以下、本発明に係る測定結果表示装置、測定システムおよび測定結果表示用プログラムの実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
図1に示す測定システム100は、「測定システム」の一例であって、測定装置1、携帯情報端末2、およびデータサーバ3を備え、「測定対象」についての任意の「物理量」を測定して測定結果を表示することができるように構成されている。なお、「測定結果表示装置」、「測定システム」および「測定結果表示用プログラム」の発明についての理解を容易とするために、一例として、以下の説明では、図2に示す居室Xの壁面Xa〜Xcを「測定対象」とし、かつ「物理量」として壁面Xa〜Xcの「温度(壁際の空気の温度)」を測定するものとする。
測定装置1は、「測定装置」および「第1外部装置」の一例であって、上記したように「物理量」の一例である「温度」を測定し、その測定結果を示す測定結果データD1を生成可能に構成されている。具体的には、図1に示すように、測定装置1は、測定用センサ11a,11b・・11n、測定部12、通信部13a,13b、処理部14および記憶部15を備えている。
測定用センサ11a,11b・・11n(「測定用センサ」の一例:以下、区別しないときには「測定用センサ11」ともいう)は、測定部12に接続されると共に「測定対象」に設置され、設置された「測定対象」の温度に対応するセンサ信号Sを測定部12に出力する。なお、測定部12に接続する測定用センサ11の数(すなわち、「測定CH」の数)は、特に限定されるものではないが、上記したように壁面Xa〜Xcの3つを「測定対象」として「温度」をそれぞれ測定する本例では、測定用センサ11a〜11cの3つが測定部12に接続されているものとする。また、図2に示すように、本例では、居室Xの天井面近傍の壁面Xaに測定用センサ11aが設置され、居室Xの床面近傍の壁面Xbに測定用センサ11bが設置され、かつ居室Xの窓際の壁面Xcに測定用センサ11cが設置されるものとする。
この場合、本例では、一例として、測定用センサ11aに付与された「識別符号」を示すバーコードラベルLaが測定用センサ11aのケーシングに貼付され、測定用センサ11bに付与された「識別符号」を示すバーコードラベルLbが測定用センサ11bのケーシングに貼付され、かつ測定用センサ11cに付与された「識別符号」を示すバーコードラベルLcが測定用センサ11cを測定部12に接続するための信号ケーブルに貼付されている。なお、この例では、測定用センサ11a,11bのケーシングにバーコードラベルLa,Lbを貼付した状態、および測定用センサ11cの信号ケーブルにバーコードラベルLcを貼付した状態が「識別符号表示が測定用センサに配設された状態」に相当する。
この場合、バーコードラベルLa〜Lc(「識別符号表示」の一例:以下、区別しないときには「バーコードラベルL」ともいう)は、各測定用センサ11毎に個別的に付与された「識別符号(一例として、英数字で構成された管理番号)」を表す模様(バーコード)が印刷されたラベルで構成されている。なお、「識別符号表示」については、測定システム100専用のバーコードラベルLに限定されず、各測定用センサ11等に予め貼付されているバーコードラベルや、印刷されているバーコードを使用することもできる。
測定部12は、処理部14の制御に従い、各測定用センサ11から出力されたセンサ信号Sに基づき、測定用センサ11が配設されている「測定対象(本例では、壁面Xa〜Xc)」の温度を示す測定値データD0を生成して処理部14に出力する。通信部13aは、一例として、ブルートゥース等の近距離無線通信規格に準ずる無線通信が可能な通信アダプタで構成されている。この通信部13aは、処理部14の制御に従い、携帯情報端末2などの各種無線通信機器との間で各種のデータを送受信する。通信部13bは、インターネット通信網等の通信ネットワークNに接続可能な通信アダプタで構成されている。この通信部13bは、処理部14の制御に従い、通信ネットワークNを介して携帯情報端末2やデータサーバ3などの電子機器との間で各種のデータを送受信する。
処理部14は、測定装置1を総括的に制御する。具体的には、処理部14は、測定部12を制御して「測定対象」の温度を測定する測定処理を実行させると共に、測定部12から出力される測定値データD0、および後述するように携帯情報端末2において生成されて記憶部15に記憶される識別符号特定用データDxに基づき、各測定用センサ11の測定結果(測定値データD0の値)を、その測定値データD0を出力した測定用センサ11に対して付与されている上記の「識別符号」に関連付けて記録した測定結果データD1を生成して記憶部15に記憶させる。また、処理部14は、後述するように携帯情報端末2からの測定結果データD1の送信要求に応じて通信部13aから携帯情報端末2に測定結果データD1を送信させる。さらに、処理部14は、通信ネットワークNを介して通信部13bからデータサーバ3に測定結果データD1を送信して記憶させる。記憶部15は、識別符号特定用データDxや測定結果データD1などを記憶する。
