JP2011169618A - 故障診断システム - Google Patents
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Abstract
【課題】試験器の配置位置を変更しても、ソフトウェアの修正を必要としない故障診断システムを提供する。
【解決手段】故障診断システムを、中継装置との間のカスケード接続用ポートを有する制御装置と、上位カスケード接続用ポートと下位カスケード接続用ポートと複数の試験器接続用ポートを有する中継装置と、中継装置の試験器接続用ポートとそれぞれ接続され、格納スペースに配置される試験器と接続する接続器と、試験器の位置を表示する表示装置とで構成し、格納スペースの表示位置に関する格納スペース位置情報と、中継装置の試験器接続用ポートと格納スペースの位置情報とを対応付けるポート位置情報と、試験器の識別子と名称とを対応付ける機器情報と、試験器が接続されたポート番号と試験器の識別子とを対応付ける接続機器情報とに基づいて、試験器が配置された格納スペースに対応する前記表示装置の表示位置に、該試験器の名称を表示させる。
【選択図】図2
【解決手段】故障診断システムを、中継装置との間のカスケード接続用ポートを有する制御装置と、上位カスケード接続用ポートと下位カスケード接続用ポートと複数の試験器接続用ポートを有する中継装置と、中継装置の試験器接続用ポートとそれぞれ接続され、格納スペースに配置される試験器と接続する接続器と、試験器の位置を表示する表示装置とで構成し、格納スペースの表示位置に関する格納スペース位置情報と、中継装置の試験器接続用ポートと格納スペースの位置情報とを対応付けるポート位置情報と、試験器の識別子と名称とを対応付ける機器情報と、試験器が接続されたポート番号と試験器の識別子とを対応付ける接続機器情報とに基づいて、試験器が配置された格納スペースに対応する前記表示装置の表示位置に、該試験器の名称を表示させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、故障診断システムに関し、特に、故障診断システムを構成する複数の試験器等の配置位置を表示可能な故障診断システムに関する。
所定の試験手順に従って試験器等の動作を制御し、試験対象である被試験器からの出力信号を測定する試験システムが知られている(例えば特許文献1参照)。この試験システムでは、試験システムの制御部が、各試験器の構成配置図を有しており、該構成配置図に基づいて、各試験器に関する表示や各被試験器の測定結果に関する表示を行っている。
上記の従来の試験システムにおいては、制御部の保存する各試験器の構成配置図は固定されており、かつ、各試験器と制御部の入出力ポートとの接続関係も固定されていた。そのため、試験システムの構成を再構築して、各試験器を変更する場合や、各試験器の配置を変更する場合は、制御部の内蔵する構成配置図と実際の構成配置が異なるので、制御部ソフトウェアの修正が必要となるという課題があった。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、各試験器を変更したり、各試験器の配置を変更しても、制御部ソフトウェアの修正を必要としない故障診断システムを提供することにある。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、各試験器を変更したり、各試験器の配置を変更しても、制御部ソフトウェアの修正を必要としない故障診断システムを提供することにある。
上記の課題を解決するための、本願発明の代表的な構成は、次のとおりである。すなわち、
複数の格納スペースのそれぞれに配置される試験器の位置を表示する故障診断システムであって、
中継装置の上位カスケード接続用ポートとの間でカスケード接続されるカスケード接続用ポートを有する制御装置と、
上位カスケード接続用ポートと下位カスケード接続用ポートと複数の試験器接続用ポートを有し、前記上位カスケード接続用ポートに前記制御装置が接続された中継装置と、
前記中継装置の試験器接続用ポートとそれぞれ接続されており、前記格納スペースのそれぞれに設けられ、前記格納スペースに配置される試験器と接続するための複数の接続器と、
前記制御装置に接続され、試験器の位置を表示する表示装置とを備え、
前記制御装置は、
前記複数の格納スペースの表示位置に関する情報を格納スペース位置情報として記憶する格納スペース位置情報記憶部と、
前記中継装置の装置識別番号と、該中継装置の試験器接続用ポートのポート番号と、該試験器接続用ポートに接続された接続器が設けられた格納スペースの位置情報とを対応付けて、ポート位置情報として記憶するポート位置情報記憶部と、
