JP2012032054A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012032054A
JP2012032054A JP2010170658A JP2010170658A JP2012032054A JP 2012032054 A JP2012032054 A JP 2012032054A JP 2010170658 A JP2010170658 A JP 2010170658A JP 2010170658 A JP2010170658 A JP 2010170658A JP 2012032054 A JP2012032054 A JP 2012032054A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
air
vertical flap
plate
vertical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010170658A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Takazawa
正志 高澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2010170658A priority Critical patent/JP2012032054A/ja
Publication of JP2012032054A publication Critical patent/JP2012032054A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Air-Flow Control Members (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

【課題】垂直フラップを備えた空気調和装置において、左右方向により広い範囲に送風し、かつ、遠くまで送風できるようにする。
【解決手段】室内機12の吹出口13に風向を左右方向に変更する板状の垂直フラップ85を備えた空気調和装置1において、前記垂直フラップ85が、板面78の略全域を吹出風の風圧で変形する柔軟性を有するフラップ板75で形成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、室内機の吹出口に、風向を左右方向に変更する垂直フラップを備えた空気調和装置に関する。
従来、室内機の吹出口に垂直方向に延びる平板状の垂直フラップを複数設け、この垂直フラップを左右方向に傾斜させることで、吹出口から吹き出される空気の角度を左右方向に変更する空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−253136号公報
ところで、空気調和装置では、部屋をより均一に空調したい場合等において、空気を左右方向に大きく広げて送風したいという要望がある。しかし、上記従来の構成では、平板状の上記垂直フラップを左右方向に傾けて風向きを変更するため、空気が垂直フラップの近傍を通過する際に通風抵抗が生じる。通風抵抗は、特に、垂直フラップを大きく傾斜させるほど大きくなるため、左右方向により広い範囲に送風し、かつ、遠くまで送風することは困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、垂直フラップを備えた空気調和装置において、左右方向により広い範囲に送風し、かつ、遠くまで送風できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、室内機の吹出口に風向を左右方向に変更する板状の垂直フラップを備えた空気調和装置において、前記垂直フラップが、板面略全域を吹出風の風圧で変形する柔軟性を有する柔軟部で形成されていることを特徴とする。
また、上記構成において、前記垂直フラップは、上下に延びる回動軸を中心に左右に回動可能であり、前記柔軟部は、前記垂直フラップが左右に回動した状態において吹出風の風圧で変形する構成としても良い。
また、前記垂直フラップは、一端に前記回動軸を有し、他端に設けられた連結部を介して左右に回動操作され、前記柔軟部は、前記回動軸と前記連結部との間の略全域に設けられていても良い。
さらに、前記連結部は前記回動軸と略平行に延びる連結軸により構成され、該連結軸と前記回動軸との間に前記柔軟部が掛け渡されていても良い。
また、前記垂直フラップは、左右にスライドするスライド部材に複数枚が連結され、前記スライド部材のスライドに連動して回動する構成としても良い。
また、幅方向に広く送風する旨の指示を受けた場合に、前記垂直フラップを幅方向の外側に傾斜させるとともに、前記室内機の送風ファンの風量を増加させる制御部を備えても良い。
本発明によれば、垂直フラップを備えた空気調和装置において、左右方向により広い範囲に送風でき、かつ、遠くまで送風できる。
