JP2012104746A - 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 生産性の高い炭化珪素半導体装置を得る。
【解決手段】 炭化珪素基板1上に設けられたn型の炭化珪素からなるドリフト層2上の表層部に形成されたp型のベース層3と、ベース層3内の所定の深さ位置に形成されたp型のコンタクト層4と、ベース層3内の表層部に形成され、コンタクト層4と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層の上面に接するn型のソース層5と、ドリフト層2の表面からコンタクト層4に達する開口内に形成され、ソース層5およびコンタクト層4と電気的に接続するソース電極9とを備えたものである。
【選択図】 図1

Description

この発明は、炭化珪素半導体装置とその製造方法に関するものである。
従来の炭化珪素を用いた縦型MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)のセル構造として、炭化珪素基板上に形成されたドリフト層の表層部にベース領域(ベース層)を形成し、このベース領域の表層部にソース領域(ソース層)とベースコンタクト領域(コンタクト層)とを水平方向に隣接させて設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−66959号公報
上記の炭化珪素半導体装置において、ベース領域、ソース領域およびベースコンタクト領域を形成するためには、それぞれの領域に対応したマスクを用いる必要がある。このため、マスクのパターニング工程数が多く、生産性が低いという問題点があった。
この発明は、上述のような点に着目してなされたもので、生産性の高い炭化珪素半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
この発明に係る炭化珪素半導体装置は、基板上に設けられた第1導電型の炭化珪素からなるドリフト層の表層部に形成された第2導電型のベース層と、ベース層内の所定の深さ位置に形成された第2導電型のコンタクト層と、ベース層内の表層部に形成され、コンタクト層と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層の上面に接する第1導電型のソース層と、ドリフト層の表面からコンタクト層に達する開口内に形成され、ソース層およびコンタクト層と電気的に接続するソース電極とを備えたものである。
また、この発明に係る炭化珪素半導体装置の製造方法は、基板上に設けられた第1導電型の炭化珪素からなるドリフト層の表層部に、第1のマスクを介して第2導電型の不純物イオンを注入し、ベース層を形成する工程と、ベース層内の所定の深さ位置に、第2のマスクを介して第2導電型の不純物イオンを注入し、コンタクト層を形成する工程と、ベース層内の表層部においてコンタクト層と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層の上面に隣接する位置に、第2のマスクを用いて第1導電型の不純物イオンを注入し、ソース層を形成する工程と、ドリフト層の表面からコンタクト層に達する開口を形成し、この開口内にソース層およびコンタクト層に電気的に接続するソース電極を形成する工程とを備えたものである。
この発明に係る炭化珪素半導体装置によれば、コンタクト層とソース層とを同一のマスクを用いて形成することができ、生産性の高い炭化珪素半導体装置を得ることができる。
また、この発明に係る炭化珪素半導体装置の製造方法によれば、コンタクト層とソース層とを同一のマスクを用いて形成することにより、パターニング工程数が削減され、生産性の高い炭化珪素半導体装置の製造方法を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるドリフト層を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法における第1のマスクを形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるベース層を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法における第2のマスクを形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるコンタクト層を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるソース層を形成する工程を示す図である。 図7のAA´における不純物濃度プロファイルを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるゲート絶縁膜を形成する程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるゲート電極を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるソース電極を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置の製造方法における第1のマスクを形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるベース層を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるコンタクト層を形成する工程を示す図である。 