JP6111733B2 - 走行式建設機械の油圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は油圧ショベルのような走行式であって、かつ、三回路/三ポンプ方式をとる建設機械の油圧回路に関するものである。
油圧ショベルを例にとって背景技術を説明する。
油圧ショベルは、図6に示すようにクローラ式の下部走行体1上に上部旋回体2が地面に対して垂直となる軸Oのまわりに旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に、ブーム3、アーム4、作業装置5、及びこれらを作動させるブーム、アーム、作業装置各シリンダ6,7,8から成るフロントアタッチメント9が装着されて構成される。
また、他の油圧アクチュエータとして、下部走行体1(左右のクローラ)を走行駆動する左右の走行モータ、及び上部旋回体2を旋回駆動する旋回モータ(いずれも図示省略)が設けられる。
ここで、掘削作業を行う通常のショベルでは、作業装置5としてアーム先端にバケットが装着されるが、バケットに代えて図示のように草刈機(カッター)をアーム先端に装着し、ショベルを草刈機械として転用する場合がある。
以下、この場合で説明し、作業装置5を「草刈機」という。
草刈機5は、図示しない草刈モータ(油圧モータ)で円板状のカッター刃を回転させて草刈作業を行う。
一方、油圧ショベルにおいては、特許文献1に示されているように、回路全体を、
i 左右両側走行モータのうち一方の走行モータとブームシリンダとが属する第1回路と、
ii 他方の走行モータとアームシリンダとが属する第2回路と、
iii 旋回モータが属する第3回路と
に分け、この三つの回路を基本的には別ポンプ(第1〜第3ポンプ)で駆動する三回路/三ポンプ方式をとるものが公知である。
この公知技術においては、走行時には第1ポンプ油を左右いずれか一方の走行モータに、第2ポンプ油を他方の走行モータにそれぞれ独立して供給することにより、走行直進性を確保する構成がとられている。
また、第3ポンプ油を第1、第2両回路の一方または双方に供給する合流弁を設け、たとえばブーム上げとアーム引きが同時に行われるブーム上げ/アーム引き操作時(水平引き込み時)に、第3ポンプ油を第2ポンプ油と合流させてアームシリンダに供給することにより、アーム動作を速く行わせる構成がとられている。
特許第3681833号
上記公知技術において、草刈モータをたとえばアームシリンダが属する第2回路に設け、草刈作業時に第2ポンプ油と第3ポンプ油を合流させて草刈モータに供給する構成をとることにより、草刈機を高速で作動させて草刈能力を高めることが考えられる。
ところが、前記のように走行時には第1、第2両ポンプ油が両走行モータに送られる構成であるため、走行しながら草刈作業を行う場合に、草刈モータには第3ポンプ油しか供給されず、流量が大きく減少して作動速度(カッターの回転速度)が低下し、草刈能力が著しく低下するという問題が生じる。
このような問題は、草刈機に限らず、走行停止状態及び走行状態の双方で使用されかつ同速で作動する必要がある作業装置を用いる場合に一様に生じ、これが解決すべき課題となっていた。
そこで本発明は、走行単独操作時の直進性を確保できる一方で、作業装置を非走行状態及び走行状態の双方で同速で作動させることができる走行式建設機械の油圧回路を提供するものである。
上記課題を解決する手段として、本発明においては、次の(A)〜(J)のすべての要件を具備するものである。
(A) 下部走行体と、この下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体に取付けられたフロントアタッチメントとを有すること。
(B) このフロントアタッチメントは、ブームと、このブームの先端に取付けられたアームと、このアームの先端に取付けられた作業装置を有すること。
(C) 油圧アクチュエータとして、上記上部旋回体を旋回作動させる旋回モータと、上記ブームを作動させるブームシリンダと、上記アームを作動させるアームシリンダと、上記作業装置を作動させる作業装置アクチュエータと、上記下部走行体を走行作動させる左右の走行モータを有すること。
