JP2012051461A - 可動床構造を有するキャブおよびそれを用いたボーディングブリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】一種類のキャブにより、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の搭乗ができるようにする。
【解決手段】キャブの先端側開口の方向へ伸縮可能、かつ先端側開口の開口幅方向に移動可能な伸縮床と、該開口幅方向に沿って移動可能に、かつ該伸縮床から跳ね上げられるように回動可能に取り付けられるスロープ床と、表側が通路として機能する床と、収納状態で、該床の裏側に、該床の端部に沿った方向の回動軸周りに回動可能に配置される補助床とを備えるキャブおよびそれを具備するボーディングブリッジにより、解決する。
【選択図】図3

Description

この発明は、旅客用航空機に乗客が搭乗するために空港に設置され、航空機の乗降口に接合する航空機用ボーディングブリッジのキャブであって、特に可動床構造を有するキャブおよびそれを用いた航空機用ボーディングブリッジに関する。
旅客機などの航空機には、その側面に、乗客,乗員または作業員(以下、乗客等とよぶ)を機内に導入するための乗降口が配置され、乗降扉により開放または閉鎖される。乗客等が搭乗するために配置される空港ビルディング内の搭乗ゲートから航空機の乗降口までは航空機用ボーディングブリッジ(以下、「PBB:Passenger Boarding Bridge」とよぶ)が、配置される。PBBは、伸縮自在なトンネルと、キャブと、ロタンダとからなる。トンネルは乗客等の搭乗等や関連する作業に応じて、伸縮する。トンネルの一端はロタンダに接続され、他端にはキャブが接続されている。ロタンダは、空港ビルディングに、または空港ビルディングから突出するビルの一部である固定橋に取り付けられ、空港ビルディングとトンネルとを接続する。キャブは、トンネルと乗降口とを接続する。トンネルはロタンダ中心に揺動可能である。本明細書においては、トンネルについてキャブ側を「先端」と、ロタンダ側を「後端」とよぶ。また、キャブについては、乗降口側を「先端」と、トンネル側を「後端」とよぶ。
キャブは、トンネルの先端側に接続されていて、回転または上下降して乗降口への接合するための位置の微調整を行うものである。乗客等の航空機内に搭乗または降機(以下、搭乗等とよぶ)するためにPBBが使用される場合には、航空機はPBB付近に駐機される。PBBはロタンダによる回転動作と、トンネルが航空機の乗降扉に向かって伸張することにより航空機に大きく近づく。キャブが航空機の乗降扉に近づいた段階で、トンネルの伸張を停止し、キャブにより微調整をしながら、航空機の乗降扉に接合する。航空機の乗降扉にほぼ合致したところでPBBが固定され、乗降扉が開かれ乗客等の搭乗等が可能となる。乗客等は、PBBを利用して、天候にかかわらずに、航空機内への安全な搭乗等ができる。
従前は、航空機の種類も限られており、大型機・中型機による運行が主流であり、小型機はこれを補完してきた。そのため、従来の空港では、大型機や中型機専用の搭乗等の中心的手段として、PBBを配置してきた。しかし、近年では、大都市圏空港と地方空港、または地方空港同士を結ぶ航空機として、経済的ないわゆるリージョナル機とよばれる小型機が世界的な流行となってきている。リージョナル機では、乗降口を開放または閉鎖する乗降扉の内側(閉鎖時における機内側)に、エアステアとよばれる搭乗等のための階段が取り付けられている。そのため、リージョナル機への搭乗等にあたっては、タラップやPBBは不要である。
リージョナル機においても、航空機内への安全な搭乗等ができるPBBを利用する要求が存在する。しかし、リージョナル機に従来の大型機・中型機用PBBを利用しようとすると、乗降扉を開放する際に、エアステアおよびその手すりがキャブ床と干渉し、または床面積やジャバラが機体の大きさに合わないなどの問題がある。
そのため、特許文献1および特許文献2に開示されるリージョナル機用のPBBの発明では、キャブの先端側の床に後端方向に窪ませた凹部を設けて、その凹部内で前後左右に可動するスライド式渡し台を設けている。
特開2008−143295号公報 特開2008−143296号公報
しかし、リージョナル機専用のPBBを導入すると、そのPBBの搭乗ゲートはリージョナル機にしか使用できなくなり、専用スポットが固定化されてしまう。これは、敷地面積に制限の多い日本の空港にとっては非常に不利である。また、従来の大型機・中型機用のPBBを撤去してリージョナル機専用のPBBを新に導入するためには、PBBの新たな導入および空港建屋の改修など、コストの面で不利が伴う。そこで、従来の大型機・中型機用のPBBが、リージョナル機にも使用できるようにして、一種類のキャブにより、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の搭乗ができれば、現在の空港建屋の改修を必要とせず、直接設置することができ、有利である。
本発明の目的では、一種類のキャブにより、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の航空機への搭乗を可能とする搭乗スペースを具備するキャブおよびPBBを提案する。
