JP2011246073A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロスメンバを大型化せずにシートキャッチ機構のいたずら防止及びコンパクト化が可能な鞍乗り型車両を提供する。
【解決手段】シートレール15後部で左右のシートレール15を連結するクロスメンバの前壁部202の前方に、シートキャッチ機構211のシートキャッチプレート221を固定し、このシートキャッチプレート221の下端に前方に延出する前方延出部223を形成し、この前方延出部223が、シートキャッチプレート221に配置される機構部213を下方から覆うようにした。
【選択図】図5

Description

本発明は、シートをロックするシートキャッチ機構を備える鞍乗り型車両に関する。
自動二輪車には、車体フレームの左右一対のシートレール上方にシートを着脱自在に配置し、シートレール上方に配置されたシートをロックするシートキャッチ機構を、左右のシートレール後部を連結するクロスメンバに固定したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2003/004338号
しかし、従来の構造では、シートキャッチ機構へのいたずら防止のためにシートキャッチ機構の後方に大型の後壁を設けるとともに、シートキャッチ機構の左右に大型の側壁を設けるため、車両重量の増加や車両の大型化を招いてしまう。
また、車両下方からのシートキャッチ機構へのいたずら防止を考慮すると、シートキャッチ機構を固定するクロスメンバを大きくする方法が考えられるが、クロスメンバの大型化も、車両重量の増加や車両の大型化を招いてしまう。
また、特許文献1のようにクロスメンバの上部にシートキャッチ機構を配置した場合、高さ方向のコンパクト化が困難である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、クロスメンバを大型化せずにシートキャッチ機構のいたずら防止及びコンパクト化が可能な鞍乗り型車両を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体フレーム(2)の一部を構成し、車両後方側に左右一対で延出するシートレール(15)と、シートレール(15)上方に着脱自在に配置されるシート(41)と、シートレール(15)後部で左右のシートレール(15)を連結するクロスメンバ(15)と、クロスメンバ(201)に固定され、シート(41)をロックするシートキャッチ機構(211)とを備える鞍乗り型車両において、前記クロスメンバ(201)の前壁部(202)の前方に、前記シートキャッチ機構(211)のシートキャッチプレート(221)を固定し、このシートキャッチプレート(221)の下端に前方に延出する前方延出部(223)を形成し、この前方延出部(223)が、前記シートキャッチプレート(221)に配置される機構部(213)を下方から覆うことを特徴とする。
この構成によれば、シートレール後部で左右のシートレールを連結するクロスメンバの前壁部の前方に、シートキャッチ機構のシートキャッチプレートを固定し、このシートキャッチプレートの下端に前方に延出する前方延出部を形成し、この前方延出部が、シートキャッチプレートに配置される機構部を下方から覆うので、シートキャッチプレートによって機構部へのアクセスを規制でき、クロスメンバを大型化せずにシートキャッチ機構のいたずら防止ができるとともに、高さ方向のコンパクト化を図ることができる。
上記構成において、前記前方延出部(223)に、前記シートレール(15)の下方かつ後輪(26)の上方に配置されるリヤフェンダ(261)を固定するリヤフェンダ固定部(223A)を設けるようにしてもよい。この構成によれば、前方延出部を、シートキャッチ機構の下方からのいたずら防止と、リヤフェンダの支持ステーとに兼用することができる。したがって、リヤフェンダの固定のためのシートレール側の支持ステーを可及的に抑制でき、シートレールの生産性向上と部品点数の削減とを図ることができる。
また、上記構成において、前記リヤフェンダ(261)上面に収納区画(262R)を設け、前記リヤフェンダ(261)には、前記収納区画(262R)の後部を形成し、前記シートキャッチ機構(211)の前方に設けられる収納区画壁(267)を設けるようにしてもよい。この構成によれば、リヤフェンダ上面の収納区画によって、鞍乗り型車両の積載性を向上させて利便性を向上することができ、かつ、収納区画壁によって、積載物がシートキャッチ機構の作動に影響を及ぼさないようにできるとともに、前方からシートキャッチ機構へのアクセスを困難にし、いたずら防止効果を高めることができる。
また、上記構成において、前記リヤフェンダ(261)の後方に、リヤフェンダ(261)と別体のフェンダ垂れ部(56)を設け、このフェンダ垂れ部(56)と前記リヤフェンダ(261)との間に連結カバー(271)を設け、この連結カバー(271)が、前記前方延出部(223)のリヤフェンダ固定部(223A)と前記リヤフェンダ(261)との連結部(242)を覆うようにしてもよい。この構成によれば、前方延出部のリヤフェンダ固定部とリヤフェンダとの連結部を連結カバーで覆うため、連結部の外観露出を抑制して連結部の保護及びアクセスを困難にし、シートキャッチ機構へのアクセスを複雑化させ、いたずら防止効果をより高めることができる。
また、上記構成において、前記連結カバー(271)と前記リヤフェンダ(261)との固定部(272)を、車両左右方向で、前記連結部(242)と前記シートレール(15)との間に設けるようにしてもよい。この構成によれば、前方延出部によりリヤフェンダの支持強度が高い位置で、連結カバーをリヤフェンダに固定して連結カバーの支持強度を高めることができる。したがって、前方延出部を、連結カバーの固定部の剛性向上にも寄与させることができる。
また、上記構成において、前記シートキャッチ機構(211)を上方から覆うとともに、前記クロスメンバ(201)に前記シートキャッチ機構(211)と共締めされる上部カバー(251)を設けるようにしてもよい。この構成によれば、上部カバーによりいたずら防止効果を更に高めながら、上部カバーを設けたことによる締結部材の増加を回避して部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
