JP2011144025A - エレベータの群管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現在の割当が将来の呼びに与える影響、将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響を考慮した群管理を実現し、各号機の通過時間間隔を最適化して輸送効率を向上させる。
【解決手段】エレベータ群管理部1は、ホール呼び検知部7により割当対象となるホール呼びを検知すると、現行運行情報作成部33によって作成される各号機の現行運行情報に、仮想交通需要生成部31によって生成される複数個の仮想交通需要を含めて運行スケジューリングを行う。そして、運行シミュレーション評価部22において、最適性を示す評価関数として、各階床とその通過方向毎に目標通過時間間隔を設定し、この目標通過時間間隔を最も満足するような運行スケジューリングに従って割当対象ホール呼びを割り当てる号機を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数台のエレベータ(乗りかご)を統括的に制御するエレベータの群管理装置に関する。
エレベータの群管理は、現在発生している呼び(ホール呼び,かご呼び)の状況と、乗りかごの現在位置、乗車人数等を加味し、ホール呼びを適切な乗りかごに割当てることを目的とする。ホール呼びを乗りかごに対して適切に割当てるためには、本来は次の全ての要因を考慮する必要がある。
1.現在の割当が既に発生済みで未だサービスされていない呼び(未応答呼び)に与える影響
2.現在の割当が将来の呼びに与える影響
3.将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響
この中で、上記1の要因は扱い易いが、他の要因については、特許文献1のような一部の提案を除き、従来方式ではほとんど扱われていない。これは、従来の群管理方式と異なり、将来の仮想的な呼びを含む複数の呼びを同時に考慮する必要が生じるため、複数呼びに対しすべての割当ての組合せの中から準最適な解を見つけ出す、一種の組合せ最適化演算を行わなくてはならず、方法が複雑になるからである。
上記特許文献1では、GA(遺伝的アルゴリズム)を利用して最適化演算を行うことを提案している。また、別の方法として、特許文献2では、SA(シミュレーテッドアニーリング)を利用して最適化演算を行うことを提案している。
特開平5−319707号公報 特開平5−319706号公報
上記2,3の要因を考慮するためには、複数個のホール呼びに対し、どの号機に割当てるのが良いかを演算する必要がある。しかし、上記特許文献1で提案されているGAや上記特許文献2で提案されているSAを利用した最適化演算方式では、演算処理に時間がかかり、群管理に必要とされるリアルタイム性を実現することが極めて困難である。
また、通常、エレベータの乗りかごを各階床に早く応答させるために、群管理アルゴリズムの割当評価値計算は、未応答時間を最小化する方向で設計されることが多い。しかし、階床によっては、応答時間が早くても、乗車人数が少なく、輸送力の低下を招くことがある。
例えば昼食時や出勤時などにおいて、交通需要が集中する食堂階や基準階にできるだけ早く乗りかごを応答させるために、2台の乗りかごに当該階床のホール呼びを割当ることがある。しかし、2台の乗りかごに同じ階のホール呼びを割り当てると、各乗りかごが連続して到着する可能性がある。その際、先に到着した乗りかごにほとんどの乗客が乗車してしまい、後続の乗りかごに乗車する人数が少なくなり、意図した輸送力を発揮できない。このような問題を解決するためには、将来に亘って到着時間間隔を制御できるようにホール呼びに対する割当を制御する必要がある。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、現在の割当が将来の呼びに与える影響、将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響を考慮した群管理を実現し、各号機の通過時間間隔を最適化して輸送効率を向上させるエレベータの群管理装置を提供することを目的とする。
本発明は上述した課題を解決するべく、割当対象となるホール呼びを検知すると、現在の各号機の交通需要を表した現行運行情報から作成される複数個の仮想交通需要も含めて運行スケジューリングを行う。このとき、最適性を示す評価関数として、各階床とその通過方向毎に目標通過時間間隔を設定し、この目標通過時間間隔を最も満足するような運行スケジューリングに従って割当対象ホール呼びを割り当てる号機を決定する。
すなわち、本発明に係るエレベータの群管理装置は、複数号機の乗りかごを有し、任意の階床で発生したホール呼びを上記各号機の中の適切な号機に割り当てるエレベータの群管理装置において、上記任意の階床で新たに発生したホール呼びを割当対象ホール呼びとして検知するホール呼び検知手段と、このホール呼び検知手段によって検知された割当対象ホール呼びの発生時点における上記各号機の交通需要を表した現行運行情報を作成する現行運行情報作成手段と、少なくとも平均需要の発生時間間隔および階間交通頻度を含む交通需要データを用いて、上記ホール呼び検知手段によって検知された割当対象ホール呼びの発生時刻以降に発生するホール呼びとかご呼びを仮想的に設定した複数の仮想交通需要を生成する仮想交通需要生成手段と、上記割当対象ホール呼びに上記仮想交通需要生成手段によって生成された各仮想交通需要から得られる複数の仮想的なホール呼びを加え、これらのホール呼びを上記各号機に仮割当して得られる複数の仮割当運行情報を上記現行運行情報作成手段によって作成された現行運行情報を元にして作成する仮割当運行情報作成手段と、各階床とその通過方向毎に上記各号機の目標通過時間間隔を記憶する第1の記憶手段と、各階床とその通過方向毎に上記各号機の前回通過した時間を記憶する第2の記憶手段と、上記第1の記憶手段に記憶された目標通過時間間隔と上記第2の記憶手段に記憶された前回通過時間とに基づいて、上記仮割当運行情報作成手段によって作成された各仮割当運行情報の優劣を評価する運行シミュレーション評価手段と、この運行シミュレーション評価手段による評価結果に基づいて上記各仮割当運行情報の中から上記割当対象ホール呼びの発生階床を通過する時間が最適な仮割当運行情報を選出し、その仮割当運行情報に基づいて上記割当対象ホール呼びを割り当てる号機を決定する割当決定手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、割当対象ホール呼びだけでなく、将来発生する可能性の高いホール呼びとかご呼びも含めて最適な運行スケジューリングを行うことで、
