JP2011196876A - 放射性物質管理施設用電気装置及びその電子機器監視方法 - Google Patents

放射性物質管理施設用電気装置及びその電子機器監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】放射線計測装置の密閉状態を解くことなく、内部部品が健全であるかを確認できる放射性物質管理施設用電気装置を提供すること。
【解決手段】放射性物質管理施設用電気装置10は、放射性物質管理施設に配置された筐体50と、筐体50の内部空間50aに配置された電子機器21と、筐体50の内部空間50aに配置され、筐体50の内部空間50aの湿気を吸収する湿気吸収体25と、を備える。筐体50の一部に、筐体50の外部から湿気吸収体25を視認可能な大きさの窓部23が設けられており、窓部23にアルカリのような透過性部材23aで密封し、湿気吸収体25を視認可能にしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線計測装置の密閉状態を解くことなく、内部部品が健全であるかを確認することができる放射性物質管理施設用電気装置及びその電子機器監視方法に関する。
図5に示すように、放射線を計測する装置である放射線計測装置20は、原子力発電所のような放射性物質を取扱う管理区域を有する放射性物質管理施設100の各所(例えば、放射性物質管理施設100の壁に設けられた収納ボックス110)に配置されている(非特許文献1、2、3参照)。
放射線計測装置のうち、放射線を検出し、検出結果をμAやpAという極微少電流で出力する検出器22や、検出器22から出力された極微少電流を増幅させるプリアンプ24等の極微少電流で作動するタイプの放射線計測装置20は、放射線計測装置20の内部に極微少電流で作動する電子回路を設置している。
検出器22は、検出器22の作動に必要な部品を収容する1つの内部空間を有する。検出器22は、一般に、点検者が通常の姿勢で視認可能な位置に設置され、点検者の目線より、若干上の位置(例えば、床面から1.8mから2mくらいの範囲の高さ)に設置されている。また、検出器22は、壁に対して垂直になるように設置されており、例えば、天井から下方向に延びるフレームの先端に設置されているものもある。このように、検出器22は、一般に、放射線を計測しやすい位置に設置され、検出器22の内部を開けるに適している位置には設置されていないことが多い。また、検出器22が配管の近傍の放射線を測定するように、検出器22を配管に対して直角の方向に設置したり、配管に沿わせた格好で設置したりする。
検出器22は、μAやpAといった特に微小の電流を扱うので、プリアンプ24は、分電圧効果が影響されにくい検出器22に近いところに設置される。プリアンプ24の大きさは、例えば、縦が約30cm、横が約15cmから20cmの範囲内にあり、厚みが約15cmである。
検出器22やプリアンプ24などの電子回路は、μAやpAという極微小電流を扱う構造になっているので、湿気による錆が電子回路に発生すると、電子回路の電気抵抗が変化し、ひいては、電子回路を流れる極微小電流が大きく変化してしまい、放射線計測装置は、正確な放射線計測をすることができない。プリアンプ24は、図示しない専用のボックスの内部にボルトのような取付手段によって堅固に組み付けられている。そして、専用のボックスも壁等にボルトのような取付手段によって堅固に固定されている。
そこで、放射線計測装置は、放射線計測装置の内部が密閉構造となるように、堅固なフレームで形成し、放射線計測装置の内部にシリカゲルのような吸湿剤を設置し、放射線計測装置の内部を乾燥状態に維持している。また、放射線計測装置の内部に吸湿剤を入れるための蓋が、パッキン58を介してフレームに取り付けられている。
放射線計測装置の内部に設置した吸湿剤やパッキンは経年劣化するので、放射線計測装置の内部を乾燥状態に安定的に維持させるために、放射線計測装置を点検する点検者は、電子回路、吸湿剤、パッキン等の内部部品を定期的に交換する必要がある。
放射線計測装置は、放射線計測装置が堅固なフレームで形成されているので、一般に、その内部を視認することができない。そこで、点検者は、放射線計測装置の密閉状態を解いて、放射線計測装置の内部の部品を取り出してから、放射線計測装置の内部の部品の交換が必要か否かの判断をしなければならない。