また、上記構成において、前記シートキャッチ機構(211)を作動させるワイヤーケーブル(214)を設け、側面視にて前記ワイヤーケーブル(214)と前記シートキャッチ機構(211)との連結部(215)が、前記シートレール(15)と重なるようにしてもよい。この構成によれば、ワイヤーケーブルの外部からのアクセスを困難にしていたずら防止効果をさらに高めることができる。
また、上記構成において、前記クロスメンバ(201)の前壁部(202)の背面に対向して、テールランプユニット(57)が設けられるようにしてもよい。この構成によれば、シートキャッチ機構への後方からのアクセスをクロスメンバとともにテールランプユニットによって困難にすることができる。
また、上記構成において、前記シート(41)の側方に、乗員が把持するグラブレール(89)を備え、このグラブレール(89)は、前記シートレール(15)に固定されて前記シートキャッチ機構(211)の左右に位置するようにしてもよい。この構成によれば、乗員の把持のために強度のあるグラブレールでシートキャッチ機構を保護できるとともに、シートキャッチ機構へのアクセスを困難にしていたずら防止効果をさらに高めることができる。
本発明は、シートレール後部で左右のシートレールを連結するクロスメンバの前壁部の前方に、シートキャッチ機構のシートキャッチプレートを固定し、このシートキャッチプレートの下端に前方に延出する前方延出部を形成し、この前方延出部が、シートキャッチプレートに配置される機構部を下方から覆うので、クロスメンバを大型化せずにシートキャッチ機構のいたずら防止及びコンパクト化が可能になる。
また、前方延出部に、シートレールの下方かつ後輪の上方に配置されるリヤフェンダを固定するリヤフェンダ固定部を設けるようにすれば、前方延出部を、シートキャッチ機構の下方からのいたずら防止と、リヤフェンダの支持ステーとに兼用することができる。
また、リヤフェンダ上面に収納区画を設け、リヤフェンダには、収納区画の後部を形成し、シートキャッチ機構の前方に設けられる収納区画壁を設けるようにすれば、鞍乗り型車両の積載性を向上させて利便性を向上し、かつ、積載物がシートキャッチ機構の作動に影響を及ぼさないようにできるとともに、シートキャッチ機構のいたずら防止効果を高めることができる。
また、リヤフェンダの後方に、リヤフェンダと別体のフェンダ垂れ部を設け、このフェンダ垂れ部とリヤフェンダとの間に連結カバーを設け、この連結カバーが、前方延出部のリヤフェンダ固定部とリヤフェンダとの連結部を覆うようにすれば、連結部の外観露出を抑制して連結部の保護及びアクセスを困難にし、シートキャッチ機構へのアクセスを複雑化させ、いたずら防止効果をより高めることができる。
また、連結カバーとリヤフェンダとの固定部を、車両左右方向で、連結部とシートレールとの間に設けるようにすれば、前方延出部を、連結カバーの固定部の剛性向上にも寄与させることができる。
また、シートキャッチ機構を上方から覆うとともに、クロスメンバにシートキャッチ機構と共締めされる上部カバーを設けるようにすれば、上部カバーによりいたずら防止効果を更に高めながら、上部カバーを設けたことによる締結部材の増加を回避して部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
また、シートキャッチ機構を作動させるワイヤーケーブルを設け、側面視にてワイヤーケーブルとシートキャッチ機構との連結部が、シートレールと重なるようにすれば、ワイヤーケーブルの外部からのアクセスを困難にしていたずら防止効果をさらに高めることができる。
また、クロスメンバの前壁部の背面に対向して、テールランプユニットが設けられるようにすれば、シートキャッチ機構への後方からのアクセスをクロスメンバとともにテールランプユニットによって困難にすることができる。
また、シートの側方に、乗員が把持するグラブレールを備え、このグラブレールは、シートレールに固定されてシートキャッチ機構の左右に位置するようにすれば、乗員の把持のために強度のあるグラブレールでシートキャッチ機構を保護できるとともに、シートキャッチ機構へのアクセスを困難にしていたずら防止効果をさらに高めることができる。
本発明の実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 自動二輪車を左側から見た拡大図である。 車体後部を上方から見た図である。 車体後部の左側面図である。 車体後部を左側から見た斜視図である。 車体後部を右側から見た斜視図である。 シートキャッチプレートを周辺構成とともに左側から見た図である。 車体後部の縦断面図である。 物品収納部に積載物を収納した状態を上方から見た図である。 クロスメンバを周辺構成とともに下方から見た図である。 図10に連結カバーを取り付けた状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右及び上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。
図1は、本発明の実施形態に係る自動二輪車1の左側面図であり、図2は、自動二輪車1を左側から見た拡大図である。
図1及び図2に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム2の前後中央に内燃機関であるエンジン(パワーユニットとも言う)31を備え、乗員(運転者)が着座する乗員用シート41の前方、かつ、エンジン31の上方に燃料タンク32を備えた鞍乗り型車両である。
この自動二輪車1の車体フレーム2は、複数の金属部品を溶接等により一体に結合して構成されており、その前端部に設けられるヘッドパイプ11と、ヘッドパイプ11の上部から後下方に延びる左右一対のメインフレーム12と、ヘッドパイプ11の下部からメインフレーム12の下方を後下方に延びる左右一対のダウンフレーム(クレードルフレームとも言う)13と、メインフレーム12の後部から下方に延びる左右一対のピボットプレート14と、メインフレーム12の後部から後上方に延びる左右一対のシートレール15(図2参照)と、ピボットプレート14の上部からシートレール15の下方を後上方に延びる左右一対のリヤステー16とを備えている。なお、この左右一対のシートレール15とリヤステー16とがリヤフレームを構成している。
