JP2012107515A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持部材のバネ特性を定義し、落下時における軸受装置(ボール、上レースおよび下レース)の塑性変形を防ぎ、性能と信頼性を維持した圧縮機を提供する。
【解決手段】支持部材72のバネ特性を、X/dmax[N/mm]以下のバネ定数を備え、dmax[mm]撓むことが可能なように定義することで、圧縮機の落下時に作用するスラスト荷重によって延出軸受部62の先端面62aと上レース64が接触し、落下の荷重を受けとめるので、軸受装置76の塑性変形を防止することができ、性能と信頼性を維持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、冷蔵庫等に使用される密閉型圧縮機に関するものである。
従来、この種の密閉型圧縮機において、圧縮要素を構成する主軸とこの主軸を支持する主軸受構成に、スラストボールベアリングを用いた転がり軸受構成が知られている。その構成は、主軸受の上部管状延長部の周囲に、転がり軸受を配置したものである(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機について説明する。
図10は、上記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図11は、同密閉型圧縮機における主軸受部の拡大断面図、図12(a)は、同密閉型圧縮機の主軸受部に設けられた支持部材の正面図、図12(b)は、同支持部材における図12(a)のY―Y線による断面図である。
図10おいて、密閉型圧縮機101は、密閉容器102内に、回転子103と固定子104からなる電動要素105と、この電動要素105によって駆動される圧縮要素106を配置した構成となっている。そして、圧縮要素106は、電動要素105の回転子103が固定されたシャフト107と、シャフト107を回転自在に支持する主軸受部108と、円柱状の空間109が形成されたシリンダ110と、シリンダ110の空間109内に往復可能に挿入されたピストン111と、シャフト110の回転運動を往復運動に変換し、ピストン111へ伝達する連結手段112を具備した構成となっている。
さらに、主軸受部108には、図11に示すように、シャフト107の軸方向に延出する延長部113が設けられている。この延長部113には、シャフト107にかかるスラスト方向の荷重を受け止めるスラスト軸受114が設けられている。
スラスト軸受114は、主軸受部108のスラスト面115に載置された環状の支持部材116と、支持部材116に載置され、かつシャフト110のスラスト面115と当接したスラストボールベアリング117(以下、ベアリングと称す)より構成されている。
ベアリング117は、支持部材116と当接する環状の下レース118と、環状に配置された複数のボール119を転動可能に保持した環状のホルダー部120と、ホルダー部120の上に配置され、シャフト107のスラスト面121と当接した環状の上レース122を順次積層した構成である。
したがって、ボール119は、下レース118と上レース122に挟まれており、下レース118と上レース122の間を転がる。
支持部材116は、図12に示すように、環状の金属板を、平面部116aを基準に上下に湾曲突出する下側突部116bと上側突部116cを複数、かつ一定の配列となるように加工したものである。これらの突部116b、116cは、同じ半径の曲面で形成され、相互の下側突部116bの頂点を結ぶ線xと、相互の上側突部116cの頂点を結ぶ線yとが直角になるように配置されている。
したがって、支持部材116は、軸方向において所定の空間を占めた状態でベアリング
117を支持し、また、下側突部116b、上側突部116cの撓みにより、軸(スラスト)方向に作用する荷重を吸収することができる。
以上のように構成された圧縮機101において、通電により、電動要素105が回転すると、連結手段112により、シャフト107の回転運動が往復運動に変換され、これに伴ってピストン111が往復運動を行い、その結果、圧縮要素106では、周知の動作が行われる。
このとき、ベアリング117は、スラスト荷重を受け、上レース122がシャフト107のスラスト面121と一体となって回転し、下レース118は、支持部材116と圧接状態で回転する状態ではなく、両者の間にあるボール119が上レース122と下レース118の間を転がることにより、軸受部の摩擦を軽減している。
上述のスラスト軸受114は、ベアリング117において、ボール119が上レース122と下レース118に点接触の状態で転がる転がり軸受であり、また、支持部材116がシャフト107や回転子103の自重等の垂直方向の荷重を支持しながら回転する。このように、転がり軸受の構成を有するベアリング117は、一般的に用いられている滑り軸受の形式のスラストベアリングより摩擦が少なく、近年高効率化を目的に採用されることが増えている。
