JP2012057425A - ウインドレギュレータおよびその組立方法 - Google Patents

ウインドレギュレータおよびその組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012057425A
JP2012057425A JP2010203906A JP2010203906A JP2012057425A JP 2012057425 A JP2012057425 A JP 2012057425A JP 2010203906 A JP2010203906 A JP 2010203906A JP 2010203906 A JP2010203906 A JP 2010203906A JP 2012057425 A JP2012057425 A JP 2012057425A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
guide
end member
window regulator
slack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010203906A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5638888B2 (ja
Inventor
Kimihiro Kinoshita
公宏 木下
Yosuke Tsuchimoto
洋介 土本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiroki Corp
Original Assignee
Shiroki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiroki Corp filed Critical Shiroki Corp
Priority to JP2010203906A priority Critical patent/JP5638888B2/ja
Publication of JP2012057425A publication Critical patent/JP2012057425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5638888B2 publication Critical patent/JP5638888B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、前記ガイドに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、前記スライダに設けられ、前記ワイヤを張る方向に付勢するたるみ取り機構と有するウインドレギュレータの組立方法及びウインドレギュレータに関し、組立が容易なウインドレギュレータの組立方法およびウインドレギュレータを提供することを課題とする。
【解決手段】たるみ取り機構45のアッパワイヤ41,ロアワイヤ42の付勢を禁止し、たるんだ状態でアッパワイヤ41,ロアワイヤ42を保持するストッパ手段101を用いてアッパワイヤ41,ロアワイヤ42をたるませ、案内部材へのワイヤの配索を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドと、案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、前記ガイドに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、前記スライダに設けられ、張る方向に前記ワイヤを付勢するたるみ取り機構と、を有するウインドレギュレータおよびその組立方法に関する。
図11を用いて従来のウインドレギュレータを説明する。図において、ガラス2の昇降方向(図11において矢印方向)に沿ってガイドレール1が設けられている。このガイドレール1の上部と下部とは車体側(ドアインナパネル)に取付けられる。
ガイドレール1に設けられたレール部1aには、二つのスライダ3,4が摺動可能に係合している。これら二つのスライダ3,4には、スライダプレート6が設けられている。更に、ガラス2の下部と、スライダプレート6とがねじ7を用いて固着され、ガラス2は、ガイドレール1に沿って矢印方向に昇降可能となっている。
ガイドレール1の上部には、モータ8が設けられ、このモータ8の出力軸には、ドラム9が固着されている。ドラム9は、ガイドレール1にねじ41でもって取付けられるカバー10で覆われている。
ドラム9の円周面には、アッパワイヤ11と、ロアワイヤ12とが巻回されている。そして、ドラム9を一方の方向へ回転させると、アッパワイヤ11がドラム9から繰りだされ、ロアワイヤ12がドラム9に巻き取られるように、アッパワイヤ11,ロアワイヤ12はドラム9の円周面に巻かれている。
ドラム9から出たアッパワイヤ11は、レール部1aに沿って下方に向かって配索され、スライダプレート6に接続されている。ドラム9から出たロアワイヤ12は、レール部1aに沿って下方に向かって配索され、ガイドレール1の下部に回転可能に設けられたロアプーリ(案内部材)13を介して、レール1aに沿って上方に向かって配索され、スライダプレート6に接続されている。
次に、上記構成の作動を説明する。モータ8を駆動することにより、ドラム9が回転する。ドラム9の回転により、ドラム9に巻き掛けられたアッパワイヤ11,ロアワイヤ12のうちの一方側のワイヤはドラム9より繰出され、他方側のワイヤはドラム9に巻き取られる。これらアッパワイヤ11,ロアワイヤ12の移動により、スライダプレート6がガイドレール1に沿って移動し、ガラス2の昇降が行なわれる。
このようなウインドレギュレータにおいては、ワイヤのたるみをとるために、アッパワイヤ11,ロアワイヤ12は、たるみ取り機構15を介してスライダプレート6に接続される。
ここで、たるみ取り機構15の説明を行なう。