本発明の目的では、一種類のキャブにより、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の搭乗を可能とする中型機用の搭乗スペースを具備するキャブおよびPBBを提案する。
本発明の目的では、上記リージョナル機用の搭乗スペースと、大型機・中型機用の搭乗スペースを組み合わせ、一種類のキャブにより、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の搭乗を可能とするキャブおよびPBBを提案する。
本発明の目的では、航空機の乗降口に接合する先端側開口と、伸縮するトンネルと接合する後端側開口とを有するボーディングブリッジのキャブであって、床と、該先端側開口の方向へ伸張し又は該後端側開口の方向へ収縮可能な、かつ該先端側開口の開口幅方向に移動可能に、該床の格納スペース内に格納されている伸縮床と、該開口幅方向に沿って移動可能に、かつ該伸縮床から跳ね上げられるように回動可能に取り付けられるスロープ床とを備えるキャブ、および当該キャブを具備するボーディングブリッジを提供することにある。
本発明の更なる目的では、航空機の乗降口に接合する先端側開口と、伸縮するトンネルと接合する後端側開口とを有するボーディングブリッジのキャブであって、表側が通路として機能する床と、収納状態で、該床の裏側に、該床の端部に沿った方向の回動軸周りに回動可能に配置される補助床とを備え、該補助床は、該回動軸周りに回動し、該床の一端と該補助床の端部とが近接して該床の表側と同じ高さの面を形成する展開状態を有することを特徴とするキャブ、および当該キャブを具備するボーディングブリッジを提供することにある。
本発明により、一種類のキャブで、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類の搭乗を可能にする。
本発明のPBBおよびキャブがリージョナル機に使用される際の航空機上方からみた図である。 本発明のPBBおよびキャブがリージョナル機に使用される際の航空機前方からみた図である。 本発明のPBBおよびキャブがリージョナル機に使用されるときのキャブの上方からみた図である。 本発明のPBBおよびキャブにおいて、リージョナル機への搭乗スペースでのスロープ床、跳ね上げ床およびスライド床との構造を示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおいて、リージョナル機への搭乗スペースでのスロープ床、跳ね上げ床およびスライド床の側面を示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおけるスロープ床をスライド床とを連動させる係合構造を示した図であって、図4の断面6−6を示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおける補助床を展開させて大型機搭乗スペースを形成する機構を正面から示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおける補助床を展開させて大型機搭乗スペースを形成する機構を上方から示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおいてパーテションを第一位置または第二位置に固定するシャフト穴部を示した図である。 本発明のPBBおよびキャブにおいてパーテションの仕切り板の先端部の可動構造および収納構造を示した図である。 本発明のPBBおよびキャブが中型機に使用されるときのキャブの上方からみた図である。 本発明のPBBおよびキャブが大型機に使用されるときのキャブの上方からみた図である。 本発明のPBBおよびキャブが大型機に使用されるときのキャブ先端上方のジャバラ部分を示した図である。
図1から図2を参照して本発明がリージョナル機に適用される状態について説明する。図1は、本発明におけるPBB1をリージョナル機サイズの航空機51に接合した際に、航空機機51の上方から見た図である。図2は、図1の航空機51の前方(矢印A)の方向からみた図である。本発明におけるPBB1も、従来と同様に、伸縮自在のトンネル2とキャブ3とを具備する。キャブ3はトンネルの先端側に接続されている。トンネル2は、大型機サイズの場合にはほぼ水平に位置するが、リージョナル機サイズに適用する場合には、図2に示されるように、航空機51の乗降口の高さに併せて前傾する。キャブ3はトンネル2に回動可能に接合される。キャブ3の先端側であるキャブヘッドには、上方が延出するようなジャバラ4が取り付けられていて、航空機51の外壁を傷つけることなく航空機51に接合し、乗客等の雨よけの役割をする。航空機51の乗降扉52はその下側を中心に回転して開放され、完全に開放された状態ではその内面が上方を向いてエアステア52が現れる。キャブ3からはエアステア52の最上段に向かって、跳上げ床21が延出し、航空機51内の床面との段差が無いバリアフリーを実現する。