(D) 油圧アクチュエータ回路として、左右いずれか一方の走行モータが属する第1回路と、他方の走行モータが属する第2回路と、上記旋回モータが属する第3回路を具備し、上記作業装置アクチュエータは上記第1、第2両回路のいずれか一方に属すること。
(E) 上記第1〜第3各回路は、上記油圧アクチュエータごとに作動を制御するための、ブーム用、アーム用、旋回用、作業装置用、走行用を含むコントロールバルブを有すること。
(F) 上記第1回路の油圧源としての第1ポンプと、上記第2回路の油圧源としての第2ポンプと、上記第3回路の油圧源としての第3ポンプを有すること。
(G) 上記第3ポンプから吐出される第3ポンプ油を他のポンプから吐出されるポンプ油と合流させる合流弁と、上記第1ポンプから吐出される第1ポンプ油及び上記第2ポンプから吐出される第2ポンプ油の供給先を切換えるモード切換弁を有すること。
(H) 上記合流弁は、上記第3ポンプ油を上記第1回路に供給し得る第1合流位置と、上記第2回路に供給し得る第2合流位置と、第1及び第2両回路に供給し得る第3合流位置を有すること。
(I) 上記モード切換弁は第1及び第2両モード位置を有し、上記第1モード位置で上記第1ポンプ油を一方の走行モータに供給するとともに第2ポンプ油を他方の走行モータに供給し、上記第2モード位置で、上記第1ポンプ油を上記両走行モータにパラレルに供給するとともに第2ポンプ油を上記作業装置アクチュエータに供給すること。
(J) 上記両走行モータのみを作動させる走行単独操作時には、上記合流弁を上記第1合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第1モード位置にセットし、上記作業装置のみを作動させる作業装置単独操作時には、上記合流弁を上記第2合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第1モード位置にセットし、走行しながら上記作業装置を作動させる複合操作時には、上記合流弁を上記第3合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第2モード位置にセットするように構成したこと。
この構成によれば、走行単独操作時には二つのポンプ油で両走行モータを別々に駆動する走行独立状態として走行直進性を保つ一方で、作業装置は、走行の有無にかかわらず常に二つのポンプ油で駆動して作業速度を維持することができる。
しかも、上記三つのモードの切換えを、三回路/三ポンプ方式をとる機械に元々装備された合流弁と、新設のモード切換弁の二つのバルブのみで行うことができるため、回路構成が簡単で、回路の大型化を回避できるとともに設備コストが安くてすむ。
本発明において、上記アームの先端に上記作業装置としての油圧式の草刈機を取付け、この草刈機を駆動する上記作業装置アクチュエータとしての草刈モータを上記第1、第2両回路のいずれか一方に設けるのが望ましい(請求項2)。
この構成によれば、ゆっくり走行しながら草刈機をフル回転させることができるため、作業効率、作業精度の双方で望ましいものとなる。
また本発明においては、上記複合操作時に、上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブの切換わりに基づいて切換信号を発生させ、この切換信号により上記合流弁を上記第3合流位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成するのが望ましい(請求項3〜5)。
この構成によれば、合流弁とモード切換弁を同じ切換信号で連動して切換えるため、別々に切換える場合と比較して、連動させるための回路構成が簡単ですむとともに、コストが安くてすみ、しかも確実に連動させることができる。
この場合、上記合流弁及びモード切換弁をそれぞれパイロット圧によって切換わり作動する油圧パイロット切換弁として構成し、上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブの切換わりに基づいて、上記切換信号としてのパイロット圧を合流弁及びモード切換弁のパイロットポートに導入して合流弁を上記第3位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成するのが望ましい(請求項4)。
