JP2012004619A - 高周波増幅装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定にし、高効率に動作させ高周波増幅装置の非線形歪みを低減した高周波増幅装置を提供する。
【解決手段】印加される電源電圧に基づき入力信号を増幅するソース接地又はエミッタ接地された高周波電力増幅器7、入力信号の包絡線成分を検出する第1の包絡線検出手段3、第1の包絡線検出手段で検出された包絡線成分に従った電源電圧を生成して高周波電力増幅器のドレイン電圧又はコレクタ電圧供給端子に印加するドレイン電圧又はコレクタ電圧生成手段4〜6、高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック利得特性が一定となるように、入力信号の包絡線成分に従って高周波電力増幅器へのゲート電圧又はベース電圧を生成し高周波電力増幅器の入力信号も入力されるゲート電圧又はベース電圧供給端子に印加するゲート電圧又はベース電圧調整手段8〜11、を備えた。
【選択図】図1

Description

この発明は、高周波増幅装置に関する。
例えば下記特許文献1に示された従来の高周波増幅器では、高周波電力増幅器への変調波入力信号が分岐されて検波回路で変調波入力信号の包絡線成分が検出され、電圧制御手段により検波回路で検出された包絡線成分にほぼ比例した電源電圧が高周波電力増幅器に印加される。高周波電力増幅器は、電圧制御手段から印加される電源電圧に基づいて、変調波入力信号を増幅し、変調波出力信号として出力する。このような高周波増幅器では、変調波入力信号の包絡線成分に応じて高周波電力増幅器の電源電圧が調整されるので、特にバックオフの大きな領域において高効率動作が可能となる。
特開昭62−274906号公報
しかしながら、従来の高周波増幅装置では、瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック利得特性、およびダイナミック位相特性(以下、それぞれダイナミック利得特性、ダイナミック位相特性と称する)が一定ではないので、歪みが劣化するという課題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、高周波増幅装置のダイナミック利得特性,またはダイナミック位相特性を一定にすることにより、高効率に動作させることができるとともに、高周波増幅装置の非線形歪みを低減することができる高周波増幅装置を得ることを目的とする。
この発明は、入力された高周波の入力信号を増幅して出力する高周波増幅装置であって、印加される電源電圧に基づき前記入力信号を増幅するソース接地またはエミッタ接地された高周波電力増幅器と、前記入力信号の包絡線成分を検出する第1の包絡線検出手段と、前記第1の包絡線検出手段で検出された包絡線成分に従った電源電圧を生成して前記高周波電力増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧供給端子に印加するドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段と、前記高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック利得特性が一定となるように、前記入力信号の包絡線成分に従って前記高周波電力増幅器へのゲート電圧またはベース電圧を生成して前記高周波電力増幅器の前記入力信号も入力されるゲート電圧またはベース電圧供給端子に印加するゲート電圧またはベース電圧調整手段と、を備えたことを特徴とする高周波増幅装置にある。
この発明では、高周波増幅装置のダイナミック利得特性またはダイナミック位相特性を一定にすることにより、高効率に動作させることができるとともに、高周波増幅装置の非線形歪みを低減した高周波増幅装置を提供できる。
この発明の実施の形態1による高周波増幅装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による高周波増幅装置のドレイン電圧制御回路およびゲート電圧制御回路の一例を示す回路図である。 この発明の実施の形態1による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態1による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2による高周波増幅装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態3による高周波増幅装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3による高周波増幅装置のドレイン電圧制御回路の一例を示す回路図である。 この発明の実施の形態3による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態3による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態3による高周波増幅装置の動作を説明するための図である。
