JP2012139737A - 動力工具 - Google Patents

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Takashi Kawamata
隆 川又
Mokichi Kobayashi
茂吉 小林
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Abstract

【課題】弾性部材の永久変形を抑制し、長期間に渡って振動の低減効果が持続する動力工具を提供することにある。
【解決手段】スピンドル17に装着されたホイルワッシャ22とダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aとの間に弾性部材としてリングゴム25を配置し、スピンドル17の先端にねじ結合させたロックナット27でこれらを固定することにより、研削作業時にダイヤモンド砥石ホイール12が受ける振動をリングゴム25により吸収する構成とする。ホイルワッシャ22の外周端に外側円筒部23を設けるとともに内周端に内側円筒部24を設ける。また、ダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aの軸心に円筒状のボス部26を設ける。このボス部26を外側円筒部23と内側円筒部24の間に嵌め合わせ、ダイヤモンド砥石ホイール12の傾斜を抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば携帯型のディスクグラインダーなど、出力シャフトの先端にホイール型(ディスク型)の先端工具が取り付けられた動力工具に関し、特に、ホイール型の先端工具を出力シャフトに取り付けるための取付け構造に関する。
ディスクグラインダーやサンダーといった電動工具、エア工具、エンジン工具等の動力工具を用いてコンクリートや石材等の表面を平らに研削する研削作業では、その先端工具としてダイヤモンド砥石ホイールが用いられている。ダイヤモンド砥石ホイールは、中央部分がカップ形に形成されたカップタイプの基板表面に複数のダイヤモンド砥石を固定したホイール型(ディスク型)となっており、基板の軸心において動力工具の出力シャフト(スピンドル)に取り付けられて使用される。
このような動力工具を用いた研削作業では、ダイヤモンド砥石を被削材に押し付けて作業が行われるため、研削時の衝撃による振動が直接作業者に伝わり、長時間の連続作業が困難であった。
そのため、例えば特許文献1に記載される動力工具では、先端工具の取付け部分に弾性部材を配し、研削作業時に生じる衝撃を弾性部材で受けることにより、先端工具から作業者に伝わる振動を低減させるようにしている。
実用新案登録第3096194号公報
しかしながら、ダイヤモンド砥石ホイールを用いた研削では、砥石ホイールを前後または左右に動かしながら作業が行われるため、砥石ホイールの表面全体が被削材に当たる全面当りの場合と、砥石ホイールが傾いた状態となってその表面の一部のみが被削材に当たる片当りの場合が生じることになる。
砥石ホイールが被削材に全面当りする場合には、砥石ホイールは出力シャフトに沿って軸方向に移動するので、弾性部材はその全体が基板により均一に押されて一様に弾性変形することになる。そのため、弾性部材に大きな変形を生じることがない。
これに対して、砥石ホイールが被削材と片当りの状態で研削が行われると、砥石ホイールの基板部分が出力シャフトに対して傾いた状態で弾性部材に当たるため、弾性部材は均等に変形せず、一部分だけが大きく変形することになる。そのため、弾性部材に永久変形が起こり易くなる。
弾性部材が永久変形を生じると、砥石ホイールの基板部分と弾性部材との間のガタが大きくなるので、弾性部材による振動の抑制効果が小さくなり、また、研削作業中に砥石ホイールがばたつく等の不具合を生じることになる。
本発明は上記問題を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、弾性部材の永久変形を抑制することにより、長期間に渡って振動の低減効果が持続する動力工具を提供することである。
本発明の動力工具は、動力源であるモータと、前記モータによって回転駆動されるスピンドルと、前記スピンドルに保持される弾性部材と、前記弾性部材に接続される先端工具部と、前記先端工具部がスピンドル方向に移動するための案内部と、を有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記スピンドルには、ホイルワッシャが接続されており、
前記案内部は、前記ホイルワッシャの内周部と、前記先端工具部の外周部とを有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記スピンドルには、ホイルワッシャが接続されており、
前記案内部は、前記ホイルワッシャの外周部と、前記先端工具部の内周部とを有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記スピンドルに螺合するロックナットを有し、