こうすれば、切換信号としてパイロット圧を用いるため、電気信号を用いる場合のような新たな電気配線を追加する必要がない。
さらに、請求項4の構成において、上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブに、スプールと一体に作動するサイドバイパス部を設け、このサイドバイパス部は、上記両コントロールバルブの切換わりにより、パイロットラインをタンクに連通させるタンク位置とタンクに対して遮断する遮断位置の間で切換わるように構成し、上記遮断位置でパイロット圧を上記合流弁及びモード切換弁のパイロットポートに供給して合流弁を上記第3合流位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成するのが望ましい(請求項5)。
こうすれば、コントロールバルブと一体に切換わり作動するサイドバイパス部によってパイロット圧を合流弁及びモード切換弁のパイロットポートに供給/遮断する構成であるため、同じ動作を別の弁で行う構成をとる場合と比較して動作の信頼性が高く、しかも設備コストが安くてすむ。
また、本発明においては、上記モード切換弁のパイロットポートと反対側のバネ室に、外部からの信号によって第1位置と第2位置の間で切換わるモード切換制御弁を接続し、このモード切換制御弁は、上記第1位置で上記バネ室をタンクに連通させて上記モード切換弁の第2モード位置への切換えを許容し、上記第2位置で上記バネ室に上記切換信号に対抗するパイロット圧を導入してモード切換弁の上記第2モード位置への切換えを阻止するように構成するのが望ましい(請求項6)。
この構成によれば、ニポンプで走行する走行優先と、ニポンプで作業装置を作動させる作業装置優先のいずれかを作業状況等に応じて任意に選択することができる。
本発明によると、走行単独操作時の直進性を確保できる一方で、作業装置を非走行状態及び走行状態の双方で同速で作動させることができる。
本発明の第1実施形態を示す油圧回路図である。 図1中の合流弁部分の拡大図である。 図1中のモード切換弁部分の拡大図である。 各動作と弁、ポンプの作動状況を説明するためのマトリックス図である。 本発明の第2実施形態を示す油圧回路図である。 本発明の適用対象である油圧ショベルの概略側面図である。
実施形態は油圧ショベルを適用対象とし、図6に示すようにアーム先端に作業装置としての草刈機5を取付けて草刈機械として転用した場合を例にとっている。
第1実施形態(図1〜図4参照)
実施形態に係る油圧回路においては、図1に示すように油圧アクチュエータ回路として、左走行モータ10とブームシリンダ6とバケットシリンダ8が属する第1回路Aと、右走行モータ11とアームシリンダ7が属する第2回路Bと、旋回モータ12が属する第3回路Cとを備えるとともに、第1回路Aの油圧源としての第1ポンプ13と、第2回路Bの油圧源としての第2ポンプ14と、第3回路Cの油圧源としての第3ポンプ15が設けられている。
また、草刈機の駆動源である草刈モータ16が、オプションアクチュエータとして第2回路Bに設けられている。
なお、図の簡素化のため、各ポンプラインに設けられるリリーフ弁の図示を省略している。
各回路A,B,Cには、油圧アクチュエータごとに作動を制御する油圧パイロット式かつセンターバイパス式のスプール弁であるコントロールバルブ(方向切換弁)が設けられている。
すなわち、第1回路Aには、ブームシリンダ用、バケットシリンダ用、左走行モータ用の各コントロールバルブ17,18,19、第2回路Bにはアームシリンダ用と草刈モータ用と右走行モータ用の各コントロールバルブ20,21,22、第3回路Cには旋回モータ用のコントロールバルブ23がそれぞれ設けられている。
これら各コントロールバルブ17〜23は、図示しないリモコン弁の操作によって個別に制御される。
ここで、第1及び第2両回路A,Bにおいては、図示のように走行用コントロールバルブ19,22がポンプ油の流れの最上流側に配置され、基本的に、走行操作時に第1ポンプ13から吐出された第1ポンプ油が左走行モータ10に、第2ポンプ14から吐出された第2ポンプ油が右走行モータ11にそれぞれ優先的に供給される。