以下、この発明による高周波増幅装置を各実施の形態に従って図面を用いて説明する。なお、各実施の形態において、同一もしくは相当部分は同一符号で示し、重複する説明は省略する。
また、以下では高周波電力増幅器が電界効果トランジスタ等で構成されたものを例に挙げて説明するが、この発明は接合型トランジスタ等で構成された高周波電力増幅器についても適用可能である。ソース接地された高周波電力増幅器(電界効果トランジスタ)におけるゲート電圧、ドレイン電圧は、エミッタ接地された高周波電力増幅器(接合型トランジスタ)におけるベース電圧、コレクタ電圧に相当する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による高周波増幅装置の構成を示すブロック図である。図1の高周波増幅装置は入力信号を増幅して出力する装置であって、高周波電力増幅器7の入力に入力端子1、出力に出力端子2が接続されている。入力端子1はさらに、ドレイン電圧制御回路3、第1のパルス幅変調器4、第1のスイッチング増幅器5、第1の低域通過フィルタ6(以下LPF(Low Pass Filter)と称する)を通って高周波電力増幅器7のドレイン電圧供給端子(ドレイン電圧またはコレクタ電圧供給端子)100に接続され、また、ゲート電圧制御回路8、第2のパルス幅変調器9、第2のスイッチング増幅器10、第2のLPF11を通って高周波電力増幅器7の入力信号も入力されるゲート電圧供給端子(ゲート電圧またはベース電圧供給端子)101に接続されている。
次に動作について説明する。入力端子1から入力された高周波の変調波入力信号Pinは、分岐してドレイン電圧制御回路3、ゲート電圧制御回路8、および高周波電力増幅器7にそれぞれ入力される。ドレイン電圧制御回路3およびゲート電圧制御回路8は、共に例えば図2に示す入力信号の包絡線を検出する回路からなり、変調波入力信号Pinの包絡線成分に応じた出力電圧信号Voutdet_dおよびVoutdet_gを第1のパルス幅変調器4および第2のパルス幅変調器9にそれぞれ出力する。
出力電圧信号Voutdet_d,Voutdet_gは、第1のパルス幅変調器4および第2のパルス幅変調器9でパルス幅変調され、第1のスイッチング増幅器5および第2のスイッチング増幅器10に出力される。パルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_d,Voutdet_gは、第1のスイッチング増幅器5および第2のスイッチング増幅器10で増幅されて第1のLPF6および第2のLPF11に出力される。増幅およびパルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_d,Voutdet_gは、第1のLPF6および第2のLPF11で高周波成分が除去され、ドレイン電圧Vout_dおよびゲート電圧Vout_gとして高周波電力増幅器7に印加される。高周波電力増幅器7は、第1のLPF6および第2のLPF11から印加される電圧に基づいて、変調波入力信号Pinを増幅する。増幅された変調波入力信号Pinは、変調波出力信号Poutとして出力端子2から出力される。
以下、図2〜4を参照しながら従来の課題とゲート電圧制御回路8の効果について説明する。ドレイン電圧制御回路3およびゲート電圧制御回路8は、例えば図2のように構成される。ドレイン電圧制御回路3およびゲート電圧制御回路8は、入力端子50と出力端子51間にダイオードDdetが順方向に接続され、さらに入力端子50とダイオードDdetのアノードとの接続点とグランド間にインダクタLdetが接続され、またダイオードDdetのカソードと出力端子51との接続点とグランド間にレジスタRdetとキャパシタCdetがそれぞれ並列に接続されている(すなわち入力端子50と出力端子51間に直列順方向に接続されたダイオードDdetと、ダイオードDdetと並列に接続されたリアクタンスLdet、抵抗RdetおよびキャパシタンスCdetとから構成されている)。ドレイン電圧制御回路3およびゲート電圧制御回路8は、変調波入力信号Pinの包絡線成分を検出し、包絡線信号として第1のパルス幅変調器4、第2のパルス幅変調器9にそれぞれ出力する。
ここで、この発明の実施の形態1に係るドレイン電圧制御回路3の課題を説明するための図を図3に示す。図3の(a)に、ドレイン電圧制御回路3における瞬時入力信号と瞬時出力信号との関係(入出力特性)を示す。図3の(a)において、横軸は変調波瞬時入力信号Pinを示し、縦軸は瞬時出力電圧信号Voutdet_dを示している。破線は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性で、実線は、例えば図2に示すような回路でドレイン電圧制御回路3を構成した場合の入出力特性を示している。なお、図3の(a)は、下限電圧Vminおよび上限電圧Vmaxが設定された場合を示している。