前記案内部は、前記ロックナットの内周部と、前記先端工具部の外周部とを有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、ホイール型の先端工具が出力シャフトに取り付けられる動力工具であって、前記出力シャフトに装着されるホイルワッシャと、前記出力シャフトの先端にねじ結合され、前記ホイルワッシャを前記出力シャフトに固定するロックナットと、前記ホイルワッシャまたは前記ロックナットの少なくともいずれか一方に設けられる外側円筒部と、前記ホイルワッシャまたは前記ロックナットの少なくともいずれか一方に設けられる内側円筒部と、前記先端工具の基板の軸心に設けられ、前記外側円筒部と前記内側円筒部との間に嵌め合わされる円筒状のボス部と、前記ホイルワッシャと前記ボス部との間に配置される弾性部材とを有することを特徴とする。
本発明の動力工具は、前記ボス部を、前記基板とは別体に形成されて前記基板に組み付けられる別部品としたことを特徴とする。
本発明によれば、弾性部材に接続される先端工具部を案内部によりスピンドル方向に移動させるようにしたので、研削作業時に被削材からの反力を受けて軸方向に移動する先端工具部の傾斜を抑制することができる。先端工具部の傾斜を抑制することにより、弾性部材が過度に変形することを防止して、弾性部材を永久変形しにくくすることができる。これにより、弾性部材の永久変形を抑えて、弾性部材による振動の抑制効果を長期間に渡って維持することができる。
本発明によれば、ホイルワッシャまたはロックナットの少なくともいずれか一方に外側円筒部と内側円筒部とを設け、先端工具に設けた円筒状のボス部を外側円筒部と内側円筒部との間に嵌め合わせるようにしたので、研削作業時に先端工具が被削材に片当りしたときには、ボス部の外周面と内周面がそれぞれ外側円筒部、内側円筒部に接することにより先端工具が両円筒部により拘束され、その傾斜が抑制される。先端工具の傾斜が抑制されると、先端工具が傾斜することにより弾性部材が過度に変形することが防止されるので、弾性部材の永久変形を抑制することができる。これにより、弾性部材の永久変形を抑えて、弾性部材による振動の抑制効果を長期間に渡って維持することができる。
また、外側円筒部をホイルワッシャに設けた場合では、先端工具に大きな押付け荷重が加えられたときには、先端工具の基板が外側円筒部の先端に接することにより先端工具の軸方向への移動が所定の範囲に規制される。先端工具の移動範囲が規制されると、先端工具から過度の荷重が加えられて弾性部材が過度に変形することが防止されるので、弾性部材の永久変形を抑制することができる。これにより、弾性部材の永久変形を抑えて、弾性部材による振動の抑制効果を長期間に渡って維持することができる。
発明によれば、ボス部を先端工具の基板とは別体の別部品として構成するようにしたので、専用の先端工具を必要とせず、既存の先端工具にボス部を取り付けることで本願発明を適用することができる。したがって、動力工具に用いられる先端工具の汎用性を高めることができる。
本発明の一実施の形態であるディスクグラインダーの一部切り欠き断面図である。 (a)は図1に示す先端工具の取付け構造を矢視Aから見た平面図であり、(b)は同底面図である。 図1に示す先端工具の取付け構造の縦断面図である。 図3の要部を拡大して示す拡大断面図である。 (a)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に全面当りした状態を示す断面図であり、(b)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に全面当りした場合であって、押付け荷重が過大となった状態を示す断面図である。 (a)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に片当りした状態を示す断面図であり、(b)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に片当りした場合であって、押付け荷重が過大となった状態を示す断面図である。 ボス部と両円筒部が設けられない比較例を示す断面図であり、(a)は無負荷の状態を示す断面図、(b)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に全面当りした状態を示す断面図、(c)はダイヤモンド砥石ホイールが被削材に片当りした状態を示す断面図ある。 図4に示す取付け構造の変形例を示す断面図であり、(a)は外側円筒部をロックナットに設けた場合を示す断面図、(b)はボス部をダイヤモンド砥石ホイールの基板に一体に設けた場合を示す断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1に示す動力工具としてのディスクグラインダー11は、その先端工具部としてダイヤモンド砥石ホイール12を備えており、コンクリートや石材等の表面を平らに研削する作業に用いられる。
