JP4666929B2 - 高所作業車のプラットフォーム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、航空機や船舶等への荷物等の搭載、整備、点検、清掃などの高所における作業に使用される高所作業車のプラットフォームに関するものである。
こうした高所作業車は、例えば、航空機内に機内食、備品及び手荷物などを搭載する場合、車台を機体に近づけたのち、この車台に設けたリンク機構を用いて作業台を高所にある機体の搭載口に近づけて作業台から延びるプラットフォームを介して機内食等の搭載を行っている(例えば、特許文献1参照。)。
実公平4−8156号公報
しかしながら、従来のプラットフォームは、その先端が2つの直角な隅部を有する角形をなすため、機体の搭載口が主翼の上方に隣接していると、車両を主翼に近づけ過ぎると作業台と共にプラットフォームを上昇させることが困難な場合があるため、作業者は常時、主翼とプラットフォームの先端との位置関係に注意を払わなければならず、プラットフォーム昇降時の作業性に改善の余地があった。
本発明の解決すべき課題は、こうした事実に鑑みてなされたものであり、高所作業でプラットフォームを昇降させる際にこのプラットフォームの先端隅部が邪魔になることによって作業者にかかる負担を軽減してプラットフォームを昇降させる際の作業性を向上させることである。
本発明は、運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、この作業台の前面から張り出したプラットフォームとを備える高所作業車において、前記プラットフォームは、その先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状であって、これら隅部の少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設けたことを特徴とするものである。この場合、前記プラットフォームに、このプラットフォームの欠損部から前方向に引き出し可能な補助プラットフォームを設ける、その場合、前記補助プラットフォームと前記プラットフォームとの相互間に、補助プラットフォームの収納及び引き出しを可能にするアクチュエータに設けることが好ましい。
また本発明において、前記プラットフォームが、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の副プラットフォームとを備えるものである場合、少なくとも副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす部分のうちの少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設け、或いは本発明において、前記プラットフォームが、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第1の副プラットフォームと、前記主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第2の副プラットフォームとを備えるものである場合、少なくとも副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす部分のうちの少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設ける。
即ち、前記プラットフォームが少なくとも1組の主プラットフォーム及び副プラットフォームからなり、副プラットフォームの収納時において副プラットフォームが主プラットフォームから突出してその隅部がプラットフォームとしての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも副プラットフォームに斜めの欠損部を設ければよく、同様に、副プラットフォームの収納時において主プラットフォームが副プラットフォームから突出してその隅部がプラットフォームとしての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも主プラットフォームに斜めの欠損部を設ければよい。更に、主プラットフォーム及び副プラットフォームにそれぞれに斜めの欠損部を設ける場合は、これら欠損部の先端が互いに整列してもよい。また欠損部の形状も、主プラットフォーム又は副プラットフォームの先端隅部を直線状に切断した形状や曲線状の形状など、プラットフォームの先端隅部として邪魔にならない形状であればよい。
そして、前記副プラットフォームに、この副プラットフォームの欠損部から前方向に引き出し可能な補助プラットフォームを設ける
或いは補助プラットフォームを設ける場合、前記補助プラットフォームは、前記副プラットフォームとの相互間に当該補助プラットフォームを前方向に付勢して該副プラットフォームから押し出す付勢力発生要素を備えると共に、前記主プラットフォームとの相互間に、前記副プラットフォームの収納動作に連動して該副プラットフォームに当該補助プラットフォームを収納する連動収納手段を備えるものであってもよい。
本発明によれば、プラットフォームの先端隅部の少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設けたことにより、プラットフォームの先端が2つの隅部を有する角形である従来のプラットフォームに比べて、プラットフォームを昇降させる際に行う作業、例えば、主翼とプラットフォームの先端との間の位置決めやプラットフォーム昇降時の微調整等の作業によって生じる作業者にかかる負担が軽減される。このため、本発明によれば、プラットフォームを昇降させる際の作業性を向上させることができる。
更に本発明において、プラットフォームの欠損部から前方向に引き出し可能な補助プラットフォームを設ければ、プラットフォームを上昇させて作業する際のスペースを更に広く確保することができる。
また補助プラットフォームを設けるに際し、前記補助プラットフォームと前記プラットフォームとの相互間に、補助プラットフォームの収納及び引き出しを可能にするアクチュエータに設ければ、補助プラットフォームの出し入れが容易になるため、プラットフォーム形成時の作業性を向上させることができる。
一方、本発明において、前記プラットフォームが、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の副プラットフォームとを備えるものであり、少なくとも副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす部分のうちの少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設けたものであれば、プラットフォーム昇降時の作業性の向上に加えて、副プラットフォームの分だけ、プラットフォームを上昇させて作業する際のスペースを広く確保することができる。しかも、かかる構成によれば、副プラットフォームの隅部が主プラットフォームの隅部に重なり合って収納されるものである場合、主プラットフォームの横幅に対して副プラットフォームの横幅を最大限確保することができるから、副プラットフォームとしての作業スペースも最大限確保することができる。