図3の(b)に、例えば図2のような回路でドレイン電圧制御回路3およびゲート電圧制御回路8を構成して高周波電力増幅器7のドレイン電圧またはドレイン電圧とゲート電圧の両方を制御した場合の変調波瞬時出力信号Poutと、高周波増幅装置のダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。図3の(b)において、横軸は変調波瞬時出力信号Poutを示し、縦軸はダイナミックな利得Gを示している。破線は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性でドレイン電圧を制御した場合のダイナミック利得特性で、実線は、例えば図2に示すような回路でドレイン電圧制御回路3を構成した場合のダイナミック利得特性を示している。
高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性は、変調波入力信号Pinが大きい領域では、高周波電力増幅器7の飽和の影響により、図3の(a)の破線のように、直線から外れる。しかし、実際のドレイン電圧制御回路3で得られる入出力特性は、実線のようなほぼ直線であるため、変調波入力信号Pinが大きい領域において、ドレイン電圧が過剰に供給される。その結果、図3の(b)の実線で示すように、過剰にドレイン電圧が供給されたときの変調波出力信号Poutにおいて利得が大きくなり、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化できずに、その結果、振幅歪みが発生するという問題がある。
これに対して、この発明の実施の形態1に係るゲート電圧制御回路8は、図3の(b)の実線で生じた利得偏差を低減するために、ゲート電圧を制御する。
図4の(a)に、同一固定ドレイン電圧(Vd1)、異なる固定ゲート電圧(Vg1,Vg2,Vg3)(但しVg1<Vg2<Vg3)を供給した場合の変調波瞬時出力信号Poutと、ダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。図4の(b)に、変調波瞬時出力信号Poutと、高周波電力増幅器7のドレイン電圧のみを制御した場合(従来技術)、ドレイン電圧とゲート電圧の両方を制御した場合(この実施の形態)の高周波増幅装置のダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。図4の(a)(b)において、横軸は変調波瞬時出力信号Poutを示し、縦軸はダイナミックな利得Gを示している。また図4の(b)において、破線は、従来技術のダイナミック利得特性で、実線は、この実施の形態のダイナミック利得特性を示している。
図4の(a)のように高周波電力増幅器において、ドレイン電圧が固定電圧だった場合、ゲート電圧を変えると、ダイナミック利得特性も変化する。このため、図4の(b)の破線において、ダイナミックな利得が大きい変調波出力信号Poutで、利得を下げるようにゲート電圧を制御する。これにより、従来、生じていたダイナミックな利得の偏差を低減することができる。
以上のように、実施の形態1によれば、ドレイン電圧制御回路は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定とすべく、ドレイン電圧を制御し、ゲート電圧制御回路は、ドレイン電圧制御のみでは、一定にできないダイナミック利得特性を低減するように高周波電力増幅器のゲート電圧を制御する。また、実施の形態1では、ドレイン電圧制御回路とゲート電圧制御回路を別々の回路で構成することにより、より高精度にダイナミック利得特性の低減効果を得ることができる。そのため、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化して、高効率に動作させることができるとともに、高周波増幅装置の非線形歪みを低減することができる。
なお、実施の形態1では、ドレイン電圧制御回路、およびゲート電圧制御回路は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定にするようにドレイン電圧およびゲート電圧を制御するが、これに限定されず、高周波増幅装置のダイナミック位相特性を一定にするようにドレイン電圧およびゲート電圧を制御してもよい。なお、上述した高周波電力増幅器は、例えばA級増幅器またはAB級増幅器またはB増幅器、あるいは、ドハティ増幅器で構成してもよい。また、上述したパルス幅変調器は、例えばデルタシグマ変調器あるいはデルタ変調器で構成してもよい。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2による高周波増幅装置の構成を示すブロック図である。図5の高周波増幅装置では、高周波電力増幅器7のゲート電圧供給端子101のためには、ドレイン電圧供給端子100と同様な回路を設けるのではなく、ドレイン電圧制御回路3の出力電圧信号Voutdet_dを入力とする比較器21、基準電圧源22を含むゲート電圧制御回路20を備えている。