試験器の識別子と名称とを対応付けて、機器情報として記憶する機器情報記憶部と、
前記接続器を介して前記試験器接続用ポートに試験器が接続された状態で、該接続された試験器の識別子を取得する接続機器情報取得部と、
該取得された試験器の識別子と、該試験器が接続された試験器接続用ポートのポート番号番号と、該試験器接続用ポートを有する中継装置の装置識別番号とを対応付けて、接続機器情報を作成する接続機器情報作成部と、
前記作成した接続機器情報を記憶する接続機器情報記憶部と、
前記格納スペース位置情報、前記ポート位置情報、前記機器情報、前記接続機器情報に基づいて、前記試験器が配置された格納スペースに対応する前記表示装置の表示位置に、該試験器の名称を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする故障診断システム。
複数の格納スペースのそれぞれに配置される試験器の位置を表示する故障診断システムであって、
中継装置の上位カスケード接続用ポートとの間でカスケード接続されるカスケード接続用ポートを有する制御装置と、
上位カスケード接続用ポートと下位カスケード接続用ポートと複数の試験器接続用ポートを有し、前記上位カスケード接続用ポートに前記制御装置が接続された中継装置と、
前記中継装置の試験器接続用ポートとそれぞれ接続されており、前記格納スペースのそれぞれに設けられ、前記格納スペースに配置される試験器と接続するための複数の接続器と、
前記制御装置に接続され、試験器の位置を表示する表示装置とを備え、
前記制御装置は、
前記複数の格納スペースの表示位置に関する情報を格納スペース位置情報として記憶する格納スペース位置情報記憶部と、
前記中継装置の装置識別番号と、該中継装置の試験器接続用ポートのポート番号と、該試験器接続用ポートに接続された接続器が設けられた格納スペースの位置情報とを対応付けて、ポート位置情報として記憶するポート位置情報記憶部と、
試験器の識別子と名称とを対応付けて、機器情報として記憶する機器情報記憶部と、
前記接続器を介して前記試験器接続用ポートに試験器が接続された状態で、該接続された試験器の識別子を取得する接続機器情報取得部と、
該取得された試験器の識別子と、該試験器が接続された試験器接続用ポートのポート番号番号と、該試験器接続用ポートを有する中継装置の装置識別番号とを対応付けて、接続機器情報を作成する接続機器情報作成部と、
前記作成した接続機器情報を記憶する接続機器情報記憶部と、
前記格納スペース位置情報、前記ポート位置情報、前記機器情報、前記接続機器情報に基づいて、前記試験器が配置された格納スペースに対応する前記表示装置の表示位置に、該試験器の名称を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする故障診断システム。
本願発明に係る故障診断システムによれば、試験器の配置等を変更しても、ソフトウェアの修正をすることなく、試験器の配置位置を表示することができる。
以下、本発明に係る故障診断システムの実施例について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る故障診断システムの構成例を示すブロック図である。この故障診断システムは、無線機等の被試験器(試験対象である電子機器)7に対し、予め決められた試験項目について予め決められた順番で自動的に試験を行い、試験で得た測定値に基づいて被試験器7の動作が正常であるか否かを判定する。
この故障診断システムは、本実施例においては、システム全体の制御や測定値や測定結果の良否判定等を行うとともに、被試験器7に対して測定条件等を設定する被試験用コントローラとして機能する制御装置(コンピュータ)20と、後述する中継装置(コンピュータ)30と、被試験器7から出力される出力信号を測定する複数の試験器8と、制御装置20からの切替信号に基づいて被試験器7と試験器8間の測定経路(信号接続経路)の切替えを行う切替部9と、ラック上における試験器8の実装位置等を表示する表示装置3と、マウスなどの操作入力部4などを備えている。制御装置20と被試験器7との間は、MIL-STD-1553B、LAN、RS-232C等により接続される。
試験器8は、例えば基準信号を発生する基準信号発生器や信号の位相を検波する位相検波器など、被試験器の種別に関わらず広く使用される汎用試験器や、特定の被試験器に対してのみ使用する専用試験器を含むものであり、その数は例えば数個から数十個である。各試験器は、LANなどのネットワークを介して制御装置20に接続される。