或いは本発明において、前記プラットフォームは、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第1の副プラットフォームと、前記主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第2の副プラットフォームとを備えるものであり、少なくとも副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす部分のうちの少なくとも一方を斜めに切断して欠損部を設けたものであっても、プラットフォーム昇降時の作業性の向上に加えて、副プラットフォームの分だけ、プラットフォームを上昇させて作業する際のスペースを広く確保することができる。しかも、この場合、2つの副プラットフォームを主プラットフォームから別個に出し入れできるため、例えば、機体ドアが外開きであっても、副プラットフォームの先端と機体ドア等との干渉を防止することができる。
更に本発明において、この副プラットフォームの欠損部から前方向に引き出し可能な補助プラットフォームを設ければ、プラットフォームを上昇させて作業する際のスペースを更に広く確保することができる。
また補助プラットフォームを設けるに際し、前記補助プラットフォームと前記副プラットフォームとの相互間に、補助プラットフォームの収納及び引き出しを可能にするアクチュエータに設ければ、補助プラットフォームの出し入れが容易になるため、プラットフォーム形成時の作業性を向上させることができる。
或いは補助プラットフォームを設けるに際し、前記補助プラットフォームと前記副プラットフォームとの相互間に当該補助プラットフォームを前方向に付勢して該副プラットフォームから押し出すガスダンパなどの付勢力発生要素を設けると共に、前記補助プラットフォームと前記主プラットフォームとの相互間に、前記副プラットフォームの収納動作に連動して該副プラットフォームに当該補助プラットフォームを収納する連動収納手段を設ければ、プラットフォーム形成時に副プラットフォームを主プラットフォームから押し出すと、付勢力発生要素により補助プラットフォームも副プラットフォームの引き出し動作に連動して該副プラットフォームから自動的に押し出されてプラットフォームを完成させることができると共に、副プラットフォームを主プラットフォームに収納すれば、連動収納手段が補助プラットフォームを副プラットフォームの収納動作に連動して該副プラットフォームに当該補助プラットフォームを自動的に収納することができるから、プラットフォーム形成時の作業性を向上させることができる。
また前記連動収納手段は、前記補助プラットフォームと前記主プラットフォームとの相互間に設けたリンク機構やカム機構などがあるが、特に、カム機構として、当該補助プラットフォーム又は前記主プラットフォームの一方で揺動する従節と、その他方のプラットフォームに設けられ前記副プラットフォームの収納動作に伴い前記従節の先端を当該補助プラットフォームが副プラットフォーム内に収納する向きにスライドさせる案内部とからなるものを用いれば、補助プラットフォームを出し入れするための構造が付勢力発生要素及びカム機構という簡単な構造であるために製造コストを抑えることができ、補助プラットフォームを出し入れする動作も外部からのエネルギー供給が不要であるために環境にやさしい。
以下、本発明の形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、運転台がある方向を前方とし、上下左右方向とは、運転者から見た方向で定義する。
図1は、本発明の一形態であって、空港などで使用され、航空機内に機内食等を搭載する箱型荷台を有するリフトトラック100を示す側面図である。
リフトトラック100は、前方に運転台110を有する自走可能な車台120と、この車台120上に載置された車台フレーム121に設けられたパンタグラフ式リンク機構130と、このリンク機構130によって車台120上を昇降する箱型荷台(作業台)140とを備える。そして車台フレーム121の前後左右4箇所には、箱型荷台140が上昇するときの風圧に対しての安定度を確保するために、安定用油圧ジャッキ122が設けられている。
リンク機構130は、左右並列した2つのインサイドリンク131および左右並列した2つのアウトサイドリンク132と、サイドリンク131,132を回転可能に支持するリンク軸133と、サイドリンク131,132間に取り付けられた油圧式リフトシリンダ134とで構成されている。
インサイドリンク131は、互いの上端付近を前方軸151によって一体に連結されており、その下端は、車台フレーム121に沿って移動可能に支持されている。アウトサイドリンク132も、互いの上端付近を後方軸152によって一体に連結されており、その下端は、固定軸150によって車台フレーム121に回動自在に固定保持されている。そして前方軸151及び後方軸152はそれぞれ、箱型荷台140を保持する矩形の荷台フレーム160内に架け渡されており、これにより、リンク機構130は、油圧式リフトシリンダ134の伸縮によって、箱型荷台140を車台120に対して路面と平行な状態に維持しつつ昇降する。なお、本形態では、箱型荷台140と荷台フレーム160との相互間に、ローラ及びレール等からなる直動機構が設けられ、荷台フレーム160は、箱型荷台140をその梁160aに沿って移動可能に支持している。
また本形態において、箱型荷台140は、その前方に、航空機に食料や荷物を搭載するために車両の前方向に伸縮自在なプラットフォーム200を有する。このプラットフォーム200は、車両走行中等の通常状態では、図1の領域Aに示す如く、車台フレーム121に固定された架台123に接触した状態で支持され、車台120に備えた運転台110の所定の上部位置に載置される。
また本形態では、箱型荷台140の前面に、左右2枚の扉を有する観音開き構造の左右開閉扉143を設け、これら扉143をそれぞれ、ヒンジを介して箱型荷台140の内壁に回動自在に取り付けている。開閉扉143は、複数の扉143a,143b,143cからなり、箱型荷台140の床面高さが主プラットフォーム210の床面高さと一致したのち、プラットフォーム200に向かって開くと、領域Bに示す如く、プラットフォーム200に沿ってスライドさせることによりプラットフォーム防護壁を形成する。
箱型荷台140の前方屋根には、走行時に該屋根に収納され所要時に取り出される雨よけ用のキャノピ144を有し、このキャノピ144は、図示せぬ油圧シリンダによって起伏および伸長することにより、悪天候での作業環境を改善する。なお、符号145は、作業者の安全対策のためにプラットフォーム200に対して折畳み可能に設けた手すりである。