1.現在の割当が既に発生済みで未だサービスされていない呼び(未応答呼び)に与える影響
2.現在の割当が将来の呼びに与える影響
3.将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響
の影響を考慮したエレベータ群管理を実現できる。
加えて、運行スケジューリングから得られる各階床とその通過方向で区別される予測通過時間間隔と目標通過時間間隔との差分値をかご割当演算処理の評価関数系の評価項に含めることで、各階床の通過方向毎に目標通過時間間隔内に各号機を適切に応答させて輸送効率を向上させることができる。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの群管理システムの構成を示すブロック図である。 図2は同実施形態におけるエレベータ群管理部に設けられたかご割当演算処理部2の詳細な構成を示すブロック図である。 図3は同実施形態における仮想交通需要生成部により生成される仮想交通需要系列の一例を示す図である。 図4は同実施形態における実呼びデータを仮想交通需要系列に付加した仮割当ホール呼びリストの一例を示す図である。 図5は同実施形態における目標通過時間記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 図6は同実施形態における前回通過時間記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 図7は同実施形態における仮割当運行情報作成部により作成される仮割当運行情報の一例を示す図である。 図8は同実施形態における各階床と通過方向毎の通過時間を有する仮割当運行情報の一例を示す図である。 図9は同実施形態における前回通過時間を付加した仮割当運行情報の一例を示す図である。 図10は同実施形態における目標通過時間を付加した仮割当運行情報の一例を示す図である。 図11は同実施形態における評価値の計算方法を説明するための図であり、図10中のaで括られた部分に対する評価値の計算例を示す図である。 図12は同実施形態における評価値の計算方法を説明するための図であり、図10中のbで括られた部分に対する評価値の計算例を示す図である。 図13は同実施形態におけるエレベータ群管理部に設けられたかご割当演算処理部による割当決定までの一連の流れを示したフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るエレベータの群管理システムの構成を示すブロック図である。
エレベータ群管理部1は、少なくとも2台以上のエレベータの群管理制御を行う。なお、ここで言う「エレベータ」とは、基本的にはエレベータの乗りかごのことを示し、複数台ある場合には「号機」あるいは「エレベータ号機」という言い方もする。
エレベータ群管理部1は、ビル内の任意の階床で発生した新たなホール呼び(以下、「「割当対象ホール呼び」とも称する)に対する乗りかごの割当てを決定するかご割当演算処理部2と、かご割当演算処理部2への入力となる情報を作成する割当計算情報作成部3とを備え、かご割当演算処理部2で決定された乗りかごに対して、上記発生したホール呼びを割当てる。
このエレベータ群管理部1には、かご制御部8a,8b,8c…が接続されている。かご制御部8a,8b,8c…は、複数号機の乗りかご11a,11b,11c…のそれぞれに対応して設けられている。これらのかご制御部8a,8b,8c…は、それぞれにホール呼び情報リストホール呼び情報リスト9a,9b,9c…とかご呼び情報リスト10a,10b,10c…を有し、各乗りかご11a,11b,11c…の運転制御を個別に行う。
ホール呼び情報リスト9a,9b,9c…は、ホール呼びの発生時刻と発生階床、方向(UPorDOWN)を一組とした情報のリストである。かご呼び情報リスト10a,10b,10c…は、かご呼びの発生時刻と発生階床を一組とした情報のリストである。なお、かご呼び情報リスト10a,10b,10c…内の発生時刻は省略してもよい。
かご制御部8a,8b,8c…は、それぞれに乗りかご11a,11b,11c…内に設けられたかご呼びボタン12a,12b,12c…の押下によるかご呼びの発生を検知し、その検知したかご呼びの情報をかご呼び情報リスト10a,10b,10c…に追加する。これに対し、ホール呼びの情報は、かご割当演算処理部2によりホール呼びに対するかご割当が決定されたときに、かご割当演算処理部2から当該乗りかごに対応するかご制御部に送られて、そのかご制御部内のホール呼び情報リストに追加される。
なお、図1の例では、各乗りかご11a,11b,11c…に対応させてかご制御部8a,8b,8c…を配置したが、各乗りかご11a,11b,11c…に共通の制御部を設け、その共通の制御部において各乗りかご11a,11b,11c…を運転制御してもよい。
一方、エレベータ群管理部1には、各階床に設置されたホール呼びボタン13a,13b,13c…の押下を検知するホール呼び検知部7が備えられている。このホール呼び検知部7により新たなホール呼びの発生が検知されると、そのホール呼びの情報が割当計算情報作成部3へ送られる。このホール呼びの情報は、ホール呼びの発生時刻、発生階床、発生方向(UPまたはDOWN)を含む。
また、エレベータ群管理部1には、各号機(乗りかご11a,11b,11c…)の運行情報として、「かご位置」、「運転方向」、「かご状態」などを収集するかご情報収集部4が備えられている。「かご状態」には、「現在の荷重」,「速度」,「移動中」,「ドア開中」,「ドア閉」,「ドア開」,「ドア閉中」,「停止中」,「休止中」などが含まれる。
かご情報収集部4は、これらの情報を検出するための検出部41,42,43を有し、割当演算開始時に検出部41,42,43にて検出された各情報を割当計算情報作成部3へ送る。
また、エレベータ群管理部1には、かご停止情報収集部5が備わっている。このかご停止情報収集部5は、ホール呼び情報検出部51とかご呼び情報検出部52を有し、割当演算開始時にかご制御部8a,8b,8c…からホール呼び情報リスト9a,9b,9c…のデータとかご呼び情報リスト10a,10b,10c…のデータを収集し、その収集したデータを割当計算情報作成部3へ送る。