特許第4268519号公報
しかしながら、上記従来の構成では、落下等の大きな衝撃が密閉型圧縮機全体に作用した場合、ベアリング117全体に大きなスラスト荷重が加わる。その結果、上レース122および下レース118におけるボール119との接触部において陥没等の塑性変形が生じ、この変形が原因で、圧縮機における効率や騒音、信頼性に悪影響を及ぼすという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、落下時等の大きな外力が作用した場合であっても、支持部材に一定のバネ性を備えることにより、スラストボールベアリングにおけるレースの塑性変形を防止し、高効率で低騒音、かつ信頼性の高い圧縮機を実現することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、圧縮要素を構成するシャフトとこのシャフトを軸支する主軸受部を具備した構成において、前記主軸受部に、前記シャフトの軸方向に延出する延出軸受部を設け、さらに、前記シャフトに、前記延出軸受部の先端と当接するフランジ部を設け、前記主軸受部に、前記延出軸受部を貫通し、かつ前記シャフトのフランジ部を支持するスラスト軸受を設け、前記スラスト軸受を、前記主軸受部のスラスト面に載置され、かつ前記シャフトの軸方向に弾性変形が可能な支持部材と、前記支持部材に載置され、かつ前記シャフトのフランジ部と当接した軸受装置を具備した構成とし、さらに、前記軸受装置を、前記支持部材に当接した環状の下レースと、環状に配置された複数のボールと、前記複数のボールを前記下レースの上で転動するように保持した環状のホルダー部と、前記ホルダー部の上に配置され、かつ前記下レースとで前記ボールを挟む環状の上レースの積層構造とし、さらに、前記上レースの一部を、前記シャフトのフランジ部と前記延出軸受部の先端の間に配置する構成としたものである。
したがって、密閉型圧縮機に、スラスト方向の大きな外力が作用した場合、前記支持部材が縮むことで、前記ボールと上レースおよび下レースの接触荷重が大きくなることを抑制し、さらに大きなスラスト荷重が作用した場合においても、上レースが前記主軸受部の延長部先端に当接し、軸受装置の塑性変形を防止することができる。
本発明の密閉型圧縮機は、軸受装置において、スラスト方向に作用する荷重を、支持部材の弾性変形によって緩和するため、ボールと上レースおよび下レースの接触荷重が大きくなることを抑制することができ、さらに落下等の大きな外力がスラスト方向に作用した場合においても、上レースが主軸受部の延長部先端に当接するため、軸受装置を構成するレースの塑性変形を抑制することができる。したがって、スラストボールベアリングの摺動を良好な状態にで維持し、高効率で、低騒音かつ信頼性の高い圧縮機を実現することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の図1のA部における通常時の拡大図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の図1のA部におけるスラスト荷重が作用した状態を示す拡大図 (a)は同実施の形態1における密閉型圧縮機の支持部材の正面図、(b)は同(a)のX−X線による断面図 同実施の形態1における軸受装置の異なる構成を示す図3相当図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の図5のB部における通常時の拡大図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の図5のB部におけるスラスト荷重が作用した状態を示す拡大図 本発明の実施の形態3における密閉型圧縮機の図3相当図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機のスラストボールベアリングの要部拡大図 (a)は従来の密閉型圧縮機の支持部材の正面図、(b)は同(a)のY−Y線による断面図
