JP2011522719A - 非加熱式フィルムエンボス加工のための装置 - Google Patents

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Abstract

画線部提供層を転写フィルムから被印刷材料に転写するためのモジュール型コーティング装置(2)におけるフィルム供給の応用可能性を拡大する必要がある。そのために、当該モジュール型コーティング装置に、前記転写フィルムから層を転写するために、限定されたプレス面が設けられている。これによってフィルム給送を、目標を定めて制御することができる。前記転写フィルムはこのとき、好適に限定された幅で、かつ、プレスローラ(3)に対してほぼ接線方向に通過させられる。フィルムのストックおよびフィルムの搬送を行うために、タイミング制御によって操作可能な特殊な搬送装置(22,33)が配設されている。

Description

本発明は請求項1のおいて書き部分に記載の、担体フィルムから印刷枚葉紙へ画線部提供層を転写するための装置に関するものである。
フィルム転写法を用いて、印刷枚葉紙上に金属層を製造することが知られている。例として特許文献1には印刷材料および当該材料を用いる印刷装置が記載されている。前記文献には、給紙装置と排紙装置を有し、これら二つの機構の間に複数の印刷装置と1つのモジュール型コーティング装置とが設けられて成る枚葉紙加工機が示されている。これらの印刷装置の少なくとも一つにおいては、平版印刷法を用いて接着剤パターンが塗布される。この接着剤パターンはコールドプレス法によって塗布され、画線部を提供する特定の絵柄を表している。前記の印刷装置に続いて設けられた、圧胴およびプレスローラを有してなるモジュール型コーティング装置にはフィルムガイドが設けられている。当該フィルムガイドは、フィルムストックロールからフィルムストリップもしくは転写フィルムを、モジュール型コーティング装置の圧胴とプレスローラとの間に設けられた転写間隙を介してガイドするという構想のもとに形成されている。フィルムストリップはモジュール型コーティング装置から出た後、排出側で再び巻きつけられる。転写フィルムは担体層を有し、当該担体層の上にたとえばアルミニウムから成る金属層のような画線部提供層が設けられていてよい。金属層と担体フィルムとの間には分離層が設けられている。当該分離層は金属層を担体層から剥離可能とするために設けられる。
印刷枚葉紙を搬送して印刷装置を通過させる際に、各印刷枚葉紙には接着剤パターンが塗布される。その後、印刷枚葉紙はモジュール型コーティング装置を通過するようにガイドされるが、その際にプレスローラを用いて、圧胴に載置された印刷枚葉紙をフィルム材料と結合させる。このとき下方に向けて設けられた金属層は、印刷枚葉紙の接着剤が塗布された領域と密接に結合される。
印刷枚葉紙をさらに搬送すると、金属層は接着剤が塗布された領域のみに付着する。すなわち、接着剤パターンの領域では、担体フィルムから金属層が剥離される。そしてこのように消費された転写フィルムは再び巻きつけられる。印刷枚葉紙はコーティングされた状態で排出される。前記のようなモジュール型コーティング装置を、たとえば印刷機の印刷装置において用いることは知られている。このような従来の装置の不利点は、これらのコーティング装置を臨機応変に使用できないことである。
欧州特許第569520号明細書
上記の理由から、本発明の課題は、印刷枚葉紙の上にたとえば金属被覆層のような画線部提供層を、安全かつ経済的かつ正確に転写できる装置を提供することである。このような装置は拡大された応用範囲に対して操作可能でなくてはならない。特に、部分的なフィルム貼付を可能にする必要がある。
上記の課題は、請求項1に記載の特徴を備える装置において解決される。
当該装置は、ウェブ状フィルムのガイドのためのクロック動作システムを備えている。
前記の装置の特徴は、好適に、プレスローラが、印刷枚葉紙の全平面の一部をなす平面としてのプレス面を有していることである。このようなプレス面は張設可能なセグメント、またはカットされたブランケット、または見当に合わせて製造された好適に感光性ポリマーからなる凸版印刷版、または、たとえば磁気作用によって着脱自在に設置可能なプレスセグメントとして、実施されているのが好ましい。
このために様々な作用材料が応用され得る。使用できるのは以下の通りである。
−印刷を行う表面が作用面を除いて除去されている、いわゆる剥離ブランケット
−例えば平面プロッタを用いる印刷版製造から得られ、場合によってアルミニウムまたはポリエステルから成る担体材料を有する、高分子切断プレート
−例えば感光から得られ、場合によって担体材料としてアルミニウムプレート/アルミニウムフィルムを有する、感光性ポリマープレート
−金属担体上に設けられたブランケットも使用可能である。このようなブランケットは場合によって緩衝作用のある中間層を有し、薄いけれども硬く、かつ、平滑なカバー層が設けられていてよい。
対応する部分的なプレス張設材の下部構造として、緩衝作用を有する、あるいは、緩衝作用を有さない下地、例えば下地ブランケットが使用される。
緊締システムとして、転写胴において知られているような締め付けスピンドル、あるいは転写胴または版胴から知られているような、ブランケットまたは印刷プレートのためのいわゆる複合式緊締レールが用いられる。プレス胴パッキングの表面は構造によっては、断面形状を有するエンボス加工にも適している。
このようにして、非加熱式フィルムエンボス加工の方法に関して、応用範囲が拡大される。準備加工されたプレス胴パッキングによって、準備時間が短縮できる。さらに、見当合わせの自動化も導入され得る。
課題の解決のために、以下の点が付け加えられる。すなわち、プレス胴は例えばレジスタピンを介するレジスタシステムを有して実施されている。プレス胴は例えば、印刷プレートの自動的な張設のためのレジスタシステムのように調整可能でなくてはならない。側方向および周方向の見当は版胴の場合のように、調整可能であってよい。さらに、プレス胴パッキングには見当用の打ち抜き部が設けられていてよい。
転写フィルムを、より幅の狭い一つまたは複数の分割ウェブ状フィルムに分けることによって、フィルムの使用を向上させるために、前記の装置を好適に用いることもできる。前記の方法と組み合わせることによって、異なる種類のフィルムを並行して用いることができる。
コーティング方法の効率を保証するために、フィルムの給送を制御して、画線部提供層あるいは金属被覆層の転写が行われない場合には、転写フィルムを停止させることができる。
転写フィルムの制御は好適に以下のように行われる。すなわち枚葉紙をガイドする圧胴のくわえが収容されている胴溝を通過する際に、フィルムの給送が停止される。プレスローラはその後、転写フィルムの下方をスライドしながら通過する。
光沢作用を向上させるために、いわゆるUV硬化性の地色用インキを用いて、画線部提供層を塗布することができる。UV硬化性の地色用インキは、接着剤のための印刷装置を用いて、相応の方法でオフセット印刷プレートの上に塗布される。