以下、図6を参照しながら、従来技術の課題とゲート電圧制御回路20の効果について説明する。図6の(a)に、ドレイン電圧制御回路3における瞬時入力信号と瞬時出力信号との関係(入出力特性)を示す。図6の(a)は図3の(a)と同様、横軸は変調波瞬時入力信号Pinを示し、縦軸は瞬時出力電圧信号Voutdet_dを示している。破線は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性で、実線は、例えば図2に示すような回路でドレイン電圧制御回路を構成した場合の入出力特性を示している。なお、図6の(a)は、下限電圧Vminおよび上限電圧Vmaxが設定された場合を示している。
図6の(b)に、同一ドレイン電圧(Vd1)、異なるゲート電圧(Vg1,Vg2)(但しVg1<Vg2)を供給した場合の変調波瞬時出力信号Poutと、ダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。
図6の(a)において、変調波入力信号がPin1よりも大きい場合、ドレイン電圧制御回路3の出力電圧はVout1よりも大きくなる。このとき、Vout1は波線の高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な出力電圧に対して、過剰なドレイン電圧が供給されることにより、利得が大きくなり、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化できずに、その結果、振幅歪みが発生するという問題がある。このため、ドレイン電圧がVout1のとき、ゲート電圧をVg1からVg2に変えることで、利得を小さくすることができ、利得偏差を低減することができる。
続いて、上記構成の高周波増幅装置の動作について説明する。入力端子1から入力された高周波の変調波入力信号Pinは、分岐してドレイン電圧制御回路3および高周波電力増幅器7にそれぞれ入力される。ドレイン電圧制御回路3は、上述した図2の回路により、変調波入力信号Pinに応じた出力電圧信号Voutdet_dをパルス幅変調器4およびゲート電圧制御回路20に出力する。出力電圧信号Voutdet_dはパルス幅変調器4とゲート電圧制御回路20に分岐して入力され、一方はパルス幅変調器4でパルス幅変調され、スイッチング増幅器5に出力される。パルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_dは、スイッチング増幅器5で増幅されてLPF6に出力される。増幅およびパルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_dは、LPF6で高周波成分が除去され、ドレイン電圧Vout_dとして高周波電力増幅器7のドレイン電圧供給端子100に印加される。
出力電圧信号Voutdet_dの他方は、ゲート電圧制御回路20を構成する比較器21に入力され、予め設定された基準電圧源22の基準電圧Vsと比較される。基準電圧Vsは例えば、図6の(a)におけるVout1に設定され、
outdet_d≧Vs(Vout1)の場合、
out_com=Vg2
outdet_d<Vs(Vout1)の場合、
out_com=Vg1
と動作する。すなわち、出力電圧信号Voutdet_dが基準電圧Vs以上の場合、高周波電力増幅器7の利得の増大を小さくするために、ゲート電圧制御回路20の出力電圧Vout_comはVg2となり、逆に出力電圧信号Voutdet_dが基準電圧Vsよりも小さい場合、高周波電力増幅器7の利得を維持するために、ゲート電圧制御回路20の出力電圧Vout_comはVg1となる。
なお、出力電圧Vout_comは、2値で切り替えられてもよいし、任意の固定電圧と、上述の高周波電力増幅器7のドレイン電圧供給端子100に印加されるLPF6の出力であるドレイン電圧Vout_dに基づいた電圧で連続的に制御されても良い。この場合、比較器21はLPF6の出力するドレイン電圧Vout_dを入力して出力する(図示省略)。
ゲート電圧制御回路20の出力電圧Vout_comは、ゲート電圧Vout_gとして高周波電力増幅器7のゲート電圧供給端子101に印加される。高周波電力増幅器7は、LPF6から印加されるドレイン電圧Vout_d、およびゲート電圧制御回路20から印加されるゲート電圧Vout_gに基づいて、変調波入力信号Pinを増幅する。増幅された変調波入力信号Pinは、変調波出力信号Poutとして出力端子2から出力される。
以上のように、実施の形態2によれば、ドレイン電圧制御回路は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定とすべく、ドレイン電圧を制御し、ゲート電圧制御回路は、ドレイン電圧制御のみでは、一定にできない利得偏差を低減するように高周波電力増幅器のゲート電圧を制御する。さらに、実施の形態2では、ゲート電圧制御回路を比較器と基準電圧とで構成することで、簡易な構成で、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化して、高周波増幅装置の非線形歪みを低減することができる。