この発明の実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置の製造方法におけるソース層を形成する工程を示す図である。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1に係る炭化珪素半導体装置100を示す断面図である。本実施の形態においては、第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明する。
炭化珪素半導体装置100は、nチャネル縦型炭化珪素MOSFETであって、図1に示すように、主面の面方位が(0001)面であり、4Hのポリタイプを有するn型で低抵抗の炭化珪素基板1の主面上に、n型の炭化珪素からなるドリフト層2が形成されており、ドリフト層2の表層部には、アルミニウム(Al)をp型不純物として含有するp型のベース層3が形成されている。このベース層3内の所定の深さ位置には、Alをp型不純物として含有し、ベース層3よりも不純物の濃度が高いp型のコンタクト層4が形成されている。そして、ベース層3の表層部において、コンタクト層4と同一領域に位置するとともに、その下面がコンタクト層4の上面に隣接する位置には、窒素(N)をn型不純物として含有するn型のソース層5が形成されている。
ソース層5およびコンタクト層4が形成されている領域の中央部には、ドリフト層2の表面からコンタクト層4に達する開口が設けられており、この開口内にソース電極9が形成されている。ソース電極9は、底面部がコンタクト層4に、側面部がソース層5にそれぞれオーミック接続により電気的に接続されている。これによりソース電極9はコンタクト層4を通してベース層3にもオーミック接続されている。
また、ドリフト層2の表面上には、ソース電極9が形成されている部分を除き、酸化珪素で構成されるゲート絶縁膜7が形成されており、このゲート絶縁膜7上において、ソース層5の間に跨るようにゲート電極8が設けられている。そして、炭化珪素基板1の主面と対向する面には、ドレイン電極10が形成されている。
次に本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置100の製造方法を図2〜11を用いて説明する。ここで、図2はドリフト層を形成する工程を示す図、図3は第1のマスクを形成する工程を示す図、図4はベース層を形成する工程を示す図、図5は第2のマスクを形成する工程を示す図、図6はコンタクト層を形成する工程を示す図、図7はソース層を形成する工程を示す図、図8は図7のAA´における不純物濃度プロファイルを示す図、図9は酸化膜を形成する工程を示す図、図10はゲート電極を形成する工程を示す図、図11はソース電極を形成する工程を示す図である。
まず、主面の面方位が(0001)面であり、4Hのポリタイプを有するn型の炭化珪素基板1の表面に、図2に示すように、熱CVD(Chemical Vapor Deposition)法により、1〜100μmの厚さの炭化珪素からなるドリフト層2をエピタキシャル成長させる。この熱CVD法は、例えば、温度:1500〜1800℃、気圧:25MPa、キャリアガス種:H、生成ガス種:SiH4およびCの条件で行う。
次に、図3に示すように、ドリフト層2上にレジストによって第1のマスク12を形成する。そして、図4に示すように、第1のマスク12を介してp型の不純物であるAlをイオン注入することにより、ベース層3を形成する。イオン注入するAlの注入深さは、0.5〜3.0μmであり、注入濃度は1×1017〜1×1019cm−3である。
第1のマスク12を除去後、図5に示すように、ドリフト層2上にレジストによって第2のマスク13を形成する。そして、図6に示すように、ベース層3内の所定の深さ位置に、第2のマスク13を介してp型の不純物であるAlをイオン注入することにより、コンタクト層4を形成する。イオン注入するAlの注入深さは0.1〜2.0μm、注入濃度は1×1019〜1×1021cm−3であり、このコンタクト層4を形成する工程は常温で行う。ここで、コンタクト層4は高濃度でイオン注入して形成するので、注入領域の結晶が著しく劣化されてしまい、これがプロセス不良の原因となり得る。このため、特許文献1のようにドリフト層の最表面にコンタクト層を形成する構造では、結晶劣化を抑制するために加熱しながらイオン注入を行う高温注入プロセスが必要である。一方、本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置ではコンタクト層4がドリフト層2の内部に埋め込まれているため、常温での形成が可能である。
