JP2012199119A - 接点装置及び電磁開閉器 - Google Patents

接点装置及び電磁開閉器 Download PDF

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Fumihiro Kasano
文宏 笠野
Shoichi Kobayashi
昌一 小林
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Abstract

【課題】低温減磁を避けつつ、より強い消弧磁場を発生させること。
【解決手段】接点部1と、一対の永久磁石61A,61Bと、一対の磁極部62A,62
Bと、ヨーク60とを備える。接点部1は、一対の固定接点11A,11A及び固定接点
11A,11Aに接離する可動接触子20を備える。永久磁石61A,61Bは、固定接
点11A,11Aの並設方向及び可動接触子20の接離方向に直交する直交方向において
接点部1を介して互いに対向配置され、直交方向に着磁される。磁極部62A,62Bは
、永久磁石61A,61Bの互いに対向する2極にそれぞれ固定される磁性体である。ヨ
ーク60は、磁極部62A,62Bの対向する2極と反対側の2極同士を接続する。
【選択図】図1

Description

本発明は、接点装置、及び当該接点装置を用いた電磁開閉器に関するものである。
従来の電磁開閉器として図5及び図6に示すようなものがある(例えば、特許文献1参
照)。この従来例は、固定端子11及び固定端子11の先端(以下、固定接点11Aと呼
ぶ)に接離する可動接触子20を有する接点装置Aと、コイル41で発生する電磁界によ
り固定接点11Aと接離するように可動接触子20を移動させる電磁石装置Bと、接点装
置A並びに電磁石装置Bを収納するケース5と、を備える。
接点装置Aは、固定接点11Aと可動接触子20の他に、一面(図5における下面)が
開口した矩形箱形の容器10を備える。容器10内には、固定接点11Aを含む固定端子
11の先端部分と可動接触子20とが収納される。可動接触子20は、金属材料により長
尺の矩形平板状に形成されている。可動接触子20の長手方向における中央部には挿通孔
が貫通し、この挿通孔に可動軸21の一端が挿通されている。可動軸21の先端(図5に
おける上端)には挿通孔よりも径の大きい外鍔21Aが設けられる。そして、可動接触子
20は、この外鍔21Aによって可動軸21に抜け止めされている。
容器10は、セラミックのような耐熱性材料により一面が開口する箱状に形成され、そ
の底の部分から一対の固定端子11,11の先端部分が挿通されている(図5では1つの
み図示)。可動接触子20は、容器10内で一対の固定接点11A,11Aに対向してお
り、コイルばねからなる接圧ばね22によって固定接点11Aに近付く方向(図5におけ
る上方向)に弾性付勢されている。
固定鉄心30は、磁性材料によって略円柱状に形成され、その中央部の挿通孔30Aに
可動軸21が挿通される。そして、固定鉄心30は、固定板34を介して後述するコイル
ボビン40に固定されている。
また、可動軸21の後端(図5における下端)には可動鉄心31が設けられている。可
動鉄心31は、磁性材料によって略円柱状に形成され、その中央部の挿通孔31Aに可動
軸21が挿通される。そして、可動鉄心31は可動軸21に固定されている。また、可動
鉄心31は、可動軸21が挿通され且つ固定鉄心30の挿通孔30A内に収納された復帰
ばね32により、固定鉄心30から離れる方向(図5における下方向)に弾性付勢されて
いる。
容器10と固定板34とは、金属材料によって略円筒状に形成された接合部材35にそ
れぞれ気密に接合される。つまり、接合部材35の一端部(図5における上端部)が容器
10の開口端部に気密接合され、接合部材35の他端部(図5における下端部)が固定板
34に気密接合される。そして、接合部材35が容器10及び固定板34に気密接合され
ることにより、固定接点11A,11A、可動接触子20、固定鉄心30及び可動鉄心3
1が収納される気密空間が形成される。この気密空間に水素を主体とするガスが気密封止
される。
一方、電磁石装置Bは、絶縁材料製のコイルボビン40と、コイルボビン40に巻設さ
れたコイル41と、コイルボビン40及びコイル41の周囲を囲む継鉄42とを備える。
継鉄42は、固定鉄心30、可動鉄心31、及び固定板34とともに磁気回路を形成して
いる。
ケース5は、接点装置A及び電磁石装置Bが載置される略平板状のベース50と、一面
が開口した箱状に形成されて接点装置A及び電磁石装置Bを覆う形でベース50に被着さ
れるカバー51と、を備える。ベース50からは、一対のコイル端子43,43と一対の
外部端子12,12が外部に突出している。コイル端子43の一端はコイル41の端末に
接続されて、他端は外部電源に接続される。また、外部端子12の一端は固定端子11に
接続されて、他端は外部電路(図示せず)に接続される。
以下、上述の従来例の動作について説明する。電磁石装置Bが励磁されていないときは
、復帰ばね32のばね力によって可動接触子20が固定接点11A,11Aから所定の距
離(接点ギャップ)だけ離れており、電磁開閉器がオフ状態にある。外部電源からコイル
端子43に通電されて電磁石装置Bが励磁されると、固定鉄心30と可動鉄心31の間に
電磁力(磁気吸引力)が作用して可動鉄心31が固定鉄心30に近付く方向(図5におけ
る上方向)に変位する。可動鉄心31の変位にともなって可動軸21が変位すると、接圧
ばね22のばね力により、可動接触子20が可動軸21とともに変位して一対の固定接点
11A,11Aに当接する。その結果、一対の固定端子11,11同士が可動接触子20
を介して導通することにより、電磁開閉器がオン状態となる。外部電源からコイル端子4
3への通電が停止されて電磁石装置Bが非励磁になると、主として復帰ばね32のばね力
により、可動接触子20、可動軸21、及び可動鉄心31が逆方向(図5における下方向
)に変位する。そして、可動接触子20が固定接点11A,11Aから離れることで電磁
開閉器がオフ状態となる。
ところで、容器10の外側には、図5および図6に示すようにアーク消弧部6が配設さ
れている。アーク消弧部6は、容器10の短手方向(図5における左右方向)に対向する
側壁の外側にそれぞれ配置された一対の永久磁石61,61と、これら一対の永久磁石6
1,61を磁気結合するヨーク60と、を備える。そして、これらの永久磁石61,61
は、それぞれ前記短手方向に沿って着磁されている。すなわち、例えば図6に図示される
ように、永久磁石61,61の互いに対向する2極がそれぞれS極とN極となり、前記対
向する2極の反対側の2極がそれぞれN極とS極となるように着磁される。而して、固定
接点11A,11Aから可動接触子20が離れる際等にアークが生じた場合、アーク消弧
部6が容器10内に形成している磁界の作用により、アークを引き伸ばして消弧すること
ができる。特に、アーク消弧部6において、より磁力の強い永久磁石を用いるほど、より
容器10内の磁界を強くすることができ、効果的にアークを消弧することができる。
ところで、一般的に着磁された永久磁石は、周囲の温度が変化すると磁気特性が変化す
ることが知られている。つまり、例えば室温で着磁した磁石を低温にさらし、再び元の室
温に戻しても、元の磁束に回復しないという低温減磁の現象が見られる。そして、低温減
磁を避けるためには、永久磁石61として保磁力の高いものを選び、パーミアンス係数(
磁気回路の動作点)をできるだけ高く設計することが望まれる。しかし、強い磁力を持つ
磁石は、一般的に保磁力が小さく、低温減磁を引き起こし易い。そのため、アーク消弧部
6の永久磁石61には、低温減磁を避けることを優先させて比較的保磁力が大きく磁力が
小さいものが用いられている。
特開2007−287525号公報
しかしながら、図5および図6に図示される従来例の永久磁石61は、保磁力が大きい
代わりに比較的に磁力が低く、アークを消弧するための消弧磁場を強く出来ないという問
題があった。また、従来例の永久磁石61は、図6に示すように厚さ幅の方向に着磁され
ていて、さらに永久磁石61,61の対向する2極側が、容器10が配置される空間に向
かって開放されているために、パーミアンス係数の低い設計となっていた。その結果、従
来例の接点装置Aは、低温減磁を避けつつ強い消弧磁場を発生させることができないとい
う問題があった。
本発明は、上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、低温減磁を避けつつ、
より強い消弧磁場を発生させることが可能な接点装置及び電磁開閉器を提供することにあ
る。
本発明の接点装置は、一対の固定接点及び前記一対の固定接点に接離する可動接触子を
備えた接点部と、前記一対の固定接点の並設方向及び前記可動接触子の接離方向に直交す
る直交方向において前記接点部を介して互いに対向配置され、前記直交方向に着磁される
一対の永久磁石と、前記一対の永久磁石の互いに対向する2極にそれぞれ固定される磁性
体たる一対の磁極部と、前記2極と反対側の2極同士を接続するヨークとを備えることを
特徴とする。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間には、磁性体たる集磁部が設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間、及び前記一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の他方との間には、
磁性体たる集磁部が、それぞれ設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間、及び前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間に
は、磁性体たる一対の集磁部が、それぞれ設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間、及び前記一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の前記一方との間に
は、磁性体たる一対の集磁部が、それぞれ設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間、前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間、並び
に前記一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の前記一方との間には、磁性体たる3つ
の集磁部が、それぞれ設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極
部の一方との間、前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間、前記
一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の前記一方との間、並びに前記一対の固定接点
の前記他方と前記一対の磁極部の前記他方との間には、磁性体たる4つの集磁部が、それ
ぞれ設けられていることが好ましい。
この接点装置は、前記一対の磁極部の間に介装され且つ前記接点部を収納する容器を備
え、前記集磁部は、前記容器の内部にて保持されることが好ましい。
この接点装置において、前記一対の永久磁石は、前記ヨークに固定されて且つ前記一対
の磁極部がそれぞれ固定された状態で、前記直交方向に沿って着磁されることが好ましい
本発明の電磁開閉器は、前記何れかの接点装置と、コイルで発生する電磁界により前記
一対の固定接点と接離するように前記可動接触子を移動させる電磁石装置と、を備えるこ
とを特徴とする。
本発明では、低温減磁を避けつつ、より強い消弧磁場を発生させることができるという
効果がある。
本発明の実施形態1における電磁開閉器の断面図である。 同上における接点装置の要部断面図である。 同上における一対の永久磁石を着磁するときの説明図である。 本発明の実施形態2における集磁部を備えた接点装置の要部断面図である。 従来例における電磁開閉器の断面図である。 従来例における接点装置の要部断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明に係る接点装置及び電磁開閉器の本実施形態について、図1〜4を参照し
て詳細に説明する。ただし、本実施形態の接点装置A及び電磁開閉器の基本構成は図5及
び図6に示した従来例と共通である。従って、若干の形状等の違いがあっても従来例と同
一の機能を有する構成要素には同一の符号を付して適宜説明を省略する。なお、図1にお
ける上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向として説明を行う。
接点装置Aは、図1、2に示すように、一対の固定接点11A,11A及び可動接触子
20を備えた接点部1と、接点部1を収納する容器10と、容器10の外側に配置される
アーク消弧部6と、を備える。
そして、本実施形態のアーク消弧部6は、図1,2に示すようにヨーク60及び一対の
永久磁石に加えて、一対の磁極部を備える点に特徴がある。なお、以下の説明では、便宜
上、左側に配置される永久磁石を永久磁石61Aと称し、右側に配置される永久磁石を永
久磁石61Bと称する。同様に、左側に配置される磁極部を磁極部62Aと称し、右側に
配置される磁極部を磁極部62Bと称する。
以下、アーク消弧部6を中心に具体的に説明する。アーク消弧部6は、背景技術にて説
明した通り、可動接触子20が固定接点11A,11Aから離れる際(遮断時)に、接点
間で発生するアークを短時間で消弧するためのものである。
永久磁石61A,61Bは、図1及び2に示すように、それぞれ略矩形板状に形成され
る。そして、永久磁石61A,61Bは、一対の固定接点11A,11Aが並設される並
設方向(前後方向)及び可動接触子20の接離方向(上下方向)に直交する直交方向(左
右方向)において、接点部1を介して互いに対向して配置される。また、永久磁石61A
,61Bは、左右方向に沿って着磁されていて、それぞれ左側がS極で右側がN極となる
ように配置されている。つまり、互いに対向する各面は、極性が異なるように配置されて
いる。これにより、永久磁石61A,61B間に左から右へ向かう磁束が発生し、接点部
1近傍を磁束が通過する。
また、永久磁石61A,61Bは、それぞれその長手方向を前後方向に向けながら、互
いに対向する各面の中心と、固定接点11A、11A間の中心とが一直線上に並ぶように
配置される。さらに、永久磁石61Aと固定接点11Aとの距離と、永久磁石61Bと固
定接点11Aとの距離とが略等しくなるように設定されている。従って、固定接点部11
A,11Aの周囲における磁束密度は、互いに略等しくなっている。
ヨーク60は、磁性材料により形成されて永久磁石61AのS極と永久磁石61BのN
極を接続するものであり、図2に示すように、基部60Aと一対の延設片60B,60B
とを備える。基部60Aは、矩形板状に形成され、長手方向を左右方向に向けて配置され
る。延設片60B,60Bは、基部60Aの左右両端からそれぞれ前方向に延設される。
