むことができ、この取り囲み空間の空気を排気口から速やかに排気することができるから、軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのをより良好に防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明に係る工作機械は、前記規制壁は、前記両側壁と一体に成形されていることを特徴とする。
本発明にあっては、部品点数を増加することなく規制壁を設けることができ、規制壁を備える割にコストを低減できる。
また、本発明に係る工作機械は、前記ヘッド部に筒体を嵌挿し、該筒体から前記上端部の側へ空気を吹出す空気吹出手段を更に備え、前記筒体は、前記工具保持軸の周面から離隔した位置で、且つ該工具保持軸の軸心と交差する位置に配され、該筒体の前記空洞側先端部の周面に吹出口が開設されていることを特徴とする。
本発明にあっては、工具保持軸の上端部及び軸継手を外部空気にて除々に冷却することができ、工具保持軸及び軸継手の昇温を抑制することができ、さらに、工具保持軸の上端部及び軸継手を冷却した空気を排気口から速やかに排気することができるため、前記上端部及び軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明に係る工作機械は、前記筒体の長手方向へ離隔した複数の位置に前記吹出口を配してあることを特徴とする。
本発明にあっては、吹出空気を集中させることなく工具保持軸の上端部の側へ広範囲に吹出すことができ、上端部及び軸継手の昇温をより一層抑制することができ、さらに、工具保持軸の上端部及び軸継手を冷却した空気を排気口から速やかに排気することができるため、前記上端部及び軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
本発明によれば、軸継手の回転により発生する空洞内の空気の流れを規制壁により規制することができ、軸継手周りの空気が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができるため、軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのを防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのを抑制することができる。よって、軸受に塗布されている潤滑油脂の劣化を抑制でき、軸受及び工具保持軸の寿命を長くすることができるとともに、回転加工能力の持続時間を長くすることができる。
また、本発明によれば、規制壁により流れが規制された軸継手周りの空気を排気口から速やかに排気することができ、軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのをより良好に防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明によれば、ヘッド部の壁部と規制壁とで軸継手を取り囲むことができ、この取り囲み空間の空気を排気口から速やかに排気することができるから、軸継手周りの熱が空洞内全域に拡散されるのをより良好に防ぐことができ、軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明によれば、部品点数を増加することなく規制気を設けることができ、規制壁を備える割にコストを低減できる。
また、本発明によれば、工具保持軸の上端部及び軸継手を外部空気で除々に冷却することができ、工具保持軸及び軸継手の昇温を抑制することができるとともに、工具保持軸の上端部及び軸継手を冷却した空気を排気口から速やかに排気することができるため、前記上端部及び軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
また、本発明によれば、吹出空気を集中させることなく工具保持軸の上端部の側へ広範囲に吹出すことができ、上端部及び軸継手の昇温をより一層抑制することができるとともに、工具保持軸の上端部及び軸継手を冷却した空気を排気口から速やかに排気することができるため、前記上端部及び軸継手周りの熱にて軸受が昇温するのをより一層抑制することができる。
