JP2012101692A - 車両用変速機のシフト装置 - Google Patents

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治 小木
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Abstract

【課題】シフトレバーの誤操作を防止した車両用変速機のシフト装置を提供する。
【解決手段】車両前後方向に直列に配置された第1のシフトゲート40と前進ポジション(D)52とが、第1のシフトゲート40の中間位置に配置された中立ポジション(N)46の位置で、幅方向に延びるゲートで連結されている。シフトレバー20が駐車ポジション(P)44から抜け出ると、所定時間ロック状態となる。これにより、シフトレバー20を前進ポジション(D)52に移動させようとしたとき、中立ポジション(N)46でロックがかかり、シフトレバー20を前進ポジション(D)52に確実に移動できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用変速機のシフト装置に関する。
車両に搭載された自動変速機を操作するシフト装置は一般に、シフトゲートで案内されるシフトレバーを備え、運転者がシフトレバーを操作して、複数のシフトポジションの中から一つのポジションを選ぶことにより、自動変速機の変速段を切り換える構造を有している。
シフト装置のシフトゲートには、特許文献1にも開示されているように車両前後方向に直線状に延びたゲートに、駐車ポジション(P)、後進ポジション(R)、中立ポジション(N)、前進ポジション(D)の順で各ポジションを直列に配置した構造がある。シフトレバーで、これら直列に並ぶ各ポジションのいずれかを選択することによって、自動変速機の変速段を目的とするポジションに変更する。
特開2007−45390号公報
ところで、駐車ポジション(P)、後進ポジション(R)、中立ポジション(N)、前進ポジション(D)を直列に配置させると、シフトゲートのシフトパターンが車両前後方向に大きく延びることとなり、シフトゲートのシフトパターンがコンパクトに収まりにくいという問題があった。
更に、シフト装置をインストルメントパネルに備える車両においては、前後方向に長いシフトゲートは、車両前後方向でのスペース的な制約の有るインストルメントパネルのパネル部分に配置すること自体が、かなりの負担となっていた。
その上、駐車ポジションがシフトゲートの上端に位置しており、シフトレバーを駐車ポジションに設定すると、インストルメントパネルに配置された空調機器やオーディオ機器などと干渉し、空調機器やオーデォ機器のスイッチ類の視認性を妨げたり、操作スイッチ類の操作がしにくくなるおそれがあった。
そこで発明者らは、駐車ポジションと中立ポジションと後進ポジションを、この順に、車両前後方向に直列に配置される第1のシフトゲートと、中立ポジションから車両の幅方向側方に前進ポジションを配置させた第2のシフトゲートとを備えた車両用シフト装置を考えた。
このシフトパターンは、車両前後方向の長さが短くなり、かつ駐車ポジションにシフトレバーを移動させても、空調機器やオーデォ機器のスイッチ類との干渉が防止される。
しかしながら上記構成のシフト装置においては、駐車ポジションから前進ポジションにシフトレバーを移動させようとした場合、シフトレバーが中立ポジションに達した時点でシフトレバーを車両幅方向に移動させる必要があり、操作の勢いで、シフトレバーが中立ポジションを通過して後進ポジションに移動してしまうことが考慮された。このように後進ポジションにシフトレバーが移動すると、変速段が後進に設定され、クリープにより、運転者が意図しない後方に車両が走行を開始してしまうことが考えられる。
本発明は上記課題を解決し、シフトレバーを駐車ポジションから前進ポジションに移動させようとしたとき、誤ってシフトレバーが後進ポジションに移動することなく、前進ポジションに確実に設定できる車両用シフト装置を提供することを目的とする。
本発明は、車両用変速機のシフト装置を次のように構成した。
シフト装置は、駐車ポジションと中立ポジションと後進ポジションの各ポジションを、車両前後方向に沿って直列に、かつ車両前方からこの順で配置した第1のシフトゲートと、中立ポジションから車両幅方向に移動した位置に前進ポジションを配置させた第2のシフトゲートとを備えている。
またシフト装置は、シフトレバーにシフトロック手段を備え、シフトレバーを駐車ポジションから中立ポジションに移動させる場合に、シフトレバーを固定するロックがシフトロック手段により作用する。駐車ポジションにおけるシフトロック手段によるロック作用は、ブレーキペダルを踏むと解除され、シフトレバーが移動可能となる。