図3から図11を参照して、本発明を適用したキャブ3およびそれが取り付けられているPBB1について説明する。図3は、本発明を適用したキャブ3の内部を上方からみた図である。本明細書において、先端側開口3aの開口幅方向は、図3の方向Xを意味する。キャブ3は、航空機51の乗降口側である先端側開口3aと、伸縮するトンネル2側である後端側開口3bとを有しており、後端側開口3bがトンネル2と、通路として連通するように接合されている。キャブ3の中央には、円形の主床10が配置される。主床10を取り巻くように、巻取装置11により巻き取り可能な沢山の短冊状の連結部材で、キャブ3の壁部が構成されている。航空機51のキャブ3の先端側開口3aの向きに合わせて主床10がその中心部10a周りに回動可能であり、壁部11はそれに合わせて巻き取り格納され、又は延出する。
キャブ3の先端側開口3aは、先端側開口3aの開口幅方向に隣接するように、第一の床たる中型機用先端床13と第二の床たるリージョナル機用先端床17とで画定される。中型機用先端床13は第一の幅(L1)を有し、リージョナル機用先端床17は、第二の幅(L2)を有する。
第一の床たる中型機用先端床13は、キャブ3が航空機に接合する際に、主床10から中型の航空機に搭乗するための中型機用搭乗スペースの床となる。キャブ3が航空機に接合する際、航空機と対峙する側の中型機用先端床13には、たとえばゴムなどのクッション材が取り付けられている。中型機用先端床13の幅は、中型機の乗降口に合わせた寸法L1(第一の幅)となるように、キャブ3の先端側開口3aの開口方向に両端が画定されている。先端側開口3aの開口方向の中型機用先端床13の一方の端部はキャブの壁14により画定され、他方の中型機用先端床13は中型機用先端床13の端部面13aにより画定される。したがって、壁14と中型機用先端床13の端部面13aとの間の幅が、中型機の乗降口に合わせた寸法L1の中型機用搭乗スペースとなる。たとえば、近年のB737、DC−9、MD80、A321の機種用として、第一の幅(L1)は2400ミリメートルである。中型機用先端床13の下側(裏側)には、後述するように、補助床16が回動可能に配置され、展開状態で大型機用搭乗スペースを画定することになる。
キャブ3の開口幅方向において、先端側開口3aの中型機用先端床13の先端面とほぼ垂直方向に沿った方向に、先端側開口3a側の中型機用先端床13の端部面13aが延在する。中型機用先端床13の端部面13aを介して、中型機用先端床13と反対側に、中型機用先端床13と隣接して、第二の幅(L2)を有する第二の床たるリージョナル機用先端床17が配置される。リージョナル機用先端床17は、主床10からリージョナル機に搭乗するためのリージョナル機用搭乗スペースの床となる。リージョナル機の搭乗に必要な幅は中型機のそれよりも狭いので、第一の幅(L1)は、第二の幅(L2)よりも広い。中型機用先端床13の端部面13aの付近にはパーテション15が配置されて、中型機用搭乗スペース(寸法L1)とリージョナル機用搭乗スペース(寸法L2)との間を隔離し、中型機における乗客等の搭乗等に際して乗客等が中型機用先端床13からの落下を防ぐ。主床10から中型機用先端床13側へはたとえば18などで仕切られている。主床10からリージョナル機用先端床17側へはドア19などで仕切られている。たとえば、主床10には支柱9が配置され、シャッター18の一端側を保持し、またドア19一端を回動可能にヒンジで接合させれば、開閉構造が形成可能である。本実施例では、パーテション15と、支柱9と、ドア19とが、中型機用先端床13の端部面13aに沿ってほぼ並ぶように配置することで、中型機用搭乗スペース(寸法L1)とリージョナル機用搭乗スペース(寸法L2)との間を完全に隔離することができる。また、リージョナル機用先端床17の先端は中型機用先端床13の先端より、後端側開口3bの方向へ後退した位置に配置している。リージョナル機用先端床17の先端を、中型機用先端床13の先端よりもキャブ3の後端方向に短くすることで、リージョナル機の乗降扉52が回動して開放する際にも、乗降扉52がリージョナル機用先端床17と干渉しないようになっている。
[リージョナル機用搭乗スペース]
図4および図5を参照して、リージョナル機用搭乗スペースについて説明する。図4はキャブ3の中型機用先端床13の端部面13a付近をキャブ3の先端側開口3a側から示した図である。図5は、その先端側の側面を示した図である。リージョナル機用先端床17の下側には、格納スペース19を有し、スライド床20が格納されている。格納スペース19は、キャブ3の先端側開口3aから後端側開口3bに向かって穿設された中空の空間であって、先端側開口3aの開口方向に広く開口している。これにより、スライド床20は、リージョナル機用先端床17のキャブ3の先端側に向かって突出するように伸張可能であるとともに、先端側開口3aの開口幅方向にも可動である。
キャブ3の先端側開口3a側となるスライド床20の端部には、跳ね上げ床21がヒンジ22により回動可能に連結されている。スライド床20に対して跳ね上げ床21がヒンジ22回りに上方に回動可能である。スライド床20と跳ね上げ床21とが一体で伸縮床7を構成し、伸縮床7は、キャブ3の先端側開口3aの方向へ突出するように伸張可能であり、後端側開口3bの方向へ収縮可能である。また、伸縮床7は、先端側開口3aの開口幅方向にも移動可能である。跳ね上げ床21の幅は、リージョナル機のエアステア52の階段幅とほぼ合致させることが好ましい。跳ね上げ床21には、手すり21aと手すり21bとが取り付けられている。
