JP5957683B2 - 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5957683B2
JP5957683B2 JP2011240939A JP2011240939A JP5957683B2 JP 5957683 B2 JP5957683 B2 JP 5957683B2 JP 2011240939 A JP2011240939 A JP 2011240939A JP 2011240939 A JP2011240939 A JP 2011240939A JP 5957683 B2 JP5957683 B2 JP 5957683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
end hole
large end
thin
connecting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011240939A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013096326A (ja
Inventor
雄 原木
雄 原木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2011240939A priority Critical patent/JP5957683B2/ja
Publication of JP2013096326A publication Critical patent/JP2013096326A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5957683B2 publication Critical patent/JP5957683B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Compressor (AREA)

Description

本発明は、主に電気冷凍冷蔵庫などの冷凍サイクルに使用される密閉型圧縮機に関するものである。
従来の密閉型圧縮機として、ピストンとシャフトの偏心軸を連結するために大端孔部と小端孔部とロッド部とを有した連結手段を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の密閉型圧縮機の課題である連結手段の大端孔部とシャフト偏心軸の局所的な金属接触の発生による摩耗を抑制する手段として、連結手段の大端孔部に球面軸受を備えたものがある(例えば、特許文献2参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図8は、特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図9は、同圧縮機における要部拡大断面図である。
図8、図9に示すように、密閉容器1の底部には、潤滑油3を貯留しており、圧縮機本体5は、サスペンションスプリング7によって密閉容器1に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体5は、電動要素11と、電動要素11の上方に配設される圧縮要素17から構成されている。電動要素11は、固定子13および回転子15から構成されている。
圧縮要素17のシャフト19は、主軸23と、主軸23の上端に設けたフランジ部21と、フランジ部21の上面より延出する偏心軸25を備えており、主軸23は、シリンダブロック29の軸受31に回転自在に軸支され、回転子15が固定されている。そして、荷重が作用する偏心軸25に対して、偏心軸25の下側に配置された主軸23を軸受31で支持する片持ち軸受の構成となっている。
また、シャフト19は、主軸23表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構27を備えている。
ピストン33は、シリンダブロック29に形成された略円筒形の内面を有するシリンダ37に往復自在に挿入される。
シリンダ37およびピストン33は、シリンダ37の開口端面に取り付けられたバルブプレート39とともに圧縮室41を形成する。さらに、バルブプレート39を覆って蓋をするようにシリンダヘッド53が固定されている。
吸入マフラ55は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド53に取り付けられている。
また、連結手段43は、大端孔部45と小端孔部47とロッド部49とを有し、大端孔部45に偏心軸25が挿入され、小端孔部47に、ピストン33に嵌合されたピストンピン35が挿入されている。この構成によって、連結手段43は偏心軸25とピストン33
を連結している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素11に通電されると、固定子13に発生する回転磁界により、回転子15は、主軸23とともに回転する。主軸23の回転により、偏心軸25が偏心運動し、偏心軸25の偏心運動が連結手段43を介してピストン33に伝えられ、ピストン33はシリンダ37内で往復動する。
密閉容器1外の冷凍サイクル(図示せず)より戻った冷媒は、吸入マフラ55を経由して圧縮室41内へ導入され、圧縮室41内でピストン33により圧縮され、圧縮された冷媒は密閉容器1から冷凍サイクルへ送出される。
次に、潤滑油3の流れについて説明する。
シャフト19の下端は、潤滑油3に浸漬しており、シャフト19の回転に伴って潤滑油3は、シャフト19の給油機構27により圧縮要素17各部へ供給され、摺動部の潤滑を行う。
図10は、特許文献2に記載された従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図11は、同圧縮機の連結手段の縦断面図、図12は、同圧縮機における圧縮荷重が作用する時の要部断面図である。
図10、図11に示すように、連結手段43は、大端孔部45と小端孔部47とロッド部49とを有している。連結手段43の大端孔部45の内面は球面加工がされており、球面部52を有する複数に分割されたジャーナルタイプの球面軸受51が嵌め合わされている。そして、球面軸受51の円筒孔57に偏心軸25が挿入され、小端孔部47はピストン33に嵌合され、ピストンピン35が挿入されることによって、連結手段43は偏心軸25とピストン33を連結している。