本発明を適用した第1の実施の形態に係る空気調和装置の室内機の断面図である。 室内機の分解斜視図である。 室内機を下方から見た斜視図である。 垂直フラップの1枚の近傍の構成を示す斜視図である。 垂直フラップが前方に送風する状態を示す模式的な平面図である。 垂直フラップが左右に送風する状態を示す模式的な平面図である。 第2の実施の形態における垂直フラップの1枚の近傍の構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態における垂直フラップの1枚の近傍の構成を示す斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明を適用した第1の実施の形態に係る空気調和装置の室内機の断面図であり、図2は室内機の分解斜視図である。図3は、室内機を下方から見た斜視図である。
空気調和装置1は、空調される室内の壁Wに取り付けられる壁掛け型の室内機12と、室内機12に冷媒配管を介して接続される室外機(不図示)とを有している。
図1及び図2に示すように、室内機12は、断面略C字状に形成されたフィンアンドチューブ型の室内熱交換器29をフレーム3に配設し、この室内熱交換器29の内側に送風ファン31を配置して構成され、室内熱交換器29にはグリル10が被せられる。フレーム3は樹脂成形により断面略L字状に形成された部材であり、室内熱交換器29から流下するドレン水を受けるドレンパン34、及び、送風ファン31を収容するスクロール部32を備え、フレーム3の背面には、据付板50の係止爪51を受ける凹部が形成されている。このフレーム3及びグリル10によって室内機12の筐体が構成される。
フレーム3と据付板50、及び、フレーム3とグリル10とは互いにビスにより連結され、ビス止め作業を行うためのサービスホール15がグリル10の下面に開口している。サービスホール15は、通常使用時においてはキャップ14により塞がれている。
送風ファン31はいわゆるクロスフローファンで構成され、フレーム3に設けられた舌部48とスクロール部32との間に収められ、円筒状に延びる送風ファン31の両端が、ベアリング43を有する軸受け部44と、軸受け部45とを介してフレーム3により支持される。
送風ファン31の一端にはファンモーター46が連結され、ファンモーター46が、軸受け47を介してフレーム3に取り付けられている。より詳細に説明すると、送風ファン31の一端には、ファンモーター46の出力軸が挿入される穴41が設けられ、この穴41に挿入されたファンモーター46の出力軸は、送風ファン31の側面から螺入されるセットスクリュー42によって、送風ファン31に固定される。また、ファンモーター46の側方には、制御部58等を収容する電装ボックス55が配置される。
フレーム3の背面側の下部には、冷媒配管やドレン管を収容するための長手形状の空間である配管収容部33が形成され、配管収容部33内の上記配管を押さえ込む配管押え52、53が取り付けられる。
グリル10には、上面吸込口11A及び前面吸込口11Bが室内機12の幅方向に延びて開口し、前面吸込口11Bを覆うように前面パネル16が取り付けられる。
図1及び図3に示すように、室内機12の下面には、前面パネル16の下縁に連続し壁W側に向けて下方に傾斜する吹き出し面35と、吹き出し面35から壁W側に略水平に延びる下端面37とが形成されている。吹き出し面35には、送風ファン31からの送風を吹き出す吹出口13が設けられており、吹出口13は、板状のフラップ60、60によって開閉自在に塞がれている。なお、図3においては理解の便宜のためにフラップ60の図示を省略している。
送風ファン31は、上面吸込口11A及び前面吸込口11Bから室内熱交換器29を介して室内空気を吸い込み、室内熱交換器29において熱交換された空気を、吹出口13から被調和室内に吹き出す。送風ファン31と吹出口13との間には送風ファン31からの送風を吹出口13に導くガイド室36が設けられている。ガイド室36の上面は、室内機12の前面側の下方に向かって傾斜したドレンパン34の下部によって形成され、ガイド室36の下部は、室内機12の前面側の下方に向かって傾斜したスクロール部32の下部によって形成されている。吹出口13から吹き出される空気は、ガイド室36によってガイドされて、室内機12の前面側の斜め前下方に向かって流れる。
また、送風ファン31は、回転数を高、中、低の3段階に切り替え可能に構成されており、回転数が高くなるほど送風ファン31の吐出風量が大きくなる。すなわち、送風ファン31の回転数に応じて、風量の設定が強、中、弱に変更される。
フラップ60、60は、吹出口13から吹き出される送風の風向きを上下に変更する2枚の横羽根である。各フラップ60は、室内機12の幅方向に延びる板状に形成されるとともに、フラップ60の長手方向に延びるフラップ軸61を有している。各フラップ60は、フラップ軸61を中心として上下に回動する。2枚のフラップ60、60は、室内機12のフラップ駆動モーター63によって連動して駆動され、互いに略平行な位置関係を保つようにして吹出口13を開閉するとともに、吹出口13から吹き出される風向きを上下方向において変更する。