また、携帯情報端末2は、「測定結果表示装置」に相当し、一例として、測定結果表示用プログラムDp(「測定結果表示用プログラム」の一例)をインストールした既存のスマートフォンや、測定結果表示用プログラムDpをインストールした既存のタブレット端末等の情報端末で構成されている。この場合、広義には、「スマートフォン」は「PDA(携帯情報端末)の機能が備わった携帯電話」を意味し、「タブレット端末」は「タッチパネル等のポインティングデバイスと表示装置とを備えた携帯情報端末」を意味するが、本明細書では、この広義の「スマートフォン」および広義の「タブレット端末」のうちの「各種プログラムのインストールによって任意の機能を付加したり、端末の操作環境や表示環境等をカスタマイズしたりすることができるもの」を「スマートフォン」や「タブレット端末」という。
この携帯情報端末2は、図1に示すように、カメラ21、Gセンサ22、通信部23a,23b、操作部24、表示部25、処理部26および記憶部27を備えている。なお、実際の携帯情報端末2は、上記の各構成要素21〜27の他に、「スマートフォン」や「タブレット端末」としての機能を実現するための各種の構成要素を備えているが、「測定結果表示装置」の構成に関する理解を容易とするために、上記の各構成要素21〜27以外の構成要素についての図示および説明を省略する。カメラ21は、「撮像部」に相当し、「撮像対象(居室X(壁面Xa〜Xc))」等を撮像した撮像データD2を生成して処理部26に出力する。Gセンサ22は、一例として、X方向、Y方向およびZ方向の3方向への携帯情報端末2の加速度をそれぞれ測定して携帯情報端末2の姿勢の変化を特定可能な加速度データD3を出力する3軸加速度センサで構成されている。
通信部23aは、「第1通信部」に相当し、一例として、前述した測定装置1の通信部13aと同様にしてブルートゥース等の近距離無線通信規格に準ずる無線通信が可能な通信アダプタで構成されている。この通信部23aは、後述するように、処理部26の制御に従い、識別符号特定用データDx等を測定装置1に送信する送信処理、測定結果データD1の送信を要求する送信要求信号を測定装置1に送信する送信処理、および測定装置1から送信された測定結果データD1を受信する受信処理などを実行する。
通信部23bは、「第2通信部」に相当し、一例として、前述した測定装置1の通信部13bと同様にしてインターネット通信網等の通信ネットワークNに接続可能な通信アダプタで構成されている。この通信部23bは、後述するように、処理部26の制御に従い、「第2外部装置」の一例であるデータサーバ3に結果報告用データD4等を送信する送信処理を実行する。また、本例の携帯情報端末2では、通信部23bが通信部23aに代わって識別符号特定用データDxや測定結果データD1の送受信処理を実行することもできるように構成されている。
操作部24は、表示部25の前面側に配設されたタッチパネルや、携帯情報端末2を「スマートフォン」または「タブレット端末」としての機能させるための各種の操作スイッチを備え、操作に応じた操作信号を処理部26に出力する。表示部25は、一例として液晶表示パネルを備え、処理部26の制御に従い、測定結果表示画面30(図3,4参照)などの各種の表示画面を表示する。
処理部26は、「処理部」の一例であって、携帯情報端末2を総括的に制御する。具体的には、処理部26は、後述するように、測定結果表示用プログラムDpの記述に従って識別符号特定用データDxを生成して記憶部27に記憶させる。この場合、識別符号特定用データDxは、「関連付けデータ」の一例であって、前述した測定装置1における各測定用センサ11に対して個別的に付与されている「識別番号」を各測定用センサ11に関連付けて記録したデータで構成されている。
具体的には、識別符号特定用データDxは、一例として、後述するように、居室Xの壁面Xa〜Xcに測定用センサ11a〜11cを設置する際に、作業者が携帯情報端末2を操作することにより、測定用センサ11aに対して付与されている「識別番号」を、測定用センサ11aを接続した測定部12の測定CH(一例として、「CH1」)に関連付けて記録し、測定用センサ11bに対して付与されている「識別番号」を、測定用センサ11bを接続した測定部12の測定CH(一例として、「CH2」)に関連付けて記録し、かつ測定用センサ11cに対して付与されている「識別番号」を、測定用センサ11cを接続した測定部12の測定CH(一例として、「CH3)に関連付けて記録することで生成される。
また、処理部26は、通信部23a(または通信部23b)を制御して測定装置1に識別符号特定用データDxを送信して記憶させる。さらに、処理部26は、通信部23a(または通信部23b)を制御して測定装置1から測定結果データD1を送信させて記憶部27に記憶させる(「測定結果データ取得処理」の一例)。また、処理部26は、測定結果表示用プログラムDpの記述に従い、カメラ21から出力される撮像データD2と、記憶部15に記憶させた測定結果データD1とに基づき、測定装置1の各測定用センサ11を介して測定された壁面Xa〜Xcの温度を表示する測定結果表示画面30(図3,4参照)を表示部25に表示させる「測定結果表示処理」を実行する。なお、「測定結果表示処理」の具体的な手順や、測定結果表示画面30の画面構成については、後に、図面を参照しつつ詳細に説明する。