なお、実施の形態2では、ドレイン電圧制御回路、およびゲート電圧制御回路は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定にするようにドレイン電圧およびゲート電圧を制御するが、これに限定されず、高周波増幅装置のダイナミック位相特性を一定にするようにドレイン電圧およびゲート電圧を制御してもよい。なお、上述した高周波電力増幅器は、例えばA級増幅器またはAB級増幅器またはB増幅器、あるいは、ドハティ増幅器で構成してもよい。また、上述したパルス幅変調器は、例えばデルタシグマ変調器あるいはデルタ変調器で構成してもよい。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3による高周波増幅装置の構成を示すブロック構成図である。図7の高周波増幅装置では、入力端子1と高周波電力増幅器7の間に可変減衰器70が直列に挿入されている。また、高周波電力増幅器7のゲート電圧供給端子のためには電圧制御回路はなく、高周波電力増幅器7のドレイン電圧供給端子100に関し、上述の実施の形態とは異なる構成のドレイン電圧制御回路40が設けられるとともに、入力端子1とドレイン電圧制御回路40の間に可変利得器71が直列に挿入されてなる。
続いて、上記構成の高周波増幅装置の動作について説明する。入力端子1から入力された変調波入力信号Pinは、分岐して可変利得器71および可変減衰器70に入力される。可変利得器71に入力された入力信号は、可変利得器71による利得(増幅率)により振幅が調整された後、ドレイン電圧制御回路40に入力される。ドレイン電圧制御回路40は例えば、図8に示すように構成され、可変利得器71からの出力信号に応じた出力電圧信号Voutdet_dをパルス幅変調器4に出力する。出力電圧信号Voutdet_dはパルス幅変調器4でパルス幅変調され、スイッチング増幅器5に出力される。パルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_dはスイッチング増幅器5で増幅されてLPF6に出力される。増幅およびパルス幅変調された出力電圧信号Voutdet_dは、LPF6で高周波成分が除去され、ドレイン電圧として高周波電力増幅器7のドレイン電圧供給端子100に印加される。高周波電力増幅器7は、LPF6から印加される電圧に基づいて、可変減衰器70を通過した後の変調波入力信号Pin_PAを増幅する。増幅された変調波入力信号Pin_PAは、変調波出力信号Poutとして出力端子2から出力される。
以下、図8〜11を参照しながら、従来技術の課題と可変利得器71、可変減衰器70およびドレイン電圧制御回路40の効果について説明する。図9の(a)に、高周波電力増幅器7への変調波瞬時入力信号Pin_PAとドレイン電圧制御回路40の出力電圧信号Voutdet_dとの関係(入出力特性)を示す。図9の(a)において、横軸は変調波瞬時入力信号Pin_PAを示し、縦軸は出力電圧信号Voutdet_dを示している。破線は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性で、実線は、例えば図2に示すような回路でドレイン電圧制御回路40を構成した場合の入出力特性を示している。なお、図9の(a)は、下限電圧Vminおよび上限電圧Vmaxが設定された場合を示している。
図9の(b)に、変調波瞬時出力信号Poutと、高周波増幅装置のダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。図9の(b)において、横軸は変調波瞬時出力信号Poutを示し、縦軸はダイナミックな利得Gを示している。破線は、高周波増増幅装置のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性(図9の(a)の破線)でドレイン電圧を制御した場合のダイナミック利得特性で、実線は、例えば、図2に示すような回路による入出力特性(図9の(a)の実線)でドレイン電圧制御回路40を構成した場合のダイナミック利得特性を示している。図9の(a)において、破線のダイナミック利得特性を線形化するために必要な入出力特性に対して、実線の入出力特性は大きく外れている。このため、図9の(b)において、ダイナミックな利得特性の偏差が大きくなり、その結果、振幅歪みが劣化するという問題がある。
これに対して、この発明の実施の形態3では、可変利得器71、可変減衰器70を備え、さらにドレイン電圧制御回路を図8のように構成することで、図9の(b)の実線で生じた利得偏差を低減するために、ゲート電圧を制御する。