点検者は、放射線計測装置の外部から放射線計測装置の内部部品の状態を視認することができないので、点検者は、放射線計測装置の内部部品の状態がたとえ健全であっても、放射線計測装置の交換周期に従って、放射線計測装置の密閉状態を強制的に解き、内部部品を取り出す。
点検者が放射線計測装置の内部の部品を取り出すとき、健全状態な部品であったのにもかかわらず、放射線計測装置の密閉状態を強制的に解くことによって、健全状態であった部品に不用意な湿分が取り付く恐れがある。また、点検者が放射線計測装置の内部の部品を取り出すときに、点検者が、不用意に、内部の他の部品や回路を損傷させたり劣化促進させたりしてしまう恐れがある。特に、放射性物質管理施設の内部は、湿気が高いことが多いので、そのような状況で、放射線計測装置の密閉状態を強制的に解くことは、放射線計測装置の内部に設置していた吸湿剤が放射性物質管理施設の内部の湿気を吸ってしまい、吸湿剤本来の作用期間よりも早く効用が尽きてしまう。
http://www.fesys.co.jp/sougou/seihin/p09/rad.html http://www.fesys.co.jp/sougou/seihin/p09/pdf/CNO2100−1b.pdf http://www.jaea.go.jp/04/turuga/jturuga/realtime/unchange_file/expln_1.html
本発明の目的は、放射線計測装置の密閉状態を解くことなく、内部部品が健全であるかを確認することができる放射性物質管理施設用電気装置を提供することにある。
本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置は、放射性物質管理施設に配置された筐体と、前記筐体の内部に配置された電子機器と、前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部の湿気を吸収する湿気吸収体と、を備える。前記筐体は、前記筐体の外部から前記湿気吸収体を視認可能な大きさの窓部と、前記窓部を密封する前記筐体の外部から前記湿気吸収体を視認可能な透過性部と、を有する。
本発明に係る別の放射性物質管理施設用電気装置は、放射性物質管理施設に配置された筐体と、前記筐体の内部に配置された電子機器と、前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部の湿気を吸収する湿気吸収体と、前記筐体の内部に配置され、前記湿気吸収体を撮影する撮影部と、前記撮影部によって撮影された撮像を表示する撮像表示部と、を備える。
本発明に係る別の放射性物質管理施設用電気装置の前記撮影部の出力信号線は、前記電子機器の出力信号線が通っているケーブルを通っている。
本発明に係る別の放射性物質管理施設用電気装置において、前記撮影部は、所定時間が経過する毎に、前記湿気吸収体を撮影し、前記撮像表示部は、前記撮影部によって撮影された複数の撮像を記憶し、当該放射性物質管理施設用電気装置は、さらに、前記複数の撮像に基づいて、前記湿気吸収体の交換時期を算出する制御算出部を備えていてもよい。
本発明に係る別の放射性物質管理施設用電気装置において、さらに、前記制御算出部からの報知信号に応じて報知する報知部を備え、前記制御算出部は、前記複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なる場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とし、前記撮影部から送られた撮像が前記交換湿気吸収体撮像と同等の場合、前記湿気吸収体が異常であることを前記報知部に報知させるようにしてもよい。
本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置の電子機器監視方法は、所定時間が経過する毎に、前記湿気吸収体を撮影する撮影工程と、前記撮影部によって撮影された複数の撮像を記憶する記録工程と、前記複数の撮像に基づいて、前記湿気吸収体の交換時期を算出する算出工程とを備える。