このディスクグラインダー11の本体ケース13は筒状に形成されており、その内部には駆動源として電動モータ14が収容されている。電動モータ14は本体ケース13から引き出された電源コード15を介して図示しない商用電源に接続され、この商用電源から供給される電力により駆動される。
本体ケース13の先端部分にはギヤケース16が取り付けられ、このギヤケース16には出力シャフトとしてのスピンドル17が一対の軸受18a,18bにより回転自在に支持されている。スピンドル17は電動モータ14の軸方向に直交して配置されており、その先端部分はギヤケース16から外部に突出している。ギヤケース16の内部には互いに噛み合わされた一対のベベルギヤ19a,19bが設けられ、これらのベベルギヤ19a,19bにより電動モータ14の回転が90度方向を変えてスピンドル17に伝達されるようになっている。
図2に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12は鋼板によりディスク状に形成された基板12aを備え、この基板12aの表面に所定形状の複数のダイヤモンド砥石12bが接着等の手段により固定されたホイール型(ディスク型)となっている。図3に示すように、基板12aの中央部分は軸方向に凹んだカップ形状に形成され、つまり、このダイヤモンド砥石ホイール12はカップタイプとなっている。基板12aのカップ形状部分の軸心には取付孔12cが設けられ、この取付孔12cにおいてダイヤモンド砥石ホイール12は本発明の先端工具の取付け構造21(以下、取付け構造21とする。)によりスピンドル17に取り付けられている。また、基板12aには周方向に等間隔に並べて4つの貫通孔12dが設けられている。これらの貫通孔12dは、被削材(コンクリート)などの切粉を、被削材と基板12aとの間から排出するために設けられている。
ディスクグラインダー11の図示しない電源スイッチの操作部が操作されると、電動モータ14に給電され、電動モータ14が作動する。電動モータ14が作動すると、スピンドル17が電動モータ14に回転駆動され、スピンドル17とともにダイヤモンド砥石ホイール12が回転する。そして、回転したダイヤモンド砥石ホイール12をコンクリートや石材等の被削材の表面に押し当てることにより、被削材の表面を平らに研削する作業が行われる。このとき、取付け構造21の、基板12aに対して被削材の側に突出する部分は、基板12aのカップ形状の内部に配置されるので、ダイヤモンド砥石ホイール12の表面全体を被削材の表面に押し当てることができる。
次に、本発明の取付け構造21の詳細について説明する。
図4に示すように、スピンドル17にはホイルワッシャ(フランジ)22が装着されている。ホイルワッシャ22は鋼材等により円板状に形成されており、その軸心に設けられた貫通孔22aにおいてスピンドル17に挿入されている。スピンドル17は、その先端部分に一段径が細い雄ねじ部17aを備えており、この雄ねじ部17aの根本部分に形成された座面17bにホイルワッシャ22が配置されている。なお、ホイルワッシャ22は、スピンドル17に対して図示しない周り止め手段により周り止めされ、スピンドル17と一体に回転するようになっている。
ホイルワッシャ22の外周端には外側円筒部23が一体に設けられ、ホイルワッシャ22の内周端には内側円筒部24が一体に設けられている。これらの円筒部23,24は、それぞれホイルワッシャ22と同軸の円筒の壁状に形成され、ホイルワッシャ22に対してスピンドル17の先端側に向けて軸方向に突出している。内側円筒部24のホイルワッシャ22からの突出高さは外側円筒部23のホイルワッシャ22からの突出高さよりも高く設定されており、内側円筒部24はその内周面においてスピンドル17の雄ねじ部17aに支持されている。また、内側円筒部24の外周面にはダイヤモンド砥石ホイール12に対する周り止め手段24aが設けられている。
外側円筒部23と内側円筒部24との間に形成されるホイルワッシャ22を底部とした環状溝部分の内部には弾性部材としてのリングゴム25が配置されている。リングゴム25はゴム材料により断面矩形の円環状に形成されており、外側円筒部23と内側円筒部24とに対して径方向に間隔を空けて配置されている。
ダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aの軸心には先端工具部としてのボス部26が設けられている。ボス部26は、基板12aとは別体に形成された別部品である凸形状部品26aと取付けリング26bとで構成され、凸形状部品26aを基板12aの取付孔12cに挿入し、その先端に取付けリング26bを結合させることにより、基板12aに固定されている。基板12aに固定されたボス部26の一端側は基板12aの一方の面から軸方向に突出し、他端側は基板12aの他方に面から軸方向に突出している。このように、ダイヤモンド砥石ホイール12の軸心には、基板12aよりも軸方向の厚みが厚い円筒状に形成されたボス部26が設けられる。