第1の発明は、潤滑油を貯溜した密閉容器内に、冷媒を圧縮する圧縮要素と前記圧縮要素を駆動する電動要素で構成される電動圧縮要素を収納し、前記圧縮要素を、前記電動圧縮要素と連結され、かつ主軸部とフランジ部を介して前記主軸部に連結された偏心軸部を有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記偏心軸部の旋回運動を往復運動に変換する連結手段と、前記連結手段と連結され、かつ前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記シリンダブロックに設けられ、かつ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受のスラスト面より軸方向に延出する延出軸受部を備えた構成とし、さらに、前記延出軸受部を貫通し、前記主軸受のスラスト面に載置された環状の軸受装置と、前記主軸受のスラスト面と前記軸受装置の間に設けられ、かつスラスト方向の荷重を受けるバネ性を備えた支持部材を設け、前記軸受装置を、前記支持部材に載置された環状の下レースと、複数のボールと、前記複数のボールを環状に配置し、かつ転動可能に保持した環状のホルダー部と、前記ボールの上に配置され、かつ前記フランジ部の摺動面と当接する環状の上レースを備えた構成とし、さらに前記支持部材の高さ寸法を、前記延出軸受部の先端と前記上レースの下面との間に所定寸法の隙間を形成し、所定値以上のスラスト荷重が作用した時に前記隙間が零となる寸法とし、さらに、前記上レースの内径を、前記延出軸受部の先端面上に位置する寸法としたものである。
かかる構成とすることにより、落下等に伴う大きなスラスト荷重が発生した場合、前記支持部材がその高さ方向に縮み、上レースが延出軸受部の先端面と前記シャフトに設けたフランジ部で挟まれる。その結果、前記軸受装置のボールおよび下レースへそれ以上のスラスト荷重が作用することはなく、ボールおよび下レース等への打痕、損傷を防止することができる。
したがって、前記軸受装置の塑性変形を防止し、ボールの転動、およびボールと上下のレースとの摺動を良好な状態に維持することができ、摺動損失に伴う効率の低減と騒音の増大、および信頼性の低下を抑制することができる。
さらに、前記支持部材の縮み量(寸法)は、前記延出軸受部の先端と前記上レースの下面との間に形成した所定寸法の隙間分であるため、支持部材の縮み量を抑制することができ、前記支持部材に与える負荷を抑制して過度の負荷に伴う弾性特性の劣化を抑制し、またバネ定数を最適にしてボールへ過度の押圧力を与えることを抑制できるため、軸受装置の長寿命化をはかることができるものである。
第2の発明は、第1の発明において、前記軸受装置を構成する上レースの板厚を、前記下レースの板厚よりも厚くしたものである。
かかる構成とすることにより、落下等に伴う大きなスラスト荷重が、瞬間的に上レースに作用した場合であっても、十分な耐衝撃性を確保することができ、軸受装置の信頼性を確保することができる。
第3の発明は、第1の発明、または第2の発明において、前記上レースにおける前記延出軸受部先端面と当接する面に、前記上レースの内径縁から外径方向に延びる給油溝を設けたものである。
かかる構成とすることにより、前記上レースと前記延出軸受部先端面との摺動が長時間連続して続くような場合であっても、適量の潤滑油をその摺動部へ供給することができ、摺動部の異常摩耗を抑制することができる。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明のいずれか一つの発明において、前記上レースにおける前記延出軸受部先端面との隙間寸法を、最大dmax[mm]、最小dmin[mm]とし、さらに落下等に伴って前記支持部材にかかるスラスト荷重をX[N]、運転時に前記支持部材にかかるスラスト荷重をY[N](X>Y)とした場合の前記支持部材のバネ性を、Y/dmin[N/mm]以上で、X/dmax[N/mm]以下の範囲内において、最大寸法dmax[mm]以上撓むように設定したものである。
かかる構成とすることにより、運転時における前記シャフトのフランジ部と当接した上レースと前記延出軸受部先端面との接触を防ぎ、密閉型圧縮機の運転時における摺動を良好な状態に維持することができ、効率の低下を抑制し、また低騒音化と、長期に亘る信頼性の維持を達成することができる。
第5の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれか一つの発明において、前記支持部材を、少なくとも前記下レース側のスラスト面に湾曲しながら突出する複数の突出部を具備した環状の波ワッシャとしたものである。
かかる構成とすることにより、前記波ワッシャのスラスト面を、前記主軸受部のスラスト面と前記下レースのスラスト面の間へ安定して配置することができる。その結果、前記
上レースと下レースの平行を維持し、一部のボールに偏って荷重が作用することを抑制することができる。したがって、軸受装置に大きな外力が作用した場合でも、前記波ワッシャが変形することで、ボールと上レースおよび下レースの接触荷重が大きくなることを抑制し、上レースと下レースの塑性変形を防止して、軸受装置の信頼性を向上することができる。
第6の発明は、第1の発明から第4の発明のいずれか一つの発明において、前記支持部材を、前記シャフトの主軸部を囲むように配置された複数のコイルバネとしたものである。
