JP2012102699A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、カムの強度・剛性を高く維持すると共に、機構の複雑化・肥大化を抑制することのできる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
【解決手段】カムシャフトと同期して回転する別体のカムピースと、カムピースの外周面に形成され、リフト部又はベース円部として機能する第1カムロブ、及びベース円部又はリフト部として機能する第2カムロブと、カムピースの両側面を貫通しカムシャフトの周長よりも長い周長を有する貫通孔とを備える。さらに、貫通孔にカムシャフトが挿入された状態で、カムピースの重心とカムシャフトの軸線との距離を変更することにより、第1カムロブをリフト部として機能させると共に第2カムロブをベース円部として機能させる第1モードと、第1カムロブをベース円部として機能させると共に第2カムロブをリフト部として機能させる第2モードとを変更する制御を実施する。
【選択図】図2

Description

この発明は、内燃機関の可変動弁装置に関する。
従来、例えば特許文献1(特開平7−004217号公報)に開示されているように、可変動弁装置を備えた内燃機関が知られている。特許文献1の可変動弁装置では、カムノーズ部とカムベース円部とが分割されて形成されている。また、カムベース円部とカムノーズ部との境界にオイル溜まり室が設けられている。さらに、オイル溜まり室とカムシャフトジャーナル部とが連通するように構成されている。このような構成によれば、カムジャーナルからオイル溜まり室に供給される油圧により、カムノーズ部の突出量を変化させて、バルブリフト量を変更することができる。
特許文献2(特開2009−264200号公報)には、並置された一対のロッカーアームをカムシャフトの低速用吸気カムおよび高速用吸気カムにそれぞれ当接させるとともに、一対のロッカーアームの連結および分離を、該ロッカーアームの内部に形成したピン孔に摺動自在に嵌合する連結ピンにより達成することで、機関弁のバルブリフトおよびバルブタイミングを変更する可変動弁装置が開示されている。
特開平7−004217号公報 特開2009−264200号公報 特開2010−156238号公報 特表2010−502884号公報
しかしながら、上述した特許文献1の可変動弁装置では、カムを構成するカムノーズ部とカムベース円部とが分割されて形成されているため、分割された部分の強度・剛性が低いという課題がある。また、上述した特許文献2の可変動弁装置では、カム自体は一つの部材として構成されているものの、その他の機構が複雑化・肥大化してしまうという課題がある。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、カムの強度・剛性を高く維持すると共に、機構の複雑化・肥大化を抑制することのできる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、内燃機関の可変動弁装置であって、
カムシャフトと、
前記カムシャフトと同期して回転する別体のカムピースと、
前記カムピースの外周面に形成され、リフト部又はベース円部として機能する第1カムロブ、及び、ベース円部又はリフト部として機能する第2カムロブと、
前記カムピースの両側面を貫通し、前記カムシャフトの周長よりも長い周長を有する貫通孔と、
前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記カムピースの重心と前記カムシャフトの軸線との距離を変更することにより、前記第1カムロブをリフト部として機能させると共に前記第2カムロブをベース円部として機能させる第1モードと、前記第1カムロブをベース円部として機能させると共に前記第2カムロブをリフト部として機能させる第2モードと、を変更するモード変更手段と、を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、
前記カムピースとバルブとの間に介在し、前記カムピースの回転運動を該バルブの開閉運動に変換して伝達する中間部材と、
前記カムピースに向けて前記中間部材を常時付勢する付勢手段と、を更に備え、
前記モード変更手段は、前記付勢手段に常時付勢される前記中間部材が回転する前記カムピースを付勢することにより、前記カムピースの重心と前記カムシャフトの軸線との距離を変更すること、を特徴とする。
また、第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記カムシャフトの内部に設けられ、前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記貫通孔の前記第1カムロブ側に接続される第1油路、及び、前記貫通孔の前記第2カムロブ側に接続される第2油路を更に備え、