ダイヤモンド砥石ホイール12は、その軸心に固定されたボス部26を外側円筒部23と内側円筒部24との間に嵌め合わせることによりスピンドル17に装着される。
ボス部26の内周面には周り止め手段26cが設けられ、ダイヤモンド砥石ホイール12がスピンドル17に装着されると、この周り止め手段26cが内側円筒部24の外周面に設けられた周り止め手段24aに緩く嵌め合わされる。これらの周り止め手段24a,26cとしてはスプラインが用いられている。これらの周り止め手段24a,26cの嵌め合わせにより、ボス部26は内側円筒部24に対して軸方向に移動自在であるが回転方向には周り止めされた状態とされている。
本実施の形態においては、周り止め手段24a,26cとしてスプラインを用いているが、これに限らず、内側円筒部24の外周面にボス部26の内周面を嵌め合わすことができる周り止め手段であれば、例えばキーとコッター等、他の周り止め手段を用いるようにしてもよい。
一方、ダイヤモンド砥石ホイール12がスピンドル17に装着されると、基板12aに対して外側円筒部23の側におけるボス部26の外周面(凸形状部品26aの外周面)は、外側円筒部23の内周面に緩く嵌め合わされる。
このように、ボス部26の外周面は外側円筒部23の内周面に隙間嵌めされ、内周面は内側円筒部24の外周面に隙間嵌めされている。これにより、ボス部26の外周部と外側円筒部23の内周部とで案内部が構成され、ボス部26の内周部と内側円筒部24の外周部とで案内部が構成されている。また、ボス部26が外側円筒部23と内側円筒部24との間に嵌め合わされると、リングゴム25はホイルワッシャ22とボス部26との間に配置される。
ここで、ボス部26の外周面と外側円筒部23の内周面との間の隙間寸法は、ボス部26の内周面と内側円筒部24の外周面との間の隙間寸法と同一に設定されている。つまり、ボス部26の外径寸法と外側円筒部23の内径寸法の差は、ボス部26の内径寸法と内側円筒部24の外径寸法との差と同一に設定されている。
ホイルワッシャ22をスピンドル17に固定するとともにダイヤモンド砥石ホイール12をホイルワッシャ22との間に保持するために、スピンドル17の雄ねじ部17aの先端にはロックナット27がねじ結合されている。ロックナット27は周方向に等間隔に並ぶ4つの凹部27aを備えており、これらの凹部27aには図示しない専用の治具の凸部が係合するようになっている。そして、ロックナット27は、この専用の治具により、内側円筒部24に当接するまで雄ねじ部17aにねじ込まれ、座面17bとの間に内側円筒部24を挟み込んでホイルワッシャ22をスピンドル17に固定する。また、ロックナット27が締め付けされると、ロックナット27によりボス部26が押されてリングゴム25はボス部26とホイルワッシャ22との間に挟み込まれて圧縮された状態に保持される。
このような構成により、ダイヤモンド砥石ホイール12はリングゴム25を介してホイルワッシャ22で支持されることになるので、研削作業時にダイヤモンド砥石ホイール12に加わった衝撃による振動をリングゴム25の弾性変形により吸収することができる。したがって、研削作業時に作業者に伝達される振動を低減させて、その作業性を高めることができる。
また、ホイルワッシャ22に設けた外側円筒部23と内側円筒部24との間にダイヤモンド砥石ホイール12に設けたボス部26を嵌め合わせるようにしたので、リングゴム25の永久変形の発生を抑制して、リングゴム25による振動の抑制効果を長期間に渡って維持することができる。以下では、図5〜図7に基づいて、本発明の取付け構造21により、研削作業時におけるリングゴム25の過大な変形が防止されて、リングゴム25の永久変形が抑制される点について説明する。
図4に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に接していない無負荷状態では、ボス部26はリングゴム25により押されて軸方向の一端面においてロックナット27に当接している。また、ダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aと外側円筒部23の先端との間には隙間が生じている。
図5(a)に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材の表面に平行に押し当てられて全面当りの状態で研削作業が行われると、ダイヤモンド砥石ホイール12の全周に均等に押し付け荷重の反力(図中矢印で示す)が加わることになる。したがって、ダイヤモンド砥石ホイール12は被削材から受ける押し付け荷重の反力によりスピンドル17に沿って平行に移動し、ボス部26とロックナット27との間に隙間が生じた状態となる。
