JP2011125489A - 景品管理装置および景品管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】使い勝手のよい景品管理装置、および、この景品管理装置を備えた景品管理システムを提供すること。
【解決手段】景品管理機4は、計数機2によって計数されたパチンコ玉の数と当該パチンコ玉の貸出レートに関する情報とが関連付けられたレシート7に基づいて、パチンコ玉を一般景品および/または特殊景品に交換するための制御をする。景品管理機4では、バーコードリーダ22がレシート7から読み取った情報に基づいて、制御部20がパチンコ玉の貸出レートを判別し、判別した貸出レートが低レートである場合には、制御部20が、パチンコ玉を特殊景品に交換することを禁止または制限する。これにより、低レートのパチンコ玉の特殊景品への交換について所望の条件を設けた場合には、その条件に沿った処理を確実に実行できるので、使い勝手がよい。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技客が獲得したパチンコ玉等の遊技媒体を景品に交換するための制御をする景品管理装置、および、この景品管理装置を備えた景品管理システムに関する。
パチンコ店等の遊技施設には、遊技客がパチンコ台等の遊技台で獲得した遊技媒体(パチンコ玉やメダル等)を景品に交換するための制御をする景品管理装置が設置されている。
ここで、景品には、菓子やたばこ等の一般景品と、貴金属等の有価物が内蔵された特殊景品とがある。獲得した遊技媒体を特殊景品に交換した遊技客は、特殊景品を特殊景品交換所に持ち込んで買い取ってもらい、現金の払い出しを受ける。そのため、遊技客の立場からすると、一般景品に欲しいものがない限り、獲得した遊技媒体は特殊景品に交換したい。
下記特許文献1では、会員カードリーダおよびバーコードリーダを備えた景品管理機が提案されている。会員カードとは、遊技施設において会員登録した遊技客にだけ所有が許可されるカードである。
特許文献1の景品管理機の一般的な運用について、まず、遊技客が獲得した遊技媒体が計数機によって計数され、その計数結果等の情報を示すバーコードが印字されたレシートが計数機から遊技客に発行される。遊技客のレシートのバーコードを景品管理機のバーコードリーダに読み取らせると、景品管理機には、遊技客が獲得した遊技媒体をどの景品に交換するかが表示される。景品管理機に表示された内容に基づいて、遊技媒体と交換する景品を選択すると、この選択結果に基づいて、景品管理機は、景品の交換手続きを行う。
ここで、遊技施設では、遊技客に対して、遊技台で遊技するための遊技媒体を所定の貸出レートで貸し出しているが、最近では、遊技施設の営業形態の変化に伴い、貸出レートが複数種類設定されている場合がある。これは、通常の貸出レート(たとえば、パチンコ玉の場合には4円/1玉)より低い貸出レート(たとえば、パチンコ玉の場合には1円/1玉)で遊技媒体を貸し出すことによって、初心者等が気軽に遊技できるようにし、遊技客に対して遊技施設へ何度も足を運んでもらうようにする(換言すれば、遊技施設における遊技台の稼働率を向上させる)ためである。また、遊技施設側の立場としては、遊技客に対して、低い貸出レートで遊技することによって遊技に慣れれば、今度は、通常の貸出レートで遊技してもらいたいという願いもある。
このように複数種類の貸出レートが設定されている遊技施設では、各遊技台が、通常の貸出レート用および低い貸出レート用のいずれかに割り当てられている。そして、特許文献1において、前述したレシートのバーコードには、獲得した遊技媒体の貸出レートに関する情報も記録されており、景品管理機は、この情報も読み取ることができる。
また、特許文献1では、遊技施設において、遊技客が獲得した遊技媒体を、貯遊技媒体(遊技媒体がパチンコ玉の場合には、貯玉「ちょだま」と呼ばれる。)として、遊技施設に預けることが開示されている。貯遊技媒体は、遊技客の会員カードのIDおよび前述した貸出レートに関連付けられて管理される。遊技客は、遊技施設に遊技媒体を預けた日はもちろんのこと、この日とは別の日にも、この遊技施設において、貯遊技媒体を用いて再度遊技することができる。
特許文献1では、景品管理機の会員カードリーダに会員カードのIDを読み取らせると、このIDに関連付けて遊技施設で管理されていた貯遊技媒体を、所望の景品に交換することができる。ただし、景品交換には、貯遊技媒体の貸出レートに応じて条件があり、通常の貸出レートの貯遊技媒体であれば、一般景品および特殊景品のいずれにも交換できる一方で、貸出レートが低い貯遊技媒体は、一般景品にのみ交換でき、特殊景品には交換できないようにできるようになっている。
特開2008−167997号公報