前記モード変更手段は、前記第1油路に油圧を供給することにより前記第1モードに変更し、前記第2油路に油圧を供給することにより前記第2モードに変更すること、を特徴とする。
また、第4の発明は、第1又は第2の発明において、
前記カムシャフトの外周面を貫通し、前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記貫通孔の前記第1カムロブ側と前記第2カムロブ側とを連通する連通孔と、
前記貫通孔及び前記連通孔内に充填された流体と、
前記連通孔を開閉する連通孔開閉手段と、
前記第1モード又は前記第2モードに変更された状態で、前記連通孔開閉手段により前記連通孔を閉じる保持手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、第1乃至第4の発明のいずれかにおいて、
前記第1カムロブをリフト部として機能させた場合に前記第1カムロブに加わる負荷を算出する負荷算出手段と、
前記負荷算出手段により算出された負荷の蓄積値が設計値を超えるか否かを判定する蓄積負荷判定手段と、を更に備え、
前記蓄積値が前記設計値を超えた場合に、前記モード変更手段により前記第2モードに変更する負荷分散手段、を備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、カムピースの外周面に第1カムロブと第2カムロブとが形成されているため、カムピースの強度・剛性を高く維持することができる。また、カムピースの貫通孔にカムシャフトが挿入された状態で、カムピースの重心とカムシャフトの軸線との距離を変更することにより、いずれのカムロブをリフト部として機能させるかベース円部として機能させるか(モード)を切り替えることができる。このようなカムを用いることにより、動弁機構の複雑化・肥大化を抑制することが可能となる。
第2の発明によれば、付勢手段に常時付勢される中間部材が、回転するカムピースを付勢することにより、カムピースの重心とカムシャフトの軸線との距離を変更することができる。このため、本発明によれば、カムピースの回転と常時加わる付勢力とを利用して、カムピースを変位させ、応答性及び確実性高くモードを切り替えることができる。
第3の発明によれば、カムシャフトの内部に設けられた第1油路又は第2油路に油圧を供給することにより、モードを切り替えることができる。
第4の発明によれば、連通孔を閉じることにより、貫通孔及び連通孔内に充填された流体が自由に移動できない状態とすることができる。オイルが自由に移動できない状態とすることによって、当該モードで運転することができる。
第5の発明によれば、リフト部として機能させた第1カムロブに加わる負荷の蓄積値が設計値を超えた場合に、第2モードに変更することができる。そのため、カムロブに加わる負荷を分散させることができる。このため、本発明によれば、負荷によるカムロブの疲労を最大1/2にできるため、品質保証を最大2倍にすることが可能となる。
本発明の実施の形態1の可変動弁装置の一部を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態1におけるカムシャフトとスイッチカムの構成について説明するための図である。 本発明の実施の形態1におけるスイッチカムのスイッチ機構について説明するための図である。 スイッチカムのモード切り替えによるカム位相の変化について説明するための図である。 本発明の実施の形態1における弁開放制御について説明するための図である。 本発明の実施の形態1における片弁リフト制御について説明するための図である。 本発明の実施の形態1における弁停止制御について説明するための図である。 本発明の実施の形態2の可変動弁装置12をカムシャフトの軸方向から示した概略図である。 本発明の実施の形態2における保持ON区間(保持制御区間)を示す図である。 本発明の実施の形態2におけるスイッチカムの保持機構(油圧式)について説明するための図である。 本発明の実施の形態2におけるスイッチカムの保持機構(電磁式)について説明するための図である。 本発明の実施の形態3におけるスイッチカムのスイッチ前後の燃焼サイクルを説明するための図である。 本発明の実施の形態3においてECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。 エンジン回転数とカムロブ面圧との関係を定めた関係マップである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。尚、各図において共通する要素には、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
実施の形態1.