このとき、ホイルワッシャ22とボス部26との間に配置されたリングゴム25はボス部26に押されて軸方向に圧縮されるが、ダイヤモンド砥石ホイール12は被削材の表面に対して平行を保ったまま軸方向に移動するので、リングゴム25はその全体が均一にボス部26に押されることになる。このように、リングゴム25の一部分のみが大きく変形することが防止されるので、リングゴム25の永久変形が抑制される。
ダイヤモンド砥石ホイール12が全面当りの場合であって、その押し付け荷重が過大となった場合には、ボス部26が同図(a)に示す位置よりもさらにロックナット27から離れる方向に移動し、リングゴム25がさらに圧縮されることになる。
しかしながら、本発明の取付け構造21では、ダイヤモンド砥石ホイール12の押し付け力が所定の値を超えると、図5(b)に示すように、ホイルワッシャ22に設けられた外側円筒部23の先端に基板12aが当接し、ダイヤモンド砥石ホイール12つまりボス部26のそれ以上の軸方向への移動が規制される。したがって、研削作業時にダイヤモンド砥石ホイール12に過度の押し付け荷重が加えられても、リングゴム25の過度の圧縮(変形)が防止される。このように、リングゴム25の過度の変形が防止されるので、リングゴム25の永久変形が抑制される。
一方、図6(a)に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12の表面の一部のみが被削材に押し当てられた片当りの状態で研削作業が行われると、ダイヤモンド砥石ホイール12に被削材からスピンドル17の軸方向に対して傾斜した方向の反力が加わることになる。スピンドル17の軸方向に対して傾斜した方向の反力が加えられると、ボス部26は、外側円筒部23と内側円筒部24の間をロックナット27から離れる方向に移動するとともに、両円筒部23,24に対する隙間嵌めの分だけ径方向にも移動することになる。図6(b)に示すように、ボス部26が径方向に移動すると、ボス部26の外周面が外側円筒部23の内周面に当接し、ボス部26の内周面が内側円筒部24の外周面に当接する。つまり、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に片当りしたときには、ボス部26は、その外周面と内周面とにおいて対応する外側円筒部23と内側円筒部24とに当接し、径方向にずれた2点で両円筒部23,24に拘束されることになる。これにより、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に片当りした場合であっても、ボス部26が両円筒部23,24に拘束されるので、ダイヤモンド砥石ホイール12やボス部26がスピンドル17に対して傾斜することが防止される。ダイヤモンド砥石ホイール12やボス部26のスピンドル17に対する傾斜が防止されると、ボス部26がリングゴム25の一部のみを過度に変形させることがないので、リングゴム25の過度の変形が防止される。このように、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に片当りの場合でも、リングゴム25の過度の変形が防止されるので、リングゴム25の永久変形が抑制される。
図6(b)に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に片当りする場合であっても、その押し付け荷重が過大となった場合には、図5(b)に示すのと同様に、外側円筒部23の先端部に基板12aが当接して、ダイヤモンド砥石ホイール12つまりボス部26の移動が規制され、リングゴム25の過度の圧縮(変形)が防止される。
このように、本発明の取付け構造21では、ホイルワッシャ22に設けた外側円筒部23と内側円筒部24の間にダイヤモンド砥石ホイール12に設けたボス部26を嵌め合わせるようにしたので、ボス部26つまりダイヤモンド砥石ホイール12の傾斜を抑制し、これにより、リングゴム25の一部のみが過大に変形されることを防止して、リングゴム25の永久変形を抑制することができる。
また、本発明の取付け構造21では、ダイヤモンド砥石ホイール12に過大な押し付け荷重が加えられたときには、外側円筒部23の先端部が基板12aに当接し、ボス部26の過度の移動を規制するストッパとして機能するので、過度の押し付け荷重によりリングゴム25が過度に変形することを防止して、その永久変形を抑制することができる。
したがって、上記効果により、本発明の取付け構造21では、リングゴム25の永久変形を抑制して、この取付け構造21のリングゴム25による振動の抑制効果を長期間に渡って維持することができる。
さらに、本発明の取付け構造21では、基板12aとは別体の別部品である凸形状部品26aと取付けリング26bとによりボス部26を構成するようにしたので、ダイヤモンド砥石ホイール(先端工具)12としてボス部26を備えた専用のものを必要とせずに、既存のダイヤモンド砥石ホイール12にボス部26を取り付けることで本願発明を適用することができる。したがって、先端工具であるダイヤモンド砥石ホイール12の汎用性を高めることができる。