更にシフト装置は、ブレーキペダルの踏み込みによりシフトロック手段のロック作用が解除され、シフトレバーが駐車ポジションから離れると、直ちにシフトロック手段に所定時間作動させる。すなわち、中立ポジションから後進ポジションへのシフトレバーの移動が所定時間ロックされる。
シフトロック手段が作動する所定時間は、例えば運転者が前進ポジションにシフトレバーを設定することを所望して駐車ポジションからシフトレバーを操作した場合において、駐車ポジションからシフトレバーが離れたときからシフトレバーが中立ポジションに達するまでに要する時間より長く、かつ運転者が後進ポジションにシフトレバーを設定することを所望して駐車ポジションからシフトレバーをゆっくり操作した場合において、駐車ポジションからシフトレバーが離れたときからシフトレバーが中立ポジションに達するまでの時間より短い時間である。
本発明にかかる車両用変速機のシフト装置によれば、運転者が前進ポジションを所望して駐車ポジションからシフトレバーを操作すると、シフトレバーが中立ポジションに達した時点で、シフトレバーにはロック作用がかかる。するとシフトレバーの作動が中立ポジションの位置で一度止められ、後進ポジションにシフトレバーを移動できなくなる。
そして、車両幅方向に向けてシフトレバーに力をかけると、シフトレバーが前進ポジションに移動し、ギヤ段が前進段に設定される。これにより、駐車ポジションから前進ポジションにシフトレバーを移動させようとしたとき、シフトレバーが後進ポジションに移動してしまう誤操作が防止できる。
また、運転者が後進ポジションを所望して駐車ポジションからシフトレバーを操作すると、通常急な動きはしないためシフトレバーが中立ポジションを通過する時点では、シフトロック手段によるロック作用は解除されており、支障なくシフトレバーを後進ポジションに移動できる。
本発明にかかる車両用変速機のシフト装置の一実施形態を示す斜視図である。 同シフト装置のシフトパターンの一例を示す平面図である。 車両のインストルメントパネルを示す正面図である。
本発明にかかる車両用変速機のシフト装置の一実施形態について、図を用いて説明する。
図1に、シフト装置2とその制御装置4を示し、図2に、シフト装置2のシフトパターン6を示し、図3に、車両(図示せず。)内に設けられたインストルメントパネル8を示す。
インストルメントパネル8は、図3に示すように右方にハンドル10とメーターパネル12が設けられ、左方にコンソールボックス14が設けられている。そしてインストルメントパネル8の中央部分には、空調機器やオーディオ機器などのスイッチ類16、18が配置され、それらの下方にシフト装置2が設けられている。
シフト装置2は、図1に示すようにシフトレバー20と、シフトゲート板22と、シフトレバーユニット24と、シフトロック手段としてのシフトロック装置26などから構成されている。
シフトレバー20は、車両前後方向(シフト方向)と車両左右方向(セレクト方向)の双方に移動自在に設けられており、後述するシフトゲート30の案内に沿って、複数のシフトポジションの中から一つのシフトポジションに移動するように構成されている。
シフトゲート板22は、シフトゲート板22の表裏を貫通してシフトゲート30が形成されており、インストルメントパネル8に固定してある。シフトレバー20は、シフトゲート30の内側に移動自在に設けられている。シフトレバー20を移動されると、その移動状況は逐次シフトレバーユニット24で検出される。
シフトレバーユニット24は、ポジション位置検出部25やシフトロック装置26を具え、ポジション位置検出部25がシフトレバー20の作動を検出し、検出したシフトレバー20の作動状態をポジション信号として制御装置4に送出する。また制御装置4からの指示により、シフトロック装置26がシフトレバー20を所定の位置で固定する。
制御装置4は、シフトレバーユニット24からのポジション信号の他、ブレーキペダル33の作動を検出するブレーキ作動検出センサ34からのブレーキ作動信号、また例えばアクセルペダル検出センサからのアクセル開度信号、車両の走行速度を表す車速信号、エンジンの回転数を表すエンジン回転数信号などが図示しない各種センサ類から入力され、これら各種信号に基づき、変速機36やシフトロック装置26を制御する。
変速機36は、車両用の自動変速機であり、図示しないエンジンに連結し、エンジンからの回転を変速して、車両の駆動輪(図示せず。)に伝達する。変速機36は、例えばデュアルクラッチ変速機であり、変速段を自動に変速する自動変速モードと、手動操作により変速する手動変速モードとを備え、選択されたいずれのモードでも変速が可能となっている。
図2に、シフトゲート30のシフトパターン6を模式的に示す。シフトゲート30は、第1のシフトゲート40と、第2のシフトゲート42とを備えている。第1のシフトゲート40は、車両前後方向に直線状に延びている。第1のシフトゲート40には、駐車ポジション(P)44と、中立ポジション(N)46と、後進ポジション(R)48の3つのポジションが、これらの順で車両の前方から直列に配置されている。