また、スクロール部32の出口側には、風向きを左右方向に変更する縦羽根としての垂直フラップ85が複数並べて配置されている。垂直フラップ85は、複数枚(本実施形態では8枚)が一組となって左右に分割して設けられ、吹出口13の幅方向において中央よりも左側に設けられる左側フラップ71と、中央よりも右側に設けられる右側フラップ72とを有している。左側フラップ71及び右側フラップ72の各々は、上下に設けられるスライド板73A、73B(スライド部材)によって一組に連結され、フラップ60、60よりも上流側に配置されている。垂直フラップ85は、スライド板73A、73Bを介して垂直フラップ駆動モーター(不図示)に連結され、この垂直フラップ駆動モーターの動作またはユーザーの手によるスライド板73A、73Bの操作に応じて、左右に向きを変更される。
詳細には、室内機12にはリモートコントローラー(不図示)が設けられており、ユーザーは、このリモートコントローラーの操作によって垂直フラップ85の向きを所望の向きに調整できる。
図4は、垂直フラップ85の一枚の近傍の構成を示す斜視図である。ここで、図4では、右側フラップ72を図示しているが、右側フラップ72及び左側フラップ71は左右対称に形成されているため、左側フラップ71の詳しい説明は省略する。
図1及び図4に示すように、1枚の垂直フラップ体85Aは、柔軟性を有するエラストマーで構成されたフラップ板75と、フラップ板75の一端75Aに設けられた回動軸76と、フラップ板75の他端75Bに設けられた連結軸77(連結部)とを備えて構成されている。右側フラップ72及び左側フラップ71は、8枚の垂直フラップ体85Aがスライド板73A、73Bを介して連結されてそれぞれ構成されている。ここで、エラストマーは樹脂及びゴムのいずれであっても良い。
回動軸76は、吹出口13内において送風ファン31に近い上流側で上下に延在し、上端はフレーム3の舌部48に連結され、下端はスクロール部32に連結され、フラップ板75を、回動軸76を中心として回動可能に支持している。
連結軸77は、回動軸76よりも下流側で回動軸76と略平行に延在し、上端部及び下端部には、スライド板73A、73Bが連結軸77を中心に回動可能に連結されている。連結軸77の上端部及び下端部には、スライド板73Aの下面及びスライド板73Bの上面に当接して連結軸77をスライド板73A、73B間に位置決めするフランジ部77Aがそれぞれ設けられている。
フラップ板75は、矩形の板状に形成され、回動軸76と連結軸77との間に掛け渡されており、垂直フラップ体85Aにおける回動軸76及び連結軸77以外の部分、すなわち垂直フラップ体85Aの板面78の略全域は、柔軟部としてのフラップ板75によって構成されている。
フラップ板75は柔軟性を有するエラストマーで構成されており伸縮自在であるため、フラップ板75が伸びることで回動軸76と連結軸77との間の距離は可変であるとともに、フラップ板75の板面78を押す成分を有する風圧等の外力が作用した場合には、フラップ板75は、この外力によって変形する。また、フラップ板75のエラストマーは、室内機12の冷房運転及び暖房運転における吹出風の温度域内で、柔軟性が維持される特性を有するものが用いられる。
図2及び図4に示すように、スライド板73A、73Bは、互いに平行に設けられ、垂直フラップ体85Aの並びに沿って吹出口13の幅方向(左右方向)に延びる板であり、上下のスライド板73A、73Bの間には、連結軸77を介して各フラップ板75が設けられている。
スライド板73A、73Bは、制御部58により制御される垂直フラップ駆動モーター(不図示)の駆動によって、図4の矢印Mで示すように、回動軸76の軸方向に略直交する左右方向にスライドされ、このスライド動作に伴って各連結軸77が左右に移動し、垂直フラップ体85Aは回動軸76を回動中心として左右に回動する。スライド板73A、73Bは、室内機12の前後方向には移動しないように位置決めされており、左右方向のみに移動する。
図5は、垂直フラップ85が室内機12の前方に送風する状態を示す模式的な平面図である。ここで、図5には、ガイド室36を流れて垂直フラップ85に流入する気流X1の方向、及び、垂直フラップ85を通って吹き出される気流Y1の方向を矢印で示している。また、図5では、スライド板73Aの図示を省略している。
図5に示すように、各垂直フラップ体85Aは、互いに平行に、かつ、略等間隔を開けて吹出口13(図3参照)の幅方向に並べて配置され、各連結軸77がスライド板73A、73Bに連結されている。右側フラップ72及び左側フラップ71の各8枚の垂直フラップ体85Aは、スライド板73A、73Bが左右にスライドされることによって一度に角度を変更されるとともに、略同一の角度にそれぞれ変更される。