次に、図7に基づき、ボス部26と両円筒部23,24とが設けられない取付け構造31を比較例として説明する。なお、図7においては、前述する部材に対応する部材には同一の符号を付してある。
図7(a)は比較例の取付け構造31の無負荷状態を示しており、スピンドル17にはサブワッシャ32が装着され、このサブワッシャ32が座面17bに当接している。ホイルワッシャ22はサブワッシャ32に軸方向に重ねて配置され、スピンドル17に装着されている。
ホイルワッシャ22の内周端には円筒部33が一体に設けられ、この円筒部33の外周面にはダイヤモンド砥石ホイール12に対する周り止め手段33aが設けられている。
ダイヤモンド砥石ホイール12は、その基板12aの軸心に設けられた取付孔12cにおいてホイルワッシャ22の円筒部33に装着される。基板12aの取付孔12cの内周面には周り止め手段34が設けられ、ダイヤモンド砥石ホイール12が円筒部33に装着されると、この周り止め手段34が円筒部33の外周面に設けられた周り止め手段33aに緩く嵌め合わされる。これらの周り止め手段33a,34としてはスプラインが用いられており、これらの周り止め手段33a,34によりダイヤモンド砥石ホイール12は円筒部33に対して軸方向に移動自在であるが回転方向には周り止めされた状態とされている。
リングゴム25はホイルワッシャ22と基板12aの間に配置されている。
ホイルワッシャ22はスピンドル17の雄ねじ部17aにねじ結合されるロックナット27によりサブワッシャ32との間に挟み込まれてスピンドル17に固定されている。ロックナット27が締め付けられると、ロックナット27により基板12aが押されてリングゴム25は基板12aとホイルワッシャ22との間に挟み込まれて圧縮された状態に保持される。
比較例として示す取付け構造31では、図7(b)に示すように、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に全面当りした場合であって、その押し付け荷重が過大となった場合には、ダイヤモンド砥石ホイール12の軸方向への移動がストッパにより規制されることがなく、リングゴム25は軸方向に強く圧縮され、大きく変形することになる。
また、ダイヤモンド砥石ホイール12が被削材に片当りした場合では、図7(c)に示すように、スピンドル17の軸方向に対して傾斜した方向の反力により、基板12aはロックナット27から離れる軸方向に移動するとともに径方向にも移動する。しかしながら、この場合では、基板12aの内周面と円筒部33の外周面との当接部分を支点として、基板12aがロックナット27の下面に当たるまでスピンドル17に対して傾斜することになる。また、その押し付け荷重が過大になると、基板12aはさらに大きく傾斜することになる。
このように、ボス部26と両円筒部23,24が設けられない比較例の取付け構造31では、リングゴム25の過大な変形を防止することができないので、リングゴム25の永久変形が早期に起こってしまう。これにより、基板12aとリングゴム25の間のガタが大きくなり、リングゴム25による振動抑制効果が早期に減少し、また、研削作業中にダイヤモンド砥石ホイール12がばたつく等の不具合を生じることになる。
図8は図4に示す取付け構造の変形例を示す断面図であり、(a)は外側円筒部をロックナットに設けた場合を示す断面図、(b)はボス部をダイヤモンド砥石ホイールの基板に一体に設けた場合を示す断面図である。
図4に示す場合では、外側円筒部23と内側円筒部24の両方をホイルワッシャ22に設けるようにしている。これに対して、図8(a)に示す変形例では、内側円筒部24をホイルワッシャ22に設け、外側円筒部23をロックナット27に設けるようにしている。つまり、外側円筒部23はロックナット27の外周端に当該ロックナット27と一体に設けられ、ロックナット27に対してホイルワッシャ22の側に向けて軸方向に突出している。この場合、ダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aに設けられたボス部26は、その基板12aに対してロックナット27の側の部分における外周面において外側円筒部23の内周面に嵌め合わされている。つまり、ロックナット27の内周部とボス部26の外周部とで案内部が構成されている。
なお、外側円筒部23と内側円筒部24は、図4や上記変形例に示す構成に限らず、それぞれホイルワッシャ22とロックナット27の少なくともいずれか一方に設けられていればよく、外側円筒部23と内側円筒部24をホイルワッシャ22とロックナット27のいずれかに設けてもよく、また、ホイルワッシャ22とロックナット27の両方に設けるようにしてもよい。外側円筒部23と内側円筒部24をホイルワッシャ22とロックナット27の両方に設けた場合には、ダイヤモンド砥石ホイールの傾斜をさらに確実に防止するとこができる。