本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置の電子機器監視方法は、さらに、前記複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なるかを判断する判断工程と、前記判断工程において、大きく異なると判断した場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とする交換対象特定工程と、前記撮影部から送られた撮像が前記交換湿気吸収体撮像と同等かを判断する交換時期到来判断工程と、前記交換時期到来判断工程において同等と判断した場合、前記湿気吸収体が異常であることを報知する報知工程とを備える。
本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置によれば、筐体の外部から湿気吸収体を視認可能な大きさの窓部を密封し、かつ筐体の外部から湿気吸収体を視認可能な透過性部を有するので、湿度センサー部のような新たな電子機器を用いなくても、点検者は、透過性部を介して湿気吸収体の状態を視認することができ、密閉した状態の筐体の内部の湿度が適切か否かを判断することができる。なお、この窓部と透過性部とは、本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置に備えれば、湿度センサー部による監視と目視による監視が可能になる。
また、本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置によれば、撮影部が湿気吸収体を撮影し、その撮影された撮像を撮像表示部に表示するので、点検者は、湿気吸収体のある場所に行かなくても、撮像表示部に映し出された湿気吸収体の状態を確認することができる。
また、撮影部は、所定時間が経過する毎に、湿気吸収体を撮影し、表示部は、撮影部によって撮影された複数の撮像を記憶してもよい。そして、放射性物質管理施設用電気装置10aは、さらに、その複数の撮像に基づいて、湿気吸収体の交換時期を算出する制御算出部を備える。これにより、点検者は、長時間かかって経年変化する湿気吸収体の状況を短時間で確認することができる。
また、制御算出部は、複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なる場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とする。そのようにすることで、制御算出部は、撮影部から送られた撮像が交換湿気吸収体撮像と同等の場合、湿気吸収体が異常であることを報知することができる。
本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置の概要を示す概要図である。 図1に示した放射性物質管理施設用電気装置の検出器の斜視図である。 本発明に係る別の放射性物質管理施設用電気装置の概要を示す概要図である。 本発明に係るさらに別の放射性物質管理施設用電気装置の概要を示す概要図である。 本発明に係るさらに別の放射性物質管理施設用電気装置の概要を示す概要図である。 従来の放射性物質管理施設用電気装置を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1を参照すると、本発明に係る放射性物質管理施設用電気装置が、全体に符号10で示されている。
図1に示すように、放射性物質管理施設用電気装置10は、本実施形態では、放射線計測装置であり、放射性物質管理施設100の内部に設置された、放射線を検出する検出器22と、検出器22から出力された極微少電流を増幅させるプリアンプ24とを備える。検出器22及びプリアンプ24は、電子機器21を構成し、筐体50の内部空間50aに気密的に収容されている。
プリアンプ24は、検出器22から出力された極微少電流を増幅させ、増幅させた電流を、ケーブル28の内部のプリアンプ用出力信号線を介して、管理区域外に設置されている中央制御室40の制御算出部41に検出電流として出力するように構成されている。
中央制御室40は、プリアンプ用出力信号線を介して出力される検出電流を受ける制御算出部41と、検出電流に基づいて放射線の量を表示する指示部42と、を備える。
指示部42は、プリアンプ24から出力された電流に基づいて、検出器22が検出した放射線の量を表示するように構成されている。
管理区域内である放射性物質管理施設100を監視する監視人は、管理区域外で、放射性物質管理施設100の内部の放射線の量が異常でないかを指示部42の表示で監視する。