かかる構成とすることにより、軸受装置の下レースを複数の面で支持するため、軸受装置を主軸受のスラスト面へ安定して取り付けることができる。また、前記軸受装置にスラスト方向の大きな荷重が作用した場合であっても、個々のコイルバネがスラスト荷重に相応して変形するため、ボールと上レースおよび下レースの接触荷重が大きくなることを抑制し、上レースと下レースの塑性変形を防止して、軸受装置の信頼性を向上することができる。
第7の発明は、第6の発明において、前記複数のコイルバネを取り付ける環状部材を設け、前記環状部材のスラスト面に、前記コイルバネを所定間隔ごとに固定し、前記環状部材を、前記主軸受のスラスト面に配置したものである。
かかる構成とすることにより、予め組み立てた支持部材の前記主軸受のスラスト面への取り付け作業が容易となり、またコイルバネの配置も安定したものとなり、作業性を向上することができる。
さらに、複数のコイルバネを用いることで変形による局所的な応力集中を避けた設計が容易になり、繰り返しの変形作用に対する耐久性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の図1のA部における通常時の拡大図である。図3は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の図1のA部におけるスラスト荷重が作用した状態を示す拡大図である。図4(a)は、同実施の形態1における密閉型圧縮機の支持部材の正面図、図4(b)は、同図4(a)のX−X線による断面図である。図5は、同実施の形態1における軸受装置の異なる構成を示す図3相当図である。
図1および図2において、密閉容器2の内底部には、潤滑油4が貯留されている。また、密閉容器2の内部には、圧縮機本体6がサスペンションスプリング8を介して懸架配置されている。さらに、密閉容器2内には、温暖化係数の低い冷媒であるR600a(イソブタン)が充填されている。
圧縮機本体6は、電動要素10と、これによって駆動される圧縮要素12を主体に構成され、密閉容器2には電動要素10に電源を供給するための電源端子13が取り付けられている。
まず、電動要素10について説明する。
電動要素10は、薄板を積層した鉄心に銅線を巻回することにより形成される固定子14と、固定子14の内径側に配置される回転子16を備え、固定子14の巻線が、導線(図示せず)を介し、電源端子13を経由して圧縮機外の電源(図示せず)に接続されている。
次に、圧縮要素12について説明する。
圧縮要素12は、電動要素10の上方に配設され、圧縮要素12を構成するシャフト18は、主軸部20と、主軸部20に設けられたフランジ部74を介して主軸部20と平行に偏心軸部22を備えている。また、主軸部20には、回転子16が固定されている。
シリンダブロック24は、円筒形の内面を有する主軸受26を備え、主軸受26に、主軸部20が回転自在な状態で挿入され、後述する軸受装置76と支持部材72を介して支持されている。したがって、圧縮要素12は、偏心軸部22に作用した荷重を、偏心軸部22の下側に配置された主軸部20と主軸受26で支持する片持ち軸受の構成になっている。
また、シャフト18は、主軸部20の表面に設けた螺旋状の溝等からなる給油機構28を備えている。
さらに、シリンダブロック24は、円筒状の穴部であるシリンダ34を備えており、ピストン30がシリンダ34に往復自在に挿入されている。
連結手段36は、両端に設けた穴部が、それぞれピストン30に取付けられたピストンピン38と偏心軸部22に嵌挿されることで、偏心軸部22とピストン30を連結している。
シリンダ34端面には、バルブプレート46が取り付けられ、シリンダ34およびピストン30とともに圧縮室48を形成している。さらに、バルブプレート46を覆って蓋をするようにシリンダヘッド50が固定されている。吸入マフラ52は、PBT等の樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド50に取り付けられている。
次に、所謂スラストボールベアリングで構成される軸受装置76の構成について、図2乃至図4を参照しながら説明する。
主軸受26の先端部には、主軸受26の軸心と直角な平面部であるスラスト面60と、スラスト面60よりさらに上方に延出し、主軸部20に対向する内面を有する延出軸受部62が設けられている。そして、スラスト面60には、延出軸受部62を貫通した環状の支持部材72が配置され、その時支持部材72の上に環状の軸受装置76が設けられている。
軸受装置76は、図2、図3に示すように、下レース70と、複数のボール66と、複数のボール66を環状に配置し、かつ転動可能に保持した環状のホルダー部68と、ボール66の上に配置され、かつシャフト18のフランジ部74の摺動面74aと当接する環状の上レース64を備えた構成となっている。