本発明に係る工作機械のヘッド部分の構成を示す縦断側面図である。 図1のII−II線断面図である。 本発明に係る工作機械のヘッド部分の構成を示す正面図である。 本発明に係る工作機械のヘッド部分の構成を示す一部を分解した斜視図である。 本発明に係る工作機械の要部の構成を示す拡大断面図である。 本発明に係る工作機械の規制壁の構成を示す斜視図である。 本発明に係る工作機械の規制壁の構成を示す正面図である。 本発明に係る工作機械の筒体の構成を示す斜視図である。 本発明に係る工作機械の筒体の構成を示す正面図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明に係る工作機械のヘッド部分の構成を示す縦断側面図、図2は図1のII−II線断面図、図3はヘッド部分の構成を示す正面図、図4はヘッド部分の構成を示す一部を分解した斜視図、図5は要部の構成を示す拡大断面図である。
図に示した工作機械は、同心上の軸長方向へ離隔した2位置の夫々に2個のアンギュラ玉軸受2を保持してあり、中心軸が上下となる軸受筒部11及び該軸受筒部11の上側が開放されている空洞12を有する箱形状のヘッド部1と、その上端部が空洞12に配され、下端部がアンギュラ玉軸受2の夫々に嵌入保持され、回転中心が上下となる工具保持軸3と、ヘッド部1の前部の上部外側に装着され、駆動軸41が空洞12内に配されている電動モータ4と、工具保持軸3の上端部端末及び駆動軸41を空洞12内で連動連結する軸継手5と、空洞12内に枢着され、工具保持軸3の下端部に保持される工具をアンクランプにするレバー6と、工具保持軸3の上端部の側へ空気を吹出す筒体7とを備える。
また、工作機械は、ワーク保持用のテーブルが横方向移動可能に装着されている基台(図示せず)と、該基台に固定したコラム(図示せず)とを備え、該コラムにヘッド部1が上下方向への移動を可能に装着されている。
ヘッド部1は、前後に長い箱形状をなし、前側(図1において右側)の下部に、上下に貫通する軸受孔13を有する軸受筒部11が配されている。該軸受筒部11を除く他の部分の内部は、空洞12になっている。軸受筒部11の上側に第1の開口部14が開設され、該第1の開口部14の後側に第2の開口部15が開設されている。第1の開口部14には駆動軸41が下向きとなるように電動モータ4が装着され、該電動モータ4のフランジ42にて閉塞されている。第2の開口部15には、長手方向中間部が枢着されているレバー6の他端部が挿通され、可撓性を有するシール環にて閉塞されている。空洞12はほぼ密閉状態になっている。
軸受筒部11は、上下方向中間部が側壁1a,1aに連なり、上端部は空洞12内に配されている。下端部は空洞12の外部に配されており、軸受筒部11の上端部後側に筒体7が配されている。
軸受筒部11は、上端側の大径孔部13aと、該大径孔部13aに段部を経て連なる小径孔部13bとを有している。大径孔部13aと小径孔部13bとの境界に、段部が形成され、該段部に止輪が係止されている。小径孔部13bの上側に、2個のアンギュラ玉軸受2,2の外輪が嵌入保持され、小径孔部13の下側に、2個のアンギュラ玉軸受2,2の外輪が嵌入保持され、上下のアンギュラ玉軸受2,2間に、大小二つの筒状スペーサ16,16が嵌合されている。アンギュラ玉軸受2,2夫々の内輪に工具保持軸3の下端部が嵌入されている。
ヘッド部1の一方の側壁1aの下部で、軸受筒部11の上端部後側の位置に貫通孔17が開設され、該貫通孔17に、工具保持軸3の軸心と略直交する筒体7が嵌挿されている。一方の側壁1aの上部で、軸継手5から後側へ離隔した位置に排気口18及び軸継手5の回転により発生する空気の流れを規制して、軸継手5周りの熱が空洞内全域に拡散されるのを防ぐための規制壁19が設けられ、排気口18に排気管20が接続されている。
ヘッド部1の後側外部は、回転中心が上下となる螺子軸、該螺子軸に相対回転を自在に螺合されている螺子環及び螺子軸を正逆回転させる第2の電動モータを有する昇降機構(図示せず)に装着されている。第2の電動モータの駆動によりヘッド部1が昇降可能になっている。ヘッド部1の上部後側には、レバー6の他端部に当接してレバー6を回動させるための操作体(図示せず)が装着されている。
