JP2011214725A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Fumio Ishikawa
文雄 石川
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正人 佐々木
Toshiyuki Moriuchi
利幸 森内
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Abstract

【課題】ヒンジ式の扉の庫内側に配置される引き出し式の容器であって、使い勝手の良い容器を備える冷蔵庫を提供すること。
【解決手段】断熱箱体70と、断熱箱体70の内方に配置され前面に開口部を有する野菜室20と、野菜室20の開口部を開閉自在に閉塞するヒンジ式の第一扉11とを備える冷蔵庫100であって、野菜室20内に配置され、物品を収納する収納ケース21と、収納ケース21を引き出し可能に支持する引出ユニット40とを備え、引出ユニット40は、収納ケース21の下部であって左右方向の両端部それぞれに着脱可能に取り付けられるレール部材42と、レール部材42を前後方向に摺動可能に支持し、野菜室20内に固定される固定部材41とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、冷蔵庫に関し、特に引き出し式の容器を備える冷蔵庫に関する。
従来、冷蔵庫は、奥まで無駄なく貯蔵できる、使い勝手がよい等の観点から、引き出し式の容器を備えることが多い。このような引き出し式の容器には各種の食品等が収納されるため、容器の収納容量の増加およびこれら食品等の出し入れの容易性が求められている。
また、容器の清掃等を行う場合、容器を冷蔵庫から取り外す必要がある。そのため、容器の冷蔵庫からの取り外しおよび冷蔵庫への取り付けの容易性も求められている。
そこで、引き出し式の容器の使い勝手を向上させる技術も開示されている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、従来の冷蔵庫300における引き出し式の容器206の周辺の構造を示す図である。
図11に示すように、従来の冷蔵庫300は箱体208を備える。箱体208内の空間は、2枚の仕切壁208aで区画されている。これにより、箱体208内に、貯蔵室220、貯蔵室230、および貯蔵室240が形成されている。
貯蔵室220の前面の開口部204には扉202が設けられており、扉202の上下方向の中央部付近にはフレーム203が連結されている。
貯蔵室220の内部に収容された容器206は、フランジ部205を有する。フレーム203は、フランジ部205により容器206を着脱可能に支持している。
使用者により、扉202が引っ張られると、フレーム203に設けられた係止突部203aがローラ207と当接するまで、フレーム203に支持されている容器206が引き出される。
このような容器206の周囲の構造において、容器206はフランジ部205の後端下部に傾斜面210aを有する傾斜部210を有している。
これにより、図11に示すように、容器206と扉202とが干渉することなく容器206を冷蔵庫300から取り出すことができる角度まで、容器206を傾けることができる。
使用者は、このように容器206を傾けることで、容器206を冷蔵庫300から取り外すことができる。
実開昭62−6694号公報
しかしながら上記従来の冷蔵庫300では、容器205は貯蔵室230内の空間を有効に利用して備えられているとは言えない。例えば、少なくともフレーム203の下方の空間は、物品の収納には使用されない無効な空間である。
また、上記従来の冷蔵庫300では、容器206を傾けながら取り出す必要があり、また、容器206を傾けながら貯蔵室230に挿入した後にフレーム203に取り付ける必要がある。従って、容器206の着脱が容易であるとは言えない。
また、引き出し式ではなく、片開きのヒンジ式の扉を備え、ヒンジ式の扉を開けて、貯蔵室の開口部から容器を引き出すタイプの冷蔵庫も存在する。
このような引き出し式の容器も、扉と一体に引き出される容器と同様に、食品等の出し入れの容易性および着脱の容易性等が求められている。