また、エレベータ群管理部1には、交通需要データ生成部6が備わっている。この交通需要データ生成部6は、複数の時間帯毎にホール呼びおよびかご呼びの発生状況(ホール呼びの発生時刻、発生階床、発生方向、ならびにかご呼びの発生時刻、発生階床など)に基づいて各時間帯における交通需要を計測し、これらを統計したデータを交通需要デ一タとして生成して内部の記憶部6aに記憶する。
交通需要データは、階間の交通頻度を表したOD(origin and destination)表と、需要の平均発生間隔とを含む。なお、時間帯を考慮することなく、交通需要データを生成することも本発明は含む。
ここで、本実施形態において、割当計算情報作成部3は、仮想交通需要生成部31と、仮割当ホール呼び送信部32と、現行運行情報作成部33と、現行運行情報送信部34とを備えている。
仮想交通需要生成部31は、かご割当演算処理部2によるかご割当演算時に、現在時刻またはホール呼びの発生時刻に対応する各階床の交通需要データと乱数発生器31aとを用いて、将来の交通需要データを仮想交通需要データとして複数生成する。
上記仮想交通需要データは、割当対象ホール呼びの発生時刻以降に発生するホール呼びとかご呼びを仮想的に設定したデータであり、「将来需要の発生時刻(割当対象ホール呼びの発生時刻)」、「将来需要の発生階床(割当対象ホール呼びの発生時刻以降に発生するホール呼びの発生階床)」と、「将来需要の目的階床(派生かご呼びの階床)」を組にしたものであり、複数個の仮想交通需要データから仮想交通需要系列が構成される。
更に、仮想交通需要生成部31は、ホール呼び検知部7によって検知されたホール呼びのデータ(割当対象ホール呼びの発生時刻,発生階床,発生方向)に派生かご呼びの発生階床を付加して実呼びデータを作成する。
この実呼びデータ(割当対象ホール呼びと派生かご呼びを含んだデータ)と仮想交通需要系列を合わせたデータが仮割当ホール呼びリスト21bとして仮割当ホール呼び送信部32を介してかご割当演算処理2へ送信される。
なお、上記仮想交通需要系列は、複数の仮想交通需要の系列である。仮想交通需要は「仮想呼びセット」あるいは「仮想呼びデータ」とも称し、仮想交通需要系列は「仮想呼びリスト」とも称する。
現行運行情報作成部33は、割当対象ホール呼びが発生した時点における各号機の現行運行情報を作成する。現行運行情報は、各号機の現在の運行状態を示す情報であり、かご位置、運転方向、かご状態、ホール呼割当情報などを含む。
具体的には、現行運行情報作成部33は、かご情報収集部4とかご停止情報収集部5によって収集される情報を統合し、特にかご停止情報収集部5により収集されるホール呼び割当情報に含まれる各号機の未応答ホール呼びから派生するかご呼び(派生かご呼び)を追加して現行運行情報を作成する。作成された現行運行情報は、現行運行情報送信部34を介してかご割当演算処理部2へ送信される。
また、かご割当演算処理部2は、探索演算処理部21と、運行シミュレーション評価部22と、評価結果記憶部23と、かご割当決定部24とを備え、かご割当の演算処理を実行する。なお、このかご割当演算処理部2の各部の構成については、後に図2を参照して詳しく説明する。
かご割当決定部24は、かご割当の演算結果に基づいて、ホール呼びをどの号機に割り当てるのかを決定し、かご制御部8a,8b,8c…の中の該当するかご制御部に対して割当命令を送信する。例えば、かご制御部8aに対して割当命令が送信されたとしたら、その割当命令を受けたかご制御部8aは、自身のホール呼び情報リスト9aに当該ホール呼びの情報を追加する。
なお、上述した各構成要素は、コンピュータのソフトウェア、またはソフトウェアとハードウェアの組合せにより実現することができる。コンピュータとエレベータ実機との間は、制御に必要な電気信号を送受信するための制御盤や通信インターフェースを介して接続される。
次に、上記のように構成されたエレベータ群管理システムの動作について詳細に説明する。
エレベータの利用者得は、各階床に設置されたホール呼びボタン13a,13b,13c…の押下により、エレベータの配車要求(ホール呼び)を行う。この配車要求は、「新規ホール呼びの発生」という形でエレベータ群管理部1内のホール呼び検知部7により検知される。ホール呼び検知部7によって検知されたホール呼び(割当対象ホール呼び)の情報は、割当計算情報作成部3へ送信される。上述したように、ホール呼びの情報は、そのホール呼びの発生時刻、発生階床、発生方向(UPまたはDOWN)を含む。
次に、割当計算情報作成部3は、ホール呼び検知部7によって検知されたホール呼びをトリガにして、割当演算処理で必要な情報を収集するために、かご情報収集部4とかご停止情報収集部5と交通需要データ生成部6に情報を送るように指令する。
割当計算情報作成部3から指令を受けたかご情報収集部4は、各号機(乗りかご11a,11b,11c…)の「かご位置」,「運転方向」,「かご状態」などの運行情報を収集して割当計算情報作成部3へ送る。
また、割当計算情報作成部3から指令を受けたかご停止情報収集部5は、ホール呼び情報リスト9a,9b,9c…とかご呼び情報リスト10a,10b,10c…のデータをかご停止情報として取得して割当計算情報作成部3に送る。
また、交通需要データ生成部6は、交通需要データ生成部6内の記憶部6aを参照し、現在時刻に対応する交通需要データを割当計算情報作成部3へ送る。
ここで、仮想交通需要データ生成部31について説明する。
仮想交通需要データ生成部31には、仮想交通需要データを生成するために必要な交通需要データが保持されている。なお、この交通需要データをホール呼びの発生毎に生成する場合と、ある時間帯においては同一の交通需要データを用いて生成する場合の2通りが考えられる。本実施形態では、前者のホール呼びが発生する毎に交通需要データを参照して生成する場合について説明するが、後者であっても本発明を制限するものとはならない。
次に、割当計算情報作成部3は、受信した各情報を元にして、かご割当演算処理部2で必要な情報を作成する。
この割当計算情報作成部3において、仮想交通需要生成部31は、交通需要データ生成部6から送信された現在時刻に対応する交通需要データに基づいて、将来のホール呼びとかご呼びを仮想的に設定した仮想交通需要を複数個生成させ、これらの仮想交通需要で構成される仮想交通需要系列を作成する。
詳しくは、現在の時間帯におけるOD表(階間交通頻度)と平均需要発生間隔とを交通需要データ生成部6の記憶部6aから読み出し、その読み出したデータと乱数発生器31aによる乱数とから複数個の仮想交通需要データからなる仮想交通需要系列を作成する。この仮想交通需要系列は、仮割当ホール呼び送信部32へ送られる。