特開昭60−125785号公報 特開平3−153912号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、冷媒の圧縮に伴いピストン33に圧縮荷重がかかった際、荷重は連結手段43を介して偏心軸25に作用するため、主軸23と軸受31の隙間の範囲でわずかに傾斜することが避けられず、偏心軸25も同様に傾斜する構成となっている。
そのため、偏心軸25と連結手段43の大端孔部45の内面との隙間が部分的に小さくなり、局所的に油膜が薄くなる。その結果、過負荷運転時のように圧縮荷重が大きくなる場合、偏心軸25と連結手段43の油膜の薄い部分で局所的な金属接触が発生し、摩耗が発生やすくなるという課題を有していた。
一方、特許文献2に記載の構成は、図12に示すように、片持ち軸受の構成であり、ピストン33に圧縮荷重Fがかかった際、主軸23と軸受31の隙間の範囲でわずかに傾斜することが避けられず、偏心軸25も同様に傾斜する。しかしながら、大端孔部45の内
面には球面加工が施されており、連結手段43の大端孔部45に備えられた球面軸受51によって、偏心軸25の傾斜にならい任意の方向に傾斜する構成である。
これにより、特許文献2の構成は、偏心軸25の傾斜による偏心軸25と連結手段43の大端孔部45との局所的な金属接触の発生を抑え、摩耗を抑制した高い信頼性を得ることができる。
一方、特許文献2の構成は、圧縮荷重によるシャフト19の偏心軸25と連結手段43の大端孔部45との局所的な金属接触の発生による摩耗を抑えるために、連結手段43の大端孔部45の内部に球面軸受51を配したため、部品点数が増え、さらに大端孔部45の構造が複雑となり、連結手段43の重量が重くなる。そのため、シャフト19の偏心軸25の偏心運動に伴う遠心力が増大する。その結果、過負荷運転時のように圧縮荷重が大きくなる場合、シャフト19と大端孔部45の局所的な金属接触の発生を抑えても大端孔部45にかかる荷重は増加し、摩耗が発生する可能性があるという課題を有していた。
本発明は上記従来の課題を解決するもので、簡便な機構により、部品点数を増すことなく、重量の増加による連結手段43の大端孔部45にかかる荷重を増加させないようにし、偏心軸25と大端孔部45の局所的な金属接触の発生による摩耗を抑制した密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、連結手段の大端孔部の端部の少なくとも一部に、大端孔部の軸方向の中心位置の半径方向の厚みより薄い薄肉部を設けるとともに、前記薄肉部の外周側に溝部と外壁部を設け、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記外壁部の端部までの長さを、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記薄肉部の端部までの長さより長くしたものである。
この構成により、圧縮行程時に発生する圧縮荷重によるシャフトの偏心軸の傾きを連結手段に設けた薄肉部が撓むことによって吸収できるため、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部との間の局所的な金属接触の発生による摩耗を抑制することができる。その結果、簡便な機構により、部品点数や重量を増すことなく、連結手段の大端孔部にかかる荷重を増加させないため、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の摩耗を抑制することができる。
本発明の密閉型圧縮機は、摺動部の局所的な金属接触による摩耗の発生を抑えることができるため、信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
また、かかることにより、薄肉部の外周に設けた溝部に潤滑油を貯留することができ、また、外壁部より薄肉部の高さが低いため、溝部からあふれる潤滑油は、薄肉部を越えて連結手段の大端孔部の内面に供給可能であり、大端孔部とシャフト偏心軸との間に油膜を十分に形成することができる。その結果、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の金属接触を抑えることができ、摩耗を抑制してさらに信頼性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の連結手段の縦断面図 同実施の形態1における密閉型圧縮機の圧縮荷重が作用する時の要部断面図 本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の連結手段の縦断面図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の連結手段の上面図 同実施の形態2における密閉型圧縮機の圧縮荷重が作用する時の要部断面図 従来例を示す密閉型圧縮機の縦断面図 同密閉型圧縮機における要部拡大断面図 異なる従来例を示す密閉型圧縮機の縦断面図 同密閉型圧縮機の連結手段の縦断面図 同密閉型圧縮機における圧縮荷重が作用する時の要部断面図
第1の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸と偏心軸とフランジ部とを有するシャフトと、シリンダと前記シャフトの前記主軸を軸支する軸受とを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、大端孔部と小端孔部とロッド部を有し、かつ前記ピストンと前記偏心軸を連結する連結手段を備えた構成とし、前記連結手段の前記大端孔部の端部の少なくとも一部に、大端孔部の軸方向の中心位置の半径方向の厚みより薄い薄肉部を形成するとともに、前記薄肉部の外周側に溝部と外壁部を設け、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記外壁部の端部までの長さを、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記薄肉部の端部までの長さより長くしたものである。