次に図2を参照して本発明にかかるプラットフォーム200の第1の形態を説明する。なお、図2(a)〜(c)はそれぞれ、プラットフォーム200が架台123に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態、後述の主プラットフォーム210から後述の副プラットフォーム220を前方向に引き出した状態及び、副プラットフォーム220から後述の補助プラットフォーム230を前方向に引き出した状態を示す上面図であり、また図3(a),(b)はそれぞれ、主プラットフォーム210及び副プラットフォーム220の先端構造を説明する要部上面図である。
プラットフォーム200は、図2に示す如くの1つの独立したユニットであって、主プラットフォーム210、副プラットフォーム220及び2つの補助プラットフォーム230からなり、それぞれが個別独立に動作する。
主プラットフォーム210は、本来、図3(a)の実線に示す如く、その先端211が2つの直角な隅部211eを有する角形をなす平板状であり、その両側面にはそれぞれ、図2に示す如く、ブラケット213が一体に設けられている。このブラケット213にはそれぞれ、上下方向に2つのローラ214が取り付けられており、これらローラ213は更に箱型荷台140の前方両側面から上部に延びる2つの誘導レール142それぞれに取り付けられている。これにより、誘導レール142は箱型荷台140が上昇し始める際には、主プラットフォーム210と相対的に移動するため、プラットフォーム200を図1の領域Aに示す位置に維持したまま箱型荷台140を上昇させるが、箱型荷台140の床面の高さが主プラットフォームの床面高さと一致した時点で、主プラットフォーム210は、誘導レール142の下端部に接触して箱型荷台140に固定保持されるため、プラットフォーム200は、箱型荷台140と一体に上昇する。
副プラットフォーム220も、本来、図3(a)の一点鎖線に示す如く、一点鎖線で示す主プラットフォーム210と相似形で、その先端221が、主プラットフォーム210の隅部211eに重なり合って収納される2つの直角な隅部221eを有する角形を平板状であって、ローラ等の既知の手段によって主プラットフォーム210に対して前後移動することができるものである。
これに対し、本形態においては、図3(b)に示す如く、これら主プラットフォーム210の隅部211e及び副プラットフォーム220の隅部221eが重なり合う部分Sの両方を斜めに切断して主プラットフォーム210及び副プラットフォーム220にそれぞれ、破線に示す欠損部212,222を設けている。これにより、副プラットフォーム220は、図2(a)に示す如く、主プラットフォーム210に収納されると、その先端221及び欠損部222も主プラットフォームの先端211及び欠損部212に重なり合って収納される。なお、欠損部212,222は、用途に応じて、2つの部分Sのうちの少なくとも一方に設ければよい。
また、本形態では、副プラットフォーム220の収納時においてプラットフォーム200としての先端隅部をなす部分Sを切断して欠損部221,222の先端が互いに整列しているが、副プラットフォーム220の収納時において副プラットフォーム220が主プラットフォーム210から突出してその隅部221eがプラットフォーム200としての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも副プラットフォーム220に欠損部222を設ければよく、同様に、副プラットフォーム220の収納時において主プラットフォーム210が副プラットフォーム220から突出してその隅部211eがプラットフォーム200としての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも主プラットフォーム210に欠損部212を設ければよい。つまり、本発明にあっては、少なくとも副プラットフォーム220の収納時においてプラットフォーム200としての先端隅部をなす2つの隅部、即ち、主プラットフォーム210の2つ隅部211e、副プラットフォーム220の2つの隅部221e、又は、主プラットフォーム210と副プラットフォーム220との重ね合わせよる隅部211e,221eからなる2つの隅部の少なくとも一方を切断して欠損部とすればよい。
また副プラットフォーム220の先端221には、管状の緩衝部材であるプロテクタゴム223が設けられ、主プラットフォーム210との相互間には、油圧又は電制アクチュエータ240が設けられている。これにより、副プラットフォーム220は、アクチュエータ240の伸縮によって主プラットフォーム210を前後方向に移動してその先端211からの引き出し及び収納を可能にする。
補助プラットフォーム230は、図2(c)に示す如く、副プラットフォーム220の欠損部222から前方向に引き出し可能なほぼ扇形をなす平板状のプラットフォームであり、本形態では、副プラットフォーム220の欠損部222に重なり合って収納される先端231を有して欠損部222から前方向に引き出すことができる。具体的に、補助プラットフォーム230は、その先端231に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム232を有し、副プラットフォーム220に対して回転自在に軸支され副プラットフォーム220との相互間に配したアクチュエータ250の伸縮によって欠損部222からの引き出し及び収納を可能にする。
次に、図1〜5を参照して、本形態の具体的な作用を説明する。なお、図4は、リフトトラック100を機体10近くに停車させた状態を示す要部上面図である。また図5は、リフトトラック100を機体10及び主翼11と共に示す側面図であり、図6は、リフトトラック100からプラットフォーム200を伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図である。
リフトトラック100は通常、図4に示す如く、機体10に対してほぼ垂直に停車する必要があるが、この図の如く、機体10の搭載口(機体ドア)12が主翼11の上方に隣接している場合、従来のプラットフォームにあっては、プラットフォームを昇降させる際にその先端隅部が邪魔になるため、作業者は常時、主翼11とプラットフォーム200の先端との位置関係に注意を払わなければならず、プラットフォーム昇降時の作業性に改善の余地があった。
そこで、本発明に係るリフトトラック100では、以下の手順を踏んで箱型荷台140と搭載口12との間に、機体10に対してほぼ垂直に接合する通路を形成する。