しかし、上記従来の冷蔵庫300についての技術は、扉と一体に引き出される容器の着脱を可能とする技術である。従って、ヒンジ式の扉を開けて引き出される容器の使い勝手を向上させるために適した技術であるとは言えない。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、ヒンジ式の扉の庫内側に配置される引き出し式の容器であって使い勝手の良い容器を備える冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷蔵庫は、外箱と内箱と前記外箱および前記内箱の間に設けた断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記貯蔵室の前記開口部を開閉自在に閉塞するヒンジ式の扉とを備える冷蔵庫であって、前記貯蔵室内に配置され、物品を収納する第一容器と、前記第一容器を上下方向に着脱可能に支持し、かつ、伸縮することで前記第一容器を引き出し可能に支持する引出軌道手段とを備え、前記引出軌道手段は、前後方向に長尺状であり、前記第一容器の下部であって左右方向の両端部それぞれに着脱可能に取り付けられるレール部材と、前記レール部材を前後方向に摺動可能に支持し、前記貯蔵室内に固定される固定部材とを有する。
この構成により、本発明の冷蔵庫では、ヒンジ式の扉を開けると、左右それぞれをレール部材に支持された第一容器を引き出すことができる。
また、左右のレール部材のそれぞれは、第一容器の下部かつ左右の端部に取り付けられている。これにより、第一容器の引き出しおよび押し戻しの際の安定性は担保され、かつ、上記従来の冷蔵庫に存在するような、レール部材の下方の無効な空間を極小化できる。つまり、第一容器の容量を従来よりも増加させることができる。
このように、本発明は、ヒンジ式の扉の庫内側に配置される引き出し式の容器であって使い勝手の良い容器を備える冷蔵庫を提供することができる。
また、前記第一容器は、前記第一容器の下部であって左右方向の両端部に配置された取付穴を有し、前記レール部材は、上方に突出し前記取付穴と係合する突出部を有し、前記引出軌道手段は、左右の前記レール部材の前記突出部が、前記第一容器の左右の前記取付穴に挿抜可能であることにより、前記第一容器を上下方向に着脱可能に支持するとしてもよい。
この構成によれば、レール部材の突出部が第一容器の取付穴に差し込まれることで、第一容器は引出軌道手段にしっかりと保持される。また、使用者は、第一容器を上方に持ち上げることで、第一容器を容易に引出軌道手段から取り外すことができる。
また、前記第一容器は、前記第一容器の側方から前記第一容器内の収納物を視認可能な光透過性のある樹脂で形成されているとしてもよい。この構成によれば、第一容器の内部に対する視認性が向上する。また、レール部材は第一容器の下部に取り付けられるため、特に側方からの第一容器の内部に対する視認性は非常に良好なものとなる。これにより、使用者は、例えば第一容器に収容された食品の種類および数などを容易に確認することができる。
また、さらに、前記第一容器よりも浅く、かつ、前記第一容器の上部の左端部と右端部とに、自身の左端部と右端部とを支持される第二容器を備えるとしてもよい。
これにより、例えば、使用者は、第一容器と第二容器を使い分けることが可能となる。また、例えば、第一容器に重量の大きな食品を収納した場合の第一容器の歪み量が第二容器により抑制される。
本発明は、ヒンジ式の扉の庫内側に配置される引き出し式の容器であって使い勝手の良い容器を備える冷蔵庫を提供することができる。
以下、本発明の冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の冷蔵庫100の正面図である。
図1に示すように冷蔵庫100は、2つの扉を備える冷蔵庫であり、断熱箱体70内に3つに区画された貯蔵室を備えている。
断熱箱体70は、ABSなどの樹脂体を真空成型した内箱71とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱72とで構成された空間に発泡断熱材73が充填された断熱壁で構成されている。
