JP2012162878A - 建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

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知則 飯尾
Yoshinobu Kobayashi
義伸 小林
Satoru Kubota
哲 窪田
Hiroshi Matsuzaki
浩 松崎
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Abstract

【課題】低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態でも、作業装置の動作の遅延を抑制することができる建設機械の油圧駆動装置を提供する。
【解決手段】走行用方向切換弁18と油圧モータ16との間を接続する主管路17A,17Bの途中に、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制御する流量制御切換弁20を設ける。この流量制御切換弁20は、主管路17A,17Bを連通状態にする連通位置(a)と主管路17A,17Bを流れる圧油の流量を制限する絞り位置(b)とを有する。そして、流量制御切換弁20は、ブームシリンダ8の駆動圧が上昇すると、一方向絞り弁22により一時的に絞り位置(b)に切換わり、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制限する。これにより、油圧モータ16の速度が急速に増加することを抑制しつつ、ブームシリンダ8に十分な量の圧油を供給することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば油圧ショベル、クレーン等の建設機械に好適に用いられる建設機械の油圧駆動装置に関する。
一般に、自走式の建設機械の油圧駆動装置は、油圧ポンプとタンクからなる油圧源と、油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され車両を走行させる走行モータと、油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され作業装置を駆動させる作業用アクチュエータとを含んで構成されている。ここで、走行モータは、油圧ポンプに接続されたセンタバイパス管路から分岐する分岐管路に接続されると共に、作業用アクチュエータは、センタバイパス管路のうち分岐管路よりも下流側の別の分岐管路に接続されることにより、油圧ポンプからの圧油を走行モータと作業用アクチュエータとに供給する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
この種の従来技術では、低速での走行動作のみを行う単独走行動作状態から低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態へと移行する場合に、作業用アクチュエータの駆動圧が走行モータの駆動圧よりも高いと、作業用アクチュエータよりも上流側の走行モータに優先的に圧油が供給され、オペレータの意図に反して車両の速度が急速に増加してしまう虞がある。
そこで、特許文献1による従来技術では、単独走行動作状態から複合動作状態へと移行する場合に、走行モータには主として第1の油圧ポンプからの圧油が供給されるようにすると共に、作業用アクチュエータには第2の油圧ポンプからの圧油のみが供給されるように構成している。
このような構成によれば、単独走行動作状態から複合動作状態へと移行する場合に、走行モータと作業用アクチュエータとにそれぞれ別のポンプから圧油が供給されるため、作業用アクチュエータの駆動圧に拘わらず、走行モータに優先的に圧油が供給されることを防止でき、オペレータの意図に反する速度の急上昇を抑制することができる。
特開平9−324446号公報
特許文献1による従来技術では、低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態の場合に、作業用アクチュエータには第2の油圧ポンプからの圧油のみが供給される構成となっている。このため、複合動作を行っているときに、1つの油圧ポンプ(第2の油圧ポンプ)だけでは供給できない量の圧油が作業用アクチュエータで必要になった場合に、作業用アクチュエータに十分な量の圧油が供給されず、作業装置の動作が遅くなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態でも作業装置の動作の遅延を抑制することができる建設機械の油圧駆動装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため本発明は、油圧ポンプとタンクからなる油圧源と、前記油圧ポンプに接続されたセンタバイパス通路と、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され車両を走行するための走行モータと、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され作業装置を駆動するための作業用アクチュエータと、前記センタバイパス通路に接続され前記センタバイパス通路から分岐した分岐通路を通じて前記走行モータに供給される圧油の方向を切換える走行用方向切換弁と、前記センタバイパス通路のうち前記走行用方向切換弁の下流側に接続され前記作業用アクチュエータに供給される圧油の方向を切換える作業用方向切換弁とを備えた建設機械の油圧駆動装置に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記油圧ポンプから吐出される圧油が前記走行モータにのみ供給される低速での単独走行動作状態から、前記油圧ポンプから吐出される圧油が前記走行モータおよび前記作業用アクチュエータの両方に供給される走行と作業の複合動作状態に移行する場合に、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに前記走行モータに供給される圧油の流量を制御する流量制御手段を有する構成としたことにある。
請求項2の発明は、前記走行用方向切換弁と前記走行モータとの間には、該走行モータに圧油を供給するための圧油供給管路を接続して設け、前記流量制御手段は、前記圧油供給管路に設けられ、前記圧油供給管路を連通状態にする連通位置と前記圧油供給管路を流れる圧油の流量を制限する絞り位置とを有する流量制御切換弁により構成し、前記流量制御切換弁は、常時は連通位置にあり、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに一時的に絞り位置に切換わり、その後、連通位置に復帰する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記流量制御切換弁は、連通位置に切換える第1のパイロット室と絞り位置に切換える第2のパイロット室とを有する油圧パイロット式切換弁からなり、前記第1,第2のパイロット室には、前記作業用アクチュエータの駆動圧または前記作業用方向切換弁のパイロット圧を供給する第1,第2のパイロット管路を接続し、前記第1のパイロット管路には、前記第1のパイロット室の圧力を前記第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くするための、前記第1のパイロット室に圧油が流入するときは流量を制限し、前記第1のパイロット室から圧油が流出するときは連通する一方向絞り弁を設ける構成としたことにある。