従って、両走行モータ10,11が同時に操作される走行時(走行単独操作時)に、ポンプ流量を両走行モータ10,11に全量供給する操作が行われた場合、第1、第2両回路A,Bにおける走行モータ以外の油圧アクチュエータにはポンプ油が供給されない。
そこで、走行時に他のアクチュエータ動作を確保する手段として合流弁24が設けられ、走行時に、第3ポンプ15から第3回路C(旋回モータ12)に向けて吐出される第3ポンプ油を、第1、第2両回路A,Bに、第3回路Cとタンデムまたはパラレルな流れによって合流させるように構成されている。
合流弁24とその関連構成を図2を併用して詳述する。
合流弁24は、バネ室と反対側に第1及び第2両パイロットポート24a,24bを持ち、この両パイロットポート24a,24bに対するパイロット圧の導入/遮断に応じて、中立の第1合流位置イと、第2合流位置ロと、第3合流位置ハの間で切換わる三位置油圧パイロット切換弁として構成されている。
すなわち、両パイロットポート24a,24bのいずれにもパイロット圧(リモコン弁の一次圧を用いることから図1中に「パイロット一次圧」と表記している。以下、この表記で説明する)が導入されない状態では図示の中立位置である第1合流位置イにセットされ、第1パイロットポート24aにパイロット一次圧が導入されると第2合流位置ロに、第2パイロットポート24bにパイロット一次圧が導入されると第3合流位置ハにそれぞれ切換わる。
この合流弁24は二つの入力ポートと出力ポートを備えている。
一方の入力ポートは、第3ポンプ15のポンプライン25から分岐して旋回用コントロールバルブ23のブリードオフ通路を通るアンロード通路26に、他方が、ポンプライン25から分岐したパラレル通路27にそれぞれ接続されている。
また、二つの出力ポートのうち、第1の出力ポートは第1合流ライン28を介して第1回路Aに、第2の出力ポートは第2合流ライン29を介して第2回路Bにそれぞれ接続されている。
図1中、30はタンクTに通じるタンクラインである。
合流弁24は、第1〜第3各合流位置イ,ロ,ハで第3ポンプ油の流れを次のように切換える。
第1合流位置イ:アンロード、パラレル両通路26,27を合流させて第1合流ライン28に接続する。
第2合流位置ロ:パラレル通路27を遮断する一方、アンロード通路26を第2合流ライン29に接続する。
第3合流位置ハ:パラレル通路27を遮断する一方、アンロード通路26を第1及び第2両合流ライン28,29に接続する。
この合流弁24を切換操作するためのパイロット構成は次の通りである。
パイロット一次圧を導くパイロット一次圧ライン31が第1、第2両分岐パイロットライン32,33に分岐され、第1分岐パイロットライン32が合流弁24の第1パイロットポート24aに、第2分岐パイロットライン33が第2パイロットポート24bにそれぞれ接続されている。
また、第1分岐パイロットライン32には、第1サイドバイパスライン34が、第2分岐パイロットライン33には第2サイドバイパスライン35がそれぞれ分岐接続されている。
一方、旋回用コントロールバルブ23以外の各コントロールバルブ17〜22には、スプールと一体に作動するサイドバイパス部17a,18a,19a,20a,21a,22aが設けられ、第1サイドバイパスライン34は、アーム用コントロールバルブ20のサイドバイパス部20a及び草刈用コントロールバルブ21のサイドバイパス部21aを通って、タンクTに通じるドレン通路36に接続されている。
第2サイドバイパスライン35は、他のコントロールバルブ(図1の上から順に右走行用、左走行用、ブーム用、バケット用、草刈用の各コントロールバルブ)22,19,17,18のサイドバイパス部22a,19a,17a,18aを直列に通ってドレン通路36に接続されている。
なお、草刈用コントロールバルブ21のサイドバイパス部21aには上記のように両サイドバイパスライン34,35が通るため、図示のように二つの通路が設けられている。
また、両サイドバイパスライン34,35の最上流部分に絞り37,38が設けられ、この絞り37,38により、両サイドバイパスライン34,35の一方がタンクTに連通する状態となっても他方のパイロット圧が維持されるように構成されている。