リージョナル機用先端床17には、リージョナル機用先端床17の幅方向(開口3aの開口幅方向)に沿って延在するように、スライドガイドレール24が配置されている。たとえば、スライドガイドレール24は、格納スペース19の上方のリージョナル機用先端床17の端部に、広く開口した格納スペース19に沿って配置される。スライドガイドレール24には、リージョナル機用先端床17の開口幅方向に細長く延在する摺動部材26が取り付けられている。摺動部材26は、スライドガイドレール24に沿って、リージョナル機用先端床17の幅方向に摺動可能に取り付けられている。
摺動部材26には、ヒンジ26cによりスロープ床23が取り付けられている。先端側開口3aの開口幅方向に沿って移動可能に、かつ伸縮床7から跳ね上げ可能なように回動可能に取り付けられる。すなわち、スロープ床23は、スライドガイドレール24が延在する方向を中心軸とするようにヒンジ26c回りに回動可能に固定されている。通常、スロープ床23の先端が、伸縮床7の跳ね上げ床21の面に載るように取り付けられている。スロープ床23を駆動する手段は取り付けられておらず、スロープ床23は、跳ね上げ床21の移動によって、ヒンジ26c回りに回動する。跳ね上げ床21は、たとえば、リージョナル機用先端床17の下側に配置されるアクチューエータ21cのアクチュエータロッドの伸縮により回動する。跳ね上げ床21は、アクチューエータ21cのアクチュエータロッドの伸張により起き上がり、収縮により水平に位置する。
スロープ床23は、スロープ床23の先端が跳ね上げ床21の面に接して載置される展開状態では、リージョナル機用先端床17の面と跳ね上げ床21の面との段差がなくなり、リージョナル機用先端床17から跳ね上げ床21の面上に至るスロープを形成する。伸縮床7の収納状態においては、跳ね上げ床21が伸縮床7の先端側の跳ね上げ床21がヒンジ22回りに上方に回動するように、伸縮床7の屈曲に応じて、跳ね上げ床21がスロープ床23押し上げる。たとえば、跳ね上げ床21がスライド床20に対して約60度ぐらいまでヒンジ22回りに上方に回動する。スロープ床23は、その先端が跳ね上げ床21に接した状態で停止する。
スロープ床23の裏面には係合部材が、スライド床20の面には係合溝が配置され、スロープ床23は、スロープ床23の先端が跳ね上げ床21の面に載った状態で、スライド床20と係合する。この係合により、伸縮床7(スライド床20と跳ね上げ床21)が先端側開口3aまたは後端側開口3bの方向へ伸縮しても、スロープ床23は移動せず、また伸縮床7が先端側開口3aの開口幅方向に移動する際には、伸縮床7と共にスロープ床が移動することになる。
ここで、係合部材と係合溝を説明する。図6は、図4の断面6−6を示した図である。すなわち、たとえば、スロープ床23の裏面には、係合部材たるローラ25が嵌合されている。ローラ25は、一端がスロープ床23の裏面に垂直に固定された軸25aに回転筒25cを貫通させ、軸25aの他端に配置される鍔25bで、回転筒25cを支持する構造となっている。スライド床20の上面には、スライド床20の伸縮方向に沿って延在するように、係合溝たるガイド溝20aが穿設されている。ローラ25の回転筒25cがガイド溝20aに転がるように接触可能となっている。スロープ床23が跳ね上げ床21の面に載るまで展開すると、ローラ25はガイド溝20a内に挿嵌される。ガイド溝20a内に挿嵌されたローラ25は、ガイド溝に20aに沿って移動可能である。特に、ローラ25がガイド溝20aを摺動可能とすることにより、スロープ床23を展開した状態でも、スロープ床23を移動させることなく、スライド床20を格納スペース19から自由に伸縮することができる。
また、スロープ床23が跳ね上げ床21上に載置されている状態では、係合部材たるローラ25がガイド溝20a内に挿嵌されているため、スライド床20を先端側開口3aの開口幅方向に移動させると、摺動部材26がスライドガイドレール22に沿ってリージョナル機用先端床17の幅方向に移動することにより、スロープ床23も、スライド床20および跳ね上げ床21とともに、リージョナル機用先端床17の幅方向に移動する。
なお、ローラ25に代表される係合部材は、伸縮床7に配置されればよく、スライド床20ではなく、跳ね上げ床21に配置しても良い。ガイド溝20aと係合部材とを逆にして、スロープ床23にガイド溝20aを、スライド床20または跳ね上げ床21に、係合部材を配置してもよい。
また、係合部材としては、ローラ25のみならず、単なるピン、またはスロープ床23の裏面に垂直に固定された軸25aと垂直な回転軸中心に回転する車輪の構造としてもよい。
摺動部材26の両端付近の上部には、リージョナル機用先端床17に対して垂直方向に延在する2本の門柱部材26a,26bが配置される。門柱部材26a,26bの間がリージョナル機51への搭乗等の際における乗客等の通路となる。門柱部材26a,26bの間隔は、スロ−プ床23の幅よりも広い。