断熱箱体70内には、上述の3つの貯蔵室が備えられている。具体的には冷蔵庫100は、冷蔵室10、野菜室20、および冷凍室30を備えている。なお、図では矩形の点線がそれぞれの貯蔵室の開口部を表している。また、野菜室20には、後述する引き出し式の容器が収容されている。
各貯蔵室の開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられている。
具体的には、冷蔵室10および野菜室20の開口部を開閉自在に閉塞するヒンジ式の第一扉11が設けられている。第一扉11は向かって左の端部にヒンジが設けられており、縦方向の回動軸を中心に回動する。なお、第一扉11は、本発明の冷蔵庫における、ヒンジ式の扉の一例である。
また、冷凍室30には、引き出し式の第二扉31が設けられている。
このような基本構成を有する本実施の形態の冷蔵庫100では、冷蔵室10は直接冷却方式により冷却され、野菜室20および冷凍室30は間接冷却方式により冷却される。
図2は、本実施の形態1の冷蔵庫100の縦断面図である。
図2に示すように、断熱箱体70内において、冷蔵室10と野菜室20とは、上仕切体15により仕切られている。また、野菜室20と冷凍室30とは下仕切体25により仕切られている。
また、冷蔵庫100は、2つの冷却器を備えている。具体的には、冷蔵室10の奥面10aの裏側に第一冷却器12を備えている。冷蔵室10の奥面10aは第一冷却器12からの熱伝導によって冷却される。冷蔵室10内の空気は、この冷却された奥面10aにより冷却される。
第一冷却器12は、冷却パイプ12aと金属板12bとを有する。冷蔵室10の奥面10aは、奥面10aの裏側に接するように取り付けられた金属板12bにより直接的に冷却される。
また、冷蔵庫100は、冷凍室30の奥面の裏側に第二冷却器32を備える。冷凍室30内は、第二冷却器32から放出される冷気が循環することにより冷却される。
第二冷却器32から放出される冷気は、野菜室20にも供給され、ダンパーの開閉制御により、例えば、冷蔵室10の温度帯と冷凍室30の温度帯との間の温度帯に維持される。
また、野菜室20には、引き出し式の収納ケース21が収容されており、使用者は、第一扉11を開くことにより、収納ケース21を引き出すことができる。なお、収納ケース21は本発明の冷蔵庫における第一容器の一例である。
本実施の形態の冷蔵庫100は、野菜室20内の空間を有効に利用して収納ケース21が設けられており、かつ、収納ケース21に対する食品等の出し入れが容易であるという特徴を有する。さらに、冷蔵庫100は、収納ケース21の着脱を容易に行うことができるという特徴を有する。以下に、収納ケース21およびその引き出し構成について図3から図7を用いて説明する。
図3は、本実施の形態1における収納ケース21の外観を示す拡大斜視図である。
図3に示すように、収納ケース21はレール部材42に支持されている。また、レール部材42は前後方向に長尺状であり、野菜室20内に固定される固定部材41により前後方向に摺動可能に支持されている。
具体的には、収納ケース21は、左右方向の両端部、より詳しくは収納ケース21の下部であって左右方向の両端部それぞれに庫外側に突出した保持部23を有する。
また、保持部23には、レール部材42に収納ケース21を着脱可能に取り付けるための取付穴23aが配置されている。
レール部材42には、上方に突出し取付穴23aと係合する突出部43が設けられている。収納ケース21の左右のレール部材42の突出部43のそれぞれは、取付穴23aに挿抜可能である。
これにより、引出ユニット40は、収納ケース21は上下方向に着脱可能に支持している。なお、取付穴23aおよび突出部43の詳細については、図9を用いて後述する。
また、収納ケース21は、収納ケース21の側方から収納ケース21内の収納物を視認可能な光透過性のある樹脂で形成されている。つまり、収納ケース21は、透明度の比較的高い樹脂で作成されている。
また、収納ケース21の上部かつ後部には、収納ケース21よりも浅い小物ケース22が着脱可能に取り付けられている。