図6は規制壁19の構成を示す斜視図、図7は規制壁19の構成を示す正面図である。規制壁19は、排気口18よりも後側の位置に、排気口18よりも上側及び下側の位置に亘り、且つ両方の側壁1a,1aに亘って上下に配され、両方の側壁1a,1aと一体に成形されている。規制壁19は、工具保持軸3の上端部3fの周面及び軸継手5と後側へ離隔して対向し、ヘッド部1の前壁1b、両側壁1a,1a及び規制壁19にて、上端部3fの周りに略角筒形状の通気路が形成されている。規制壁19は、軸継手5の回転により発生する軸継手5周りの空気が排気口18よりも後側へ流れるのを規制し、軸継手5周りの空気が速やかに排気口18へ流れるようになしてある。規制壁19の横方向中央部はレバー6との干渉を防ぐための欠除部19aが設けられている。
工具保持軸3は、上端側の小径軸部3a及び該小径軸部3aに段部3bを経て連なる下端側の大径軸部3cを有する円筒形である。該工具保持軸3の内部に、クランプフィンガ81を有するロッド8が上下移動自在に嵌入されている。
工具保持軸3の段部3bは、下側アンギュラ玉軸受2の一方の内輪端面が当接している。小径軸部3aの中間で、大径孔部13a内に配される部分に螺子部3dが設けられている。該螺子部3dは、上側アンギュラ玉軸受2の一方の内輪端面に当接する螺子環31が螺着している。該螺子環31と段部3bはアンギュラ玉軸受2夫々の内輪及び筒状スペーサ16,16を挾着し、工具保持軸3にアキシャル方向の予圧を加えている。
小径軸部3aの上端部3fには、径方向に貫通し、上下に長い長孔32が設けられている。長孔32には連結ピン33が挿通され、該連結ピン33の中央部にロッド8の上端部が連結されている。
大径軸部3cの内側には、円錐台形をなす保持孔部3eが設けられており、該保持孔部3eに工具10が下方から挿嵌される。該工具10の上側端部はクランプフィンガ81にクランプされる。
工具保持軸3内のロッド8は、下端にクランプフィンガ81が保持され、上端が連結ピン33の中央部に連結され、上下に移動可能になっている。また、ロッド8周りにコイルばね9を配してある。該コイルばね9はロッド8を常に上方へ付勢する。コイルばね9によりクランプフィンガ81は、工具10をクランプ状態にする。
レバー6は、略く字形をなし、空洞12内に配されて中央屈曲部が枢軸にてヘッド部1の側壁1a,1aに枢着されている。レバー6の一端部は二又部形状になっており、該二又部が連結ピン33の両端部周面に対向している。レバー6の他端部は操作体の往復動作に連動する。操作体の往動によりレバー6の一端部が下動し、該二又部が連結ピン33を押圧してロッド8を下動させ、工具10がアンクランプ状態となる。操作体の復動によりレバー6の一端部が上動し、コイルばね9の付勢力にてロッド8は上動し、工具10がクランプ状態となる。
図8は筒体の構成を示す斜視図、図9は筒体の構成を示す正面図である。筒体7は有底であり、周方向の一箇所で径方向に貫通する三つの吹出口71が長手方向へ離隔して開設されている。筒体7の一端部はヘッド部1の貫通孔17に嵌入される。筒体7は軸受筒部11の上端部後側の位置に、換言すると軸受筒部11から上方へ突出する工具保持軸3の上端部3fよりも下側の位置に、工具保持軸3の軸心と略直交するように配され、吹出口71が斜め上方(上端部3fの方向)へ向かう。吹出口71の総開口面積は、筒体7内の孔の断面積とほぼ等しく、筒体7内の孔に供給される空気量が減ることなく吹出口71夫々から上端部3fの方向へ吹出す。
三つの吹出口71のうち、中央の吹出口71が工具保持軸3の軸心と対向する位置に配され、他の二つの吹出口71は工具保持軸3の上端部3fの直径と同程度の距離で離隔して配されている。筒体7は吹出空気を上端部3fに集中させることなく、上端部3f周りに亘って分散して斜め上方へ吹出す。
筒体7の開放されている一端部端末には鍔部72が設けられ、該鍔部72に開設されている挿通孔73に雄螺子が挿通され、側壁1aの貫通孔17周りに開設されている螺子孔に螺入されることにより、筒体7がヘッド部1に取付けられる。
筒体7の鍔部72側開放端には管継手74が接続されている。該管継手74は、工場内に配設されているコンプレッサ等の加圧空気源に連なる送気管に接続されている。送気管は途中に開閉弁が設けられ、該開閉弁の開動作により空気を筒体7に供給する。