メインフレーム12とダウンフレーム13との間には、複数本の補強フレーム18(図2参照)が架橋され、これらによって車体フレーム前部がトラスフレームに形成されている。
車体フレーム2のピボットプレート14以外のフレーム(ヘッドパイプ11、メインフレーム12、ダウンフレーム13、シートレール15,リヤステー16)は、鋼材等の金属材料からなる金属パイプで形成され、ピボットプレート14は、鋼材等の金属材料からなる板状部材で形成されている。
ヘッドパイプ11は、前輪19を操舵する操舵装置20を支持している。操舵装置20は、ヘッドパイプ11に回転自在に支持されるステアリングパイプ(不図示)にブリッジ部材22を介して左右一対のフロントフォーク24を支持し、このブリッジ部材22に運転者が操舵するハンドル25が固定される。これによって、運転者のハンドル操作によって、左右のフロントフォーク24下端部に回転自在に軸支された前輪19を左右に操向させる。
メインフレーム12は、その前部上方に燃料タンク32を支持し、燃料タンク32下方にエンジン31を支持する。燃料タンク32は、液体燃料を貯留し、前後長が左右長(=幅)に比して大きい中空箱形状を有し、メインフレーム12上方で左右のメインフレーム12に跨って配置され、ヘッドパイプ11の後方かつ乗員用シート41の前方に配置される。
ピボットプレート14は、左右一対のスイングアーム35の前端部を回転自在に軸支するピボット軸36を車幅方向に平行に支持し、このピボット軸36を介して左右一対のスイングアーム35を上下に揺動自在に支持する。スイングアーム35の後端には、後輪26が回転自在に軸支され、このスイングアーム35と車体フレーム2との間にはリンク付きのリヤクッション37が介挿される。
また、左右のピボットプレート14には、運転者の足を乗せるメインステップ51を支持する左右一対のメインステップホルダ52が取り付けられる。
また、左右一方側(本構成では左側)のピボットプレート14には、車体を左側に傾斜させた姿勢で駐車させるサイドスタンド53が収納自在に取り付けられている。
シートレール15は、側面視で一端側がメインフレーム12に連結され、他端側が比較的急傾斜をなして後上方に向かって延びており、乗員用シート41を支持する。この乗員用シート41は、運転者が着座するメインシート41Aと、運転者の後方で同乗者が着座するピリオンシート41Bとを一体に備える一体側シートに構成されている。
リヤステー16は、一端側が一対のピボットプレート14の後端部に連結され、他端側が比較的急傾斜をなして後上方に延びて一対のシートレール15の後部に連結されており、ピリオンステップホルダ54を介して同乗者の足を乗せる左右一対のピリオンステップ55が取り付けられる。
さらに、ピリオンシート41B後方、つまり、シートレール15及びリヤステー16の後部には、後輪26の後上方で後下方へ延びる後側リヤフェンダ(フェンダ垂れ部とも言う)56と、後方灯火類を構成するテールランプユニット57やリヤウインカ58等が取り付けられる。
エンジン31は、4サイクルの単気筒型水冷エンジンであり、クランクケース61の前上部からシリンダ部62が前上がりに立設し、シリンダ軸LC(図2参照)が前傾している前傾エンジンであり、車体フレーム2における前後方向の略中央部に搭載される。
このエンジン31は、クランクケース61の前部がダウンフレーム(クレードルフレーム)13の下部に支持され、クランクケース61の後部が複数箇所にてピボットプレート14及びその周辺にて車体フレーム2に支持される。これによって、エンジン31は、メインフレーム12の下方、ダウンフレーム13の後方かつピボットプレート14の前方の空間内に支持される。
シリンダ部62は、クランクケース61の前上部に連結されるシリンダブロック62Aと、シリンダブロック62Aの上部に連結されるシリンダヘッド62Bと、シリンダヘッド62Bの上部を覆うシリンダヘッドカバー62Cとを備えており、側面視で、メインフレーム12とダウンフレーム13との間の空間内に配置される。
クランクケース61の後部には、図2に示すように、エンジン出力ギヤ61Aが設けられ、このエンジン出力ギヤ61Aと後輪26との間に、動力伝達部材を構成するドライブチェーン(以下、チェーンと言う)34が巻回され、チェーン34を介してエンジン31後方に設けられた後輪26にエンジン31の動力が伝達される。
このエンジン31は、水冷式であり、図2に示すように、エンジン31冷却用のラジエータ63は、エンジン31の前上方にてダウンフレーム13に支持され、車体前方からの走行風によりエンジン冷却水を冷却する。
シリンダ部62の背面(シリンダヘッド62B背面)には、エンジン吸気系を構成するスロットルボディ65及びエアクリーナケース66が順に連結される。
スロットルボディ65は、エンジン31に供給する空気量を調整するバルブユニットを有するとともに、燃料タンク32からの燃料を噴射するインジェクタ(不図示)を有し、エンジン31に空気(新気)と燃料とを供給する。エアクリーナケース66は、外気を清浄化してスロットルボディ65に新気を供給するユニットであり、スロットルボディ65の後側上方に配置される。
この自動二輪車1では、スロットルボディ65及びエアクリーナケース66が、側面視で、シリンダ部62のシリンダヘッド62Bから後上方に直線状に延びる傾斜線LDに沿って吸気通路を形成するように、前後に並べて配置されている。これによって、ストレート吸気通路を形成し、吸気効率向上に有利な吸気レイアウトとしている。なお、上記傾斜線LDは、側面視で、シリンダ軸LCに対して略垂直な線である。
また、シリンダ部62の前面(シリンダヘッド62B前面)には、単一の排気管70が接続され、排気管70は、シリンダ部62から下方へ延びてエンジン31下方を後方に延出し、後輪26の左右一側(本構成では右側)に配置された単一のマフラー71に接続される。この排気管70及びマフラー71によってエンジン排気系が構成される。
また、この自動二輪車1は、車体の略全体を覆う車体カバー80を備えており、車体カバー80は、車体前部を覆うフロントカウル81と、車体前部の左右を覆う左右一対のフロントサイドカウル82と、車体下方を覆うアンダーカウル83と、車体前後中間位置で車体左右を覆うサイドカバー84と、車体後部を覆う左右一対のリヤカウル85とを備えている。