本形態では、先ず、図4に示す如く、機体10の搭載口12の位置に付近まで接近して停車したのち、油圧ジャッキ122を降ろしてトラック100を安定化させる。次いで、リンク機構130によって箱型荷台140を、その床面高さが搭載口12の床面高さと一致するまで上昇させる。この場合、主プラットフォーム210及び副プラットフォーム220の隅部211e,221eが重なり合う部分Sを斜めに切断して主プラットフォーム210及び副プラットフォーム220にそれぞれ欠損部212,222を設けたことにより、プラットフォーム200の先端隅部と主翼11とのクリアランスC2が確保されるから、箱型荷台140を昇降させても、プラットフォーム200の先端隅部が邪魔にならない。その結果、プラットフォームの先端が2つの直角な隅部を有する角形である従来のプラットフォームに比べて、主翼11とプラットフォーム200の先端との間の位置決めやプラットフォーム昇降時の微調整等の作業によって生じる作業者にかかる負担が軽減される。このため、かかる構成によれば、プラットフォーム200を昇降させる際の作業性を向上させることができる。加えて、この場合、プラットフォーム200の先端隅部が邪魔にならない分、リフトトラック100を搭載口12近くまで進入させることができ、その結果、副プラットフォーム220の伸長量を最小限に抑えることができる。
次に、リンク機構130によって箱型荷台140の床面高さが搭載口12の床面高さと一致するまで上昇すると、リンク機構130を停止させた後、図5に示す如く、箱型荷台140を荷台フレーム160に沿って前方にスライドさせる。そして図2(b)に示す如く、アクチュエータ240を伸長させて主プラットフォーム210の先端211から副プラットフォーム220を前方向に引き出す。この場合、主プラットフォーム210に副プラットフォーム220を設けたことにより、航空機の主翼上にある搭載口12など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォーム200を目標位置にセッティングすることができ、副プラットフォーム220の分だけ、プラットフォーム200を上昇させて作業する際のスペースを広く確保することができる。しかも、かかる構成によれば、副プラットフォーム220は、図3に示す如く、その隅部221eが主プラットフォーム210の隅部211eに重なり合って収納されるものである場合、主プラットフォーム210の横幅W1に対して副プラットフォーム220の横幅W2を最大限確保することができるから、副プラットフォーム220としての作業スペースも最大限確保することができる。
そして副プラットフォーム220がアクチュエータ240の伸長により機体10に接触しない位置にまで主プラットフォーム210から押し出されると、図2(c)に示す如く、アクチュエータ250をそれぞれ伸長させて副プラットフォーム220の欠損部222から補助プラットフォーム230を機体10に向けて前方向に押し出す。この場合、補助プラットフォーム230を設けたことによって、プラットフォーム200を上昇させて作業する際のスペースを更に広く確保することができる。
また本形態にあっては、補助プラットフォーム230を設けるに際し、手動ではなく、補助プラットフォーム230と副プラットフォーム220との相互間に、補助プラットフォーム230の収納及び引き出しを可能にするアクチュエータ250を設けたことにより、補助プラットフォーム230の出し入れが容易になるため、プラットフォーム形成時の作業性を向上させることができる。
ところで、補助プラットフォーム230の出し入れは、アクチュエータを使用する以外にも、以下の説明の如くの構成を採用することができる。図7(a),(b)はそれぞれ、補助プラットフォーム230を出し入れするための他の形態であって、プラットフォーム200が架台123に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態及び、主プラットフォーム210から前方向に引き出した副プラットフォーム220から更に補助プラットフォーム230を前方向に引き出した状態を示す上面図である。
本形態では、補助プラットフォーム230は、副プラットフォーム220との相互間に、補助プラットフォーム230を副プラットフォーム220から自動的に引き出すための付勢力発生要素260を備える。付勢力発生要素260は、補助プラットフォーム230及び副プラットフォーム220に対して揺動自在に軸支され補助プラットフォーム230を前方向に付勢して副プラットフォーム220の欠損部222から押し出すガスダンパであるが、例えば、金属ばね等であってもよい。また補助プラットフォーム230は、主プラットフォーム210との相互間に、副プラットフォーム220の収納動作に連動して該副プラットフォーム220に当該補助プラットフォーム230を収納する連動収納手段270を備える。この連動収納手段270には、2つのリンク材を揺動自在に繋ぎ、それら端部それぞれを補助プラットフォーム230と、主プラットフォーム210とに繋いでなるリンク機構やカム機構などがあるが、本形態ではカム機構を採用している。
カム機構270は、補助プラットフォーム230で揺動するレバー等からなる従節271と、このレバー271の先端に設けたカムローラ272と、主プラットフォーム210に設けられ副プラットフォーム220の収納動作に伴いレバー271のカムローラ272を補助プラットフォーム230が副プラットフォーム220内に収納される向きにスライドさせる案内部273とからなる。なお案内部273は、直線状のカム面を有するブロックであるが、レール等であってもよい。またカム機構270は、レバー271を主プラットフォーム210に設け、案内部273を補助プラットフォーム230に設けてもよい。
かかる構成によれば、プラットフォーム200の形成時に副プラットフォーム220をアクチュエータ240の伸長により主プラットフォーム210から押し出せば、ガスダンパ260により補助プラットフォーム230も副プラットフォーム220の引き出し動作に連動して副プラットフォーム220から自動的に押し出されてプラットフォーム200を完成させることができると共に、副プラットフォーム220をアクチュエータ240の収縮により主プラットフォーム210に収納すれば、レバー271のカムローラ272が補助プラットフォーム230を副プラットフォーム220内に収納する向きにブロック273をスライドして補助プラットフォーム230を副プラットフォーム220の収納動作に連動して該副プラットフォーム220に自動的に収納することができるから、プラットフォーム形成時の作業性を向上させることができる。しかも、この場合、補助プラットフォーム230を出し入れするための構造がガスダンパ260及びカム機構270という簡単な構造であるために製造コストを抑えることができ、補助プラットフォーム230を出し入れする動作も外部からのエネルギー供給が不要であるために環境にやさしい。
次に、本発明の第二の形態であるプラットフォーム300を説明する。なお、以下の形態において、第一の形態と同一部分は同一符号をもってその説明を省略する。