一つの枚葉紙加工機において、好適に、複数のモジュール型コーティング装置を連続して配設することも可能である。こうすることによって、一つの絵柄において、様々な画線部提供層もしくは金属被覆層を連続して設けることができる。このとき、画線部パターンのすべての要素を有してなる単一の接着剤パターンを介して、画線部提供層を並列的に転写することができる。第1のモジュール型コーティング装置における第1の接着剤パターンに、第1の画線部提供層あるいは金属被覆層を設け、続いてその上に重ねて、第1の接着剤パターンを被覆するさらなる接着剤パターンを塗布し、他の画線部提供層もしくは金属被覆層を設けることも可能である。
以下に本発明を図面に基づいてより詳細に説明する。図に示すのは以下のとおりである。
フィルム転写装置を有してなる印刷機の概略図である。 フィルム転写装置を有してなる本発明に係るモジュール型コーティング装置の構造およびタイミング制御によるフィルムガイドのための異なる態様を示す図である。 フィルム転写装置を有してなる本発明に係るモジュール型コーティング装置の構造およびタイミング制御によるフィルムガイドのための異なる態様を示す図である。 フィルム転写装置を有してなる本発明に係るモジュール型コーティング装置の構造およびタイミング制御によるフィルムガイドのための異なる態様を示す図である。 フィルム転写装置を有してなる本発明に係るモジュール型コーティング装置の構造およびタイミング制御によるフィルムガイドのための異なる態様を示す図である。 フィルム転写装置を有してなる本発明に係るモジュール型コーティング装置の構造およびタイミング制御によるフィルムガイドのための異なる態様を示す図である。
図1には枚葉紙輪転印刷機の部分が示され、当該印刷機は2つの印刷装置を有し、以下のような目的のために使用される。
−まず、印刷枚葉紙に、平坦な、あるいは、画線部を提供する接着剤パターンが設けられる。(塗布装置1としての印刷装置)
−後続の印刷装置において、印刷枚葉紙は転写フィルム5とともに、圧力をかけられた状態で、転写間隙6を介してガイドされる。(コーティング装置2)
塗布装置1は、インキ装置11と、版胴12と、転写胴13と、を有してなる周知のオフセット印刷装置であってよい。転写胴13は圧胴4と協働する。
コーティング装置2もまた、オフセット印刷装置によって形成されていてよい。コーティング装置2における転写間隙6は、プレスローラ3と圧胴4とによって形成される。プレスローラ3は転写胴に対応し得る。また、プレスローラ3はモジュール型ニス引き装置の版胴に対応し得る。フィルムを転写するために使用されるコーティング装置2内に、転写フィルムのためのウェブガイド14が示されている。転写フィルム5はこの場合、コーティング装置2の保護装置15を介して、搬入され、また、再び搬出される。
フィルムストックロール8はコーティング装置2の枚葉紙供給側に配設されている。フィルムストックロール8は、転写フィルム5を連続的に制御しながらコーティング装置2に供給するために、回転駆動部7を有する。フィルム供給部には、プレスローラ3に対して転写フィルム5をほぼ一定のテンションでガイドするために、方向転換ローラもしくはテンションローラが設けられていてよい。印刷装置の排出側には、使用済みのフィルム材料のためのフィルム収集ロール9が設けられている。フィルム収集ロール9に、回転駆動部7を設けることは、常に好適である。転写フィルム5が、排出側では回転駆動部7によって給送され、流入側ではブレーキを用いて強く張られるようにすることも、可能である。
プレスローラ3は(転写胴または版胴または別個のプレスローラとして)、当該プレスローラの表面に、圧縮可能もしくは緩衝性のある要素、例えば圧縮可能な中間層を備える要素を担持している。このためにプレスローラ3には、ゴムブランケットもしくは印刷ブランケットに比肩すべきプラスチックコーティングなどとしてのプレス張設材10が設けられていてよい。当該プレス張設材10は、胴溝において、緊締装置に係留される。
コーティング方法の効率性を確保するために、フィルムストックロール8から、転写間隙6およびフィルム収集ロール9への、転写フィルム5のフィルム給送を間欠的に制御することができる。その場合、画線部提供層あるいは被覆層の転写を行ってはいけないときには、転写フィルム5は停止される。この点に関して設けられた装置は、転写フィルム5のための、相応の給送制御装置を好適に有しており、当該給送制御装置によって、ウェブ状フィルムのうち、少なくとも、プレスローラ3と、圧胴4と、の領域にある部分は、胴溝が通過する間は、停止するようになっている。
この点については、以下、図2から5において詳細に説明される。
転写フィルム5を、より幅の狭い一つまたは複数の分割ウェブ状フィルムに分ける場合、上記のようなフィルムの利用がさらに改良される。これによって、分割ウェブ状フィルムのそれぞれのフィルム給送を、タイミング制御するための一つまたは複数の装置を用いて相応に制御するとき、一枚の枚葉紙におけるコーティング領域がゾーンごとに異なる長さであっても、転写フィルム5の利用は向上され得る。
塗布装置1とコーティング装置2から上記のように形成されたモジュール型フィルム貼付装置には、さらに乾燥器16が設けられていてよい。当該乾燥器によって、塗布された接着剤またはフィルムコーティング全体を乾燥させることができる。この場合には、例えばUV乾燥器が想定される。
モジュール型フィルム貼付装置はさらに、枚葉紙表面を走査するための監視装置17を含み得る。監視装置17は、コーティングの画線部内容を評価するとともにフィルムコーティングにおける誤差を検出することを可能にする。このような監視装置は、印刷機と関連して設けられていてもよい。当該印刷機にモジュール型フィルム貼付装置が組み込まれている。その場合、監視装置は例えば、印刷機の枚葉紙排紙装置または最後の印刷装置に設けられていてよい。
転写フィルム5の搬送は、フィルムガイドローラ14において、またはフィルムガイドローラ14同志の間で、ウェブ状フィルム5のウェブテンションの検査によって監視され得る。このためにフィルムウェブガイドには、一つまたは複数のウェブテンション測定装置19が設けられている。
さらに、ウェブ状フィルム5を安定させるために、第一の方向転換ローラと、転写装置への第一の引き込みローラとの間に、安定化装置30が設けられていてよい。これによってウェブ状フィルム5のばたつきを減少させる。安定化装置30は、例えば二つの回転自在に軸受けされたロールを有しており、当該ロールはウェブ状フィルム5の巻き付け角度を可変に調整するために、ガイドローラに設けられており、これによってウェブ状フィルム5に対するガイド作用および緩衝作用は、運転状態に応じて調整可能となっている。安定化装置30の調整は、ウェブテンション制御のための装置19と、場合によってはウェブ断裂監視のためのセンサ装置20とに関連して行われ得る。
ウェブテンション測定装置の電気信号が評価される。当該評価に関して、さまざまな運転状態が可能である。
1 ウェブテンションが所定の最小値を上回る場合、ウェブ状フィルム5の存在を表す信号として評価され、機械の制御部に供給される。