なお、小物ケース22は、本発明の冷蔵庫における第二容器の一例である。また、引出ユニット40は、本発明の冷蔵庫における引出軌道手段の一例であり、収納ケース21の左右のレール部材42と固定部材41とにより構成されている。
小物ケース22の収納ケース21に対する取り付けの態様については、図7(A)を用いて後述する。
図4は、本実施の形態1における収納ケース21と引出ユニット40とを示す平面断面図である。
図4に示すように、引出ユニット40は、収納ケース21の左右それぞれに配置された、固定部材41とレール部材42とを有している。
また、2つのレール部材42のそれぞれは、ミドルレール42aと支持レール42bとから構成されている。
支持レール42bは、収納ケース21を直接的に支持するレールであり、ミドルレール42aに対して前後方向に摺動可能である。また、ミドルレール42aは固定部材41に対して前後方向に摺動可能である。
レール部材42がこのような構成であることにより、引出ユニット40全体として前後方向に伸縮することができる。
つまり、第一扉11が、ヒンジの回動軸50を中心に図4に示すように回動した場合、つまり、第一扉11が開かれた場合、収納ケース21が使用者に引っ張られることにより、引出ユニット40が伸長し、収納ケース21は野菜室20から引き出される。
このような構成を有する冷蔵庫100では、収納ケース21は野菜室20内の空間を有効に利用して設けられている。
図5(A)は、本実施の形態1における収納ケース21の縦断面を示す図であり、図5(B)は、従来の一般的な引き出し式の容器250の縦断面を示す図である。
図5(B)に示すように、従来の引き出し式の容器250では、容器250の両端の上下方向の中央部に左右のレール部材251が取り付けられることが一般的である。
そのため、レール部材251の下方に、食品等の収納に使用されない無効な空間(図5(B)ではドットが付された領域)が存在する。
一方、図5(A)に示すように、本実施の形態において、左右のレール部材42は収納ケース21の下部かつ端部に取り付けられている。
つまり、本実施の形態の収納ケース21は、従来の容器250の外方に存在していた無効な空間を有効に利用して、冷蔵庫100に備えられている。
すなわち、同じ大きさの貯蔵室に収納ケース21を備えた場合と、容器250を備えた場合とを想定すると、収納ケース21備えた場合の方が収納容量は大きくなる。
また、収納ケース21が透明度の高い樹脂で形成され、かつ、レール部材42が収納ケース21の下部に配置されている。そのため、収納ケース21を側方から見た場合の、収納ケース21内部の視認性が非常に良好である。
これにより、使用者は、収納ケース21に収納されている食品の種類および数などを、収納ケース21の側方から容易に確認することができる。
また、収納ケース21は、レール部材42に確実に取り付けられることで、引出ユニット40にしっかりと保持され、かつ、容易にレール部材42から取り外しが可能である。
図6は、本実施の形態1における、収納ケース21の取付穴23aと、レール部材42の突出部43とを示す図である。
図6に示すように、レール部材42は、支持レール42bの先端近くに突出部43を有している。また、突出部43は、前後(図6においては左右)に、上端部と下端部とが傾斜した弾性部材を有する。
突出部43の前後方向の幅は、収納ケース21の保持部23に配置された取付穴23aの幅よりも大きい。
しかし、収納ケース21がレール部材42に取り付けられる場合、突出部43は幅を縮めながら取付穴23aに挿入される。
このように、収納ケース21の取付穴23aに突出部43が差し込まれることにより、収納ケース21は引出ユニット40にしっかりと保持される。
また、収納ケース21がレール部材42から取り外される場合、突出部43は幅を縮めながら取付穴23aから抜き出される。
つまり、図6に示すように、レール部材42に対し収納ケース21を上方に持ち上げることで、容易に収納ケース21をレール部材42から取り外すことが出来る。
また、上述のように、収納ケース21には小物ケース22が着脱可能に取り付けられている。この小物ケース22により、収納ケース21の歪み量は抑制される。
図7(A)は、本実施の形態1における小物ケース22の収納ケース21に対する取り付けの態様を示す断面概要図である。