以上のように構成された工作機械は、工具保持軸3の下側開口に工具10の端部が挿嵌され、操作体にてレバー6の一端部が上動し、コイルばね9にてロッド8を経てクランプフィンガ81が上動し、工具10の上側端部がクランプされている。
この状態で電動モータ4が駆動され、軸継手5を経て工具保持軸3が高速で回転する。また、第2の電動モータの駆動により、螺子軸が回転し、該螺子軸に相対回転を自在に螺合されている螺子環と一体にヘッド部1が昇降し、テーブルに保持されているワークに前記工具10にて回転加工が施される。
筒体7には連続的に、又は間歇的に加圧空気源から清浄な空気が供給され、該筒体7の三つの吹出口71から工具保持軸3の空洞12内に配されている上端部3fに向けて空気が吹出され、該吹出空気により工具保持軸3の上端部3f及び軸継手5を冷却することができ、この上端部3f及び軸継手5の冷却により、工具保持軸3の昇温を抑制することができる。また、吹出口71から吹出された吹出空気、及び軸継手5の回転により発生する軸継手5周りの空気は、排気口18よりも後側へ流れるのを規制壁19にて規制され、排気口18へ速やかに流れ、該排気口18から速やかに且つ効率よく外部へ排気することができ、空洞12内を清浄な空気と入替え易いため、ヘッド部1内部全体の温度が上昇するのを抑制することができる。よって、工具保持軸3が長時間に亘って高速で連続回転する際に、該工具保持軸3及び軸継手5の昇温をより一層効果的に抑制でき、工具保持軸3が高速で連続回転することにより、アンギュラ玉軸受2部分が昇温する場合、昇温が抑制されている工具保持軸3の熱が下端部からアンギュラ玉軸受2に伝熱され、該アンギュラ玉軸受2の昇温を抑制でき、アンギュラ玉軸受2に塗布されている潤滑油脂の熱による劣化を抑制でき、潤滑油脂の寿命、ひいてはアンギュラ玉軸受2及び工具保持軸3の耐久性を高めることができる。また、工具保持軸3の昇温を抑制することができることにより、螺子環31にて工具保持軸3に加えられている予圧が低減するのを抑制でき、工具保持軸3の剛性の低下を抑制できる。また、規制壁19にて規制されずに工具保持軸3の上端部3fから遠ざかる方向へ流れた空洞12内の空気の流れを緩やかにでき、空洞12内に吹溜りが生ずるのをなくすることができる。
尚、以上説明した実施の形態では、工具保持軸3を支持する軸受としてアンギュラ玉軸受2を用いたが、その他、ころ軸受であってもよく、軸受の構成は特に制限されない。
また、以上説明した実施の形態では、ヘッド部1の両側壁と一体に規制壁19を設けたが、その他、ヘッド部1と別個に形成された規制壁を空洞12内に配設する構成としてもよい。
1 ヘッド部
12 空洞
13 軸受孔
18 排気口
19 規制壁
2 軸受
3 工具保持軸
3f 上端部
4 電動モータ(駆動源)
41 駆動軸
5 軸継手
7 筒体(空気吹出手段)
71 吹出口

Claims (6)

  1. 空洞を有するヘッド部の下部を上下に貫通する軸受孔に軸受を保持してあり、該軸受に工具保持軸を嵌入支持してあり、該工具保持軸の前記空洞側の上端部が駆動源に軸継手により連動連結されている工作機械において、
    前記空洞の内部で前記軸継手と対向する位置に前記軸継手の回転により発生する空気の流れを規制する規制壁を備えることを特徴とする工作機械。
  2. 前記規制壁よりも前記軸継手側の前記ヘッド部の側壁に排気口を配してある請求項1記載の工作機械。
  3. 前記規制壁は、前記ヘッド部の両側壁間に渡って形成した請求項1又は2記載の工作機械。
  4. 前記規制壁は、前記両側壁と一体に成形されている請求項3記載の工作機械。
  5. 前記ヘッド部に筒体を嵌挿し、該筒体から前記上端部の側へ空気を吹出す空気吹出手段を更に備え、
    前記筒体は、前記工具保持軸の周面から離隔した位置で、且つ該工具保持軸の軸心と交差する位置に配され、該筒体の前記空洞側先端部の周面に吹出口が開設されている請求項2記載の工作機械。
  6. 前記筒体の長手方向へ離隔した複数の位置に前記吹出口を配してある請求項5記載の工作機械。
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