ここで、上レース64の板厚t1は、下レース70の板厚t2よりも厚く設定されている。また、上レース64は、その内径が、延出軸受部62の先端面62a上に位置する寸法に形成されている。
上レース64および下レース70は、金属製の平板であり、望ましくは熱処理を行ったバネ鋼等で形成され、上下の面が平行で、かつ表面は平滑に仕上げられている。また、ホルダー部68は、ポリアミド等の樹脂材料で形成され、環状の形状をなし、ボール66が転動自在に収納される複数の穴部(図示せず)を有している。
支持部材72は、図4に示すように、バネ用鋼の薄い平板を成型した環状の波ワッシャであり、環状の金属板を、平面部72aを基準に湾曲しながら図中下側へ突出する下側突出部72bと、湾曲しながら図中上側へ突出する上側突出部72c、を設けたものである。これらの突出部72b、72cは、同じ半径の曲面で、かつ配置順が交互となるように形成され、下側突出部72bの頂点を結ぶ線xと、上側突出部72cの頂点を結ぶ線yが直角になるように配置されている。
そして、スラスト面60の上において、支持部材72、下レース70、ボール66、上レース64の順で、かつ互いに接した状態で積み重なり、上レース64の上面に、シャフト18のフランジ部74が当接している。
したがって、支持部材72は、スラスト面60とは二箇所の下側突出部72bで接し、下レース70とは二箇所の上側突出部72cで接している
上記構成からなる軸受装置76を密閉型圧縮機へ組み付けた状態は、支持部材72に、軸受装置76を介して、シャフト18や回転子16等の荷重がスラスト方向に作用する構成となる。また、運転時には、電動要素10の軸方向(スラスト方向)の荷重Y[N]を受け、さらに落下時には、より大きな軸方向の荷重X[N]を受ける構成となる。
支持部材72は、重力方向(スラスト方向)にバネ性を有しており、これらの推力により自然長に比べ、高さが低くなる。加えて、一般に各部品寸法には公差が設けられており、運転時に荷重Y[N]を受ける状態において、図2に示すように、上レース64と延出軸受部62の先端面62aの間には、最小dmin[mm]〜最大dmax[mm]の範囲で隙間dが形成されるように、各部品の寸法が設定されている。
そして、支持部材72のバネ特性は、Y/dmin[N/mm]以上で、X/dmax[N/mm]以下の範囲内において、最大隙間dmax[mm]以上スラスト方向に撓むように設定されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機において、以下その動作、作用を説明する。
電源端子13より電動要素10に通電されると、固定子14に発生する磁界により、回転子16がシャフト18とともに回転する。主軸部20の回転に伴う偏心軸部22の偏心回転(旋回運動)は、連結手段36によって往復運動に変換され、ピストン30をシリンダ34内で往復運動させる。そして、圧縮室48が容積変化することで、密閉容器2内の冷媒を圧縮室48内に吸入し、圧縮する圧縮動作を行う。
この圧縮動作に伴う吸入行程において、密閉容器2内の冷媒は、吸入マフラ52を介して圧縮室48内へ間欠的に吸入される。そして、圧縮室48内で圧縮された高温高圧の冷媒は、吐出配管(図示せず)等を経由して密閉容器2から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、シャフト18の下端は、潤滑油4に浸漬しており、シャフト18が回転することによって、潤滑油4が給油機構28により圧縮要素12の各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
次に、軸受装置76の動作、作用について説明する。
軸受装置76は、図2、図3に示すように、同じ大きさのボール66を、平らな上レース64と下レース70の間に複数配置して、それぞれを点接触の状態で転がるようにすることで、摩擦を非常に小さくするものであり、摺動損失の低減により圧縮機の効率が向上できる。
したがって、密閉型圧縮機の運転時における軸受装置76は、図2に示すように延出軸受部62の先端面62aと上レース64の間に、所定の隙間dを確保した状態にあり、この状態でシャフト18は回転している。
しかし、軸受装置76に荷重がかかり、上レース64や下レース70に塑性変形を生じると、寿命が著しく低下し、効率が下がる等の問題が生じる。
軸受装置76に荷重がかかる状況として、大きく分けて二通りの状況が挙げられる。
第一の状況は、密閉型圧縮機を落下させた場合である。
落下に伴う荷重は、運転時や輸送時の振動等と比べ、通常密閉型圧縮機を扱う際にかかり得る最大荷重といえる。落下時に、軸受装置76にかかる荷重X[N]は、試験機等で測定可能であり、400N〜500N程度で、上レース64と延出軸受部62の先端面62aで形成される隙間dが、最大隙間dmax[mm]の時に最も厳しい状況となる。
