JP2011505326A - 低減衰ファイバーのためのファイバー・エアターン - Google Patents

低減衰ファイバーのためのファイバー・エアターン Download PDF

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Abstract

ガラス供給源から光ファイバーを線引きするステップと光ファイバーを処理区域に保持して処理するステップであって、特定の冷却速度でファイバーを冷却するステップとを有して成る光ファイバーの製造方法。この処理により、レイリー散乱による減衰の増加及び/又は熱老化による製造後の経時的な減衰の増加という光ファイバーの性向が抑制される。 流体ベアリングを採用した非線形経路に沿った光ファイバーの製造方法も提供され、それによりファイバー処理区域の垂直方向のスペースを大きくすることができる。

Description

関連出願の説明
本出願は2007年11月29日出願の「低減衰ファイバーのためのファイバー・エアターン」と題する米国非仮特許出願第11/998,366号の利益及び優先権を主張するものであり、その内容に依拠すると共に本引用によりその内容がそっくりそのまま本明細書に組み込まれたものとする。
本発明は光ファイバーの製造方法及び装置に関し、特には特性を改良した光ファイバーの製造方法及び装置に関するものである。
減衰及び熱老化(熱劣化)性は、光ファイバー、特に高速データ伝送光ファイバーの重要な特性である。光ファイバーを製造する場合、そのファイバーの意図した動作ウインドウにおける減衰損失をできるだけ抑制することが必要であり望ましい。製造後において、光ファイバーの減衰は「熱老化」と呼ばれる現象によって増加する。熱老化というのは、特定の光ファイバーの性質であって、製造後、光ファイバーの減衰が周囲環境における熱変動により、時間とともに増加することである。一般に、熱老化による減衰の変化は、スペクトル減衰カーブにおいて約1200ナノメートル(nm)から約1700nmまで明らかに増加する。また、減衰はレイリー散乱損失によって生じるものと考えられている。従って、熱老化やレイリー散乱効果によるファイバーの減衰を抑制できる方法が求められている。
熱老化やレイリー散乱による減衰を抑制したファイバーの製造方法に、線引炉からファイバーを線引きする間、ファイバーを規定の速度で冷却する方法がある。しかし、従来の光ファイバー製造プロセスにおいて、ファイバーを規定の速度で冷却することは困難である。通常、従来の光ファイバー製造プロセスにおいては、ファイバーが直線経路に沿って垂直下方に線引きされ、この直線経路にはシステム全体の高さを変えずに規定の速度でファイバーを冷却するような装置を追加するスペースは殆どないのが一般的である。既存のシステムの高さを高くすることは大幅なコスト増となるため、システム全体の高さを変えずに冷却制御をするためのスペースが得られる処理システムが求められている。
本発明の1つの態様は光ファイバーの製造方法であって、加熱ガラス源から光ファイバーを線引きするステップと、前記光ファイバーを処理区域内に保持して処理するステップであって、ファイバー入口表面温度からファイバー出口表面温度を差し引き、差分を前記処理区域内における前記光ファイバーの全滞在時間で割った前記処理区域内の平均冷却速度であって、5,000℃/秒未満、例えば、2,500℃/秒未満又は1,000℃/秒未満の平均冷却速度に前記光ファイバーを晒し、前記処理区域から出るときの前記光ファイバーの温度を少なくとも約1,000℃とするステップとを有して成ることを特徴とする方法である。
少なくとも1つの実施の形態において、前記処理区域の長さが少なくとも約3.5mであり、例えば、少なくとも約5m又は少なくとも10mである。
少なくとも1つの実施の形態において、前記処理区域内の前記光ファイバーの全滞在時間が0.25秒超である。
少なくとも1つの実施の形態において、10m/秒の速度、例えば、20m/秒や30m/秒の速度で光ファイバーが線引きされる。
少なくとも1つの実施の形態において、約25〜200グラムの線引張力、例えば約60〜170グラムの線引張力で光ファイバーが線引きされる。
少なくとも1つの実施の形態において、前記処理区域に入る光ファイバーの表面温度が約1,300℃〜約2,000℃であり、例えば、約1,550℃〜約1,750℃であり、該処理区域から出る光ファイバーの表面温度が少なくとも約1,250℃〜約1,450℃である。
本発明の別の態様は処理区域内の第1の経路に沿った裸光ファイバーの処理及び該裸光ファイバーを流体ベアリングの流体領域に接触させる処理を含んでいる。前記流体ベアリングは少なくとも2つの側壁によって画成される流路を有し、前記ファイバーが該流路内の該ファイバー下部の圧力差によって浮遊するのに充分な領域に保持される。前記圧力差は前記流路内のファイバー下部に供給される流体の該ファイバー上部の圧力より高い圧力によって生じる。前記裸ファイバーは、流体クッション領域を越えて線引きされるにつれ、第2の経路に向けられる。
本発明の更なる特徴および効果は以下に詳細に述べてあり、以下の説明によりそれらの特徴および効果は当業者にとって明白であるか、または以下の説明、請求項、および添付図面に記載の本発明を実施することにより認識できる。
本発明の概要及び以下に述べる本発明の実施の形態の詳細な説明は、クレームによって規定される本発明の本質および特徴を理解するための概要及び構成を説明するためのものである。添付図面は本発明の理解を深めるためのものであり、本明細書の一部を構成するものである。添付図面は本発明の実施の形態を示しており、その説明と共に、本発明の原理および動作を説明するものである。
光ファイバーの製造システムを示す図。 光ファイバーの製造システムに使用される流体ベアリングの分解図。 光ファイバーの製造システムに使用される、テーパー領域を有する流体ベアリングの側面図。 本発明の実施の形態による光ファイバー製造装置の概略側断面図。 本発明の別の実施の形態による光ファイバー製造装置の概略側断面図。 本発明の更に別の実施の形態による光ファイバー製造装置の概略側断面図。
例を示す添付図面を参照しながら、本発明の現時点における好ましい実施の形態について詳細に説明する。
本発明はドープ光ファイバーのような光ファイバーを製造する方法及び装置を提供する。光ファイバーは光ファイバー母材から一定の線引速度及び線引張力によって線引きされるため、熱老化のような望ましくない欠陥が生じる。同様に、特定の線引条件によって、レイリー散乱の増大につながる微細な濃度変化が生じる。このような欠陥に対処するため、本発明に従って光ファイバーが処理され、特定の処理温度範囲内に特定の処理時間保持される。特に、線引きされる光ファイバーを制御された冷却速度に晒すことが望ましい。光ファイバーを処理張力範囲内に保持しながら、徐冷処理を施すことにより熱老化現象を最も抑制することができる。同様に、ファイバーを制御された冷却速度に晒すことにより、レイリー後方散乱現象を抑制できる。このように、本発明により製造後における光ファイバーの経時的な減衰傾向、即ち、所謂熱老化効果を低減することができる。また、本発明はレイリー散乱に寄与する微細な濃度変化も抑制することができ、光ファイバーの減衰を低減することができる。
