JP2011144173A - 1,1−ジアリールアルカン及びその誘導体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジメトキシメタン(DMM)及び芳香族化合物の、80〜400℃の範囲の反応温度で酸触媒の存在下での反応がキシレンなどの置換された芳香族化合物を含む場合には、報告される異性体選択性が乏しく、更に、反応収率は許容できるものではなかった。
【解決手段】触媒としてポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を用いて、芳香族化合物とアセタールとの縮合によって1,1−ジアリールアルカンを製造する。
【選択図】なし

Description

本発明は、触媒としてポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を用いた、芳香族化合物とアセタールとの縮合によって1,1−ジアリールアルカンを製造する方法に関する。
ジアリールアルカンの製造方法は、当該技術分野において公知である。
JP02−134332号Aは、芳香族炭化水素とホルムアルデヒドとを硫酸触媒の存在下でかつ界面活性剤の存在下で反応させることを含むジアリールメタンの製造方法を開示している。
FR2745285号A1は、クレイ、シリカ及び/又はアルミナ担持材上に希土類を含む特定の触媒を用いた芳香族化合物のC−アルキル化を開示している。
US4,814,537号Aは、メチル置換ベンゼンを、バナジウム、モリブデン、レニウム及び/又はタングステンの固体の不均一系触媒酸化物と接触させることによってカップリングさせることによってメチル置換ジフェニルメタンを製造する方法を開示している。
US4,895,988号Aは、特定のゼオライトによって触媒される、芳香族化合物とカルボニル化合物との縮合、例えばフェノールとホルムアルデヒドとの縮合により、ジアリールアルカンを製造することを開示している。
US2003/0013932号A1は、ホルムアルデヒドなどのメチレン化剤を用いた、ヘテロポリ酸触媒の存在下でのジアリールメタン及びその誘導体の製造方法を開示している。
Tetrahedron Letters(2006)47(14),2291−2294は、電子リッチなアレーンのトリオキサンによるInCl3−4H2O触媒された脱水によりジアリールメタンを合成することを開示している。
US6,207,866号は、ジメトキシメタン(DMM)及び芳香族化合物を、80〜400℃の範囲の反応温度で酸触媒の存在下で反応させることによりジアリールメタンもしくはその誘導体を製造する方法を開示している。前記特許は、更に、DMMが、アルコール及びホルムアルデヒドの酸触媒の存在下での反応によって製造されてよいことを開示している。
JP02−134332号A FR2745285号A1 US4,814,537号A US4,895,988号A US2003/0013932号A1 US6,207,866号
Tetrahedron Letters(2006)47(14),2291−2294
上述の先行技術にまつわる問題点は、該反応がキシレンなどの置換された芳香族化合物を含む場合には、報告される異性体選択性が乏しいことである。更に、反応収率は許容できるものではない。先に言及したUS6,207,866号は、アルコール及びホルムアルデヒドから上述のDMMの製造に関して、酸性カチオン交換樹脂、例えばスルホン化スチレン−ジビニルベンゼンコポリマー及びスルホン化ペルフルオロエチレンコポリマー(商品名Nafion(登録商標))を列記している。
本発明は、触媒としてポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を用いた、芳香族化合物とアセタールとの縮合によって1,1−ジアリールアルカンを製造する方法に関する。出願人は、この触媒が、1,1−ジアリールアルカンの製造反応を高収率でかつ改善された異性体選択性をもって可能にすることを見出した。
発明の詳細な説明
本発明の一実施態様は、触媒としてポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を用いた、芳香族化合物とアセタールとの縮合によって1,1−ジアリールアルカンを製造する方法である。
出発材料として使用される芳香族化合物は、特に制限されない。しかしながら、前記化合物は、少なくとも1個の芳香族性水素を有さねばならず、かつアセタールと縮合反応を起こすことができるものでなければならない。有用な芳香族化合物には、構造(1)
Figure 2011144173
[式中、