しかしながら、支持部材72は、X/dmax[N/mm]より小さいスラスト荷重で最大隙間dmax[mm]以上撓むバネ特性を有しているため、落下の際には、図3に示すように隙間dが0(零)(最小隙間dmin[mm])になり、延出軸受部62の先端面62aと上レース64が接触して落下の荷重を受け止める。したがって、軸受装置76(上レース64、ボール66、あるいは下レース70)の塑性変形を防止することができる。
第二の状況は、密閉型圧縮機の運転時である。
運転時において、軸受装置76にかかる荷重は、電動要素10の軸方向(スラスト方向)の荷重Y[N]であり、その大きさは、一般的な冷蔵庫用の密閉型圧縮機で10〜20N程度であり、これは、試験機等で測定可能である。
ここで問題になるのは、支持部材72のバネ特性が柔らかすぎて、10〜20Nの荷重で、支持部材72が、上レース64と延出軸受部62の先端面62aで形成される隙間dの最小隙間dmin[mm]分撓み、その結果、運転時に延出軸受部62の先端面62aと上レース64が接触し、軸受装置76の摺動損失低減効果を無効にしてしまうことである。
しかしながら、本実施の形態1においては、支持部材72のバネ特性を、Y/dmin[N/mm]以上と設定しているため、図3に示すように運転時に隙間dが0(零)になることはなく、常に良好な摺動状態が維持でき、摩擦の増加が少なく、性能を維持することができる。
以上のように、スラスト荷重がXからYの範囲(X>Y)における支持部材72のバネ特性を、Y/dmin[N/mm]以上で、X/dmax[N/mm]以下の範囲内において、最大隙間dmax[mm]以上撓むように設定することで、運転時のスラスト荷重
Y、あるいは落下時のスラスト荷重Xにより、軸受装置76の塑性変形を防止することができ、常に良好な摺動状態を維持することができる。
さらに、ボール66と上レース64および下レース70の接触部の表面の損傷や、接触荷重が不安定になることによる騒音振動の発生を防止し、低騒音を維持することができるものである。
また、密閉型圧縮機の構成と、支持部材72のバネ特性を定義しているので、能力違いの圧縮機へも容易に実施することができる。
さらに、上レース64の板厚t1を、下レース70の板厚t2よりも厚く設定しているため、瞬間的に作用する延出軸受部62の先端面62aとの衝突に対する耐久性を確保することができる。その結果、軸受装置76の耐久性を確保し、圧縮機の信頼性を高めることができる。
なお、本実施の形態1においては、支持部材72に形成した上側突出部72cと、下側突出部72bをそれぞれ二対としたが、それ以上の数を形成することも可能であり、同様の作用効果が期待できる。
また、本実施の形態1においては、軸受装置76を、所謂スラストボールベアリングの構成としたが、ボール66をローラとし、スラスト荷重を受ける所謂スラストローラーベアリングであっても同様に実施することができ、同様の作用効果が期待できる。
さらに、本実施の形態1においては、圧縮要素12を電動要素10の上側に配置した密閉型圧縮機について説明したが、圧縮要素12を電動要素10の下側に配置した構成の密閉型圧縮機にも同様に実施することができる。この場合、軸受装置76は、回転子16と主軸受26における上端の間に配置することとなる。
なお、図5に示すように、軸受装置76を構成する上レース64の内径周縁から、直径方向に延出する切欠き状の給油溝64aを適宜設けることにより、潤滑油4による延出軸受部62と、上レース64および下レース70等で形成される各摺動部の潤滑を行うことができ、軸受装置76の信頼性をさらに高めることができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図である。図7は、同実施の形態2における密閉型圧縮機の図6のB部における通常時の拡大図である。図8は、同実施の形態2における密閉型圧縮機の図6のB部におけるスラスト荷重が作用した状態を示す拡大図である。図9は、同実施の形態2における支持部材の異なる構成を示す斜視図である。
ここで、先の実施の形態1と同一の構成要件については、実施の形態1と同一の符号を付して詳細な説明を割愛し、実施の形態1と異なる内容を主体に説明する。
図6および図7において、先の実施の形態1と異なる構成は、主軸受26に設けられたスラスト面60と軸受装置76の間に介在する支持部材90の構成である。
支持部材90は、線材をコイル状に形成し、弾性を有するように加工された弾性体(コイルバネ)を6個用い、延出軸受部62を囲うように60度間隔で配置したものである。
そして、スラスト面60の上において、図7、図8に示すように、支持部材90、下レ
ース70、ボール66、上レース64の順で、かつ互いに接した状態で積み重なり、上レース64の上面に、シャフト18のフランジ部74が当接している。