2 所定のウェブテンションの最大値を超過した場合、ダンサーローラ18、あるいはフィルムストックロール8もしくはフィルム収集ロール9のロール駆動部7を介して、ウェブテンションが低減される。これにより、認められないウェブの伸張やウェブの断裂を回避することができる。
3 所定のウェブテンションの最小値を下回った場合、ウェブテンション制御がまだ作動しているかどうか点検される。ダンサーローラ18、あるいは制動装置を介して、ウェブテンションを増大させられない場合、ウェブの断裂が認識される。
目標値としてのウェブテンションに関して、特に上記のような評価に関連して付加的に得られる情報は、印刷プロセスもしくは転写プロセスの制御のために用いることができる。そのために、システムが印刷機のコントロールステーションと接続可能となっており、当該コントロールステーションを介して、最大ウェブテンションおよび最小ウェブテンションに対する目標値を入力することができる。このような目標値は、使用される転写フィルム5の種類、モジュール型コーティング装置2における印刷もしくは転写の条件、すなわち被印刷材料、接着剤、あるいはプレス張設材の特性に関連する条件に依存しうるものである。必要なデータはインタフェースを介して、フィルムストックロールにおいて、データ媒体から直接に読み込まれ、モジュール型コーティング装置2に設けられた転写プロセス調整部から得られるパラメータ値を用いて変化させられる。
フィルム転写に関する方法は、図1に示す上記のような印刷機もしくは貼付機において以下のように実施される。
少なくともコーティング装置2に後続する印刷装置50において、金属被覆層によって画線部に応じたコーティングが施された印刷枚葉紙に、カラー印刷を行うものとする。このとき、印刷枚葉紙はコーティング装置2の圧胴4から、枚葉紙搬送ドラムまたは枚葉紙搬送ユニットを介して印刷装置50の圧胴40に移送される。
印刷装置50は、オフセット印刷装置において通常みられるように、圧胴40と、当該圧胴に対応するゴム胴または転写胴41と、当該転写胴に対応する版胴43とを有している。本図において概略的に示すように、版胴43には、インキ装置および湿し装置が配設されている。
圧胴40と転写胴41の間には、さらなる印刷間隙60が形成されている。当該印刷間隙60において、印刷インキは、版胴43に張設された印刷プレート44から、転写胴41に設けられた張設材42を介して印刷枚葉紙に塗布される。
転写胴41と圧胴40の表面間の印刷間隙60の間隙の大きさは、転写胴41に配設されている調整装置45によって調整可能である。この場合、オフセット印刷の領域では通常、印圧調整について言及されるが、それは前記調整が、印刷間隙60において印刷されるべき被印刷材料の厚みに関わるためである。当該調整のためには、圧力をかけることが必要であり、それによって印刷インキを転写胴41から、圧胴40に担持されている被印刷材料に移す。
転写間隙6に関する調整は、プレスローラ3に配設されている、さらなる調整装置46によって行われる。
調整装置45,46はオフセット印刷機の技術分野では通常、印刷装置の転写胴もしくはゴム胴に用いられ、あるいはモジュール型ニス引き装置の版胴にも用いられている。
さらに、プレスローラ3の表面として、画定され、または分割されたプレス面が、プレス張設材10に設けられている必要がある。このために、全面的なプレス領域に代わって、プレスローラ3上の、一つまたは複数のコーティングすべき領域に限定された分割プレス面が用いられる。
分割プレス面は分離された面要素として、リング状で細長い、プレスローラ3の周囲に沿って設けられる面要素として、円周線に対応するとともに限定された円周部分を被覆し、かつ、プレスローラ3の幅にわたって設けられる面要素として、またあるいは複数のこのような面要素として形成されていてよく、このようにしてプレス張設材10を形成する。
前記の面部材を形成するために、たとえばカットされた印刷ブランケット、画線部形成可能なプラスチック凸版印刷版、あるいは、平滑な下地に好適に着脱自在に固定されるか、場合によっては接着可能または磁力により設置可能な押圧セグメントが、分割プレス面を担持する状態で用いられる。押圧セグメントは、下側に磁力による接着面が設けられており、例えばプレスローラ3の表面に、直接設けることができる。また、磁性フィルムをプレスローラ3の表面に張設することも可能である。続いてこの磁性フィルムの上に、分割プレス面10を載置または設置するために、裏面が磁力によって固着するように形成された押圧セグメントを設けることができる。押圧セグメントの表面と内側の構造は、弾力性と平滑性に関して述べた上記の記載に対応するものでなくてはならない。この場合は、好適に平滑で、かつ、比較的固い機能層を支持している、圧縮可能な下地が設けられ得る。
プレス張設材10において、このように画定された分割プレス面の作用は、プレスローラ3と対向する圧胴4との胴溝を通過する場合と同様に、分割プレス面が転写フィルム5に接触しながら転写間隙6を通過するときだけ、転写フィルム5が挟み込まれるようにすることである。換言すれば、プレス面は、実際に画線部提供層が、転写フィルム5から印刷枚葉紙に転写されるべき領域においてだけ、転写フィルム5に作用し得る必要がある。
前記のような方法で、分割プレス面が、プレス張設材10に設けられているモジュール型コーティング装置2において2つの効果を達成することができる。
I.まず、フィルムのタイミング制御を実施するために、転写フィルム5は、溝を通過する時間のほか、コーティングすべき領域が印刷枚葉紙の画線部内部のどこかにあり、まだ分割プレス面の領域に到達していないとき、あるいは分割プレス面の領域が、コーティングすべき枚葉紙領域の端部の前ですでに終わっているときにも、非常に好適に、給送中に停止され得る。つまり、転写フィルム5は、分割プレス面が、プレスローラ3と圧胴4との間の転写間隙6内で固定されるときだけ、搬送されなければならない。このようにして、転写フィルム5はコーティングすべき印刷枚葉紙の間で、ほぼ完全に利用することができる。このとき、リング状のプレス面を用いると、フィルムの搬送は溝を通過するときだけ停止される。胴の幅を有してなるとともに円周の部分にわたって設けられているセグメントとして形成された、個々のまたは複数のプレス面を用いると、さらに、プレスローラ3の周面における自由な平面の間、フィルムの給送は停止され得る。
II.前記のような種類のフィルムの利用は、転写フィルム5を一つまたは複数の分割ウェブ状フィルムに分けることにより、さらに向上させることができる。このようなフィルムの分割は、とりわけ分割プレス面との関連において、非常に有利である。分割プレス面において転写フィルム5は、プレス面の幅に限定して用いることができる。フィルムの消費は有意に節約される。転写間隙6におけるフィルムガイドは、転写フィルム5の細長いウェブを、少なくとも転写間隙6において、分割プレス面の全面に設けることによって、著しく向上する。このように、分割ウェブ状フィルムのそれぞれのフィルム給送をタイミング制御するための、一つもしくは複数の装置を用いて、相応に制御を行うと、一つの枚葉紙内でコーティング領域の長さがゾーンごとに異なるときにも、転写フィルム5の利用を向上させることができる。このためにはただ、それぞれの分割ウェブ状フィルムを、画線部を提供する表面層を塗布すべき領域に、正確に搬送する必要がある。コーティングすべきでない領域においては、それぞれの分割ウェブ状フィルムは、その他の分割ウェブ状フィルムから独立して停止され得るので、不必要なフィルムの消費が発生しない。