一方、合流弁24における第3合流位置ハでアンロード通路26を第1及び第2両合流ライン28,29に接続するための通路にも絞り39,40(図2参照)が設けられ、両合流ライン28,29の一方がタンク連通状態となっても他方の油圧が維持されるように構成されている。
各サイドバイパス部17a〜22aは、各コントロールバルブ17〜22の3つの位置に対応する位置を有し、コントロールバルブ17〜22の切換わり作動に連動して位置が切換わる。
このサイドバイパス部17a〜22aのうち、右走行用及び左走行用コントロールバルブ22,19のサイドバイパス部22a,19aは、両コントロールバルブ20,19の位置に関係なく常に前記第2サイドバイパスライン35を開通させる。
また、両コントロールバルブ20,18が中立位置にあるときは、第2サイドバイパスライン35を直接タンクライン36に連通させる。
これに対し、アーム用、草刈用、ブーム用、バケット用の各コントロールバルブ20,21,17,18のサイドバイパス部20a,21a,17a,18aは、各コントロールバルブ20,21,17,18が中立位置にあるときはサイドバイパスライン34,35を開通させ、同コントロールバルブ20,21,17,18が作動位置にあるときはサイドバイパスライン34,35をブロックする。
こうして、旋回用コントロールバルブ23以外の各コントロールバルブ17〜22の操作状況に応じて、合流弁24の第1及び第2両パイロットポート24a,24bに対するパイロット一次圧の供給/遮断の切換が行われる。
この油圧回路においては、上記構成に加えて、第1及び第2両ポンプ13,14から吐出される第1及び第2両ポンプ油の供給先を切換えるモード切換弁41が設けられている。
このモード切換弁41は、第1及び第2両モード位置イ,ロ間で切換わる油圧パイロット切換弁として構成され、第1モード位置イで第1ポンプ油を左走行モータ10に供給するとともに第2ポンプ油を右走行モータ11に供給し、第2モード位置ロで、第1ポンプ油を両走行モータ10,11にパラレルに供給するとともに第2ポンプ油を第2回路Bにおける右走行モータ以外のアクチュエータ(草刈モータ16、アームシリンダ7)に供給するように構成されている。
このモード切換弁41にパイロット圧を導入するパイロット通路41aは第2バイパスライン35に接続され、同バイパスライン35にパイロット圧が立ったときに同切換弁41が第2モード位置ロに切換わる。
なお、同切換弁41のバネ室はドレン通路42を介してタンクTに接続されている。
この油圧回路の作用を説明する。
一切のアクチュエータ操作が無い状態では、第1及び第2両サイドバイパスライン34,35はタンク連通状態となるため、合流弁24の両パイロットポート24a,24bのいずれにもパイロット圧が供給されず、合流弁24が図示の第1合流位置イにある。
この第1合流位置イでは、第3ポンプ油が第1合流ライン28を介して第1回路Aのブーム用、バケット用両コントロールバルブ17,18に供給可能となる。
但し、この第1合流位置イでブーム操作もバケット操作もなければ、第1合流ライン28がブーム用、バケット用両コントロールバルブ17,18を介してタンクライン30に接続されるため、第3ポンプ15のポンプ圧は上昇しない。
一方、モード切換弁41にもパイロット圧が供給されないため、同切換弁41は図示の第1モード位置イにある。
(1) 走行単独操作時(図4のマトリックス図のI参照)
図1の状態で両走行用コントロールバルブ19,22のみが操作されると、第1ポンプ油がモード切換弁41、左走行用コントロールバルブ19を介して左走行モータ10に、第2ポンプ油がモード切換弁41、右走行用コントロールバルブ22を介して右走行モータ11にそれぞれ供給される。
これにより、左右両走行モータ10,11がそれぞれ別ポンプ油により互いに独立して駆動され、走行直進性が確保される。
なお、第3ポンプ油は合流弁24、第1合流ライン28を通じて第1回路Aに供給されるが、ブーム用及びバケット用両コントロールバルブ17,18を通じてアンロードされる。
(2) 草刈単独操作時(同、II参照)
図1の状態で草刈用コントロールバルブ21のみが操作されると、第1サイドバイパスライン34,35が同コントロールバルブ21のサイドバイパス部21aによりブロックされて第1分岐パイロットライン32にパイロット圧が立つ。