1は、水素又は1〜4個の、好ましくは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基であり、
2及びR3は、無関係に、水素又は1〜4個の、好ましくは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基であり、かつ
1及びR2は、一緒になって、飽和もしくは不飽和であってよい、炭素環式の環系を形成してよい]を有する炭素環式化合物が含まれる。
前記の化合物の例は、ベンゼン、トルエン、m−、o−及びp−キシレン、クメン、エチルベンゼン、プソイドクメン、ナフタレンなどである。好ましい芳香族化合物は、o−キシレンである。
アセタールは特に制限されないが、それは、芳香族化合物と縮合反応を起こしうるものである。有用なアセタールには、構造(2)
Figure 2011144173
[式中、
4及びR5は、それぞれ無関係に、水素、1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、好ましくは水素又は1〜2個の炭素原子を有するアルキル基、より好ましくは水素であり、
6及びR7は、それぞれ無関係に、1〜6個の炭素原子、好ましくは1〜2個の炭素原子を有するアルキル基である]を有する化合物が含まれる。
好ましいアセタールは、ホルムアルデヒド又は1〜6個の炭素原子を有するアルデヒドとメタノールとの反応から得られ又は得ることができるアセタールである。好ましいアセタールは、DMMである。
本発明による方法で使用される触媒は、ポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸である。好ましくは、固体の担持されたプロトン酸、特に担持材料としてのシリカを有する担持されたポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸型の酸である。かかる触媒は、商品名Nafion(登録商標)、Aciplex(登録商標)F、Femion(登録商標)、Neosepta(登録商標)、Fumion(登録商標)Fなどである。好ましい触媒は、Nafion(登録商標)SAC−13である。Nafion(登録商標)SAC−13は、多孔質シリカ粒子であって、その粒子上に約13質量%の負荷量でNafion(登録商標)を吸着されて有している粒子である。
ポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸は、好ましくは以下の構造を有する:
Figure 2011144173
本発明による前記方法において触媒としてポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を使用することの利点は、1,1−ジアリールアルカンを、先行技術による触媒を使用した方法におけるよりも、より高いモル収率及びより重要なことにはより高い異性体選択性で製造できることである。モル収率及び異性体選択性は、触媒として、固体のもしくは担持された、ポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸を使用することによって高めることができる。更に、これらの固体酸もしくは担持された酸は、殆ど汚損(fouling)がなく、二次的な分離が必要ないという利点を有する。
前記の芳香族化合物は、溶剤としても反応物としても、その両者としてはたらきうる。従って、本発明による方法において、アセタールと芳香族化合物との比率は、芳香族化合物に対して、好ましくは0.04〜25質量%、特に好ましくは4〜10質量%、最も好ましくは5〜8質量%である。芳香族化合物中でのアセタールの負荷量が前記の比率よりも大きく高まると、ポリマーの形成が増大する(収率損失及び触媒の汚損)。この比率は、収率とスループット/生産性との間での良いバランスである。
前記のアセタールは、芳香族化合物と予備混合されていても、又は別個にプロセス中に供給してもよい。好ましくは、アセタールは、芳香族化合物と予備混合され、引き続き反応器に供給される。
芳香族化合物の他に、更なる溶剤は、本発明による方法において必ずしも使用されるわけではない。これは、追加の精製が必要ないことと、不所望な相互作用の危険性がより低いこと、といった利点を有する。
該反応は、バッチ式の反応において、連続的な撹拌槽反応器において、触媒床反応器において、又は充填塔において実施することができる。好ましくは、該反応は、触媒床反応器において又は充填塔において実施される。それというのも、該触媒は、ある程度の時点で交換する必要があり、その材料の取り扱いを最小限にすることが望ましいからである。連続的な方法を使用するときは、空間速度は、好ましくは1〜4h-1の範囲、より好ましくは1.5〜3.5h-1の範囲にある。