[システムの概略構成]
図1〜図7を参照して本発明の実施の形態1について説明する。図1は、本発明の実施の形態1の可変動弁装置の一部を概略的に示す図である。図1に示すシステムは、内燃機関10を備えている。内燃機関10は、車両等に搭載され、その動力源とされる4サイクルエンジンである。内燃機関10の可変動弁装置12には、カムシャフト14が設けられている。カムシャフト14には、これと同期して回転するメインカム16とスイッチカム18とが取り付けられている。
メインカム16は、カムシャフト14と一体に組み付けられた従来のカムである。メインカム16は、カムシャフト14と同軸の円弧状のベース円部と、当該ベース円の一部を半径方向外側に向かって膨らませるように形成されたリフト部とを有するカム(リフトカム)である。後述する本発明に係るスイッチカム18は、その外周面の形状はメインカム16と同様であるが、カムシャフト14とは別体のカムとして構成されている。なお、スイッチカム18は、メインカム16の機能を包含するため、両方のカムをスイッチカム18としてもよい。
図2は、カムシャフト14とスイッチカム18の構成について説明するための図である。図2は、カムシャフト14及びスイッチカム18を、カムシャフト14の軸方向から示した概略図である。
カムシャフト14は、その外周面に外円弧部20a、20bと平面部22a、22bとを有している。外円弧部20a、20bは、カムシャフト14の半径を径とする。平面部22a、22bは、平行に形成されている。以下の説明において、外円弧部20a、20bを特に区別しない場合には、単に外円弧部20という。平面部22a、22bを特に区別しない場合には、単に平面部22という。
スイッチカム18の一部であるカムピース24は、その両側面を貫通する貫通孔26により筒状(環状)に形成されている。また、貫通孔26を囲むカムピース24の内周面は、内円弧部28a、28bとスライド面部30a、30bとにより形成されている。内円弧部28a、28bは、カムシャフト14の外円弧部20と同径である。スライド面部30a、30bは、平行に形成されている。スライド面部30a、30b間は、平面部22a、22b間と略同じ又は若干広く形成されている。以下の説明において、内円弧部28a、28bを特に区別しない場合には、単に内円弧部28という。スライド面部30a、30bを特に区別しない場合には、単にスライド面部30という。
図2に示す通り、貫通孔26の周長は、カムシャフト14の周長よりも長く形成されている。そのため、カムピース24の内周面に囲まれた貫通孔26の断面積は、カムシャフト14の断面積よりも大きい。そして、カムシャフト14は、平面部22aがスライド面部30aに、平面部22bがスライド面部30bに摺接する状態で貫通孔26に挿入されている。カムピース24は、スライド面部30と平面部22とが摺接しながら、図2の矢印α方向、矢印β方向にスライド可能である。スライドにより、カムピース24の重心とカムシャフト14の軸線との距離(オフセット量)が変更される。
さらに、カムピース24の外周面には、カムロブAとカムロブBとが形成されている。カムピース24を矢印α方向にスイッチさせることより、内円弧部28bが外円弧部20bに接する。このとき、カムシャフト14の軸心からカムロブAの最頂点までの距離は、該軸心に関して該最頂点と反対側に位置するカムロブBの頂点までの距離よりも長くなる。この状態において、カムロブAをリフト部として、カムロブBをベース円部として機能させることができる(以下、この状態を通常モードという。)。
一方、カムピース24を矢印β方向にスイッチさせることにより、内円弧部28aが外円弧部20aに接する。このとき、カムシャフト14の軸心からカムロブAの最頂点までの距離は、該軸心に関して該最頂点と反対側に位置するカムロブBの頂点までの距離よりも短くなる。この状態において、カムロブAをベース円部として、カムロブBをリフト部として機能させることができる(以下、この状態を切替モードという)。
[スイッチカム18のスイッチ機構]
次に、図3を用いてスイッチカム18のスイッチ機構について説明する。図3(A)は、カムシャフト14及びスイッチカム18を、カムシャフト14の軸線に垂直な平面で切断した断面図である。図3(B)は、カムロブAからカムロブBにかけてカムシャフト14の軸線を含む平面で切断した断面図である。
図3(B)に示すように、カムピース24の両側面には、スライド用シール32が貫通孔26を囲むように環状に設けられている。カムシャフト14には、カムピース24の両側面のスライド用シール32を挟み込み、貫通孔26を密閉するシール用ハウジング34が立設されている。シール用ハウジング34は、カムシャフト14と一体に組み付けられ、カムピース24をスイッチさせても貫通孔26の密閉を保つ大きさを有している。
カムシャフト14の内部には、2つの油路36a、36bが設けられている。油路36aは、貫通孔26のカムロブA側と連通している。油路36bは、貫通孔26のカムロブB側と連通している。油路36a、36bには、OCV(Oil Control Valve)38等により油圧が供給される。
OCV38は、ECU(Electronic Control Unit)50の出力側に電気的に接続されている。また、ECU50には、カムシャフト14の回転角(deg)を検出するカム角センサ52、クランク角(degCA)を検出するクランク角センサ54、点火プラグ、インジェクタ等が電気的に接続されている。ECU50は、各種センサの出力に基づき、所定のプログラムに従って各種アクチュエータを作動させることにより、内燃機関10の運転状態を制御する。
ECU50によりOCV38は制御され、図3に示すように油路36aのみに油圧が供給される場合には、内円弧部28aと外円弧部20aとスライド面部30とシール用ハウジング34とで囲まれた貫通孔26のカムロブA側にオイルが流れ込み、カムロブA側に油圧室が形成される。その結果、カムピース24は、図2の矢印α方向にスイッチされ、その状態(通常モード)で保持される。