この故障診断システムは、本実施例においては、システム全体の制御や測定値や測定結果の良否判定等を行うとともに、被試験器7に対して測定条件等を設定する被試験用コントローラとして機能する制御装置(コンピュータ)20と、後述する中継装置(コンピュータ)30と、被試験器7から出力される出力信号を測定する複数の試験器8と、制御装置20からの切替信号に基づいて被試験器7と試験器8間の測定経路(信号接続経路)の切替えを行う切替部9と、ラック上における試験器8の実装位置等を表示する表示装置3と、マウスなどの操作入力部4などを備えている。制御装置20と被試験器7との間は、MIL-STD-1553B、LAN、RS-232C等により接続される。
試験器8は、例えば基準信号を発生する基準信号発生器や信号の位相を検波する位相検波器など、被試験器の種別に関わらず広く使用される汎用試験器や、特定の被試験器に対してのみ使用する専用試験器を含むものであり、その数は例えば数個から数十個である。各試験器は、LANなどのネットワークを介して制御装置20に接続される。
制御装置20と試験器8との間の接続状態を、図2を用いて詳しく説明する。図2は、本発明に係る制御装置20と、ハブ(集線装置)である中継装置30と、試験器8の接続状態を示す図である。図2の例では、制御装置20のカスケード接続用ポート28と、中継装置30(1)の上位カスケード接続用ポートであるポート4が接続されている。また、中継装置30(1)の下位カスケード接続用ポートであるポート5と、中継装置30(2)の上位カスケード接続用ポートであるポート4が接続されている。同様にして、中継装置30(n)の上位カスケード接続用ポートであるポート4が、その上位の中継装置30(n−1)の下位カスケード接続用ポートであるポート5と接続されている。
中継装置30(1)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(1)を介して試験器8(1)に接続され、ポート2は、接続器10(2)を介して試験器8(2)に接続され、ポート3は、接続器10(3)を介して試験器8(3)に接続されている。また、中継装置30(2)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(4)を介して試験器8(4)に接続され、ポート2は、接続器10(5)を介して試験器8(5)に接続され、ポート3は、接続器10(6)を介して試験器8(6)に接続されている。同様にして、中継装置30(n)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(m−2)を介して試験器8(m−2)に接続され、ポート2は、接続器10(m−1)を介して試験器8(m−1)に接続され、ポート3は、接続器10(m)を介して試験器8(m)に接続されている。
中継装置30(1)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(1)を介して試験器8(1)に接続され、ポート2は、接続器10(2)を介して試験器8(2)に接続され、ポート3は、接続器10(3)を介して試験器8(3)に接続されている。また、中継装置30(2)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(4)を介して試験器8(4)に接続され、ポート2は、接続器10(5)を介して試験器8(5)に接続され、ポート3は、接続器10(6)を介して試験器8(6)に接続されている。同様にして、中継装置30(n)の試験器接続用ポートであるポート1は、接続器10(m−2)を介して試験器8(m−2)に接続され、ポート2は、接続器10(m−1)を介して試験器8(m−1)に接続され、ポート3は、接続器10(m)を介して試験器8(m)に接続されている。
制御装置20と中継装置30との間、上位の中継装置30と下位の中継装置30との間、及び中継装置30と試験器8との間は、LAN(Local Erea Netowork)としての例えば100BASE−TX、あるいはGP―IB(General Purpose Interface Bus)によりケーブル接続され、通信可能となっている。本例では、制御装置20は、例えば、図11に示す装置構成図のラック等に多段に配置された試験器8の位置を調べ、図11の装置構成図ように表示することができる。また、制御装置20は、無線機等の被試験器7に対し、予め決められた試験項目について自動的に試験を行い、試験で得た測定値に基づいて被試験器7の動作が正常であるか否かを判定し、その判定結果を、被試験器7の実際の配置位置に対応させて表示することができる。図11は、故障診断システムの装置構成図の構成例を示す図であり、また、試験器の配置位置表示の画面例を示す図でもある。