さらに、処理部26は、カメラ21と相俟って「位置検出部」および「姿勢検出部」を構成し、カメラ21から出力された撮像データD2を対象とする画像解析処理によって「測定対象」に設置されている測定用センサ11に対する携帯情報端末2の位置の変化や姿勢の変化を検出する。また、処理部26は、Gセンサ22と相俟って「姿勢検出部」を構成し、Gセンサ22から出力された加速度データD3に基づいて「測定対象」に設置されている測定用センサ11に対する携帯情報端末2の姿勢の変化を検出する。さらに、処理部26は、測定結果表示画面30を表示させるための表示用データや識別符号特定用データDxなどの各種のデータに基づいて結果報告用データD4を生成し、生成した結果報告用データD4を通信部23bからデータサーバ3に出力して記録させる(「画面データ送信処理」の一例)。
記憶部27は、「記憶部」の一例であって、インストールされた測定結果表示用プログラムDpを記憶すると共に、後述するように居室X(壁面Xa〜Xc)を撮像した撮像データD2(「測定対象を示す測定対象像の画像データ」の一例)、処理部26によって生成される識別符号特定用データDxおよび結果報告用データD4、並びに、測定装置1から取得した測定結果データD1などの各種データを記憶する。この場合、測定結果表示用プログラムDpや、各データDx、D1,D2,D4などを記憶するための「記憶部」は、携帯情報端末2の内蔵メモリで構成された記憶部27に限定されず、携帯情報端末2に装着された各種のリムーバブルメモリを「記憶部」として使用することもできる。
一方、データサーバ3は、前述したように、「第2外部装置」の一例であって、通信ネットワークNに接続されると共に、通信ネットワークNを介して携帯情報端末2から送信される結果報告用データD4を記録可能に構成されている。また、データサーバ3は、後述するように、既存のパーソナルコンピュータなどで構成される情報端末4からの要求に応じて結果報告用データD4を情報端末4に送信する。
なお、本例の測定システム100では、測定装置1と携帯情報端末2との間で識別符号特定用データDxや測定結果データD1を直接送受信させるだけでなく、通信ネットワークNおよびデータサーバ3を介して測定装置1と携帯情報端末2との間で両データDx,D1を送受させることもでき、この際には、データサーバ3が両データDx,D1を一時的に記憶する。このデータサーバ3については、測定システム100専用のサーバーを用意して使用することもできるが、各データD4,Dx,D1などを記憶可能な既存のデータサーバをデータサーバ3として使用することもできる。
次に、測定システム100による温度の測定処理、および測定結果の表示処理について、添付図面を参照して説明する。
この測定システム100の使用に際しては、まず、「測定対象」に測定用センサ11を設置すると共に、設置した測定用センサ11を測定部12に接続する作業を実施する。この際には、図2に示すように、一例として、測定装置1の本体部を居室X内に設置すると共に、前述したように、居室Xの壁面Xa〜Xcに測定用センサ11a〜11cをそれぞれ設置し、かつ測定用センサ11a〜11cを測定部12の「CH1」〜「CH3」にそれぞれ接続する。次いで、前述したように、測定用センサ11a,11bのケーシングにバーコードラベルLa,Lbをそれぞれ貼付すると共に、測定用センサ11cの信号ケーブルにバーコードラベルLcを貼付する。続いて、図示しない操作部を操作して、各測定用センサ11a〜11cを使用した測定処理の条件を設定する。この際には、一例として、測定開始を指示されてから測定終了を指示されるまで、1秒間隔で温度を測定するように設定する。
次いで、携帯情報端末2を操作して識別符号特定用データDxを生成する。具体的には、携帯情報端末2において測定結果表示用プログラムDpを起動させ、図示しない設定用画面を表示部25に表示させた状態において、測定用センサ11aに貼付したバーコードラベルLaの「識別符号」を「CH1(測定用センサ11aを接続した測定CH)」に関連付け、測定用センサ11bに貼付したバーコードラベルLbの「識別符号」を「CH2(測定用センサ11bを接続した測定CH)」に関連付け、かつ測定用センサ11cに貼付したバーコードラベルLcの「識別符号」を「CH3(測定用センサ11cを接続した測定CH)」に関連付ける操作を行う。続いて、設定完了を指示する操作を行うことにより、処理部26が、上記の関連付けの内容を記録し識別符号特定用データDxを生成して記憶部27に記憶させる。