図7(A)に示すように、小物ケース22は、両端部に、下方への返し部分を有する係止部22aを備えている。
これら係止部22aが、収納ケース21の左右の側壁の上端に掛けられるようにして小物ケース22が収納ケース21に取り付けられる。
このように、収納ケース21に小物ケース22を取り付けることにより、例えば、使用者は、収納ケース21と小物ケース22との使い分けが可能になる。
また、例えば、収納ケース21に重量の大きな食品を収納した場合の収納ケース21の側壁の外方への傾き量が抑制される。つまり、収納ケース21の歪み量が小物ケース22により抑制される。
なお、小物ケース22の収納ケース21に対する取り付けの態様は別の態様であってもよい。
例えば、図7(B)に示すように、収納ケース21の左右の側壁の内側上端部に、溝を有する取付部21aを備えてもよい。
この場合、この左右の取付部21aの溝に、小物ケース22の両端部の係止部22aが挿入されることで、小物ケース22が収納ケース21に取り付けられる。
収納ケース21と小物ケース22とをこのような形状にすることでも、収納ケース21の歪み量が小物ケース22により抑制される。
また、例えば、図7(C)に示すように、収納ケース21の左右の側壁の上端に、下方への返し部分のない係止部22aを載せるようにして小物ケース22を収納ケース21に取り付けてもよい。
この場合、少なくとも、収納ケース21の側壁の内方への傾き量が抑制される。つまり、収納ケース21の歪み量が小物ケース22により抑制される。
このように、小物ケース22が、収納ケース21の上部の左端部と右端部とに自身の左端部と右端部とを支持されるように、収納ケース21に取り付けられることにより、収納ケース21の歪み量が抑制される。
これにより、例えば、収納ケース21の変形、および変形に伴う収納ケース21の出し入れ時の円滑性の低下が防止される。
また、収納ケース21の最大引き出し距離は、収納ケース21の使い勝手を向上させる距離である。
図8は、本実施の形態1における収納ケース21の最大引き出し距離を示す概要図である。
図8に示すように、引出ユニット40は、収納ケース21の後端Aの前後方向(図8における左右方向)の位置が、収納ケース21の上方の上仕切体15の前端Bよりも前方に位置するまで伸長する。
これにより、使用者は、収納ケース21内に何が収容されているかを容易に確認することができる。また、収納ケース21に食品を収める場合に、その収容位置が収納ケース21内のどの位置であっても、容易に収めることができる。
また、使用者は、収納ケース21から食品等を取り出す場合に、その食品の収容位置が収納ケース21内のどの位置であっても、容易に取り出すことができる。
また、収納ケース21に対し、比較的大きな食品を出し入れすることも可能となる。
さらに、使用者は、収納ケース21を傾けるなど、上仕切体15を避けるための動作をすることなく、収納ケース21を垂直に持ち上げるだけで、収納ケース21を冷蔵庫100から取り出すことができる。
また、使用者は、図7に示すように引出ユニット40が伸長している状態で、収納ケース21をレール部材42上方から降ろす動作をするだけで、収納ケース21を引出ユニット40に取り付けることができる。
このように、本実施の形態の冷蔵庫100は、野菜室20に収容された引き出し式の収納ケース21を備える。
また、収納ケース21を支持する左右のレール部材42のそれぞれは、収納ケース21の下部かつ端部に取り付けられる。
これにより、収納ケース21の引き出しおよび押し戻しの際の安定性は担保され、かつ、収納ケース21の外側に存在する無効な空間を極小化できる。つまり、収納ケース21の容量を従来よりも増加させることができる。
また、収納ケース21が透明度の高い樹脂で形成され、かつ、レール部材42が収納ケース21の下部に配置されているため、収納ケース21側方からの内部の視認性が非常に良好である。
また、レール部材42の突出部43が、収納ケース21の下部の取付穴23aに挿入されることで、収納ケース21がレール部材42に取り付けられる。これにより、収納ケース21は引出ユニット40にしっかりと保持される。また、引出ユニット40から収納ケース21を容易に取り外すことができる。