まず、図10に、可変利得器71、および可変減衰器70を制御した場合の高周波電力増幅器7への変調波瞬時入力信号Pin_PAとドレイン電圧制御回路40の出力電圧信号Voutdet_dとの関係(入出力特性)を示す。図10において、横軸は変調波瞬時入力信号Pin_PAを示し、縦軸は出力電圧信号Voutdet_dを示している。破線は、図9の(a)の実線と同一の入出力特性であり、実線は、可変利得器71の利得(増幅率)をΔG(Pin2−Pin1)だけ大きくした場合、または、可変減衰器70の減衰量をΔL(Pin2−Pin1)だけ大きくした場合の入出力特性である。図10のように、ドレイン電圧制御経路の可変利得器71または入力信号経路の可変減衰器70を制御することで、入出力特性の傾きを変化させることが可能となる。これにより、例えば、図9において、実線の入出力特性を破線の入出力特性に近づけることができ、その結果、図9の(b)において、ダイナミックな利得特性の偏差を小さくすることができる。
なお、所望の入出力特性に応じて、可変利得器71は可変減衰器で構成してもよいし、可変減衰器70は可変利得器で構成してもよい。
次に、ドレイン電圧制御回路40を、例えば図8のように構成する場合の効果について説明する。ドレイン電圧制御回路40は、包絡線検出部31と、折れ線生成部32とを有している。
ドレイン電圧制御回路40の入力端子60側に接続された包絡線検出部31は、図2に示し回路と同じ構成である。包絡線検出部31は、変調波入力信号Pinの包絡線成分を検出し、包絡線信号として折れ線生成部32に出力する。
折れ線生成部32は、一端が包絡線検出部31の出力に包絡線信号に対して直列になるように接続された抵抗RSの他端に、オペアンプOPの入力端子と、抵抗RA1と直流電圧V1以上で導通するダイオードD1との直列回路の一端と、抵抗RA2と直流電圧V2以上で導通するダイオードD2との直列回路の一端と、抵抗RA0の一端がそれぞれ接続されている。オペアンプOPの出力端子はドレイン電圧制御回路40の出力端子61に接続され、抵抗RA0の他端はグランドに接続されている。また、定電圧源Vcからグランド間に定電圧源Vcの電圧を分圧するように抵抗RB0,抵抗RB1,抵抗RB2が順に直列に接続され、ダイオードD1のアノードが抵抗RB0と抵抗RB1との接続点、ダイオードD2のアノードが抵抗RB1と抵抗RB2との接続点にそれぞれ接続されている。
折れ線生成部32は、包絡線信号の大きさに応じて導通するダイオードを切り替えることにより、折れ線特性を有する出力電圧信号Voutdet_dを出力する。ここで、出力電圧信号Voutdet_dは任意に設定される。
例えば図8に示した折れ線生成部32において、包絡線信号の大きさがP1未満の場合、ダイオードD1,D2は非導通なので、出力電圧信号Voutdet_dはこの包絡線信号が抵抗Rsと抵抗RA0とにより分圧された値となる。
また、包絡線信号の大きさがP1以上P2未満の場合、ダイオードD1のみが導通するので、出力電圧信号Voutdet_dは、この包絡線信号の大きさが抵抗Rsと、抵抗RA0と抵抗RA1との並列合成抵抗(RA0//RA1)とにより分圧された値となる。
また、包絡線信号の大きさがP2以上の場合、ダイオードD1、D2がともに導通するので、出力電圧信号Voutdet_dは、この包絡線信号の大きさが抵抗Rsと、抵抗RA0と抵抗RA1と抵抗RA2との並列合成抵抗(RA0//RA1//RA2)とにより分圧された値となる。
図11の(a)に、高周波電力増幅器への変調波瞬時入力信号Pin_PAとドレイン電圧制御回路40の出力電圧信号Voutdet_dとの関係(入出力特性)を示す。図11の(a)において、横軸は変調波瞬時入力信号Pin_PAを示し、縦軸は出力電圧信号Voutdet_dを示している。破線は、図2に示した回路でドレイン電圧制御回路40を構成した場合の入出力特性で、実線は、図8に示した回路でドレイン電圧制御回路を構成した場合の入出力特性を示している。なお、図11の(a)は、下限電圧Vminおよび上限電圧Vmaxが設定された場合を示している。
図11の(b)に、変調波瞬時出力信号Poutと、高周波増幅装置のダイナミックな利得Gとの関係(ダイナミック利得特性)を示す。図11の(b)において、横軸は変調波瞬時出力信号Poutを示し、縦軸はダイナミックな利得Gを示している。実線は、ドレイン電圧制御回路40を図8のように構成した場合に得られる入出力特性(図11の(a)の実線)でドレイン電圧を制御した場合のダイナミック利得特性で、破線は、例えばドレイン電圧制御回路40を図2のように構成した場合に得られる入出力特性(図11の(a)の破線)でドレイン電圧を制御した場合のダイナミック利得特性を示している。
ドレイン電圧制御回路40を図8のように構成すると、図11の(a)の実線のように入力電力(変調波瞬時入力信号Pin_PA)に応じて、出力電圧信号Voutdet_dに異なる折れ線特性(A1,A2,A3)を与えることができる。これにより、図11の(b)破線のように折れ線生成部を含まない回路(例えば図2)でドレイン電圧制御回路40を構成した場合に生じていたダイナミックな利得の偏差を低減することができる。