スライダプレート6には、ガラス2の昇降方向に沿ってガイド溝19が形成されている。ガイド溝19のガラス2の昇降方向と交差する内壁19a,19bには、アッパワイヤ11,ロアワイヤ12が挿通可能な穴19c19dが形成されている。
外部からこれらの穴19d,19cを挿通し、ガイド溝19内に挿入されたアッパワイヤ11,ロアワイヤ12の先端部には、それぞれ同一構成のワイヤエンド部材17が取り付けられている。ワイヤエンド部材17は、円柱部17aと、円柱部17aの周面に形成されたつば部17bとからなっている。そして、中間部がワイヤを巻回し、一端部がガイド溝19の内壁19a,19bに、他端部がつば部17bに当接するスプリング(付勢手段)21により、アッパワイヤ11,ロアワイヤ12はたるまない方向に付勢されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9-49369号公報
上記構成のウインドレギュレータの組立工程において、ロアワイヤ12をロアプーリ13に掛合させる場合、たるみ取り機構のスプリング21の付勢力に抗して、人手でロアワイヤ12を引っ張り、ロアワイヤ12をたるませ、ロアプーリ13に掛けている。人手でロアワイヤ12を引っ張るので、組み立てにくいという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、組立が容易なウインドレギュレータの組立方法およびウインドレギュレータを提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、前記ガイドレールに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、前記ワイヤを張る方向に付勢するたるみ取り機構と、を有するウインドレギュレータの組立方法において、前記たるみ取り機構の前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を用いて前記ワイヤをたるませ、前記案内部材への前記ワイヤの配索を行なうことを特徴とするウインドレギュレータの組立方法である。
請求項2に係る発明は、ストッパ手段を解除することで、前記たるみ取り機構の前記ワイヤの付勢を開放することを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータの組立方法である。
請求項3に係る発明は、前記たるみ取り機構は、前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、からなり、前記ストッパ手段は、前記ガイドに設けられ、前記ワイヤがたるんだ状態の前記ワイヤエンド部材に係合可能なツメであることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータの組立方法である。
請求項4に係る発明は、前記たるみ取り機構は、前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、からなり、前記ストッパ手段は、前記ガイドに係脱可能に設けられ、前記ガイドに係合すると、前記ワイヤがたるんだ状態で前記ワイヤエンド部材を保持する治具であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータの組立方法である。
請求項5に係る発明は、ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、前記ガイドレールに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、前記スライダに設けられ、前記ワイヤを張る方向に付勢するたるみ取り機構と、を有するウインドレギュレータにおいて、前記たるみ取り機構に、前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を設けたことを特徴とするウインドレギュレータである。
請求項6に係る発明は、前記たるみ取り機構は、前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、からなり、前記ストッパ手段は、前記ガイドに設けられ、前記ワイヤがたるんだ状態の前記ワイヤエンド部材に係合可能なツメであることを特徴とする請求項5記載のウインドレギュレータである。
請求項7に係る発明は、前記ツメは、基端部が前記ガイドの前記ワイヤの進退方向に沿った2つの立壁に形成された凹部にそれぞれ形成され、自然状態では、先端側が前記凹部外に延出し、前記ワイヤをたるませる方向に移動する前記ワイヤエンド部材に押されて、前記先端側が前記凹部内に撓み、前記ワイヤエンド部材が通過すると、再び先端側が前記自然状態に復帰するように形成されていることを特徴とする請求項6記載のウインドレギュレータである。
請求項8に係る発明は、先端側を押すと、前記ツメが破断するノッチラインを前記各ツメの基端側に形成したことを特徴とする請求項7記載のウインドレギュレータである。
請求項1−4に係る発明によれば、前記たるみ取り機構の前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を用いて前記ワイヤをたるませ、前記案内部材への前記ワイヤの配索を行なうことにより、人手でワイヤを引っ張らなくてよいので、組立が容易となる。
請求項5−8に係る発明によれば、前記たるみ取り機構に、前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を設けたことにより、人手でワイヤを引っ張らなくて、前記案内部材への前記ワイヤの配索が行えるので、組立が容易となる。
図2の切断線C−Cでの断面図であってウインドレギュレータ組立時を説明する図である。 実施形態のウインドレギュレータの正面図である。 図2の切断線B−Bでの断面図である。 図2の切断線C−Cでの断面図である 図1の切断線D−Dでの断面図である。 たるみ取り機構の組み立て説明する図である。 たるみ取り機構の組み立て説明する図である。 図5のE部分の拡大斜視図である。 他の実施の形態のハウジングに治具が係合した状態を説明する図である。 は図9の切断線E−Eでの断面図である。 従来のウインドレギュレータを説明する図である。