このように、前記の方法と組み合わせると、異なる種類のフィルムを併用することができる。こうして、フィルムの色や平滑性や構造が異なる表面を製造することができる。
部分的なプレス張設材を構成するために、様々な既知の作用材料が応用され得る。使用できるのは以下の通りである。
−印刷を行うゴムから成る表面が、エンボス加工の際に作用すべき面を除いて除去されている、剥離ブランケット
−平面プロッタを用いて製造可能であるとともに、場合によってアルミニウムまたはポリエステルから成る担体材料を有して成る、高分子切断プレート(フレキソ印刷のための印刷版)
−感光および洗浄によって表面輪郭を製造可能な感光性ポリマープレート(フレキソ印刷)(場合によってアルミニウムから成る担体を有して成る)
−金属担体を有して成るブランケットも使用可能である。当該ブランケットは剥離ゴムブランケットもしくは剥離印刷ブランケットのように準備かつ使用される。
分割プレス面を有する、対応するプレス張設材10の下部構造として、緩衝作用を有する、あるいは、緩衝作用を有さない下地、例えば下地ブランケットが使用可能である。(しかし、硬質な担体層を有さないプレス張設材の場合のみである。)
プレスローラ3の胴溝において、プレス張設材10を固定するための緊締システムは、転写胴において知られているような締め付けスピンドル、あるいは転写胴または版胴から知られているような、ブランケットまたは印刷プレートのためのいわゆる複合式緊締レールであってよい。プレス張設材10の表面は構造によっては、断面形状を有するエンボス加工にも適している。このようにして、非加熱式フィルムエンボス加工の方法に関して、応用範囲が拡大される。上記の要素を応用すると、モジュール型フィルム貼付装置のきわめて容易かつ迅速な操作が可能となる。
本発明によって、ウェブ状フィルム5をタイミング制御によって搬送することを可能にする装置が提供される。当該装置の運転態様として、上記の内容から、以下のタイミング制御が挙げられる。
−プレスローラ3と圧胴4の胴溝を通過する際の、溝のタイミング制御
−プレスローラ3の周面におけるフィルム転写の版型長さに限定して行われるフィルム供給の際の、版型のタイミング制御
−プレスローラ3のプレス張設材10における分割プレス領域によって規定されたフィルム供給部に限定してフィルムガイドを行う際の、エンボス領域のタイミング制御
フィルム供給のために(フィルム排出のためにも)通常、フィルムロール8,9の駆動は連続的に行われるが、それは、モータの運動を迅速に変化させるためには、フィルムロール8,9の重量が大きすぎるためである。これにより、ウェブ状フィルムを減速させる場合、転写領域の、ウェブ状フィルム5の供給領域および排出領域において、新たに加速するまでに、フィルムロール8,9の運動に対して、フィルム長さは過剰になるか、あるいは不足する。
従って本発明により、ウェブ状フィルム5を連続的に給送もしくは排出する際に生じる過剰な、あるいは過少なウェブ部分を減らせるような解決が提案される。当該解決は、フィルムストック部の態様としてのダンサーローラ18によって、基本的にはすでに説明されているが、当該ダンサーローラ18は、フィルム転写プロセスにおいて、上記のように高速で行われるタイミング制御に対し、十分に正確に合わせて制御できない。特にダンサーローラは通常、供給場所から遠く離れているとともにフィルムロール8,9の近くに設けられており、この場所でウェブテンションを保持するため、タイミング制御に対して、十分に正確に合わせられない。このような理由から、図2から5において、非加熱式フィルムプロセスにおけるフィルムのタイミング制御の際に、ウェブのずれを迅速に調整するためのさらなる方法が示されている。
図2には、図1に対応するモジュール型フィルム転写装置が示されている。本図においてダンサーローラ18が設けられており、これによってウェブテンションを調整する。転写領域(プレスローラ3と圧胴4の間のフィルム転写の領域)において、フィルムの消費を伴わずに(溝のタイミング制御、版型のタイミング制御、エンボス領域のタイミング制御)フィルム搬送を停止するときなど、フィルム搬送における比較的大きな変化を調整するために、新たなウェブ状フィルム5が転写間隙6に導入される前と、消費されたウェブ状フィルム5が転写間隙6から排出された後に、駆動グループ22として表される対を成すローラ23,24が付加的に設けられている。
本図の駆動グループ22は、以下の全ての実施の形態に関して記載されており、それぞれ対を成すローラを示している。当該対を成すローラは、ウェブ状フィルム5を挟むとともに、所望の搬送経路に関して確定的にガイドすることができる。駆動グループ22の対を成すローラは、図2においてそれぞれフィルムガイドローラ24と駆動ローラ23から成る。フィルムガイドローラ24も駆動ローラ23も、少なくとも部分的に駆動可能である。駆動ローラ23の駆動は、本図において、ウェブ状フィルム5の(フィルムローラ8から9への)搬送方向のみならず、戻り工程運動も生じさせることができる。この点が有意義なのは、ウェブ状フィルム5が減速の際にすぐに停止せず、それによって所望の停止点を超えてさらに走行するためである。これによってウェブ状フィルム5の一部が使用されない恐れがある。転写間隙においてウェブ状フィルム5を減速させ、かつ、停止させた後に、短く確定的に戻り工程を行うことによって、上記のような不要なフィルム消費が低減されるか、除去される。このために駆動ローラ23の駆動は迅速に制御可能となっている。駆動ローラ23自体が分割されていてよく、それによって変化する駆動運動を迅速に行うことができる。さらに、フィルムガイドローラ24は、駆動ローラ23に対して当接および当接解除するように往復移動可能であってよいが、駆動ローラ23に対して持続的に当接された状態であってもよい。
このように、フィルムガイドローラ24が、多かれ少なかれウェブ状フィルム5によって制御される運動を行う一方、駆動ローラ23は搬送運動および戻り工程運動を実施する。フィルムガイドローラ24は、所定の時間、駆動ローラ23上に設けられているウェブ状フィルム5に対して、制御された状態で当接することによってのみ、フィルム搬送方向に関して逆回転運動を行う。駆動ローラ23はその後、ウェブ状フィルム5の走行方向と逆に、連続的に搬送運動を実施する。これが可能なのは、ウェブ状フィルム5がこの時点で、プレスローラ3によって押圧されていないために、転写領域において圧胴4に対して自由に移動可能であるという理由による。