請求項4の発明は、前記流量制御手段は、前記分岐通路の途中に設けられ、開口面積に応じて圧油の流量を制限するポペット弁を備えたロジック弁により構成し、前記ロジック弁は、前記ポペット弁の開口面積を全開状態にして前記分岐通路を連通状態にする全開動作状態と、前記ポペット弁の開口面積を全開状態よりも減少させて前記分岐通路を流れる圧油の流量を制限する制限動作状態とに切換わる構成とし、前記ロジック弁は、常時は全開動作状態となり、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに一時的に制限動作状態に切換わり、その後、全開動作状態に復帰する構成としたことにある。
請求項5の発明は、前記ロジック弁は、前記全開動作状態に切換える第1のパイロット室と前記制限動作状態に切換える第2のパイロット室とを有し、前記ポペット弁の開口面積を制御するパイロット弁を備え、前記第1,第2のパイロット室には、前記作業用アクチュエータの駆動圧または前記作業用方向切換弁のパイロット圧を供給する第1,第2のパイロット管路を接続し、前記第1のパイロット管路には、前記第1のパイロット室の圧力を前記第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くするための、前記第1のパイロット室に圧油が流入するときは流量を制限し、前記第1のパイロット室から圧油が流出するときは連通する一方向絞り弁を設ける構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、流量制御手段により走行モータに供給される圧油の流量を制御する構成としているので、単独走行動作状態から複合動作状態に移行するときに、流量制限手段により走行モータに供給される圧油の流量を緩やかに変化させることができる。このため、作業用アクチュエータよりも走行モータへ優先的に圧油が供給されることを抑制することができ、オペレータの意図に反して車両の速度が急速に増加するのを抑制することができる。しかも、流量制御手段によって車両の速度変化を抑制できるから、従来技術のように、複数の油圧ポンプを備える必要がなくなる。このため、低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態であっても、作業装置の動作の遅延を抑制することができる。
請求項2の発明によれば、流量制御手段は圧油供給管路に設けられ連通位置と絞り位置とを有する流量制御切換弁により構成している。そして、低速での単独走行動作状態では、流量制御切換弁は連通位置となり、油圧ポンプからの圧油がそのまま走行モータに供給される。一方、低速での単独走行動作状態から低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態に移行した場合に、作業用アクチュエータの駆動圧が走行モータの駆動圧よりも高いときには、流量制御切換弁は一時的に絞り位置に切換わる。これにより、油圧ポンプから走行モータに供給する圧油の流量を制限して、急激な車両の速度変化を抑制することができる。
しかも、流量制御切換弁は、絞り位置から速やかに連通位置に復帰するから、複合動作状態が継続された場合には、作業用アクチュエータの駆動圧によって昇圧された圧油を走行モータに供給して、車両を走行させることができる。これにより、流量制御切換弁が絞り位置の状態のまま走行モータに圧油が供給されることによる損失を防止することができる。
請求項3の発明によれば、単独走行動作状態から複合動作状態に移行するときに、作業用アクチュエータの駆動圧または作業用方向切換弁のパイロット圧が上昇すると、この上昇した圧力は、流量制御切換弁の第1のパイロット室と第2のパイロット室に作用する。このとき、一方向絞り弁により、流量制御切換弁の第1のパイロット室の圧力が第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くなるため、常時は連通位置にある流量制御切換弁が、一時的に絞り位置に切換わる。これにより、流量制御切換弁は、走行モータに供給する圧油の流量を制限することができる。また、流量制御切換弁の第1のパイロット室の圧力と第2のパイロット室の圧力が等しくなった場合には、流量制御切換弁は、絞り位置から連通位置に復帰する。これにより、圧力を損失することなく、走行モータに圧油を供給することができる。
請求項4の発明によれば、流量制御手段は分岐通路に設けられ開口面積に応じて圧油の流量を制限するポペット弁を備えたロジック弁により構成している。そして、低速での単独走行動作状態では、ロジック弁(ポペット弁)は全開動作状態となり、油圧ポンプからの圧油がそのまま走行モータに供給される。一方、低速での単独走行動作状態から低速での走行動作と作業装置による作業動作とを同時に行う複合動作状態に移行した場合に、作業用アクチュエータの駆動圧が走行モータの駆動圧よりも高いときには、ロジック弁(ポペット弁)は一時的に制限動作状態に切換わる。これにより、油圧ポンプから走行モータに供給する圧油の流量を制限して、急激な車両の速度変化を抑制することができる。
しかも、ロジック弁(ポペット弁)は、制限動作状態から速やかに全開動作状態に復帰するから、複合動作状態が継続された場合には、例えば作業用アクチュエータの駆動圧によって昇圧された圧油を走行モータに供給して、車両を走行させることができる。これにより、ロジック弁(ポペット弁)が制限動作状態のまま運転が継続されることによる効率低下を防止することができる。
請求項5の発明によれば、単独走行動作状態から複合動作状態に移行するときに、作業用アクチュエータの駆動圧または作業用方向切換弁のパイロット圧が上昇すると、この上昇した圧力は、ロジック弁(ポペット弁の開口面積)を制御するパイロット弁の第1のパイロット室と第2のパイロット室に作用する。このとき、一方向絞り弁により、パイロット弁の第1のパイロット室の圧力が第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くなるため、常時は全開動作状態にあるロジック弁(ポペット弁)が、一時的に制限動作状態に切換わる。これにより、ロジック弁(ポペット弁)は、走行モータに供給する圧油の流量を制限することができる。また、パイロット弁の第1のパイロット室の圧力と第2のパイロット室の圧力が等しくなった場合には、ロジック弁(ポペット弁)は、制限動作状態から全開動作状態に復帰する。これにより、圧力を損失することなく、走行モータに圧油を供給することができる。
本発明の第1の実施の形態による油圧駆動装置が搭載されたホイール式油圧ショベルを示す全体図である。 第1の実施の形態による油圧駆動装置の全体構成を示す油圧回路図である。 第2の実施の形態による油圧駆動装置の全体構成を示す油圧回路図である。