ガラス母材、従って光ファイバーに、ゲルマニウム、フッ素、リン、塩素、又はその組合せのような少なくとも1つのドーパントをドープすることができる。特に、本発明者らは特定の屈折率プロファイルを有するファイバー、例えば、ドーパントの量が多いファイバーに熱老化が生じやすいことを見出している。これらすべての屈折率プロファイルはレイリー散乱に起因する減衰を示している。
様々な実施の形態において、光ファイバーが線引炉から処理区域内に線引きされる。
本明細書において、「処理区域」とは、その区域を出る光ファイバーの表面温度が少なくとも約1,000℃であるとき、室温の空気中(約25℃の空気中)における冷却速度より遅い速度で光ファイバーが冷却される線引炉の下流領域を意味する。好ましい実施の形態において、ファイバーの温度が少なくとも1,000℃のとき、例えば、1,250℃〜1,750℃のとき、前記処理区域内におけるファイバーの平均冷却速度が2,500℃/秒未満、更には1,000℃/秒未満を含め、5,000℃/秒未満である。
前記処理区域内におけるファイバーの平均冷却速度は、処理区域入口におけるファイバーの表面温度(ファイバー入口表面温度)から処理区域出口におけるファイバーの表面温度(ファイバー出口表面温度)を差し引き、差分を処理区域内におけるファイバーの全滞在時間で割った値と定義される。
少なくとも1つの実施の形態において、前記処理区域は処理炉を有している。1つの実施の形態において、処理炉が線引炉の直近下流に配置されているが、本発明は処理炉が線引炉の直近下流に配置される実施の形態に限定されるものではない。好ましい実施の形態において、線引炉のファイバー出口端に、好ましくは両者を封止するように、処理炉が直接取り付けられている。これにより、線引炉に対し不要な空気が流入するのを抑制できる。
別の実施の形態において、まず第1のガスに晒されるよう光ファイバーが線引炉から線引きされる。線引きされた光ファイバーは受動処理組立体である通路又はチャンバーを通過させることによって処理できる。前記通路又はチャンバーは前記第1のガスより熱伝導率の低い第2のガスを含んでいることが好ましい。前記ガスが混合され前記受動マッフルの端部から排出されることが好ましい。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記第2のガスを含むチャンバー内におけるファイバーの冷却速度を制御することにより誘発される熱老化効果が抑制される。ファイバーの熱老化を制御するためには、温度範囲約1,100℃〜約1,500℃に対し、840℃/秒〜4,000℃/秒の冷却速度が望ましいことを見出している。
本発明の別の実施の形態によれば、光ファイバーの高速製造方法が提供される。この方法は、光ファイバー母材のような加熱ガラス供給源から、10m/秒以上、好ましくは20m/秒以上、更に好ましくは30m/秒以上の線引速度で光ファイバーを線引きするステップ、及び前記光ファイバーを処理区域内に保持して熱処理するステップであって、5,000℃/秒未満の前記処理区域内の平均冷却速度、例えば、500℃/秒〜2,500℃/秒及び500℃/秒〜1,000℃/秒を含む500℃/秒〜5,000℃/秒の平均冷却速度に前記ファイバーを晒すステップを有して成ることを特徴とするものである。
前記のことを達成するために、本発明の1つの実施の形態が、加熱ガラス源から光ファイバーを線引きするステップ、第1の経路に沿った処理区域において前記ファイバーを処理するステップ、及び前記裸光ファイバーを流体ベアリングの流体領域に接触させ、該裸ファイバーが前記流体クッション領域を越えて線引きされるにつれ、該裸ファイバーを少なくとも第2の経路に向けるステップを有して成る光ファイバーの製造方法を含んでいる。
本発明は線引きされた光ファイバーを処理して熱老化性(欠陥)を低減する方法を含んでいる。本明細書において、「熱老化」とは初期製造に引き続き光ファイバーの減衰が時間とともに増加する光ファイバーの欠陥を意味する。以下の説明で更によく理解できるように、本発明の方法及び装置により、比較的高速且つ高張力でドープ光ファイバーを線引きできると共に、同様の速度及び張力で線引きされたが本発明の処理ステップを経ていない同様の光ファイバーと比較して熱老化性を抑制できる。
本明細書において、「裸光ファイバー」とは母材から直接線引きされ外面に保護被膜層が設けられる前(例えば、ポリマーを主成分とする材料で被膜される前)の光ファイバーを意味する。本発明は、保護膜が被膜される前の各製造段階において、非線形経路を通して光ファイバーを搬送できるため柔軟性に富んでいる。更に、後述するように、本発明の方法及び装置は、非線形経路を提供するのみならず、製造中の光ファイバーの処理(例えば、冷却)を補助することもできる。
図1は光ファイバーを製造するための例示的なシステム108を示す図である。図1の実施の形態において、炉112に母材110が配置され、そこからファイバーが線引きされることにより裸光ファイバー114が製造される。母材110は光ファイバーの製造に適したものであれば、如何なるガラス又は材料から成っていてもよい。母材110から裸光ファイバー114が線引きされ炉112から離れた後、裸光ファイバー114が制御された速度で冷却できる処理区域130に入る。裸光ファイバー114は、処理区域130から離れると、少なくとも1つの静止流体ベアリング116(図1では複数の流体ベアリング)に接触し、第1の経路、即ち、垂直経路(Y)に沿った移動から第2の経路(Z)に沿った移動に変わる。図示のように、第2の経路(Z)は水平方向に配向、即ち、第1の経路に直交しているが、本発明のシステム及び方法においては、保護膜が被膜される前の段階において、任意の非線形経路に沿って光ファイバーの方向を変えることもできる。
図1の実施の形態において、光ファイバー114は流体ベアリング116を通過して被膜形成装置120に入り、そこで裸光ファイバー114の外面に1次保護被膜層121が被膜される。被膜形成装置120を離れた(もはや裸ではない)保護層121付き光ファイバーは、システムの別の多様な処理段階(図示せず)を経ることができる。引張機構128は、図1に示す全体のシステムを通した光ファイバーの線引き及び最終的にファイバー格納スプール(図示せず)に巻き取る際に必要な張力を光ファイバーに持たせるために使用される。