先端側開口3a側付近のリージョナル機用先端床17上には、先端側開口3aの開口幅方向の両側に支柱27a,27bが配置されている。支柱27a,27bのそれぞれには、パーテション部材としてのビニール布地28a,28bの巻取り装置29a,29bが取り付けられている。巻き取り装置29a,29bで巻き取られているビニール布地28a,28bは、門柱部材26a,26bのそれぞれに結合されている。リージョナル機用先端床17の幅方向に摺動部材26が移動しても、門柱部材26a,26bが移動しても、ビニール布地28a,28bの巻き取り量が適切に調節されて、門柱部材26a,26b間以外の部分がビニール布地28a,28bで塞がれ、乗客等の通路が自動的に門柱部材26a,26b間のみになるよう調節することができる。また、ビニール布地28a,28bよりもキャブ3の先端側の位置には、門柱部材26a,26bと支柱27a,27bとを結合するチェーンが取り付けられて、乗客等が落下しないようにしている。
リージョナル機用搭乗スペースの壁部には、格納式操作盤30が取り付けられている。格納式操作盤30は操作時には、回動してほぼ水平の一点鎖線30aの位置まで展開する。
[大型機・中型機用搭乗スペース]
中型機用先端床13の表側は搭乗用の通路として機能する。中型機用先端床13の下方側である裏側には、中型機用先端床13の端部13aに沿った方向の回動軸周りに回動可能に配置される補助床31が、収納状態として配置されている。展開状態では、補助床31は、その回動軸周りに回動し、該中型機用先端床13の端部13aと補助床31の端部とが近接し、中型機用先端床13の表側と補助床31とが同じ高さの面を形成する。これにより、補助床31の展開状態において、補助床31が中型機用先端床13に近接して位置することにより中型機用先端床13の幅と補助床31の幅との和である第三の幅(L3)を有する大型機用先端床を形成させることができる。
図7および図8を参照して、補助床31について説明する。図7は図4の断面7−7を示した図である。図8は、補充床31をキャブ3の上方から見た図である。補助床31の端面からはアーム32が突出している。アーム32の一端には、中型機用先端床13の先端側開口3aの先端面とほぼ垂直方向に沿って延在する回動軸が中心となるように配置されたシャフト33が嵌入されており、補助床31はこの回動軸周りに回動可能である。中型機用先端床13の裏側の面と、補助床31の一面とのそれぞれには、突起13bと突起31aとが配置されている。突起13bにはアクチュエータ34の筒側端部34aが、突起31aにはアクチュエータ34のアクチュエータロッド端部34bがそれぞれ回動可能に結合されている。なお、筒側端部34aとアクチュエータロッド34cの端部34bは逆に取り付けてもよい。補助床31は、アクチュエータ34のアクチュエータロッド34cの伸縮により、アーム32によって、回動軸まわりに回転する。アクチュエータ34のアクチュエータロッド34cが最も縮んだ状態で補助床31は中型機用先端床13の下方に格納される。アクチュエータ34のアクチュエータロッド34cが伸びるにしたがって、補助床31は向きを変えながら中型機用先端床13の下方から中型機用先端床13の端部13aの方向に押し上げられ、アクチュエータ34のアクチュエータロッド34cが最も伸びた状態で補助床31は中型機用先端床13の端部13aの横に中型機用先端床13の面と同じ高さとなる展開状態に設定される。展開状態になった段階で、中型機用先端床13の端部13aの下側から補助床31の下側に向かって支持板35が張り出して、補助床31の下面を支える。
なお、前記の例ではアクチュエータ34のアクチュエータロッドの伸縮により補助床31の回動を喚起する例を説明したが、この方法には限られない。たとえば、ギヤ(不図示)とモータ(不図示)を組み合わせてもよい。ギヤとモータのいずれか一方が中型機用先端床13に、他方が補助床31に取り付けられ、モータの駆動によりギヤが回転するようにして、補助床31の回動を喚起してもよい。
また、中型機用先端床13の端部面13aに配置されているパーテション15は、先端側開口3a側の第1パーテション15aと、第2パーテション15bとに分割するように構成させる。第1パーテション15aと第2パーテション15bとは、第1パーテション15aに対して、第2パーテション15bが角度が変わるように、回動可能にヒンジ15cで結合されている。第2パーテション15bと支柱9とは、支柱9に対して、第2パーテション15bの角度が変わるようにヒンジ15dで結合されている。補助床31が中型機用先端床13の端部13aの横で展開状態となった際には、ヒンジ15dにより第2パーテション15bは、第1パーテション15aが補助床31の端部31bに沿って位置するまで、支柱9周りに回転するように平行移動する。パーテション15の移動により、大型機用搭乗スペースに変更される。
中型機用先端床13の端部面13aに沿ってパーテション15が位置する第一位置、および補助床31の端部面31bに沿ってパーテション15が位置する第二位置のいずれにおいてもパーテション15が移動しないように固定するため、昇降可能な固定ピン44が第1パーテション15aの側面に配置されている。第一位置に対応する固定ピン44の位置の中型機用先端床13および第二位置に対応する固定ピン44の位置の補助床31には、それぞれ孔が配置されている。第一位置および第二位置における孔に固定ピン44を落とし込んで、それぞれの位置でパーテション15aを固定する。パーテション15が位置していない側の孔には、鉄製のめくら板37を置く。図9は、例として、第二位置であるところの図8の断面9−9の孔31aを示した図である。第一位置においても同様である。めくら板37は、たとえば、四角形の鉄製の板である。中型機用先端床13および補助床31には、めくら板鉄37が収まるだけの厚さの逃げ部を有している。めくら板37は、専用のマグネット38aを取り付けた取り外し工具38によって、磁力により、取りはずされて、逃げ部から引き上げられる。