以下、本発明の実施の形態による建設機械の油圧駆動装置を、建設機械としてのホイール式油圧ショベルに搭載した場合を例に挙げ、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1および図2は本発明の第1の実施の形態を示している。図中、1は建設機械としてのホイール式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能なホイール式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され該下部走行体2と共に車両を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置4とにより大略構成されている。そして、ホイール式の油圧ショベル1は、下部走行体2によって例えば一般道路を走行し、作業現場において後述の作業装置4を用いて土砂の掘削作業等を行うものである。
ここで、下部走行体2は、トラックフレーム2Aと、該トラックフレーム2Aに設けられ、後述の油圧モータ16(図2参照)によって駆動される前,後、左,右の車輪2Bとにより構成されている。そして、下部走行体2は、各車輪2Bを駆動することにより、一般道路、作業現場等を走行する構成となっている。なお、このように4輪駆動車として構成する他、例えば後車輪側のみを回転駆動する2輪駆動車として構成してもよい。
4は上部旋回体3の前部側に設けられた作業装置で、該作業装置4は、基端側が上部旋回体3に取付けられたブーム5、該ブーム5の先端側に取付けられたアーム6、該アーム6の先端側に取付けられた作業具としてのバケット7、上部旋回体3とブーム5との間に設けられブーム5を俯仰動させるブームシリンダ8、ブーム5とアーム6との間に設けられアーム6を俯仰動させるアームシリンダ9、アーム6とバケット7との間に設けられバケット7を回動させるバケットシリンダ10等により構成されている。
ここで、ブームシリンダ8、アームシリンダ9、バケットシリンダ10は、作業装置4を駆動するための作業用アクチュエータを構成するもので、後述の油圧ポンプ11から吐出される圧油により駆動されるものである。
11は上部旋回体3に設けられたメインの油圧ポンプで、該油圧ポンプ11は、タンク12と共に油圧源を構成し、ディーゼルエンジン等の原動機(図示せず)によって回転駆動されるものである。そして、油圧ポンプ11は、タンク12内の作動油を高圧の圧油として後述のセンタバイパス管路13に向けて吐出し、この圧油は、後述の走行用方向切換弁18、ブーム用方向切換弁19等を介して、油圧モータ16、ブームシリンダ8等に供給される構成となっている。
13は油圧ポンプ11に接続されたセンタバイパス通路としてのセンタバイパス管路で、該センタバイパス管路13の途中には、上流側から順に、後述の走行用方向切換弁18、ブーム用方向切換弁19が設けられている。また、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の上流側には、センタバイパス管路13から分岐する分岐通路(ブリッジ通路)としての分岐管路14Aが設けられ、該分岐管路14Aは、走行用方向切換弁18の高圧側ポートに接続されている。また、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側でブーム用方向切換弁19の上流側にも別の分岐管路14Bが設けられ、該分岐管路14Bは、ブーム用方向切換弁19の高圧側ポートに接続されている。さらに、走行用方向切換弁18,ブーム用方向切換弁19とタンク12との間には、油圧モータ16,ブームシリンダ8からの戻り油をタンク12側に還流させるためのタンク管路15A,15Bが設けられている。
なお、図2(および後述の図3)に示す油圧回路図では、作業装置4を駆動するための作業用アクチュエータとしてブームシリンダ8のみを示すと共に、作業用アクチュエータに供給される圧油の方向を切換える作業用方向切換弁としてブーム用方向切換弁19のみを示している。ただし、実際は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側には、作業用方向切換弁としてのアーム用方向切換弁、バケット用方向切換弁等(何れも図示せず)が設けられており、これらアーム用方向切換弁、バケット用方向切換弁等を介してアームシリンダ9、バケットシリンダ10等にも圧油を供給できるように構成している。
そこで、以下の説明は、作業用アクチュエータと作業用方向切換弁の代表例としてブームシリンダ8とブーム用方向切換弁19を用いて説明し、アームシリンダ9、アーム用方向切換弁、バケットシリンダ10、バケット用方向切換弁についての説明は省略する。しかし、アームシリンダ9、アーム用方向切換弁、バケットシリンダ10、バケット用方向切換弁についても、駆動対象がアーム6、バケット7と異なる以外、ブームシリンダ8、ブーム用方向切換弁19と同様である。
16は下部走行体2に設けられた走行モータとしての油圧モータで、該油圧モータ16は、油圧ポンプ11から吐出される圧油により駆動され、車両(下部走行体2と上部旋回体3)を走行させるものである。ここで、油圧モータ16と後述の走行用方向切換弁18との間には、油圧モータ16に圧油を供給するための圧油供給管路としての一対の主管路17A,17Bが接続して設けられている。これら各主管路17A,17Bは、走行用方向切換弁18の切換位置に応じて、分岐管路14Aまたはタンク管路15Aに接続されるものである。
18はセンタバイパス管路13に接続された走行用方向切換弁で、該走行用方向切換弁18は、センタバイパス管路13から分岐した分岐管路14Aを通じて油圧モータ16に供給される圧油の方向を切換えるものである。ここで、走行用方向切換弁18は、左,右の油圧パイロット室18A,18Bを有し、常時は中立位置(A)に保持される。そして、走行用方向切換弁18は、左,右の油圧パイロット室18A,18Bに対し、オペレータの操作に応じて発生するパイロット圧が供給されることにより、中立位置(A)から前進高速位置(B),前進低速位置(C),後進高速位置(D),後進低速位置(E)に切換えられる。
ここで、走行用方向切換弁18が中立位置(A)に保持されているときは、主管路17A,17Bはタンク管路15Aを介してタンク12と接続され、油圧モータ16は回転しない。また、このとき、油圧ポンプ11からの圧油は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側に供給される。これにより、後述のブーム用方向切換弁19の切換位置に応じて、ブームシリンダ8に圧油が供給され、該ブームシリンダ8を伸縮させることができる(作業装置4を駆動することができる)。
走行用方向切換弁18が前進高速位置(B)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14A、走行用方向切換弁18、主管路17A、後述の流量制御切換弁21を介して油圧モータ16に供給され、該油圧モータ16が車両を前進させる方向に回転する。そして、油圧モータ16に供給された圧油は、主管路17B、流量制御切換弁21、走行用方向切換弁18、タンク管路15Aを介してタンク12に排出される。