第2のシフトゲート42は、中央に前進ポジション(D)52を有し、前進ポジション(D)52を中心して車両の前後方向に沿ってシフトアップポジション(+)54とシフトダウンポジション(−)56が形成されている。第1のシフトゲート40と第2のシフトゲート42の間には、車両の幅方向(図では左方向)に延びる連結ゲート50が形成され、中立ポジション(N)46と前進ポジション(D)52とが連結ゲート50により連結されている。
シフトアップポジション(+)54とシフトダウンポジション(−)56は、前進ポジション(D)52を中心として車両前後方向に沿った前後両側にそれぞれ配置されている。シフトアップポジション(+)54は、現在選択されている変速段から変速段を一段シフトアップさせるポジションで、シフトダウンポジション(−)56は、現在選択されている変速段から変速段を一段シフトダウンさせるポジションである。
更に前進ポジション(D)52の車両幅方向に沿った左方には、第3のシフトゲート60が形成されている。第3のシフトゲート60の端部には、自動変速モードと手動モードとを切り換える変速モード切換ポジション62(A/M)が設けられている。このようにシフトゲート30は、第1のシフトゲート40と第2のシフトゲート42により、ほぼH型に形成されている。
次に、シフトレバー20による変速機36の変速操作について説明する。
運転者がシフトレバー20をシフトゲート30に沿って移動させると、その操作内容はポジション位置検出部25が検出し、検出結果が制御装置4に送出される。例えば、前進ポジション(D)52にシフトレバー20を移動させると、シフトレバー20が前進ポジション(D)52に移動した旨をポジション位置検出部25が制御装置4に送り出す。
またシフトレバー20は、前進ポジション(D)52に位置しているとき、シフトアップポジション(+)54、シフトダウンポジション(−)56、もしくは変速モード切換ポジション(A/M)62へ移動させると、ばね力(復元力)により、再び前進ポジション(D)52の位置に復帰するものとなっている。
制御装置4は、ポジション位置検出部25から送られてきたシフトレバー20の操作内容と、他のセンサから送られてきた信号などを基準にして変速機36を制御する。
例えば制御装置4は、シフトレバー20で駐車ポジション(P)44が選択されたときは、変速機36の出力軸の回転を規制する規制機構(図示しない)を作動させ、中立ポジション(N)46が選択されたときは、変速機36の入力軸に有るクラッチ装置(図示しない)を切り離し、後進ポジション(R)48が選択されたときは、変速段を後進段に切り換え、前進ポジション(D)52が選択されたときは、予め設定された自動変速パターンにしたがって変速段を車両のアクセルペダルの開度や車速やエンジン回転数の信号に基づき、自動変速する自動変速モードに切り換える。
更に制御装置4は、自動変速モードで走行中にシフトアップポジション(+)54が選択されたときは、自動変速モードから運転者の意図で変速操作を可能とする手動変速モードに切り換えると共に、現在選択されている変速段を1段シフトアップする。同様にシフトダウンポジション(−)56が選択されたときは、自動変速モードから手動変速モードに切り換え、現在選択されている変速段を1段シフトダウンする。
また自動変速モードで走行中に変速モード切換ポジション(A/M)62が選択されたときは、現在選択されている変速段を保って自動変速モードから手動変速モードに切り換えられる。また、逆に手動変速モードで走行中に変速モード切換ポジション(A/M)62が選択されたときは、手動変速モードから自動変速モードに切り換えられる。
更に手動変速モードで走行中にシフトアップポジション(+)54やシフトダウンポジション(−)56が選択されたときは、手動変速モードを保持したまま、現在選択されている変速段を1段シフトアップしたりダウンさせる。
また制御装置4は、シフトロック装置26を制御して、シフトレバー20をロック状態に設定する。シフトロック装置26は、少なくともシフトレバー20が駐車ポジション(P)44に配置されていると作動し、シフトレバー20をロックし、シフトレバー20を駐車ポジション(P)44の位置に固定させる。
そして制御装置4は、制御装置4に入力される車速情報に基づき車両が停止されている状態であると検出されると共に、ブレーキペダル33のブレーキ操作を検出するブレーキ作動検出センサ34からブレーキが作用しているとの信号を受けると、シフトロック装置26のロック動作を解除し、シフトレバー20を移動可能とする。これにより、車両が停止していないと、駐車ポジション(P)44から中立ポジション(N)46や後進ポジション(R)48などへのシフトチェンジ、また中立ポジション(N)46から駐車ポジション(P)44へのシフトチェンジが行なえないようにしている。