仮割当ホール呼び送信部32では、ホール呼び検知部7によって検知された割当対象ホール呼びに派生かご呼びを付加して、「ホール呼びの発生時刻」,「ホール呼びの発生階床」,「ホール呼びの発生方向」,「ホール呼びの目的階床(派生かご呼びの発生階床)」を属性に持つ実呼びデータを作成する。そして、仮割当ホール呼び送信部32は、この実呼びデータに仮想交通需要生成部31により生成された仮想交通需要系列を付加して仮割当ホール呼びリスト21bを作成して、かご割当演算処理部2へ送信する。
また、現行運行情報作成部33では、かご情報収集部4とかご停止情報収集部5により収集された各情報を統合し、更にかご停止情報収集部5において未応答の既割当ホール呼びがある場合には、現行運行情報作成部33内の派生かご呼び発生部33aにより派生かご呼びの情報も付加する。これらの情報は、現行運行情報送信部34によりかご割当演算処理部2へ送信される。
なお、仮想交通需要生成部31による仮想交通需要系列の生成動作や、かご情報収集部4とかご停止情報収集部5によるかご状態の収集動作等は、並列に動作を実行可能であり、各々が発生させるべきあるいは収集すべき情報が集まった段階でかご割当演算処理部2へ順次送られる。
図3は仮想交通需要生成部31により生成される仮想交通需要系列の一例を示す図である。図3の例では、N個の仮想交通需要(N個の仮想呼びセット)を含む。図中のTの表記が仮想交通需要の発生時刻、Oの表記が仮想ホール呼び、Dの表記が派生かご呼びを示す。
例えば、インデックス1の仮想交通需要は、現在時刻(時刻T=0とする)から4秒後の時刻T=4のときに、出発階(O)が1階であるホール呼び(仮想ホール呼び)が発生し、行先階(D)が6階のかご呼び(派生かご呼び)が発生することを意味する。仮想交通需要の時刻は、割当対象ホール呼びの発生時刻よりも未来の時刻である。
この仮想交通需要系列に含まれるN個の仮想交通需要は乱数発生器31aを用いて発生させる。発生方法としては、例えば、仮想交通需要の発生時刻(仮想ホ一ル呼びの発生時刻)は、ポアソン分布に従うように乱数で決定することができる。
また、出発階と行先階の組を表わすOD(すなわち、仮想ホール呼びの発生階床と派生かご呼びの目的階床)は、発生時刻に対応する時間帯のOD表の分布に従うように乱数で決定することができる。なお、OD表は交通需要データ生成部6の記憶部6aに記憶されている。
上述したように、割当計算情報作成部3は、ホール呼び検知部7により検知されたホール呼びの情報を受け取ると、仮想交通需要生成部31に仮想交通需要系列の発生を指示して、その情報を受け取る。また、割当計算情報作成部3は、かご情報収集部4ならびにかご停止情報収集部5に対しても各々が収集する情報の送信を指示して、これらの情報を受け取る。
更に、割当計算情報作成部3は、ホール呼びの情報から派生かご呼びを生成し、割当対象ホール呼びと派生かご呼びを含んだ実呼びデータを仮想交通需要系列の先頭に付加して、仮割当ホール呼び送信部32を介してかご割当演算処理部2へ送信する。
図4は実呼びデータを仮想交通需要系列に付加した仮割当ホール呼びリスト21bの一例を示す図である。
この例では、インデックス0に実呼びデータが付加されている。この実呼びデータは、時刻T=0のときに、出発階(O)が5階であるホール呼び(割当対象ホール呼び)、行先階(D)が17階のかご呼び(派生かご呼び)が発生していることを示す。
かご割当演算処理部2は、探索演算処理部21と運行シミュレーション評価部22と評価結果記憶部23を用いた探索演算制御を起動し、仮想交通需要系列の各需要がそれぞれ発生したと仮定した場合に、それぞれ将来に亘って最も良いまたは好適な乗りかごを選んで割当対象ホール呼びを割り当てる。
(かご割当演算処理部2の構成)
次に、かご割当演算処理部2の構成について説明する。
図2はエレベータ群管理部1に設けられたかご割当演算処理部2の詳細な構成を示すブロック図である。
かご割当演算処理部2は、探索演算処理部21と、運行シミュレーション評価部22と、評価結果記憶部23と、かご割当決定部24とから構成される。
(1)探索演算処理部21
まず、探索演算処理部21について説明する。
探索演算処理部21は、仮割当ホール呼びリスト21b内のホール呼びを各号機に仮割当した結果を複数個作成する。この探索演算処理部21は、探索演算処理の初期化を行う探索演算初期化部21aと、仮割当ホール呼びリスト21bと仮割当ホール呼びを各号機に割当てた場合の仮割当結果を複数個作成する仮割当結果作成部21cと、仮割当結果を選択する仮割当結果選択部21dと、探索演算処理部21での計算処理の終了を判定する探索演算処理終了判定部21eとから構成される。
探索演算初期化部21aは、仮割当ホール呼びリスト21b内の仮割当ホール呼びがいずれの号機にも割当られていない状態の初期仮割当結果を作成し、後述する探索演算処理における探索基点ノードに該当する状態を作成する。作成後、探索演算初期化部21aは初期仮割当結果を評価結果記憶部23に送信する。なお、初期仮割当結果の場合には、評価値を必要としないので、評価値は算出されない。
仮割当ホール呼びリスト21bは、図4に示したように、実呼びデータ(割当対象ホール呼びと派生かご呼びを含んだデータ)と仮想交通需要系列とで構成される。
仮割当結果作成部21cは、仮割当ホール呼び選択部21c−1と仮割当結果計算部21c−2とを備えている。仮割当ホール呼び選択部21c−1は、仮割当結果選択部21dにより選択された仮割当結果に含まれていない仮割当ホール呼びリスト21bのホール呼びの中で先頭のホール呼びを1つ選択する。このとき、1つも選択されない、つまり仮割当ホール呼びリスト21b内の全ての仮割当対象のホール呼びについて仮割当済みの仮割当結果が選択されていた場合には、この仮割当結果を評価結果記憶部23内の全探索終了結果記憶リスト23bへ送信する。
一方、1つ選択された場合、つまり未だ未割当の仮割当対象のホール呼びがある場合、仮割当結果計算部21c−2は、選択した仮割当ホール呼びリスト21bのホール呼びを各号機へ割当てた場合の仮割当結果を作成し、運行シミュレーション評価部22へ送信する。
例えば、1号機〜4号機のエレベータが稼働している場合には、仮割当結果計算部21c−2は、選択した仮割当ホール呼びを1号機へ仮割当した結果、2号機へ仮割当した結果、3号機へ仮割当した結果、4号機へ仮割当した結果の4つの仮割当結果を作成し、運行シミュレーション評価部22へ送信する。