フロントカウル81は、ヘッドパイプ11を前方から覆うカウル形状を有し、このフロントカウル81には、ヘッドライト86や左右一対のバックミラー87が取り付けられる。
フロントサイドカウル82は、フロントカウル81の左右に設けられ、前部から後方にいくに従って上下幅が大きくなる側面視で略三角形状を有し、車体フレーム前部左右やエンジン31のシリンダ部62左右を覆う。このフロントサイドカウル82の前端には、左右一対のフロントウインカ88が取り付けられる。また、アンダーカウル83は、フロントサイドカウル82の下部に設けられ、エンジン31の下方を覆う。
サイドカバー84は、燃料タンク32及びメインシート41Aと、車体フレーム2(メインフレーム12、シートレール15)との間を覆うカバー形状を有し、エンジン吸気系の左右を覆う。また、リヤカウル85は、サイドカバー84後方でシートレール15及びリヤステー16の左右を覆う。
なお、図1中、符号89は、ピリオンシート41Bの左右に設けられ、同乗者が把持する左右一対のグラブレールであり、符号90は、フロントフォーク24に固定され、前輪19の上方を覆うフロントフェンダであり、符号91は、スイングアーム35に取り付けられ、後輪26の前上部を覆う後輪カバー(ハガーフェンダとも称する)である。
次に、この自動二輪車1の後部構造を説明する。図3は、車体後部を上方から見た図であり、図4は、車体後部の側面図である。また、図5及び図6は、車体後部の斜視図である。なお、これらの図では、乗員用シート41を取り外した状態を示している。
図3乃至図6に示すように、左右一対のシートレール15の後部は、平行に後方へ延びた後に車幅方向中央に向けて屈曲する矩形断面の屈曲部15Rに形成され、この屈曲部15Rの上面には、複数(本構成では4本の)の締結部材(本構成では締結ボルト)200を用いてグラブレール89が固定される。また、この屈曲部15Rの後端には、シートレール15間を架橋するクロスメンバ201(図5,図6参照)が溶接等により連結されている。
図5及び図6に示すように、このクロスメンバ201は、シートレール15後端となる屈曲部15Rの後端に連結されて屈曲部15Rの後端とほぼ同じ高さで左右に延出する板状の前壁部202と、前壁部202の下縁から所定の左右幅で後方に延出する板状の底板部203と、前壁部202の左右側縁から底板部203の左右両辺に沿って後方に延出する左右一対の板状の側壁部204とを一体に備えている。なお、このクロスメンバ201は、金属材料で形成されているが、金属材料以外の他の剛性材料で形成してもよい。
前壁部202は、屈曲部15Rの後端内縁間をつなぐように左右方向に略直線状に延びる板状の中央前壁202Aと、中央前壁202Aの両端から後方に向かって車幅方向外側に拡がる左右一対の板状の傾斜前壁202Bとを一体に備える。左右一対の傾斜前壁202Bは、左右の屈曲部15Rの後端開口を覆うように各々の屈曲部15Rの後端に接合され、シートレール15との接合面積が広く確保され、シートレール15とクロスメンバ201との連結強度が十分に確保される。したがって、このクロスメンバ201により車体フレーム後部の剛性を高めることができる。
側壁部204は、傾斜前壁202Bの左右側縁から後方にいくに従って車幅方向内側に延出し、その高さは、後方にいくに従って徐々に低くなる形状に形成されている。
また、底板部203は、前壁部202の下縁及び左右の側壁部204の下縁間をつなぐように前後左右に渡って延在する板状に形成され、その前後左右の略中央位置に、上下方向に貫通する貫通孔203Aが形成されている。このようにして側壁部204及び底板部203は、後方にいくに従って軽量になる形状に形成されるとともに、貫通孔203Aによっても軽量化されている。
このクロスメンバ201の後方に延出する部分、つまり、底板部203及び側壁部204の後部には、その上面に後方灯火類を構成するテールランプユニット57が配置される。すなわち、本構成では、クロスメンバ201を、シートレール15後端の高さとほぼ同じ高さとした薄型形状で、かつ、前後方向に長い形状に形成し、このクロスメンバ201の後方に延出する部分を、テールランプユニット57の台座に使用している。
また、このクロスメンバ201の前壁部202には、シートレール15に載置された乗員用シート41をロックするシートキャッチ機構211のシートキャッチプレート221が取り付けられている。
ここで、図7は、シートキャッチプレート221を周辺構成とともに左側から見た図である。
図5乃至図7に示すように、シートキャッチプレート221は、クロスメンバ201の前壁部202に固定される固定壁部222と、固定壁部222の下端から前方(前下方)に延出する平板状の前方延出部223とを一体に備えた側面視で略L字形状を有しており、金属材料等の剛性材料で形成されている。
固定壁部222は、図5及び図6に示すように、クロスメンバ201の中央前壁202Aの幅以下で、車幅方向に直線状に延びる縦壁に形成されており、前後方向に延びる左右一対の雌ねじ部(クロスメンバ固定部)222Aが設けられている。
図7に示すように、固定壁部222は、その背面をクロスメンバ201の前壁部202(中央前壁202A)の前面に当接させ、前壁部202(中央前壁202A)の背面側から左右一対の締結部材(本構成では締結ボルト)241を、前壁部202(中央前壁202A)に設けられた左右一対の貫通孔202Dを通し、雌ねじ部222Aに各々締結することによって、シートキャッチプレート221がクロスメンバ201に固定される。
この場合、固定壁部222は、中央前壁202Aと同様に左右方向に直線状に延びる板部材であるため、固定壁部222と中央前壁202Aとが密着させた状態で締結され、締結力を十分に確保できるとともに、シートキャッチプレート221と固定壁部222とが一体化してシートキャッチプレート221の剛性を向上することができる。
図7に示すように、シートキャッチプレート221の上面、つまり、固定壁部222の上面は、クロスメンバ201の前壁部202(中央前壁202A)の上面とほぼ同じ高さで固定されるので、シートキャッチプレート221がクロスメンバ201よりも上方に突出せず、シートキャッチプレート221を高さ方向にコンパクトに取り付けることができる。
このシートキャッチプレート221の上方には、金属材料等の剛性材料で形成される上部カバー251が配置される。