気流X1の風向きを左右に変更せずに吹出口13から室内機12の前方に真直ぐ送風する場合は、各垂直フラップ体85Aは気流X1の流れる方向に略平行な角度、すなわち吹出口13の幅方向に略直交する角度に向けられる。
図5に示す状態では、送風ファン31から吹き出された気流X1は、気流X1に略平行なフラップ板75の板面78に沿って垂直フラップ85を通過し、前方に流れる気流Y1となり、その後、フラップ60、60を通って吹き出される。この際、気流X1はフラップ板75に対して略平行に流れるだけであり、送風ファン31の風量の大きさにかかわらず、フラップ板75の板面78は気流X1の風圧によってほとんど変形されない。
図6は、垂直フラップ85が左右に送風する状態を示す模式的な平面図である。ここで、図6(a)は送風ファン31の風量が弱の状態を示し、図6(b)は風量が強の状態を示している。
また、図6(a)及び図6(b)では、ガイド室36を流れて垂直フラップ85に流入する気流X2、X3の方向、及び、垂直フラップ85を通って吹き出される気流Y2、Y3の方向を矢印で示しており、これら矢印の長さは、風量の大きさに対応している。
図6(a)に示すように、スライド板73A、73Bが吹出口13の幅方向の外側にスライドされることで、各垂直フラップ体85Aは各回動軸76を中心に回動されて傾斜させられ、吹出口13の幅方向の外側を指向する。すなわち、右側フラップ72では、各垂直フラップ体85Aは前方の右方向を指向し、左側フラップ71では、各垂直フラップ体85Aは前方の左方向を指向する。
また、各垂直フラップ体85Aが傾斜した状態では回動軸76と連結軸77との距離が増加するため、フラップ板75は伸長した状態にある。
垂直フラップ85が左右の外側に傾斜した状態において送風ファン31の風量が弱の場合、図6(a)に示すように、垂直フラップ85に流入する気流X2は、フラップ板75の板面78に当たり、傾斜した板面78に沿って流れることで送風方向が前方方向から角度Aに変更され、左右の外側方向に吹き出される。この場合、送風ファン31の風量が弱であり、板面78は風圧によってほとんど変形されることなく、平らな板形状を維持している。このため、気流X2は板面78に当たる際に比較的急激に方向を変更されることになり、通風抵抗は大きくなる。
垂直フラップ85が左右の外側に傾斜した状態において送風ファン31の風量が強の場合、図6(b)に示すように、垂直フラップ85に流入する気流X3は、フラップ板75の傾斜した板面78に当たり、板面78は風圧によって凹曲面形状に湾曲する。そして、気流X3は凹曲面形状の板面78に沿って流れることで滑らかに送風方向が変更され、気流Y3として左右の外側方向に吹き出される。この場合、送風方向は、前方方向から角度Bに変更され、この角度Bは角度Aよりも大きい。
詳細には、各垂直フラップ体85Aは、両端の回動軸76及び連結軸77以外の板面78の略全域が、回動軸76と連結軸77との間に掛け渡されたフラップ板75により構成されているため、各垂直フラップ体85Aは略全域が風圧によって滑らかな形状に変形させられる。気流X3は、風圧によって押し退けるようにして板面78を凹曲面形状に変形させ、この凹曲面の形状は、フラップ板75の弾性力と風圧とが釣り合うようにして決まり、気流X3が通り易い形状に自然に調整される。
さらに、フラップ板75は、図6(b)のように凹曲面形状に変形することで、図6(a)に示した変形しない場合に比して、より傾斜角が幅方向の外側に大きくなり、この結果、送風方向は、角度Aよりも大きい角度Bになる。
すなわち、各フラップ板75は、風圧によって凹曲面形状に変形することで、通風抵抗が小さくなるとともに、傾斜角が幅方向の外側に大きくなる。これにより、垂直フラップ85によって幅方向により広い範囲に送風できるとともに、垂直フラップ85で風向きを変更する際の通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。このように、各フラップ板75が凹曲面形状に変形することで、垂直フラップ85での送風の角度変更の大きさが大きくなったとしても通風抵抗が増大しないため、これまで平板状のフラップでは送風できなかった大きい角度まで送風を行うことができる。
また、第1の実施の形態では、右側フラップ72及び左側フラップ71が吹出口13の左右に独立して配置され、左右に独立して風向きを外側に変更できるため、広い範囲に送風することができる。
また、図示は省略しているが、図6(a)の状態で送風ファン31の風量が中の場合、各垂直フラップ体85Aは略全域が風圧によって凹曲面形状に変形させられる。この場合、フラップ板75の変形量は、風量が強の場合よりも小さく、フラップ板75の傾斜角は風量が強の場合よりも小さくなるため、送風方向の角度は、角度Bと角度Aとの間の大きさになる。
制御部58は、幅方向に広く送風する旨の指示を受けた場合に、垂直フラップ駆動モーター(不図示)を駆動して右側フラップ72及び左側フラップ71を幅方向の外側に傾斜させるとともに、送風ファン31の風量を強にする。これにより、右側フラップ72及び左側フラップ71の各フラップ板75は図6(b)のように風圧によって凹曲面形状に変形されるため、幅方向により広い範囲に送風できるとともに、通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。その後、制御部58は、室内の温度が目標値に達したことを検知すると、送風ファン31の風量を低下させるとともに、右側フラップ72及び左側フラップ71の向きを幅方向の内側方向へ戻す。
ここで、幅方向に広く送風する旨の指示は、室内の広い範囲に調和空気を行き渡らせたい場合等に出される指示であり、例えば、室内機12の運転開始時に制御部58が自ら判断して指示しても良く、或いは、ユーザーのリモートコントローラー(不図示)の操作による指示であっても良い。
また、風向きを任意の方向に変更したい場合には、垂直フラップ85の向きを見て調整するのではなく、ユーザーが風を受けながらリモートコントローラーによって垂直フラップ85の向きを変更することで風向きを調整できる。すなわち、風を受けながら風向きを調整することで、曲面状に変形する垂直フラップ85であっても任意の方向に風向きを調整できる。
以上説明したように、本第1の実施の形態によれば、垂直フラップ85の板面78の略全域に設けられた柔軟部としてのフラップ板75が吹出風の風圧で変形し、風圧の状態に応じてその形状が風の流れに沿うように滑らかに凹曲面形状に変形するため、送風の方向は左右にさらに広がるとともに通風抵抗が小さくなる。これにより、垂直フラップ85によって左右方向により広い範囲に送風できるとともに、かつ、遠くまで送風できる。
また、回動軸76を中心に左右に回動した状態の垂直フラップ85のフラップ板75が、風の流れに沿うように滑らかに凹曲面形状に変形するため、より広い範囲に送風できるとともに、垂直フラップ85で風向きを変更する際の通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。
また、一端75Aと他端75Bとの間の略全域に設けられたフラップ板75が、風の流れに沿うように滑らかに凹曲面形状に変形するため、より広い範囲に送風できるとともに、垂直フラップ85で風向きを変更する際の通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。
さらに、一端75Aの回動軸76と他端75Bの連結軸77との間に掛け渡されたフラップ板75が、風の流れに沿うように滑らかに凹曲面形状にするため、より広い範囲に送風できるとともに、垂直フラップ85で風向きを変更する際の通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。
さらにまた、左右にスライドするスライド板73A、73Bに連動させて複数枚の各垂直フラップ体85Aを回動させることができ、風向きを変更できる。
また、制御部58が、幅方向に広く送風する旨の指示を受けた場合に、垂直フラップ85を幅方向の外側に傾斜させるとともに、室内機12の送風ファン31の風量を増加させるため、右側フラップ72及び左側フラップ71の各フラップ板75は、風圧によって凹曲面形状に変形される。このため、幅方向により広い範囲に送風できるとともに、通風抵抗を低減でき、より遠くまで送風することができる。
なお、上記第1の実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明はこれに限定されない。上記実施形態においては、壁掛け型の空気調和装置1の室内機12に本発明を適用した例について説明したが、本発明はこれに限らず、天井埋込型空気調和装置や、天井吊下型空気調和装置等の他の形態の空気調和装置にも適用可能である。
[第2の実施の形態]
以下、図7を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態では、垂直フラップ185を回動させるスライド板173(スライド部材)の構造が第1の実施の形態のスライド板73A、73Bと異なっている。
図7は、第2の実施の形態における垂直フラップ185の1枚の近傍の構成を示す斜視図である。
垂直フラップ185の各垂直フラップ体185Aは、回動軸76、連結軸77、及び、回動軸76と連結軸77との間に掛け渡される柔軟なフラップ板175(柔軟部)をそれぞれ有し、各フラップ板175には、スライド板173が通る開口175Cが形成されている。
スライド板173は、その板面を上下に貫通する筒状の連結筒173Aを有し、連結軸77は、連結筒173Aの内径部に嵌合した状態でスライド板173に連結されている。スライド板173は1本で設けられ、連結軸77の上下の中間部に回動自在に連結されている。スライド板173を左右にスライドさせることで、各垂直フラップ体185Aの方向が変更される。
このように、フラップ板175に開口175Cを設け、開口175Cを通る1本のスライド板173で各垂直フラップ体185Aを連結することで、スライド板173の数量を削減でき、構造を簡単にすることができる。
[第3の実施の形態]
以下、図8を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
第3の実施の形態では、柔軟性を有するフラップ板275(柔軟部)が、枠状のフレーム板200に設けられている点が上記第1の実施の形態と異なっている。
図8は、第3の実施の形態における垂直フラップ285の1枚の近傍の構成を示す斜視図である。
図8に示すように、垂直フラップ285の各垂直フラップ体285Aは、矩形の枠状のフレーム板200と、フレーム板200の開口200Aの全域に掛け渡されたフラップ板275と、各垂直フラップ体285Aの回動中心となる回動軸276と、スライド板73A、73Bに連結される連結軸277とを有している。
回動軸276は、フレーム板200の上縁及び下縁において長手方向の中間部に設けられ、各垂直フラップ体285Aを吹出口13に回動自在に固定する。
連結軸277は、他端75Bに設けられ、フランジ部77Aを介してスライド板73A、73Bに連結されている。このように、枠状のフレーム板200の板面278の略全域にフラップ板275を設けても良く、この場合、フレーム板200は風圧によってほとんど変形されず、フラップ板275は風圧を受けて凹曲面形状に変形するため、送風は幅方向により広い範囲に届くとともに、通風抵抗の低減によって、より遠くまで到達する。
1 空気調和装置
12 室内機
13 吹出口
31 送風ファン
58 制御部
73A、73B、173 スライド板(スライド部材)
75、175、275 フラップ板(柔軟部)
75A 一端
75B 他端
76、276 回動軸
77、277 連結軸(連結部)
78、278 板面
85、185、285 垂直フラップ

Claims (6)

  1. 室内機の吹出口に風向を左右方向に変更する板状の垂直フラップを備えた空気調和装置において、
    前記垂直フラップが、板面略全域を吹出風の風圧で変形する柔軟性を有する柔軟部で形成されていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 前記垂直フラップは、上下に延びる回動軸を中心に左右に回動可能であり、前記柔軟部は、前記垂直フラップが左右に回動した状態において吹出風の風圧で変形することを特徴とする請求項1記載の空気調和装置。
  3. 前記垂直フラップは、一端に前記回動軸を有し、他端に設けられた連結部を介して左右に回動操作され、
    前記柔軟部は、前記回動軸と前記連結部との間の略全域に設けられていることを特徴とする請求項2記載の空気調和装置。
  4. 前記連結部は前記回動軸と略平行に延びる連結軸により構成され、該連結軸と前記回動軸との間に前記柔軟部が掛け渡されていることを特徴とする請求項3記載の空気調和装置。
  5. 前記垂直フラップは、左右にスライドするスライド部材に複数枚が連結され、前記スライド部材のスライドに連動して回動することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の空気調和装置。
  6. 幅方向に広く送風する旨の指示を受けた場合に、前記垂直フラップを幅方向の外側に傾斜させるとともに、前記室内機の送風ファンの風量を増加させる制御部を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の空気調和装置。
JP2010170658A 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置 Pending JP2012032054A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170658A JP2012032054A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010170658A JP2012032054A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012032054A true JP2012032054A (ja) 2012-02-16

Family

ID=45845686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010170658A Pending JP2012032054A (ja) 2010-07-29 2010-07-29 空気調和装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012032054A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020706A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Panasonic Corp 空気調和機
CN104110808A (zh) * 2013-07-29 2014-10-22 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN104110810A (zh) * 2013-07-29 2014-10-22 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
JP2016206689A (ja) * 2016-08-31 2016-12-08 デクセリアルズ株式会社 無機偏光板
CN104110811B (zh) * 2013-07-29 2017-02-08 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN107355873A (zh) * 2017-08-21 2017-11-17 广东美的制冷设备有限公司 空调器和散风部件
CN109595778A (zh) * 2018-12-29 2019-04-09 广东美的暖通设备有限公司 出风面板和空调器

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014020706A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Panasonic Corp 空気調和機
CN104110808A (zh) * 2013-07-29 2014-10-22 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN104110810A (zh) * 2013-07-29 2014-10-22 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN104110808B (zh) * 2013-07-29 2017-01-11 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN104110811B (zh) * 2013-07-29 2017-02-08 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
CN104110810B (zh) * 2013-07-29 2017-05-10 广东美的制冷设备有限公司 空调器及其导风装置
JP2016206689A (ja) * 2016-08-31 2016-12-08 デクセリアルズ株式会社 無機偏光板
CN107355873A (zh) * 2017-08-21 2017-11-17 广东美的制冷设备有限公司 空调器和散风部件
CN107355873B (zh) * 2017-08-21 2024-01-23 广东美的制冷设备有限公司 空调器和散风部件
CN109595778A (zh) * 2018-12-29 2019-04-09 广东美的暖通设备有限公司 出风面板和空调器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100809784B1 (ko) 횡류팬을 포함하는 공기 조화기
JP2012032054A (ja) 空気調和装置
WO2014104273A1 (ja) 空気調和機
CN106765540B (zh) 空调室内机
KR20190053334A (ko) 공기조화기
JP6089564B2 (ja) 空気調和機
WO2010119672A1 (ja) 空気調和装置の室内機
KR102362390B1 (ko) 공기조화기
WO2013035218A1 (ja) 空気調和機
JP2017161185A (ja) 空気調和機
JP2017116146A (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP4562508B2 (ja) 空気調和機
JP6934610B2 (ja) 空気調和機
JP2003343874A (ja) 床置き形空気調和機
JP6032413B2 (ja) 空気調和機
KR102332307B1 (ko) 공기 조화기 실내기, 공기 조화기 및 공기 조화기의 제어 방법
WO2012172727A1 (ja) 空気調和機
JP6233398B2 (ja) 空気調和装置の室内ユニット
JP2008151477A (ja) 床置型空気調和機
JP2003343872A (ja) 床置き形空気調和機
JP2014070776A (ja) 空気調和機
JP6020810B2 (ja) 空気調和機
JP6020809B2 (ja) 空気調和機
JP2014031895A (ja) 空気調和機
CN212618687U (zh) 空调室内机和空调器