また、小物ケース22が収納ケース21に取り付けられていることにより、収納ケース21の歪み量が抑制される。
また、その収納ケース21の最大引き出し距離は、収納ケース21の後端Aの前後方向の位置が、収納ケース21の上方の上仕切体15の前端Bよりも前方に位置する距離である。
これにより、使用者は、収納ケース21内の収納物の確認および収納ケース21に対する食品等の出し入れを容易に行うことができる。
また、収納ケース21の着脱が容易であるということは、収納ケース21の清掃の容易性が向上することをも意味し、食品が収納される収納ケース21を清浄に保つ上で非常に有用である。
このように、本実施の形態の冷蔵庫100は、ヒンジ式の第一扉11の庫内側に配置される引き出し式の収納ケース21であって使い勝手の良い収納ケース21を備える冷蔵庫100である。
(実施の形態2)
実施の形態2として、扉を三つ備える冷蔵庫について説明する。
図9は、本発明の実施の形態2の冷蔵庫200の正面図である。
図9に示すように冷蔵庫200は、三つの扉を備える冷蔵庫であり、断熱箱体170内に三つの貯蔵室を備えている。
具体的には冷蔵庫200は、冷蔵室110、室内の温度が変更可能な野菜室120、および冷凍室130を備えている。
各貯蔵室の開口部には断熱扉が設けられている。具体的には冷蔵庫200は、冷蔵室110の開口部を開閉自在に閉塞する上扉111と、野菜室120の開口部を開閉自在に閉塞する中扉121と、冷凍室130の開口部を開閉自在に閉塞する下扉131とを備える。図では矩形の点線がそれぞれの貯蔵室の開口部を表している。
また、上扉111および中扉121は、ヒンジ式の扉であり、それぞれ、向かって左の端部にヒンジが設けられており、縦方向の回動軸を中心に回動する。なお、中扉121は、本発明の冷蔵庫におけるヒンジ式の扉の別の一例である。
また、上記3つの貯蔵室のそれぞれの冷却方式は、実施の形態1と同じである。すなわち、冷蔵室110は直接冷却方式により冷却され、野菜室120および冷凍室130は間接冷却方式により冷却される。
さらに、野菜室120には、実施の形態1と同じく、引き出し式の収納ケース21が収容されており、後述する引出ユニット140に着脱可能に支持されている。
しかし、実施の形態2の冷蔵庫200は、実施の形態1の冷蔵庫100とは異なり、冷蔵室110と野菜室120のそれぞれに扉が備えられている。
つまり、収納ケース21を引き出す場合に、上扉111が閉められている状態で中扉121を開けると、収納ケース21の、野菜室120の開口部から引き出された部分の上方には上扉111が存在する。
そのため、実施の形態2における収納ケース21の最大引き出し距離は、実施の形態1における収納ケース21の最大引き出し距離と異なる。
図10は、本実施の形態2における収納ケース21の最大引き出し距離を示す概要図である。
図10に示すように、収納ケース21は、上下を上仕切体115と下仕切体125とにより仕切られた野菜室120に配置されており、引出ユニット140に支持されている。
なお、引出ユニット140の基本的な構成は、実施の形態1の引出ユニット40と同じく、収納ケース21の左右(図10において奥側と手前側)それぞれに配置された固定部材141とレール部材142とを有する。
また、レール部材142は、互いに摺動する二つのレールで構成されている。レール部材142には突出部143が設けられている。突出部143が収納ケース21の下部の取付穴23aに挿入されることで、収納ケース21がレール部材142に取り付けられる。
つまり、実施の形態1と同様に、左右のレール部材142のそれぞれは、収納ケース21の下部かつ端部に取り付けられる。
そのため、実施の形態1の冷蔵庫100と同じく、収納ケース21の引き出しおよび押し戻しの際の安定性は担保され、かつ、収納ケース21の外側に存在する無効な空間を極小化できる。また、収納ケース21側方からの内部の視認性が非常に良好である。
さらに、突出部143が収納ケース21の下部の取付穴23aに挿入されることで、収納ケース21は引出ユニット140にしっかりと保持される。また、引出ユニット140から収納ケース21を容易に取り外すことができる。