更に制御装置4は、ロック作用が解除された状態で駐車ポジション(P)44に位置しているシフトレバー20が運転者により操作されると、駐車ポジション(P)44から外れたことをポジション位置検出部25からの検出信号で感知してから所定時間、例えば0.5秒間シフトロック装置26を作動させる。
このシフトロック装置26を作動させる所定時間は、例えば運転者がシフトレバー20を駐車ポジション(P)44から前進ポジション(D)52に移動させようとしてシフトレバー20を操作した場合において、シフトレバー20が駐車ポジション(P)44を離れて中立ポジション(N)46に達する時間より長く、かつ運転者がシフトレバー20を駐車ポジション(P)44から後進ポジション(R)48に移動させようとしてシフトレバー20をゆっくり操作した場合において、シフトレバー20が駐車ポジション(P)44を離れて中立ポジション(N)46に達する時間より短い時間とする。この所定時間は、0.5秒に限定されるものでなく適宜設定でき、また運転者の操作内容を学習し、それに基づき所定時間を変更可能としてもよい。
次に、シフト装置2の作用について説明する。
今シフトレバー20が、駐車ポジション(P)44に配置されており、この状態から自動変速走行あるいは手動変速走行を行うものとする。すなわちシフトレバー20は、シフトロック装置26により駐車ポジション(P)44に保持されている。運転者は、ブレーキペダル33を踏んでブレーキ操作を行う。すると、シフトロック装置26によるシフトレバー20の移動規制が解除され、シフトレバー20は駐車ポジション(P)44から移動可能な状態となる。
ここで、自動変速走行を行うとする。このときはブレーキペダル33を踏んだまま、シフトレバー20を駐車ポジション(P)44から手前に引き、中立ポジション(N)46の位置で左方に移動させ、前進ポジション(D)52にシフトレバー20を移動させる。
シフトレバー20が前進ポジション(D)52に移動されれば、変速機36は前進モードに設定され、運転者がアクセルペダル(図示せず。)を適宜踏み込むことにより、エンジンが駆動し、また変速機36が変速段を適宜変速して車両が走行する。
そして、シフトレバー20を駐車ポジション(P)44から前進ポジション(D)52に移動させる際、次の制御が行われる。シフトレバー20を作動させ、駐車ポジション(P)44からシフトレバー20が外れたことを制御装置4が感知すると、制御装置4は、シフトロック装置26を0.5秒間作動させる。
シフトロック装置26が作動することにより、シフトレバー20が駐車ポジション(P)44、あるいは中立ポジション(N)46に位置しているとそのポジションからの移動が規制される。尚シフトロック装置26が作動しても、駐車ポジション(P)44と中立ポジション(N)46の間など、ポジション間でシフトレバー20が移動することや、いずれかのポジションにシフトレバー20が入ることは規制を受けることなく実行できる。
そして、シフトロック装置26が作動してる時間内にシフトレバー20が中立ポジション(N)46に達すると、シフトロック装置26によるロック作用によりシフトレバー20は中立ポジション(N)46から後進ポジション(R)48への移動が規制される。この状態でシフトレバー20に左方向への力を加えると、前進ポジション(D)52にシフトレバー20が移動される。
したがって、シフトレバー20は、駐車ポジション(P)44から一気に後進ポジション(R)48に移動することがなく、中立ポジション(N)46を経由して確実に前進ポジション(D)52に移動する。
一方後進走行を行うときは、車両停止状態でブレーキペダル33を踏んだ状態で、シフトレバー20を駐車ポジション(P)44から中立ポジション(N)46を介して後進ポジション(R)48へ移動させることとなる。これはシフトレバー20を直線的に移動させるだけであるので、確実に行うことができる。また、ゆっくり確実に操作すれば、ロック作用がシフトレバー20を操作してから0.5秒間あっても、シフトレバー20が中立ポジション(N)46を通過する際にはロック作用が解除され、シフトレバー20は支障なく中立ポジション(N)46を通過して後進ポジション(R)48まで移動する。
次に、自動変速モードで走行中、運転者の意図で変速を行う場合について説明する。このとき運転者は、前進ポジション(D)52に配置されているシフトレバー20を前進ポジション(D)52から、シフトアップポジション(+)54、またはシフトダウンポジション(−)56、あるいは変速モード切換ポジション(A/M)62へ移動させる。