また、このとき、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側には、油圧ポンプ11からの圧油が供給されなくなる。このため、走行用方向切換弁18が前進高速位置(B)に切換えられたときには、ブームシリンダ8を伸縮させることはできない(作業装置4を駆動することはできない)。
走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が油圧モータ16に供給されると共に、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側にも圧油が供給される。この場合には、車両を前進方向に走行させつつ、後述のブーム用方向切換弁19の切換位置に応じてブームシリンダ8を伸縮させることができる(作業装置4を駆動することができる)。なお、前進低速位置(C)は、オペレータが中立位置(A)と前進高速位置(B)との間でインチング操作を行っている状態、即ち、走行用方向切換弁18のスプールを中立位置(A)と前進高速位置(B)との間で微妙に動かす操作を行っている状態を、走行用方向切換弁18の切換位置として表したものに対応するものである。
一方、走行用方向切換弁18が後進高速位置(D)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14A、走行用方向切換弁18、主管路17B、後述の流量制御切換弁21を介して油圧モータ16に供給され、該油圧モータ16が車両を後進させる方向に回転する。そして、油圧モータ16に供給された圧油は、主管路17A、流量制御切換弁21、走行用方向切換弁18、タンク管路15Aを介してタンク12に排出される。
また、このとき、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側には、油圧ポンプ11からの圧油が供給されなくなる。このため、走行用方向切換弁18が後進高速位置(D)に切換えられたときには、ブームシリンダ8を伸縮させることはできない(作業装置4を駆動することはできない)。
走行用方向切換弁18が後進低速位置(E)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が油圧モータ16に供給されると共に、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側にも圧油が供給される。この場合には、車両を後進方向に走行させつつ、後述のブーム用方向切換弁19の切換位置に応じてブームシリンダ8を伸縮させることができる(作業装置4を駆動することができる)。なお、後進低速位置(E)は、オペレータが中立位置(A)と後進高速位置(D)との間でインチング操作を行っている状態、即ち、走行用方向切換弁18のスプールを中立位置(A)と後進高速位置(D)との間で微妙に動かす操作を行っている状態を、走行用方向切換弁18の切換位置として表したものに対応するものである。
19はセンタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側に接続された作業用方向切換弁としてのブーム用方向切換弁で、該ブーム用方向切換弁19は、作業用アクチュエータとしてのブームシリンダ8に供給される圧油の方向を切換えるものである。ここで、ブーム用方向切換弁19は、左,右の油圧パイロット室19A,19Bを有し、常時は中立位置(イ)に保持される。そして、ブーム用方向切換弁19は、左,右の油圧パイロット室19A,19Bに対し、オペレータの操作に応じて発生するパイロット圧が供給されることにより、中立位置(イ)から正方向動作位置(ロ),逆方向動作位置(ハ)に切換えられる。
ここで、ブームシリンダ8とブーム用方向切換弁19との間には、一対の主管路20A,20Bが設けられており、このうちの一方の主管路20Aは、ブームシリンダ8のボトム側油室8Aをブーム用方向切換弁19の一方の圧油流出入ポートに接続するものである。他方の主管路20Bは、ブームシリンダ8のロッド側油室8Bをブーム用方向切換弁19の他方の圧油流出入ポートに接続するものである。
ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)に保持されているときは、主管路20A,20Bはタンク管路15Bを介してタンク12と接続される。また、油圧ポンプ11からの圧油は、センタバイパス管路13のうちブーム用方向切換弁19の下流側に供給される(センタバイパス管路13を通じてタンク12に排出される)。
ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)から正方向動作位置(ロ)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14B、ブーム用方向切換弁19、主管路20Aを介してブームシリンダ8のボトム側油室8Aに供給され、ロッド側油室8B内の圧油は主管路20B、ブーム用方向切換弁19、タンク管路15Bを介してタンク12に排出される。これにより、ブームシリンダ8はボトム側油室8Aに供給された圧油により伸長し、ブーム5を上向きに仰動する。
ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)から逆方向動作位置(ハ)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14B、ブーム用方向切換弁19、主管路20Bを介してブームシリンダ8のロッド側油室8Bに供給され、ボトム側油室8A内の圧油は主管路20A、ブーム用方向切換弁19、タンク管路15Bを介してタンク12に排出される。これにより、ブームシリンダ8はロッド側油室8Bに供給された圧油により縮小し、ブーム5を下向きに俯動する。
次に、走行用方向切換弁18と油圧モータ16との間に設けられた流量制御切換弁21について説明する。
即ち、21は走行用方向切換弁18と油圧モータ16との間の主管路17A,17Bの途中に設けられた流量制御手段としての流量制御切換弁で、該流量制御切換弁21は、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制御するものである。ここで、流量制御切換弁21は、油圧ポンプ11から吐出される圧油が油圧モータ16にのみ供給される単独走行動作状態から、油圧ポンプ11から吐出される圧油が油圧モータ16およびブームシリンダ8の両方に供給される走行と作業の複合動作状態に移行する場合に、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制御するものである。
より具体的には、流量制御切換弁21は、例えば走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)または、後進低速位置(E)に切換えられた場合に、ブームシリンダ8の駆動圧が油圧モータ16の駆動圧よりも高いときに該油圧モータ16に供給される圧油の流量を制限するものである。