かかることにより、圧縮行程時に発生する圧縮荷重によるシャフトの偏心軸の傾きを連結手段に設けた薄肉部が撓むことによって吸収できるため、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部との間の局所的な金属接触の発生による摩耗を抑制することができる。したがって、簡便な機構により、部品点数や重量を増すことなく、連結手段の大端孔部にかかる荷重を増加させないため、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の摩耗を抑制することができるので信頼性を向上することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記薄肉部を、連結手段の大端孔部の端部の全周に亘って設けたものである。
かかることにより、圧縮行程時に発生する圧縮荷重による偏心軸の傾きを全ての方向で吸収でき、シャフトの偏心軸と大端孔部の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記薄肉部の軸方向の長さ寸法を、該薄肉部の半径方向の厚み寸法よりも大きく設定したものである。
かかることにより、前記薄肉部の強度を意図的に弱くし、連結手段の薄肉部を構造的に撓み易くすることができる。その結果、圧縮行程時に発生する圧縮荷重が小さく、シャフトの偏心軸の傾きが小さい場合でも、薄肉部が撓んで偏心軸の傾きを吸収することができる。したがって、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の局所的な金属接触による摩耗を抑制し、さらに信頼性を向上させることができる。
の発明は、第1から第のいずれか一つの発明において、前記薄肉部の一部に、前記薄肉部の外周面と大端孔部の内面をつなぐ分断溝を備えたものである。
かかる構成によれば、薄肉部が分断溝によって分割されることにより、薄肉部の剛性が低くなり、薄肉部が撓みやすくなる。これにより、過負荷運転のように圧縮行程時に発生する圧縮荷重が大きくなり、シャフトの傾きが大きくなっても、薄肉部によって偏心軸の傾きは吸収できる。そのため、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の局所的な金属接触による摩耗を抑制し、さらに信頼性を向上させることができる。また、連結手段の大端孔部の端面に溝部を有する場合、溝部に溜まった潤滑油を効率よく大端孔部内面に供給することができ、大端孔部とシャフトの偏心軸との間に油膜を十分に形成することができる。これにより、シャフトの偏心軸と連結手段の大端孔部の金属接触の発生を抑えることができ、摩耗を抑制してさらに信頼性を向上させることができる。
また、第5の発明は、第1から4のいずれかの発明の密閉型圧縮機を備えた冷蔵庫である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態1における連結手段の縦断面図である。図3は、同実施の形態1における圧縮荷重が作用する時の要部断面図である。
図1に示すように、密閉容器101の底部には、潤滑油103を貯留しており、圧縮機本体105は、サスペンションスプリング107によって密閉容器101に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体105は、電動要素111と、電動要素111の上方に配設される圧縮要素117から構成されている。電動要素111は、固定子113および回転子115から構成されている。
圧縮要素117のシャフト119は、主軸123と、主軸123の上端に設けたフランジ部121とフランジ部121の上面より延出する偏心軸125を備えており、主軸123は、シリンダブロック129の軸受131に回転自在に軸支されるとともに、回転子115が固定されている。そして、荷重が作用する偏心軸125に対して、偏心軸125の下側に配置された主軸123と軸受131で支持する片持ち軸受の構成となっている。
また、シャフト119は、主軸123表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構127を備えている。
ピストン133は、シリンダブロック129に形成された略円筒形の内面を有するシリンダ137に往復自在に挿入される。
シリンダ137およびピストン133は、シリンダ137の開口端面に取り付けられるバルブプレート139とともに圧縮室141を形成する。さらに、バルブプレート139を覆って蓋をするようにシリンダヘッド153が固定されている。
吸入マフラ155は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド153に取り付けられている。
また、連結手段143は、大端孔部145と小端孔部147とロッド部149を有し、大端孔部145に偏心軸125が挿入され、小端孔部147にピストン133に嵌合されたピストンピン135が挿入されることによって、偏心軸125とピストン133を連結している。
本実施の形態1において、従来の密閉型圧縮機と異なる点は、図2に示すように連結手段143の大端孔部145の端部に、大端孔部145の軸方向の中心位置の半径方向の厚みより薄い薄肉部180を有しており、薄肉部180の軸方向の長さをH1、大端孔部145の鉛直中心位置の半径方向の厚さをT1、端部の薄肉部180の半径方向の厚みをT
2とした場合、T1>T2かつ、H1>T2の関係が成り立つ点である。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素111に通電されると、固定子113に発生する回転磁界により、回転子115は、主軸123とともに回転する。主軸123の回転により、偏心軸125が偏心運動し、偏心軸125の偏心運動が連結手段143を介してピストン133に伝えられ、ピストン133は、シリンダ137内で往復動する。
密閉容器101外の冷凍サイクル(図示せず)より戻った冷媒は、吸入マフラ155を経由して圧縮室141内へ導入され、圧縮室141内でピストン133により圧縮され、圧縮された冷媒は、密閉容器101から冷凍サイクルへ送出される。
次に、潤滑油103の流れについて説明する。シャフト119の下端は、潤滑油103に浸漬しており、シャフト119が回転することにより、潤滑油103は、シャフト119の給油機構127によって圧縮要素117の各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