内部空間50aには、検出器22及びプリアンプ24が湿気により誤動作しないようにするシリカゲル等の湿気吸収体25が収容されている。
図2に示すように、筐体50は、内部が空洞の直方体の形状で所定の大きさの内部空間50aを有すると共に、この内部空間50aに連続した開口部54を有する。さらに、筐体50は、筐体50の開口部54にパッキンを介して気密的に組み付けられる蓋部56を備える。
図1及び図2に示すように、筐体50には、本実施形態では、筐体50の一部に、筐体50の外部から湿気吸収体25を視認可能な大きさの窓部23が設けられており、さらに、窓部23にアルカリのような透過性部材23aで密封し、湿気吸収体25を視認可能にしている。窓部23の大きさは、内部空間50aに配置された湿気吸収体25を視認できる大きさであれば、特に限定されないので、例えば、窓部23を図2の手前側の側面の全体に設けてもよい。
図2に示すように、蓋部56は、パッキン58を介して開口部54に気密的に取り付けられる。より具体的には、開口部54の周囲には筐体側フランジ部51が筐体50と一体的に形成されており、筐体側フランジ部51には、複数の貫通孔が形成されている。また、パッキン58は、筐体側フランジ部51とほぼ同一の形状を有しており、このパッキン58には、筐体側フランジ部51に形成された複数の貫通孔と同じ位置に、それぞれ、複数の貫通孔が形成されている。
蓋部56は凹状の断面形状を有し、その凹状の開口の周囲に蓋側フランジ部57が形成されている。蓋側フランジ部57は、筐体側フランジ部51とほぼ同じ形状を有する。蓋側フランジ部57には、筐体側フランジ部51に形成された複数の貫通孔に、それぞれ、対応するように、複数の貫通孔が形成されている。図示の例では、筐体側フランジ部51、蓋側フランジ部57、パッキン58に形成された貫通孔の数は、それらの四隅に対応するように、4つとなっている。
蓋部56は、図示の例では、蓋側フランジ部57、パッキン58、筐体側フランジ部51の貫通孔を貫通するボルト・ナット62によって、確実に組み付けられる。筐体側フランジ部51と蓋側フランジ部57との間には、パッキン58が挟み込まれているので、蓋部56と筐体50とは、気密的に、即ち、密閉状態で組み付けられる。
放射性物質管理施設用電気装置10の湿気吸収体25は、以下のようにして取り扱われる。
まず、点検者は、管理区域外で、ボルト62を完全に緩ませて、ボルトとナットとの螺合を解かし、筐体50の蓋部56を開ける。
次に、点検者は、筐体50の内部空間50aに、湿気吸収体25を配置する。このとき、湿気吸収体25は、筐体50の窓部23から視認可能な位置に配置することが好ましい。
次に、再び、筐体側フランジ部51にパッキン58を配置し、さらに、パッキン58に蓋側フランジ部57を配置して、ボルト・ナット62によって、気密状態になるように確実に取り付ける。
そして、点検者は、検出器22及びプリアンプ24を収容した筐体50を、管理区域内に設置する。
これにより、検出器22及びプリアンプ24は作動を開始し、管理区域内の放射線の検出を開始する。
点検者は、検出器22及びプリアンプ24が正常に作動しているかを、透過性部材23aを介して湿気吸収体25の状態を目視することで確認する。これにより、点検者は、筐体50の密封性を解かずに、湿気吸収体25の経年劣化の度合いを簡単に把握することができる。
このように、放射性物質管理施設用電気装置10の検出器22及びプリアンプ34を内部空間50aに備えた筐体50は、窓部23と、窓部23に視認可能な透過性部材23aとを設けたので、点検者が視認可能な窓部23を介して湿気吸収体25の経年劣化の進行具合を視認で確認することができる。
(第2実施形態)
図3に示すように、放射性物質管理施設用電気装置10aは、さらに、放射性物質管理施設用電気装置10の筐体50の内部空間50aに、湿気吸収体25を撮像する撮影部27を備え、また、中央制御室40に、撮像された画像を表示する表示部43を備え、かつ、窓部23を省略した構成を有している。