まず、図2−図4を用いて、実施形態のウインドレギュレータを説明する。図2は実施形態のウインドレギュレータの正面図、図3は図2の切断線B−Bでの断面図、図4は図2の切断線C−Cでの断面図である。
図2において、ガラス32の昇降方向(図2において矢印方向)に沿ってガイドレール31が設けられている。このガイドレール31の上部と下部とは車体側(ドアインナパネル)に取付けられる。
ガイドレール31に設けられたレール部31aには、二つのスライダ33,34が摺動可能に係合している。これら二つのスライダ33,34には、金属製のスライダプレート36が設けられている。更に、ガラス32の下部と、スライダプレート36とがねじ37を用いて固着され、ガラス32は、ガイドレール31に沿って矢印方向に昇降可能となっている。
ガイドレール31の上部には、モータ38が設けられ、このモータ38の出力軸には、ドラム39が固着されている。ドラム39は、ガイドレール31にねじでもって取付けられるカバー40で覆われている。
図3に示すように、ドラム39の円周面には、らせん状に溝39aが形成され、アッパワイヤ41と、ロアワイヤ42とが巻回されている。そして、ドラム39を一方の方向へ回転させると、アッパワイヤ41がドラム39から繰りだされ、ロアワイヤ42がドラム39に巻き取られるように、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42はドラム39の円周面に巻かれている。
図2に戻って、ドラム39から出たアッパワイヤ41は、レール部31aに沿って下方に向かって配索され、後述するたるみ取り機構45を介してスライダプレート36に接続されている。ドラム39から出たロアワイヤ42は、レール部31aに沿って下方に向かって配索され、ガイドレール31の下部に回転可能に設けられたロアプーリ(案内部材)43介して、レール部31aに沿って上方に向かって配索され、後述するたるみ取り機構45を介してスライダプレート36に接続されている。
ここで、図2、図4を用いてたるみ取り機構45の説明を行なう。
スライダプレート36には、ガラス32の昇降方向に沿って矩形の穴36aが形成され、この穴36aに射出成形法等により、一面が開放された箱状のハウジング50が取り付けられている。
ハウジング50は、ガラス32の昇降方向と交差する壁部50a,50bと、ハウジング50のワイヤ42の進退方向に沿った2つの壁部50e,50fとを有している。
壁部50a,50bには、穴50c,50dが形成されている。これらの穴50c,50dに、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42が挿通可能な穴が形成されたブッシュ53が嵌合している。
ハウジング50の壁部50a,50bと、壁部50e,50fとに囲まれた空間S1には、一方の面が開放面となった有底円筒状のワイヤエンド部材52が2つ配置されている。これら2つのワイヤエンド部材52は、それぞれの開放面が対向するように配置されている。また、ワイヤエンド部材52の開放面側の周面には、つば部52aが形成されている。更に、ワイヤエンド部材52の底部には、穴52bが形成されている。よって、ワイヤエンド部材52が配置されるハウジング50の空間S1は、ワイヤエンド部材52のワイヤエンド部材52をワイヤの進退方向に案内するガイドとして機能する。
ハウジング50の外部からブッシュ53の穴を挿通し、ハウジング50内に挿入され、更に、ワイヤエンド部材52の穴52bを挿通し、ワイヤエンド部材52内へ進入したアッパワイヤ41,ロアワイヤ42の先端部には、抜け止め部材55がかしめ等の手法により取り付けられている。そして、中間部がワイヤを巻回し、一端部がハウジング50の壁部50a,50bに、他端部がワイヤエンド部材52のつば部52aに当接するスプリング(付勢手段)57により、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42はたるまない方向に付勢されている。
ここで、上記構成の作動を説明する。モータ38を駆動することにより、ドラム39が回転する。ドラム39の回転により、ドラム39に巻き掛けられたアッパワイヤ41,ロアワイヤ42のうちの一方側のワイヤはドラム39より繰出され、他方側のワイヤはドラム39に巻き取られる。これらアッパワイヤ41,ロアワイヤ42の移動により、スライダプレート36がガイドレール31に沿って移動し、ガラス32の昇降が行なわれる。
次に、図1、図5、図8を用いて、たるみ取り機構45に設けられ、ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態でワイヤを保持するストッパ手段の説明を行なう。図1は図2の切断線C−Cでの断面図であってウインドレギュレータ組立時を示す図、図5は図1の切断線D−Dでの断面図、図8は図5のE部分の拡大斜視図である。
図1、図5に示すように、ハウジング50のワイヤの進退方向に沿った2つの壁部50e,50fには、凹部50g,50hが形成されている。この凹部50gによって形成される空間S2には、アッパワイヤ41のワイヤエンド部材52、ロアワイヤ42のワイヤエンド部材52に係合可能なツメ103,105が形成されている。同様に、凹部50hによって形成される空間S3も、アッパワイヤ41のワイヤエンド部材52、ロアワイヤ42のワイヤエンド部材52に係合可能なツメ103,105が形成されている。
凹部50g,凹部50hに形成される一対のツメ103の形状は、凹部50g,凹部50hの底面からワイヤエンド部材52の移動方向と交差する方向に延出する立ち上がり部103aと、立ち上がり部103aから折曲し、先端側がワイヤエンド部材52が移動する空間S1内(凹部50g,凹部50h外)に延出するとともに、係合するワイヤエンド部材52に向かって先端部が互いに近づく方向に延出する係合部103bとからなっている。よって、ツメ103は、先端部がワイヤエンド部材52のつば部52aに当接(係合)し、スプリング57のアッパワイヤ41の付勢を禁止し、たるんだ状態でアッパワイヤ41を保持するストッパ手段101となっている。