このように、引出ユニット140は、実施の形態1の引出ユニット40と基本的な構成は同じである。しかし、引出ユニット140は、収納ケース21の最大引き出し距離が、実施の形態1の引出ユニット40による最大引き出し距離よりも長くなるよう構成されている。
具体的には、引出ユニット140は、収納ケース21の後端Aの前後方向(図10における左右方向)の位置が、収納ケース21の上方の上扉111の前面Cよりも前方に位置するまで伸長する。
これにより、使用者は、収納ケース21の内容物の確認および収納ケース21に対する食品等の出し入れを容易に行うことができる。また、収納ケース21に対し、比較的大きな食品を出し入れすることも可能となる。
また、収納ケース21を最大引き出し距離まで引き出して、収納ケース21を持ち上げることによりレール部材142から取り外す場合、収納ケース21が、他の構成部である上扉111と干渉することがない。
つまり、実施の形態1と同じく、使用者は、上扉111を避けるための動作をすることなく、収納ケース21を上方に持ち上げる動作のみで、収納ケース21をレール部材142から取り外すことができる。
また、使用者は収納ケース21をレール部材42に向かって降ろす動作のみで、収納ケース21をレール部材142に取り付けることができる。
このように、本実施の形態の冷蔵庫200は、ヒンジ式の中扉121の庫内側に配置される引き出し式の収納ケース21であって使い勝手の良い収納ケース21を備える冷蔵庫200である。
なお、引出ユニット140は、収納ケース21の後端Aの前後方向の位置が、上仕切体115の前端と、上扉111の前面Cとの間に位置するまで伸長してもよい。
これは、収納ケース21が最大引き出し位置にある状態において、収納ケース21の後端Aの前後方向の位置が上扉111の前面Cよりも前方に位置しない場合であっても、後端Aが上仕切体115の前端よりも前方に位置すれば、従来よりも収納ケース21の使い勝手は向上するからである。
つまり、上扉111が収納ケース21の使い勝手の向上を妨げる実質的な障害とはならない場合があるからである。
例えば、収納ケース21の前端を上に持ち上げて僅かに前方に移動させることで、収納ケース21の後端部を上扉111と干渉させることなく、収納ケース21を冷蔵庫200から取り出すことができる。
すなわち、収納ケース21の取り出しに必要な動作は、収納ケース21を垂直に持ち上げる動作のみではない。しかし、特に上扉111の厚みが比較的薄い場合などでは、収納ケース21を取り出す際に必要な、上扉111を避けるための動作はごく僅かである。
また、収納ケース21の後端Aの前後方向の位置が、上仕切体115の前端よりも前方にある場合、収納ケース21のほとんどと言っていい部分が冷蔵庫200外に引き出されていることになる。
そのため、上扉111の存在が、内容物の確認および食品等の出し入れの容易性を著しく低下させるほどの障害とはならない。
このように、引出ユニット140が、収納ケース21の後端Aの前後方向の位置が、上仕切体115の前端と、上扉111の前面Cとの間に位置するまで伸長する場合であっても、収納ケース21の使い勝手は、従来の引き出し式の容器よりも良いと言える。
(実施の形態1および2の補足事項)
以上説明した実施の形態1および2において、3つの貯蔵室の冷却方式として、直接冷却方式と間接冷却方式とが採用されているとした。しかし、本発明の実施に際し、各貯蔵室の冷却方式は特定なものに限定されない。
例えば、実施の形態1の冷蔵庫100において、冷蔵室10、野菜室20および冷凍室30の全てが間接冷却方式により冷却されてもよい。実施の形態2の冷蔵庫200についても同様である。
また、各貯蔵室の種類も実施の形態1および2で説明した種類に限定されない。例えば、野菜室20および野菜室120が、使用者が温度帯の設定が可能な変温室と呼ばれる貯蔵室であってもよい。
また、第一扉11および中扉121等のヒンジ式の扉は、いわゆる片開き式の扉である。しかしながら、第一扉11および中扉121等のヒンジ式の扉は、左右に並ぶ2枚の扉板のそれぞれが、外側の端辺付近の回動軸を中心に回動する観音開き式の扉であってもよい。