同様に、油路36bのみに油圧が供給される場合には、内円弧部28bと外円弧部20bとスライド面部30とシール用ハウジング34とで囲まれた貫通孔26のカムロブB側にオイルが流れ込み、カムロブB側に油圧室が形成される。その結果、カムピース24は、図2の矢印β方向にスイッチされ、その状態(切替モード)で保持される。このように、ECU50はモード切り替え制御を実施する。
図4は、スイッチカム18のモード切り替えによるカム位相の変化について説明するための図である。ECU50によって、通常モードから切替モードにモードが切り替えられると、上述のようにカムピース24は矢印β方向にスイッチされる。その結果、カム位相は、通常モードとは180deg(360degCA)逆方向に変更されることとなる。
次に、このようなスイッチカム18を用いて実現できる3つの弁制御(弁開放制御、片弁リフト制御、弁停止制御)についてそれぞれ説明する。
[弁開放制御]
まず、1つ目の弁制御である弁開放制御について、図5を参照して説明する。弁開放制御を実現する構成として、可変動弁装置12は、メインカム16及びスイッチカム18の回転力のいずれもが共通の吸気バルブに伝達される動弁機構を有する。例えば、メインカム16及びスイッチカム18の回転運動を吸気バルブの開閉運動に変換する共通の中間部材(例えばロッカーアーム)を備えた動弁機構を有する。上述したスイッチカム18以外の動弁機構の構成自体は、公知の技術であるため、その説明は省略する。
このような構成において、ECU50によってスイッチカム18が切替モードに制御されると(図5)、スイッチカム18の位相はメインカム16と180deg逆の位相に変更される。そのため、360deg常に吸気バルブをリフトした状態とすることができ、吸気の呼吸を止めることができる。その結果、ポンプ損失の低減を図ることができる。この制御はデコンプ等で使用される。
ところで、上述した弁開放制御を実現する構成として、可変動弁装置12は、メインカム16の回転運動を1つの吸気バルブの開閉運動に変換する中間部材(例えばロッカーアーム)と、スイッチカム18の回転運動を1つの吸気バルブの開閉運動に変換する中間部材とをそれぞれ備え、これら2つの中間部材を連結/非連結可能な動弁機構を有するものであってもよい。この場合、2つの中間部材が連結状態において、メインカム16及びスイッチカム18の回転力のいずれもが共通の吸気バルブに伝達されることとなる。
また、上述した弁開放制御を実現する構成では、メインカム16及びスイッチカム18の回転力を吸気バルブに伝達する構成としている。しかしながら、本発明は、これに限定されるものではなく、メインカム16及びスイッチカム18の回転力を排気バルブに伝達する構成についても同様に適用可能である。なお、この点は以下の片弁リフト制御、弁停止制御でも同様である。
[片弁リフト制御]
続いて、2つ目の弁制御である片弁リフト制御について、図6を参照して説明する。片弁リフト制御を実現する構成として、可変動弁装置12は、メインカム16の回転力が伝達される吸気バルブと、スイッチカム18の回転力が伝達される吸気バルブとが独立した動弁機構を有する。例えば、メインカム16の回転運動を1つの吸気バルブの開閉運動に変換する中間部材(例えばロッカーアーム)と、スイッチカム18の回転運動を1つの吸気バルブの開閉運動に変換する中間部材とをそれぞれ備えた動弁機構を有する。上述したスイッチカム18以外の動弁機構の構成自体は、公知の技術であるため、その説明は省略する。
このような構成において、ECU50は、スイッチカム18のカムロブA及びカムロブBを常にベース円部として中間部材に作用させるように、スイッチカム18を常時スイッチさせるモード切り替え制御を実施する。これにより、図6に示すように、スイッチカム18側の吸気バルブを弁停止状態(カムプロフィールの設定により微少リフト状態も可能)とすることができる。その結果、筒内にスワール流を生じさせることができ、燃焼改善を図ることができる。
[弁停止制御]
最後に、3つ目の弁制御である弁停止制御について、図7を参照して説明する。弁停止制御を実現する構成として、可変動弁装置12は、2つのスイッチカム18の回転力が共通の又は個別の吸気バルブに伝達される動弁機構を有する。例えば、2つ目の弁制御で述べた動弁機構において、図1に示すメインカム16に変えてスイッチカム18を備えた動弁機構を有する。
このような構成において、ECU50は、2つのスイッチカム18のカムロブA及びカムロブBを常にベース円部として中間部材に作用させるように、2つのスイッチカム18を常時スイッチさせるモード切り替え制御を実施する。これにより、図7に示すように、吸気バルブを弁停止状態とすることができる。その結果、触媒貴金属の低減や回生効率の向上を図ることができる。
以上説明したように、本発明に係るスイッチカム18によれば、カムピースが一体形成されているため、強度、剛性を高く維持することができる。また、カムシャフト14の軸心とカムピース24重心とをオフセットすることによりカム位相を可変制御することができる。さらに、動弁機構の複雑化・肥大化を抑制しつつ、上述した弁開放制御、片弁リフト制御、弁停止制御を実現することができる。
尚、上述した実施の形態1においては、カムシャフト14が前記第1の発明における「カムシャフト」に、カムピース24が前記第1の発明における「カムピース」に、カムロブAが前記第1の発明における「第1カムロブ」に、カムロブBが前記第1の発明における「第2カムロブ」に、貫通孔26が前記第1の発明における「貫通孔」に、通常モードが前記第1の発明における「第1モード」に、切替モードが前記第1の発明における「第2モード」に、ECU50によるモード切り替え制御が前記第1の発明における「モード変更手段」に、油路36aが前記第3の発明における「第1油路」に、油路36bが前記第3の発明における「第2油路」に、それぞれ相当している。
実施の形態2.