ここで、流量制御切換弁21は、主管路17A,17Bを流量制限することなく連通状態に保持する連通位置(a)と主管路17A,17Bを流れる圧油の流量を制限する絞り位置(b)とを有し、常時は連通位置(a)に保持される。流量制御切換弁21が連通位置(a)の状態では、油圧ポンプ11からの圧油がそのまま油圧モータ16に供給される。一方、流量制御切換弁21が絞り位置(b)に切換わった状態では、油圧ポンプ11からの圧油が絞りを経由し油圧モータ16に供給される。これにより、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制限する構成となっている。
また、流量制御切換弁21は、ブームシリンダ8の駆動圧が油圧モータ16の駆動圧よりも高いときに、一時的に絞り位置(b)に切換わり、その後、後述の一方向絞り弁23により連通位置(a)に復帰する構成となっている。このために、流量制御切換弁21は、連通位置(a)に切換える第1のパイロット室21Aと絞り位置(b)に切換える第2のパイロット室21Bとを有する油圧パイロット式切換弁として構成されている。そして、流量制御切換弁21には、連通位置(a)側に向けてスプールを付勢するばね21Cが設けられ、該ばね21Cは、連通位置(a)から絞り位置(b)に切換わるときの第1のパイロット室21Aと第2のパイロット室21Bとの間の圧力差を設定するものである。
また、第1,第2のパイロット室21A,21Bには、ブームシリンダ8の駆動圧を供給する第1,第2のパイロット管路22A,22Bが接続されている。ここで、第1,第2のパイロット管路22A,22Bは、上流側がセンタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側であってブーム用方向切換弁19よりも上流側に接続され、下流側がそれぞれ第1,第2のパイロット室21A,21Bに接続されている。そして、第1のパイロット管路22Aの途中には後述の一方向絞り弁23が設けられている。
23は第1のパイロット管路22Aの途中に設けられた一方向絞り弁で、該一方向絞り弁23は、第1のパイロット室21Aの圧力を第2のパイロット室21Bの圧力に比べて一時的に低くするためのものである。ここで、一方向絞り弁23は、第1のパイロット室21Aに圧油が流入するときは流量を制限する絞り23Aと、第1のパイロット室21Aから圧油が流出するときは連通するチェック弁23Bとにより構成され、これら絞り23Aとチェック弁23Bとは第1のパイロット管路22Aに並列に設けられている。これにより、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側に圧油が供給されたときに、第1のパイロット室21Aに供給される圧油が絞り23Aにより一時的に制限されることにより、第1のパイロット室21Aの圧力が第2のパイロット室21Bの圧力に比べて一時的に低くなるように構成している。
本実施の形態による油圧駆動装置を備えた油圧ショベル1は、上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。なお、この説明は、走行方向が前進方向の場合を中心に説明し、走行方向が後進方向の場合は省略する。ただし、後進方向については、走行用方向切換弁18の切換位置が後進高速位置(D),後進低速位置(E)に切換えられ、これに伴い油圧モータ16に供給される圧油の流通方向が逆になる以外、前進方向の場合と同様である。
まず、油圧ショベル1は走行させずに作業装置4による作業のみを行う単独作業状態、即ち、走行用方向切換弁18が中立位置(A)にある場合を説明する。この場合は、油圧ポンプ11からの圧油は、油圧モータ16には供給されず、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側に供給される。そして、ブーム用方向切換弁19が、例えば中立位置(イ)から正方向動作位置(ロ)に切換えられると、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14B、ブーム用方向切換弁19、主管路20Aを介してブームシリンダ8のボトム側油室8Aに供給され、ロッド側油室8B内の圧油は主管路20B、ブーム用方向切換弁19、タンク管路15Bを介してタンク12に排出される。これにより、ブームシリンダ8はボトム側油室8Aに供給された圧油により伸長し、ブーム5を上向きに仰動することができる。
一方、ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)から逆方向動作位置(ハ)に切換えられたときには、油圧ポンプ11からの圧油が分岐管路14B、ブーム用方向切換弁19、主管路20Bを介してブームシリンダ8のロッド側油室8Bに供給され、ボトム側油室8A内の圧油は主管路20A、ブーム用方向切換弁19、タンク管路15Bを介してタンク12に排出される。これにより、ブームシリンダ8はロッド側油室8Bに供給された圧油により縮小し、ブーム5を下向きに俯動することができる。
次に、高速での単独走行動作状態、即ち、走行用方向切換弁18が前進低速位置(B)にある場合は、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13から分岐管路14Aを経由し、走行用方向切換弁18、主管路17A、流量制御切換弁21を介して油圧モータ16に供給される。このとき、流量制御切換弁21は、ばね21Cにより連通位置(a)に保持されており、油圧ポンプ11からの圧油がそのまま油圧モータ16に供給される。これにより、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。なお、このような高速走行の際は、油圧ポンプ11からの圧油は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側に供給されず、作業装置4による作業は行うことができない。
一方、低速での単独走行動作状態のとき、即ち、走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)にあり、ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)にあるときは、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13から分岐管路14Aを経由し、走行用方向切換弁18、主管路17A、流量制御切換弁21を介して油圧モータ16に供給される。このとき、流量制御切換弁21は、ばね21Cにより連通位置(a)に保持されており、油圧ポンプ11からの圧油がそのまま油圧モータ16に供給される。これにより、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。また、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側にも供給されるが、その圧油は、ブームシリンダ8には供給されず、センタバイパス管路13を通じてタンク12に排出される。