図5及び図6に示すように、上部カバー251は、左右中央に切り欠きを有する上面視で略コ字形状の上板部252と、この上板部252の後縁から下方に屈曲して延びる左右一対の後側屈曲板部253と、この上板部252の前縁から下方に屈曲する単一の前側屈曲板部254とを有する板状部材で形成されている。
左右一対の後側屈曲板部253には、上記左右一対の締結部材241を通す左右一対の貫通孔253D(図7参照)が形成されており、左右一対の後側屈曲板部253が、クロスメンバ201の前壁部202(中央前壁202A)の背面と左右一対の締結部材241との間に挟持されることによって、上部カバー251がクロスメンバ201の前壁部202(中央前壁202A)に固定されるようになっている。
この場合、図5及び図6に示すように、上部カバー251は、上面視で左右一対のシートレール15(屈曲部15R)間に収まり、かつ、上部カバー251の上板部252が、シートキャッチプレート221の上面近傍を通って後方に延出するので、シートキャッチ機構211の上部を覆いながら前後左右及び上方にコンパクトに配置される。
また、この上板部252の前側には、下方に延びる前側屈曲板部254が設けられ、かつ、上板部252の左右にも、下方に延びる左右一対の屈曲板部255(図5,図6参照)が設けられているため、上部カバー251を前後左右にコンパクトに形成しつつ、シートキャッチ機構211の前方及び左右も覆うことができる。したがって、シートキャッチ機構211への外部からのアクセスを広い範囲で困難にすることができる。
さらに、この上部カバー251は、シートキャッチプレート221をクロスメンバ201に固定する締結部材241を用いて固定され、つまり、シートキャッチプレート221と上部カバー251とが共締めで固定され、部品点数を削減することができる。
図8は、車体後部の縦断面図である。なお、図8では、乗員用シートを取り付けた状態を示している。
図8に示すように、シートキャッチプレート221の固定壁部222には、左右中央位置で下方に切り欠かれた切り欠き部225が設けられており、この切り欠き部225には、乗員用シート41のシート底板41Dに設けられたシートロックバー41Eが出入りする。
シートキャッチ機構211の機構部213は、シートキャッチプレート221の固定壁部222の前方、かつ、前方延出部223の上方に配設され、切り欠き部225に進入したシートロックバー41Eにロックするロック機構を構成するものであり、上記左右一対の雌ねじ部222Aの間に設けられてシートロックバー41Eに係合する係合爪213A(図5,図6参照)や、係合爪213Aを係合位置に保持させる弾性部材213B(図6参照)等を有する。
また、この機構部213には、弾性部材213Bの付勢力に抗して係合爪213Aによるロック状態を解除可能にワイヤーケーブル214(図7参照)の一端が連結される。
図7に示すように、ワイヤーケーブル214の一端は、シートキャッチプレート221の車幅方向一端側(左側)に設けられたステー部(連結部)215に連結されて保持され、図4に示すように、このステー部215から車幅方向外側に延びた後、シートレール15の間を前方に延び、車体フレーム2(シートレール15、リヤステー16)の車幅方向一端側(左側)に取り付けられたキーシリンダ216に連結される。このため、このキーシリンダ216を車両キーで操作することによって、ワイヤーケーブル214を介してシートキャッチ機構211のロックを解除し、乗員用シート41を取り外すことが可能になる。
なお、図8中、符号41Fは、シート底板41Dに設けられる左右一対のクッション部材であり、このクッション部材41Fは、グラブレール89から車幅方向に延びる内側延出部89Aの上に載置される。また、符号45は、後方灯火類を構成するテールランプユニット57やリヤウインカ58等につながるワイヤーハーネス(ケーブルハーネス)であり、符号85Aは、リヤカウル85を車体フレーム2(より具体的にはリヤステー16)に取り付けるためのトリムクリップである。
図5及び図6に示すように、シートキャッチプレート221の前方延出部223には、上下方向に延びる左右一対の雌ねじ部(リヤフェンダ固定部)223Aが設けられている。この左右一対の雌ねじ部223Aには、車体フレーム後部を構成するリヤフレーム(シートレール15,リヤステー16)に設けられるリヤフェンダ261が、車体下方側から通された左右一対の締結部材242によって固定される。
リヤフェンダ261は、リヤフレーム(シートレール15,リヤステー16)の下方からリヤフレーム下面(リヤステー16の下面)に沿って取り付けられる板状のリヤフェンダ本体部262を有し、このリヤフェンダ本体部262は、側面視で、リヤフレーム下縁(リヤステー16下縁及びシートレール15下縁)に略沿って前後に延び、その後端がシートレール15間をつなぐクロスメンバ201近傍まで延出し、左右のリヤフレーム間を下方から覆う。
このリヤフェンダ本体部262は、その後端が上記左右の締結部材242によってシートキャッチプレート221を介してクロスメンバ201に固定され(図6参照)、前部左右が、左右一対の締結部材242(図4参照)によって左右のシートレール15に不図示のステーを介して固定され、前部の左右中央が不図示の締結部材によってリヤフレーム間に設けられた前側クロスメンバ(不図示)に固定され、つまり、計5点でリヤフレームに固定される。
このリヤフェンダ本体部262の前半部は、車両部品のうちの重量部品であるバッテリー263を収納可能に下方に凹んだ車両部品収納部262Fに形成されており、この車両部品収納部262Fの上面にバッテリー263が配置され、このバッテリー263は、保持部材264によって保持される。
また、このリヤフェンダ本体部262の後半部は、比較的頻繁に出し入れする物品を収納する物品収納部262Rに形成されている。この物品収納部262Rは、周囲4方の収納区画壁を構成する前側区画壁265、左右の区画壁266及び後側区画壁267で区画された収納区画とされている。
後側区画壁267は、シートキャッチ機構211の直前にてリヤフェンダ本体部262から上方に立設し、左右の屈曲部15R間を左右に延在する板状に形成されている。また、この後側区画壁267には、左右に間隔を空けて上下方向に延びる縦リブ268が設けられており、この縦リブ268の下面がリヤフェンダ本体部262の上面に連結され、後側区画壁267の剛性及び後側区画壁267周囲の剛性を向上させる。