すなわち、ヨーク60は、図2に示すように全体として略コ字形状に形成され、容器10
の左右後方の外側壁に対向して配置される。
また、延設片60B,60Bのそれぞれ互いに対向する側面には、図1に示すようにそ
れぞれ凹所60C,60Cが前後方向に亘って形成されている。そして、永久磁石61A
,61Bは、凹所60C,60Cにそれぞれ嵌合することによりヨーク60に固定されて
いる。この様に永久磁石61A,61Bがヨーク60に取り付けられることで、永久磁石
61A,61B間におけるギャップで発生する漏れ磁束が抑制される。
磁極部62A,62Bは、鉄やニッケル、コバルト等の磁性材料からそれぞれ略矩形板
状に形成された磁性体である。そして、磁極部62A,62Bは、図1及び図2に示すよ
うにその長手方向を前後方向に短手方向を上下方向にそれぞれ向けながら、永久磁石61
AのN極側の側面と、永久磁石61BのS極側の側面とに固着されている。尚、磁極部6
2A,62Bの長手方向及び短手方向の寸法は、それぞれ当接する永久磁石61A,61
Bの寸法よりも大きく設定されることが好ましい。
以下、本実施形態のアーク消弧部6の作用について説明する。従来例で説明した通り、
永久磁石には、本来、磁力の強い磁石を用いた方が接点間に発生するアークをより効果的
に消弧することができる。しかし、磁力の強い磁石は、一般的に保磁力が小さいため、そ
のような磁石の使用は、低温減磁を引き起こす要因となる。従って、従来例の永久磁石6
1,61としては、低温減磁を避けるために比較的保磁力が大きい(磁力の弱い)硬質磁
性体のものが選ばれていた。その結果、アークを消弧するための消弧磁場を十分に強く出
来ないものであった。
また、パーミアンス係数は、永久磁石61の形に大きく影響を受ける。特に、永久磁石
は、着磁される方向の寸法が長いほどパーミアンス係数が高くなる。しかし、従来例の永
久磁石61,61は、上述の通り左右方向(厚さ幅の方向)に着磁されていて、さらに永
久磁石61,61の対向する2極側が容器10の配置される空間に向かって開放されてい
て、前記空間で漏れ磁束を生じやすい構造となっていた。従って、従来例のアーク消弧部
6は、永久磁石61のパーミアンス係数が低い構造を有していた。
これに対して、本実施形態のアーク消弧部6は、永久磁石61AのN極側の側面と、永
久磁石61BのS極側の側面にそれぞれ磁極部62A,62Bを備える。従って、アーク
消弧部6の左右方向の寸法は、磁極部62A,62Bの厚さ幅分だけ増加する。また、磁
極部62A,62B周辺における磁束密度が高められて、前記空間で生じる漏れ磁束が効
果的に抑制される。すなわち、永久磁石61A,61Bは、互いに対向する側面に磁極部
62A,62Bが配設されることで、パーミアンス係数の高い構造を有することになる。
その結果、永久磁石61A,61Bとして、比較的磁力の強い(保磁力の小さい)もの
を選択することが可能となり、アークを消弧するための消弧磁場を十分に強くすることが
できる。従って、本実施形態の接点装置Aは、従来例に比べて、より低温減磁を避けつつ
強い消弧磁場を発生させることが可能となる。
尚、本実施形態の永久磁石61A,61Bは、先に厚さ幅方向に沿って着磁されてから
磁極部62A,62Bが固着されていた。しかし、永久磁石61A,61Bは、ヨーク6
0に固定されて且つ磁極部62A,62Bがそれぞれ固定された状態で、例えば図3に示
すように着磁用鉄心70、着磁用コイル71、着磁用ヨーク72を用いて着磁される方が
より好ましい。この様に組み立てられた状態で着磁されることで、永久磁石61A,61
Bは、より十分な磁力を得ることができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る接点装置及び電磁開閉器の本実施形態について、図4を参照して詳
細に説明する。本実施形態の接点装置A2が実施形態1の接点装置Aと異なる点は、容器
10内に4つの集磁部13,14,15,16が設けられている点である。
本実施形態の接点装置A2は、図4に示すように一対の固定接点11A,11A及び可
動接触子20を備えた接点部1(図4では固定接点11Aのみ図示)と、容器10と、ア
ーク消弧部6と、容器10内に配設される4つの集磁部13〜16と、を備える。
4つの集磁部13〜16の各々は、たとえば鉄材により矩形板状に形成された磁性体で
あり、長手方向を前後方向に向けて容器10の左内壁部10Aと右内壁部10Bで保持さ
れている。
具体的には、集磁部13は、磁極部62Aの後端部と後方の固定接点11Aとの間に介
在するように、容器10の左内壁部10Aの後端に固着される。集磁部14は、磁極部6
2Aの前端部と前方の固定接点11Aとの間に介在するように、容器10の左内壁部10
Aの前端に固着される。集磁部15は、磁極部62Bの後端部と後方の固定接点11Aと
の間に介在するように、容器10の右内壁部10Bの後端に固着される。集磁部16は、
磁極部62Bの前端部と前方の固定接点11Aとの間に介在するように、容器10の右内
壁部10Bの前端に固着される。
この様に4つの集磁部13〜16を備えた本実施形態の接点装置A2は、実施形態1の