光ファイバー114は、流体ベアリング116(後述)通して搬送されるため、各流体ベアリング116の流体クッション領域によって冷却される。例えば、図1において、処理区域130を出て流体ベアリング116に入る光ファイバー114の温度が500℃〜1,500℃に達することがある。好ましい実施の形態において、ファイバー温度が1,300℃未満の時点、好ましくは1,200℃未満の時点、特定の実施の形態においては1,100℃未満の時点において光ファイバーが流体ベアリング116に入る。流体ベアリング116が光ファイバーを支持する流動流体ストリームを採用しているため、線引炉の直近外部に存在するような、室温の流動しない空気によって冷却される場合と比較して、より速い速度で光ファイバーが冷却される。光ファイバーと流体ベアリングの流体(室温の空気であることが好ましい)との温度差が大きければ大きいほど、流体ベアリングの光ファイバー114を冷却する能力が高くなる。別の実施の形態において、光ファイバーをより早く冷却できるように、流体ベアリング116内を流動する流体を実際に冷却することができる。流体クッション領域の流体によって光ファイバー114を充分冷却できるため、光ファイバーを直接塗膜ユニット120に搬送でき、裸光ファイバー114の外面に保護層を塗膜して被膜ファイバー121を製造することができる。1つの実施の形態において、裸光ファイバー114に対し無反応な流体(例えば、空気、ヘリウム)を流体ベアリング116の流体クッション領域に含めることができる。
多数の流体ベアリング116を用いる図1の構成により、冷却が行われるのみならず、裸光ファイバー114を実質的に線形配列(Y)から実質的に非線形配列(Y+Z)に変更する際の安定性が向上する。持論に捕らわれる訳ではないが、多数の流体ベアリング116を隣接配置することにより、光ファイバー114を1つの流体クッション領域から次の流体クッション領域に移動するための精度が容易に得られる。勿論、光ファイバーの製造において、1つのベアリング組立体を含む任意の数(後述)のベアリング組立体を任意の順序に配列したり、任意の数の経路を使用したりすることができることは言うまでもない。
これまで、非線形経路による光ファイバーの製造システム及び方法について説明してきた。前記のように、かかるシステム及び方法は1つ以上のベアリング組立体を使用することができる。図2は本発明の光ファイバーの製造に使用可能なベアリング組立体216の実施の形態を示す図である。図2の実施の形態において、ベアリング組立体216(時により、「流体ベアリング」とも言う)は第1プレート230、第2プレート232、内側部材236、及び第1プレート及び第2プレートの少なくとも一方に設けられた少なくとも1つの開口部234を有している。第1プレート230及び第2プレート232は金属から成り、それぞれ弓形外面238、239を有し、対向配置することができる。第1プレート230と第2プレート232とを留め具で結合させることにより、ベアリング組立体に流体を通すことができる。各プレート230、232の弓形外面238、239は通常それぞれの外周に沿って設けられている。第1プレート230及び第2プレート232の各々はそれぞれ内面242、244及び外面243、245を有し、それぞれのプレートの内面242、244が位置合せされる。第1プレート230の内面242及び第2プレート232の内面244のいずれか一方の周囲の少なくとも一部に流体を流動させるための高圧をもたらす陥凹部247が延びている。別の実施の形態において、陥凹部は様々な構成をとり、後述するように、ファイバー支持路250に均一な流れをもたらすことができる。
図示の実施の形態において、第1プレート230及び第2プレート232の弓形外面238、239が実質的に位置合せされ、第1プレート230及び第2プレート232の弓形外面238と239との間に領域が形成されることが好ましい。この領域は光ファイバーを受け取り、支持組立体を回転せずにファイバーがこの領域に沿って移動できるよう構成されている。ファイバー支持路250は図3の実施の形態において、より明確に図解されている(後述)。少なくとも1つの開口部234が少なくとも第1プレート230及び第2プレート232のいずれか一方を貫通している。図2に示すように、第1プレート230及び第2プレート232の開口部234により、支持組立体216に流体(例えば、空気、ヘリウム、その他任意の気体又は液体)を供給し、第1プレート230と第2プレート232との間に形成されたファイバー支持路250から排出できる。
また、図2の実施の形態に示すように、支持組立体216は第1プレート230と第2プレート232との間に内側部材236を有することができる。内側部材236(例えば、シム237)は、流体がファイバー支持路250から所定の方向に流出するよう、第1プレート230及び第2プレート232の外面238と239との間の領域に流体が向けられるよう構成されている。内側部材236は第1プレート230と第2プレート232との間に位置することにより、両者の間にギャップが設けられる。内側部材236は、ファイバー支持路250から所定の方向に流出するよう流体を方向付ける。任意として、内側部材236は非放射流を抑制することにより流体流を更に制御する複数のフィンガーを有することができる。また、内側部材236は封止部として機能し、第1プレート230と第2プレート232との密着性を確保する。内側部材236は光ファイバーの入出を容易にする切り込みを有することができる。
図3に示すように、第1プレート230及び第2プレート232の外面238と239との間に形成されたファイバー支持路250の流体が流出する部分がテーパー状になっていてよい。しかし、別の実施の形態において、ファイバー支持路250は、例えば、平行または逆テーパー形状を成している。また、テーパー付きファイバー支持路250の開口部260は、垂直方向のどの位置に光ファイバー214が配置されるかに応じて可変である。特定の線引張力、線引速度、並びに開口部260を通過する流体の流速において、外径が125μmの光ファイバーがファイバー支持路250の幅500μm、好ましくは400μm、より好ましくは300μm、更に好ましくは200μmの区域に保持されるよう開口部260及びファイバー支持路250が構成されることが好ましい。従って、ファイバー直径の1〜2倍、より好ましくは1〜1.75倍、最も好ましくは1〜1.5倍のファイバー支持路250の領域にファイバーが保持されることが好ましい。ファイバーの外側と各々の壁との距離がファイバー径の0.05〜0.5倍となるように、ファイバーが前記支持路の領域に位置することが好ましい。