[可変動弁装置12の概略構成]
次に、図8〜図11を用いて本発明の実施の形態2について説明する。図8は、本実施形態の可変動弁装置12をカムシャフト14の軸方向から示した概略図である。図8において、カムシャフト14、カムピース24の形状については図2で説明した内容と同じであるため、同一の符号を付してその説明を省略する。
図8(A)に示すように、カムシャフト14と平行に配置されたロッカーシャフト60を備えている。ロッカーシャフト60には、ロッカーアーム62が回転自在に取り付けられている。ロッカーアーム62の中央部位には、カムピース24と接することができる位置に、図示省略するローラが回転可能に取り付けられている。また、ロッカーアーム62におけるロッカーシャフト60の反対側の端部には、バルブ64(吸気バルブ又は排気バルブ)の基端部が当接している。
ロッカーシャフト60は、HLA(Hydraulic Lash Adjuster)66を介して内燃機関10の静止部材である図示省略するカムキャリア(或いはシリンダヘッド等)に支持されているものとする。このため、ロッカーアーム62は、HLA66から押し上げ力を受けることによって、カムピース24に向けて付勢されている。また、ロッカーアーム62は、バルブスプリング68の付勢力(反力)によってカムピース24に押し付けられている。上記のように構成されたロッカーアーム62は、スイッチカム18の作用力とHLA66及びバルブスプリング68の付勢力との協働により、ロッカーシャフト60を支点として揺動するようになる。ロッカーアーム62が揺動されることにより、バルブ64は開閉されるようになっている。
上述した実施の形態1における弁停止制御は、一例として、触媒貴金属低減のために燃料カット(F/C)と共に実施される。好適に弁停止制御を実現するためには、サイクルバイサイクルでモードを切り替えることのできる応答性及び確実性の高い動弁機構が求められる。しかしながら、従来のカムピースでは慣性重量が大きく、応答性の高い可変制御は難しい。上述した特許文献2(特開2009−264200号公報)に開示されているロッカーアームの連結および分離を連結ピンで切り替える機構も、低回転で使用されるものであり、高回転では確実性が低く、また機構も複雑である。
これに対して、本発明に係るスイッチカム18のカムピース24は、カムシャフト14の断面積よりも大きな貫通孔26を有しており、従来のカムピースに比して慣性重量が小さい。さらに、図8(A)の矢印γ方向にバルブスプリング68の反力が常時加わっていることに着目すると、バルブスプリング68の反力を利用することができる。そこで、本実施形態の可変動弁装置12では、バルブスプリング68の反力を利用して、カムピース24をスイッチさせることにより、通常モードと切替モードとを高速に切り替えることとした。
[スイッチカム18のモード切り替え動作]
図8を用いて、本実施形態におけるスイッチカム18のモード切り替え動作について説明する。図8(A)は、スイッチ開始点(カム角0deg)を示す図である。ロッカーアーム62は、バルブスプリング68の反力によってカムピース24を常時矢印γ方向に付勢している。
カムシャフト14が反時計回りに回転するに伴い、カムピース24は、そのカムロブB側にバルブスプリング68の反力を受ける(図8(B))。カムピース24は、バルブスプリング68の反力によって矢印δ方向にスイッチを開始する。
その後、カム角90degにおいて通常モードとなりスイッチが完了する(図8(C))。さらに、カム角180degにおいて、次のスイッチが開始される(図8(D))。後述する保持機構によってカムピース24を保持しない間は、スイッチカム18は、カム角180deg毎にモードが切り替わることとなる。この間、ロッカーアーム62に付勢されるカムピースの外周面はベース円部として機能することとなり、応答性・確実性高く閉弁状態を維持することができる。
[スイッチカム18の保持機構]
次に、スイッチカム18のモードを保持する保持機構について図9〜図10を参照して説明する。例えば、通常モードにスイッチした状態を保持する場合には、図8(C)に示すようにスイッチした後、図9に示す保持ON区間(保持制御区間)が終了するまでにカムピース24を固定する保持制御を実施する必要がある。
図10は、上述の保持制御を実現するための具体的な保持機構について説明するための図である。図10(A)は、カムシャフト14及びスイッチカム18を、カムシャフト14の軸線に垂直な平面で切断した断面図である。図10(B)は、カムロブAからカムロブBにかけてカムシャフト14の軸線を含む平面で切断した断面図である。図10において、図3と同様の構成については、同一の符号を付してその説明を簡略又は省略する。