ただし、上記の例は、全ての号機に対して仮割当対象のホール呼びが割当可能である場合である。例えば、エレベータ自体は4台あったとしても、系統分離などの物理的に応答可能な号機が2台しかない場合には、応答可能な号機のみに対して仮割当対象のホール呼びの仮割当結果を作成する。また、物理的に応答可能であるが、何らかの異常等によりエレベータが休止中の場合も同様である。
仮割当結果選択部21dは、仮割当結果選択計算部21d−1と仮割当リスト操作部21d−2と備えている。探索演算処理終了判定部21eにより演算継続通知を受けると、仮割当リスト操作部21d−2は、評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23aを読み出して仮割当結果選択計算部21d−1に渡す。仮割当結果選択計算部21d−1は、所定の評価基準に従って仮割当結果記憶リスト23aに記憶されている仮割当結果を選択する。
この選択された仮割当結果は探索演算処理部21の仮割当結果作成部21cへ送信され、仮割当結果記憶リスト23aの仮割当結果は仮割当リスト操作部21d−2により削除される。なお、上記所定の評価基準は、仮割当結果記憶リスト23a内に格納されている仮割当結果の中で最良の評価値を持つ仮割当結果とする。
探索演算処理終了判定部21eは、評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23a内の仮割当結果を参照する仮割当結果参照部21e−2と、反復演算カウンタ21e−1とを備えている。仮割当結果参照部21e−2により参照した結果、探索途中の仮割当結果を記憶している評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23aに仮割当結果が存在しない場合や反復演算カウンタ21e−1により所定演算回数が終了した場合には探索演算処理を終了し、かご割当決定部24へ終了を通知する。演算を継続する場合には、仮割当結果選択部21dへ演算継続を通知する。
(2)運行シミュレーション評価部22
次に、運行シミュレーション評価部22について説明する。
運行シミュレーション評価部22は、探索演算処理部21により作成された各仮割当結果からその運行情報である仮割当運行情報(運行スケジュール)を作成して、これらの優劣を評価する。この運行シミュレーション評価部22は、仮割当結果作成部21cにより作成された仮割当結果からその運行情報を作成する仮割当結果運行情報作成部22aと、仮割当結果運行情報作成部22aにより作成した仮割当運行情報から仮割当結果の評価値を算出する仮割当結果評価部22bとから構成される。
仮割当運行情報作成部22aは、現行運行情報送信部34から受信した各号機の呼び情報のリスト化した呼び情報リスト22a−1と、未応答ホール呼びから発生する派生かご呼びを予測発生される派生かご呼び発生部22a−2とを備えており、これらの情報と各号機の仮割当結果から各号機の仮割当運行情報を作成する。
仮割当結果評価部22bは、前回通過時間記憶部22b−2と目標通過時間記憶部22b−1とを備えている。前回通過時間記憶部22b−2は、実際のエレベータ運行において、各階床の通過方向毎に現在時刻を0とした場合に各号機が前回通過した時間を現行運行情報送信部34から受信したデータに従って記憶している。また、目標通過時間記憶部22b−1には、各階床の通過方向毎に各号機が通過すべき時間間隔の目標値が設定されている。
なお、上記目標値の設定方法として、いろいろな方法が考えられるが、本実施形態では予め目標値が設定されているとして説明する。
図5は目標通過時間記憶部22b−1のデータ構成の一例を示す図であり、ビル階床数を10階とした場合のデータが示されている。
目標通過時間記憶部22b−1には、各階床を各号機が通過すべき時間間隔の目標値が設定されている。この場合、各号機が通過する階床は同じであっても、どちらの方向で通過したかによって区別する必要がある。
図5の例では、1階UP方向(上方向)をいずれかの各号機が通過する目標間隔値を20secと設定している。2階UPならば目標通過値が30sec,同一階床2階でもDN方向(下方向)の通過ならば25secの時間間隔でいずれかの各号機を通過させるように目標値が設定されている。
また、1階が最下階、10階が最上階であるので、最下階であれば下方向通過はあり得ず、最上階であれば上方向通過はあり得ず、その設定自体は行われない。
なお、図5の例では、2次元配列のようなデータ構造により目標通過時間記憶部22b−1を構成しているが、構成上の制約ではなく、階床とその通過方向毎に目標値が設定され、インデックス付けがなされるデータ構造であれば良い。
また、目標通過時間間隔としては、最大通過時間間隔、最小通過時間間隔、通過時間間隔の分散のうち少なくとも1つが各階床とその通過方向毎に設定されるものとする。
図6は前回通過時間記憶部22b−2のデータ構成の一例を示す図であり、ビル階床数を10階とした場合のデータが示されている。
前回通過時間記憶部22b−2は、各階床とその通過方向毎にいずれかの号機が最近通過した時刻が記憶されている。なお、この前回通過時間記憶部22b−2は現在時刻を0として構成されている。
図6の例では、いずれかの号機のうち、1階UP方向を通過した時刻が現在時刻より6sec前であることを示し、2階UP方向が0sec、つまり、いずれかの号機が現在2階UP方向を通過中である。また、同一階床であるが、2階DN方向をいずれかの号機が通過したのが8sec前であることを示す。
目標通過時間記憶部22b−1と同様に、最下階である1階の下方向と、最上階である10階の上方向については設定が行われないものとする。
なお、図6の例では、2次元配列のようなデータ構造により前回通過時間記憶部22b−2を構成しているが、構成上の制約ではなく、階床とその通過方向毎に目標値が設定され、インデックス付けがなされるデータ構造であれば良い。
次に、運行シミュレーション評価部22による評価値の計算方法について説明する。
運行シミュレーション評価部22では、探索演算処理部21による仮割当ホール呼びリスト21b内の仮割当ホール呼びを仮割当した結果から仮割当運行情報作成部22aにより現在時刻T=0における各号機(乗りかご11a,11b,11c…)の仮割当運行情報を作成する。
図7は仮割当運行情報作成部22aにより作成される仮割当運行情報の一例を示す図である。ここでは、説明を簡単にするために、ビル階床数が5階で、かご台数が2台の場合の例で説明する。実線の運行線が1号機、点線の運行線が2号機であるとする。このとき、各階床と通過方向毎の通過時間は図8のようになる。