なお、上記説明では高周波電力増幅器7の前段に可変減衰器70、ドレイン電圧制御回路40の前段に可変利得器71、またはその逆の場合について説明したが、高周波電力増幅器7およびドレイン電圧制御回路40のいずれか一方の前段に可変減衰器70および可変利得器71のいずれか一方を設けてもよい。また、ドレイン電圧制御回路40に対しては、可変減衰器70および可変利得器71のいずれか一方を前段の代わりに後段に設けもよい。
また、可変利得器71および可変減衰器70の利得および減衰量の制御は、例えば入力端子1に入力される高周波増幅装置への変調波入力信号Pinを入力し、変調波入力信号Pinに従って予め記憶された入力信号−利得・減衰特性に従って利得および減衰量の制御を行う可変増幅・減衰制御部(図示省略)を設ければよい。
以上のように実施の形態3によれば、高周波増幅装置のダイナミックな利得特性を一定とすべく、ドレイン電圧制御経路、または入力信号経路、またはその両方に設けた可変利得器または可変減衰器を制御する。さらに実施の形態3では、ドレイン電圧制御回路は、入出力特性が折れ線特性を有するように出力電圧信号を出力して高周波電力増幅器の電源電圧を制御する。そのため、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を線形化して、高効率に動作させることができるとともに、高周波増幅装置の非線形歪みを低減することができる。
なお、実施の形態3では、可変利得器、可変減衰器、およびドレイン電圧制御回路は、高周波増幅装置のダイナミック利得特性を一定にするように制御されるが、これに限定されず、高周波増幅装置のダイナミック位相特性を一定にするように制御してもよい。なお、上述した高周波電力増幅器は、例えばA級増幅器またはAB級増幅器またはB増幅器、あるいは、ドハティ増幅器で構成してもよい。また、上述したパルス幅変調器は、例えばデルタシグマ変調器あるいはデルタ変調器で構成してもよい。
また、各実施の形態において、ドレイン電圧またはコレクタ電圧に下限電圧と上限電圧が設定されているが、これはゲート電圧またはベース電圧に関しても下限電圧と上限電圧を設定してもよく、またこれらは、下限電圧および上限電圧の少なくとも一方を設定するようにしてもよい。
また、各実施の形態における高周波増幅装置のダイナミック利得特性の代わりに高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック位相特性を一定にする制御においては、図3の(b),図4,図6の(b),図9の(b),図11の(b)の利得G等を含む利得Gが全て位相θに変わるだけで、図1,2,5,7,8の回路構成およびそれらの動作、制御は全く同様である。
また、ドレイン電圧制御回路3が第1の包絡線検出手段を構成し、パルス幅変調器4,スイッチング増幅器5,LPF6がドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段を構成し、ゲート電圧制御回路8,パルス幅変調器9,スイッチング増幅器10,LPF11、またはゲート電圧制御回路20(比較器21及び基準電圧源22を含むゲート電圧またはベース電圧生成手段)がゲート電圧またはベース電圧調整手段を構成し、ゲート電圧制御回路8が第2の包絡線検出手段を構成し、パルス幅変調器9,スイッチング増幅器10,LPF11がゲート電圧またはベース電圧生成手段を構成し、可変利得器71,可変減衰器70が増幅・減衰手段を構成し、包絡線検出部31および折れ線生成部32を含むドレイン電圧制御回路40が折れ線包絡線生成手段を構成し、可変利得・減衰制御手段は図示を省略した。
また、この発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、これらの可能な組み合わせを全て含むことは云うまでもない。
1,50,60 入力端子、2,51,61 出力端子、3,40 ドレイン電圧制御回路、4,9 パルス幅変調器、5,10 スイッチング増幅器、6,11 LPF、7 高周波電力増幅器、8,20 ゲート電圧制御回路、9 パルス幅変調器、21 比較器、22 基準電圧源、31 包絡線検出部、32 折れ線生成部、70 可変減衰器、71 可変利得器、100 ドレイン電圧またはコレクタ電圧供給端子、101 ゲート電圧またはベース電圧供給端子。

Claims (12)

  1. 入力された高周波の入力信号を増幅して出力する高周波増幅装置であって、
    印加される電源電圧に基づき前記入力信号を増幅するソース接地またはエミッタ接地された高周波電力増幅器と、
    前記入力信号の包絡線成分を検出する第1の包絡線検出手段と、
    前記第1の包絡線検出手段で検出された包絡線成分に従った電源電圧を生成して前記高周波電力増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧供給端子に印加するドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段と、