同様に、凹部50g,凹部50hに形成される一対のツメ105の形状も、凹部50g,凹部50hの底面からワイヤエンド部材52の移動方向と交差する方向に延出する立ち上がり部105aと、立ち上がり部105aから折曲し、凹部50g,50hからワイヤエンド部材52が移動する空間S1内に延出するとともに、係合するワイヤエンド部材52に向かって先端部が互いに近づく方向に延出する係合部105bとからなっている。よって、ツメ105は、先端部がワイヤエンド部材52のつば部52aに当接(係合)し、スプリング57のロアワイヤ42の付勢を禁止し、たるんだ状態でロアワイヤ42を保持するストッパ手段101となっている。
図8に示すように、ツメ105の立ち上がり部105aのハウジング50の開放面に臨む面には、V溝状のノッチライン105cが形成されている。このノッチライン105cは、凹部50hによって形成される空間S3内に位置するように設けられている。また、ツメ103の立ち上がり部103aのハウジング50の開放面に臨む面にも、ノッチラインが形成されている。このノッチラインも、凹部50gにによって形成される空間S2内に位置するように設けられている。そして、ツメ103,105の先端側をノッチライン103c,105cの開口から底方向に向かって押すと、ノッチライン103c,105c部分で破断するようになっている。
次に、図5−図7を用いて、たるみ取り機構45の組立方法を説明する。図6、図7はたるみ取り機構の組み立てを説明する図である。
まず、たるみ取り機構45にワイヤを組み付けていない状態では、図6に示すように、ツメ103,105の先端側が、ワイヤエンド部材52の移動空間内、即ちガイド内に延出している。
次に、図7に示すように、ハウジング50内にスプリング57を配置し、ハウジング50の外部からブッシュ53の穴,スプリング57内にロアワイヤ42を通し、ワイヤエンドにワイヤエンド部材52を抜け止め部材55を用いて取り付ける。そして、スプリング57の付勢力に抗して、ロアワイヤ42をたるませる方向に移動させる。この時、ツメ105はワイヤエンド部材52に押されて、先端側が凹部50g,50h内に撓む。
そして、ワイヤエンド部材52が通過すると、再び先端側がガイド内に位置するように復帰し、図5に示すように、ツメ105は、先端部がワイヤエンド部材52のつば部52aに当接し、スプリング57のロアワイヤ42の付勢を禁止し、たるんだ状態でロアワイヤ42を保持する。ロアワイヤ42が撓んだ状態で、ロアワイヤ42をロアプーリ43へ係合させ、ロアワイヤ42の配索を行なう。アッパワイヤ41側の組立も同様である。
たるみ取り機構45の組立が終了すると、ツメ103,105の先端側をノッチライン103c,105cの開口から底方向に向かって押し、ノッチライン103c,105c部分で破断し、ノッチライン103c,105cより先端側のツメ103,105を除去する。すると、図4に示すように、スプリング57の付勢力により、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42は張る方向に付勢される。
このような構成によれば、たるみ取り機構45に、ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態でワイヤを保持するツメ(ストッパ手段)103,105を設けたことにより、人手でワイヤを引っ張らなくて、ロアプーリ(案内部材)43へのロアワイヤ42の配索が行えるので、組立が容易となる。
なお、本発明は、上記実施の形態例に限定するものではない。上記実施形態例では、ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態でワイヤを保持するストッパ手段をたるみ取り機構に設けたが、ハウジング50に係脱可能に設けられる治具131であってもよい。図9はハウジングに治具が係合した状態を説明する図、図10は図9の切断線E−Eでの断面図である。
これらの図において、治具131は、スプリング57の付勢力に抗して、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42を引っ張り、アッパワイヤ41のワイヤエンド部材52とロアワイヤ42のワイヤエンド部材52との間隔をあけた状態で、アッパワイヤ41のワイヤエンド部材52とロアワイヤ42のワイヤエンド部材52との間に治具131を挿入する。すると、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42がたるんだ状態でワイヤエンド部材52が保持される。そして、ロアワイヤ42が撓んだ状態で、ロアワイヤ42をロアプーリ43へ係合させ、ロアワイヤ42の配索を行なう。
たるみ取り機構45の組立が終了すると、治具131を取り除く。すると、図4に示すように、スプリング57の付勢力により、アッパワイヤ41,ロアワイヤ42は張る方向に付勢される。
このような構成でも、治具131を用いることにより、人手でワイヤを引っ張らなくて、ロアプーリ(案内部材)43へのロアワイヤ42の配索が行えるので、組立が容易となる。
また、上記実施形態例では、金属製のスライダプレート36に、射出成形法等により、たるみ取り機構45の樹脂製のハウジング50を形成したが、たるみ取り機構のハウジングと、スライダプレートとを樹脂の一体成形で形成してもよい。
更に、上記実施の形態例では、ガラス32は、ねじ37を用いてスライダプレート36に直接取り付けていたが、ガラスの下部に設けられるガラスホルダを介してスライダプレートに取り付けるようにしてもよい。
45 たるみ取り機構
41アッパワイヤ
42 ロアワイヤ
52 ケーブルエンド
57 スプリング
101 ストッパ手段
103,105 ツメ