左右の区画壁266は、後側区画壁267の左右端から屈曲部内側を前方へ延びるようにリヤフェンダ本体部262から上方に立設し、その前端が前側区画壁265近傍まで延出する板状に形成されている。この区画壁266の前後途中には、下方に切り欠いた切り欠き部266Aが設けられ、この切り欠き部266Aは、物品収納部262R内の部品を保持するための保持部材を取り付けるスペースに利用される。
前側区画壁265は、物品収納部262Rと車両部品収納部262Fとの間を区画する位置で、リヤフェンダ本体部262から上方に立設し、左右の屈曲部15R間を左右に延在する板状に形成されている。このため、この前側区画壁265は、エアクリーナケース66の吸入ダクト66A(図3参照)の開口とバッテリー263とを収納する空間を周囲から区画する区画壁として機能し、吸気空間としての隔壁としての機能する他、後述するU字ロック1Bの収納用部品としての機能を具備する。
このように、物品収納部262Rを形成すれば、自動二輪車1の積載性を向上させて利便性を向上することができる。しかも、この物品収納部262Rの前後左右を上方に立設する板状の区画壁265〜267で囲うことにより、これら区画壁265〜267によって積載物の移動範囲を規制でき、積載物がシートキャッチ機構211の作動に影響を及ぼさないようにすることができる。
また、これら区画壁265〜267が、リヤフェンダ本体部262を補強する補強リブとして機能し、リヤフェンダ261の剛性を高めることができる。なお、これら区画壁265〜267は、樹脂成形によりリヤフェンダ本体部262と一体に形成されている。
図9は、物品収納部262Rに積載物を収納した状態を上方から見た図である。
図9に示すように、この物品収納部262Rには、自動二輪車1の付属書類1A(オーナーズマニュアル等)や、盗難防止用部品であるU字ロック1B等が収納される。
U字ロック1Bは、U字状アーム1Cを有しており、後側区画壁267は、U字状アーム1Cの開放側端部が入って左右移動を規制する左右一対の凹部267A(図6参照)を有しており、前側区画壁265は、U字状アーム1CのU字状頂部に沿って屈曲する屈曲壁部265A(図6参照)を有している。このため、物品収納部262Rを区画する前後の区画壁265,267を利用して、U字状アーム1Cを位置決め保持することができる。
この場合、後側区画壁267の左右一対の凹部267Aによって、U字状アーム1Cとシートキャッチ機構211とが左右に間隔を空けて配置され、この状態で車体振動等の影響により、U字状アーム1Cが図8に示す位置から後方にずれたとしても、U字状アーム1Cの後方移動は、後方のクロスメンバ201や左右の屈曲部15Rによって規制され、U字状アーム1Cがシートキャッチ機構211に接触する事態が確実に防止される。なお、U字ロック1Bは、U字状アーム1Cに着脱自在なロックバー(不図示)を備えるが、ロックバーは、U字状アーム1Cより小型部品であるため、物品収納部262Rの空いたスペースに配置することができる。
次に、このシートキャッチ機構211の周囲からのアクセス性について説明する。
図5に示すように、この自動二輪車1では、シートキャッチ機構211のシートキャッチプレート221が、クロスメンバ201の前壁部202に固定され、このシートキャッチプレート221の固定壁部222の前方、かつ、前方延出部223の上方に、シートキャッチ機構211の機構部213が配置される。この構成では、シートキャッチプレート221によって機構部213の後方及び下方が覆われるので、機構部213の後方及び下方からのアクセスがし難く、いたずら防止が可能となっている。
しかも、クロスメンバ201には、シートキャッチ機構211の機構部213を上方から覆う上部カバー251が取り付けられるので、機構部213の上方からもアクセスがし難くなっている。
さらに、シートキャッチ機構211とリヤフェンダ261上面の物品収納部(収納区画)262Rとの間に立設する後側区画壁(収納区画壁)267を設けているので、後側区画壁267によって、積載物がシートキャッチ機構211側に移動するのを規制でき、かつ、機構部213の前方からのいたずらによるアクセスを規制することができる。
この種のシートキャッチ機構211は、乗員用シート41を取り付けた状態で、周囲からのアクセスを防止していたずら防止することが望まれる一方、乗員用シート41を外した状態では、メンテナンス性の確保からシートキャッチ機構211へのアクセスのし易さが望まれる。
上記したように、本構成のシートキャッチ機構211は、シートキャッチプレート221の後方にクロスメンバ201の前壁部202が立設し、シートキャッチプレート221の下方にリヤフェンダ261(リヤフェンダ本体部262)が位置し、シートキャッチプレート221の左右にリヤフレームを構成する左右一対のシートレール15(屈曲部15R)が位置し、シートキャッチプレート221の前方に、リヤフェンダ261から立設する後側区画壁267が位置する。
この構成によれば、乗員用シート41を取り付けた状態では、乗員用シート41がシートキャッチ機構211を上方から覆うとともに、この乗員用シート41と上部カバー251との間の隙間もないため(図8参照)、シートキャッチ機構211への上方からのアクセスは困難であり、かつ、後方及び下方はクロスメンバ201の前壁部202及びリヤフェンダ261で覆われてアクセス困難であり、左右も左右一対のシートレール15(屈曲部15R)で覆われて外部からアクセス困難である。
つまり、本構成では、一般的に設けられる車体構成部品であるクロスメンバ201、リヤフェンダ261、シートレール15及び乗員用シート41を利用して、シートキャッチ機構211へのいたずらによるアクセスを防止することができる。
一方、正規のユーザが正規の車両キーを利用して乗員用シート41を取り外せば、シートキャッチ機構211が上方に露出するので、シートキャッチ機構211のメンテナンス性は十分に確保される。
また、この種のシートキャッチ機構211において、シートキャッチ機構211を取り付けるための取付部材(締結部材241,242等)が外部から簡単にアクセスできてしまうのは、いたずら防止の観点から望ましくない。