例えば、設定されている変速段から1段上の変速段に変速させる場合は、シフトレバー20を前進ポジション(D)52からシフトアップポジション(+)54へ移動させる。すると、自動変速モードから手動変速モードに切り換ると共に、現在の変速段から1段アップした変速段が選択される。また、シフトレバー20は、シフトアップポジション(+)54に到達した後、ばね作用により前進ポジション(D)52の位置に復帰する。シフトレバー20の自動復帰は、シフトダウンポジション(−)56、変速モード切換ポジション(A/M)62への移動も同様である。
また、設定されている変速段から1段下の変速段に変速する場合は、シフトレバー20を前進ポジション(D)52からシフトダウンポジション(−)56へ移動させる。すると、自動変速モードの場合は手動変速モードに切り換わり、また手動変速モードであれば手動変速モードのままで、変速段が1段下の変速段に変速される。
更に自動変速モードの場合で、現在設定されている変速段を保つ場合は、シフトレバー20を前進ポジション(D)52から変速モード切換ポジション(A/M)62へ一度移動させる。すると、現在の変速段が保たれた状態で自動変速モードから手動変速モードに切り換る。
また手動変速モードで走行中、自動変速モードへ復帰したい場合は、前進ポジション(D)52にあるシフトレバー20を変速モード切換ポジション(A/M)62へ一度移動させる。すると、手動変速モードから自動変速モードに切り換り、再び自動変速モードにより変速段が切り換る走行に移行する。
自動変速モードにより目的の場所に車両が到着し、車両を駐車させたとする。運転者は、車両を停止させた後、ブレーキペダル33を踏み込んだまま、前進ポジション(D)52にあるシフトレバー20を中立ポジション(N)46を介して駐車ポジション(P)44ヘシフトチェンジする。ここで、シフトロック装置26の規制は、車両停止状態およびブレーキ操作により解除され、駐車ポジション(P)44への出入りを許しているから、シフトレバー20のレバー操作で、後進ポジション(R)48を通過することなく、駐車ポジション(P)44に設定される。
変速機36の出力軸は、規制機構(図示しない)でロックされる(駐車モード)。続いてブレーキペダル33から足を離すと、シフトロック装置26が作動し、駐車ポジション(P)44に有るシフトレバー20が駐車ポジション(P)44に固定される。
シフト装置2は、シフトゲート30が、駐車ポジション(P)44、中立ポジション(N)46、後進ポジション(R)48を車両前後方向に直列に配置させ、かつ前進ポジション(D)52を中立ポジション(N)46から車両左方向に配置したシフトパターン6を有しているので、前進ポジション(D)52または中立ポジション(N)46から駐車ポジション(P)44へのシフトチェンジが、後進ポジション(R)48を通ることなく行うことができる。
更に、駐車ポジション(P)44から前進ポジション(D)52にシフトレバー20を移動させる際には、所定時間ロックが作用するので、シフトレバー20が後進ポジション(R)48に移動してしまう誤操作をなくすことができ、確実に前進ポジション(D)52にシフトレバー20を移動できる。
また前進ポジション(D)52が、中立ポジション(N)46に対して車両の左右方向に配置されるので、シフトパターン6の車両前後方向の長さが抑えられ、シフトパターン6をコンパクトに設定することができる。
またシフト装置2のシフトパターン6が、車両前後方向に対して短くなるので、図3に示すような車両前後方向のスペースが限られているインストルメントパネル8にシフト装置2を据え付けるような場合には特に有効で、容易にシフト装置2をインストルメントパネル8に据え付けることができる。しかも、この場合、車両前後方向の長さが短いので、駐車ポジション(P)44にシフトレバー20を配置した場合でも、インストルメントパネル8に配置された空調機器やオーディオ機器のスイッチ類16や18の視認性や操作性を妨げることがない。
しかも、手動変速をなすシフトアップポジション(+)54およびシフトダウンポジション(−)56は、前進ポジション(D)52を車両前後方向から挟むように、前進ポジション(D)52の両側の空いている位置に配置してあるので、シフトアップポジション(+)54とシフトダウンポジション(−)56の双方をコンパクトに配置することができ、シフト装置2の小型化が図れる。
加えて、前進ポジション(D)52から車両の左右方向に沿って変速モード切換ポジション(A/M)62を配置したので、シフトゲート30のシフトパターン6は、車両前後方向に長くならず、変速モード切換ポジション(A/M)62もコンパクトに配置でき、シフト装置2の小型化が可能となる。
しかも、手動変速モードのシフトアップ、シフトダウンは、自動変速モード走行中に、シフトアップポジション(+)54あるいはシフトダウンポジション(−)56にシフトレバー20を移動するだけでよく、速やかな変速段の切り換えが行え、良好な変速フィーリングが得られる。