図示の実施の形態において、ファイバー支持路250の開口部のテーパー角度は、見やすくするため、好ましい角度よりも誇張して示してある。実際には、ファイバー支持路250の上端、即ち、外端の幅260が底部、即ち、内部分237の幅260より大きくなるよう、ファイバー支持路250の少なくとも1つ、好ましくは両方の対向面がそれぞれ、好ましくは0を超え10度未満、より好ましくは0.3〜7度、最も好ましくは0.4〜3度傾斜している。例えば、かかる実施の形態において、前記領域を形成する第1プレート230及び第2プレート232がそれぞれ−0.6°及び+0.6°傾斜することができる。別の方法として、ファイバー支持路250は任意の深さ、幅又はテーパー角度を有することができる。テーパー付きファイバー支持路250を用い、それによって形成されるスロットに流体を注入し、狭い内側領域を通過させて幅の広い外側領域から流出させることにより、ファイバー支持路250内を流動する流体のクッションによりファイバーが支持路250の特定の深さに自己定着する。例えば、特定の流体流動下において、ファイバー214の線引張力が増大すると、ファイバーと支持路の壁とのギャップが充分小さくなり、領域237の圧力が増大した張力に正しく対応できるようになるまでファイバーが支持路250内を下方に移動する。ファイバーの線引張力が低下すると、ファイバーと支持路の壁とのギャップが充分大きくなり、領域237の圧力が低下した張力に正しく対応できるようになるまでファイバーが支持路250内を上方に移動する。このように、支持路250にテーパーをかけることにより、幅広い線引張力に対処することができる。図示の支持路250にテーパーがかかっておらず、ファイバーの線引張力が低下したと仮定すると、ファイバーが上方に移動しファイバー支持路250から外れてしまう。
ファイバー直径の1〜2倍、より好ましくは1〜1.75倍、最も好ましくは1〜1.5倍のファイバー支持路250の領域にファイバーが位置することが好ましい。ファイバーをこのような支持路250の比較的狭い領域に位置させることにより、稼動中、ファイバーはベルヌーイ効果により自ら中心に位置するようになる。例えば、ファイバーが支持路250の対向する面のいずれか一方に接近するにつれ、一方の面の近傍において空気速度が増大し、他方の面の近傍において低下する。ベルヌーイ効果によれば、流体速度の増大と圧力の低下が同時に起きる。その結果、一方の表面近傍の流体速度の低下による大きな圧力によりファイバーが支持路250の中心に戻される。このように、好ましい実施の形態において、ファイバーの周囲を通過しファイバー支持路250から流出する流体流によるベルヌーイ効果により、線引きする間ファイバーが少なくとも実質的にファイバー支持路250の中心に置かれる。特に、このようなセンタリングは、例えば、支持路250の側壁から噴射される流体流のような、側面からファイバーに作用する流体流を要しない。 ファイバーが支持路250のテーパー領域全体に位置するようスロット内を通過する流体の流速を調整することが好ましい。本実施の形態において、ファイバー径の1〜2倍の支持路250の領域にファイバーが位置するため、(ファイバーの支持に利用しようと思えば利用できる空力抵抗とは寧ろ対照的な)ファイバー214の下部の圧力差によって支持される。流体圧力差によりファイバーを支持路250内に支持又は浮揚させることにより、空力抵抗によりファイバーを浮揚させる場合と比較して遥かに低い流体流速を採用できる。
図示の実施の形態において、ファイバー支持路250の狭い内側領域からファイバー支持路250に流入し、広い外側領域から流出する1つの流体流によって前記流体流が得られることが好ましい。このようにして、ファイバー支持路250によって形成されるスロットの最狭部と最広部と間にファイバーを浮遊させて完全に配することができる。テーパー付きファイバー支持路250の採用及び前記のように流体流を領域250に注入することにより、ファイバー支持路250によって形成される前記スロットの幅がファイバー支持路250内を通過させるファイバーの直径よりも10〜150μm、より好ましくは15〜100μm、最も好ましくは24〜70μm大きい領域にファイバーを保持することができる。また、ファイバーを線引するプロセスの間、ファイバーの外側と各々の壁との距離がファイバー径の0.05〜0.5倍となるように、ファイバーが前記支持路の領域に位置することが好ましい。
好ましい実施の形態において、ファイバー支持路250が、ファイバーが流体流源から移動するにつれ、ファイバー下部の圧力を低下させる手段を有している。圧力を解放するかかる手段は前記テーパー付き支持路によって達成できる。圧力を低下させる別の手段が、本引用により内容がそっくりそのまま本明細書に組み込まれたものとする米国仮特許出願第60/861,587号に開示されている。
前記流体ベアリングにより光ファイバーが流体クッション領域に沿って移動できるため、光ファイバーと流体ベアリングとの機械的な接触が防止又は実質的に防止でき、例えば、ファイバーがプレート230や232と接触せずにファイバー支持路250内を移動できる。更に、前記領域のサイズ及び構成により、流体流の能動的制御を要せずに、流体ベアリングが様々な線引張力にわたり機械的接触をせずにファイバーを領域内に保持することができる。
図3において、光ファイバー214がファイバー支持路250の底部方向に移動し、シム237やファイバー支持路250の側面に接触するのを防止するためには流体流が重要である。このことは、裸状態の光ファイバーがベアリング組立体に接触して特性が低下しないようにするために特に重要である。更に、光ファイバーの位置がファイバー支持路250の底部に近ければ近いほど、光ファイバー214を希望する位置に保持するためのより高い圧力がファイバー支持路250に必要であると考えられている。明らかなように、支持路側面のテーパーにより、支持路側面とファイバーとのギャップが小さくなり、それによって必要な高圧力が生じる。
ファイバー支持路250内のファイバー位置に影響を及ぼす他の要因に線引張力がある。 例えば、同一の流体流下において、200グラムの張力で引っ張ったファイバーは、100グラムの張力で引っ張ったファイバーと比較するとファイバー支持路250内のより低い位置に浮遊する。従って、用いられる特定のファイバー線引速度及び線引張力に対し、流体ベアリングの前記領域から流出する流体が光ファイバーを所望の位置に保持するのに充分であることが重要である。