図5に示すように、本構成では、シートキャッチ機構211の後方に、シートキャッチプレート221をクロスメンバ201に固定するための第1固定部品である締結部材241が存在し、シートキャッチ機構211の下方に、シートキャッチプレート221をリヤフェンダ261に固定するための第2固定部品である締結部材242が存在しているため、これら締結部材241,242のいたずら防止が望まれる。
これに対応すべく、本構成では、図5乃至図8に示すように、シートキャッチ機構211後方の締結部材241については、その左右に、左右一対のシートレール15(屈曲部15R)、クロスメンバ201(左右の傾斜前壁202B及び側壁部204)及びグラブレール89が位置し、後方には、テールランプユニット57(後方灯火類)が位置し、上方には、乗員用シート41や上部カバー251が位置するので、左右後方及び上方からのアクセスは困難である。
一方、この締結部材241の下方からのアクセス及びシートキャッチ機構211下方の締結部材242へのアクセスは、以下に説明する連結カバー271によって規制される。
図10は、クロスメンバ201を周辺構成とともに下方から見た図であり、図11は、図10に連結カバー271を取り付けた状態を示した図である。
図10に示すように、クロスメンバ201及びリヤフェンダ261後部が下方から露出すると、クロスメンバ201に設けられた貫通孔203Aを介してシートキャッチ機構211後方の締結部材241へアクセスされるおそれが生じるとともに、シートキャッチ機構211下方の締結部材242へアクセスされるおそれが生じる。
本構成では、図11に示すように、後側リヤフェンダ(フェンダ垂れ部)56とリヤフェンダ261との間に延在する連結カバー271を設け、この連結カバー271によって、クロスメンバ201及びリヤフェンダ261後部の下方を覆うようにしている。より具体的には、この連結カバー271は、その前部271Fがリヤフェンダ261後部の幅と略同幅に形成され、リヤフェンダ261後部を下方から覆い、この前部271Fの中央には、シートキャッチ機構211下方の締結部材242を下方から覆う膨出部271Gが形成され、この膨出部271Gの前方及び左右がリヤフェンダ261後部に密着するように、左右一対の固定部品(本構成では樹脂クリップ)272でリヤフェンダ261に固定される。
また、この連結カバー271は、クロスメンバ201の下面(底板部203)全体を覆うように所定幅で後方へ延び、その後端が後側リヤフェンダ(フェンダ垂れ部)56に連結される。これにより、連結カバー271によって、シートキャッチ機構211に関係する締結部材241,242への下方からのアクセスを規制することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、シートレール15後部のクロスメンバ201の前壁部202の前面にシートキャッチ機構211のシートキャッチプレート221を固定し、このシートキャッチプレート221の下端に前方に延出する前方延出部223を形成し、この前方延出部223が、シートキャッチプレート221に配置される機構部213を下方から覆うようにしたので、シートキャッチプレート221によって機構部213へのアクセスを規制でき、クロスメンバ201を大型化せずにシートキャッチ機構211のいたずらを防止することができる。
また、この構成では、シートキャッチ機構211をクロスメンバ201上部に配置する構成に比して、高さ方向のコンパクト化を図ることができ、乗員用シート41を低い位置で固定することが可能になり、シート高を最適化することができる。
また、本構成では、前方延出部223に、シートレール15の下方かつ後輪26の上方に配置されるリヤフェンダ261を固定する左右一対の雌ねじ部(リヤフェンダ固定部)223Aを設けたので、前方延出部223を、シートキャッチ機構211のいたずら防止とリヤフェンダ261の支持ステーとに兼用することができる。このため、リヤフェンダ261の固定のためのシートレール15側の支持ステーを可及的に抑制でき、シートレール15の生産性向上と部品点数の削減とを図ることができる。
また、本構成では、リヤフェンダ261上面に物品収納部(収納区画)262Rを設け、リヤフェンダ261には、物品収納部262Rの後部を形成し、シートキャッチ機構211の前方に設けられる後側区画壁(収納区画壁)267を設けたので、自動二輪車1の積載性を向上させて利便性を向上することができ、かつ、後側区画壁267によって、積載物がシートキャッチ機構211の作動に影響を及ぼさないようにできるとともに、前方からシートキャッチ機構211へのアクセスを困難にし、いたずら防止効果を高めることができる。
また、本構成では、リヤフェンダ261の後方に、リヤフェンダ261と別体の後側リヤフェンダ(フェンダ垂れ部)56を設け、この後側リヤフェンダ56とリヤフェンダ261との間に連結カバー271を設け、この連結カバー271が、前方延出部223の雌ねじ部(リヤフェンダ固定部)223Aとリヤフェンダ261との連結部である締結部材242を覆うようにしたので、連結部の外観露出を抑制して連結部の保護及びアクセスを困難にし、シートキャッチ機構211へのアクセスを複雑化させ、いたずら防止効果をより高めることができる。
また、本構成では、図11に示すように、連結カバー271とリヤフェンダ261との固定部(固定部品272)を、前方延出部223とリヤフェンダ261との連結部(締結部材242)とシートレール15との間に設けているので、前方延出部223によりリヤフェンダ261の支持強度が高い位置で、連結カバー271をリヤフェンダ261に固定して連結カバー271の支持強度を高めることができる。したがって、前方延出部223を、連結カバー271の固定部の剛性向上にも寄与させることができる。
また、本構成では、シートキャッチ機構211を上方から覆うとともに、クロスメンバ201にシートキャッチ機構211と共締めされる上部カバー251を設けているので、上部カバー251によりいたずら防止効果を更に高めながら、上部カバー251を設けたことによる締結部材の増加を回避して部品点数の削減及び軽量化を図ることができる。
さらに、本構成では、図7に示すように、シートキャッチ機構211を作動させるワイヤーケーブル214を設け、側面視にてワイヤーケーブル214とシートキャッチ機構211との連結部であるステー部215が、シートレールと重なるようにしたので、ワイヤーケーブル214の外部からのアクセスを困難にしていたずら防止効果を高めることができる。