上記構成からなる軸受装置76を密閉型圧縮機へ組み付けた状態は、支持部材90に、軸受装置76を介して、シャフト18や回転子16等の荷重がスラスト方向に作用する構成となる。また、運転時には、電動要素10の軸方向(スラスト方向)の荷重Y[N]を受け、さらに落下時には、より大きな軸方向の荷重X[N]を受けることになる。
支持部材90は、重力方向(スラスト方向)にバネ性を有しており、これらの推力により自然長に比べ、高さが低くなる。加えて、実施の形態1と同様に、運転時に荷重Y[N]を受ける状態においては、図7に示すように、上レース64と延出軸受部62の先端面62aの間に、最小隙間dmin[mm]〜最大隙間dmax[mm]の範囲で隙間dが形成されるように、各各部品の寸法が設定されている。
そして、支持部材90のバネ特性は、実施の形態1と同様に、Y/dmin[N/mm]以上で、X/dmax[N/mm]以下の範囲内において、最大隙間dmax[mm]以上スラスト方向に撓むように設定されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機において、以下その動作、作用を説明する。
電源端子13からの通電により電動要素10が回転すると、主軸部20の回転に伴う偏心軸部22の偏心回転(旋回運動)は、連結手段36によって往復運動に変換され、ピストン30をシリンダ34内で往復運動させる。そして、圧縮室48が容積変化することで、密閉容器2内の冷媒を圧縮室48内に吸入し、圧縮する圧縮動作を行い、圧縮室48内で圧縮された後、高温高圧の冷媒となって吐出配管等を経由し、密閉容器2から冷凍サイクル(図示せず)へ送られる。
また、実施の形態1と同様に、シャフト18の下端より給油機構28を介して潤滑油4が圧縮要素12の各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
次に、軸受装置76の動作、作用について説明する。
密閉型圧縮機の通常運転時における軸受装置76は、図7の状態にある。
すなわち、運転時において軸受装置76にかかるスラスト荷重は、実施の形態1で説明したように、電動要素10の荷重Y[N](通常10〜20N程度)であるが、本実施の形態2においては、支持部材90のバネ特性を、Y/dmin[N/mm]以上と設定しているため、図7に示すように運転時に隙間dが0(零)(最小隙間dmin[mm])になることはない。
したがって、シャフト18は、延出軸受部62の先端面62aと上レース64の間に、所定の隙間dを形成した状態で回転している。この状態は、摩擦が非常に小さく、摺動損失の低減により、圧縮機の効率を維持することができる。
さらに、上レース64の板厚t1を、下レース70の板厚t2よりも厚く設定しているため、瞬間的に作用する延出軸受部62の先端面62aとの衝突に対する耐久性を確保することができる。その結果、軸受装置76の耐久性を確保し、実施の形態1と同様に、圧縮機の信頼性を高めることができる。
また、落下等により、密閉型圧縮機に、スラスト方向の大きな荷重X[N](一般的に
、400N〜500N程度)が作用すると、図8に示すように延出軸受部62の先端面62aと上レース64で形成される隙間dが0(零)になり、延出軸受部62の先端面62aと上レース64が当接し、スラスト荷重を受け止めるため、実施の形態1と同様に軸受装置76の塑性変形を防止することができる。
さらにボール66と上レース64および下レース70の接触部の表面の損傷や、接触荷重が不安定になることによる騒音振動の発生を防止し、低騒音を維持することができる。
また密閉型圧縮機の構成と、支持部材90のバネ特性を定義することにより、能力違いの圧縮機へも容易に実施することができる。
さらに、上レース64の構成を、実施の形態1の図5で説明したように、内径周縁から、直径方向に延出する切欠き状の給油溝64aを適宜設けることにより、実施の形態1と同様に、潤滑油4による延出軸受部62と、上レース64および下レース70等で形成される各摺動部の潤滑を行うことができ、軸受装置76の信頼性をさらに高めることができる。
また、支持部材90のスラスト面60への配置組立てにおいて、図9に示すように、予め環状の基板91に支持部材90の一端を固定し、その基板91をスラスト面60へ配置する構成とすることにより、組立作業性を向上することができる。ここで、基板91と支持部材90の固定は、かしめ固定、溶接、ねじ止め等の適宜周知の固定手段で行うことができる。
なお、本実施の形態2においては、支持部材90として、コイル状の弾性体(コイルバネ)を6個、60度の等間隔で配置したが、6個以上、あるいは6個以下の配置構成としても同様に実施可能であり、また、等間隔に配置せずに、作用するスラスト荷重の偏りに応じて支持部材90を配置してもよい。加えて、コイル状の弾性体であれば、樹脂製であっても金属製であってもよく、材質が限定されるものではない。