これにより、合流弁24の第1パイロットポート24aにパイロット一次圧が導入されることによって合流弁24が第2合流位置ロに切換わる。
一方、第2バイパスライン35は右走行用コントロールバルブ22のサイドバイパス部22aによってタンク連通するため、同バイパスライン35にはパイロット圧が立たない。
このため、モード切換弁41は第1モード位置イのままとなる。
この状態では、モード切換弁41を通じて第1ポンプ油が第1回路Aに、第2ポンプ油が第2回路Bにそれぞれ供給される一方、第3ポンプが合流弁24を通じて第2回路Bに供給される。
従って、草刈モータ16に第2、第3両ポンプ油が合流して供給されるため、同モータ16が高速で回転し得る状態となる。
なお、第1ポンプ油は、第1回路Aを通じてアンロードされる。
(3) 走行と草刈の複合操作時(同、III参照)
両走行用コントロールバルブ19,22及び草刈用コントロールバルブ21が同時に操作されると、両サイドバイパスライン34,35ともにパイロット圧が立つため、合流弁24が第3合流位置ハに、モード切換弁41が第2モード位置ロにそれぞれ切換わる。
この状態では、第1ポンプ油がモード切換弁41を通じて第1及び第2両回路A,B(両走行モータ10,11)にパラレルに供給される。
一方、第2ポンプ油がモード切換弁41を通じて、第3ポンプ油が合流弁24を通じてそれぞれ第2回路B(草刈モータ16)に供給される。
従って、草刈モータ16が、草刈単独操作時と同じ二ポンプ油を供給されて草刈単独操作時と同速で回転し得る状態となる。
(4) その他の作用
合流弁24は、上記のような走行と草刈に関する合流用のほか、種々の合流作用を行う。
ブーム上げ操作とアーム引き操作が同時に行われるブーム上げ/アーム引き操作時を例にとると、アーム操作により、第1バイパスライン34がアーム用コントロールバルブ20のサイドバイパス部20aでブロックされ、パイロット一次圧が合流弁22の第1パイロットポート24aに導入される。
これにより、合流弁24が第2合流位置ロに切換わり、第3ポンプ油が第2合流ライン29、アーム用コントロールバルブ20を介してアームシリンダ7のヘッド側に供給される。
こうして、ブーム上げ/アーム引き操作時、つまり水平引き込み時に、第3ポンプ油をアームシリンダ7に合流させることにより、アーム優先の動きとなって水平引き込みをやり易くなる。
この油圧回路によると、上記のように走行単独操作時には二つのポンプ油(第1及び第2両ポンプ油)で両走行モータ10,11を別々に駆動する走行独立状態として走行直進性を保つ一方で、草刈モータ16は、走行の有無にかかわらず常に二つのポンプ油(第2及び第3両ポンプ油)で駆動して作業速度を維持することができる。
しかも、走行単独操作時、草刈単独操作時、走行/草刈の複合操作時の三つのモードの切換えを、三回路/三ポンプ方式をとる機械に元々装備された合流弁24と、新設のモード切換弁41の二つのバルブのみで行うことができるため、回路構成が簡単で、回路の大型化を回避できるとともに設備コストが安くてすむ。
また、走行/草刈の複合操作時に、走行速度が走行単独操作時よりも低くなるため、ゆっくり走行しながら草刈機をフル回転させるという、草刈作業の効率、作業精度の双方で望ましい動作を得ることができる。
さらに、実施形態によると、次の効果を得ることができる。
(i) 上記複合操作時に、走行用コントロールバルブ19,22及び草刈用コントロールバルブ21の切換わりに基づいて切換信号(パイロット圧)を発生させ、この切換信号により合流弁24を第3合流位置ハに、モード切換弁41を第2モード位置ロにそれぞれ切換えるため、すなわち、合流弁24とモード切換弁41を同じ切換信号で連動して切換えるため、別々に切換える場合と比較して、連動させるための回路構成が簡単ですむとともに、コストが安くてすみ、しかも確実に連動させることができる。
(ii) 走行用及び草刈用各コントロールバルブ19,22,21の切換わりに基づいて、切換信号としてのパイロット圧を合流弁24及びモード切換弁41のパイロットポート24b,41aに導入して合流弁24を第3合流位置ハに、モード切換弁41を第2モード位置ロにそれぞれ切換えるように構成したから、つまり、切換信号としてパイロット圧を用いるため、電気信号を用いる場合のような新たな電気配線を追加する必要がない。