図10(B)に示すように、カムピース24の両側面には、スライド用シール32が貫通孔26を囲むように環状に設けられている。カムシャフト14には、カムピース24の両側面のスライド用シール32を挟み込み、貫通孔26を密閉するシール用ハウジング34が立設されている。シール用ハウジング34は、カムシャフト14と一体に組み付けられ、カムピース24をスイッチさせても貫通孔26の密閉を保つ大きさを有している。
カムシャフト14には、その外周面を貫通し、貫通孔26のカムロブA側とカムロブB側とを連通する連通孔70が形成されている。密閉された貫通孔26及び連通孔70内にはオイルが充填されている。カムシャフト14の内部には、軸方向にスライド可能な板状のスライドベーン72が挿入されている。スライドベーンには穴部74が設けられている。スライドベーン72は、ECU50の出力側に電気的に接続されるソレノイド等のアクチュエータ76によりカムシャフト14の軸方向にスライドされる。
ECU50により、穴部74と連通孔70とが一致するようにスライドベーン72がスライドされることにより、貫通孔26のカムロブA側とカムロブB側とが連通する。このとき、貫通孔26のカムロブA側とカムロブB側との間をオイルが自由に移動できる状態となる。一方、スライドベーン72の穴部74以外の部分で連通孔70が塞がれることにより、貫通孔26のカムロブA側とカムロブB側とが遮蔽される。そのため、オイルが自由に移動できない状態となる。
このような保持機構によれば、穴部74と連通孔70とが一致させて、オイルが自由に移動できる状態とすることによって、バルブスプリング68の反力を利用したスイッチカム18のモード切り替えを実現することができる。加えて、穴部74と連通孔70とをずらして、オイルが自由に移動できない状態とすることによって、スイッチカム18のモードを固定することができる。なお、ECU50による保持制御の制御タイミングは、カム角センサからの入力値に応じて予め設定されている。
以上説明したように、本実施形態の可変動弁装置12によれば、カムシャフト14の回転と、バルブスプリング68の反力とを利用して、応答性及び確実性高くスイッチカム18のモードを切り替えることができる。特別なスイッチ機構を要さず保持機構のみでよいため、モード切り替えに必要な推力を大幅に減少させることできる。さらに、動弁機構の体格縮小、簡素化、低コスト化を図ることが可能となる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、スイッチカム18の保持機構を、油圧式の機構としているが、これに限定されるものではない。例えば、電磁式の保持機構としても良い。図11を参照して具体的に説明する。図11(A)は、カムシャフト14及びスイッチカム18を、カムシャフト14の軸線に垂直な平面で切断した断面図である。図11(B)は、カムシャフト14の上面図である。図10と共通する要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図11に示すように、カムシャフト14の連通孔70にはコイル80が内蔵されている。コイル80は、回転するカムシャフト14に内蔵するため、電源との接続はスリップリングなどを用いる。このような構成において、カムシャフト14がカムロブA側(切替モード)又はカムロブB側(通常モード)のいずれかにあるときにコイル80に通電する。カムピース24には、磁性材料が用いられており磁気回路として使用される。電磁気の特性としてストローク×2〜4乗のオーダーで吸引力特性が変わるため、コイル80内蔵部に近いカムピース面(図11の例では、内円弧部28b)に大きな吸引力が働き、カムシャフト14の外円弧部20とカムピース24の内円弧部28とが吸着された状態で保持される。
尚、上述した実施の形態2においては、バルブ64が前記第2の発明における「バルブ」に、ロッカーアーム62が前記第2の発明における「中間部材」に、バルブスプリング68が前記第2の発明における「付勢手段」に、連通孔70が前記第4の発明における「連通孔」に、オイルが前記第4の発明における「流体」に、スライドベーン72が前記第4の発明における「連通孔開閉手段」に、ECU50が前記第4の発明における「保持手段」に、それぞれ相当している。
実施の形態3.