次に、連結手段143に設けられた薄肉部180の作用について説明する。図3に示すように、密閉型圧縮機は、冷媒ガスの圧縮行程でピストン133に発生する圧縮荷重Fが連結手段143を介して偏心軸125に作用する。圧縮荷重Fが偏心軸125に作用したとき、主軸123と軸受131との間にクリアランスが存在するため、シャフト119はクリアランスの範囲内で傾斜する。仮に、軸受131の軸心に対して主軸123の軸心が図3に示すように角度γだけ傾いたとすると、偏心軸125も同様に角度γだけ傾くことになる。その結果、大端孔部145の上端と偏心軸125の隙間aに比べ、下端の隙間bが小さく、油膜が薄い状態となる。
ところが、油膜が薄い部分では油膜圧力が大きいので薄肉部180が撓むことによって傾きを吸収できるため、シャフト119の偏心軸125と連結手段143の大端孔部145との間の局所的な金属接触による摩耗を抑制することができる。これにより、簡便な機構により、部品点数を増やすことなく、シャフト119の偏心軸125と連結手段143の大端孔部145の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、信頼性を向上することができる。
また、薄肉部180を、連結手段143の大端孔部145の端部の全周に形成することにより、圧縮行程時にピストン133にかかる圧縮荷重によるシャフト119の偏心軸125の傾きを全ての方向で吸収でき、シャフト119の偏心軸125と連結手段143の大端孔部145の局所的な金属接触の発生による摩耗を抑制するため、さらに信頼性を向上させることができる。
また、図2に示すように、連結手段143の薄肉部180の軸方向の長さをH1、大端孔部145の鉛直中心位置の半径方向の厚さをT1、端部の薄肉部180の半径方向の厚みをT2とした場合、T1>T2かつ、H1>T2の関係が成り立つため、連結手段143の薄肉部180は、小さな荷重でも撓み易くなる。そのため、圧縮行程時に発生する圧縮荷重が小さく、シャフト119の偏心軸125の傾きが小さい場合でも、薄肉部180が撓むことが可能になる。これにより、偏心軸125の傾きを吸収でき、シャフト119の偏心軸125と連結手段143の大端孔部145の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。
具体的には、ピストン133の外径が20mmの場合、冷蔵庫で使用される運転条件で発生する圧縮荷重によるシャフト121の偏心軸125の傾く距離、すなわちaとbの差
は最大3μmとなる。そして、連結手段143の大端孔部145の端部に設ける薄肉部180の軸方向の長さであるH1を2mm、半径方向の厚みであるT2を1mmとした場合、荷重による変形量は3μm程度となり、偏心軸125の傾きにならって連結手段143の大端孔部145の薄肉部180は変形する。その結果、大端孔部145の薄肉部180には、偏心軸125の傾きに対してほぼ同等の変形が発生するため、局所的な金属接触の発生を防ぐことができる。
尚、本実施の形態1においては、端部の薄肉部180を全周に設けたが、荷重が大きくなる一部分に設けても同様の効果が得られる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機の縦断面図である。図5は、同実施の形態2における連結手段の縦断面図である。図6は、同実施の形態2における連結手段の上面図である。図7は、同実施の形態2における圧縮荷重が作用する時の要部断面図である。
図4に示すように、密閉容器201の底部には、潤滑油203を貯留しており、圧縮機本体205は、サスペンションスプリング207によって密閉容器201に対して弾性的に支持されている。
圧縮機本体205は、電動要素211と、電動要素211の上方に配設される圧縮要素217から構成されている。電動要素211は、固定子213および回転子215から構成されている。
圧縮要素217のシャフト219は、主軸223と、主軸223の上端に設けたフランジ部221とフランジ部221の上面より延出する偏心軸225を備えており、主軸223は、シリンダブロック229の軸受231に回転自在に軸支されるとともに、回転子215が固定されている。そして、荷重が作用する偏心軸225に対して、偏心軸225の下側に配置された主軸223と軸受231で支持する片持ち軸受の構成となっている。
また、シャフト219は、主軸223表面に設けた螺旋状の溝などからなる給油機構227を備えている。
ピストン233は、シリンダブロック229に形成された略円筒形の内面を有するシリンダ237に往復自在に挿入される。
シリンダ237およびピストン233は、シリンダ237の開口端面に取り付けられるバルブプレート239とともに圧縮室241を形成する。さらに、バルブプレート239を覆って蓋をするようにシリンダヘッド253が固定されている。
吸入マフラ255は、PBTなどの樹脂で成型され、内部に消音空間を形成し、シリンダヘッド253に取り付けられている。
また、連結手段243は、大端孔部245と小端孔部247とロッド部249を有し、大端孔部245に偏心軸225が挿入され、小端孔部247にピストン233に嵌合されたピストンピン235が挿入されることによって、偏心軸225とピストン233を連結している。
本実施の形態2において、従来の密閉型圧縮機と異なる点は、図5、図6に示すように連結手段243の大端孔部245の端部に、大端孔部245の軸方向の中心位置の半径方
向の厚みより薄い薄肉部280を有しており、薄肉部280の軸方向の長さをH1、大端孔部245の鉛直中心位置の半径方向の厚さをT1、端部の薄肉部280の半径方向の厚みをT2とした場合、T1>T2かつ、H1>T2の関係が成り立つ点である。
また、薄肉部280の外周側に、溝部284と外壁部282を有しており、大端孔部245の鉛直中心位置から薄肉部280の端部までの長さをH2、大端孔部245の鉛直中心位置から外壁部282の端部までの長さをH3とした場合、H3>H2の関係が成り立つ。さらに、薄肉部280の一部に薄肉部280の外周面と大端孔部245の内面をつなぐ分断溝286を備えた点である。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下にその動作を説明する。
電動要素211に通電されると、固定子213に発生する回転磁界により、回転子215は、主軸223とともに回転する。主軸223の回転により、偏心軸225が偏心運動し、偏心軸225の偏心運動が連結手段243を介してピストン233に伝えられ、ピストン233は、シリンダ237内で往復動する。
密閉容器201外の冷凍サイクル(図示せず)より戻った冷媒は、吸入マフラ255を経由して圧縮室241内へ導入され、圧縮室241内でピストン233により圧縮され、圧縮された冷媒は、密閉容器201から冷凍サイクルへ送出される。
次に、潤滑油203の流れについて説明する。シャフト219の下端は、潤滑油203に浸漬しており、シャフト219が回転することにより、潤滑油203は、シャフト219の給油機構227によって圧縮要素217の各部に供給され、摺動部の潤滑を行う。
次に、連結手段243に設けられた薄肉部280の作用について説明する。図7に示すように、密閉型圧縮機は、冷媒ガスの圧縮行程でピストン233に発生する圧縮荷重Fが連結手段243を介して偏心軸225に作用する。圧縮荷重Fが偏心軸225に作用したとき、主軸223と軸受231との間にクリアランスが存在するため、シャフト219はクリアランスの範囲内で傾斜する。仮に、軸受231の軸心に対して主軸223の軸心が図7に示すように角度γだけ傾いたとすると、偏心軸225も同様に角度γだけ傾くことになる。その結果、大端孔部245の上端と偏心軸225の隙間aに比べ、下端の隙間bが小さく、油膜が薄い状態となる。
ところが、油膜が薄い部分では油膜圧力が大きいので薄肉部280が撓むことによって傾きを吸収できるため、シャフト219の偏心軸225と連結手段243の大端孔部245との間の局所的な金属接触による摩耗を抑制することができる。これにより、簡便な機構により、部品点数や重量を増やすことなく、偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、信頼性を向上することができる。
また、薄肉部280を、連結手段243の大端孔部245の端部の全周に形成することにより、圧縮行程時に発生する圧縮荷重によるシャフト219の偏心軸225の傾きを全ての方向で吸収でき、偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。
また、図5に示すように、連結手段243の薄肉部280の軸方向の長さをH1、大端孔部245の鉛直中心位置の半径方向の厚さをT1、端部の薄肉部280の半径方向の厚みをT2とした場合、T1>T2かつ、H1>T2の関係が成り立つため、連結手段243の薄肉部280は、小さな荷重でも撓み易くなる。そのため、圧縮行程時に発生する圧
縮荷重が小さく、シャフト219の偏心軸225の傾きが小さい場合でも、薄肉部280が撓むことが可能になる。これにより、偏心軸225の傾きを吸収でき、シャフト219の偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。
また、薄肉部280の外周側に溝部284と外壁部282を有しており、大端孔部245の鉛直中心位置から薄肉部280の端部までの長さをH2、大端孔部245の鉛直中心位置から外壁部282の端部までの長さをH3とした場合、H3>H2の関係が成り立つもので、圧縮機の運転によって密閉容器201内部に飛散する潤滑油203の一部を薄肉部280の外周に設けた溝部284に貯留することが可能になる。
さらに、溝部284に貯留された外壁部282より薄肉部280の高さが低いため、溝部284からあふれる潤滑油203は、薄肉部280を越えて連結手段243の大端孔部245の内面に供給可能であり、大端孔部245とシャフト219の偏心軸225との間に油膜を十分に形成することができる。これにより、シャフト219の偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の金属接触の発生を抑えることができ、摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。
具体的には、ピストン233の外径が20mmの場合、冷蔵庫で使用される運転条件で発生する圧縮荷重によるシャフト219の偏心軸225の傾く距離、すなわちaとbの差は最大3μmとなる。そして、連結手段243の大端孔部245の端部に設ける薄肉部280の軸方向の長さであるH1を2mm、半径方向の厚みであるT2を1mmとした場合、荷重による変形量は3μm程度となり、偏心軸225の傾きにならって連結手段243の大端孔部245の薄肉部280は変形する。その結果、大端孔部245の薄肉部280には、偏心軸225の傾きに対してほぼ同等の変形が発生するため、局所的な金属接触を防ぐことができる。
また、薄肉部280の一部に、薄肉部280の外周面と大端孔部245の内面をつなぐ分断溝286を設けたことにより、分断溝286によって薄肉部280の剛性が低くなり、薄肉部280の撓むことができる量が増加する。これにより、過負荷運転のように圧縮行程時に発生する圧縮荷重が大きく、シャフト219の傾きが大きくなっても、薄肉部280によって偏心軸225の傾きを吸収することができる。そのため、シャフト219の偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の局所的な金属接触による摩耗を抑制できるため、さらに信頼性を向上させることができる。また、連結手段243の大端孔部245の端面に溝部284を有する場合、溝部284に貯留された潤滑油203を効率よく大端孔部245内面に供給することができ、大端孔部245とシャフト219の偏心軸225との間に油膜を十分に形成することができる。これにより、シャフト219の偏心軸225と連結手段243の大端孔部245の金属接触を抑えることができ、摩耗を抑制してさらに信頼性を向上させることができる。
尚、本実施の形態2においては、端部の薄肉部280を全周に設けたが、荷重が大きくなる一部分に設けても同様の効果が得られる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機は、連結手段の大端孔部の端部に薄肉部を設けることにより信頼性を向上できるので、家庭用電気冷凍冷蔵庫に限らず、エアーコンディショナー、自動販売機やその他の冷凍装置等に広く適用できる。
101、201 密閉容器
103、203 潤滑油
111、211 電動要素
113、213 固定子
115、215 回転子
117、217 圧縮要素
119、219 シャフト
121、221 フランジ部
123、223 主軸
125、225 偏心軸
129、229 シリンダブロック
131、231 軸受
133、233 ピストン
137、237 シリンダ
143、243 連結手段
145、245 大端孔部
147、247 小端孔部
149、249 ロッド部
180、280 薄肉部
282 外壁部
284 溝部
286 分断溝

Claims (5)

  1. 密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子を備えた電動要素と、前記電動要素の上方に配置された圧縮要素を収容し、前記圧縮要素を、前記回転子が固定された主軸と偏心軸とフランジ部とを有するシャフトと、シリンダと前記シャフトの前記主軸を軸支する軸受とを備えたシリンダブロックと、前記シリンダの内部に往復動可能に挿設されたピストンと、大端孔部と小端孔部とロッド部を有し、かつ前記ピストンと前記偏心軸を連結する連結手段を備えた構成とし、前記連結手段の前記大端孔部の端部の少なくとも一部に、大端孔部の軸方向の中心位置の半径方向の厚みより薄い薄肉部を形成するとともに、
    前記薄肉部の外周側に溝部と外壁部を設け、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記外壁部の端部までの長さを、前記大端孔部の鉛直中心位置から前記薄肉部の端部までの長さより長くした密閉型圧縮機。
  2. 前記薄肉部を、連結手段の大端孔部の端部の全周に亘って設けた請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記薄肉部の軸方向の長さ寸法を、該薄肉部の半径方向の厚み寸法よりも大きく設定した請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記薄肉部の一部に、前記薄肉部の外周面と大端孔部の内面をつなぐ分断溝を備えた請求項1からに記載の密閉型圧縮機。
  5. 請求項1から4に記載の密閉型圧縮機を備えた冷蔵庫。
JP2011240939A 2011-11-02 2011-11-02 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫 Active JP5957683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011240939A JP5957683B2 (ja) 2011-11-02 2011-11-02 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011240939A JP5957683B2 (ja) 2011-11-02 2011-11-02 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013096326A JP2013096326A (ja) 2013-05-20
JP5957683B2 true JP5957683B2 (ja) 2016-07-27