図1に示すように、制御装置20は、本実施例においては、CPU(Central ProcessingUnit)5とメモリ6をハードウェア構成として備え、さらに、図2に示すように、中継装置30を介して試験器8や被試験器7との間でデータを入出力するためのカスケード接続用ポート28を備えている。
メモリ6には、被試験器7の試験手順が記述された試験プログラムや、試験器8や被試験器7のそれぞれを表す画像を試験器8や被試験器7の実際の配置位置に対応させて表示させる表示動作の処理手順が記述された配置位置表示プログラムや、後述する格納スペース位置情報26、機器情報51などが記憶されている。
メモリ6に記憶された各プログラムは、CPU5に読み込まれて実行される。表示装置3には、CPU5で実行されるプログラム処理に応じ、試験項目や測定結果、配置位置状態などの情報が表示される。操作入力部4は、操作者による各種の指示入力等を受け付けるものであり、タッチパネルのように表示装置3と一体に構成してもよい。
メモリ6には、被試験器7の試験手順が記述された試験プログラムや、試験器8や被試験器7のそれぞれを表す画像を試験器8や被試験器7の実際の配置位置に対応させて表示させる表示動作の処理手順が記述された配置位置表示プログラムや、後述する格納スペース位置情報26、機器情報51などが記憶されている。
メモリ6に記憶された各プログラムは、CPU5に読み込まれて実行される。表示装置3には、CPU5で実行されるプログラム処理に応じ、試験項目や測定結果、配置位置状態などの情報が表示される。操作入力部4は、操作者による各種の指示入力等を受け付けるものであり、タッチパネルのように表示装置3と一体に構成してもよい。
本実施例における制御装置20の機能ブロック図を図3に示す。図3は、本発明に係る制御装置20の機能ブロックの構成例を示す図である。図3の構成例では、制御装置20は、主制御部21と、接続機器情報取得部22と、接続機器情報作成部23と、表示制御部24と、記憶部25とを備えている。主制御部21は、制御装置20全体の動作を統括制御する。接続機器情報取得部22は、中継装置30を介して制御装置20に接続された試験器8の識別子(ID)を取得する。識別子を取得する方法については後述する。接続機器情報作成部23は、前記取得した試験器8の識別子と中継装置30の装置識別番号及びポート番号とを対応付けて、接続機器情報を作成する。表示制御部24は、表示装置3への表示データを作成して表示させ、表示内容を制御する。
記憶部25は、格納スペース位置情報26と、ポート位置情報61と、機器情報51と、接続機器情報としての接続試験器情報71を記憶する。
格納スペース位置情報26は、複数の試験器格納スペースの位置情報であり、例えば、表示装置3の表示画面上における装置構成図(試験器を格納するラックの外観表示図)データと、該装置構成図(ラック表示図)内における複数の格納スペースの表示位置を示す表示位置アドレスデータと、後述するスペース番号データとを有し、表示位置アドレスデータとスペース番号データとは対応付けられている。格納スペース位置情報は、オペレータにより操作入力部4から入力され、あるいは記憶媒体から読み込まれて登録される。
格納スペース位置情報26は、複数の試験器格納スペースの位置情報であり、例えば、表示装置3の表示画面上における装置構成図(試験器を格納するラックの外観表示図)データと、該装置構成図(ラック表示図)内における複数の格納スペースの表示位置を示す表示位置アドレスデータと、後述するスペース番号データとを有し、表示位置アドレスデータとスペース番号データとは対応付けられている。格納スペース位置情報は、オペレータにより操作入力部4から入力され、あるいは記憶媒体から読み込まれて登録される。
ポート位置情報61は、中継装置30の装置識別番号及びポート番号と、該ポートに接続された接続器10が設けられた格納スペースの位置情報とを対応付ける情報である。ポート位置情報61の構成例を図6に示す。図6の例では、中継装置30(1)〜(n)の装置識別番号及びポート番号と、各ポートに接続された接続器10が設けられた格納スペースの位置情報であるスペース番号が、対応付けられている。接続器10は、本実施例では、コネクタ等から構成される。ポート位置情報61は、オペレータにより操作入力部4から入力され、あるいは記憶媒体から読み込まれて登録される。
機器情報51は、試験器の識別子(ID)と名称とを対応付ける情報である。機器情報51の構成例を図5に示す。図5の例では、試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレス(Media Access Control address)と、試験器8の名称とが、対応付けられている。例えば、最上行は、MACアドレスが「00:11:22:33:01:01」、試験器名称が「試験器(1)」の試験器である。これらの機器情報は、オペレータにより操作入力部4から入力され、あるいは記憶媒体から読み込まれて登録される。