[可変動弁装置12の概略構成]
次に、図12〜図14を参照して本発明の実施の形態3について説明する。本実施形態の可変動弁装置12は、実施の形態1のスイッチ機構、又は、実施の形態2の保持機構を有するスイッチカム18を備えている。さらに、スイッチカム18のモード切り替えにより、吸気バルブ及び排気バルブ両方の開閉特性を変更することのできる構成を有している。例えば、スイッチカム18が設けられた1つのカムシャフトの回転力を吸気バルブと排気バルブとに作用させるSOHC(Single OverHead Camshaft)形式の動弁機構を備えた構成を有している。このような構成において、ECU50に後述する図13のルーチンを実施させることで実現することができる。
なお、本発明は、吸気バルブと排気バルブとで作用するスイッチカム18が独立しているDOHC(Double OverHead Camshaft)形式の動弁機構においても、スイッチカム18のモードを同時に切り替えさえすれば適用可能である。
カムシャフトと一体に固定された従来のカムは、バルブスプリングの最大荷重を常に同じ部位で受けるためリフト部として機能するカムロブ部に摩耗や耐ピッチング性の問題が生じやすい。そこで、スイッチカム18を備えた本実施形態の可変動弁装置12では、リフト部として使用されるカムロブA、カムロブBの使用状況を算出し、使用状況に応じてスイッチカム18のモードを切り替えることとした。
[特徴的制御]
具体的なスイッチカム18の制御概要について説明する。図12は、スイッチ前とスイッチ後の燃焼サイクルを説明するための図である。上述した図4に示す通り、モードを切り替えることによりカム位相は180deg変更される。その結果、スイッチ後の燃焼サイクルでは、吸気行程が膨張行程に変更される。同様に、圧縮行程が排気行程に、膨張行程が吸気行程に、排気行程が圧縮行程に変更される。そのため、スイッチ後の燃焼サイクルにおいても、スイッチ前の燃焼サイクルと同じ順番でバルブが開閉されることとなる。ここで、点火時期、燃料噴射時期を360degCAずらすことにより、スイッチ後の燃焼サイクルが実現される。なお、複数気筒を有する場合には、全気筒でスイッチカム18のモードを切り替える。
図13は、上述の動作を実現するために、ECU50が実行する制御ルーチンのフローチャートである。図13に示すルーチンでは、まず、ステップS100において、スイッチカム18のカムロブAをリフト部として機能させる通常モードであるか否かが判定される。通常モードであるか否かは、ECU50の制御データから判定することができる。
通常モードである場合には、次に、カムロブAの蓄積負荷が算出される(ステップS110)。具体的には、負荷は、カムロブAに作用する面圧とバルブリフト回数との積として算出される。
ここで、カムロブAに作用する面圧は、エンジン回転数から算出される。ECU50には、図14に示すような、エンジン回転数とカムロブ面圧との関係を定めた関係マップが記憶されている。この関係マップは、低回転ほど面圧が高い関係にあり、面圧の傾きは、バルブスプリング荷重及びリフト量の設計に応じて予め定められている。この関係マップからエンジン回転数に応じたカムロブ面圧が算出される。
また、バルブリフト回数は、走行距離とエンジン回転数との積として算出される。よって、負荷を算出することができる。さらに、負荷を累積することにより、カムロブAの蓄積負荷が算出される。
一方、ステップS100において、カムロブBがリフト部として機能する切替モードであると判定される場合には、カムロブBの蓄積負荷が算出される(ステップS120)。カムロブBの蓄積負荷は、ステップS110の処理と同様の処理を実行することにより算出することができる。
その後、ステップS130において、カムロブAの蓄積負荷がカムロブBの蓄積負荷よりも設定値以上大きいか否かが判定される。ステップS130の判定条件が成立しない場合には、本ルーチンの処理は終了される。一方、ステップS130の判定処理が成立する場合には、スイッチカム18を切替モードに変更する(ステップS140)。
以上説明したように、図13に示すルーチンによれば、リフト部として使用されるカムロブの蓄積負荷の増大に応じて、スイッチカム18のモードを切り替えることができる。このため、本実施形態の可変動弁装置12によれば、カムロブの蓄積負荷を分散させることができ、負荷によるカムロブの疲労を最大1/2にできる為、品質保証を最大2倍にすることが可能となる。
ところで、上述した実施の形態1のシステムにおいては、ステップS130の判定条件が成立しない場合には、本ルーチンの処理を終了することとしているが、これに限定されるものではない。続けて、カムロブBの蓄積負荷がカムロブAの蓄積負荷よりも設定値以上大きいか否かを判定し、この判定条件が成立する場合に、スイッチカム18を通常モードに変更する処理を加えることとしてもよい。