第一位置でのパーテション15の先端側開口3a側の先端は、第二位置におけるその位置よりも先端側開口3a方向の前方に位置する。補助床31を展開状態にした場合でもパーテション15でキャブ3内部が外界から隔絶されるように、第二位置におけるパーテション15先端側開口3a側の先端を許す限り先端側開口3a方向の前方にもっていくと、第一位置でのパーテション15の先端側開口3a側の先端はキャブ3を航空機に近づけた際に、パーテション15の先端側開口3a側の先端が航空機外面と干渉を起こしうる。図10は、パーテション15と仕切り板41a,41bの仕組みを示した図である。第1パーテション15aの内部は空洞になっていて、その内部に、スライド部40が挿入されている。スライド部40の側面には、移動バー43が配置され第1パーテション15aの側面から外部に出ている。移動バー43により、スライド部40は第1パーテション15aの内部を先端側と後端側との間において、図10の矢印の方向に可動である。第1位置にある場合にはスライド部40を第1パーテション15aの後端側に、第2位置にある場合にはスライド部40を第1パーテション15aの先端側に配置させ、それぞれの位置でロック可能である。パーテション15が第2位置にある場合は、パーテション15が第1位置にある場合よりもパーテション15の先端が後退するが、第2位置にある場合にはスライド部40を第1パーテション15aの先端側に配置させることにより、パーテション15の先端が後退したとしても、その後退した長さ分だけ、スライド部40が第1パーテション15aの内部から延出して、後退した分の長さを補完する。
スライド部40の先端側の上方または下方側にあたる角部(対向しない角部)には、仕切り板41a,41bが、それぞれ、枢軸39aおよび39b周りに揺動可能に支持されている。仕切り板41a,41bに外力がかかった際には第1パーテション15aの内部へと押し込み可能となっている。
仕切り板41a,41bは、第1パーテション15aから、先端側開口3a側である第1パーテション15aの先端側に延出するように付勢されている。すなわち、パーテション15の内部に挿嵌されている部分の仕切り板41a,41bの対向する角部同士をバネ42で結合して引き合うように付勢する。これにより、仕切り板41a,41bに外力がかからない場合、たとえばパーテション15が第二位置にある場合には仕切り板41a,41bがパーテション15からパーテション15の先端側開口3a側の先端側に延出する。一方、パーテション15が第一位置にある場合であって、キャブ3が航空機51に接する際に、航空機51の壁面が仕切り板41a,41bと干渉する際には、航空機の壁面により仕切り板41a,41bに外力がかかり、仕切り板41a,41bはパーテション15の内部に押し込まれる。仕切り板41a,41bが退避することによって、航空機の壁面に損傷を与えることはない。一方、キャブ3が航空機から退避すると、仕切り板41a,41bはその付勢力によって元の位置に戻る。
続いて、図3,図11および図12を参照して、本実施例におけるキャブ3の使用について説明する。図11は、中型機の搭乗等を行う際のキャブ3を示しており、図3はリージョナル機の搭乗等を行う際のキャブ3を示しており、図12は大型機の搭乗等を行う際のキャブ3を示している。
まず、中型機の搭乗等を行う場合には、図11の矢印に示すように、キャブ3のうち中型機用搭乗スペース(寸法L1)が使用される。パーテション15は第一位置にあり、乗客等は中型機用先端床13を使用して搭乗等を行う。リージョナル機用搭乗スペース(寸法L2)は使用されず、スロープ床23は跳ね上げられ、スライド床20は格納スペース19内に収納され、跳ね上げ床21は跳ね上げられている。リージョナル機用搭乗スペースへのドア19は閉じられ、乗客等はシャッター18が上がった状態で中型機用搭乗スペースに入る。
リージョナル機の搭乗等を行う場合には、図3の矢印に示すように、乗客等はリージョナル機用搭乗スペース(寸法L2)を通って搭乗等を行う。パーテション15は第一位置にあり、乗客等はリージョナル機用先端床17を使用して搭乗等を行う。中型機用搭乗スペース(寸法L1)は使用されない。収納された状態の跳ね上げ床21は水平方向に展開され、スライド床20が格納スペース19内から引き出される。スロープ床23は跳ね上げ床上に載るように展開される。乗客等はリージョナル機用搭乗スペースへのドア19によりリージョナル機用搭乗スペースに入る。格納式操作盤30が展開状態31aとなり、スロープ床23の展開・収納およびキャブ3の操縦は、格納式操作盤30により行う。中型機用搭乗スペースと大型機用搭乗スペースのシャッター18は閉じられている。