Family

ID=48618545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011240939A Active JP5957683B2 (ja) 2011-11-02 2011-11-02 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5957683B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60125785A (ja) * 1983-12-12 1985-07-05 Toa Sensuiki Kk 空気圧縮機
JPS63147574U (ja) * 1987-03-18 1988-09-28
JPH02119983U (ja) * 1989-03-13 1990-09-27
JPH03153912A (ja) * 1989-11-13 1991-07-01 Hitachi Ltd ピストン装置
JP2002081378A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Sanyo Electric Co Ltd 冷媒圧縮機
JP4950138B2 (ja) * 2008-06-24 2012-06-13 日立アプライアンス株式会社 レシプロ式密閉型圧縮機およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013096326A (ja) 2013-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5548187B2 (ja) 往復動圧縮機
JP5347721B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP5957683B2 (ja) 密閉型圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫
JP2016205134A (ja) 密閉型圧縮機
JP5278176B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2018003639A (ja) 密閉型圧縮機
JP5612628B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP4950138B2 (ja) レシプロ式密閉型圧縮機およびその製造方法
JP2010180740A (ja) 密閉型圧縮機および冷凍装置
JP5120200B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2013104328A (ja) 密閉型圧縮機
JP2018035727A (ja) 圧縮機およびこれを備えた冷蔵庫
JP4750561B2 (ja) スコッチヨーク式レシプロ圧縮機及びそれを用いた冷凍・冷蔵庫
JP2009085191A (ja) 密閉型圧縮機
JP2013241848A (ja) 密閉型圧縮機および該密閉型圧縮機を備える冷蔵庫
JP5828137B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP5845401B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2009062864A (ja) 密閉型圧縮機
JP6234793B2 (ja) 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵・冷凍装置
JP5579676B2 (ja) 密閉型圧縮機及びこれを用いた冷蔵庫
JP2009293546A (ja) 密閉形圧縮機、およびこれを用いた冷蔵庫又はルームエアコン
JP5126007B2 (ja) 密閉型圧縮機
JP2009243317A (ja) ロータリ圧縮機
JP2012082784A (ja) 密閉型圧縮機
JP2022528559A (ja) 密閉型コンプレッサ用クランクシャフトおよび密閉型コンプレッサ

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20141020

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141104

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20141222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20141222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150902

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150929

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160510

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160523

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5957683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

SZ03 Written request for cancellation of trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z03

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250