例えば、最内部及び最外部におけるプレート230と232との幅がそれぞれ約127μm及び約380μmのファイバー支持路250を用いる実施の形態において、流体の流速を約0.5L/秒から5L/秒超とすることができる。このような構成及び流体流により、光ファイバー周囲の局部流体速度を800km/時以上とすることができる。このように、一部の実施の形態において、ファイバー支持路250内のファイバー周囲の最大流体速度は100km/時超、200km/時超、400km/時超、更には600km/時超である。一部の実施の形態において、ファイバー支持路250内のファイバー周囲の最大流体速度は900km/時超である。例えば、本発明者らはファイバー支持路250内のファイバー周囲において1,000km/時の流体速度を達成している。しかし、本発明の方法はこれ等の流体速度に限定されるものではなく、実際、線引条件(例えば、線引速度、線引張力等)及び流体ベアリングの設計に依存するファイバー支持路250内の所望の位置にファイバーが位置するよう流体速度を選択することが好ましい。別の実施の形態において、流体の流速は約3L/秒〜約4L/秒である。勿論、所定の線引張力において光ファイバーを所望の位置に保持できるものであれば任意の流体速度を用いることができる。このように高速の流体流を用いることにより、光ファイバーの冷却が大幅に促進される。光ファイバーと流体ベアリング内を流動する流体との温度差が大きければ大きいほど、また流体速度が速ければ速いほど、より大きな冷却量が得られる。特定の実施の形態において、流体ベアリングに入る光ファーバーの温度は、流体ベアリング内を流動しファイバーを支持する流体の温度より100℃、500℃、1,000℃、あるいは1,500℃以上高い。前記実施の形態における温度差及び20m/秒を超える光ファイバーの線引速度において、流体ベアリング入口温度が1,100℃のファイバーを室温(約20℃)の流体(空気が好ましい)を用いて、ファイバーを流体ベアリングに通過させ180°方向転換させることにより、最大1,000℃冷却、即ち約100℃に冷却することができる。このような大幅な冷却量は本明細書開示の流体ベアリングの50℃超、200℃超、500℃超、700℃超、及び900℃超の冷却能力を例示している。より重要なことは、このようなファイバーの冷却量が3m未満、より好ましくは2m未満、最も好ましくは1m未満のファイバー距離(即ち、ファイバーが流体ベアリングの流体クッションに触れる円周距離)にわたって達成できることである。しかし、所望する結果及び製造場所のレイアウトに応じて、ファイバーと流体クッションとのより大きな又はより小さな接触距離も可能である。本発明の流体ベアリングの顕著な冷却能力により、光ファイバーの線引プロセスからヘリウム冷却装置を完全に除外できる潜在的可能性がある。
流体ベアリング116の半径は特に重要ではない。特定の実施の形態において、ファイバーの回転半径が約8から16cmになるよう流体ベアリングが構成される。これより大きな又は小さな半径の流体ベアリングも可能であり、また、例えば、大きな冷却量(この場合、大きな半径の流体ベアリングが好ましい)を必要とするか否か又はファイバーの線引プロセスにおける制約に応じ、(図1に示すような)追加の流体ベアリングを使用することもできる。
本発明の処理区域(図1の130)の別の実施の形態について説明する。
図4に示す光ファイバー製造装置300は、一般に、線引炉112、処理炉350、及び牽引組立体として示す線引ファイバーに張力を与える張力部128を有している。装置300を用いて、例えば、ドープガラス母材110から裸光ファイバーを処理することができる。具体的には、線引炉112を用いて裸光ファイバー114を形成し、処理炉350を用いて線引きされたファイバー114を処理することにより熱老化効果が抑制された処理済み光ファイバー310Aを形成することができる。張力部128はファイバーに対し所望の張力を保持する。更に、非接触式外形測定装置、ファイバー冷却装置、一次及び二次ファイバー被膜を塗膜して硬化させるファイバー被膜/硬化装置、スプール巻取り装置等の従来装置を追加することができる。このような追加の装置は周知の装置であり、図を分かり易くするため省略してある。また、処理炉の底部にアイリスドア機構又は移動ドア機構を設けることにより、処理炉に不要な空気が流入するのを抑制できる。
ガラス母材110はドープ石英ガラスから成っていることが好ましい。線引きされたファイバーのコア又はクラッド(存在する場合)のいずれか一方又は両方がドープされるよう母材110を形成することができる。例えば、ゲルマニウム、フッ素、リン、塩素、又はその組合せの1つ以上を石英ガラスにドープできる。他の適切なドーパントも使用できる。本発明者らはゲルマニウムをドープしたファイバーはほとんどの製造条件において熱老化を示すことを見出している。母材110を形成する方法及び装置は周知であり、当業者にとって容易に理解できるものである。このような方法にはIVD、VAD、MCVD、OVD、PCVD等がある。
線引炉112は母材を囲み底部に線引炉の出口壁として機能するフランジを有するハウジング322を備えていることが好ましい。ファイバー114及び既に落下したガラス塊が通過できる軸方向開口部324がフランジ323に画成されている。環状スリーブ状のサセプタ326(例えば、グラファイト製)が線引炉112にわたって延びその内部に通路330を画成している。通路330は光ファイバー母材110を受け取り、それを保持するよう構成された上部区域とガラスが溶解し母材110から線引きされるに従い、線引きされたファイバー114が通過する下部区域とから成っている。線引き開始時のガラス塊もこの区域を通過する。通路330の下部区域は開口部324と連通している。空洞出口錐体339が開口部324の上部に配されていることが好ましい。環状絶縁体332及び誘導コイル336がサセプタ326を囲んでいる。
ヘリウムのような適切な不活性形成ガスFGが適切な流入路338から約1気圧で通路330に導入され、下方に流動し開口部324を通して線引炉112から流出する。図示及び説明した線引炉112は適切な線引炉の例示に過ぎず、例えば、別の種類の加熱機構、サセプタ及び絶縁体等を用いた、別の設計及び構成の線引炉を用いることができることは当業者にとって容易に理解できる。
図4に戻り、対向する流路348がフランジ323を通して放射状に延び、上面323Aにおいて開口終了している。また、流路348はフランジ323を通して垂直に延び錐体339の外周付近で終了している。更に形成ガスFGが通路348の開口部を通して供給され、上方に流動し次いで錐体339の中央開口部を通して下方に流動する。例えば、形成ガスFGはヘリウム(He)、窒素ガス(N)、アルゴンガス(Ar)、あるいはその他適切な不活性ガスであってよい。
フランジ323に接続されていることが好ましい処理炉350がその下部に位置している。処理炉350は内部に1つ以上の環状加熱素子368を有して成る加熱ユニット360を備えている。例えば、加熱素子は電気抵抗素子又は誘導加熱コイルであってよい。処理炉の上端352及び下端354にそれぞれ開口部352A及び354Aが画成されている。線引経路に沿った開口部は充分大きく、線引き開始時のガラス塊を落下させることができる。端部352、354、及びスリーブ346が処理炉350のハウジングを構成している。しかし、別のハウジング構成及び部品を用いることもできる。処理炉350は留め具のような適切な手段によって線引炉112のフランジ323に固定されていることが好ましい。
一般に円筒形を成すスプール又はチューブ362が加熱ユニット360内に備えられている。スプール362は実質的な純石英ガラス、セラミック、及び/又は炭素材から成り、通路362Aを画成し、一対のフランジ362B(即ち、石英フランジ)を対向する端部に有している。例えば、チューブ端部にフランジ362Bを火炎溶接することによりスプール362を形成することができる。第1グラファイト・ガスケット364が上端352の下面と上部フランジ362Bとの間に配されている。また、第2グラファイト・ガスケット364が下部フランジ362Bと下端354の上面との間に配されている。