つまり、2枚の扉板により一つの第一扉11が構成されていてもよい。中扉121も同様である。
つまり、本発明の効果である収納ケース21の使い勝手の向上という効果は、貯蔵室の種類および冷却方式等に依存することなく発揮される。
本発明は、ヒンジ式の扉の庫内側に配置される引き出し式の容器であって、使い勝手の良い容器を備える冷蔵庫を提供することができる。従って、本発明は、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの冷蔵庫等として有用である。
本発明の実施の形態1の冷蔵庫の正面図 同実施の形態1の冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態1における収納ケースの外観を示す拡大斜視図 同実施の形態1における収納ケースと引出ユニットとを示す平面断面図 (A)同実施の形態1における収納ケースの縦断面を示す図(B)従来の一般的な引き出し式の容器の縦断面を示す図 同実施の形態1における収納ケースの取付穴とレール部材の突出部とを示す図 (A)同実施の形態1における小物ケースの収納ケースに対する取り付けの態様を示す断面概要図(B)は当該取り付けの態様の別の例を示す第一の図(C)は当該取り付けの態様の別の例を示す第二の図 同実施の形態1における収納ケースの最大引き出し距離を示す概要図 本発明の実施の形態2の冷蔵庫の正面図 同実施の形態2における収納ケースの最大引き出し距離を示す概要図 従来の冷蔵庫における引き出し式の容器の周辺の構造を示す図
符号の説明
10、110 冷蔵室
10a 奥面
11 第一扉
12 第一冷却器
12a 冷却パイプ
12b 金属板
15、115 上仕切体
20、120 野菜室
21 収納ケース
21a 取付部
22 小物ケース
22a 係止部
23 保持部
23a 取付穴
25、125 下仕切体
30、130 冷凍室
31 第二扉
32 第二冷却器
40、140 引出ユニット
41、141 固定部材
42、142 レール部材
42a ミドルレール
42b 支持レール
43、143 突出部
50 回動軸
70、170 断熱箱体
71 内箱
72 外箱
73 発泡断熱材
100、200 冷蔵庫
111 上扉
121 中扉
131 下扉

Claims (4)

  1. 外箱と内箱と前記外箱および前記内箱の間に設けた断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記貯蔵室の前記開口部を開閉自在に閉塞するヒンジ式の扉とを備える冷蔵庫であって、前記貯蔵室内に配置され、物品を収納する第一容器と、前記第一容器を上下方向に着脱可能に支持し、かつ、伸縮することで前記第一容器を引き出し可能に支持する引出軌道手段とを備え、前記引出軌道手段は、前後方向に長尺状であり、前記第一容器の下部であって左右方向の両端部それぞれに着脱可能に取り付けられるレール部材と、前記レール部材を前後方向に摺動可能に支持し、前記貯蔵室内に固定される固定部材とを有する冷蔵庫。
  2. 前記第一容器は、前記第一容器の下部であって左右方向の両端部に配置された取付穴を有し、前記レール部材は、上方に突出し前記取付穴と係合する突出部を有し、前記引出軌道手段は、左右の前記レール部材の前記突出部が、前記第一容器の左右の前記取付穴に挿抜可能であることにより、前記第一容器を上下方向に着脱可能に支持する請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記第一容器は、前記第一容器の側方から前記第一容器内の収納物を視認可能な光透過性のある樹脂で形成されている請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. さらに、前記第一容器よりも浅く、かつ、前記第一容器の上部の左端部と右端部とに、自身の左端部と右端部とを支持される第二容器を備える請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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