図8(a),(b)はそれぞれ、プラットフォーム300が架台123に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態及びその側面図であり、図9は、後述の固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320を左側にスライドさせた状態を示す要部上面図、図10は、左側にスライドさせた主プラットフォーム320から後述の副プラットフォーム330,340及び補助プラットフォーム350を前方に引き出した状態を示す要部上面図である。
プラットフォーム300は、図8に示す如くの1つの独立したユニットであって、固定プラットフォーム310、主プラットフォーム320及び2つの副プラットフォーム330,340及び1つの補助プラットフォーム350からなり、それぞれが個別独立に動作する。
固定プラットフォーム310は、角形をなす平板状であって、その前面に、その両側面に向かって開口される横幅の広いスリット311を備え、その両側面にはそれぞれ、第一の形態と同様、ブラケット312が一体に設けられている。そしてこれらブラケット312にもそれぞれ、上下方向に2つのローラ313が取り付けられており、これらローラ313は更に箱型荷台140の前方両側面から上部に延びる2つの誘導レール142それぞれに取り付けられている。これにより、誘導レール142は箱型荷台140が上昇し始める際には、プラットフォーム300を図1の領域Aに示す位置に維持したまま箱型荷台140を上昇させるが、箱型荷台140の床面の高さが主プラットフォームの床面高さと一致した時点で、プラットフォーム300は、箱型荷台140と一体に上昇する。
また固定プラットフォーム310は、スリット311の前方下部に、前方に突き出た張り出し部314を備える。この張り出し部314は、その先端314tにローラ315を備え、このローラ315で後述する主プラットフォーム320の主部321を支持する。なお、張り出し部314は、固定プラットフォーム310の軽量化から骨組みだけの構造であってもよい。またスリット311の内部には、誘導レール316が設けられ、この誘導レール316によって、後述する主プラットフォーム320の突出部322に設けたローラ324を支持する。これにより、固定プラットフォーム310は、主プラットフォーム320をスリット311に沿ってスライド可能に支持する。
主プラットフォーム320は、図8に示す如く、固定プラットフォーム310の横幅W1よりも広い横幅W2を有する主部321と、この主部321の後部に繋がり固定プラットフォーム310のスリット311の横幅Wsよりも狭い横幅W3を有して該スリット311に挿入される突出部322からなる。また主部321と突出部322との間には、段差323が形成されており、この段差323によって、主プラットフォーム320(主部321)の床面321fは、図8(b)に示す如く、固定プラットフォーム310の床面310fと一致して平坦な床面を形成する。
更に固定プラットフォーム310と主プラットフォーム320の突出部322との相互間には、図8(a)に示す如く、油圧又は電制アクチュエータ360が設けられ、このアクチュエータ360の伸縮によって、主プラットフォーム320は、固定プラットフォーム310の横幅方向に沿ってスライドする。
また主プラットフォーム320は、図8,9,10に示す如く、その前面320tに開口され横幅の異なる2つの通路を備え、その先端付近には、傾斜の緩やかな傾斜部320Iが形成されている。これにより、各通路にそれぞれ第一の副プラットフォーム330及び第二の副プラットフォーム340を挿入すると、主プラットフォーム320の床面321fは、傾斜部320Iを介して副プラットフォーム330の床面330fと段差無く繋がると共に、傾斜部320Iを介して副プラットフォーム340の床面340fとも段差無く繋がる。
副プラットフォーム330は、図10の破線に示す如く、後部が突出したほぼ矩形の平板状であって、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム331を備えると共に、その両側面それぞれにローラ332を備え、主プラットフォーム320との相互間には、油圧又は電制アクチュエータ370が設けられている。これにより、副プラットフォーム330は、アクチュエータ370の伸縮によって主プラットフォーム320を前後方向に移動してその先端320tからの引き出し及び収納を可能にする。同様に、副プラットフォーム340も、図10の破線に示す如く、後部が突出したほぼ矩形の平板状であって、その前面に管状の緩衝部材であるプロテクタゴム341を備えると共に、その両側面それぞれにローラ342を備え、主プラットフォーム320との相互間には、油圧又は電制アクチュエータ380が設けられている。これにより、副プラットフォーム340も、アクチュエータ380の伸縮によって主プラットフォーム320を前後方向に移動してその先端320tからの引き出し及び収納を可能にする。
なお本形態では、副プラットフォーム330,340は共に、ローラ332,342のみで前後移動させているが、前記通路それぞれにローラ332,342を介してスライド可能に支持する誘導レールを設ける等の手段を用いてもよい。また本形態では、図10に示す如く、副プラットフォーム330の横幅W4が副プラットフォーム340の横幅W5よりも狭くなっている(W5>W4)が、これらの横幅W4,W5は互いに等しくてもよい。
本形態において、主プラットフォーム320は本来、その先端320tが2つの直角な隅部320eを有する角形をなす平板状であり、副プラットフォーム330は、その先端330tが、主プラットフォーム320の隅部320eに重なり合って収納される直角な隅部330eを有する角形を平板状である。これに対し、副プラットフォーム340も、本来、その先端340tが、主プラットフォーム320の隅部に重なり合って収納される直角な隅部を有する角形を平板状であるが、本形態においては、これら主プラットフォーム320の左側隅部及び副プラットフォーム340の左側隅部が重なり合う部分を斜めに切断して主プラットフォーム320及び副プラットフォーム340にそれぞれ、欠損部325,343を設けている。これにより、副プラットフォーム340は、図8(a)に示す如く、主プラットフォーム320に収納されると、その先端340t及び欠損部343も主プラットフォームの先端320t及び欠損部325に重なり合って収納される。