Claims (8)

  1. ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、
    案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、
    前記ガイドレールに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、
    前記ワイヤを張る方向に付勢するたるみ取り機構と、
    を有するウインドレギュレータの組立方法において、
    前記たるみ取り機構の前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を用いて前記ワイヤをたるませ、前記案内部材への前記ワイヤの配索を行なうことを特徴とするウインドレギュレータの組立方法。
  2. ストッパ手段を解除することで、前記たるみ取り機構の前記ワイヤの付勢を開放することを特徴とする請求項1記載のウインドレギュレータの組立方法。
  3. 前記たるみ取り機構は、
    前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、
    該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、
    前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、
    からなり、
    前記ストッパ手段は、
    前記ガイドに設けられ、前記ワイヤがたるんだ状態の前記ワイヤエンド部材に係合可能なツメであることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータの組立方法。
  4. 前記たるみ取り機構は、
    前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、
    該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、
    前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、
    からなり、
    前記ストッパ手段は、
    前記ガイドに係脱可能に設けられ、
    前記ガイドに係合すると、前記ワイヤがたるんだ状態で前記ワイヤエンド部材を保持する治具であることを特徴とする請求項1または2記載のウインドレギュレータの組立方法。
  5. ガラスの昇降方向に沿って設けられたガイドレールと、
    案内部材を介して配索され、前記ガラスの昇降方向に沿って進退する箇所を有するワイヤと、
    前記ガイドレールに移動可能に係合し、前記ガラスが取り付けられ、前記ワイヤが接続されるスライダと、
    前記スライダに設けられ、前記ワイヤを張る方向に付勢するたるみ取り機構と、
    を有するウインドレギュレータにおいて、
    前記たるみ取り機構に、前記ワイヤの付勢を禁止し、たるんだ状態で前記ワイヤを保持するストッパ手段を設けたことを特徴とするウインドレギュレータ。
  6. 前記たるみ取り機構は、
    前記ワイヤの端部に取り付けられたワイヤエンド部材と、
    該ワイヤエンド部材を前記ワイヤの進退方向に案内するガイドと、
    前記ワイヤを張る方向に前記ワイヤエンド部材を付勢する付勢手段と、
    からなり、
    前記ストッパ手段は、
    前記ガイドに設けられ、
    前記ワイヤがたるんだ状態の前記ワイヤエンド部材に係合可能なツメであることを特徴とする請求項5記載のウインドレギュレータ。
  7. 前記ツメは、
    基端部が前記ガイドの前記ワイヤの進退方向に沿った2つの立壁に形成された凹部にそれぞれ形成され、
    自然状態では、先端側が前記凹部外に延出し、
    前記ワイヤをたるませる方向に移動する前記ワイヤエンド部材に押されて、前記先端側が前記凹部内に撓み、前記ワイヤエンド部材が通過すると、再び先端側が前記自然状態に復帰するように形成されていることを特徴とする請求項6記載のウインドレギュレータ。
  8. 先端側を押すと、前記ツメが破断するノッチラインを前記各ツメの基端側に形成したことを特徴とする請求項7記載のウインドレギュレータ。
JP2010203906A 2010-09-13 2010-09-13 ウインドレギュレータおよびその組立方法 Expired - Fee Related JP5638888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010203906A JP5638888B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 ウインドレギュレータおよびその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010203906A JP5638888B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 ウインドレギュレータおよびその組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012057425A true JP2012057425A (ja) 2012-03-22
JP5638888B2 JP5638888B2 (ja) 2014-12-10