次に、低速での単独走行動作状態から低速での走行と作業装置4による作業とを同時に行う複合動作状態に移行したとき、即ち、走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)にあり、ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)から正方向動作位置(ロ)または逆方向動作位置(ハ)に切換えられたときは、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13から分岐管路14Aを経由し、走行用方向切換弁18、主管路17A、流量制御切換弁21を介して油圧モータ16に供給される。
また、これと共に、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側にも供給され、その圧油は、ブーム用方向切換弁19の切換位置に応じてブームシリンダ8にも供給される。このとき、ブームシリンダ8の伸縮開始に伴って、該ブームシリンダ8の駆動圧が上昇することがある。そして、このようにブームシリンダ8の駆動圧が上昇すると、この上昇した圧力は、第1のパイロット管路22Aを通じて第1のパイロット室21Aに作用すると共に、第2のパイロット管路22Bを通じて第2のパイロット室21Bに作用する。
このとき、第1のパイロット管路22Aには、一方向絞り弁23が設けられているから、第1のパイロット室21Aの圧力が第2のパイロット室21Bの圧力に比べて一時的に低くなる。このため、常時は連通位置(a)にある流量制御切換弁21が、一時的に絞り位置(b)に切換わる。これにより、流量制御切換弁21は、油圧モータ16に供給する圧油の流量を制限することができ、ブームシリンダ8の駆動圧によって油圧モータ16の回転数(回転速度)が急に上昇するのを抑制することができる。
また、第1のパイロット室21Aの圧力が上昇して第2のパイロット室21Bの圧力に近づくと、流量制御切換弁21は、ばね21Cによって、絞り位置(b)から連通位置(a)に復帰する。これにより、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。
このように本実施の形態によれば、単独走行動作状態から複合動作状態に移行するときに、流量制御切換弁21により油圧モータ16に供給される圧油の流量を緩やかに変化させることができる。即ち、ブームシリンダ8の駆動圧が上昇したときに、一方向絞り弁23により、流量制御切換弁21の第1のパイロット室21Aの圧力が第2のパイロット室21Bの圧力に比べて一時的に低くなり、流量制御切換弁21が一時的に絞り位置(b)に切換わる。このため、ブームシリンダ8よりも油圧モータ16へ優先的に圧油が供給されることを抑制することができ、オペレータの意図に反して車両の速度が急速に増加するのを抑制することができる。
しかも、このように流量制御切換弁21によって車両の速度変化を抑制できるから、従来技術のように、複数の油圧ポンプを備える必要がなくなる。このため、低速での走行動作と作業装置4による作業動作とを同時に行う複合動作状態であっても、ブームシリンダ8(作業装置4)の動作の遅延を抑制することができる。
また、流量制御切換弁21の第1のパイロット室21Aの圧力と第2のパイロット室21Bの圧力が等しくなった場合には、流量制御切換弁21は、絞り位置(b)から連通位置(a)に復帰する。これにより、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。
次に、図3は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、第1の実施の形態で用いた流量制御手段として流量制御切換弁21に代えて、センタバイパス通路13から分岐する分岐管路14Aに流量制御手段としてのロジック弁31を設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、上述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一符号を付し、その説明を省略するものとする。
図中、31はセンタバイパス管路13から分岐する分岐管路14Aの途中で走行用方向切換弁18よりも上流側に設けられた流量制御手段としてのロジック弁で、該ロジック弁31は、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制御するものである。ここで、ロジック弁31は、油圧ポンプ11から吐出される圧油が油圧モータ16にのみ供給される単独走行動作状態から、油圧ポンプ11から吐出される圧油が油圧モータ16およびブームシリンダ8の両方に供給される走行と作業の複合動作状態に移行する場合に、油圧モータ16に供給される圧油の流量を制御するものである。
より具体的には、ロジック弁31は、例えば走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)、または後進低速位置(E)に切換えられた場合に、ブームシリンダ8の駆動圧が油圧モータ16の駆動圧よりも高いときに該油圧モータ16に供給される圧油の流量を制限するものである。ここで、ロジック弁31は、後述のポペット弁32と、パイロット弁33とにより大略構成されている。
32は開口面積に応じて圧油の流量を制御するポペット弁で、該ポペット弁32は、分岐管路14Aの途中に設けられている。ここで、ポペット弁32は、チェック弁32A1が収容された弁体32Aと、分岐管路14Aからの圧油が流入する弁油室(通路)32Bと、弁体32Aを挟んで弁油室32Bとは反対側に設けられた背圧室32Cとを含んで構成されている。そして、ポペット弁32は、後述のパイロット弁33と協働して弁体32Aのリフト量(図3で上,下方向の変位量)を可変に調節することにより、開口面積を大きくして(全開状態にして)分岐管路14Aを連通状態にする全開動作状態と、開口面積を小さくして(全開状態よりも減少させて)分岐管路14Aを流れる圧油の流量を制限する制限動作状態とに切換わる構成となっている。
33はポペット弁32の開口面積(弁体32Aのリフト量)を制御するパイロット弁で、該パイロット弁33は、ポペット弁32の背圧室32Cと分岐管路14Aの流出側との間を接続する油通路34の途中に設けられている。ここで、パイロット弁33は、油通路34を連通状態にする連通位置(a)と油通路34を流れる圧油を遮断する遮断位置(b)とを有し、常時はばね33Cにより連通位置(a)に保持される。
パイロット弁33が連通位置(a)の状態では、ポペット弁32の背圧室32C内の圧力が弁油室32Bの圧力より相対的に低い圧力値まで低下する。これにより、ポペット弁32の弁体32Aが、開口面積が大きくなる方向(図3で下方)に変位し、ポペット弁32の開口面積が最大(全開)状態となる。この場合には、油圧ポンプ11からの圧油が、ポペット弁32でその流量が制限されずに、走行用方向切換弁18を介して油圧モータ16に供給される。
一方、パイロット弁33が遮断位置(b)の状態では、背圧室32Cが油通路34に対して遮断されるため、ポペット弁32の背圧室32C内の圧力と弁油室32Bの圧力がほぼ等しい状態となる。これにより、ポペット弁32の弁体32Aは、そのリフト量が背圧室32C内の圧力によって小さく抑えられ(開口面積が小さくなる方向に変位し)、ポペット弁32の開口面積が全開状態よりも減少した状態となる。この場合には、油圧ポンプ11からの圧油が、ポペット弁32によりその流量が制限された状態で、走行用方向切換弁18を介して油圧モータ16に供給される。