大型機の搭乗等を行う場合には、図12の矢印に示すように、乗客等は寸法L3(第三の幅)の大型機用先端床を有する大型機用搭乗スペースを通って搭乗等を行う。第三の幅L3は、補助床31の展開状態において、補助床31が中型機用先端床17に近接することにより中型機用先端床17の幅と補助床31の幅との和として画定される幅である。リージョナル機用搭乗スペース(寸法L2)は使用されないため、伸縮床7(跳ね上げ床21およびスライド床20)は、スロープ床23と共に、キャブ3の先端側開口3aの開口幅方向に移動する。伸縮床7が移動して空いた中型機用先端床13と伸縮床7との間の空間内に、補助床31が展開状態にセットされる。パーテション15は第二位置に移動する。乗客等は中型機用先端床13および展開状態になった補助床31を使用して搭乗等を行う。リージョナル機用搭乗スペースへのドア19は閉じられて、乗客等はシャッター18が上がった状態で大型機用搭乗スペースに入る。
また、大型機・中型機,リージョナル機のすべての種類に対応させたキャブ3では、図2に示すように、航空機51に対して、ジャバラ4を接続させる場合には、大型機・中型機,リージョナル機に合わせたジャバラ4の伸びが必要となる。従来の大型機・中型機用のキャブ3の伸び量では、リージョナル機には届かない。大型機・中型機,リージョナル機のそれぞれに合わせる必要がある。
図13は、大型機・中型機,リージョナル機のそれぞれに適合可能なジャバラ構造を示している。この構造では、キャブ3に直接取り付けられている第1ジャバラ4の先端側に、さらに第2ジャバラ55が接合されている。第2ジャバラ55は、第2ジャバラ支持構造55aに、伸縮可能に支持されている。第1ジャバラ4の側方には、ジャバラ4の伸張する方向に沿って延在するガイドレール56が配置される。第2ジャバラ55支持構造55aは、第2のジャバラ55の伸縮と無関係に、ガイドレール56に沿って、第1ジャバラ4に対して、キャブ3の先端側に伸びるようになっている。たとえば、第2ジャバラ55の支持構造は、第1ジャバラ4の下方に配置されるアクチュエータ55bのアクチュエータロッド55cの伸張によって、移動させる。第2ジャバラ支持構造55aがガイドレール56にしたがって、最も先端側に演出した位置から、第2ジャバラ55の内部にはリンク構造57を有している。リンク構造57の一端は、支点として、第2ジャバラ55の支持構造に対して回動可能に取り付けられている。一方、作用点として、リンク構造57の他端側は、第2ジャバラ55の先端の開口枠に取り付ける。これにより、リンク構造57が一端側を中心にリンク構造57の他端側が傾いて、第2ジャバラ支持構造55aに対して第2ジャバラ55が伸張する。たとえば、第1ジャバラ4が伸びきったところから、リンク構造56を傾けると、第2ジャバラ55の上側の伸び量が特に大きくなるように、第2ジャバラ支持構造55aに対して第2ジャバラ55が伸張する。支点としてのリンク構造57の一端は、キャブの高さ方向において第2ジャバラ55のほぼ中間から下側ぐらいに配置するとよい。これにより、支点と作用点の長さを長くすることができ、第2ジャバラ55の伸張量を大きくすることができる。逆に、支点としてのリンク構造57の一端を第2ジャバラ55の高さ方向上方に位置させると、支点と作用点の長さが短くなり、第2ジャバラ55の伸張量を小さくすることができる。このように、リンク構造57の支点の位置高さの変化により、第2ジャバラ55の上方の伸び量と下方の伸び量の比を調節することができる。
1 PBB
2 トンネル
3 キャブ
4 ジャバラ
13 中型機用先端床
17 リージョナル機用搭乗床
31 補助床

Claims (16)

  1. 航空機の乗降口に接合する先端側開口と、伸縮するトンネルと接合する後端側開口とを有するボーディングブリッジのキャブであって、該キャブは、
    床と、
    該先端側開口の方向へ伸張し又は該後端側開口の方向へ収縮可能な、かつ該先端側開口の開口幅方向に移動可能に、該床の格納スペース内に格納されている伸縮床と、
    該開口幅方向に沿って移動可能に、かつ該伸縮床から跳ね上げられるように回動可能に取り付けられるスロープ床とを備え、
    該スロープ床は、該回動により該スロープ床の先端が該伸縮床上に接した状態で、該床から該伸縮床の面上に至るスロープを形成し、
    該スロープ床は該伸縮床と係合し、
    該係合により、該伸縮床の前記先端側開口または該後端側開口の方向への伸縮では該スロープ床は移動せず、該伸縮床が該先端側開口の開口幅方向に移動する際には、該伸縮床とともに該スロープ床を移動せしめることを特徴とするキャブ。
  2. 請求項1に記載のキャブであって、該キャブは、
    該先端側開口の開口幅方向に隣接して画定される、該開口幅方向に第一の幅を有する第一の床および該開口幅方向に第二の幅を有する第二の床を有し、
    該伸縮床が格納される格納スペースを有するキャブの床は該第二の床であって、
    該第一の幅は該第二の幅よりも広いことを特徴とするキャブ。
  3. 請求項2に記載のキャブであって、
    該第二の床の先端は該第一の床の先端より、後端側開口の方向へ後退していることを特徴とするキャブ。
  4. 請求項2または3に記載のキャブであって、
    該開口幅方向に沿って延在するように該第二の床に配置されるガイドレールと、
    該ガイドレールに沿って摺動可能に取り付けられる摺動部材とを備え、
    該スロープ床は、該ガイドレールが延在する方向を中心軸として回動可能に該摺動部材にヒンジにより固定されていることにより、前記開口幅方向に沿っての移動と、前記伸縮床から跳ね上げられる回動とを行うことを特徴とするキャブ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のキャブであって、