また車両の停止状態とブレーキペダルの操作を検出した場合に、シフトロック装置26の規制が解除されることから、必ず車両は停止している状態からでないと、駐車ポジション(P)44に対してシフトレバー20は出入りができなくなる。それゆえ、駐車ポジション(P)44からのシフトチェンジや駐車ポジション(P)44へのシフトチェンジを安全に行うことができる。
なお、本発明にかかるシフト装置は上述した一実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できる。例えば一実施形態では、インストルメントパネル8にシフト装置2を据え付けた構造を挙げたが、これに限らず、車両の床上やコラムにシフト装置を据え付けた構造としてもよい。
本発明は、車両用変速機のシフト装置に用いられる。
2…シフト装置 4…制御装置 6…シフトパターン 8…インストルメントパネル 16…スイッチ類 20…シフトレバー 22…シフトゲート板 24…シフトレバーユニット 25…ポジション位置検出部 26…シフトロック装置 30…シフトゲート 32…制御装置 34…ブレーキ作動検出センサ 36…変速機 40…第1のシフトゲート 42…第2のシフトゲート 44…駐車ポジション 46…中立ポジション 48…後進ポジション 50…連結ゲート 52…前進ポジション 54…シフトアップポジション 56…シフトダウンポジション 60…第3のシフトゲート 62…変速モード切換ポジション

Claims (5)

  1. 移動可能に設けられたシフトレバーと、前記シフトレバーをシフトポジションに案内するシフトゲートと、前記シフトレバーを所定のシフトポジションに固定させるシフトロック手段とを備え、前記シフトレバーを前記シフトポジションのいずれかに移動して、車両用変速機の変速段を操作するシフト装置であって、
    前記シフトゲートは、駐車ポジション、中立ポジション、後進ポジションの順に車両前後方向に直列に配置された第1のシフトゲートと、前記中立ポジションから車両左右方向のいずれかに延びるゲートにより連結された、前進ポジションを有する第2のシフトゲートとを備え、
    前記シフトロック手段は、前記シフトレバーが前記駐車ポジションに配置されると前記シフトレバーの移動を規制するロック動作が作動し、かつ該ロック動作が解除され前記シフトレバーが前記駐車ポジションを離れた後、再度前記ロック動作を所定時間作動させることを特徴とした車両用変速機のシフト装置。
  2. 前記変速機は、前記車両の速度に基づき、該車両が停止状態であるか否かを検出する車両停止検出手段と、
    前記車両のブレーキペダルがブレーキ操作されているか否かを検出するブレーキ操作検出手段を有し、
    前記シフトロック手段は、前記駐車ポジションから前記中立ポジションへ向かうシフトポジション変更の操作、並びに前記中立ポジションから前記駐車ポジションへ向かうシフトレバーによるシフトポジション変更の操作のときには、前記車両停止検出手段により車両が停止されていることが検出されると共に、前記ブレーキ操作検出手段によりブレーキ操作されていることが検出された場合にシフトレバーのロック動作を解除することを特徴とする請求項1に記載の車両用変速機のシフト装置。
  3. 前記変速機は、変速段を自動変速する自動変速モードと、手動変速する手動変速モードとを有し、
    前記第2のシフトゲートは、前記前進ポジションを車両前後方向で挟むように、現在選択されている変速段からシフトアップを可能にするシフトアップポジションと、現在選択されている変速段からシフトダウンを可能にするシフトダウンポジションとを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用変速機のシフト装置。
  4. 前記シフト装置は、
    前記前進ポジションから車両左右方向のいずれかの方向に、前記自動変速モードと前記手動変速モードを交互に切り換える変速モード切換ポジションが配置された第3のシフトゲートを備えていることを特徴とする請求項3に記載の車両用変速機のシフト装置。
  5. 前記自動変速モードが選択されている走行中に、前記シフトアップポジションまたは前記シフトダウンポジションが選択された場合に、前記自動変速モードから前記手動変速モードに切り換えると共に、現在選択されている変速段を、シフトアップポジションが選択された場合は1段シフトアップし、シフトダウンポジションが選択された場合は1段シフトダウンさせることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の車両用変速機のシフト装置。
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