また本形態も、副プラットフォーム340の収納時においてプラットフォーム300としての先端隅部をなす部分Sを切断して欠損部325,343の先端が互いに整列しているが、副プラットフォーム340の収納時において副プラットフォーム340が主プラットフォーム320から突出してその隅部がプラットフォーム300としての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも副プラットフォーム340に欠損部343を設ければよく、同様に、副プラットフォーム340の収納時において主プラットフォーム320が副プラットフォーム340から突出してその隅部がプラットフォーム300としての先端隅部をなす部分となる場合は、少なくとも主プラットフォーム320に欠損部325を設ければよい。つまり、本発明にあっては、少なくとも副プラットフォーム340の収納時においてプラットフォーム300としての先端隅部をなす隅部、即ち、主プラットフォーム320の左側隅部、副プラットフォーム340の左側隅部、又は、主プラットフォーム320と副プラットフォーム340との重ね合わせよる隅部からなる左側隅部を切断して欠損部とすればよい。なお、欠損部は、用途に応じて、主プラットフォーム320の右側隅部320eと副プラットフォーム330の右側隅部330eとの相互間のみ、又は、欠損部325,343と共に設ければよく、この場合も、少なくとも副プラットフォーム340の収納時においてプラットフォーム300としての先端隅部をなす隅部、即ち、主プラットフォーム320の右側隅部320e、副プラットフォーム330の右側隅部330e、又は、主プラットフォーム320と副プラットフォーム330との重ね合わせよる隅部320e,330eからなる左側隅部を切断して欠損部としてもよい。
補助プラットフォーム350は、図10に示す如く、第一の形態と同様、ほぼ扇形をなす平板状であって、副プラットフォーム340の欠損部343に重なり合って収納される先端350tを有して欠損部343から前方向に引き出すことができる。この場合、補助プラットフォーム350も、その先端350tに管状の緩衝部材であるプロテクタゴム351を有し、図2の如く、副プラットフォーム340及び補助プラットフォーム350との相互間に配したアクチュエータの伸縮によって、又は、副プラットフォーム340及び補助プラットフォーム350との相互間に配したガスダンパ及び主プラットフォーム320及び補助プラットフォーム350との相互間に配したカム機構によって欠損部343からの引き出し及び収納を可能にする。
次に、図8〜13を参照して、本形態の具体的な作用を説明する。
図11は、リフトトラック100を機体10近くに停車させた状態を示す要部上面図である。また図12は、搭載口12に副プラットフォーム330,340及び補助プラットフォーム350を架け渡した状態を示す要部上面図であり、図13は、リフトトラック100からプラットフォーム300を伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図である。
機体10の搭載口12は、主翼11の上部にあって、そのドア13は外向きの左開きである場合、図11に示す如く、リフトトラック100を停車させる際には、エンジン14とのクリアランスC1を1.1メートルとし、プラットフォーム300左先端隅部と主翼11との水平距離C2も1メートル以上確保する必要がある。しかして、この場合、その右隣に他の車両400が停車しているため、リフトトラック100は、この図に示す如く、機体10に対してほぼ垂直に停車する必要がある。
そこで、本発明に係るリフトトラック100は、以下の手順を踏んで箱型荷台140と搭載口12との間に、機体10に対してほぼ垂直に接合する通路を形成する。
本形態では、先ず、図11に示す如く、機体10の搭載口12の位置に付近まで接近して停車したのち、油圧ジャッキ122を降ろしてトラック100を安定化させる。次いで、リンク機構130によって箱型荷台140を、その床面高さが搭載口12の床面高さと一致するまで上昇させる。この場合、主プラットフォーム320及び副プラットフォーム340にそれぞれ欠損部325,343を設けたことにより、第一の形態と同様、プラットフォームの先端が2つの直角な隅部を有する角形である従来のプラットフォームに比べて、主翼11とプラットフォーム300の先端との間の位置決めやプラットフォーム昇降時の微調整等の作業によって生じる作業者にかかる負担が軽減される。このため、かかる構成によれば、プラットフォーム300を昇降させる際の作業性を向上させることができ、副プラットフォーム330,340の伸長量も最小限に抑えることができる。
次に、リンク機構130によって箱型荷台140の床面高さが搭載口12の床面高さと一致するまで上昇すると、リンク機構130を停止させた後、箱型荷台140を荷台フレーム160に沿って前方にスライドさせる(図5参照。)。そして、図9に示す如く、アクチュエータ360を伸長させて固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320を左側(図面上では上側。)にスライドさせる。この場合、固定プラットフォーム310の前面にその両側面に向かって開口されたスリット311を設け、このスリット311よりも横幅が狭い主プラットフォーム320の突出部322を挿入し、この主プラットフォームの残部(主部321)を固定プラットフォーム310の前面の下部に設けた平板状の張り出し部314で支持するため、主プラットフォーム320の床面321fの横幅W2を固定プラットフォーム310の横幅W1と同等若しくはそれよりも広く確保しても固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320をスライドさせることができる。この場合、固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320をスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。加えてかかる構成によれば、主プラットフォーム320の突出部322の横幅W3が固定プラットフォーム310のスリット311の横幅Wsよりも狭いため、結果として、主プラットフォーム320のスライド量が増加するから、主プラットフォーム320の床面321fの横幅W2を固定プラットフォーム310の横幅W1と同等若しくはそれよりも広く確保しても、必要とされる主プラットフォーム320のスライド量を確保することができる。
その後、図10に示す如く、アクチュエータ370,380をそれぞれ伸長させて主プラットフォーム320から副プラットフォーム330,340を機体10に向けて前方(図面上では右側。)に押し出す。この場合、副プラットフォーム340は、図12に示す如く、アクチュエータ380を用いて、プロテクタゴム341が機体10に接触しない位置に位置決めされ、欠損部343から補助プラットフォーム350が押し出される。そして副プラットフォーム330は、機体ドア13が搭載口12を外向きに左開きするため、アクチュエータ370を用いて、プロテクタゴム331が機体ドア13とラップしない位置に位置決めされる。