接続機器情報としての接続試験器情報71は、前記接続器10を介して前記中継装置30のポートに試験器8が接続された状態で取得された試験器8の識別子と、中継装置30の装置識別番号及びポート番号とを対応付ける情報である。接続試験器情報71の構成例を図7に示す。
図7の例では、接続試験器情報71は、共通部格納架の中継装置(1)〜(n)に接続されている各試験器8のテーブルであって、中継装置(1)〜(n)の各装置識別番号及びポート番号と、各ポート番号に接続される各試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレスと名称とを対応付けて記憶している接続試験器情報テーブルである。接続試験器情報71は、中継装置(1)〜(n)が作成した中継接続機器情報81に基づいて、制御装置20により作成される。中継接続機器情報81については後述する。
図7の例では、接続試験器情報71は、共通部格納架の中継装置(1)〜(n)に接続されている各試験器8のテーブルであって、中継装置(1)〜(n)の各装置識別番号及びポート番号と、各ポート番号に接続される各試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレスと名称とを対応付けて記憶している接続試験器情報テーブルである。接続試験器情報71は、中継装置(1)〜(n)が作成した中継接続機器情報81に基づいて、制御装置20により作成される。中継接続機器情報81については後述する。
中継装置30は、本実施例においては、ハブ(集線装置)であり、CPUとメモリをハードウェア構成として備え、さらに外部の試験器との間でデータを入出力するための複数のポートを備え、各ポートに接続された試験器等のMACアドレスを取得し、各ポート番号とMACアドレスを対応付けたMACアドレステーブルを作成し、作成したMACアドレステーブルを、制御装置20へ送信して渡す機能を有する。中継装置30のメモリには、中継装置30の動作プログラムなどが記憶されている。中継装置30は、制御装置20と同様に、表示部や、キーボードやマウスなどの操作部などを備えることもできる。
本実施例における中継装置30の機能ブロック図を図4に示す。図4の構成例では、中継装置30は、主制御部31と、接続機器情報取得部32と、接続機器情報作成部33と、記憶部34とを備えている。主制御部31は、中継装置30全体の動作を統括制御する。接続機器情報取得部32は、中継装置30のポートに接続された試験器8の識別子としてのMACアドレスを取得する。接続機器情報作成部33は、該取得した試験器のMACアドレスと中継装置30のポート番号とを対応付けて、中継接続機器情報81を作成する。
記憶部34は、中継接続機器情報81を記憶する。中継接続機器情報81の構成例を図8に示す。図8の例では、中継接続機器情報81は、中継装置30(1)が作成するテーブルであって、中継装置30(1)の各ポート番号と、各ポート番号に接続された各試験器のMACアドレスとを対応付けて記憶する中継接続機器情報テーブルである。中継装置30(1)の接続機器情報取得部32は、試験器8が中継装置30(1)に接続されると、試験器8のMACアドレスを読み取って取得する。該取得した情報に基づき、中継装置30(1)の接続機器情報作成部33は、中継接続機器情報81を作成し、記憶部34に記憶する。
同様に、中継装置30(2)〜(n)も、試験器8が中継装置30(2)〜(n)に接続されると、各試験器8のMACアドレスを読み取って取得し、中継装置30(2)〜(n)の各ポート番号と、各ポート番号に接続される各試験器8のMACアドレスとを対応付けて、同様の中継接続機器情報81を作成し記憶する。
同様に、中継装置30(2)〜(n)も、試験器8が中継装置30(2)〜(n)に接続されると、各試験器8のMACアドレスを読み取って取得し、中継装置30(2)〜(n)の各ポート番号と、各ポート番号に接続される各試験器8のMACアドレスとを対応付けて、同様の中継接続機器情報81を作成し記憶する。
次に、本発明の実施形態に係る処理例を、図9、図10のフローチャートを用いて説明する。図9は、制御装置20で実行される処理例を示すフローチャートであり、
図10は、中継装置30で実行される処理例を示すフローチャートである。先ず、制御装置20で実行される処理例を説明する。
図9のS1ステップにおいて、制御装置20の試験器表示処理が、オペレータにより、あるいは自動で定期的に起動される。次に、図9のS2ステップにおいて、制御装置20は、試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレスと、試験器8の名称とが、対応付けて記憶されているデータファイルを読み込み、図5の機器情報51を作成し、記憶部25に記憶する。