供給路366Aを有するガスリング366がグラファイト・ガスケット364を囲み、パージガスPGをグラファイト・ガスケットに向けるよう構成された小穿孔を有している。パージガスPGはグラファイト・ガスケットが空気に晒されるのを低減又は防止するためのものであり、例えば、ヘリウム(He)、アルゴンガス(Ar)、窒素ガス(N)あるいはその他適切な不活性ガスであってよい。
パージガス部材359が下端354の下面に取り付けられている。パージガスPGがパージチューブ路359Aに注入されることにより、下端からの通路362Aへの空気の流入が防止される。
チューブ362の通路362Aは、線引き開始時に生じるガラス塊を容易に落下させるために、その長さ方向のすべてにおいて、直径Dが12mmを超えていることが好ましく、12mm〜80mmであることが好ましく、45mm〜80mmであることがより好ましい。フランジ352の上面からフランジ354の下面まで延びる処理炉350の処理区域の長さLが約2.5m〜10mであることが好ましく、約3.5m〜8.5m、例えば、約5.0m〜7.5mであることがより好ましい。好ましい長さLはファイバー114の線引速度に依存し、線引速度範囲の例としては、約5m/秒〜45m/秒、例えば、約10m/秒〜35m/秒、約15m/秒〜25m/秒である。光ファイバー製造装置300の下流に位置する流体担時体116(図1)により、処理区域を長くすることができ、例えば、少なくとも5m、少なくとも7.5m、更には少なくとも10mとすることができる。
光ファイバーを製造する全体のシステムは、例えば、高さが約6〜15m、例えば、約9〜11mの屋根を有する建物又は工場など、外的要因から保護される場所に収容されていることが好ましい。少なくとも1つの実施の形態において、処理区域の長さLをシステム全体の垂直方向の高さの少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、あるいは少なくとも80%とすることができる。また、処理区域の長さLをシステム全体が収容されている建物又は工場の屋根と床との垂直距離の少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、あるいは少なくとも80%とすることができる。
張力部128は線引きされたファイバー114の張力を制御するための適切な任意の装置であってよい。張力装置370は1つ以上のファイバー張力及び/又は直径センサー(図示せず)からの入力を連続的に受信し、必要に応じファイバー114に張力を加えることができるマイクロプロセッサーを備えていることが好ましい。好ましい実施の形態において、直径をメモリーに記憶した設定直径に一致させる制御に基づいて張力指令が発せられる。
装置300を次のように使用することにより、処理済み光ファイバー114を製造することができる。線引炉の誘導コイル336を動作させて光ファイバー母材の先端302Aを所定の線引温度Tまで加熱する。線引温度Tは約1,800℃〜2,200℃であることが好ましく、約1,900℃〜2,050℃であることがより好ましい。ファイバー114が母材先端302Aから垂直下方が好ましい線引方向Vに連続して線引されるよう母材先端302Aを所定の線引温度Tに保持する。ファイバー114は前記張力装置370又は別の適切な張力付与装置によって所定の許容範囲においてファイバーの設定直径(通常は125μm)が満足されるよう計算された線引張力Fに保持される。形成ガスFG(例えば、ヘリウム)が上部入口338から注入され通路330、324、352A、362A、及び354Aを通過し、パージチューブ路359Aから流出する。
このようにして、母材110から選定された線引速度Sで母材110からファイバー114が線引きされる。ファイバーの製造に用いた所定の線引温度T及び線引張力Fにより望ましくない熱老化欠陥が生じる。即ち、所望速度Sにおけるファイバー114の線引に用いた線引温度T及び線引張力Fにより、線引きされたファイバー114が熱老化性を示す。
処理装置350が線引炉320の開口部324に実質的に直接隣接して固定されているため、線引きされたファイバー114が線引炉320を出るとき周囲の冷たい空気によって急冷されるのが防止される。また、線引炉への酸素の混入の可能性が低下するため、グラファイト・サセプタ326の劣化が抑制される。裸光ファイバー114が通路324を通過して、加熱ユニット360により直ちに加熱される。加熱ユニット360により、ファイバー114の温度が選択された処理温度範囲T〜T内の処理温度Tに保持される。下側の温度Tは約1,100℃〜1,400℃であることが好ましく、上側の温度Tは約1,200℃〜1,800℃であることが好ましい。下側の温度が約1,200℃〜1,350℃、上側の温度Tが約1,300℃〜1,450℃であることがより好ましい。また、通路362Aを通過するときファイバー114は所定の処理張力Fに保持される。処理張力Fが約25〜200グラムであることが好ましいく、約90〜170グラムであることがより好ましい。処理区域の長さLは線引きされたファイバー114が所定の滞在処理時間t、所定の温度範囲T〜Tに保持されるよう選定される。処理されたファイバー114は底部開口部354Aを通して処理炉350から排出され、別の処理部(追加冷却、測定、被覆等)まで引き続き下方に移動させることが好ましい。
前記処理温度T、処理張力F、及び滞在処理時間tを協調的に選択することにより、ファイバー114の熱老化欠陥又は熱老化性を低減又は防止している。従って、前記のようにして製造された処理済みファイバー114は、前記のような適切な処理を除き、同様にして製造された光ファイバーと比較して、熱老化欠陥又は熱老化性が低い。従って、前記の方法及び装置によって、比較的高速に光ファイバーを線引きすることができると共に、同様の速度で線引きされた未処理のファイバーと比較して熱老化欠陥が少ない。
線引炉112と処理炉350とが相対して構成及び固定され、通路330から開口部359Aにわたり気体の気密経路が形成されることが好ましい。
好ましい実施の形態において、処理炉350がその軸長に沿って隔てられた複数の個別の加熱器を有している。各々の加熱器がファイバーを囲み、コントローラによって個別に制御されることが好ましい。熱処理工程において、ファイバーは多数の加熱区域からの熱に晒される。この場合、少なくとも1つの加熱区域(各区域は加熱器の物理的寸法と略対応)が他の加熱区域と異なる温度に設定される。各々の加熱器の壁面温度がコントローラによって制御され、少なくとも1つの加熱区域の通路温度が1,400℃〜1,600℃となることが好ましい。好ましい動作態様において、線引炉112に近い第1区域中心の通路温度が1,100℃〜1,300℃となるよう制御され、線引炉112から更に離間した第2区域の通路温度が1,400℃〜1,500℃となるよう制御される。実際の壁面温度は所望の冷却速度を得るための所望のファイバー出口表面温度条件が満足されるよう設定される。例えば、使用気体がヘリウム以外の場合、壁面温度は低く設定される。この理由は、アルゴン及びアルゴンとヘリウムとの混合物の熱伝導率が低いため、同一の冷却速度とするためには、炉の通路温度とファイバー温度とにより大きな温度差を持たせる必要があるためである。