さらに駆動グループ22は、フィルム停止時の減速によっても、本図の場合は少なくとも転写間隙6への供給側において、転写領域において必要なテンションをかけられた状態で、ウェブ状フィルム5を保持することができる。それによって、新たにフィルム転写が開始されたとき、プレスローラ3によって圧胴4に対して押圧されることにより、直ちに再び良好な転写品質が実現される。
駆動グループ22のシステムは、駆動ローラ23が版型の幅を有しており、かつ、フィルムガイドローラ24が分割して設けられている場合においても、版型の全幅を有するウェブ状フィルム5のガイドのみならず、場合によってやはり分割して設けられている分割ウェブ状フィルム5のガイドにも適している。このために、フィルムガイドローラ24のセグメントは、プレスローラ3に対する軸方向において、ウェブ状フィルム5の位置に合わせて調整可能に設けられていてよい。
駆動グループ22は、駆動ローラ23が粗い表面または粘着性を有する表面を有するか、あるいは吸引ローラとして実施されることによって簡易化され得る。その場合、ウェブ状フィルム5が相応に大きく巻き付くことによって、駆動ローラ23に接してウェブ状フィルム5を確実にガイドするために、十分な接着が得られる。それによってフィルムガイドローラ24は、分割された形式のものも、用いないで済むと思われる。これは、駆動ローラ23が版型の幅を有している場合でも確かである。その場合、吸引ローラとして実施される駆動ローラ23の構成は、必要な場合にセグメントにおいて、それぞれ加工すべきウェブ状フィルム幅に応じて切り替え可能な吸引装置が設けられるように実施され得る。
従って図2により、ダンサーローラ18.1,18.2を用いて行うフィルムストックに対して、駆動グループ22を用いて行う転写間隙におけるフィルムのタイミング制御が実施される。このためにダンサーローラ18.1は、供給ロール8の領域で、転写間隙においてウェブ状フィルム5が静止しているとき、当該転写間隙に設けられたウェブテンションセンサシステムの作用を受けて、駆動グループ22を用いてウェブ状フィルム5を挟むことによって自由になるフィルム部分を収容する。同時にダンサーローラ18.2はフィルム部分をフィルム巻き付けのために開放する。その後はウェブ状フィルム5の給送が行われないためである。転写領域においてフィルム搬送の中断が終了した後、フィルム搬送を新たに開始する際、ダンサーローラ18.1,18.2におけるフィルムの開放とフィルムストックの経過は、それぞれ逆に行われる。
図3には、コーティング装置2における簡易化された実施の形態が示されている。本図においてもダンサーローラ18が示されているが、当該ダンサーローラは、ウェブテンション制御のためにのみ利用されなければならない。
さらに転写間隙6を有する転写領域へのフィルム供給領域において、上記と同様に駆動グループ22が設けられている。転写領域からの排出側に、往復移動しながら固定されているフィルムガイドローラ25が示されている。当該フィルムガイドローラ25は、ウェブ状フィルム5の搬送方向を横断する方向に行われる調整運動を実施することができる。当該調整運動は点線による表示によって特徴づけられている。当該調整運動によってウェブ状フィルム5のウェブ経路は延長および短縮される。従って駆動グループ22がタイミング制御を行うためにウェブ状フィルム5を一時停止または逆送するとき、フィルムガイドローラ25は、ウェブ経路を短縮するための調整運動を実施し、それによってウェブ状フィルムの一部を開放することができ、それによって当該運動を搬送運動に対して調整する。ウェブ状フィルムの搬送を新たに開始すべきとき、フィルムガイドローラ25はウェブ状フィルム5のウェブ経路を下方に延長するための運動を行う。これによってウェブ状フィルム5は再び加速されるか、もしくは、当該加速の際に、駆動グループ22における開放によって自由になるウェブ部分が調整され得る。
図4および5には、フィルムのタイミング制御の際のストック作用の態様が示されている。当該フィルムタイミング制御は、負圧の作用によるウェブ状フィルムのループ形成という自明の原理を利用している。当該図では、フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1および28.2はそれぞれコーティング装置2の一方の側に配設されている。フィルムストック部26.1,27.1および28.1はそれぞれ、ウェブ状フィルム5を転写間隙6へ供給する側およびそれとともに供給ロール8に配設されている。フィルムストック部26.2,27.2および28.2はそれぞれ、ウェブ状フィルム5を転写間隙6から離れるように排出させる側に配設されている。
フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1および28.2はそれぞれ負圧室から成り、ウェブ状フィルム5のフィルムループ29は当該負圧室内にガイドされ、また再び当該負圧室から外にガイドされる。
フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1および28.2の作用は以下の通りである。
負圧室の底部側において(例えば一つまたは複数の換気装置を用いて)空気を吸引することによって、フィルムループ29は負圧に応じて調整される力で負圧室内に吸引される。この力は、ウェブテンション制御によって設定されるウェブ状フィルム5の張力を超えない。そうでなければフィルムループ29は負圧室内で固着してしまうからである。当該システムは、フィルムループ29が負圧の力に抗して負圧室内で自由に往復移動でき、そのようにしてウェブ状フィルム部分をそれぞれ収容あるいは開放できるという点で、自動制御されている。フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1および28.2のシステムは自由に往復移動するように実施されているために、この場合、すでに示したシステムよりも多くの駆動グループが設けられる必要がある。
ウェブ状フィルムの搬送を制御するために、フィルムループ29(36,図6参照)の大きさの形成が利用され得る。このために負圧室のそれぞれに、センサシステムが設けられていてよく、当該センサシステムは、例えば超音波を用いて行う距離の測定に基づいて形成されている。当該センサシステムは、フィルムループ29,36がどのくらい遠くまで形成されているか、もしくはフィルムループ29,36がどのくらい負圧室内に引き込まれているかを認識する。このように恒常的に検出される測定信号に基づいて、その後、フィルムロール7,8の駆動部を用いて、場合によってはダンサーローラと関連して、ウェブ状フィルムの搬送が制御され得る。
フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1および28.2(図6の32.1,32.2も)を両側に設けることによって、転写領域においてフィルムの搬送を停止させたり、さらにガイドしたりする際のウェブ状フィルムの給送のタイミング制御は、以下のように実施することができる。