図10は、中継装置30で実行される処理例を示すフローチャートである。先ず、制御装置20で実行される処理例を説明する。
図9のS1ステップにおいて、制御装置20の試験器表示処理が、オペレータにより、あるいは自動で定期的に起動される。次に、図9のS2ステップにおいて、制御装置20は、試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレスと、試験器8の名称とが、対応付けて記憶されているデータファイルを読み込み、図5の機器情報51を作成し、記憶部25に記憶する。
次に、図9のS3ステップにおいて、制御装置20の接続機器情報取得部22は、1番目の中継装置30(1)を検索対象に指定(HUBX=1)し、図9のS4〜S6ステップにおいて、各中継装置30に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81(図8に示す中継装置と試験器の接続状態を示す情報)を、各中継装置30から取得する。この中継接続機器情報81は、各中継装置30が、該中継装置30に接続されている試験器8と通信を行い、各中継装置30の試験器接続用ポートに接続されている各試験器8の識別子(ID)としてのMACアドレスを、各中継装置30から読み取って取得するものである。各中継装置30は、該取得した情報に基づき、図8に示す中継接続機器情報81を作成して、記憶部34に記憶している。
詳しく説明すると、まず、S4ステップにおいて、接続機器情報取得部22は、制御装置20のカスケード接続用ポート28に接続されている1番目の中継装置30(1)に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81を取得する。次に、S5ステップにおいて、1番目の中継装置30(1)の下位カスケード接続用ポートに接続されている次の中継装置30(2)を、検索対象に指定する(HUBX=HUBX+1)し、S6ステップにおいて、S5ステップで指定した中継装置30(2)が、最後のm番目の中継装置30であるかどうかを判定する(HUBX=HUBm?)。最後のm番目の中継装置30でない場合は(S6ステップでNo)、S4ステップに戻り、その中継装置30(2)に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81を取得する。このようにして、接続機器情報取得部22は、制御装置20とカスケード接続されている全ての中継装置30(1)〜(m)に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81を取得する。
図9のS5ステップで指定した中継装置30が、最後のm番目の中継装置30である場合は(S6ステップでYes)、S7ステップに遷移する。S7ステップにおいて、制御装置20は、表示装置3の表示画面上における装置構成図(試験器を格納するラックの外観表示図)データと、該装置構成図内における複数の格納スペースの表示位置を示す表示位置アドレスデータと、スペース番号データとを対応付けている格納スペース位置情報26が記憶されているデータファイルを読み込み、記憶部25に記憶する。また、制御装置20は、中継装置30の装置識別番号及びポート番号と、該ポートに接続された接続器10が設けられた格納スペースの位置情報とが対応付けて記憶されているデータファイルを読み込み、図6のポート位置情報61を作成し、記憶部25に記憶する。
次に、制御装置20の接続機器情報作成部23は、S4ステップにおいて中継装置30から取得した中継接続機器情報81に基づき、図7に示す接続試験器情報71を作成し、記憶部25に記憶する。
次に、制御装置20の接続機器情報作成部23は、S4ステップにおいて中継装置30から取得した中継接続機器情報81に基づき、図7に示す接続試験器情報71を作成し、記憶部25に記憶する。
次に、図9のS8ステップにおいて、制御装置20の表示制御部24は、S2ステップにおいて取得した機器情報51と、S7ステップにおいて取得した格納スペース位置情報26と、ポート位置情報61と、接続機器情報としての接続試験器情報71とに基づき、図11に示す装置構成図(配置位置表示図)の画面表示データを作成し、表示装置3に表示させて、S9ステップにおいて、処理を終了する。
次に、中継装置30で実行される処理例を説明する。