図8は各階床と通過方向毎の通過時間を有する仮割当運行情報の一例を示す図である。図中の△印は上方向通過時間を示し、▽印は下方向通過時間を示している。通過時間の算出タイミングは階床停止であれば、その到着時刻を通過時間とし、通過であれば、運行線がその階床通過直線を横切った時刻を通過時間として算出している。また、途中階で反転した場合には、反転後の方向をその通過方向とする。更に先に述べたように、最下階である1階では下方向通過は表現せず、最上階である5階では上方向通過は表現しない。
次に、目標通過時間記憶部22b−1内のデータと前回通過時間記憶部22b−2内のデータを用いた仮割当運行情報の評価値計算方法の詳細を述べる。
図8の状態から前回通過時間記憶部22b−2内のデータを参照して、現在時刻T=0以前の状態で各階床とその通過方向でいずれかの号機が通過した時間を付加すると、図9のようになる。
図9は前回通過時間を付加した仮割当運行情報の一例を示す図である。図中の上向き黒三角マークは上方向通過した実際の時間を示し、下向き黒三角マークは下方向通過した実際の時間を示す。前回通過時間は、図6に示したように、実際のエレベータ運行において、いずれかの号機が各階床の通過方向毎に通過した時間である。
次に、目標通過時間記憶部22b−1内のデータを参照し、図9に示した仮割当運行情報に各階床とその通過方向毎に設定されている目標通過時間を付加すると、図10のようになる。
図10は目標通過時間を付加した仮割当運行情報の一例を示す図である。各階床とその通過方向毎に算出した通過時間に対し、それぞれの階床と通過方向毎に設定されている目標通過時間を付加した例である。この目標通過時間の付加は、通過した時間時点から目標通過時間計測の始点とするものとする。
このようにして、仮割当運行情報作成部22aによる仮割当運行情報から各階床とその通過方向毎の通過時間を算出し、この算出結果に前回通過時間記憶部22b−2内の前回通過時間の情報と目標通過時間記憶部22b−1内の目標通過時間の情報を付加する形で、仮割当運行情報の優劣を決定するための評価値計算の準備を行う。
ここで、図10の状態で仮割当運行情報の評価値を計算する方法について説明する。
各階床とその通過方向毎に設定される各号機の通過時間を示す変数を下記のように表わす。
Figure 2011144025
また、各階床とその通過方向に設定される各号機の目標通過時間間隔を示す変数を下記のように表わす。
Figure 2011144025
まず、図10中のaで括られた部分に対する評価値の計算例を図11に示す。図10中のa部分は1階上方向の通過であり、通過した順番が2番目と3番目である。したがって、それぞれの通過時間は図11のように表せる。この場合、1階上方向の2番目通過と3番目通過の時間間隔は、t1,UP,3−t1,UP,2となる。
ここで、1階上方向の目標通過時間との差分値ΔTは、下記のように計算される。
Figure 2011144025
この差分値ΔTが0であれば、目標通過時間間隔に対して、目標値通りの通過時間間隔で運行可能であることを示す。また、負値であれば、目標通過時間間隔に比べて、短い時間間隔で運行していることを示し、正値であれば、目標通過時間間隔に比べて長い時間間隔で運行していることを示す。
なお、正値あるいは負値によって、以下に説明する仮割当運行情報の評価値計算を分けることも考えられるが、本実施形態では、正負に関係なく差分値のみを評価値とするものとする。
ただし、これは本発明を制限するものではなく、目標通過時間間隔に対して正値になる場合(つまり、差分値が目標通過時間間隔以上の場合)と負値になる場合(つまり、差分値が目標通過時間間隔以上の場合)とで、例えば負値になる場合の評価値を少し上げるように重み付けをするなどして、評価値の算出方法を変更するようにしても良い。
次に、図10中のbで括られた部分に対する評価値の計算例を図12に示す。図10中のb部分は5階下方向の通過であり、通過した順番が0番と1番目である。したがって、それぞれの通過時間は図12のように表せる。この場合、5階下方向の0番目通過と1番目通過の時間間隔は、t5,DN,1−t5,DN,0となる。
ここで、5階下方向の目標通過時間との差分値ΔTは、下記のように計算される。
Figure 2011144025
このようにして、全ての通過時間間隔について、図11、図12に示したように差分値を求める。運行シミュレーション評価部22による仮割当運行情報の評価値をEとすると、下記のような式で表せる。
Figure 2011144025
運行シミュレーション評価部22は、このようにして算出した評価値と仮割当結果を評価結果記憶部23へ送信する。
(3)評価結果記憶部23
次に、評価結果記憶部23について説明する。
評価結果記憶部23は、運行シミュレーション評価部22の評価結果を記憶する。この評価結果記憶部23は、仮割当結果記憶リスト23aと、全探索終了結果記憶リスト23bと、仮割当結果記憶情報作成部23cとで構成される。
仮割当結果記憶情報作成部23cは、運行シミュレーション評価部22から受信した仮割当結果とその評価値を組にした仮割当結果記憶情報を作成する。仮割当結果記憶リスト23aは、仮割当結果記憶情報作成部23cによって作成された仮割当結果記憶情報のリストである。全探索終了結果記憶リスト23bは、仮割当ホール呼びリスト21b内の各仮割当ホール呼びについて仮割当済みの仮割当結果を記憶する。
(4)かご割当決定部24
次に、かご割当決定部24について説明する。
かご割当決定部24は、評価結果記憶部23に記憶された評価結果に基づいてホール呼びの割当号機を決定する。このかご割当決定部24は、記憶リスト参照部24aと割当指令部24bとから構成される。
探索演算処理部21の探索演算処理終了判定部21eにより終了判定がなされると、記憶リスト参照部24aは、評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23aと全探索終了結果記憶リスト23bを参照する。
すなわち、記憶リスト参照部24aは、まず、全探索終了結果記憶リスト23bを参照し、全探索終了結果記憶リスト23b内に記憶されている情報があれば、全探索終了結果記憶リスト23b内の仮割当結果の中で、min(E)となる仮割当結果記憶情報を取得する。全探索終了結果記憶リスト23b内に記憶されている情報がなければ、仮割当結果記憶リスト23a内の情報を参照し、仮割当結果記憶リスト23a内の仮割当結果の中でmin(E)となる仮割当結果記憶情報を取得する。取得した結果は、割当指令部24bへ送られる。
割当司令部24bは、記憶リスト参照部24aから受け取った仮割当結果記憶情報を元に、ホール呼びが割当られている号機に対して割当を決定し、該当する号機に割当指令を行う。