放射性物質管理施設用電気装置10aは、さらに、撮影部27は、所定時間が経過する毎に、湿気吸収体25を撮影するように構成されている。放射性物質管理施設用電気装置10aは、撮影部27によって撮影された複数の撮像を記憶する記憶部44を備える。制御算出部41は、複数の撮像に基づいて、湿気吸収体25の交換時期を算出するようにも構成されている。これにより、点検者は、記憶部44に記憶された複数の撮像を見ることにより、長時間かかって経年変化する湿気吸収体25の状況を短時間で確認することができる。
また、放射性物質管理施設用電気装置10aは、さらに、制御算出部41からの報知信号に基づいて点検者に報知する報知部45を備える。制御算出部41は、複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なる場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とする。そのようにすることで、制御算出部は、撮影部27から送られた撮像が交換湿気吸収体撮像と同等の場合、湿気吸収体25が異常であることを報知部45に報知させるように構成している。
撮影部27は、筐体50の内部空間50aの湿気吸収体25を撮影し、撮影された画像のデータをケーブル28の内部の画像データ用出力信号線、及び、管理区域外に設置されている中央制御室40の制御算出部41を介して、表示部43に出力する。点検者は、管理区域外で、筐体50の内部空間50aの湿気吸収体25が異常でないかを表示部43の画像で監視することができる。よって、表示部43は、撮像表示部としても作用する。
さらに、筐体50には、放射性物質管理施設用電気装置10と同様の、筐体50の外部から湿気吸収体25を視認可能な大きさの窓部を設けてもよい。そして、窓部23にアルカリのような透過性部材で密封し、湿気吸収体25を視認可能にしてもよい。そのようにすることにより、撮影部27に不具合が生じても、点検者は、透過性部材を介して湿気吸収体25を点検することができる。
(第3実施形態)
図4に示すように、放射性物質管理施設用電気装置10bは、放射性物質管理施設100の内部に設置された、放射線を検出する検出器32と、検出器32から出力された極微少電流を増幅させるプリアンプ34とを備える。本実施形態では、1つの検出器32で1つの電子機器21を構成し、また、1つのプリアンプ34で1つの電子機器21を構成している。
検出器32の筐体80aの内部空間70aには、検出用の電子回路等を構成する電子機器としての電子機器部32a及び電子機器部32aか湿気により誤動作しないようにするシリカゲル等の湿気吸収体32bが収容されている。プリアンプ34の筐体80bの内部空間70bにも、電子回路等を構成する電子機器部34a及びシリカゲル等の湿気吸収体34bが収容されている。
検出器32の筐体80a及びプリアンプ34の筐体80bは、それぞれ、筐体80a及び80bの外部から湿気吸収体32b及び34bを視認可能な大きさの窓部23及び23が設けられており、さらに、窓部23及び23に、それぞれ、アルカリのような透過性部材23a及び23aで密封し、湿気吸収体32b及び34bを視認可能にしている。窓部23の大きさは、内部空間70a及び70bに配置された湿気吸収体32b及び34bを視認できる大きさであれば、特に限定されない。
プリアンプ24の筐体80bには、筐体80bの外部から湿気吸収体34bを視認可能な大きさの窓部23が設けられており、さらに、窓部23にアルカリのような透過性部材23aで密封し、湿気吸収体34bを視認可能にしてもよい。そのようにすることにより、検査者は、透過性部材23aから湿気吸収体34bを監視することができる。
(第4実施形態)
図5に示すように、放射性物質管理施設用電気装置10cは、放射性物質管理施設100の検出器32及びプリアンプ34の内部空間70a及び70bに、さらに、それぞれ、CCDカメラのような撮影部32d及び34dを備え、また、窓部23を省略している。
検出器32及びプリアンプ34の撮影部32d及び34dは、それぞれ、検出器32及びプリアンプ24の内部空間70a及び70bに設置された湿気吸収体32b及び34bを撮影し、撮影された画像のデータをケーブル28の内部の画像データ用出力信号線を介して、管理区域外に設置されている中央制御室40の表示部43に出力する。点検者は、管理区域外で、検出器32及びプリアンプ34の内部空間70a及び70bの湿気吸収体32b及び34bが異常でないかを表示部43の画像で監視することができる。よって、表示部43は、撮像表示部としても作用する。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明したが、これらはあくまでも一実施形態であって、本発明の技術的範囲はこれに限定されるわけではない。