前記制御装置20のS4ステップにおいて、制御装置20から各中継装置30に対して、各中継装置30に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81が要求されると、図10のS11ステップにおいて、各中継装置30が起動される。なお、各中継装置30の起動は、制御装置20からの要求に応じて行われてもよいし、あるいは、制御装置20の処理と無関係に、周期的に行われてもよい
次に、図10のS12ステップにおいて、中継装置30の接続機器情報取得部32は、各中継装置30に接続されている試験器8と、接続状態確認のための通信を行い、中継装置30の各試験器接続用ポートに接続されている各試験器のMACアドレスを、各試験器から読み取って取得する。
次に、図10のS13ステップにおいて、中継装置30の接続機器情報作成部33は、前記S12ステップで取得した情報に基づき、図8に示す中継装置と試験器の接続状態を示す中継接続機器情報81を作成して、記憶部34に記憶し、S14ステップにおいて処理を終了する。
前記制御装置20のS4ステップにおいて、制御装置20から各中継装置30に対して、各中継装置30に接続されている試験器8に関する中継接続機器情報81が要求されると、図10のS11ステップにおいて、各中継装置30が起動される。なお、各中継装置30の起動は、制御装置20からの要求に応じて行われてもよいし、あるいは、制御装置20の処理と無関係に、周期的に行われてもよい
次に、図10のS12ステップにおいて、中継装置30の接続機器情報取得部32は、各中継装置30に接続されている試験器8と、接続状態確認のための通信を行い、中継装置30の各試験器接続用ポートに接続されている各試験器のMACアドレスを、各試験器から読み取って取得する。
次に、図10のS13ステップにおいて、中継装置30の接続機器情報作成部33は、前記S12ステップで取得した情報に基づき、図8に示す中継装置と試験器の接続状態を示す中継接続機器情報81を作成して、記憶部34に記憶し、S14ステップにおいて処理を終了する。
試験器のMACアドレスを取得する方法としては、上述した処理例の他に、通信データ内にMACアドレスが存在する場合は、中継装置30が、制御装置20と試験器8との間の通信データを中継する際に、試験器8のMACアドレスを取得することもできる。例えば、イーサネット(登録商標)のフレームフォーマットには、データとともに、宛先のMACアドレスや送信元のMACアドレスが含まれている。
通信データ内にMACアドレスが存在する場合に、中継装置30が試験器8のMACアドレスを取得する方法は、具体的には、例えば次のとおりである。(1)制御装置20より試験器8の接続確認等の目的により通信データを送信する。(2)通信データは、中継装置30を介し、試験器8へ到達する。(3)試験器8から、制御装置20への応答データを送信する。(4)試験器8からの応答データを中継する際に、該応答データから、試験器のMACアドレスを取得する。(5)応答データは、中継装置30を介し、制御装置20へ到達する。
通信データ内にMACアドレスが存在する場合に、中継装置30が試験器8のMACアドレスを取得する方法は、具体的には、例えば次のとおりである。(1)制御装置20より試験器8の接続確認等の目的により通信データを送信する。(2)通信データは、中継装置30を介し、試験器8へ到達する。(3)試験器8から、制御装置20への応答データを送信する。(4)試験器8からの応答データを中継する際に、該応答データから、試験器のMACアドレスを取得する。(5)応答データは、中継装置30を介し、制御装置20へ到達する。
なお、上記実施例では、試験器の識別子(MACアドレス)を、各試験器から読み取って配置位置表示図の画面表示データを作成し、表示部に表示させるようにしたが、被試験器についても、試験器と同様に、配置位置表示することが可能である。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行するシステムとしてだけでなく、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体として把握することもできる。
また、本発明は、本発明に係る処理を実行するシステムとしてだけでなく、方法として、或いは、このような方法やシステムを実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体として把握することもできる。
20:制御装置、3:表示装置、4:操作入力部、5:CPU、6:メモリ、7:中継装置、8:試験器、9:被試験器、10:接続器、21:主制御部、22:接続機器情報取得部、23:接続機器情報作成部、24:表示制御部、25:記憶部、26:格納スペース位置情報、51:機器情報、61:ポート位置情報、71:接続試験器情報、81:中継接続機器情報。
Claims (1)