本発明によれば、空間速度の定義は、使用される触媒1gに対する、反応混合物の1時間あたりのグラム数である。
該方法は、20℃〜250℃、好ましくは110℃〜220℃、より好ましくは160℃〜180℃の温度範囲で実施してよい。
該方法は、大気圧で又は圧力下で行ってよい。反応器中の単独の反応相を保証するために、1000〜2000kPa、より好ましくは1250〜1500kPaの圧力下で作業することが好ましい。
該方法の好ましい実施において、管形反応器は、固体に担持されたペルフルオロスルホン酸樹脂で充填され、それは所望の温度、例えば110℃〜220℃に加熱される。DMMの混合物、例えばo−キシレン中0.04〜25質量%の量のDMMの混合物は、触媒を含有する管形反応器中に0.01〜200h-1の空間速度でポンプ圧入される。該方法は、大気圧で又は圧力下で行ってよい。反応器中の単独の反応相を保証するために、1250〜1500kPaの圧力下で作業することが好ましい。
反応生成物は、蒸留によって、好ましくは分別蒸留によって後処理してよい。反応混合物から分離された過剰の芳香族化合物は、更なるプロセスで使用することができる。
分別結晶もしくはゾーン精製によって、より高い1,1−ジアリールアルカンの異性体純度を得ることができる。
本発明を、様々な実施例についてより詳細に説明する。しかしながら、本発明の実施態様をそれらの実施例に制限することを意図するものではない。
実施例1
管形反応器(2.54cm×38.1cm、ステンレス鋼)に、固体に担持されたペルフルオロスルホン酸樹脂(Nafion(登録商標)SAC−13)18.01gを装入した。触媒床を、窒素パージを行いつつ150℃に一晩加熱することによって乾燥させた。充填された反応器を、周囲温度に冷却し、1379kPaに調整された背圧調節装置を、前記反応器の出口に取り付けた。前記装置にo−キシレンを0.89ml/分の流れで注入し、そして反応器床を170℃に加熱した。反応器床がその温度に達したら、純粋なo−キシレン供給を、o−キシレン中の6質量%のDMMの溶液に置き換え、そして流速を、0.89ml/分に維持した。管形反応器を出て行く生成物流の分析は、ジキシリルメタン(DXM)が、79モル%の収率で、かつ異性体3,3′,4,4′−テトラメチルジフェニルメタンについて約75%の選択性で生成されたことを示している。
実施例2
DMM及びo−キシレンからの固体に担持されたペルフルオロスルホン酸樹脂(Nafion(登録商標)SAC−13)を使用したDXM合成を、実施例1に記載されたのと同様の装置設定を用いて実施した。
触媒が充填された管形反応器を、窒素パージしつつ150℃で一晩加熱することによって調製した。管形反応器を、室温にまで冷却させた。ポンプを始動させ、DMM/o−キシレン混合物流を1.0ml/分で確立した。管状炉温度を、40℃に設定し、そして反応器温度を、15℃ずつ0.5時間毎ないし2.0時間毎で高めた。DXMのモル収率は、140℃までの温度で増加が確認された。DMMは、反応温度が180℃に達するまで、生成物流中に検出された。最良のモル収率(85%)、選択性(70〜75%)及びDMM転化率(100%)は、180℃で、2.9h-1の空間速度(1.0ml/分)及び6質量%のDMM濃度について生じた。
実施例3
DMM及びo−キシレンからのペルフルオロスルホン酸樹脂を使用したDXM合成を、実施例1に記載されたのと同様の装置設定を用いて実施した。
触媒が充填された管形反応器を、窒素パージしつつ150℃で一晩加熱することによって調製した。管形反応器を、室温にまで冷却させた。ポンプを始動させ、DMM/o−キシレン混合物流を1.0ml/分で確立した。管状炉温度を、40℃に設定し、そして反応器温度を、反応温度が160℃、170℃もしくは180℃に達するまで高め、そして次いで、その温度で8〜10時間の期間にわたり、生成物流の定期的な採取をしつつ保持した。分析により、DXMモル収率が60%で一定であったことが裏付けられた。また、異性体選択性が前記の範囲を超えて70%で一貫していることが確認された。
比較例1
DMM及びo−キシレンから、様々な酸触媒、例えば活性化された弱酸性の酸化アルミナ、活性化された中性の酸化アルミナ及び1%のH3PO4負荷量を有する酸化アルミナのそれぞれを用いたDXM合成を、実施例1に記載されるものと同様の実験設定を用いて実施した。
反応器を100℃に加熱し、そしてo−キシレン中のDMMの6質量%溶液の流れを、1.0ml/分で確立した。サンプルを30分毎に回収し、そして管状炉温度を、20℃ずつ1時間毎で高めた。ガスは、140℃より高い温度で反応器塔から発生することが確認された。反応器温度が360℃に達したら、反応を停止させた。