接点装置Aに比べて、永久磁石61A及び磁極部62Aと、永久磁石61B及び磁極部6
2Bとの間の空間における漏れ磁束をより抑制することができる。その結果、容器10内
部の消弧磁場をより強くすることができて、より効果的にアークを消弧することが可能に
なる。
尚、接点装置A2は、容器10内部の消弧磁場を強くするために、上述のように4つの
集磁部13〜16が設けられていることが最も好ましい。しかし、これに限定されるもの
ではなく、例えば部材点数を削減するために、4つの集磁部13〜16のうちの何れか1
つのみが設けられていてもよい。また、互いに対向するように、2つの集磁部13,15
のみ、または集磁部14,16のみが設けられてもよい。さらに、対角線状に、2つの集
磁部13,16のみ、または集磁部14,15のみが設けられてもよい。言うまでもなく
4つの集磁部13〜16のうちの何れか3つが設けられていてもよい。
1 接点部
11A 固定接点
20 可動接触子
60 ヨーク
61A 永久磁石
61B 永久磁石
62A 磁極部
62B 磁極部

Claims (10)

  1. 一対の固定接点及び前記一対の固定接点に接離する可動接触子を備えた接点部と、
    前記一対の固定接点の並設方向及び前記可動接触子の接離方向に直交する直交方向にお
    いて前記接点部を介して互いに対向配置され、前記直交方向に着磁される一対の永久磁石
    と、
    前記一対の永久磁石の互いに対向する2極にそれぞれ固定される磁性体たる一対の磁極
    部と、
    前記2極と反対側の2極同士を接続するヨークとを備えることを特徴とする接点装置。
  2. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間に
    は、磁性体たる集磁部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  3. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間、
    及び前記一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の他方との間には、磁性体たる集磁部
    が、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  4. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間、
    及び前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間には、磁性体たる一
    対の集磁部が、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  5. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間、
    及び前記一対の固定接点の他方と前記一対の磁極部の前記一方との間には、磁性体たる一
    対の集磁部が、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  6. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間、
    前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間、並びに前記一対の固定
    接点の他方と前記一対の磁極部の前記一方との間には、磁性体たる3つの集磁部が、それ
    ぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  7. 前記直交方向において、前記一対の固定接点の一方と前記一対の磁極部の一方との間、
    前記一対の固定接点の前記一方と前記一対の磁極部の他方との間、前記一対の固定接点の
    他方と前記一対の磁極部の前記一方との間、並びに前記一対の固定接点の前記他方と前記
    一対の磁極部の前記他方との間には、磁性体たる4つの集磁部が、それぞれ設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
  8. 前記一対の磁極部の間に介装され且つ前記接点部を収納する容器を備え、
    前記集磁部は、前記容器の内部にて保持されることを特徴とする請求項2〜7の何れか
    1項に記載の接点装置。
  9. 前記一対の永久磁石は、前記ヨークに固定されて且つ前記一対の磁極部がそれぞれ固定
    された状態で、前記直交方向に沿って着磁されることを特徴とする請求項1〜8の何れか
    1項に記載の接点装置。
  10. 請求項1〜9の何れかの接点装置と、コイルで発生する電磁界により前記一対の固定接
    点と接離するように前記可動接触子を移動させる電磁石装置と、を備えることを特徴とす
    る電磁開閉器。
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