次いで、測定装置1の図示しない操作部、および携帯情報端末2の操作部24を操作して、測定装置1の通信部13aと、携帯情報端末2の通信部23aとの間における無線通信を行うための通信確立設定(ペアリング)を行う。なお、この通信確立設定の内容については公知のため、詳細な説明を省略する。続いて、携帯情報端末2の操作部24を操作することにより、識別符号特定用データDxを測定装置1に送信して記憶させる。この際に、処理部26は、記憶部27から識別符号特定用データDxを読み出すと共に、通信部23aを制御して測定装置1に識別符号特定用データDxを送信させる。これに応じて、測定装置1では、処理部14が、通信部13aによって受信された識別符号特定用データDxを記憶部15に記憶させる。以上により、「測定処理」の準備作業が完了する。
また、壁面Xa〜Xcの温度を測定して測定結果を表示させる際には、まず、測定装置1の図示しない操作部を操作して「測定処理」を開始させる。なお、以下に説明する「測定結果表示処理」については、「測定処理」を完了した後に、測定装置1の記憶部15に記憶されている測定結果データD1に基づく測定結果を表示させることもできるが、本例では、一例として、携帯情報端末2における「測定結果表示処理」を測定装置1における「測定処理」と並行して実行する例について説明する。
具体的には、「測定処理」の開始を指示されたときに、処理部14は、予め設定された測定条件に従い、測定部12を制御して測定値データD0を生成させる。これに応じて、測定部12は、各測定用センサ11a〜11cからのセンサ信号Sに基づいて測定値データD0を生成する処理を1秒間隔で実行し、生成した測定値データD0を処理部14に順次出力する。
具体的には、測定部12は、測定用センサ11aからのセンサ信号Sに基づいて測定用センサ11aを介して測定した温度を示す測定値データD0を「CH1」のデータとして生成し、測定用センサ11bからのセンサ信号Sに基づいて測定用センサ11bを介して測定した温度を示す測定値データD0を「CH2」のデータとして生成し、測定用センサ11cからのセンサ信号Sに基づいて測定用センサ11cを介して測定した温度を示す測定値データD0を「CH3」のデータとして生成して処理部14に出力する。また、処理部14は、測定部12から出力された測定値データD0に基づいて測定結果データD1を生成し、生成した測定結果データD1を記憶部15に順次記憶させる。
この際に、処理部14は、まず、記憶部15に記憶されている識別符号特定用データDxに基づき、「CH1」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11a)に付与されている「識別符号」、「CH2」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11b)に付与されている「識別符号」、および「CH3」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11c)に付与されている「識別符号」をそれぞれ特定する。
次いで、処理部14は、「CH1」の測定値データD0の値を「CH1」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11a)に付与されている「識別符号」に関連付けて測定結果データD1を生成し、「CH2」の測定値データD0の値を「CH2」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11b)に付与されている「識別符号」に関連付けて測定結果データD1を生成し、かつ「CH3」の測定値データD0の値を「CH3」の測定用センサ11(この例では、測定用センサ11c)に付与されている「識別符号」に関連付けて測定結果データD1を生成する。これにより、「CH1」〜「CH3」の各測定CH(各測定用センサ11a〜11c)の測定結果を示す測定結果データD1が記憶部15に1秒間隔で順次蓄積される。
一方、測定装置1による上記の「測定処理」の測定結果を表示させるには、まず、「測定対象」である壁面Xa〜Xcが存在する居室X内において携帯情報端末2の操作部24を操作することで測定結果表示用プログラムDpを起動させる。次いで、カメラ21の画角に壁面Xa〜Xcが含まれるように携帯情報端末2を移動させる。この際に、処理部26は、カメラ21を制御して画角内の像を撮像させると共に、図3に示すように、カメラ21から出力される撮像データD2の像(この例では、壁面Xa〜Xcが存在する居室Xの像PX)を測定結果表示画面30内に表示させる。また、処理部26は、撮像データD2(像PX)を画像解析処理することにより、撮像データD2の画像のなかにバーコードラベルLa〜Lcの像PLa〜PLcが存在するか否かを判別する。
この際に、同図に示すように、測定用センサ11a〜11cに貼付されたバーコードラベルLa〜Lcの像PLa〜PLcがカメラ21の画角に含まれるように壁面Xa〜Xcが撮像されたときには、処理部26は、カメラ21からの撮像データD2の像のなかにバーコードラベルLa〜Lcの像PLa〜PLcが存在すると判別する。また、処理部26は、像PLaを画像解析処理することにより、像PLaのバーコードラベルL(この例では、バーコードラベルLa)によって示されている「識別符号」を特定し、像PLbを画像解析処理することにより、像PLbのバーコードラベルL(この例では、バーコードラベルLb)によって示されている「識別符号」を特定し、かつ像PLcを画像解析処理することにより、像PLcのバーコードラベルL(この例では、バーコードラベルLc)によって示されている「識別符号」を特定する(「第1処理」の一例)。