続いて、図7に示すように、ベース層3内の表層部においてコンタクト層4と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層4の上面に隣接する位置に、第2のマスク13を介してn型の不純物であるNをイオン注入することにより、ソース層5を形成する。イオン注入するNの注入深さは0.05〜1.5μmであり、注入濃度は1e18〜1e20cm-3である。
上記の各イオン注入は、図7のAA´に相当する不純物の注入濃度プロファイルが、例えば図8に示す条件で行う。図8において、横軸はドリフト層2の表面からの深さ、縦軸は不純物濃度を示し、図中の実線はAl濃度を、破線はN濃度を示すものである。この例では、ドリフト層2の表面からベース層3の最下部までの深さは1.0μmである。ドリフト層2の表面から深さ約150nmの範囲ではn型の不純物イオンであるNがより高濃度に注入されてソース層5を形成しており、それよりも深い範囲ではp型の不純物イオンであるAlの濃度が高くなる。このうちp型の不純物イオンは深さ約250nmで濃度ピークとなり(コンタクト層4に相当)、さらに深さ約1μmまで注入されている(ベース層3に相当)。
次に、第2のマスク13を除去し、不活性ガスの雰囲気下で1300〜2100℃の温度範囲において活性化アニールを行う。これにより、ベース層3、コンタクト層4およびソース層5が電気的に活性化される。ここで、炭化珪素中に注入された不純物イオンの拡散速度は極めて低く(例えば、特開2005−277108号公報を参照)、図8に示したような各不純物イオンの注入濃度の範囲とプロファイルが、活性化アニールを行っても殆ど変化せずに、そのまま電気的に活性化されたベース層3、コンタクト層4およびソース層5の範囲とプロファイルになる。即ち、不純物イオンの拡散速度が低い炭化珪素を用いたことにより、コンタクト層4とソース層5とが深さ方向に隣接する構造を形成することができる。
次に、800〜1400℃でドリフト層2の表面に熱酸化膜を形成し、それをフッ化水素酸により除去する(犠牲酸化プロセス)。その後、図9に示すように、ドリフト層2の表面を熱酸化して所望の厚みのゲート絶縁膜7を形成する。そして、図10に示すように、ゲート絶縁膜7上に導電性を有する多結晶珪素膜を減圧CVD法によって形成し、リソグラフィ技術およびエッチング技術を用いてゲート電極8を形成する。なお、ゲート電極8の材料は多結晶珪素に限らず、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、白金(Pt)、タングステン(W)、珪素(Si)、炭化チタン(TiC)、あるいはこれらの合金を用いてもよい。
続いて、リソグラフィ技術およびエッチング技術を用い、コンタクト層4およびソース層5が形成されている領域の中央部上のゲート絶縁膜7を除去し、ドリフト層2の表面からコンタクト層4に達する開口を形成する。そして、図11に示すように、形成した開口内にNiを積層させることで、ソース層5およびコンタクト層4の両方に電気的に接続するソース電極9を形成する。これによりソース電極9は、ソース層5にオーミック接続されると共に、コンタクト層4を通してベース層3にもオーミック接続される。ここで、形成する開口の深さは、コンタクト層4を形成したp型の不純物イオンの注入濃度プロファイルに応じて決定し、ソース電極9とコンタクト層4とのコンタクト抵抗率が最小となる深さが最も望ましい。なお、ソース電極9用の材料はNiに限らず、Ti、Al、Mo、Cr、Pt、W、Si、TiC、あるいはこれらの合金を用いてもよい。
次に、炭化珪素基板1の主面と対向する面の全面にドレイン電極10を形成する。このドレイン電極10の材料としては、ソース電極9の材料と同様に、Ni、Ti、Al、Mo、Cr、Pt、W、Si、TiC、あるいはこれらの合金を用いることができる。最後に、ソース電極9とソース層5およびコンタクト層4との接触部分、並びに、ドレイン電極10と炭化珪素基板1との接触部分を、それぞれ炭化珪素と合金化させるための熱処理を行う。この熱処理は、例えば、温度:950〜1000℃、処理時間:20〜60秒間、昇温速度:10〜25℃/秒の条件で行う。
以上により、本実施の形態に係る炭化珪素半導体装置100が完成する。
本実施の形態によれば、ベース層3内の所定の深さ位置に形成されたコンタクト層4と、ベース層3内の表層部に形成され、コンタクト層4と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層の上面に接するソース層5とを備えるようにしたので、コンタクト層4とソース層5とを同一の第2のマスク13を用いて形成することができ、生産性の高い炭化珪素半導体装置を得ることができる。さらに、炭化珪素半導体装置の単位セル面積を縮小することができ、炭化珪素半導体装置のオン抵抗を低減することができる。
また、コンタクト層4がドリフト層2の表面から所定の深さに位置しているので、常温での形成が可能になる。
また、コンタクト層4とソース層5とを同一の第2のマスク13を用いて形成したので、パターニング工程数が削減され、生産性の高い炭化珪素半導体装置の製造方法を得ることができる。
また、コンタクト層4を常温で形成したので、コンタクト層4を形成する工程が、例えば従来の高温注入プロセスにより形成していたものと比較して簡略化され、さらに生産性の高い炭化珪素半導体装置の製造方法を得ることができる。
実施の形態2.