少なくとも1つの好ましい実施の形態において、処理炉の加熱素子がKanthal社の二珪化モリブデン高温加熱素子であることが好ましい。
図5に示す光ファイバー製造装置400は、前記線引炉112に対応する線引炉112を有している。製造装置400は、処理炉350の代わりに受動処理組立体450を有している。組立体450は加熱モジュール360に対応する加熱装置を一切有していないという点で「受動的」である。換言すれば、能動的な加熱モジュールの支援を受けずにファイバーが制御された速度で冷却されるということである。
装置400は前記線引炉112及び張力部128にそれぞれ対応する線引炉112及び張力部128を有している。線引炉112はグラファイト・サセプタを備えたものであることが好ましい。受動処理組立体450は上部フランジ454を備えたチューブ状のマッフル452を有している。マッフル452は、フランジ454の貫通孔に延び下端壁423に嵌合するボルト又はその他の留め具(複雑化を避けるため図示せず)によって、炉112の下端壁423に直接固定されている。マッフル452はステンレス鋼又はアルミニウムのような金属から成っていることが好ましい。
マッフル452は第1端において上部開口部456及び第2端において対向する下部開口部458を画成すると共に、その間に延びる通路452Aを画成する。通路452Aの直径Eは実質的に均一且つ12mm超、より好ましくは約12mm〜80mmであり、最も好ましくは45mm〜80mmである。上部開口部456は線引炉112の下部開口部424と連通している。軸方向に隔てられた複数の供給ポートがマッフル452の側壁に形成され、各々が通路452Aの長さ方向に沿って通路452Aと連通している。
処理ガス流動システム460がマッフル452に動作可能且つ流体的に接続されている。処理ガス流動システム460は、多岐管又は導管462によって各々のポート459に流体的且つ動作可能に接続された、処理ガス供給部461を有している。処理ガス供給部461は選択された処理ガスTGを収容すると共に、処理ガスTGを充分加圧し導管462及び供給ポート459を通して通路452Aに送るためのポンプ等を有している。任意として、処理ガス供給部461は処理ガスTGを加熱するための加熱ユニットを備えることができる。しかし、処理ガスTGは約20℃で供給されることが好ましい。
装置400を次のように使用することにより、処理済み光ファイバー114を製造することができる。線引炉112及び張力部128を使用して、装置300の場合と同様に、熱老化欠陥が生じる線引温度及び線引張力によって、母材110から裸光ファイバー114を線引きする。ファイバーが線引きされるとき、図4と同様の注入口から形成ガスFGが導入される。導入された形成ガスは母材110及びファイバー114の周囲の通路430を流れ、炉端部壁423の開口部424を通過して開口部456を通して通路452Aの第1端に入る。
線引きされたファイバー114は炉112を出ると直ちにマッフル452の通路452Aに入る。ファイバー114が通路452Aを通過するとき、図5の矢印で示すように、処理ガスTGが処理ガス供給部461から少なくとも2つの軸方向に隔てられた供給ポート459を通して通路452Aに送り込まれる。処理ガスが様々な段階で通路452Aに流入し形成ガスFGと混合する。処理ガスTGの25℃における熱伝導率kが約120×10−6cal/(秒)(cm)(℃/cm)未満であることが好ましく、約65×10−6cal/(秒)(cm)(℃/cm)未満であることがより好ましい。処理ガスTGと形成ガスFGの混合ガスが通路452Aを通過して第2端の開口部458から流出する。
処理ガスTGの熱伝導率は形成ガスFGより低い。処理ガスTGの熱伝導率が形成ガスFGの40%未満であることが好ましく、20%未満であることがより好ましい。処理ガスTGは窒素又はアルゴンであることが好ましいが、クリプトンやキセノンも可能である。
通路452Aを通過するとき、線引きされたファイバー114は所定の処理張力Fに保持されると共に、前記装置300で説明したように、所定の滞在時間t、処理温度Tが所定の温度範囲T〜Tに保持される。装置300で説明したように、ファイバー114の熱老化欠陥が低減又は防止されるよう処理張力F、温度範囲T〜T、及び滞在時間tが協調的に選択され、処理済み裸光ファイバーが製造される。装置400の場合、受動処理装置450の通路452Aの長さMは、所望の滞在時間tが得られるようファイバー114の線引速度を考慮して選択される。
熱伝導率の低い処理ガスTGによって、線引きされたファイバー114からの熱伝達、即ち、冷却速度が遅くなり、それによって通路452A内のファイバーが所定の温度範囲T〜Tに保持される。処理ガスTGの流速、乱流、及び温度は、所望の冷却速度が得られるよう適宜選択できる。本発明の実施の形態によれば、1,200℃〜1,500℃の温度範囲において、処理区域における所望の冷却速度は1,000℃/秒〜3,500℃/秒である。光ファイバー製造装置400の下流に位置する流体担時体116(図1)により、処理区域を長くすることができ、例えば、少なくとも5m、少なくとも7.5m、更には少なくとも10mとすることができる。
図6は本発明の更に別の実施の形態による光ファイバー製造装置500を示す図である。装置500はグラファイト・サセプタを備えた線引炉112を有している。装置500は以下の点及び用法を除き装置400に対応している。
マッフル450が連続通路549Aを画成する多ピース・マッフル組立体549に置換されている。マッフル組立体549は、マッフル組立体549を線引炉112の出口壁523に固定するためのフランジ554を備えた上部環状マッフル部551を有している。第2環状マッフル部553がマッフル部551の下端に固定され通路553Aを画成している。マッフル553の側面に排出ポート557が形成され、通路553Aと連通している。第3環状マッフル部552がマッフル部553の下端に固定され通路552Aを画成している。第4環状マッフル部555がマッフル部552の下端に固定され通路555Aを画成している。マッフル555の側面に供給ポート559が形成され、通路555Aと連通している。通路549Aの直径Fが12mmを超えていることが好ましく、12mm〜80mmであることが好ましく、45mm〜80mmであることがより好ましく、長さNに沿って一定であることが好ましい。マッフル組立体549の長さNが約2.5m〜10mであることが好ましく、約3.5m〜8.5m、例えば、約5.0m〜7.5mであることがより好ましい。光ファイバー製造装置500の下流に位置する流体担時体116(図1)により、処理区域を長くすることができ、例えば、少なくとも5m、少なくとも7.5m、更には少なくとも10mとすることができる。