次いで、処理部26は、識別符号特定用データDxに基づき、バーコードラベルLaの像PLaを中心とする所定範囲内の像(すなわち、バーコードラベルLaが貼付された測定用センサ11aが設置されている壁面Xaの像PXa)を、像PLaを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11(この例では、「CH1」の測定用センサ11a)が設置されている「測定対象(この例では、壁面Xa)」の「測定対象像」として特定する(「第2処理」の一例)。
また、処理部26は、識別符号特定用データDxに基づき、バーコードラベルLbの像PLbを中心とする所定範囲内の像(すなわち、バーコードラベルLbが貼付された測定用センサ11bが設置されている壁面Xbの像PXb)を、像PLbを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11(この例では、「CH2」の測定用センサ11b)が設置されている「測定対象(この例では、壁面Xb)」の「測定対象像」として特定する(「第2処理」の他の一例)。
さらに、処理部26は、識別符号特定用データDxに基づき、バーコードラベルLcの像PLcを中心とする所定範囲内の像(すなわち、バーコードラベルLcが貼付された測定用センサ11cが設置されている壁面Xcの像PXc)を、像PLcを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11(この例では、「CH3」の測定用センサ11c)が設置されている「測定対象(この例では、壁面Xc)」の「測定対象像」として特定する(「第2処理」のさらに他の一例)。
また、処理部26は、上記の「識別符号」や「測定対象像」の特定処理と並行して、測定結果データD1の送信を要求する送信要求信号を通信部23aから測定装置1に向けて送信させる。これに応じて、測定装置1では、処理部14が記憶部15から測定結果データD1を読み出し、通信部13aから携帯情報端末2に測定結果データD1を順次送信させる。また、携帯情報端末2では、処理部26が通信部13aによって受信された測定結果データD1を記憶部15に順次記憶させる(「測定結果データ取得処理」の一例)。
次いで、処理部26は、像PLa〜PLcの画像解析処理によって特定した「識別符号」と、記憶部27に記憶されている識別符号特定用データDxとに基づき、像PLaの「識別符号」に対応する測定用センサ11の測定CH(この例では、測定用センサ11aの「CH1」)の測定結果データD1、像PLbの「識別符号」に対応する測定用センサ11の測定CH(この例では、測定用センサ11bの「CH2」)の測定結果データD1、および像PLcの「識別符号」に対応する測定用センサ11の測定CH(この例では、測定用センサ11cの「CH3」)の測定結果データD1をそれぞれ特定する。
続いて、処理部26は、カメラ21からの撮像データD2に基づく居室Xの像PX(壁面Xa〜Xcの像PXa〜PXc)を測定結果表示画面30内に表示させた状態を維持しつつ、各測定結果データD1に基づき、図4に示すように、像PLaを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11による「測定結果」(この例では、「CH1」の測定結果データD1の値)を示す測定結果表示31aを壁面Xaの像PXaに対応させて測定結果表示画面30内に表示させる(「第3処理」の一例)。この際に、処理部26は、壁面Xaの像PXaにおけるバーコードラベルLaの像PLaの位置(図3参照)に測定結果表示31aを表示させる(「識別符号表示の位置に対応させて測定結果を表示させる」との処理の一例)。
また、処理部26は、図4に示すように、像PLbを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11による「測定結果」(この例では、「CH2」の測定結果データD1の値)を示す測定結果表示31bを壁面Xbの像PXbに対応させて測定結果表示画面30内に表示させる(「第3処理」の他の一例)。この際に、処理部26は、壁面Xbの像PXbにおけるバーコードラベルLbの像PLbの位置(図3参照)に測定結果表示31bを表示させる(「識別符号表示の位置に対応させて測定結果を表示させる」との処理の他の一例)。
さらに、処理部26は、図4に示すように、像PLcを画像解析処理して特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11による「測定結果」(この例では、「CH3」の測定結果データD1の値)を示す測定結果表示31cを壁面Xcの像PXcに対応させて測定結果表示画面30内に表示させる(「第3処理」のさらに他の一例)。この際に、処理部26は、壁面Xcの像PXcにおけるバーコードラベルLcの像PLcの位置(図3参照)に測定結果表示31cを表示させる(「識別符号表示の位置に対応させて測定結果を表示させる」との処理のさらに他の一例)。