図12は、この発明を実施するための実施の形態2に係る炭化珪素半導体装置101を示す断面図である。図12において炭化珪素半導体装置101は、後述するようにベース層3、コンタクト層4およびソース層5を同一のマスクを用いて形成したことにより、ベース層3がドリフト層2の表面付近の領域に対してコンタクト層4よりも深い部分での領域が狭くなるように形成されている。その他の構成は実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
この炭化珪素半導体装置101の製造方法について、実施の形態1と異なる製造工程を中心に図13〜16を用いて説明する。ここで、図13は第1のマスクを形成する工程を示す図、図14はベース層を形成する工程を示す図、図15はコンタクト層を形成する工程を示す図、図16はソース層を形成する工程を示す図である。
まず、炭化珪素基板1上に設けられた炭化珪素からなるドリフト層2上に、図13に示すように、レジストによって第1のマスク12bを形成する。第1のマスク12bの膜厚は、コンタクト層4およびソース層5を形成する領域の直上に位置する部分に対して、その他の領域が薄くなるようにしておく。
次に、図14に示すように、第1のマスク12bを介してp型の不純物であるAlをイオン注入してベース層3を形成する。この注入イオンのうち高いエネルギーで深く注入されるイオンは、第1のマスク12bの薄く形成された部分を貫通してドリフト層2に注入され、マスクの開口領域よりも浅くベース層3が形成される。イオン注入するAlの注入深さは、0.5〜3.0μmであり、注入濃度は1×1017〜1×1019cm−3である。
さらに、図15に示すように、上記の第1のマスク12bを介して、ベース層3内の所定の深さ位置にp型の不純物であるAlをイオン注入することにより、コンタクト層4を形成する。イオン注入するAlの注入深さは0.1〜2.0μm、注入濃度は1×1019〜1×1021cm−3であり、このコンタクト層4を形成する工程は常温で行う。
続いて、図16に示すように、ベース層3内の表層部においてコンタクト層4と同一領域に位置するとともに下面がコンタクト層4の上面に隣接する位置に、上記の第1のマスク12bを介してn型の不純物であるNをイオン注入することにより、ソース層5を形成する。イオン注入するNの注入深さは0.05〜1.5μmであり、注入濃度は1e18〜1e20cm-3である。
なお、以降の各製造工程については実施の形態1と同様であるのでその説明を省略する。
本実施の形態によれば、ベース層3とコンタクト層4とソース層5とを同一の第1のマスク12bを用いて形成したので、実施の形態1に示した効果に加えて、さらにパターニング工程数を削減することができる。
なお、上記各実施の形態では、炭化珪素基板1として、主面の面方位が(0001)面であり、4Hのポリタイプを有すものを用いたが、面方位はこれに限定されず、(000−1)面や(11−20)面などでもよく、これらの面方位においてオフ角を有するものでもよい。また、ポリタイプは3Cや6H等であってもよい。
また、n型を第1導電型、p型を第2導電型としてnチャネル炭化珪素MOSFETである炭化珪素半導体装置について説明したが、p型を第1導電型、n型を第2導電型としたpチャネル炭化珪素MOSFETについても同様である。
また、p型の不純物としてAlを用いて説明したが、これはホウ素(B)やガリウム(Ga)等であってもよい。また、n型の不純物としてNを用いて説明したが、これはヒ素(As)やリン(P)等であってもよい。
1 基板
2 ドリフト層
3 ベース層
4 コンタクト層
5 ソース層
9 ソース電極
12、12b 第1のマスク
13 第2のマスク

Claims (4)

  1. 基板上に設けられた第1導電型の炭化珪素からなるドリフト層の表層部に形成された第2導電型のベース層と、
    前記ベース層内の所定の深さ位置に形成された第2導電型のコンタクト層と、
    前記ベース層内の表層部に形成され、前記コンタクト層と同一領域に位置するとともに下面が前記コンタクト層の上面に接する第1導電型のソース層と、
    前記ドリフト層の表面から前記コンタクト層に達する開口内に形成され、前記ソース層および前記コンタクト層と電気的に接続するソース電極とを備えた炭化珪素半導体装置。
  2. 基板上に設けられた第1導電型の炭化珪素からなるドリフト層の表層部に、第1のマスクを介して第2導電型の不純物イオンを注入し、ベース層を形成する工程と、
    前記ベース層内の所定の深さ位置に、第2のマスクを介して第2導電型の不純物イオンを注入し、コンタクト層を形成する工程と、
    前記ベース層内の表層部において前記コンタクト層と同一領域に位置するとともに下面が前記コンタクト層の上面に隣接する位置に、前記第2のマスクを介して第1導電型の不純物イオンを注入し、ソース層を形成する工程と、
    前記ドリフト層の表面からコンタクト層に達する開口を形成し、この開口内に前記ソース層および前記コンタクト層に電気的に接続するソース電極を形成する工程とを備えた炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1のマスクおよび前記第2のマスクは、同一であることを特徴とする請求項2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 前記コンタクト層を形成する工程は、常温で行うことを特徴とする請求項2または3に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
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