DXMが、前記の代わりの触媒のそれぞれの評価の間に生成されることは見出されなかった。しかしながら、これらの実験は、DMMに関して使用できる上限温度は、その分解のため180〜200℃であることを裏付けている。GC分析によって示されたDMMの分解を、第1表に示す。これらのデータの類似性は、この分解は触媒とは無関係であることを示す。
第1表
Figure 2011144173
比較例2
DMM及びo−キシレンからの、スルホン酸樹脂(Amberlyst(登録商標)XN1010 スルホン化されたスチレン−ジビニルベンゼン 高い表面積を有する水素型)を使用したDXM合成を、実施例1に記載されるのと同様の実験設定を用いて実施した。
管形反応器への流れは、1.0ml/分で確立し、そして炉温度を、60℃に設定した。サンプルを、30分毎に回収し、そして温度を、20℃ずつ0.5時間毎ないし2.0時間毎に高めた。管形反応器を出て行く生成物流は、反応器が110℃であった場合に黄色を呈するようになった。ガスは、140℃より高い温度で反応器塔から発生することが確認され、そして試験は、反応器温度が150℃に達したときに止めた。第2表から理解できるように、最良の結果は、この触媒を用いて、39%のモル収率で、選択性60%であった。この比較例は、スルホン酸樹脂が、単独経路の連続流動系でのDXMの不十分な収率をもたらすことを示している。
比較例3
DMM及びo−キシレンからの、合成の酸性のアルミノケイ酸塩(ゼオライト触媒H Beta 25)を用いたDXM合成を、比較例2に記載したのと同様の実験設定で行った。
この試験の結果は、第2表に見ることができる。
第2表
Figure 2011144173
1) 触媒毒により経時的に低下した。
"−"は、これらの列挙した条件下で測定をしなかったことを意味する。
"0"は、測定はしたものの、生成物は、存在はしても、分析方法の検出限界未満であったことを意味する。
実施例4〜5及び比較例4〜7
管形反応器(2.54cm×38.1cm、ステンレス鋼)に、18.01gの触媒を装入した。触媒床を、窒素パージを行いつつ150℃に一晩加熱することによって乾燥させた。充填された反応器を、周囲温度に冷却し、1379kPaに調整された背圧調節装置を、前記反応器の出口に取り付けた。前記装置にo−キシレンを1ml/分の流れで注入し、そして反応器床を170℃に加熱した。反応器床がその温度に達したら、純粋なo−キシレン供給を、o−キシレン中の6質量%のDMMの溶液に置き換え、そして流速を、1ml/分に維持した。この試験の結果は、第3表に見ることができる。
第3表:
Figure 2011144173
2) 触媒は、500℃での加熱によって再生できる。
3) 触媒品質は、150℃で劣化した。
これらの実施例及び比較例の結果は、DMMのモル収率、選択性及び転化率が、固体に担持されたペルフルオロスルホン酸樹脂を使用すると最高値を有することを示している。
どのような範囲の記載も、それぞれの値及び前記範囲内の全ての考えられる下位範囲の記載として解釈され、そしてどのような属の記載も、それぞれの種類及び前記属内の全ての考えられる下位属の記載として解釈されるべきであるということが、発明者の意図である。
明らかに、本発明の多くの変更及び変化は、前記の教示に鑑みて可能である。従って、特許請求の範囲の範囲内で、本発明は、本願で特定の記載がなされたものとは異なるように実施してもよいと解されるべきである。

Claims (7)

  1. 1,1−ジアリールアルカンの製造方法において、少なくとも1個の芳香族性水素を有する芳香族化合物と、アセタールとを、触媒としてのポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸の存在下で縮合させることを含む、1,1−ジアリールアルカンの製造方法。
  2. 触媒が固体酸もしくは担持された酸である、請求項1に記載の方法。
  3. 触媒が、担持材料としてシリカを有する、担持されたポリマー形の過フッ素化されたスルホン酸である、請求項2に記載の方法。
  4. アセタールと芳香族化合物との比率が、芳香族化合物に対して、4〜10質量%である、請求項1に記載の方法。
  5. アセタールと芳香族化合物との比率が、芳香族化合物に対して、5〜8質量%である、請求項4に記載の方法。
  6. 縮合の間の圧力が、1000〜2000kPaである、請求項1に記載の方法。
  7. 縮合の間の圧力が、1250〜1500kPaである、請求項6に記載の方法。
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