これにより、測定結果表示画面30を見た利用者は、壁面Xa(像PXaの位置)の温度が測定結果表示31aの温度であり、壁面Xb(像PXbの位置)の温度が測定結果表示31bの温度であり、かつ壁面Xc(像PXcの位置)の温度が測定結果表示31cの温度であることを直感的に認識する(以下、測定結果表示31a〜31cを区別しないときには「測定結果表示31」ともいう)。この場合、「測定処理」および「測定結果表示処理」を並行して実行する本例では、測定装置1によって最新の測定結果データD1が1秒間隔で順次生成され、生成された測定結果データD1が測定装置1から携帯情報端末2に順次送信される。
したがって、処理部26は、測定装置1から新たな測定結果データD1が送信される都度(新たな測定結果データD1を記憶部27に記憶させる都度)、測定結果表示画面30に表示させている測定結果表示31a〜31cの内容を、新たな測定結果データD1の値に対応させて測定結果表示画面30を表示替えさせる。これにより、測定装置1による測定結果(壁面Xa〜Xcの温度)が1秒間隔で更新され、最新の「温度」が測定結果表示画面30に逐次表示される。
また、本例の携帯情報端末2(測定結果表示用プログラムDp)では、壁面Xa〜Xcに設置されている測定用センサ11a〜11cに対する携帯情報端末2の位置の変化や、測定用センサ11a〜11cに対する携帯情報端末2の姿勢の変化が生じたときに、その変化に応じて測定結果表示画面30内の「測定対象像」や「測定結果(測定結果表示31)」の大きさや表示位置が変化させられる構成が採用されている。
具体的には、上記の例のように、壁面Xa〜Xcのすべてがカメラ21の画角に含まれるように居室Xを撮像したときには(図3参照)、壁面Xa〜Xcの像PXa〜PXcと測定結果表示31a〜31cとが測定結果表示画面30内に表示される(図4参照)。この状態から、一例として、カメラ21を壁面Xc(測定用センサ11c)に向けたまま、図3に一点鎖線で示す範囲がカメラ21の画角となるように壁面Xcに接近することで、測定結果表示画面30内に壁面Xcの像PXcが大きく表示される状態となったときに、処理部26は、カメラ21からの撮像データD2に基づき、携帯情報端末2が壁面Xc(バーコードラベルLcが貼付されたている測定用センサ11c)に接近するようにして壁面Xcに対する携帯情報端末2の位置が変化したと特定する(「位置検出部によって位置の変化が検出されたとき」との状態の一例)。
この際に、処理部26は、検出した位置の変化に対応させて(具体的には、カメラ21から出力される撮像データD2に応じて)、図4に一点鎖線で示す範囲を測定結果表示画面30の全域に拡大して表示させることにより、壁面Xcの像PXc、および壁面Xcに設置されている測定用センサ11cの測定結果示す測定結果データD1(「CH3」の測定結果データD1)に基づく測定結果表示31cを大きく表示させる。これにより、壁面Xcに向かって移動したときに、測定結果表示画面30の表示が、壁面Xcに近付くほど徐々に大きくなり、測定結果表示画面30を見ている利用者に対して、壁面Xcと携帯情報端末2との距離に応じた自然な像(像PXcや測定結果表示31c)を視認させることが可能となる。
また、図4に一点鎖線で示す範囲が画角となるようにカメラ21を壁面Xcに向けた状態から、図3に矢印Aで示すように携帯情報端末2(カメラ21)を左下に向けて傾け、同図に二点鎖線で示す範囲がカメラ21の画角となって、測定結果表示画面30内に壁面Xcの像PXcが大きく表示される状態となったときに、処理部26は、カメラ21からの撮像データD2の画像解析処理により、携帯情報端末2が左下に向けて傾けられた(壁面Xcや壁面Xbに対する携帯情報端末2の姿勢が変化した)と特定する(「姿勢検出部によって姿勢の変化が検出されたとき」との状態の一例)。
この際に、処理部26は、検出した姿勢の変化に対応させて(具体的には、カメラ21から出力される撮像データD2に応じて)、図4に二点鎖線で示す範囲を測定結果表示画面30の全域に拡大して表示させることにより、壁面Xbの像PXb、および壁面Xbに設置されている測定用センサ11bの測定結果示す測定結果データD1(「CH2」の測定結果データD1)に基づく測定結果表示31bを大きく表示させる。これにより、壁面Xbに向けて携帯情報端末2を傾けたときに、測定結果表示画面30の表示が、携帯情報端末2の傾きに応じて徐々に変化し、測定結果表示画面30を見ている利用者に対して、壁面Xbに対する携帯情報端末2の姿勢の変化に応じた自然な像(像PXbや測定結果表示31b)を視認させることが可能となる。
この場合、本例では、カメラ21によって撮像された撮像データD2に基づく壁面Xa〜Xc等を「測定対象像」として測定結果表示画面30内に表示させているが、このような「測定対象像」に代えて、描画によって生成した「測定対象像」(居室Xの壁面Xa〜Xcを描いた像)を測定結果表示画面30に表示させることもできる(図示せず)。