また、パイロット弁33は、ブームシリンダ8の駆動圧が油圧モータ16の駆動圧よりも高いときに、一時的に遮断位置(b)に切換わり、その後、後述の一方向絞り弁36により連通位置(a)に復帰する構成となっている。このために、パイロット弁33は、連通位置(a)に切換える第1のパイロット室33Aと遮断位置(b)に切換える第2のパイロット室33Bとを有する油圧パイロット式切換弁として構成されている。そして、パイロット弁33には、連通位置(a)側に向けてスプールを付勢するばね33Cが設けられ、該ばね33Cは、連通位置(a)から遮断位置(b)に切換わるときの第1のパイロット室33Aと第2のパイロット室33Bとの間の圧力差を設定するものである。
また、第1,第2のパイロット室33A,33Bには、ブームシリンダ8の駆動圧を供給する第1,第2のパイロット管路35A,35Bが接続されている。ここで、第1,第2のパイロット管路35A,35Bは、上流側がセンタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側かつブーム用方向切換弁19よりも上流側に接続され、下流側がそれぞれ第1,第2のパイロット室33A,33Bに接続されている。そして、第1のパイロット管路35Aの途中には後述の一方向絞り弁36が設けられている。
36は第1のパイロット管路35Aの途中に設けられた一方向絞り弁で、該一方向絞り弁36は、第1のパイロット室33Aの圧力を第2のパイロット室33Bの圧力に比べて一時的に低くするためのものである。ここで、一方向絞り弁36は、第1のパイロット室33Aに圧油が流入するときは流量を制限する絞り36Aと、第1のパイロット室33Aから圧油が流出するときは連通するチェック弁36Bとにより構成され、これら絞り36Aとチェック弁36Bとは第1のパイロット管路35Aに並行に設けられている。これにより、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側に圧油が供給されたときに、第1のパイロット室33Aに供給される圧油が絞り36Aにより一時的に制限されることにより、第1のパイロット室33Aの圧力が第2のパイロット室33Bの圧力に比べて一時的に低くなるように構成している。
このように構成される第2の実施の形態によれば、低速での単独走行動作状態のとき、即ち、走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)にあり、ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)にあるときは、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13から分岐管路14Aを経由し、ロジック弁31、走行用方向切換弁18、主管路17Aを介して油圧モータ16に供給される。このとき、パイロット弁33は、ばね33Cにより連通位置(a)に保持されており、これにより、ロジック弁31は、ポペット弁32の開口面積を最大(全開)にして分岐管路14Aを連通状態にする全開動作状態となる。この場合には、油圧ポンプ11からの圧油が、ポペット弁32でその流量が制限されずに、走行用方向切換弁18を介して油圧モータ16に供給される。これにより、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。
また、低速での単独走行動作状態から低速での走行と作業装置4による作業とを同時に行う複合動作状態に移行したとき、即ち、走行用方向切換弁18が前進低速位置(C)にあり、ブーム用方向切換弁19が中立位置(イ)から正方向動作位置(ロ)または逆方向動作位置(ハ)に切換えられたときは、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13から分岐管路14Aを経由し、ロジック弁31、走行用方向切換弁18、主管路17Aを介して油圧モータ16に供給される。
また、これと共に、油圧ポンプ11から吐出された圧油は、センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18の下流側にも供給され、その圧油は、ブーム用方向切換弁19の切換位置に応じてブームシリンダ8にも供給される。このとき、ブームシリンダ8の伸縮開始に伴って、該ブームシリンダ8の駆動圧が上昇することがある。そして、このようにブームシリンダ8の駆動圧が上昇すると、この上昇した圧力は、第1のパイロット管路35Aを通じてパイロット弁33の第1のパイロット室33Aに作用すると共に、第2のパイロット管路35Bを通じて第2のパイロット室33Bに作用する。
このとき、第1のパイロット管路35Aには、一方向絞り弁36が設けられているから、第1のパイロット室33Aの圧力が第2のパイロット室33Bの圧力に比べて一時的に低くなる。このため、常時は連通位置(a)にあるパイロット弁33が、一時的に遮断位置(b)に切換わり、これにより、ロジック弁31は、ポペット弁32の開口面積を全開状態よりも減少させて分岐管路14Aを流れる圧油の流量を制限する制限動作状態となる。この場合には、油圧ポンプ11からの圧油が、ポペット弁32でその流量が制限された状態で、走行用方向切換弁18を介して油圧モータ16に供給される。これにより、ロジック弁31は、油圧モータ16に供給する圧油の流量を制限することができ、ブームシリンダ8の駆動圧によって油圧モータ16の回転数が急に上昇するのを抑制することができる。
また、パイロット弁33の第1のパイロット室33Aの圧力が上昇して第2のパイロット室33Bの圧力に近づくと、パイロット弁33は、ばね33Cによって、遮断位置(b)から連通位置(a)に復帰する。これにより、ロジック弁31は、ポペット弁32の開口面積を最大(全開)にして分岐管路14Aを連通状態にする全開動作状態となり、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。
このように、第2の実施の形態によれば、単独走行動作状態から複合動作状態に移行するときに、ロジック弁31により油圧モータ16に供給される圧油の流量を緩やかに変化させることができる。即ち、ブームシリンダ8の駆動圧が上昇したときに、一方向絞り弁36により、パイロット弁33の第1のパイロット室33Aの圧力が第2のパイロット室33Bの圧力に比べて一時的に低くなり、ロジック弁31(ポペット弁32)が一時的に制限動作状態に切換わる。このため、ブームシリンダ8よりも油圧モータ16へ優先的に圧油が供給されることを抑制することができ、オペレータの意図に反して車両の速度が急速に増加するのを抑制することができる。
しかも、このようにロジック弁31(ポペット弁32)によって車両の速度変化を抑制できるから、従来技術のように、複数の油圧ポンプを備える必要がなくなる。このため、低速での走行動作と作業装置4による作業動作とを同時に行う複合動作状態であっても、ブームシリンダ8(作業装置4)の動作の遅延を抑制することができる。