a)転写領域(転写間隙6)においてフィルム転写を停止させ、それとともにフィルム搬送を停止させるために、フィルムローラ7が運転している状態で、転写間隙6の前で駆動グループ22を停止させることによって、流入側のウェブ状フィルム長さが自由になり、第一のフィルムストック部26.1,27.1,28.1または32.1内に引き込まれる。
b)同時に、転写領域の後の排出側において、ウェブ状フィルム5は第二のフィルムストック部26.2,27.2,28.2または32.2から、連続的な巻き付けを行うために開放される。
c)フィルム転写を続け、それとともに転写領域においてフィルム搬送を新たに行うために、駆動グループが再び作動され、引き込まれたフィルムループ29は第一のフィルムストック部26.1,27.1,28.1または32.1から再び転写領域に供給される。
d)同時に、第二のフィルムストック部26.2,27.2,28.2または32.2は再びフィルムループ29,36で充填される。
図4により、フィルムストック部26.1,26.2,27.1および27.2の配置のための二つの態様が示されている。
コーティング装置2のモジュール型フィルム転写装置の下側に、小さなフィルムストック部26.1,26.2が示されている。当該フィルムストック部は転写間隙6における転写領域の駆動グループ22と組み合わされている。さらにフィルムストック部26.1,26.2には、それぞれウェブ状フィルム5をガイドするためのフィルムガイドローラ14が配設されている。
コーティング装置2のモジュール型フィルム転写装置の上側に、比較的大きなフィルムストック部27.1および27.2が示されている。当該フィルムストック部は独自の駆動グループおよび、場合によって転写間隙6における転写領域の駆動グループ22と組み合わされている。さらにフィルムストック部27.1,27.2には、それぞれウェブ状フィルム5をガイドするためのフィルムガイドローラ14が配設されている。フィルムストック部27.1,27.2に配設されている駆動グループ22は、当該フィルムストック部27.1,27.2における負圧が正常に機能しなくなったり、あるいは、フィルム搬送の際のその他の不具合が生じた場合、ウェブ状フィルム5の保持に寄与する。さらに、当該駆動グループ22を用いて、ウェブ搬送に対するさらなる制御の可能性が生じる。
フィルムストック部26.1,26.2のシステムは比較的小さく構成されており、それによってより良好に取り付け可能であり、当該フィルムストック部の容積が小さいために、反応が迅速である。従って当該システムによって、ウェブ状フィルム搬送における比較的小さな振動が、迅速かつ効果的に調整され得ると同時に、当該システムはタイミング制御にも利用される。フィルムストック部27.1,27.2のシステムは比較的大きく構成されており、それによって受容性が大きくなるとともに、ウェブ状フィルム搬送において、比較的大きな振動を調整することができる。当該構成は、フィルム転写の際に大きな自由空間を通過する必要があるタイミング制御の際に、すなわち、プレスローラの周面においてフィルム5の短い領域のみを転写する必要があるときに、好適である。
図5には、コーティング装置2においてフィルムストック部28.1および28.2を用いる態様が示されており、当該コーティング装置はさらに大きなストックを可能にしている。フィルムストック部28.1,28.2は垂直に設けられており、転写間隙6における転写領域の駆動グループ22に対して、直接的に設けられている。垂直な配置によって、フィルムストック部28.1におけるフィルムループ29からのウェブ状フィルム5の供給部を、直接的かつ供給側における第一の駆動グループ22のフィルムガイド装置を用いることなく、転写領域に向かって供給することができる。ウェブ状フィルム5は転写領域の排出側においても、フィルムストック部28.2におけるフィルムガイド要素を用いることなく、当該フィルムストック部のフィルムループ29に供給され得る。図5においてコーティング装置2のケーシングからの導出を行うための二つのフィルムガイドローラ14が示されている。フィルムストック部28.1の供給側と、フィルムストック部28.2の排出側に、対をなすローラ14が示されており、当該ローラは締め付けローラとしてウェブ状フィルム5のガイドを向上させるために用いられる。一方のフィルムローラはここでも駆動ローラ24として実施されていてよく、それによってこの場合もウェブ状フィルムの搬送を制御することができる。
図6において、上記の機能性に応じて、コーティング装置2においてフィルムストック部32.1および32.2を用いるさらなる態様が示されており、当該コーティング装置はコンパクトに構成されているとともに、比較的大きなストックを可能にしている。フィルムストック部32.1はフィルムロール7の下方の排出側に、ほぼ水平に設けられており、フィルムストック部32.2は反対側においてほぼ垂直に設けられている。二つのフィルムガイドローラ35と駆動ローラ34とを有する駆動グループ33は、転写領域の供給側において転写間隙6の近傍に配設されている。転写間隙6からの排出側における、フィルムガイドローラ35と駆動ローラ34とを有する駆動グループ33は、フィルムストック部32.2に対応して設けられている。水平な配置によって、フィルムストック部32.1におけるフィルムループ36からのウェブ状フィルム5の供給部を、コンパクトに設けるとともに、供給側において、第一の駆動グループ33の平滑化および安定化装置30を介して転写領域(転写間隙6)に供給することができる。フィルムストック部32.1へのウェブ状フィルム5の供給およびフィルムストック部32.1からのウェブ状フィルム5の排出のために、フィルムガイドローラ31が設けられており、それによってウェブ状フィルム5を容易に移動自在に保持する。
転写間隙6の後の転写領域の排出側において、ウェブ状フィルム5は、当該ウェブ状フィルム5を平滑に保持する(平滑化および安定化装置のような)フィルムガイド要素14を介して、ガイドされ得る。当該フィルムガイド要素14はまた、ウェブ状フィルム5を、コーティング装置2に接して設けられている印刷装置保護部15の領域から出るようにガイドする。転写領域の後の、フィルムストック部32.2に向かう排出側において、フィルムガイドローラ38と駆動ローラ39とを有する駆動グループ37が、同様に設けられていてよい。フィルムストック部32.2においてフィルムループ36を形成するために、ウェブ状フィルム5はさらなるガイド装置なしに供給される。フィルムストック部32.2からのウェブ状フィルム5の排出は、フィルムガイドローラ31を介して行われる。
フィルムストック部32.1の供給側および排出側と、フィルムストック部32.2の排出側とには、それぞれフィルムガイドローラ31が示されており、当該フィルムガイドローラはウェブ状フィルム5をより良好にガイドするために利用され、それによってウェブ状フィルムはフィルムストック部32.1に正確に供給されるとともに、フィルムストック部32.2から、平らに保持された状態で巻き付けを行うために排出される。