このような「測定対象像」を測定結果表示画面30内に表示させるときには、Gセンサ22からの加速度データD3に基づき、「測定対象(壁面Xa〜Xc)」に対する携帯情報端末2の位置の変化や姿勢の変化を検出し、検出した結果に応じて「測定対象像」や「測定結果(測定結果表示31)」の大きさおよび表示位置を変化させればよい(図示せず)。なお、カメラ21からの撮像データD2に基づく「測定対象像」を測定結果表示画面30内に表示させる場合においても、Gセンサ22からの加速度データD3に基づき、「測定対象(壁面Xa〜Xc)」に対する携帯情報端末2の位置の変化や姿勢の変化を検出して「測定対象像」や「測定結果(測定結果表示31)」の大きさおよび表示位置を変化させてもよい。
一方、本例の測定システム100(携帯情報端末2および測定結果表示用プログラムDp)では、測定結果表示画面30に壁面Xa〜Xcの像PXa〜PXcや測定結果表示31a〜31cを表示させているとき、すなわち、測定対象の壁面Xa〜Xcに設置した測定用センサ11a〜11cに貼付されているバーコードラベルLa〜Lcを撮像可能な場所に位置しているときに、携帯情報端末2の操作部24を操作して、結果報告用データD4を生成し、生成した結果報告用データD4をデータサーバ3に送信して記録させることができるように構成されている。
具体的には、一例として、図4に示すように、壁面Xa〜Xcの像PXa〜PXcと測定結果表示31a〜31cとが測定結果表示画面30内に表示されている状態において結果報告用データD4の生成を指示したときに、処理部26は、測定結果表示用プログラムDpの記述に従い、測定結果表示画面30のハードコピー(「測定結果表示画面の画面データ」の一例)を生成すると共に、生成したハードコピーと、利用者によって予め入力された測定環境に関する情報とに基づき、図5に示す測定結果報告書40を表示(または印刷)可能な結果報告用データD4を生成して記憶部15に記憶させる。また、処理部26は、通信部23bを制御することにより、記憶部15に記憶させた結果報告用データD4を、通信ネットワークNを介してデータサーバ3に向けて送信させる。これにより、データサーバ3に結果報告用データD4が記録される。
この場合、上記の測定結果報告書40は、結果報告用データD4に基づいて情報端末4などの各種電子端末の表示画面に表示させたり、情報端末4などの電子端末に接続された図示しないプリンタによって印刷されたりする書面であって、一例として、同図に示すように、測定装置1による「測定処理」のタイトル41と、上記のハードコピーに基づく測定結果42と、測定装置1による「測定処理」の諸条件を示す測定条件情報43とが予め規定された書式で並べられている。したがって、データサーバ3に記録された結果報告用データD4を情報端末4などに受信して測定結果報告書40を表示(または印刷)することにより、測定装置1による「測定処理」の結果(携帯情報端末2によって表示させた「測定結果」を含む情報)を、情報端末4などにおいて取得することが可能となる。
このように、この携帯情報端末2では、処理部26が、「測定結果表示処理」において、撮像データD2を画像解析処理してバーコードラベルLの「識別符号」を特定する「第1処理」と、特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11が設置された「測定対象」を識別符号特定用データDxに基づいて特定する「第2処理」と、「測定対象(本例では、壁面Xa〜Xc)」を示す「測定対象像(本例では、像PXa〜PXc)」を測定結果表示画面30に表示させると共に、測定結果データD1に基づき、「第1処理」によって特定した「識別符号」が付与されている測定用センサ11による測定結果の測定結果表示31を、「第2処理」によって特定した「測定対象」の「測定対象像」に対応させて測定結果表示画面30に表示させる「第3処理」とをこの順で実行する。
また、この測定システム100では、上記の携帯情報端末2と、測定用センサ11を介して「測定対象」の物理量(本例では、「温度」)を測定して測定結果データD1を生成し、生成した測定結果データD1を測定用センサ11に配設されているバーコードラベルLの「識別符号」に関連付けて出力する測定装置1とを備えて構成されている。
さらに、この測定結果表示用プログラムDpでは、「測定結果表示処理」として、バーコードラベルLが配設された測定用センサ11を撮像した撮像データD2を画像解析処理してバーコードラベルLの「識別符号」を特定する「第1処理」と、特定された「識別符号」が付与されている測定用センサ11が設置された「測定対象」を識別符号特定用データDxに基づいて特定する「第2処理」と、「測定対象」を示す「測定対象像」を測定結果表示画面30に表示させると共に、測定結果データD1に基づき、「第1処理」によって特定された「識別符号」が付与されている測定用センサ11の測定結果を示す測定結果表示31を、「第2処理」によって特定された「測定対象」の「測定対象像」に対応させて測定結果表示画面30に表示させる「第3処理」とを携帯情報端末2の処理部26に実行させる手順が記録されている。