また、本構成では、図5に示すように、クロスメンバ201の前壁部202の背面に対向して、テールランプユニット57が設けられるので、シートキャッチ機構211への後方からのアクセスをクロスメンバ201とともにテールランプユニット57によって困難にすることができる。
さらに、本構成では、乗員用シート41の側方に、乗員が把持する左右一対のグラブレール89を備え、このグラブレール89は、シートレール15に固定されてシートキャッチ機構211の左右に位置するので、乗員の把持のために強度のあるグラブレール89でシートキャッチ機構211を保護できるとともに、シートキャッチ機構211へのアクセスを困難にしていたずら防止効果をさらに高めることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、クロスメンバ201の前壁部202の前面にシートキャッチ機構211のシートキャッチプレート221を固定する場合を説明したが、クロスメンバ201の前壁部202の前面との間に間隔を空けて、シートキャッチプレート221を固定してもよく、要は、クロスメンバ201の前壁部202の前方にシートキャッチプレート221を固定すればよい。
また、上記実施形態では、図1に示す自動二輪車1のシートロック構造に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、鞍乗り型車両のシートロック構造に本発明を広く適用することができる。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
2 車体フレーム
15 シートレール
19 前輪
26 後輪
41 乗員用シート
56 後側リヤフェンダ(フェンダ垂れ部)
57 テールランプユニット
201 クロスメンバ
202 前壁部
211 シートキャッチ機構
213 機構部
214 ワイヤーケーブル
215 ステー部(連結部)
221 シートキャッチプレート
223 前方延出部
223A 雌ねじ部(リヤフェンダ固定部)
242 締結部材(連結部)
251 上部カバー
261 リヤフェンダ
262R 物品収納部(収納区画)
267 後側区画壁(収納区画壁)
271 連結カバー
272 固定部品(固定部)

Claims (9)

  1. 車体フレーム(2)の一部を構成し、車両後方側に左右一対で延出するシートレール(15)と、シートレール(15)上方に着脱自在に配置されるシート(41)と、シートレール(15)後部で左右のシートレール(15)を連結するクロスメンバ(201)と、クロスメンバ(201)に固定され、シート(41)をロックするシートキャッチ機構(211)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記クロスメンバ(201)の前壁部(202)の前方に、前記シートキャッチ機構(211)のシートキャッチプレート(221)を固定し、このシートキャッチプレート(221)の下端に前方に延出する前方延出部(223)を形成し、この前方延出部(223)が、前記シートキャッチプレート(221)に配置される機構部(213)を下方から覆うことを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記前方延出部(223)に、前記シートレール(15)の下方かつ後輪(26)の上方に配置されるリヤフェンダ(261)を固定するリヤフェンダ固定部(223A)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記リヤフェンダ(261)上面に収納区画(262R)を設け、前記リヤフェンダ(261)には、前記収納区画(262R)の後部を形成し、前記シートキャッチ機構(211)の前方に設けられる収納区画壁(267)を設けたことを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記リヤフェンダ(261)の後方に、リヤフェンダ(261)と別体のフェンダ垂れ部(56)を設け、このフェンダ垂れ部(56)と前記リヤフェンダ(261)との間に連結カバー(271)を設け、
    この連結カバー(271)が、前記前方延出部(223)のリヤフェンダ固定部(223A)と前記リヤフェンダ(261)との連結部(242)を覆うことを特徴とする請求項2又は3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記連結カバー(271)と前記リヤフェンダ(261)との固定部(272)を、車両左右方向で、前記連結部(242)と前記シートレール(15)との間に設けたことを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記シートキャッチ機構(211)を上方から覆うとともに、前記クロスメンバ(201)に前記シートキャッチ機構(211)と共締めされる上部カバー(251)を設けたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記シートキャッチ機構(211)を作動させるワイヤーケーブル(214)を設け、側面視にて前記ワイヤーケーブル(214)と前記シートキャッチ機構(211)との連結部(215)が、前記シートレール(15)と重なることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  8. 前記クロスメンバ(201)の前壁部(202)の背面に対向して、テールランプユニット(57)が設けられることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  9. 前記シート(41)の側方に、乗員が把持するグラブレール(89)を備え、このグラブレール(89)は、前記シートレール(15)に固定されて前記シートキャッチ機構(211)の左右に位置することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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