(iii) コントロールバルブと一体に切換わり作動するサイドバイパス部によってパイロット圧を合流弁24及びモード切換弁41のパイロットポート24a,24b,41aに供給/遮断する構成であるため、同じ動作を別の弁で行う構成をとる場合と比較して動作の信頼性が高く、しかも設備コストが安くてすむ。
第2実施形態(図5参照)
第1実施形態との相違点のみを説明する。
モード切換弁41のバネ室に制御通路43が接続され、この制御通路43に、たとえば図示しないスイッチの操作に基づく外部からの電気信号によって第1位置イと第2位置ロの間で切換わる電磁切換弁であるモード切換制御弁44が設けられている。
このモード切換制御弁44は、第1位置イでバネ室をタンクTに連通させてモード切換弁41の第2モード位置ロへの切換えを許容する。すなわち、第1実施形態と同じ作用が得られる。
一方、第2位置ロでは、第2バイパスライン35からパイロットポートに加えられるパイロット一次圧と同じパイロット一次圧をバネ室に対抗圧力として導入し、モード切換弁の第2モード位置ロへの切換えを阻止する。すなわち、走行/草刈の複合操作時に、モード切換弁41が第1モード位置イのままとなり、走行が二ポンプ油で、草刈が一ポンプ油でそれぞれ駆動される。
この構成によれば、ニポンプで走行する走行優先と、ニポンプで草刈モータ16を作動させる草刈優先のいずれかを作業状況等に応じて任意に選択することができる。
ところで、上記実施形態では、作業装置として草刈機を用いる場合について説明したが、本発明は、走行停止状態及び走行状態の双方で使用されかつ同速で作動する必要がある作業装置を用いる場合に上記同様に適用することができる。
A 第1回路
B 第2回路
C 第3回路
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 フロントアタッチメントを構成するブーム
4 同、アーム
5 同、作業装置としての草刈機
6 ブームシリンダ
7 アームシリンダ
8 バケットシリンダ
9 フロントアタッチメント
10 左走行モータ
11 右走行モータ
12 旋回モータ
13 第1ポンプ
14 第2ポンプ
15 第3ポンプ
16 草刈モータ
17〜23 コントロールバルブ
17a〜22a コントロールバルブのサイドバイパス部
24 合流弁
24a 合流弁の第1パイロットポート
24b 同、第2パイロットポート
25 第3回路のポンプライン
26 同、アンロード通路
27 同、パラレル通路
28 第1合流ライン
29 第2合流ライン
30 タンクライン
31 パイロット一次圧ライン
32,33 分岐パイロットライン
34,35 サイドバイパスライン
36 ドレン通路
41 モード切換弁
41a パイロット通路
42 ドレン通路
43 制御通路
44 モード切換制御弁

Claims (6)

  1. 次の(A)〜(J)のすべての要件を具備することを特徴とする走行式建設機械の油圧回路。
    (A) 下部走行体と、この下部走行体上に旋回自在に搭載された上部旋回体と、この上部旋回体に取付けられたフロントアタッチメントとを有すること。
    (B) このフロントアタッチメントは、ブームと、このブームの先端に取付けられたアームと、このアームの先端に取付けられた作業装置を有すること。
    (C) 油圧アクチュエータとして、上記上部旋回体を旋回作動させる旋回モータと、上記ブームを作動させるブームシリンダと、上記アームを作動させるアームシリンダと、上記作業装置を作動させる作業装置アクチュエータと、上記下部走行体を走行作動させる左右の走行モータを有すること。
    (D) 油圧アクチュエータ回路として、左右いずれか一方の走行モータが属する第1回路と、他方の走行モータが属する第2回路と、上記旋回モータが属する第3回路を具備し、上記作業装置アクチュエータは上記第1、第2両回路のいずれか一方に属すること。
    (E) 上記第1〜第3各回路は、上記油圧アクチュエータごとに作動を制御するための、ブーム用、アーム用、旋回用、作業装置用、走行用を含むコントロールバルブを有すること。