したがって、この測定システム100、携帯情報端末2および測定結果表示用プログラムDpによれば、測定結果表示画面30に表示されている各測定結果表示31が、いずれの「測定対象」についての測定結果を示しているかを確実かつ容易に認識させることができる。これにより、この測定システム100、携帯情報端末2および測定結果表示用プログラムDpによれば、この種の「測定装置」や「測定結果表示装置」の操作に不慣れな利用者であっても、各「測定対象」についての測定結果を確実かつ容易に把握することができる。
また、この携帯情報端末2によれば、「測定結果表示処理」において、測定用センサ11に対する携帯情報端末2の位置の変化が検出されたときに、検出された位置の変化に対応させて「測定対象像」の大きさを変化させると共に、測定用センサ11に対する携帯情報端末2の姿勢の変化が検出されたときに、検出された姿勢の変化に対応させて「測定対象像」の表示位置を変化させることにより、例えば、測定結果表示画面30内の像PX等を拡大・縮小させたりスクロールさせたりする操作(測定結果表示画面30に対するピンチイン操作、ピンチアウト操作およびスライド操作等)を行うことなく、バーコードラベルLが貼付された測定用センサ11に対して携帯情報端末2を接近または離間させたり、測定用センサ11に対する携帯情報端末2の姿勢(向き等)を変更したりするだけで、測定用センサ11(バーコードラベルL)に対する位置や姿勢の変化に対応して測定結果表示画面30内の像PXa〜PXcや測定結果表示31a〜31cの大きさ、および表示位置を変化させることができるため、恰も、測定結果表示画面30内に現実の壁面Xa〜Xcや測定用センサ11が存在しているかのような極く自然な感覚で測定結果表示画面30内の壁面Xa〜Xcの像PXa〜PXcや測定結果表示31a〜31cを拡大・縮小させたり移動させたりすることができる。したがって、この種の装置の操作に不慣れな利用者であっても、一層確実、かつ一層容易に測定結果を得ることができる。
さらに、この携帯情報端末2によれば、「測定結果表示処理」において、「測定対象像」におけるバーコードラベルLの位置に対応させて測定結果表示画面30に測定結果の測定結果表示31を表示させることにより、「測定対象」と、その「測定対象」についての「測定結果」との関係を誤認させることなく、各「測定対象」についての「測定結果」を直感的に把握させることができる。
また、この携帯情報端末2によれば、「測定結果表示処理」において、処理部26が測定結果データD1を測定装置1から送信させて取得する「測定結果データ取得処理」を実行することにより、例えば、「測定対象」の数が多数で、測定結果データD1が多数存在する場合であっても、「測定結果表示処理」に際して、必要な測定結果データD1を測定装置1から取得して記憶部27に記憶させればよいため、携帯情報端末2の記憶部27における貴重な記憶領域が、「測定結果表示処理」において使用することのない多数の測定結果データD1によって占有されて、他の各種データを記憶可能な記憶領域が不足する事態を回避することができる。
さらに、この携帯情報端末2によれば、処理部26が、「測定結果」を「測定対象像」に対応させて表示させた測定結果表示画面30の画面データを含む結果報告用データD4を生成すると共に通信部23bを制御して結果報告用データD4をデータサーバ3に向けて送信させる「画面データ送信処理」を実行することにより、測定用センサ11に貼付されているバーコードラベルLa〜Lcの像PLa〜PLcを撮像可能な場所、すなわち、測定用センサ11が設置されている壁面Xa〜Xc(測定対象)が存在する「測定処理」の現場において、携帯情報端末2の測定結果表示画面30に表示させた「測定結果」と同様の情報を表示(または印刷)し得る結果報告用データD4を生成することができるため、「測定処理」から、「測定結果」を把握可能な情報(結果報告用データD4)の生成作業までの一連の作業のすべて測定現場において実行することができる。
なお、「測定結果表示装置」および「測定システム」の構成や、「測定結果表示用プログラム」の処理内容については、上記の例に限定されない。例えば、「物理量」の一例である「温度」を測定して測定結果を表示する例について説明したが、「温度」に代えて、「電流値、電圧値、抵抗値、電力値、位相、湿度、歪み、輝度(光度)、照度、雨量および流量」などの各種の「物理量」を測定して測定結果を表示することもできる。
また、測定装置1から携帯情報端末2に測定結果データD1を送信させ、携帯情報端末2において、測定装置1から送信された測定結果データD1に基づく「測定結果」を表示させる例について説明したが、例えば、測定装置1において測定結果データD1を記録したリムーバブルメディア等を携帯情報端末2に装着することにより、「測定結果表示処理」に際して測定結果データD1を取得する「測定結果データ取得処理」を不要とすることもできる。