この場合、主プラットフォーム320に副プラットフォーム330,340を設けたことにより、航空機の主翼上にある搭載口12など、目標位置が奥まった場所にあっても、プラットフォーム300を目標位置にセッティングすることができ、副プラットフォーム330,340の分だけ、作業スペースも更に広く確保できる。加えて、かかる構成によれば、副プラットフォーム330の先端と機体ドア13との干渉を防止するための主プラットフォーム320のスライド操作を最小限に抑えることができるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。しかも、この場合、2つの副プラットフォーム330,340を主プラットフォーム320から別個に出し入れできるため、副プラットフォーム330の先端と機体ドア13等との干渉を防止することができる。
なお、本形態では、図13に示す如く、副プラットフォーム340と搭載口12との相互間には、着脱可能な補助板390を架け渡しているが、補助板390を用いることなく作業を行っても良い。
ところで、本形態では、プラットフォーム300を搭載口12に架け渡すため、主プラットフォーム320を、アクチュエータ360によって、図12に示す如く、副プラットフォーム340の中心軸O1が搭載口12の中心軸Oとほぼ一致する位置に位置決めする。このように、主翼11がある等して主プラットフォーム320をスライドさせにくい側に副プラットフォーム340を配置すれば、副プラットフォーム340の中心軸O1は、搭載口12の中心軸Oから最短の位置にある。従って副プラットフォーム340の横幅W5が副プラットフォーム330の横幅W4よりも狭い場合、主プラットフォーム320をスライドさせにくい状態においても、副プラットフォーム240の中心軸O1を搭載口12の中心軸Oの方向にスライドさせればよく、その結果、主プラットフォーム320のスライド量が最小限に抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
図14は、主翼11等の障害物がない搭載口15に副プラットフォーム330,340及び補助プラットフォーム350を架け渡した状態を示す要部上面図である。この場合、搭載口15のドア16は外向きの右開きであるため、主プラットフォーム320を左側にスライドさせて、副プラットフォーム340を搭載口15に整列させてもよいが、本形態のプラットフォーム300によれば、作業スペースができる限り均等なるよう、以下の操作を行う。
先ずリフトトラックを用いて作業を行う際は通常、車軸Ovを搭載口15の中心軸Oに合せて進入させるとプラットフォーム300を搭載口15に装着させやすいが、副プラットフォーム330の横幅が副プラットフォーム340よりも広ければ、車軸Ovを搭載口15の中心軸Oに合せて進入させた場合、副プラットフォーム330の中心軸O2は搭載口15の中心軸Oから最短の位置にある。従って副プラットフォーム340の横幅W5が副プラットフォーム330の横幅W4よりも狭い場合、主プラットフォーム320を自由にスライドさせることができる状態においても、副プラットフォーム330の中心軸O2を搭載口15の中心軸Oの方向にスライドさせればよく、その結果、主プラットフォーム320のスライド量が最小限に抑えられるため、高所への荷物等の搭載や整備などの作業時間が短縮されて作業能率が向上する。
また第二の形態はその変形例として、固定プラットフォーム310にスリット311を設けることなく、張り出し部314のみで主プラットフォーム320を横幅に沿ってスライド可能に支持してもよい。
図15は、上記思想を具体化した第三の形態であって、主プラットフォーム320を固定プラットフォーム310に対して左側にスライドさせると共に主プラットフォーム320から副プラットフォーム330,340及び補助プラットフォーム350を前方に引き出した状態を示す要部上面図である。なお、本形態において、図1〜14と同一の部分は、同一符号をもって、その説明を省略する。
本形態では、固定プラットフォーム310の前面310tに、スリット211代えて、誘導レール316を設ける一方、主プラットフォーム320の後面には、突出部322を設けることなく、主部321の後面に複数のローラ324を直接設けている。即ち、本形態において、固定プラットフォーム310は、張り出し部314の先端314tに設けたローラ315で主プラットフォーム320の主部321を支持すると共に、誘導レール316によって、主プラットフォーム320の主部321に設けたローラ324を支持する。これにより、固定プラットフォーム310は、主プラットフォーム320をその横幅に沿ってスライド可能に支持する。
この場合も、プラットフォーム310,320の相互間を張り出し部314上に配したアクチュエータ360で連結し、固定プラットフォーム310の前面310tの下部に張り出し部314を設けると共に、この張り出し部314で、固定プラットフォーム310の床面310fと一致する床面321fを備えた主プラットフォーム320を支持するため、主プラットフォーム320の床面321fを固定プラットフォーム310の横幅と同等若しくはそれよりも広く確保しても固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320をスライドさせることができる。従って本形態においても、固定プラットフォーム310に対して主プラットフォーム320をスライドさせる機能を維持しつつ、作業スペースを広く確保することができる。なお、誘導レール316とローラ324とは、固定プラットフォームの前面310tにローラを設け、主プラットフォーム320の主部後面にローラを支持する誘導レールを設けてもよい。
上述したところは、本発明の一形態を例示したに過ぎず、種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記形態では、作業台を機内食を搭載する箱型荷台としたが、機体の整備等に用いる平板状の作業台としてもよい。
またプラットフォームは、上記形態の如く、複数のプラットフォームが互いにスライドするものに限らず、箱型荷台140に対して直接スライドするもの、又は、箱型荷台140に直接固定してスライドしないものであってもよい。こうした場合も、上記各形態と同様、プラットフォームとしての先端隅部をなす部分の少なくとも一方を切断して欠損部を設ければよく、この欠損部に、補助プラットフォームを設けてもよい。なお、補助プラットフォームも、上記各形態と同様、その引き出し及び収納動作は手動に限らず、プラットフォームとの相互間に設けたアクチュエータによって引き出し及び収納動作を行ってもよい。また、欠損部の形状も、上述した形態の如く、プラットフォームの先端隅部を斜めに切断した直線形状に限らず、先端隅部が邪魔にならない形状であれば、曲線形状であってもよい。