Family

ID=46054845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010203906A Expired - Fee Related JP5638888B2 (ja) 2010-09-13 2010-09-13 ウインドレギュレータおよびその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5638888B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105102748A (zh) * 2013-07-10 2015-11-25 株式会社城南制作所 具备线缆张力增强机构的窗户调节器
CN105579652A (zh) * 2013-07-22 2016-05-11 株式会社城南制作所 车窗开闭调节器
JP2016172951A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社城南製作所 ウインドレギュレータ
JP2016204944A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ
CN107208443A (zh) * 2015-01-15 2017-09-26 株式会社城南制作所 车窗调节器

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6436810B2 (ja) * 2015-02-10 2018-12-12 株式会社城南製作所 ウインドレギュレータ

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003293651A (ja) * 2002-03-28 2003-10-15 Oi Seisakusho Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
JP2007218044A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤガイド構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003293651A (ja) * 2002-03-28 2003-10-15 Oi Seisakusho Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置
JP2007218044A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Mitsui Mining & Smelting Co Ltd ワイヤ式ウインドウレギュレータのワイヤガイド構造

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105102748A (zh) * 2013-07-10 2015-11-25 株式会社城南制作所 具备线缆张力增强机构的窗户调节器
CN105102748B (zh) * 2013-07-10 2017-05-03 株式会社城南制作所 具备线缆张力增强机构的窗户调节器
CN105579652A (zh) * 2013-07-22 2016-05-11 株式会社城南制作所 车窗开闭调节器
CN105579652B (zh) * 2013-07-22 2017-11-21 株式会社城南制作所 车窗开闭调节器
CN107208443A (zh) * 2015-01-15 2017-09-26 株式会社城南制作所 车窗调节器
US10329825B2 (en) 2015-01-15 2019-06-25 Johnan Manufacturing Inc. Window regulator
JP2016172951A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 株式会社城南製作所 ウインドレギュレータ
JP2016204944A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 株式会社ハイレックスコーポレーション ウインドレギュレータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP5638888B2 (ja) 2014-12-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5638888B2 (ja) ウインドレギュレータおよびその組立方法
JP5944882B2 (ja) ウインドレギュレータ及びウインドレギュレータの製造方法
US11136803B2 (en) Window regulator and method of assembling the same
JP6374296B2 (ja) ガイドレール嵌合構造及びウィンドウレギュレータ
JP2009106611A (ja) 自動停止機構付スライドファスナー用スライダー
JP5925198B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP5714839B2 (ja) ウインドレギュレータ
JPWO2014103816A1 (ja) 開閉体開閉装置
JP2015121059A (ja) ウインドレギュレータ
JP3118237U (ja) ウインドレギュレータ用インナーケーブル中継装置
JP2011069059A (ja) ワイヤドラム式のウインドウレギュレータ
JP4017644B2 (ja) ケーブル駆動装置
JP5813376B2 (ja) ウインドレギュレータ
JP5711310B2 (ja) ワイヤ張力増強手段を備えたウインドウレギュレータ
JP4772987B2 (ja) エレベーター巻上機の綱掛け方法
EP3078522A1 (en) Method of assembling a roof assembly and such roof assembly
JP2008057127A (ja) ワイヤ式ウィンドレギュレータ
JP5134842B2 (ja) ワイヤ式ウインドレギュレータ
JP3344374B2 (ja) 長物グロメット用グロメット拡げ機
JP4883571B2 (ja) ワイヤ式ウインドレギュレータ
US20040237699A1 (en) Drive cable and a cable-operated window regulator
JP6625833B2 (ja) 対象物移動装置
JP2014091922A (ja) 駆動装置の取付構造
WO2010150744A1 (ja) ドラム一体型ケーブルテンショナ
JP2014091923A (ja) ワイヤ駆動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140408

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141021

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141023

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5638888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees