JP2012026561A - 車両用駆動装置の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態でシフトレンジ切換が不能とされた場合であっても、車両の駆動力発生を抑制しつつエンジン始動が可能な車両用駆動装置の制御装置を提供する。
【解決手段】DレンジまたはRレンジが成立している状態でシフトレンジ切換不能とされた場合には、自動変速機18の全油圧式摩擦係合装置を解放させることで自動変速機18の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段116と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。
【選択図】図7
【解決手段】DレンジまたはRレンジが成立している状態でシフトレンジ切換不能とされた場合には、自動変速機18の全油圧式摩擦係合装置を解放させることで自動変速機18の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段116と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。
【選択図】図7
Description
本発明は、シフト操作に応答して出力される電気的指令に基づいてシフトレンジをアクチュエータを用いて切り換えるシフトレンジ切換装置を備える、シフトバイワイヤ方式のシフト装置が採用された車両用駆動装置の制御装置に関するものである。
エンジンと、そのエンジンに連結された動力伝達装置と、シフト操作に応答して出力される電気的指令に基づいてシフトレンジをアクチュエータを用いて切り換えるシフトレンジ切換装置とを備え、動力伝達を遮断するシフトレンジが成立させられていない場合には前記エンジンの始動を許可しない駆動装置(推進装置)の制御装置が知られている。例えば、特許文献1および2に記載されたものである。
特許文献1の制御装置は、エンジン停止中においてシフトレンジの切り換えが一定時間以上終了しない場合には、そのシフトレンジの切り換えを中止するように構成されている。これにより、シフトレンジを切り換える際に作動させられる前記アクチュエータに過度の負担がかかることを抑制することができるとされている。
また、特許文献2の制御装置は、シフトレンジを検出するシフトレンジ検出装置の異常時には、シフトレンジを切り換える際に作動させられる前記アクチュエータの作動量に基づいてシフトレンジを判定するように構成されている。これにより、シフトレンジ検出装置の異常時であってもエンジンの始動を許可するシフトレンジか否かを判定することができるとされている。
ところで、上記従来の制御装置が適用された車両用駆動装置の制御装置においては、車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態において、例えば、シフトレンジを切り換える際に作動させられる前記アクチュエータが固着等により作動不能となったり、或いはそのアクチュエータの制御部が断線等により制御不能となることで、車両のシフトレンジの切り換えが不能とされた場合には、エンジンの始動ができなくなるという問題があった。
これに対し、シフトレンジの切り換えが不能とされた場合であっても、例えば緊急時などにはエンジンを始動させる場合が考えられる。そのとき、例えばDレンジやRレンジ等のように動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態のままでエンジンが始動されると、それに伴って車両に駆動力が生じる可能性がある。
本発明は以上の事情を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされた場合であっても、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジンを始動することができる車両用駆動装置の制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するための請求項1にかかる発明の要旨とするところは、(a) エンジンと、そのエンジンと車両の駆動輪との間に設けられた動力伝達装置と、シフト操作に応答して出力される電気的指令に基づいて車両のシフトレンジをアクチュエータを用いて切り換えるシフトレンジ切換装置とを備え、前記車両において動力伝達を遮断するシフトレンジが成立させられていない場合に前記エンジンの始動を許可しない車両用駆動装置の制御装置であって、(b) 前記車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態でそのシフトレンジの切換が不能とされた場合には、その車両の移動が抑制された後に前記エンジンの始動を許可することにある。
また、請求項2にかかる発明の要旨とするところは、請求項1にかかる発明において、手動操作体に機械的に連結され、その手動操作体の操作位置に応じて作動させられて車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制する機械式パーキングブレーキを備えていることにある。
また、請求項3にかかる発明の要旨とするところは、請求項1または2にかかる発明において、前記動力伝達装置の動力伝達を遮断することにより前記車両の移動を抑制することにある。
また、請求項4にかかる発明の要旨とするところは、請求項1乃至3のいずれか1にかかる発明において、電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式ホイールブレーキを備え、その電気式ホイールブレーキを作動させて前記車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制することにある。
また、請求項5にかかる発明の要旨とするところは、請求項1、3、および4のいずれか1にかかる発明において、電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式パーキングブレーキを備え、その電気式パーキングブレーキを作動させて前記車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制することにある。
請求項1にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態でそのシフトレンジの切換が不能とされた場合には、その車両の移動が抑制された後にエンジンの始動が許可されることから、例えばDレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても車両の移動が抑制された状態でエンジンが始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジンを始動することができる。
また、請求項2にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、手動操作体に機械的に連結され、その手動操作体の操作位置に応じて作動させられて車輪に制動トルクを発生させることにより車両の移動を抑制する機械式パーキングブレーキを備えていることから、例えばDレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、機械式パーキングブレーキにより車両の移動が抑制された状態でエンジンが始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジンを始動することができる。
また、請求項3にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、動力伝達装置の動力伝達を遮断することにより車両の移動が抑制されることから、例えばDレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、動力伝達装置の動力伝達が遮断された状態でエンジンが始動させられるので、車両に駆動力を生じさせずにエンジンを始動することができる。
また、請求項4にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式ホイールブレーキを備え、その電気式ホイールブレーキを作動させて車輪に制動トルクを発生させることにより車両の移動を抑制することから、例えばDレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、電気式ホイールブレーキにより車両の移動が抑制された状態でエンジンが始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジンを始動することができる。
また、請求項5にかかる発明の車両用駆動装置の制御装置によれば、電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式パーキングブレーキを備え、その電気式パーキングブレーキを作動させて前記車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制することから、例えばDレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、電気式パーキングブレーキにより車両の移動が抑制された状態でエンジンが始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジンを始動することができる。
以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
図1は、本発明の一実施例の車両用駆動装置10の構成を説明する骨子図である。図1において、車両用駆動装置10は、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)方式の車両に好適に採用されるものであり、内燃機関から構成されるエンジン12と、そのエンジン12のクランク軸に連結されたトルクコンバータ14と、そのトルクコンバータ14と駆動輪16との間に配設されてトルクコンバータ14の出力部材(タービン軸)に連結された自動変速機18とを備えている。上記自動変速機18は、本発明における動力伝達装置に相当するものである。なお、トルクコンバータ14および自動変速機18はそれらの共通の軸心に対して対称的に構成されており、図1においてはその軸心の下半分が省略して図示されている。
トルクコンバータ14は、エンジン12のクランク軸に連結され、そのエンジン12により回転駆動されることによってトルクコンバータ14内の作動油の流動による流体流を発生させるポンプ翼車14pと、自動変速機18の入力軸20に連結され、上記ポンプ翼車14pからの流体流を受けて回転させられるタービン翼車14tと、そのタービン翼車14tからポンプ翼車14pへの流体流中に配設され、一方向クラッチF1によってエンジン12の回転方向すなわち正回転方向の回転可能かつ負回転方向の回転不能に支持されたステータ翼車14sとを備えている。上記入力軸20は、トルクコンバータ14の出力部材(タービン軸)としても機能するものである。
このトルクコンバータ14においては、エンジン12からのトルクによりポンプ翼車14pが回転させられると、このポンプ翼車14pの回転が作動油を介してタービン翼車14tに伝達されて、タービン翼車14tが回転させられる。これにより、エンジン12のトルクが入力軸20に伝達される。なお、トルクコンバータ14では、コンバータ領域においてステータ翼車14sが一方向クラッチF1を介して回転不能に固定されることによりトルク増幅作用が得られ、また、カップリング領域においてステータ翼車14sが自由回転状態とされることにより効率低下が抑制されるようになっている。
自動変速機18は、トルクコンバータ14の出力を変速して出力軸22から出力する装置である。この自動変速機18は、トランスミッションケース24内に収容された第1変速部26および第2変速部28を備えている。上記第1変速部26は、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置30を主体として構成される。そして、上記第2変速部28は、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置32及びダブルピニオン型の第3遊星歯車装置34を主体として構成される。
第1遊星歯車装置30のサンギヤS1は、トランスミッションケース24に連結されて回転不能に固定されている。また、第1遊星歯車装置30のキャリヤCA1は、入力軸20に連結されており、また、第2遊星歯車装置32のサンギヤS2にクラッチC4を介して選択的に連結される。また、第1遊星歯車装置30のリングギヤR1は、第3遊星歯車装置34のサンギヤS3にクラッチC1を介して選択的に連結され、また、第2遊星歯車装置32のサンギヤS2にクラッチC3を介して選択的に連結される。
第2遊星歯車装置32のサンギヤS2は、トランスミッションケース24にブレーキB1を介して選択的に連結されて回転不能に固定される。また、第2遊星歯車装置32および第3遊星歯車装置34のキャリヤCA2は、トランスミッションケース24にブレーキB2を介して選択的に連結されて回転不能に固定され、また、入力軸20にクラッチC2を介して選択的に連結される。また、第2遊星歯車装置32および第3遊星歯車装置34のリングギヤR2は、出力軸22に連結されて回転不能に固定されている。
なお、上記クラッチC1〜C4およびブレーキB1、B2は、油圧シリンダと、その油圧シリンダに供給される油圧に応じて摩擦係合される多板式のクラッチあるいはブレーキとを備える油圧式摩擦係合装置である。これら油圧式摩擦係合装置は、図1に示す変速用油圧制御回路36によりそれぞれ係合または解放させられるようになっている。
この自動変速機18においては、各油圧式摩擦係合装置が図2に示す所定の作動表に従って図1に示す変速用油圧制御回路36によりそれぞれ係合または解放させられることにより、前進8段の変速段(1st〜8th)、後進2段の変速段(Rev1、Rev2)、動力伝達を遮断するパーキング(P)およびニュートラル(N)のいずれか1が成立するようになっている。図2において、「○」は係合状態を、空欄は解放状態をそれぞれ示している。
ここで、変速用油圧制御回路36は、図1に示すシフトレンジ切換装置38によって作動状態が切り換えられるマニュアルバルブ40を備えている。このマニュアルバルブ40は、ライン圧が入力される入力ポート、前進変速段の成立に関与する油圧式摩擦係合装置に油圧を供給する前進変速段用出力ポート、後進変速段の成立に関与する油圧式摩擦係合装置に油圧を供給する後進変速段用出力ポート、および各油圧式摩擦係合装置に供給された油圧を排出するための排出ポート等を有するバルブボデー42を有している。また、マニュアルバルブ40は、上記バルブボデー42内に挿入され、その挿入方向すなわち軸心方向に移動させられることでその移動位置に応じて上記各ポートを開閉するとともに各ポート同士を連通させるスプール弁子44を有している。自動変速機18においては、マニュアルバルブ40のスプール弁子44の移動位置に応じて、前進走行のための前進走行レンジ、後進走行のためのRレンジ(リバースレンジ)、入力軸20と出力軸22との間の動力伝達を遮断するためのNレンジ(ニュートラルレンジ)、入力軸20と出力軸22との間の動力伝達を遮断しつつ出力軸22を回転不能に固定するためのPレンジ(パーキングレンジ)のいずれか1が成立するようになっている。
上記前進走行レンジとしては、全ての前進変速段(1st〜8th)を用いて変速制御を行うDレンジと、最高速側の変速段がそれぞれ第7変速段(7th)乃至第1変速段(1st)に制限された7レンジ乃至1レンジとが設定されている。これらの前進走行レンジが成立させられると、予め設定された変速マップから例えば車速Vおよびアクセル開度Accに基づいて、変速が制限されていない前進変速段の中から変速すべき前進変速段が決定され、その前進変速段が成立するように自動変速機18の各油圧式摩擦係合装置が作動させられる。
また、上記Rレンジが成立させられると、予め設定された変速マップから例えば車速Vおよびアクセル開度Accに基づいて変速すべき後進変速段が決定され、その後進変速段が成立するように自動変速機18の各油圧式摩擦係合装置が作動させられる。
また、上記Nレンジが成立させられると、自動変速機18の各油圧式摩擦係合装置が全て解放されることでその自動変速機18の動力伝達経路が遮断される。
また、上記Pレンジが成立させられると、自動変速機18の各油圧式摩擦係合装置が全て解放されることでその自動変速機18の動力伝達経路が遮断され、且つ図1に示すパーキングロック装置46により出力軸22の回転が機械的にロックされる。上記パーキングロック装置46は、出力軸22と同心に設けられてそれと共に回転可能に設けられたパーキングギヤ48を回転不能に固定することで、出力軸22の回転をロックするものである。
図3は、自動変速機18のシフトレンジを切り換えるために運転者に手動操作されるシフト操作装置50を示す図である。このシフト操作装置50は、例えば車両の運転席の側方等に配設され、図3に示す各操作位置「P」、「R」、「N」、「D」、「M」に手動操作されるシフトレバー52と、このシフトレバー52の操作位置を検出するレバーポジションセンサ54(図6参照)とを備えている。なお、上記操作位置「P(パーキング)」は、自動変速機18のシフトレンジをPレンジへ切り換えるための操作位置である。また、上記操作位置「R(リバース)」は、自動変速機18のシフトレンジをRレンジへ切り換えるための操作位置である。また、上記操作位置「N(ニュートラル)」は、自動変速機18のシフトレンジをNレンジへ切り換えるための操作位置である。また、上記操作位置「D(ドライブ)」は、自動変速機18のシフトレンジをDレンジへ切り換えるための操作位置である。また、上記操作位置「M(マニュアル)」は、自動変速機18のシフトレンジをDレンジおよび7レンジ乃至1レンジのいずれか1へ切り換えるための操作位置である。この操作位置「M」には、シフトレバー52が操作される度にシフトレンジをアップ側(高速側)に切り換えるための操作位置「+」、およびシフトレバー52が操作される度にシフトレンジをダウン側(低速側)に切り換えるための操作位置「−」がそれぞれ隣接して設けられている。
図4は、自動変速機18のシフトレンジを切り換えるシフトレンジ切換装置38と、自動変速機18の出力軸22を回転不能に固定するパーキングロック装置46との構成を示す斜視図である。なお、上記シフトレンジ切換装置38は、シフト操作装置50および後述のシフトレンジ切換制御手段112と共にシフトバイワイヤシステムを構成するものである。
シフトレンジ切換装置38は、図3に示すシフト操作装置50のシフト操作に応答して出力される電気的信号に基づいて作動させられるシフトアクチュエータ56と、そのシフトアクチュエータ56の出力軸に例えば減速装置等を介して連結されたマニュアルシャフト58と、そのマニュアルシャフト58に固設されると共にマニュアルバルブ40のスプール弁子44と係合させられ、各シフトレンジに応じて予め設定されたスプール弁子44の複数の移動位置に対応する複数の回動位置のいずれか1に回動させられる板状のディテントプレート60とを備えて構成されている。上記シフトアクチュエータ56は、例えばスイッチドリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motor:SRモータ)等のステップモータにて構成されている。そして、シフトアクチュエータ56の作動位置すなわちシフトアクチュエータ56のロータの回転角度は、ロータリーエンコーダ62により検出される。
図5は、マニュアルシャフト58の軸心方向から見たディテントプレート60を示す図である。図4および図5に示すように、ディテントプレート60は、一側面から板厚方向へ突設され、スプール弁子44の軸心方向(移動方向)においてそのスプール弁子44と係合するスプール弁子係合ロッド64を備えている。スプール弁子44は、ディテントプレート60がマニュアルシャフト58の軸心まわりに回動させられると、その回動位置に応じて、スプール弁子係合ロッド64によりスプール弁子44の軸心方向へ移動させられる。
また、ディテントプレート60は、その外周端縁部のカム面形状に従って、スプール弁子44を予め設定された複数の移動位置のいずれか1に位置決めする機能を備えている。図5に詳しく示すように、ディテントプレート60の上方に位置する外周端縁部のカム面66には、スプール弁子44をPレンジに対応する移動位置に位置決めするための第1凹部68と、スプール弁子44をRレンジに対応する移動位置に位置決めするための第2凹部70と、スプール弁子44をNレンジに対応する移動位置に位置決めするための第3凹部72と、スプール弁子44を、Dレンジを含む複数の前進走行レンジに対応する移動位置に位置決めするための第4凹部74とが、それぞれ形成されている。そして、上記カム面66には、基端部が固定された板ばね76の先端部に回転可能に支持された係合ローラ78が当接されている。この板ばね76は、カム面66に向けて係合ローラ78を所定の押圧力で付勢している。これにより、基本的には、係合ローラ78が上記各凹部68乃至74のいずれか1に落ち込むことによりディテントプレート52が前記複数の回動位置のいずれか1に位置決めされ、スプール弁子44が各シフトレンジに応じて予め設定された複数の移動位置のいずれか1に位置決めされるようになっている。
前記パーキングロック装置46は、図1に示す自動変速機18の出力軸22に連結されたパーキングギヤ48と、一軸心まわりに回動させられることでパーキングギヤ48に接近および離間可能とされ、パーキングキヤ48に接近させられたときにそのパーキングギヤ48と噛み合う爪部80aを有し、その爪部80aがパーキングギヤ48に噛み合わされることにより出力軸22を回転不能に固定するパーキングロックポール80と、そのパーキングロックポール80に係合するテーパ部材82が挿し通されてそのテーパ部材82を一端部において支持するパーキングロッド84と、テーパ部材82をその小径側へ付勢するスプリング86と備えて構成されている。上記パーキングロッド84の他端部は、ディテントプレート60の下端部に連結されており、テーパ部材82は、ディテントプレート60が回動させられることでそのテーパ部材82の小径側または大径側へ移動させられるようになっている。
図4は、ディテントプレート60がPレンジに対応する回動位置に位置させられている状態を示している。この状態では、マニュアルバルブ40のスプール弁子44がPレンジに対応する移動位置に位置させられ、また、パーキングロックポール80の爪部80aがパーキングギヤ48に噛み合うことで出力軸22の回転が阻止される。この状態から、シフトアクチュエータ56が用いられてマニュアルシャフト58が図4に示す矢印Aの方向に回転させられると、スプール弁子44が矢印Bの方向へ移動させられて他のシフトレンジに対応する移動位置に位置させられ、また、パーキングロッド84の一端部が矢印Cの方向へ移動させられてその一端部の先端部に設けられたテーパ部材82の移動によりパーキングロックポール80が矢印Dの方向へ移動させられる。そして、パーキングロックポール80が矢印Dの方向へ移動させられることで爪部80aがパーキングギヤ48に噛み合わない位置へ回動させられると、出力軸22のロックが解除される。
図6は、車両に設けられた各装置を制御するための制御系統を説明するブロック線図である。図6において、電子制御装置88は、車両用駆動装置10の制御装置としての機能を一部に有するものであって、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されており、CPUがRAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン12の出力制御や始動制御、および自動変速機18の変速制御やシフトレンジ切換制御などを実行する。
電子制御装置88には、車両に設けられた各センサにより検出される各種入力信号が供給される。上記入力信号には、例えば、エンジン始動スイッチ90により検出されるエンジン始動要求操作が為されたことを表す信号、レバーポジションセンサ54により検出されるシフト操作装置50のシフトレバー52のシフト操作位置を表す信号、ロータリーエンコーダ62により検出されるシフトアクチュエータ56の作動位置を表す信号、車速センサ92により検出される車速Vを表す信号、アクセル開度センサ94により検出されるアクセル開度Accを表す信号、およびパーキングブレーキスイッチ96により検出されるパーキングブレーキ操作レバー(手動操作体)98が操作されたことを表す信号などがある。
なお、車両には、図示しないブレーキペダルの操作に基づいて作動して車輪に制動トルクを発生させることのみならず、電子制御装置88から出力される電気的指令に基づいてホイールブレーキ用油圧制御回路100から油圧が供給されることによっても作動して車輪に制動トルクを発生させる電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が備えられている。これらのうち、各駆動輪16(図1参照)にそれぞれ設けられた電気式ホイールブレーキWB3、WB4は、パーキングブレーキ操作レバー98に例えばワイヤロープなどを介して機械的に連結され、その操作位置に応じて作動させられて各駆動輪16にそれぞれ制動トルクを発生させることにより車両の移動を抑制する機械式パーキングブレーキとしても機能するものである。上記パーキングブレーキ操作レバー98は、本発明における手動操作体に相当するものである。
また、電子制御装置88からは、車両に設けられた各装置に各種出力信号が供給される。上記出力信号には、たとえば、エンジン12の出力制御のために点火装置102、燃料噴射装置104、および電子スロットル弁装置106に供給される信号、エンジン12の始動制御のためにスタータモータ108に供給される信号、自動変速機18のシフトレンジ切換制御のためにシフトアクチュエータ56に供給される信号、自動変速機18の変速制御のために変速用油圧制御回路36に供給される信号、およびABS制御やVSC制御等を行うためにホイールブレーキ用油圧制御回路100に供給される信号などがある。
図7は、電子制御装置88に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。図7において、エンジン始動制御手段110は、エンジン始動スイッチ90により検出されるエンジン始動要求操作の有無に基づいて、エンジン始動要求が有るか否かを判定する。そして、エンジン始動制御手段110は、エンジン始動要求が有ると判定した場合には、エンジン12のクランク軸の前端に連結されたスタータモータ108を用いてエンジン12を始動させる。
なお、エンジン始動制御手段110は、自動変速機18において動力伝達を遮断するシフトレンジすなわちPレンジおよびNレンジのどちらかが成立させられていない場合には、基本的にはエンジン12の始動を許可しない。しかし、そのような場合であっても、例外的に、後述のフェール判定手段114によりシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され、且つ車両移動抑制手段116により車両の移動が抑制されたときには、エンジン12の始動を許可し、スタータモータ108を用いてエンジン12を始動させる。
シフトレンジ切換制御手段112は、レバーポジションセンサ54により検出されるシフト操作装置50のシフトレバー52のシフト操作位置、およびロータリーエンコーダ62により検出されるシフトアクチュエータ56の作動位置に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がシフトレバー52のシフト操作位置に対応する作動位置となるように、シフトアクチュエータ56を作動させる。
変速制御手段113は、変速要求に応じて、自動変速機18の各油圧式摩擦係合装置(クラッチC1〜C4、ブレーキB1、B2)を図2に示す所定の作動表に従って変速用油圧制御回路36によりそれぞれ係合または解放することにより、前進8段の変速段(1st〜8th)、後進2段の変速段(Rev1、Rev2)、動力伝達を遮断するパーキング(P)およびニュートラル(N)のいずれか1を成立させる。なお、変速制御手段113は、DレンジまたはRレンジが成立している場合には、予め設定された変速マップから例えば車速Vおよびアクセル開度Accに基づいて自動変速機18の変速すべき変速段を決定し、その変速段が成立するように各油圧式摩擦係合装置を作動させる。また、変速制御手段113は、PレンジまたはNレンジが成立している場合には、入力軸20と出力軸22との間の動力伝達が遮断されるように全ての油圧式摩擦係合装置を解放させる。
フェール判定手段114は、自動変速機18において動力伝達を遮断しないシフトレンジすなわちDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたか、否かを判定する。具体的には、シフトレンジ切換制御手段112によるシフトレンジの切り換えが予め設定された所定時間内に終了しない場合に、上記シフトレンジの切り換えが不能とされたと判定する。また、フェール判定手段114は、上記シフトレンジの切り換えが不能とされたと判定された場合には、そのフェール診断結果を前記RAM等の予め設定された記憶領域に記憶させる(書き込む)。
車両移動抑制手段116は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段116は、上記判定が否定された場合に、パーキングブレーキスイッチ96からの信号に基づいて、パーキングブレーキ操作レバー98が操作されることで電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか、否かを判定する。そして、車両移動抑制手段116は、上記判定が肯定された場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する。
図8は、電子制御装置88の信号処理によって実行される制御作動の要部を説明するフローチャートである。このフローチャートは、電子制御装置88による制御作動のうちのフェール判定制御、エンジン始動制御、車両移動抑制制御のための制御作動を説明するためのものであり、例えば数msec乃至数十msec程度の極めて短いサイクルタイムで繰り返し実行される。
図8において、先ず、フェール判定手段114に対応するステップ(以下、「ステップ」を省略する)S1においては、自動変速機18において動力伝達を遮断しないシフトレンジすなわちDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたか、否かが判定される。具体的には、シフトアクチュエータ56によるシフトレンジの切り換えが予め設定された所定時間内に終了しない場合に、上記シフトレンジの切り換えが不能とされたと判定される。
上記S1の判定が否定された場合には、本ルーチンが終了させられる。そして、上記S1の判定が肯定された場合には、上記シフトレンジの切り換えが不能とされたというフェール診断結果が前記RAM等の予め設定された記憶領域に記憶される(書き込まれる)。
上記S2に次いで、エンジン始動制御手段110に対応するS3において、エンジン始動要求操作の有無に基づいてエンジン始動要求が有るか否かが判定される。
上記S3の判定が否定された場合には、本ルーチンが終了させられる。そして、上記S3の判定が肯定された場合には、車両移動抑制手段116に対応するS4において、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かが判定される。
上記S4の判定が否定された場合には、車両移動抑制手段116に対応するS5において、パーキングブレーキスイッチ96からの信号に基づいて、パーキングブレーキ操作レバー98が操作されることで電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか、否かが判定される。
上記S5の判定が否定される場合には、本ルーチンが終了させられるが、肯定される場合には、車両移動抑制手段116に対応するS6において、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置が解放させられることでその動力伝達装置の動力伝達が遮断され、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられて各車輪に制動トルクが発生させられることにより、車両の移動が抑制させられる。
前記S4の判定が肯定されるか、或いは上記S6において車両の移動が抑制させられた後に、エンジン始動制御手段110に対応するS7において、エンジン12の始動が許可され、スタータモータ108が用いられてエンジン12が始動させられる。そして、本ルーチンが終了させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置88によれば、車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジすなわちDレンジまたはNレンジが成立させられている状態でシフトレンジの切換が不能とされたか否かを判定するフェール判定手段114と、上記判定が肯定され且つエンジン始動要求が有る場合には、パーキングブレーキ操作レバー98が引かれる(手動操作される)ことにより電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか否かを判定し、その判定が肯定された場合に、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段116と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。なお、以下の実施例の説明において、実施例相互に重複する部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7は、本発明の他の実施例の電子制御装置120に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。本実施例の電子制御装置120は、実施例1の電子制御装置88が備える車両移動抑制手段116に代えて、車両移動抑制手段122を備えている。この車両移動抑制手段122は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段122は、上記判定が否定された場合に、パーキングブレーキスイッチ96からの信号に基づいて、パーキングブレーキ操作レバー98が操作されることで電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか、否かを判定する。そして、車両移動抑制手段122は、上記判定が肯定された場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断することにより、車両の移動を抑制する。
図9は、電子制御装置120の信号処理によって実行される制御作動の一部を説明するフローチャートである。電子制御装置120の制御作動は、実施例1の電子制御装置88の制御作動と比較して、図8のフローチャートのうちのS6に代えて図9のS11が実施される以外は同じである。
図8のS5の判定が肯定される場合には、車両移動抑制手段116に対応する図9のS11において、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置が解放させられることでその動力伝達装置の動力伝達が遮断されることにより、車両の移動が抑制させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置120によれば、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか否かを判定し、その判定が肯定された場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断することにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段122と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
図7は、本発明の他の実施例の電子制御装置130に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。本実施例の電子制御装置130は、実施例1の電子制御装置88が備える車両移動抑制手段116に代えて、車両移動抑制手段132を備えている。この車両移動抑制手段132は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段132は、上記判定が否定された場合に、パーキングブレーキスイッチ96からの信号に基づいて、パーキングブレーキ操作レバー98が操作されることで電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか、否かを判定する。そして、車両移動抑制手段132は、上記判定が肯定された場合には、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する。
図10は、電子制御装置130の信号処理によって実行される制御作動の一部を説明するフローチャートである。電子制御装置130の制御作動は、実施例1の電子制御装置88の制御作動と比較して、図8のフローチャートのうちのS6に代えて図10のS21が実施される以外は同じである。
図8のS5の判定が肯定される場合には、車両移動抑制手段132に対応する図10のS21において、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられて各車輪に制動トルクが発生させられることにより、車両の移動が抑制させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置130によれば、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられているか否かを判定し、その判定が肯定された場合には、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段132と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
図11は、本発明の他の実施例の車両に設けられた各装置を制御するための制御系統を説明するブロック線図である。図11において、電子制御装置140は、車両用駆動装置10の制御装置としての機能を一部に有するものであって、CPU、RAM、ROM、入出力インターフェース等を備えた所謂マイクロコンピュータを含んで構成されている。
なお、実施例1と異なる点は、電気式ホイールブレーキWB3およびWB4に代えて、電気式ホイールブレーキWB5およびWB6が設けられている点である。これらの電気式ホイールブレーキWB5およびWB6は、図示しないブレーキペダルの操作に基づいて作動して車輪に制動トルクを発生させることのみならず、電子制御装置88から出力される電気的指令に基づいてホイールブレーキ用油圧制御回路100から油圧が供給されることによっても作動して車輪に制動トルクを発生させるものである。さらに、電気式ホイールブレーキWB5およびWB6は、たとえばパーキングブレーキ操作ボタン141が操作されること等に応じて電子制御装置140から出力される電気的指令に基づいてEPB(Electric Parking Brake )アクチュエータ144により作動させられて各駆動輪16にそれぞれ制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する電気式パーキングブレーキとしても機能するものである。上記EPBアクチュエータ144は、電気式ホイールブレーキWB3およびWB4のシリンダピストンに作動的に連結された電動機を備えて構成されている。
図12は、電子制御装置140に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。図12において、パーキングブレーキ制御手段146は、パーキングブレーキスイッチ96により検出されるパーキングブレーキ作動要求操作の有無に基づいて、パーキングブレーキ作動要求が有るか否かを判定する。そして、パーキングブレーキ制御手段146は、パーキングブレーキ作動要求が有ると判定した場合には、EPBアクチュエータ144を用いて電気式ホイールブレーキWB3およびWB4を作動させて各駆動輪16にそれぞれ制動トルクを発生させる。
車両移動抑制手段148は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段148は、上記判定が否定された場合に、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する。
図13は、電子制御装置140の信号処理によって実行される制御作動の一部を説明するフローチャートである。電子制御装置140の制御作動は、実施例1の電子制御装置88の制御作動と比較して、図8のフローチャートのS5がなく、また、図8のS6に代えて図13のS31が実施される以外は同じである。
図13において、既に説明したS4の判定が否定される場合には、車両移動抑制手段148に対応するS31において、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置が解放させられることでその動力伝達装置の動力伝達が遮断され、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4が電気式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられて各車輪に制動トルクが発生させられることにより、車両の移動が抑制させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置140によれば、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段148と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が電気式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、実施例1と同様に、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
図12は、本発明の他の実施例の電子制御装置150に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。本実施例の電子制御装置150は、実施例4の電子制御装置140が備える車両移動抑制手段148に代えて、車両移動抑制手段152を備えている。この車両移動抑制手段152は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段152は、上記判定が否定された場合に、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させて各駆動輪16に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する。
図14は、電子制御装置150の信号処理によって実行される制御作動の一部を説明するフローチャートである。電子制御装置150の制御作動は、実施例4の電子制御装置140の制御作動と比較して、図13のフローチャートのうちのS31に代えて図14のS41が実施される以外は同じである。
図13のS4の判定が肯定される場合には、車両移動抑制手段152に対応する図14のS41において、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置が解放させられることでその動力伝達装置の動力伝達が遮断され、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4が電気式パーキングブレーキとして作動させられて各車輪に制動トルクが発生させられることにより、車両の移動が抑制させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置150によれば、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB3、WB4を電気式パーキングブレーキとして作動させて各駆動輪16に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段152と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が電気式パーキングブレーキとして作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
図12は、本発明の他の実施例の電子制御装置160に備えられた制御機能の要部を説明するための機能ブロック線図である。本実施例の電子制御装置160は、実施例4の電子制御装置140が備える車両移動抑制手段148に代えて、車両移動抑制手段162を備えている。この車両移動抑制手段162は、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、ロータリーエンコーダ62からの信号に基づいて、シフトアクチュエータ56の作動位置がPレンジまたはNレンジに対応する作動位置に位置させられているか否か、すなわち、自動変速機18においてPレンジまたはNレンジが成立させられているか否かを判定する。そして、車両移動抑制手段162は、上記判定が否定された場合に、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する。
図15は、電子制御装置160の信号処理によって実行される制御作動の一部を説明するフローチャートである。電子制御装置160の制御作動は、実施例4の電子制御装置140の制御作動と比較して、図13のフローチャートのうちのS31に代えて図14のS51が実施される以外は同じである。
図13のS4の判定が肯定される場合には、車両移動抑制手段162に対応する図15のS51において、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置が解放させられることでその動力伝達装置の動力伝達が遮断され、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられて各車輪に制動トルクが発生させられることにより、車両の移動が抑制させられる。
本実施例の車両用駆動装置10の制御装置としての電子制御装置160によれば、自動変速機18においてDレンジおよびRレンジのどちらかが成立させられている状態でシフトレンジの切り換えが不能とされたと判定され且つエンジン始動要求が有る場合には、動力伝達装置を構成する自動変速機18の全ての油圧式摩擦係合装置を解放させることでその動力伝達装置の動力伝達を遮断し、且つ電気式ホイールブレーキWB1〜WB4を作動させて各車輪に制動トルクを発生させることにより、車両の移動を抑制する車両移動抑制手段162と、上記車両の移動が抑制された後にエンジン12の始動を許可し、エンジン始動要求に応答してエンジン12を始動させるエンジン始動制御手段110とを含む。そのため、DレンジやRレンジなどが成立させられている状態であっても、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
以上、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、別の態様でも実施され得る。
例えば、実施例1乃至6では、前進走行レンジの成立時には複数の前進変速段の間で変速制御され、後進走行レンジの成立時には複数の後進変速段の間で変速制御される自動変速機18が設けられていたが、それに代えて、前進走行レンジおよび後進走行レンジの成立時であっても変速を行わない動力伝達装置が設けられてもよい。
また、実施例1乃至3では、図8のS5は必ずしも実施されなくてもよい。それでも、実施例1では、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられる。また、実施例2では、自動変速機18において動力伝達が遮断された状態で、エンジン12が始動させられる。また、実施例3では、自動変速機18において動力伝達が遮断されつつ、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられる。それ故に、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
また、実施例1では、図8のS6は必ずしも実施されなくてもよい。それでも、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
また、実施例4では、図13のS31において必ずしも自動変速機18の動力伝達遮断が実施されなくてもよい。それでも、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられると共に電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられるので、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
また、実施例4では、図13のS31において、自動変速機18の動力伝達遮断、機械式パーキングブレーキの作動、および電気式ホイールブレーキWB1〜WB4の作動のいずれか1が実施されればよい。それでも、自動変速機18において動力伝達が遮断された状態か、電気式ホイールブレーキWB3、WB4が機械式パーキングブレーキとして作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態か、或いは、電気式ホイールブレーキWB1〜WB4が作動させられることで車輪に制動トルクが発生させられた状態で、エンジン12が始動させられる。それ故に、車両に駆動力が生じるのを抑制しつつエンジン12を始動することができる。
また、車両用駆動装置10は、FR(フロントエンジン・リヤドライブ)方式の車両に用いられるものに限らず、その他の駆動方式の車両に用いられるものであってもよい。
なお、上述したのはあくまでも一実施形態であり、その他一々例示はしないが、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:車両用駆動装置
12:エンジン
16:駆動輪
18:自動変速機(動力伝達装置)
56:シフトアクチュエータ(アクチュエータ)
38:シフトレンジ切換装置
88,120,130,140,150,160:電子制御装置
52:シフトレバー(手動操作体)
WB1〜WB6:電気式ホイールブレーキ
WB3,WB4:機械式パーキングブレーキ
WB5,WB6:電気式パーキングブレーキ
12:エンジン
16:駆動輪
18:自動変速機(動力伝達装置)
56:シフトアクチュエータ(アクチュエータ)
38:シフトレンジ切換装置
88,120,130,140,150,160:電子制御装置
52:シフトレバー(手動操作体)
WB1〜WB6:電気式ホイールブレーキ
WB3,WB4:機械式パーキングブレーキ
WB5,WB6:電気式パーキングブレーキ
Claims (5)
- エンジンと、該エンジンと車両の駆動輪との間に設けられた動力伝達装置と、シフト操作に応答して出力される電気的指令に基づいて車両のシフトレンジをアクチュエータを用いて切り換えるシフトレンジ切換装置とを備え、該車両において動力伝達を遮断するシフトレンジが成立させられていない場合に該エンジンの始動を許可しない車両用駆動装置の制御装置であって、
前記車両において動力伝達を遮断しないシフトレンジが成立させられている状態で該シフトレンジの切換が不能とされた場合には、該車両の移動が抑制された後に前記エンジンの始動を許可することを特徴とする車両用駆動装置の制御装置。 - 手動操作体に機械的に連結され、該手動操作体の操作位置に応じて作動させられて車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制する機械式パーキングブレーキを備えていることを特徴とする請求項1の車両用駆動装置の制御装置。
- 前記動力伝達装置の動力伝達を遮断することにより前記車両の移動を抑制することを特徴とする請求項1または2の車両用駆動装置の制御装置。
- 電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式ホイールブレーキを備え、該電気式ホイールブレーキを作動させて前記車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1の車両用駆動装置の制御装置。
- 電気的指令に基づいて車輪に制動トルクを発生させる電気式パーキングブレーキを備え、該電気式パーキングブレーキを作動させて前記車輪に制動トルクを発生させることにより前記車両の移動を抑制することを特徴とする請求項1、3、および4のいずれか1の車両用駆動装置の制御装置。
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