図4に示す場合では、ボス部26はダイヤモンド砥石ホイール12の基板12aとは別体に形成された別部品で構成されるが、図8(b)に示す変形例では、ボス部26を基板12aと一体に形成するようにしている。このように、ボス部26を基板12aと一体に形成することにより、部品点数を削減して、この取付け構造21の製造コストを低減することができる。
なお、図8に示すこれらの変形例においても、図4に示す構造と同様の効果を得ることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、前記実施の形態においては、本発明が適用される動力工具として電動モータ14を駆動源とした電動工具が記載されているが、これに限らず、圧縮エア(エアモータ)を駆動源とするエア工具やエンジンを駆動源とするエンジン工具等、他の駆動源を用いた動力工具に本発明の取付け構造21を適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、ボス部26を外側円筒部23と内側円筒部24との間に隙間嵌めするようにしているが、これに限らず、ボス部26を外側円筒部23と内側円筒部24との間に隙間無く摺接させて嵌め合わせるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、弾性部材としてゴム材料により形成されたリングゴム25を用いているが、これに限らず、弾性を有する部材であれば、例えばウレタンやスポンジ材等により形成されたものを用いるようにしてもよい。また、弾性部材の形状も断面矩形の円環状のものに限らず、例えば断面円形の円環状のものなど、ホイルワッシャ22とボス部26との間に配置されて基板12aの振動を吸収できる形状であれば他の形状であってもよい。
さらに、前記実施の形態においては、先端工具としてダイヤモンド砥石ホイールが用いられているが、これに限らず、例えば、レジノイド砥石、サンディングディスク、ワイヤブラシ、ポリッシャなどの他の先端工具の取り付けに本発明の取付け構造21を採用してもよい。
11 ディスクグラインダー(動力工具)
12 ダイヤモンド砥石ホイール(先端工具)
12a 基板
12b ダイヤモンド砥石
12c 取付孔
12d 貫通孔
13 本体ケース
14 電動モータ
15 電源コード
16 ギヤケース
17 スピンドル(出力シャフト)
17a 雄ねじ部
17b 座面
18a,18b 軸受
19a,19b ベベルギヤ
21 先端工具の取付け構造
22 ホイルワッシャ
22a 貫通孔
23 外側円筒部
24 内側円筒部
24a 周り止め手段
25 リングゴム(弾性部材)
26 ボス部
26a 凸形状部品
26b 取付けリング
26c 周り止め手段
27 ロックナット
27a 凹部
31 取付け構造
32 サブワッシャ
33 円筒部
33a 周り止め手段
34 周り止め手段

Claims (6)

  1. 動力源であるモータと、
    前記モータによって回転駆動されるスピンドルと、
    前記スピンドルに保持される弾性部材と、
    前記弾性部材に接続される先端工具部と、
    前記先端工具部がスピンドル方向に移動するための案内部と、を有することを特徴とする動力工具。
  2. 前記スピンドルには、ホイルワッシャが接続されており、
    前記案内部は、前記ホイルワッシャの内周部と、前記先端工具部の外周部とを有することを特徴とする請求項1記載の動力工具。
  3. 前記スピンドルには、ホイルワッシャが接続されており、
    前記案内部は、前記ホイルワッシャの外周部と、前記先端工具部の内周部とを有することを特徴とする請求項1または2記載の動力工具。
  4. 前記スピンドルに螺合するロックナットを有し、
    前記案内部は、前記ロックナットの内周部と、前記先端工具部の外周部とを有することを特徴とする請求項1記載の動力工具。
  5. ホイール型の先端工具が出力シャフトに取り付けられる動力工具であって、
    前記出力シャフトに装着されるホイルワッシャと、
    前記出力シャフトの先端にねじ結合され、前記ホイルワッシャを前記出力シャフトに固定するロックナットと、
    前記ホイルワッシャまたは前記ロックナットの少なくともいずれか一方に設けられる外側円筒部と、
    前記ホイルワッシャまたは前記ロックナットの少なくともいずれか一方に設けられる内側円筒部と、
    前記先端工具の基板の軸心に設けられ、前記外側円筒部と前記内側円筒部との間に嵌め合わされる円筒状のボス部と、
    前記ホイルワッシャと前記ボス部との間に配置される弾性部材とを有することを特徴とする動力工具。
  6. 前記ボス部を、前記基板とは別体に形成されて前記基板に組み付けられる別部品としたことを特徴とする請求項5記載の動力工具。
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