- 複数の格納スペースのそれぞれに配置される試験器の位置を表示する故障診断システムであって、
中継装置の上位カスケード接続用ポートとの間でカスケード接続されるカスケード接続用ポートを有する制御装置と、
上位カスケード接続用ポートと下位カスケード接続用ポートと複数の試験器接続用ポートを有し、前記上位カスケード接続用ポートに前記制御装置が接続された中継装置と、
前記中継装置の試験器接続用ポートとそれぞれ接続されており、前記格納スペースのそれぞれに設けられ、前記格納スペースに配置される試験器と接続するための複数の接続器と、
前記制御装置に接続され、試験器の位置を表示する表示装置とを備え、
前記制御装置は、
前記複数の格納スペースの表示位置に関する情報を格納スペース位置情報として記憶する格納スペース位置情報記憶部と、
前記中継装置の装置識別番号と、該中継装置の試験器接続用ポートのポート番号と、該試験器接続用ポートに接続された接続器が設けられた格納スペースの位置情報とを対応付けて、ポート位置情報として記憶するポート位置情報記憶部と、
試験器の識別子と名称とを対応付けて、機器情報として記憶する機器情報記憶部と、
前記接続器を介して前記試験器接続用ポートに試験器が接続された状態で、該接続された試験器の識別子を取得する接続機器情報取得部と、
該取得された試験器の識別子と、該試験器が接続された試験器接続用ポートのポート番号番号と、該試験器接続用ポートを有する中継装置の装置識別番号とを対応付けて、接続機器情報を作成する接続機器情報作成部と、
前記作成した接続機器情報を記憶する接続機器情報記憶部と、
前記格納スペース位置情報、前記ポート位置情報、前記機器情報、前記接続機器情報に基づいて、前記試験器が配置された格納スペースに対応する前記表示装置の表示位置に、該試験器の名称を表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする故障診断システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010031140A JP2011169618A (ja) | 2010-02-16 | 2010-02-16 | 故障診断システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010031140A JP2011169618A (ja) | 2010-02-16 | 2010-02-16 | 故障診断システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011169618A true JP2011169618A (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=44683910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010031140A Pending JP2011169618A (ja) | 2010-02-16 | 2010-02-16 | 故障診断システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011169618A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108134689A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-06-08 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种框式设备内部级联口故障检查方法及装置 |
CN110208555A (zh) * | 2019-06-11 | 2019-09-06 | 深圳市亚辉龙生物科技股份有限公司 | 体外诊断仪器的检测***及方法 |
CN110825070A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-02-21 | 中国航空工业集团公司上海航空测控技术研究所 | 一种用于飞机机电***的级联故障诊断方法 |
-
2010
- 2010-02-16 JP JP2010031140A patent/JP2011169618A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108134689A (zh) * | 2017-12-11 | 2018-06-08 | 杭州迪普科技股份有限公司 | 一种框式设备内部级联口故障检查方法及装置 |
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