本発明の一形態であって、空港などで使用され、航空機内に機内食等を搭載する箱型荷台を有するリフトトラックを示す側面図である。 (a)〜(c)はそれぞれ、プラットフォームが架台に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態、後述の主プラットフォームから後述の副プラットフォームを前方向に引き出した状態及び、副プラットフォームから後述の補助プラットフォームを前方向に引き出した状態を示す上面図である。 (a),(b)はそれぞれ、主プラットフォーム及び副プラットフォームの先端構造を説明する要部上面図である。 同形態において、リフトトラックを機体近くに停車させた状態を示す要部上面図である。 同形態において、リフトトラックを機体及び主翼と共に示す側面図である。 同形態において、リフトトラックからプラットフォームを伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図である。 (a),(b)はそれぞれ、補助プラットフォームを出し入れするための他の形態であって、プラットフォームが架台に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態及び、主プラットフォームから前方向に引き出した副プラットフォームから更に補助プラットフォーム230を前方向に引き出した状態を示す上面図である。 (a),(b)はそれぞれ、本発明の第二の形態であるプラットフォームが架台に載置されて各プラットフォームが収納された中立位置にある状態及びその側面図である。 同形態において、固定プラットフォームに対して主プラットフォームを左側にスライドさせた状態を示す要部上面図である。 同形態において、左側にスライドさせた主プラットフォームから副プラットフォーム及び補助プラットフォームを前方に引き出した状態を示す要部上面図である。 同形態において、リフトトラックを機体近くに停車させた状態を示す要部上面図である。 同形態において、搭載口に副プラットフォーム及び補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である。 同形態において、リフトトラックからプラットフォームを伸ばして荷物等を搭載する作業状態を示す要部上面図である。 同形態において、主翼等の障害物がない搭載口に副プラットフォーム及び補助プラットフォームを架け渡した状態を示す要部上面図である 本発明の第三の形態であって、主プラットフォームを固定プラットフォームに対して左側にスライドさせると共に主プラットフォーム320から副プラットフォーム及び補助プラットフォームを前方に引き出した状態を示す要部上面図である
符号の説明
10 機体
11 主翼
12 搭載口
13 ドア
14 エンジン
100 リフトトラック
110 運転台
120 車台
121 車台フレーム
130 パンタグラフ式リンク機構
131 アウタサイドリンク
132 インサイドリンク
140 箱型荷台
160 荷台フレーム
200 プラットフォーム
210 主プラットフォーム
211 先端
212 欠損部
220 副プラットフォーム
221 先端
222 欠損部
230 補助プラットフォーム
250 アクチュエータ
260 ガスダンパ
270 カム機構
271 レバー(従節)
272 カムローラ
273 ブロック(案内部)

Claims (6)

  1. 運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、この作業台の前面から張り出したプラットフォームとを備える高所作業車において、
    前記プラットフォームは、その先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状であって、これら隅部の少なくとも一方斜めに切断されて欠損部としてなると共に、当該欠損部に重なり合って収納される先端を有する平板状の補助プラットフォームを前記プラットフォームに設け、欠損部からのプラットフォームに沿った引き出し及び収納を可能にしたことを特徴とする高所作業車のプラットフォーム。
  2. 前記補助プラットフォームと前記プラットフォームとの相互間に、補助プラットフォームの収納及び引き出しを可能にするアクチュエータを設けてなることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  3. 運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、この作業台の前面から張り出したプラットフォームとを備える高所作業車において、
    前記プラットフォームは、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の副プラットフォームとを備え、副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす2つの隅部のうちの少なくとも一方が斜めに切断されて欠損部としてなると共に、当該欠損部に重なり合って収納される先端を有する平板状の補助プラットフォームを副プラットフォームに設け、欠損部からの副プラットフォームに沿った引き出し及び収納を可能にしたことを特徴とする高所作業車のプラットフォーム。
  4. 運転台を前方に有する自走可能な車台と、この車台に対して昇降可能に設けられた作業台と、この作業台の前面から張り出したプラットフォームとを備える高所作業車において、
    前記プラットフォームは、先端が2つの隅部を有する角形をなす平板状の主プラットフォームと、この主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第1の副プラットフォームと、前記主プラットフォームに対して前方向に引き出し可能に収納され先端に2つの隅部を有する角形をなす平板状の第2の副プラットフォームとを備え、少なくとも副プラットフォームの収納時において前記プラットフォームとしての先端隅部をなす2つの隅部のうちの少なくとも一方斜めに切断されて欠損部としてなると共に、当該欠損部に重なり合って収納される先端を有する平板状の補助プラットフォームを欠損部が設けられた副プラットフォームに設け、欠損部からの副プラットフォームに沿った引き出し及び収納を可能にしたことを特徴とする高所作業車のプラットフォーム。
  5. 前記補助プラットフォームと前記副プラットフォームとの相互間に、補助プラットフォームの収納及び引き出しを可能にするアクチュエータを設けてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の高所作業車のプラットフォーム。
  6. 前記補助プラットフォームは、前記副プラットフォームとの相互間に当該補助プラットフォームを前方向に付勢して該副プラットフォームから押し出す付勢力発生要素を備えると共に、
    前記主プラットフォームとの相互間に、前記副プラットフォームの収納動作に連動して該副プラットフォームに当該補助プラットフォームを収納する連動収納手段を備えることを特徴とする請求項又はに記載の高所作業車のプラットフォーム。
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