また、パイロット弁33の第1のパイロット室33Aの圧力と第2のパイロット室33Bの圧力が等しくなった場合には、パイロット弁33は、遮断位置(b)から連通位置(a)に復帰する。これにより、ロジック弁31(ポペット弁32)は全開動作状態となり、圧力を損失することなく、油圧モータ16に圧油を供給することができる。
なお、上述した第1の実施の形態では、流量制御切換弁21は、パイロット圧として作業用アクチュエータとしてのブームシリンダ8の駆動圧(センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側かつブーム用方向切換弁19よりも上流側の油圧)を用いる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、流量制御切換弁の切換操作を、例えば、ブーム用方向切換弁、アーム用方向切換弁、バケット用方向切換弁等の作業用方向切換弁のパイロット圧を用いて行う構成としてもよい。
また、上述した第2の実施の形態では、ロジック弁31のポペット弁32(の開口面積)を制御するパイロット弁33は、パイロット圧として作業用アクチュエータとしてのブームシリンダ8の駆動圧(センタバイパス管路13のうち走行用方向切換弁18よりも下流側であってブーム用方向切換弁19よりも上流側の油圧)を用いる構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、ロジック弁のパイロット弁の切換操作を、例えば、ブーム用方向切換弁、アーム用方向切換弁、バケット用方向切換弁等の作業用方向切換弁のパイロット圧を用いて行う構成としてもよい。
さらに、上述した各実施の形態では、建設機械としてホイール式の油圧ショベル1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、クローラ式の油圧ショベルに適用してもよく、自走可能な各種の建設機械にも適用可能である。
1 油圧ショベル(建設機械)
2 下部走行体(車両)
3 上部旋回体(車両)
4 作業装置
8 ブームシリンダ(作業用アクチュエータ)
9 アームシリンダ(作業用アクチュエータ)
10 バケットシリンダ(作業用アクチュエータ)
11 油圧ポンプ(油圧源)
12 タンク(油圧源)
13 センタバイパス管路(センタバイパス通路)
14A,14B 分岐管路(分岐通路)
16 油圧モータ(走行モータ)
17A,17B 主管路(圧油供給管路)
18 走行用方向切換弁
19 ブーム用方向切換弁(作業用方向切換弁)
21 流量制御切換弁(流量制御手段)
21A 第1のパイロット室
21B 第2のパイロット室
22A 第1のパイロット管路
22B 第2のパイロット管路
23 一方向絞り弁
31 ロジック弁(流量制御手段)
32 ポペット弁
33 パイロット弁
33A 第1のパイロット室
33B 第2のパイロット室
35A 第1のパイロット管路
35B 第2のパイロット管路
36 一方向絞り弁

Claims (5)

  1. 油圧ポンプとタンクからなる油圧源と、前記油圧ポンプに接続されたセンタバイパス通路と、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され車両を走行するための走行モータと、前記油圧ポンプから吐出される圧油により駆動され作業装置を駆動するための作業用アクチュエータと、前記センタバイパス通路に接続され前記センタバイパス通路から分岐した分岐通路を通じて前記走行モータに供給される圧油の方向を切換える走行用方向切換弁と、前記センタバイパス通路のうち前記走行用方向切換弁の下流側に接続され前記作業用アクチュエータに供給される圧油の方向を切換える作業用方向切換弁とを備えた建設機械の油圧駆動装置において、
    前記油圧ポンプから吐出される圧油が前記走行モータにのみ供給される低速での単独走行動作状態から、前記油圧ポンプから吐出される圧油が前記走行モータおよび前記作業用アクチュエータの両方に供給される走行と作業の複合動作状態に移行する場合に、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに前記走行モータに供給される圧油の流量を制御する流量制御手段を有することを特徴とする建設機械の油圧駆動装置。
  2. 前記走行用方向切換弁と前記走行モータとの間には、該走行モータに圧油を供給するための圧油供給管路を接続して設け、
    前記流量制御手段は、前記圧油供給管路に設けられ、前記圧油供給管路を連通状態にする連通位置と前記圧油供給管路を流れる圧油の流量を制限する絞り位置とを有する流量制御切換弁により構成し、
    前記流量制御切換弁は、常時は連通位置にあり、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに一時的に絞り位置に切換わり、その後、連通位置に復帰する構成としてなる請求項1に記載の建設機械の油圧駆動装置。
  3. 前記流量制御切換弁は、連通位置に切換える第1のパイロット室と絞り位置に切換える第2のパイロット室とを有する油圧パイロット式切換弁からなり、
    前記第1,第2のパイロット室には、前記作業用アクチュエータの駆動圧または前記作業用方向切換弁のパイロット圧を供給する第1,第2のパイロット管路を接続し、
    前記第1のパイロット管路には、前記第1のパイロット室の圧力を前記第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くするための、前記第1のパイロット室に圧油が流入するときは流量を制限し、前記第1のパイロット室から圧油が流出するときは連通する一方向絞り弁を設ける構成としてなる請求項2に記載の建設機械の油圧駆動装置。
  4. 前記流量制御手段は、前記分岐通路の途中に設けられ、開口面積に応じて圧油の流量を制限するポペット弁を備えたロジック弁により構成し、
    前記ロジック弁は、前記ポペット弁の開口面積を全開状態にして前記分岐通路を連通状態にする全開動作状態と、前記ポペット弁の開口面積を全開状態よりも減少させて前記分岐通路を流れる圧油の流量を制限する制限動作状態とに切換わる構成とし、
    前記ロジック弁は、常時は全開動作状態となり、前記作業用アクチュエータの駆動圧が前記走行モータの駆動圧よりも高いときに一時的に制限動作状態に切換わり、その後、全開動作状態に復帰する構成としてなる請求項1に記載の建設機械の油圧駆動装置。
  5. 前記ロジック弁は、前記全開動作状態に切換える第1のパイロット室と前記制限動作状態に切換える第2のパイロット室とを有し、前記ポペット弁の開口面積を制御するパイロット弁を備え、
    前記第1,第2のパイロット室には、前記作業用アクチュエータの駆動圧または前記作業用方向切換弁のパイロット圧を供給する第1,第2のパイロット管路を接続し、
    前記第1のパイロット管路には、前記第1のパイロット室の圧力を前記第2のパイロット室の圧力に比べて一時的に低くするための、前記第1のパイロット室に圧油が流入するときは流量を制限し、前記第1のパイロット室から圧油が流出するときは連通する一方向絞り弁を設ける構成としてなる請求項4に記載の建設機械の油圧駆動装置。
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