更に、装置500において、処理ガス流動システム460が処理ガス流動システム560に置換されている。流動システム560は処理ガス供給部461に対応する処理ガス供給部561を有している。処理ガス供給部561は導管562により流体的に供給ポート559に接続されている。流動システム560は更に導管563により排出ポート557に流体的に接続されたポンプ564を有している。ポンプ564は図示のように吸気口565Aから圧縮空気が送られるベンチューリポンプであることが好ましい。
使用にあたり、処理ガスTGが処理ガス供給部561から導管562及び供給ポート559を通して通路555Aに導入される。ポンプ564により充分な真空が得られ、それにより処理ガスTGの少なくとも一部が通路552A及び553A通して引き上げられ、排出ポート557及び導管563を通り、排気口565Bから排出される。同時に、ポンプによって生じた真空により、形成ガスFGも線引炉112から通路553Aに導入され、排出ポート557及び導管563を通り、排気口565Bから排出される。このことは、通路549Aの下端において2つのガスが混合されるのが防止されるため有益である。
使用において、本発明の実施の形態による方法は、光ファイバー母材のような加熱ガラス供給源から光ファイバーを10m/秒、好ましくは20m/秒、より好ましくは20m/秒の線引速度で線引きするステップ、前記光ファイバーを長さが少なくとも3.5m、例えば、少なくとも5m、少なくとも7.5m、あるいは少なくとも10mの処理区域内に少なくとも1つの実施の形態において0.05秒を超え0.25秒未満、別の実施の形態において少なくとも0.25秒(例えば、0.25秒〜0.5秒)である滞在時間保持し、その間500℃/秒を超え5,000℃/秒未満、特定の実施の形態においては5,00℃/秒を超え2,500℃/秒未満、更に別の実施の形態においては500℃/秒を超え1,000℃/秒未満である平均冷却速度に晒す処理を行うステップを有することができる。
好ましい実施の形態において、前記光ファイバーは中心コアにゲルマニウムドーパントを含み、実質的に純石英から成るクラッドを有して成るステップインデックス型シングルモード・ファイバーである。しかし、本発明の方法はゲルマニウムをドープした中心コアを有する任意の光ファイバーの処理に同様に有益であり適している。クラッドに対する相対屈折率パーセントが少なくとも0.3%となるのに充分な量のゲルマニウムをコアが含んでいることが好ましい。母材の線引元を下垂稠度(1,800℃〜2,200℃)に加熱し、約25グラム〜約200グラム、より好ましくは約60グラム〜170グラム、最も好ましくは約90グラム〜150グラムにセットされた張力装置を用いて張力を加えながら線引きすることが好ましい。高速高張力で線引きすることにより大量の光ファイバーを製造することができ、次にそのファイバーを本発明の態様に従って処理することにより、本処理を施さないファイバーと比較して更に減衰を抑制できる。
本発明の実施の形態によれば、光ファイバーのファイバー入口表面温度が約1,300℃〜約2,000℃、より好ましくは約1,550℃〜約1,750℃、特定の実施の形態においては1,600℃を超える処理区域を設けることが好ましい。また、処理区域出口における光ファイバーのファイバー出口表面温度が少なくとも約1,000℃、例えば、約1,250℃〜1,450℃、より好ましくは1,300℃〜1,450℃、最も好ましくは1,325℃〜1,425℃になるよう処理区域の長さ及び動作パラメータを設定することが望ましい。
以下の実施例によって本発明が更に明確になる。
実施例1〜12
本発明の様々な実施の形態を代表する実施例1〜12を表1に示す。これ等の実施例は処理区域を通したファイバーの処理を示すもので、それぞれの実施例におけるメートル単位の処理区域の長さL、処理区域を通したメートル/秒単位のファイバー線引速度、処理区域入口における℃単位のファイバー表面温度、処理区域出口における℃単位のファイバー表面温度、及び処理区域内におけるファイバーに対する℃/秒単位の計算平均冷却速度を示している。
Figure 2011505326
本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、本発明に様々な変更及び修正が可能であることは当業者にとって明らかである。従って、本発明は添付クレーム及びその均等物の範囲に属する変更及び修正も含むものである。
110 母材
112 線引炉
114 裸光ファイバー
116 流体ベアリング
120 被膜形成装置
128 引張機構、張力部
130 処理区域
216 ベアリング組立体
300 光ファイバー製造装置
350 処理炉
400 光ファイバー製造装置
450 受動処理組立体
500 光ファイバー製造装置
549 多ピースマッフル組立体

Claims (5)

  1. 光ファイバーの製造方法であって、
    加熱ガラス源から光ファイバーを線引きするステップと、
    前記光ファイバーを処理区域内に保持して処理するステップであって、前記処理区域の長さが少なくとも5mであり、ファイバー入口表面温度からファイバー出口表面温度を差し引き、差分を前記処理区域内における前記光ファイバーの全滞在時間で割った、前記処理区域内の5,000℃/秒未満の平均冷却速度に前記光ファイバーを晒し、前記処理区域から出るときの前記光ファイバーの表面温度を少なくとも約1,000℃とするステップと、
    を有して成ることを特徴とする方法。
  2. 前記処理区域内における前記ファイバーの全滞在時間が0.25秒より長いことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記ファイバーが20m/秒以上の線引速度で線引きされることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記処理区域内における前記ファイバーの平均冷却速度が2,500℃/秒未満であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記処理区域に入るときの前記光ファイバーの表面温度が約1,550℃〜約1,750℃であり、前記処理区域から出るときの前記光ファイバーの表面温度が約1,250℃〜約1,450℃であることを特徴とする請求項1記載の方法。
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