    前記係合は、該伸縮床の伸縮の方向に延在する溝と、該溝内に挿嵌されて該溝に沿って移動可能な係合部材とによりなされ、
    該溝と該係合部材のいずれか一方は該伸縮床に配置され、その他方は、該スロープ床に配置されることを特徴とするキャブ。
  6. 請求項2から5のいずれか一項に記載のキャブであって、該摺動部材は該第二の床に対して垂直方向に延在する門柱部材を有し、該第二の床に配置される巻き取り方式のパーテション部材と該門柱部材とが結合していることを特徴とするキャブ。
  7. 航空機の乗降口に接合する先端側開口と、伸縮するトンネルと接合する後端側開口とを有するボーディングブリッジのキャブであって、該キャブは、
    表側が通路として機能する床と、
    収納状態において、該床の裏側に、該床の端部に沿った方向の回動軸周りに回動可能に配置される補助床とを備え、
    該補助床は、該回動軸周りに回動し、該床の端部と該補助床の端部とが近接して該床の表側と同じ高さの面を形成する展開状態を有することを特徴とするキャブ。
  8. 請求項7に記載のキャブであって、
    該キャブは、第1パーテションと、該第1パーテションに対して回動可能に該第1パーテションと結合された第2パーテションとを備え、
    該補助床の収納状態において、第1パーテションと第2パーテションとは該床の端部に沿って直線的に配置される第一位置に位置し、
    該補助床の展開状態において、第2パーテションが第1パーテションに対して角度を変えることにより、該補助床の展開状態の端部の第二位置に移動可能であることを特徴とするキャブ。
  9. 請求項7または8に記載のキャブであって、
    該床の裏側に、伸縮可能なアクチュエータロッドを備えるアクチュエータを有し、該アクチュエータロッドの伸縮で該補助床の回動が喚起されることを特徴とするキャブ。
  10. 請求項7または8に記載のキャブであって、
    該床は、ギヤとモータとを備え、前記ギヤとモータのいずれか一方が該床に、他方が該補助床に取り付けられ、該モータにより該ギヤが回転して該補助床の回動が喚起されることを特徴とするキャブ。
  11. 請求項7から10のいずれか一項に記載のキャブであって、
    該先端側開口の開口幅方向に隣接して画定される、該開口幅方向に第一の幅を有する第一の床および該開口幅方向に第二の幅を有する第二の床を有し、
    該床は、該第一の床であって、
    該第一の幅は該第二の幅よりも広く、
    該補助床の展開状態において、該補助床が該第一の床に近接することにより該第一の床の幅と該補助床の幅との和である第三の幅を有する床を形成することを特徴とするキャブ。
  12. 請求項7から11のいずれか一項に記載のキャブであって、
    該先端側開口の方向へ伸張し又は該後端側開口の方向へ収縮可能な、かつ該先端側開口の開口幅方向に移動可能に、該第二の床の格納スペース内に格納されている伸縮床と、
    該開口幅方向に沿って移動可能に、かつ該伸縮床から跳ね上げられるように該第二の床に対して回動可能に取り付けられるスロープ床とを備え、
    該スロープ床は、該回動により該スロープ床の先端が該伸縮床上に接した状態で、該第二の床から該伸縮床の面上に至るスロープを形成し、
    該スロープ床は、該回動により該スロープ床の先端が該伸縮床上に接した状態で、該伸縮床と係合し、
    該係合は、該伸縮床の前記先端側開口または該後端側開口の方向への伸縮では該スロープ床は移動せず、該伸縮床が該先端側開口の開口幅方向に移動する際には、該伸縮床とともに該スロープ床を移動せしめることを特徴とするキャブ。
  13. 請求項7から12のいずれか一項に記載のキャブであって、
    該補助床は、該展開状態において、該伸縮床が該先端側開口の開口幅方向に移動した際の、該第一の床と該伸縮床との間の空間内に位置することを特徴とするキャブ。
  14. 請求項8から15のいずれか一項に記載のキャブであって、
    第1パーテションの内部には、仕切り板が収納され、先端側開口側となる該第1パーテションの先端側に延出するように付勢されていることを特徴とするキャブ。
  15. 航空機への搭乗に使用されるボーディングブリッジであって、
    請求項1から14のいずれか一項に記載のキャブを備えることを特徴とするボーディングブリッジ。
  16. 航空機への搭乗に使用されるボーディングブリッジであって、
    請求項1から15のいずれか一項に記載のキャブを備えることを特徴とするボーディングブリッジであって、該キャブは、
    該先端側開口に第1ジャバラと、
    該第1ジャバラより該先端側に第2ジャバラと、
    該第2ジャバラを伸縮可能に支持する第2ジャバラ支持構造55aと、
    該第2ジャバラ支持構造に対して第2ジャバラを伸張させるリンク構造とを備え、
    該第2ジャバラ支持構造は、該第2ジャバラを伸ばすことなく、該第1ジャバラに対して先端側に向かって伸張可能である、該第2ジャバラと、
    該リンク構造は、該第2ジャバラを該第2ジャバラ支持構造55aに対して伸張させることを特徴とするボーディングブリッジ。
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