代替的にウェブ状フィルム5の排出側に対する駆動グループ37は、フィルムストック部32.2におけるフィルムガイドローラ31に接して設けられていてよい。そのために、当該フィルムガイドローラ31は、大きく巻き付けられるために、それ自体が駆動されていてよく、あるいは、当該フィルムガイドローラに、さらなる駆動ローラが配設されてもよい。
駆動グループ22は、図3に示すフィルムガイドローラ25も同様に、吸引ローラと組み合わせられていてよい。その場合、ウェブ状フィルムの締め付けはさほど重要ではなくなる。しかしながら、このような吸引ローラにおける吸気の制御は、極めて高いクロック周波数で行うべきである。
フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1および32.2の負圧室は、ガイドすべきウェブ状フィルムまたは分割ウェブ状フィルムに対応して実施され得る。当該負圧室がウェブ状フィルムの幅を有するとともに移動可能である場合、所望のコーティング条件に対して柔軟性を有して応じることができる。
さらに、作用領域をカバーする負圧室において、分離装置が設けられていてよい。当該分離装置はそれぞれ、ウェブ状フィルム5または分割ウェブ状フィルムの側方の位置を画定する。これによって、フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1および32.2は好適に複数の平行な負圧室に分割され得る。分離装置が、負圧室内に取り付け可能および/または負圧室内でウェブ状フィルム5または分割ウェブ状フィルムの走行方向を横断する方向に移動可能であるとき、それによって幅が調整可能であるとともに、互いに分離された負圧室が提供される。このような負圧室は、異なる幅の個々のウェブ状フィルム5、あるいは同じ幅あるいは異なる幅の分割ウェブ状フィルムに合わせて調整可能である。これによってフィルムループ29,36の形成が改善され、その時々にガイドすべきウェブ状フィルムまたは分割ウェブ状フィルムに対して、最良に調整される。
ウェブ状フィルム5が設けられない個々の室を被覆すると、負圧装置の空気消費は最小化され、より良好に調節可能となる。
転写領域への供給側において、フィルムストック部26.1,27.1,28.1,32.1の負圧室における吸引は、ウェブ状フィルムのクリーニングにも利用され得る。このとき特にウェブの縁に固着する粒子(雲母、埃、不純物)が、負圧室内で吸引され、吸引装置を介して排出される。従って負圧室の負圧供給部に、少なくとも一つのフィルタ装置が設けられると有利である。当該フィルタ装置は不純物を分離するために利用される。これによってフィルムループ29,36をストックすると同時に、ウェブ状フィルムのクリーニングも行うことができ、それによって転写プロセスは障害なく経過し、コーティングユニット2は清潔に保たれる。
フィルムストック部26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1および32.2と、駆動グループ22,33との構成は、当該フィルムストック部と駆動グループが、既存のフィルム転写装置においても、ダンサー装置と交換可能であるように形成されていてよい。これによって、既存のシステムに対するより効率的なフィルムガイドが、簡単な方法で改良され得る。
プレスローラ3が部分的にのみ張設されたプレス面を有するときも、フィルムガイドは中断され得る。それによって転写間隙6において、プレス面が設けられていない表面領域が通過する際、ウェブ状フィルムは停止され得る。
フィルム供給およびフィルム排出は、フィルムロール8,9に設けられる摩擦軸および単独モータのような、制御可能または自動制御を行うシステムによって、版型の幅を有するフィルムロールまたは複数の分割フィルムロールを有する態様において、実施され得る。
1 塗布装置
2 モジュール型コーティング装置
3 プレスローラ
4 圧胴
5 転写フィルム/ウェブ状フィルム
6 転写間隙
7 ロール駆動部
8 フィルムストックロール
9 フィルム収集ロール
10 プレス張設材
11 インキ装置/湿し装置
12 版胴
13 転写胴
14 フィルムガイド装置
15 印刷装置の保護部
16 乾燥器
17 検査装置/監視システム
18 ダンサーローラ
19 ウェブテンション監視部
20 ウェブ断裂監視部
21 圧胴送風装置
22 胴溝
22 駆動グループ
23 フィルムガイドローラ
24 駆動ローラ
25 フィルムガイドローラ
26.1 フィルムストック部
26.2 フィルムストック部
27.1 フィルムストック部
27.2 フィルムストック部
28.1 フィルムストック部
28.2 フィルムストック部
29 ループ/フィルムループ
30 安定化装置
31 フィルムガイドローラ
32.1 フィルムストック部
32.2 フィルムストック部
33 駆動グループ
34 駆動ローラ
35 フィルムガイドローラ
36 ループ/フィルムループ
37 駆動グループ
38 フィルムガイドローラ
39 駆動ローラ
40 圧胴
41 転写胴
42 印刷ブランケット/ゴムブランケット
43 版胴
44 印刷プレート
45 調整装置
46 調整装置
50 印刷装置
60 印刷間隙

Claims (15)

  1. 画線部提供層を担体フィルムから印刷枚葉紙に転写するための装置であって、少なくとも、前記印刷枚葉紙に接着剤で画線部に応じたコーティングを設けるための塗布装置(1)と、
    圧胴(4)とプレスローラ(3)との間の転写間隙(6)において、前記画線部提供層を前記担体フィルムから前記印刷枚葉紙に転写するためのモジュール型コーティング装置(2)であって、前記担体フィルムはコーティングされた側が前記印刷枚葉紙に当接された状態で、当該印刷枚葉紙とともに前記転写間隙(6)を通過してガイド可能であり、このとき前記画線部提供層が画線部に応じて前記印刷枚葉紙に転写可能であるモジュール型コーティング装置と、
    前記転写フィルム(5)を前記コーティング装置(2)に供給するとともに、前記コーティング装置(2)から排出するための装置であって、前記転写フィルムを作用方向に移動させるための駆動部を有してなる装置と、を有し、
    前記転写フィルム(5)のフィルム給送は、フィルムをガイドするための装置によって制御可能であり、それによって、前記コーティング装置(2)の前記転写間隙(6)において、印刷枚葉紙に画線部提供層が転写されないとき、前記転写フィルム(5)の搬送が停止される装置において、
    前記転写フィルム(5)のフィルムガイドに関連して制御部が設けられており、それによって、前記枚葉紙をガイドする前記圧胴(4)のくわえを収容している胴溝(22)を前記プレスローラ(3)が通過する際に、前記フィルム給送が停止され、前記プレスローラ(3)は前記転写フィルム(5)にさらに接触しながら、スライドするように通過し、および/または
    前記プレスローラ(3)の表面として、高さを有してなるとともに輪郭が画定されたプレス面を有するプレス張設材(10)が設けられており、当該プレス面はコーティングすべき最大領域に限定されており、前記コーティングすべき領域に限定されている前記プレス面以外の領域を前記プレスローラ(3)が通過する際に、前記フィルム給送が停止され、前記プレスローラ(3)は前記転写フィルム(5)にさらに接触しながら、スライドするように通過することを特徴とする装置。