例えば、1号機である乗りかご11aに割当決定がなされたとすると、乗りかご11aに対応したかご制御部8aは、ホール呼び情報リスト9a内の情報とかご呼びリスト情報10a内の情報に基づいて乗りかご11aの運転制御を行う。
(動作説明)
次に、かご割当演算処理部2の動作について説明する。
図13はエレベータ群管理部1に設けられたかご割当演算処理部2による割当決定までの一連の流れを示したフローチャートである。
上述したように、ホール呼び検知部7により新たに割当対象となるホール呼びが検知されると、割当計算情報作成部3は、交通需要データ生成部6から仮想交通需要系列の生成に必要な情報を取得し、さらに、かご情報収集部4とかご停止情報収集部5から現行運行情報に必要な情報を取得し、これらをかご割当演算処理部2へ送信する。これにより、かご割当演算処理部2によるかご割当決定のための演算処理がスタートする。
まず、ステップS11において、初期仮割当結果が探索演算初期化部21aにより作成される。この初期割当結果とは、ホール呼びが発生した時点における各号機(乗りかご11a,11b,11c…)の既割当のホール呼びと既登録のかご呼びの情報からなる。つまり、割当対象となるホール呼びが発生した時点における各号機の運行情報を作成するのに必要なデータであり、探索演算処理における探索過程のルートノードを示す。初期割当結果作成後、ステップS12へ移行する。
ステップS12では、この初期仮割当結果を評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23aへ送って記憶する。初期仮割当結果の記憶後、ステップS13へ移行する。
ステップS13では、仮割当結果記憶リスト23aからmax(E)の評価値を持つ仮割当結果を取得する。
なお、ここで言うmax(E)は、数値的に最大値というわけではなく、最良の評価値という意味である。つまり、評価関数の構成によっては最良の意味が、最大値あるいは最小値となることもある。例えば、本実施形態における運行シミュレーション評価部22による目標通過時間と通過時間との差分値の総和を評価関数として設計した場合には、差分値が小さいほど、評価が良いということになる。このため、max(E)となる仮割当結果は、仮割当結果記憶リスト23a内に格納されている仮割当結果のうち、評価値が最小値となる仮割当結果が選択されて、ステップS14へ移行する。
ステップS14では、取得した仮割当結果が全探索終了ノードであるかどうかを判定する。全探索終了ノードとは、探索演算処理部21内の割当対象ホール呼びと仮想需要系列から構成される仮割当ホール呼びリスト21b内の全データに対して、仮割当を完了した仮割当結果のことである。したがって、取得した仮割当結果が全探索終了ノードであれば、ステップS15へ移行し、全探索終了ノードでなければ、ステップS16へ移行する。
ステップS15では、上記ステップS14で取得した仮割当結果が全探索終了ノードである場合に、評価結果記憶部23内の全探索終了結果記憶リスト23b内に仮割当結果を格納してステップS13へ戻る。
ステップS16では、上記ステップS14で取得した仮割当結果が全探索終了ノードでなければ、仮割当ホール呼びリスト21bから仮割当を行うホール呼びを取得する。このホール呼びは、探索演算処理部21内の仮割当ホール呼び選択部21c−1により選択される。そして、取得した仮割当結果に未割当のホール呼びが仮割当ホール呼びリスト21bから選択されて、ステップS17へ移行する。
ステップS17では、上記ステップS16で取得した仮割当ホール呼びデータhcを各号機に仮割当した状態である仮割当結果node^(n=1,2,…,N)を作成する。ここで、先に説明したが、系統分離などの物理的な制約で割当不可能な号機や、何らかの異常により割当不可能な号機に対しては、仮割当ホール呼びに対して仮割当結果を作成しないことも考えられる。仮割当結果node^を作成後、ステップS18へ移行する。
ステップS18では、図7乃至図12を用いて説明したように、仮割当結果node^(n=1,2,…,N)の評価値Enode^nを計算してステップS19へ移行する。
ステップS19では、仮割当結果であるnode^とその評価値であるEnode^nを(node^,Enode^n)といった組にして評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23aに格納してステップS20へ移行する。
ステップS20では、探索演算処理部21内の探索演算処理終了判定部21eにより、探索演算処理を終了するかどうかを判定する。探索演算処理であるステップS13〜S19の一連の処理回数や、評価結果記憶部23内の仮割当結果記憶リスト23a内のリストを参照して、リスト内に記憶データがない場合には探索演算処理を終了して、ステップS21へ移行する。探索演算処理終了判定部21eにより探索継続が判定されると、ステップS13に移行する。
ステップS21では、かご割当決定部24内の記憶リスト参照部24aが全探索終了結果記憶リスト23bを参照する。そして、全探索終了結果記憶リスト23b内に格納されている全探索ノード、つまり、探索演算処理部21内の仮割当ホール呼びリスト21b内のホール呼びの全てを仮割当して評価した仮割当結果の中で最良の仮割当結果、つまりmax(E)となる仮割当結果を取得してステップS22へ移行する。
ステップS22では、上記ステップS21で全探索終了済みの仮割当結果を取得できたかどうかを判定する。全探索終了結果記憶リスト23b内に全探索終了した仮割当結果があれば、ステップS24へ移行する。全探索終了結果記憶リスト23b内に全探索終了した仮割当結果がなければ、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、上記ステップS22で全探索終了済みの仮割当結果がなかったと判定されたため、記憶リスト参照部24aが仮割当結果記憶リスト23aを参照して、仮割当結果記憶リスト23a内に格納されている探索途中の仮割当結果の中で最良の評価値max(E)の仮割当結果を取得して、ステップS24へ移行する。
ステップS24では、かご割当決定部24内の割当指令部24bが上記ステップS21あるいはS23で取得した仮割当結果から割当対象ホール呼びが割当られている号機を取得して、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、該当する号機に対して割当を決定し、該当する号機に割当指令を行う。