10 放射性物質管理施設用電気装置
10a 放射性物質管理施設用電気装置
10b 放射性物質管理施設用電気装置
10c 放射性物質管理施設用電気装置
20 放射線計測装置
21 電子機器
22 検出器
23 窓部
23a 透過性部材
24 プリアンプ
25 湿気吸収体
27 撮影部
28 ケーブル
32 検出器
32a 電子機器部
32b 湿気吸収体
32d 撮影部
34 プリアンプ
34a 電子機器部
34b 湿気吸収体
34d 撮影部
40 中央制御室
41 制御算出部
42 指示部
43 表示部
44 記憶部
45 報知部
50 筐体
50a 内部空間
70a 内部空間
70b 内部空間
80a 筐体
80b 筐体
100 放射性物質管理施設
110 収納ボックス

Claims (7)

  1. 放射性物質管理施設に配置された筐体と、
    前記筐体の内部に配置された電子機器と、
    前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部の湿気を吸収する湿気吸収体と、を備え、
    前記筐体は、前記筐体の外部から前記湿気吸収体を視認可能な大きさの窓部と、前記窓部を密封する前記筐体の外部から前記湿気吸収体を視認可能な透過性部と、を有する放射性物質管理施設用電気装置。
  2. 放射性物質管理施設に配置された筐体と、
    前記筐体の内部に配置された電子機器と、
    前記筐体の内部に配置され、前記筐体の内部の湿気を吸収する湿気吸収体と、
    前記筐体の内部に配置され、前記湿気吸収体を撮影する撮影部と、
    前記撮影部によって撮影された撮像を表示する撮像表示部と、を備える放射性物質管理施設用電気装置。
  3. 前記撮影部の出力信号線は、前記電子機器の出力信号線が通っているケーブルを通っている、請求項2に記載の放射性物質管理施設用電気装置。
  4. 前記撮影部は、所定時間が経過する毎に、前記湿気吸収体を撮影し、
    当該放射性物質管理施設用電気装置は、さらに、前記撮影部によって撮影された複数の撮像を記憶する記憶部と、前記複数の撮像に基づいて、前記湿気吸収体の交換時期を算出する制御算出部を備える、請求項2又は3に記載の放射性物質管理施設用電気装置。
  5. さらに、前記制御算出部からの報知信号に応じて報知する報知部を備え、
    前記制御算出部は、前記複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なる場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とし、前記撮影部から送られた撮像が前記交換湿気吸収体撮像と同等の場合、前記湿気吸収体が異常であることを前記報知部に報知させる、請求項4に記載の放射性物質管理施設用電気装置。
  6. 請求項4に記載の放射性物質管理施設用電気装置の電子機器監視方法であって、
    所定時間が経過する毎に、前記湿気吸収体を撮影する撮影工程と、
    前記撮影部によって撮影された複数の撮像を記憶する記録工程と、
    前記複数の撮像に基づいて、前記湿気吸収体の交換時期を算出する算出工程とを備える電子機器監視方法。
  7. さらに、前記複数の撮像のうち、連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いが、他の連続して撮影された2つの撮像の変化の度合いより大きく異なるかを判断する判断工程と、
    前記判断工程において、大きく異なると判断した場合、前者の2つの撮像のうち撮影時刻が早いほうの撮像を、交換時期を迎えた湿気吸収体の交換湿気吸収体撮像とする交換対象特定工程と、
    前記撮影部から送られた撮像が前記交換湿気吸収体撮像と同等かを判断する交換時期到来判断工程と、
    前記交換時期到来判断工程において同等と判断した場合、前記湿気吸収体が異常であることを報知する報知工程とを備える、請求項6に記載の電子機器監視方法。
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