  2. 前記転写フィルム(5)が、幅のより小さい一つまたは複数の分割ウェブ状フィルムに分けられ、当該分割ウェブ状フィルムは位置決めされ、もしくは並行して前記転写間隙(6)に供給され、前記分割ウェブ状フィルムには、同じ、あるいは、互いに異なる画線部提供層が設けられているとともに、異なる色および/または異なる光沢および/または異なる表面構造を有する層を作成可能であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記ウェブ状フィルム(5)には、前記フィルム転写加工のタイミングで減速および加速を行うための制御可能な搬送装置が配設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
  4. 前記搬送装置(22,33)は対を成すローラとして形成されており、当該対を成すローラは前記ウェブ状フィルム(5)を締め付けながらガイドするとともに、駆動可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の装置。
  5. 前記搬送装置(22,33)は、前記転写間隙(6)の前の転写領域に、または、前記転写間隙(6)の前と後とにそれぞれ配設されており、前記搬送装置にはフィルムストック部(26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1,32.2)が配設されていることを特徴とする請求項3または4に記載の装置。
  6. 前記フィルムストック部(26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1,32.2)はそれぞれ、前記ウェブ状フィルム(5)の少なくとも一つのフィルムループ(29.36)を収容する負圧室として形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 前記フィルムストック部(26.1,26.2,27.1,27.2,28.1,28.2,32.1,32.2)は、ウェブ状フィルム(5)または複数の分割ウェブ状フィルムの、一つまたは複数のフィルムループ(29.36)を収容する負圧室として形成されており、当該負圧室は一つまたは複数のウェブ状フィルムまたは分割ウェブ状フィルムの幅において、負圧領域を画定するための一つまたは複数の分離装置を有していることを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 前記負圧室は負圧を生じさせるための吸引装置を有しており、一つまたは複数の当該吸引装置を用いて、前記一つまたは複数のウェブ状フィルム(5)から固着物が吸引可能であり、当該吸引装置には前記固着物を分離するためのフィルタ装置が配設されていることを特徴とする請求項6または7に記載の装置。
  9. 枚葉紙加工機、特に枚葉紙輪転印刷機において、画線部提供層と担体フィルムとから形成されているとともに、画線部提供層を前記担体フィルムから前記印刷枚葉紙に転写するための転写フィルム(5)を用いて、印刷枚葉紙にコーティングを行うための方法であって、
    少なくとも、塗布装置(1)を用いて、印刷枚葉紙に接着剤で画線部に応じたコーティングを設けることと、
    モジュール型コーティング装置(2)によって、前記画線部提供層が、前記転写フィルムから前記印刷枚葉紙に転写され、前記モジュール型コーティング装置(2)において、圧胴(4)とプレスローラ(3)が共通の転写間隙(6)を形成し、当該転写間隙(6)を介して前記転写フィルム(5)は、前記転写フィルムのコーティングされた側が前記圧胴(4)にガイドされた前記印刷枚葉紙の上に載置されるように、圧力をかけられてガイド可能であることと、
    前記印刷枚葉紙が前記転写間隙(6)から排出された後で、一つまたは複数の前記画線部提供層は、接着剤が設けられた画線部に応じた領域の範囲において、表面を同一にして前記印刷枚葉紙に接着し、前記担体フィルムからはがされ、前記転写間隙(6)において、前記転写フィルム(5)は、少なくとも前記画線部に応じた一つまたは複数のコーティングの領域において、前記印刷枚葉紙に押し付けられることと、
    前記転写フィルム(5)は、前記プレスローラ(3)の表面と、前記圧胴(4)に載置されている被印刷材料との間に接触が生じているときにのみ前記転写間隙(6)を介して搬送されることと、による方法。
  10. 前記プレスローラ(3)に、一つまたは複数の押圧セグメント(22)が設けられ、当該押圧セグメントはプレス面(21)を有しており、当該プレス面の面積は前記画線部に応じたコーティングの表面積に適合されており、前記転写フィルム(5)は、前記プレスローラ(3)に対して軸方向に見た場合、プレス面が設けられた軸方向部分の領域においてのみ、前記転写間隙(6)に供給されることを特徴とする、請求項9に記載の方法。
  11. 前記プレスローラ(3)に、一つまたは複数の押圧セグメント(22)が設けられ、当該押圧セグメントのプレス面は前記画線部に応じたコーティングの表面積に適合されており、前記転写フィルム(5)は、前記プレスローラ(3)に対して円周方向に見た場合、プレス面が設けられた円周方向部分の領域においてのみ、前記転写間隙(6)に供給されることを特徴とする、請求項9または10に記載の方法。
  12. 前記転写フィルム(5)は前記軸方向部分において、間欠的に前記転写間隙(6)に供給され、前記軸方向部分においては、プレス面(21)によって被覆が生じていることを特徴とする請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記転写フィルム(5)は前記転写間隙(6)に供給される前の前記間欠的な供給の際に、フィルム搬送が行われないステップの間に、フィルムストック部にストック可能であり、前記転写フィルム(5)は前記転写間隙(6)から排出された後の前記間欠的な供給の際に、フィルム搬送が行われないステップの間に、フィルムストック部から搬出可能であることを特徴とする請求項9から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記一つまたは複数のウェブ状転写フィルム(5)は前記転写間隙(6)の前および後において、負圧の作用を受けて、フィルムループを形成する負圧室を備えるフィルムストック部に導入されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記転写フィルム(5)は前記フィルムストック部において、前記負圧室の吸引装置を用いてクリーニングされることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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