尚、上述した実施の形態3においては、ECU50が、上記ステップS110の処理を実行することにより前記第5の発明における「負荷算出手段」が、上記ステップS130の処理を実行することにより前記第5の発明における「蓄積負荷判定手段」が、上記ステップS140の処理を実行することにより前記第5の発明における「負荷分散手段」が、それぞれ実現されている。
10 内燃機関
12 可変動弁装置
14 カムシャフト
16 メインカム
18 スイッチカム
20a、20b 外円弧部
22a、22b 平面部
24 カムピース
26 貫通孔
28a、28b 内円弧部
30a、30b スライド面部
32 スライド用シール
34 シール用ハウジング
36a、36b 油路
38 OCV(Oil Control Valve)
50 ECU(Electronic Control Unit)
52 カム角センサ
54 クランク角センサ
60 ロッカーシャフト
62 ロッカーアーム
64 バルブ
66 HLA(Hydraulic Lash Adjuster)
68 バルブスプリング
70 連通孔
72 スライドベーン
74 穴部
76 アクチュエータ
80 コイル
A、B カムロブ

Claims (5)

  1. カムシャフトと、
    前記カムシャフトと同期して回転する別体のカムピースと、
    前記カムピースの外周面に形成され、リフト部又はベース円部として機能する第1カムロブ、及び、ベース円部又はリフト部として機能する第2カムロブと、
    前記カムピースの両側面を貫通し、前記カムシャフトの周長よりも長い周長を有する貫通孔と、
    前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記カムピースの重心と前記カムシャフトの軸線との距離を変更することにより、前記第1カムロブをリフト部として機能させると共に前記第2カムロブをベース円部として機能させる第1モードと、前記第1カムロブをベース円部として機能させると共に前記第2カムロブをリフト部として機能させる第2モードと、を変更するモード変更手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記カムピースとバルブとの間に介在し、前記カムピースの回転運動を該バルブの開閉運動に変換して伝達する中間部材と、
    前記カムピースに向けて前記中間部材を常時付勢する付勢手段と、を更に備え、
    前記モード変更手段は、前記付勢手段に常時付勢される前記中間部材が回転する前記カムピースを付勢することにより、前記カムピースの重心と前記カムシャフトの軸線との距離を変更すること、
    を特徴とする請求項1記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記カムシャフトの内部に設けられ、前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記貫通孔の前記第1カムロブ側に接続される第1油路、及び、前記貫通孔の前記第2カムロブ側に接続される第2油路を更に備え、
    前記モード変更手段は、前記第1油路に油圧を供給することにより前記第1モードに変更し、前記第2油路に油圧を供給することにより前記第2モードに変更すること、
    を特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記カムシャフトの外周面を貫通し、前記貫通孔に前記カムシャフトが挿入された状態で、前記貫通孔の前記第1カムロブ側と前記第2カムロブ側とを連通する連通孔と、
    前記貫通孔及び前記連通孔内に充填された流体と、
    前記連通孔を開閉する連通孔開閉手段と、
    前記第1モード又は前記第2モードに変更された状態で、前記連通孔開閉手段により前記連通孔を閉じる保持手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記第1カムロブをリフト部として機能させた場合に前記第1カムロブに加わる負荷を算出する負荷算出手段と、
    前記負荷算出手段により算出された負荷の蓄積値が設計値を超えるか否かを判定する蓄積負荷判定手段と、を更に備え、
    前記蓄積値が前記設計値を超えた場合に、前記モード変更手段により前記第2モードに変更する負荷分散手段、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の内燃機関の可変動弁装置。
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