    前記高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック利得特性が一定となるように、前記入力信号の包絡線成分に従って前記高周波電力増幅器へのゲート電圧またはベース電圧を生成して前記高周波電力増幅器の前記入力信号も入力されるゲート電圧またはベース電圧供給端子に印加するゲート電圧またはベース電圧調整手段と、
    を備えたことを特徴とする高周波増幅装置。
  2. ゲート電圧またはベース電圧調整手段が、
    入力信号の包絡線成分を検出する第2の包絡線検出手段と、
    前記第2の包絡線検出手段で検出された包絡線成分に従ってゲート電圧またはベース電圧を生成して印加するゲート電圧またはベース電圧生成手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の高周波増幅装置。
  3. ゲート電圧またはベース電圧調整手段が、
    比較器における第1の包絡線検出手段で検出された包絡線成分と所定の基準信号との比較に従って、前記包絡線成分が前記所定の基準信号以上の場合にゲート電圧またはベース電圧の電圧値を下げて生成して印加するゲート電圧またはベース電圧生成手段からなることを特徴とする請求項1に記載の高周波増幅装置。
  4. ゲート電圧またはベース電圧生成手段が、前記包絡線成分が前記所定の基準信号以上の場合に相対的に低い電圧のゲート電圧またはベース電圧を生成し、前記所定の基準信号より小さい場合に相対的に高い電圧のゲート電圧またはベース電圧を生成することを特徴とする請求項3に記載の高周波増幅装置。
  5. ゲート電圧またはベース電圧生成手段が、前記包絡線成分が前記所定の基準信号以上の場合に相対的に低い所定の電圧のゲート電圧またはベース電圧を生成し、前記所定の基準信号より小さい場合に検出された包絡線成分に従ってゲート電圧またはベース電圧を生成することを特徴とする請求項3に記載の高周波増幅装置。
  6. 入力された高周波の入力信号を増幅して出力する高周波増幅装置であって、
    印加される電源電圧に基づき前記入力信号を増幅するソース接地またはエミッタ接地された高周波電力増幅器と、
    前記高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック利得特性が一定となるように、前記高周波電力増幅器にゲート電圧またはベース電圧として入力される前記入力信号およびドレイン電圧またはコレクタ電圧のために前記入力信号を分岐した分岐入力信号の少なくとも一方に対して、また両方に設けられる場合には一方を増幅、他方を減衰させるように、設けられ信号を可変の利得、減衰量で増幅または減衰する可変増幅・減衰手段と、
    前記分岐入力信号または前記増幅・減衰手段で増幅または減衰された分岐入力信号の包絡線成分を検出する包絡線検出部、および前記ダイナミック利得特性が一定となるように、検出された包絡線成分を包絡線成分の値に従って段階的に減少させる折れ線生成部、を含む折れ線包絡線生成手段と、
    前記折れ線包絡線生成手段で生成された包絡線成分に従った電源電圧を生成して前記高周波電力増幅器のドレイン電圧またはコレクタ電圧供給端子に印加するドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段と、
    を備えたことを特徴とする高周波増幅装置。
  7. 折れ線包絡線検出手段の折れ線生成部が、包絡線成分を示す入力に並列に接続されたそれぞれ直列抵抗を伴い導通電圧が異なる複数のダイオードを含むことを特徴とする請求項6に記載の高周波増幅装置。
  8. 可変増幅・減衰手段を高周波電力増幅器の前段に設けたことを特徴とする請求項6または7に記載の高周波増幅装置。
  9. 可変増幅・減衰手段を折れ線包絡線生成手段の前段または後段に設けたことを特徴とする請求項6から8までのいずれか1項に記載の高周波増幅装置。
  10. 高周波増幅装置への入力信号に従って可変増幅・減衰手段の利得、減衰量を制御する可変利得・減衰制御手段を備えたことを特徴とする請求項6から9までのいずれか1項に記載の高周波増幅装置。
  11. ドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段およびゲート電圧またはベース電圧調整手段の少なくとも一方、またはドレイン電圧またはコレクタ電圧生成手段において、ドレイン電圧またはコレクタ電圧に対して下限電圧および上限電圧の少なくとも一方、ゲート電圧またはベース電圧に対して下限電圧および上限電圧の少なくとも一方、を設定することを特徴とする請求項1から10までのいずれか1項に記載の高周波増幅装置。
  12. ダイナミック利得特性の代わりに高周波増幅装置の瞬時入力信号に対する瞬時出力信号のダイナミック位相特性が一定となるようにドレイン電圧またはコレクタ電圧、またはドレイン電圧またはコレクタ電圧とゲート電圧またはベース電圧の制御を行うことを特徴とする請求項1から11までのいずれか1項に記載の高周波増幅装置。
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