    (F) 上記第1回路の油圧源としての第1ポンプと、上記第2回路の油圧源としての第2ポンプと、上記第3回路の油圧源としての第3ポンプを有すること。
    (G) 上記第3ポンプから吐出される第3ポンプ油を他のポンプから吐出されるポンプ油と合流させる合流弁と、上記第1ポンプから吐出される第1ポンプ油及び上記第2ポンプから吐出される第2ポンプ油の供給先を切換えるモード切換弁を有すること。
    (H) 上記合流弁は、上記第3ポンプ油を上記第1回路に供給し得る第1合流位置と、上記第2回路に供給し得る第2合流位置と、第1及び第2両回路に供給し得る第3合流位置を有すること。
    (I) 上記モード切換弁は第1及び第2両モード位置を有し、上記第1モード位置で上記第1ポンプ油を一方の走行モータに供給するとともに第2ポンプ油を他方の走行モータに供給し、上記第2モード位置で、上記第1ポンプ油を上記両走行モータにパラレルに供給するとともに第2ポンプ油を上記作業装置アクチュエータに供給すること。
    (J) 上記両走行モータのみを作動させる走行単独操作時には、上記合流弁を上記第1合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第1モード位置にセットし、上記作業装置のみを作動させる作業装置単独操作時には、上記合流弁を上記第2合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第1モード位置にセットし、走行しながら上記作業装置を作動させる複合操作時には、上記合流弁を上記第3合流位置にセットするとともに上記モード切換弁を上記第2モード位置にセットするように構成したこと。
  2. 上記アームの先端に上記作業装置としての油圧式の草刈機を取付け、この草刈機を駆動する上記作業装置アクチュエータとしての草刈モータを上記第1、第2両回路のいずれか一方に設けたことを特徴とする請求項1記載の走行式建設機械の油圧回路。
  3. 上記複合操作時に、上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブの切換わりに基づいて切換信号を発生させ、この切換信号により上記合流弁を上記第3合流位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成したことを特徴とする請求項1または2記載の走行式建設機械の油圧回路。
  4. 上記合流弁及びモード切換弁をそれぞれパイロット圧によって切換わり作動する油圧パイロット切換弁として構成し、上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブの切換わりに基づいて、上記切換信号としてのパイロット圧を合流弁及びモード切換弁のパイロットポートに導入して合流弁を上記第3合流位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成したことを特徴とする請求項3記載の走行式建設機械の油圧回路。
  5. 上記走行用及び作業装置用両コントロールバルブに、スプールと一体に作動するサイドバイパス部を設け、このサイドバイパス部は、上記両コントロールバルブの切換わりにより、パイロットラインをタンクに連通させるタンク位置とタンクに対して遮断する遮断位置の間で切換わるように構成し、上記遮断位置でパイロット圧を上記合流弁及びモード切換弁のパイロットポートに供給して合流弁を上記第3合流位置に、上記モード切換弁を上記第2モード位置にそれぞれ切換えるように構成したことを特徴とする請求項4記載の走行式建設機械の油圧回路。
  6. 上記モード切換弁のパイロットポートと反対側のバネ室に、外部からの信号によって第1位置と第2位置の間で切換わるモード切換制御弁を接続し、このモード切換制御弁は、上記第1位置で上記バネ室をタンクに連通させて上記モード切換弁の第2モード位置への切換えを許容し、上記第2位置で上記バネ室に上記切換信号に対抗するパイロット圧を導入してモード切換弁の上記第2モード位置への切換えを阻止するように構成したことを特徴とする請求項4または5記載の走行式建設機械の油圧回路。
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