また、支持部材90としてコイル状を採用した例で説明したが、定義したバネ性をもつ支持部材であれば、他の構造でも実施可能である。
さらに、本実施の形態2においては、圧縮要素12を電動要素10の上側に配置した密閉型圧縮機について説明したが、圧縮要素を電動要素の下側に配置した構成の密閉型圧縮機にも同様に実施することができる。この場合、軸受装置76は、回転子16と主軸受26における上端の間に配置することとなる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、所謂スラストボールベアリングの構成を具備した軸受装置を用いて、スラスト荷重が作用する軸受装置の性能と信頼性を維持することができ、家庭用の電気冷蔵庫、あるいはエアーコンディショナーに限らず、自動販売機等の業務用冷凍機器、さらには、産業用の冷凍装置等に広く適用できる。
2 密閉容器
4 潤滑油
10 電動要素
12 圧縮要素
14 固定子
16 回転子
18 シャフト
20 主軸部
22 偏心軸部
24 シリンダブロック
26 主軸受
30 ピストン
36 連結手段
48 圧縮室
60 スラスト面
62 延出軸受部
62a 先端面
64 上レース
64a 給油溝
66 ボール
68 ホルダー部
70 下レース
72 支持部材
72b 下側突出部
72c 上側突出部
74 フランジ部
76 軸受装置
90 支持部材
d 隙間

Claims (6)

  1. 潤滑油を貯溜した密閉容器内に、冷媒を圧縮する圧縮要素と前記圧縮要素を駆動する電動要素で構成される電動圧縮要素を収納し、前記圧縮要素を、前記電動圧縮要素と連結され、かつ主軸部とフランジ部を介して前記主軸部に連結された偏心軸部を有するシャフトと、圧縮室を備えたシリンダブロックと、前記偏心軸部の旋回運動を往復運動に変換する連結手段と、前記連結手段と連結され、かつ前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記シリンダブロックに設けられ、かつ前記主軸部を軸支する主軸受と、前記主軸受のスラスト面より軸方向に延出する延出軸受部を備えた構成とし、さらに、前記延出軸受部を貫通し、前記主軸受のスラスト面に載置された環状の軸受装置と、前記主軸受のスラスト面と前記軸受装置の間に設けられ、かつスラスト方向の荷重を受けるバネ性を備えた支持部材を設け、前記軸受装置を、前記支持部材に載置された環状の下レースと、複数のボールと、前記複数のボールを環状に配置し、かつ転動可能に保持した環状のホルダー部と、前記ボールの上に配置され、かつ前記フランジ部の摺動面と当接する環状の上レースを備えた構成とし、さらに前記支持部材の高さ寸法を、前記延出軸受部の先端面と前記上レースの下面との間に所定寸法の隙間を形成し、所定値以上のスラスト荷重が作用した時に前記隙間が零となる寸法とし、さらに、前記上レースの内径を、前記延出軸受部の先端面上に位置する寸法とした密閉型圧縮機。
  2. 前記軸受装置を構成する上レースの板厚を、前記下レースの板厚よりも厚くした請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記上レースにおける前記延出軸受部先端面と当接する面に、前記上レースの内径縁から外径方向に延びる給油溝を設けた請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記上レースにおける前記延出軸受部先端面との隙間寸法を、最大dmax[mm]、最小dmin[mm]とし、さらに落下等に伴って前記支持部材にかかるスラスト荷重をX[N]、運転時に前記支持部材にかかるスラスト荷重をY[N](X>Y)とした場合の前記支持部材のバネ性を、Y/dmin[N/mm]以上で、X/dmax[N/mm]以下の範囲内において、最大寸法dmax[mm]以上撓むように設定した請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記支持部材を、少なくとも前記下レース側のスラスト面に湾曲しながら突出する複数の突出部を具備した環状の波ワッシャとした請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. 前記支持部材を、前記シャフトの主軸部を囲むように配置された複数のコイルバネとした請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104603459A (zh) * 2012-09-04 2015-05-06 松下知识产权经营株式会社 密闭型压缩机

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