以上のように、本実施形態によれば、割当対象となるホール呼びを割り当てる際に、そのホール呼びの発生時刻より以降に発生する可能性の高い仮想的な将来需要から発生するホール呼びとかご呼びを含めて運行スケジュールを行うことにより、
1.現在の割当が既に発生済みで未だサービスされていない呼び(未応答呼び)に与える影響
2.現在の割当が将来の呼びに与える影響
3.将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響
を考慮したエレベータ群管理を実現できる。
加えて、運行スケジューリングから得られる各階床とその通過方向で区別される予測通過時間間隔と目標通過時間間隔との差分値をかご割当演算処理の評価関数系の評価項に含めることで、各階床の通過方向毎に目標通過時間間隔内に各号機を適切に応答させて輸送効率を向上させることができる。
これにより、例えば昼食時や出勤時などにおいて、交通需要が集中する食堂階や基準階に各号機を適切な時間間隔で応答させて、そこで待つ乗客たちを効率的に運ぶことができるようになる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1…エレベータ群管理部、2…かご割当演算処理部、3…割当計算情報作成部、4…かご情報収集部、5…かご停止情報収集部、6…交通需要データ生成部、6a…記憶部、7…ホール呼び検知部、8a,8b,8c…かご制御部、9a,9b,9c…ホール呼び情報リスト、10a,10b,10c…かご呼び情報リスト、11a,11b,11c…乗りかご(エレベータ号機)、12a,12b,12c…かご呼びボタン、13a,13b,13c…ホール呼びボタン、21…探索演算処理部、21a…探索演算初期化部、21b…仮割当ホール呼びリスト、21c…仮割当結果作成部、21c−1…仮割当ホール呼び選択部、21c−2…仮割当結果計算部、21d…仮割当結果選択部、21d−1…仮割当結果選択計算部、21d−2…仮割当リスト操作部、21e…探索演算処理終了判定部、21e−1…反復演算カウンタ、21e−2…仮割当結果参照部、22…運行シミュレーション評価部、22a…仮割当運行情報作成部、22a−1…呼び情報リスト、22a−2…派生かご呼び発生部、22b…仮割当結果評価部、22b−1…目標通過時間記憶部、22b−2…前回通過時間記憶部、23…評価結果記憶部、23a…仮割当結果記憶リスト、23b…全探索終了結果記憶リスト、23c…仮割当結果記憶情報作成部、24…かご割当決定部、24a…記憶リスト参照部、24b…割当指令部、31…仮想交通需要生成部、32…仮割当ホール呼び送信部、33…現行運行情報作成部、33a…派生かご呼び発生部、34…現行運行情報送信部、41…かご位置情報検出部、42…かご方向情報検出部、43…かご状態情報検出部、51…ホール呼び情報検出部、52…かご呼び情報検出部。

Claims (5)

  1. 複数号機の乗りかごを有し、任意の階床で発生したホール呼びを上記各号機の中の適切な号機に割り当てるエレベータの群管理装置において、
    上記任意の階床で新たに発生したホール呼びを割当対象ホール呼びとして検知するホール呼び検知手段と、
    このホール呼び検知手段によって検知された割当対象ホール呼びの発生時点における上記各号機の交通需要を表した現行運行情報を作成する現行運行情報作成手段と、
    少なくとも平均需要の発生時間間隔および階間交通頻度を含む交通需要データを用いて、上記ホール呼び検知手段によって検知された割当対象ホール呼びの発生時刻以降に発生するホール呼びとかご呼びを仮想的に設定した複数の仮想交通需要を生成する仮想交通需要生成手段と、
    上記割当対象ホール呼びに上記仮想交通需要生成手段によって生成された各仮想交通需要から得られる複数の仮想的なホール呼びを加え、これらのホール呼びを上記各号機に仮割当して得られる複数の仮割当運行情報を上記現行運行情報作成手段によって作成された現行運行情報を元にして作成する仮割当運行情報作成手段と、
    各階床とその通過方向毎に上記各号機の目標通過時間間隔を記憶する第1の記憶手段と、
    各階床とその通過方向毎に上記各号機の前回通過した時間を記憶する第2の記憶手段と、
    上記第1の記憶手段に記憶された目標通過時間間隔と上記第2の記憶手段に記憶された前回通過時間とに基づいて、上記仮割当運行情報作成手段によって作成された各仮割当運行情報の優劣を評価する運行シミュレーション評価手段と、
    この運行シミュレーション評価手段による評価結果に基づいて上記各仮割当運行情報の中から上記割当対象ホール呼びの発生階床を通過する時間が最適な仮割当運行情報を選出し、その仮割当運行情報に基づいて上記割当対象ホール呼びを割り当てる号機を決定する割当決定手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの群管理装置。
  2. 上記割当対象ホール呼びと上記各仮想交通需要に含まれる複数のホール呼びの中から仮割当探索結果に追加割当するホール呼びを1つ1つ選択しながら、その選択されたホ一ル呼びを上記各号機の何れかの号機に仮に割当てた場合を想定した新たな仮割当探索結果を複数作成する探索演算処理手段を備え、
    上記仮割当運行情報作成手段は、
    上記探索演算処理手段により作成された各仮割当探索結果と上記現行運行情報を用いて複数の仮割当運行情報を作成することを特徴とする請求項1記載のエレベータの群管理装置。
  3. 上記第1の記憶手段には、
    上記目標通過時間間隔として、最大通過時間間隔、最小通過時間間隔、通過時間間隔の分散のうちの少なくとも1つが各階床とその通過方向毎に設定されることを特徴とする請求項1記載のエレベータ群管理装置。
  4. 上記運行シミュレーション評価手段は、
    上記仮割当運行情報作成手段によって作成された各仮割当運行情報から上記各号機の各階床とその通過方向毎に通過予時間を予測し、上記前回通過時間と上記予測された通過予時間との差分値と上記目標通過時間間隔とを比較して上記各仮割当運行情報の優劣を評価するための評価値を算出することを特徴とする請求項1記載のエレベータの群管理装置。
  5. 上記運行シミュレーション評価手段は、
    上記前回通過時間と上記予測された通過予時間との差分値が上記目標通過時間間隔以下になる場合と上記目標通過時間間隔以上になる場合とで評価値の算出方法を変更することを特徴とする請求項4記載のエレベータ群管理装置
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