一般的な景品管理機では、レシートのバーコードをバーコードリーダに読み取らせて遊技媒体を景品に交換する場合には、遊技媒体の貸出レートに関係なく、獲得した遊技媒体を一般景品および特殊景品のいずれにも交換できる。つまり、通常より低い貸出レートの遊技媒体でも特殊景品に交換することができる。
低い貸出レートの遊技媒体を獲得した遊技客は、前述したように遊技媒体を特殊景品に交換したいことから、この場合、遊技媒体を貯遊技媒体として遊技施設に預け入れる可能性が低くなり、その分、遊技客が遊技媒体を特殊景品に交換した後に再び遊技施設を訪れる可能性も低くなる。
そうすると、遊技媒体を遊技施設に預け入れることで遊技客に何度も遊技施設を訪れて遊技してもらって遊技台の稼働率を向上させたいと願う遊技施設にとっては、その願いが叶わず、景品管理機の使い勝手は悪いものとなる。
かといって、一見客のみならず、獲得した遊技媒体を預けてくれた客に対してまで、低い貸出レートの貯遊技媒体は一切特殊景品に交換できないようにしているのでは、融通がきかず、この点でも、景品管理機の使い勝手は悪いものといえる。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、使い勝手のよい景品管理装置、および、この景品管理装置を備えた景品管理システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、計数機によって計数された遊技媒体の数と当該遊技媒体の貸出レートに関する情報とが関連付けられた計数用記憶媒体に基づいて前記遊技媒体を一般景品および/または特殊景品に交換するための制御をする景品管理装置であって、前記計数用記憶媒体から前記情報を読み取る読取手段と、前記読取手段が読み取った前記情報に基づいて前記遊技媒体の貸出レートを判別する判別手段と、前記判別手段が判別した貸出レートが所定の貸出レートである場合には、前記遊技媒体を前記特殊景品に交換することを禁止または制限する禁止制限手段と、を含む、景品管理装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の景品管理装置と、前記景品管理装置と通信可能であり、遊技客が獲得した遊技媒体を、当該遊技媒体の貸出レートに関連付けて、貯遊技媒体として、当該遊技客専用の口座において所定のデータとともに管理する貯遊技媒体管理装置と、を含み、前記景品管理装置は、前記口座で管理されている前記所定のデータが所定の条件を満たしている場合には、前記口座で管理されている前記貯遊技媒体に関連付けられた前記貸出レートが前記所定の貸出レートであっても、当該貯遊技媒体を前記特殊景品に交換することを許可する許可手段を含む、景品管理システムである。
請求項3記載の発明は、前記所定のデータとは、前記貯遊技媒体の管理が開始された時期である、請求項2記載の景品管理システムである。
請求項4記載の発明は、前記所定のデータとは、所定時期までに累積した前記貯遊技媒体の総数である、請求項2記載の景品管理システムである。
請求項5記載の発明は、前記所定のデータとは、遊技客が景品に交換されていない遊技媒体を前記貯遊技媒体として預け入れた回数である、請求項2記載の景品管理システムである。
請求項6記載の発明は、前記所定のデータとは、遊技客が遊技をした当日に発生した前記貯遊技媒体の総数または当該貯遊技媒体の価値の総額である、請求項2記載の景品管理システムである。
請求項1記載の発明によれば、景品管理装置は、計数機によって計数された遊技媒体の数と当該遊技媒体の貸出レートに関する情報とが関連付けられた計数用記憶媒体に基づいて、遊技媒体を一般景品および/または特殊景品に交換するための制御をする。
景品管理装置では、読取手段が計数用記憶媒体から読み取った情報に基づいて、判別手段が遊技媒体の貸出レートを判別し、判別した貸出レートが所定の貸出レートである場合には、禁止制限手段が、遊技媒体を特殊景品に交換することを禁止または制限する。
これにより、当該所定の貸出レートの遊技媒体の特殊景品への交換について所望の条件を設けた場合には、その条件に沿った処理を確実に実行できるので、使い勝手がよい。
請求項2記載の発明によれば、景品管理システムは、請求項1記載の景品管理装置、および、景品管理装置と通信可能な貯遊技媒体管理装置を含んでいる。貯遊技媒体管理装置は、遊技客が獲得した遊技媒体を、当該遊技媒体の貸出レートに関連付けて、貯遊技媒体として、当該遊技客専用の口座において所定のデータとともに管理する。
景品管理装置では、口座で管理されている所定のデータが所定の条件を満たしている場合には、この口座で管理されている貯遊技媒体に関連付けられた貸出レートが所定の貸出レートであっても、許可手段が、当該貯遊技媒体を特殊景品に交換することを許可する。
これにより、当該所定の貸出レートの貯遊技媒体の特殊景品への交換を所定の条件に応じて許可したい場合には、その許可を確実に実行できるので、使い勝手がよい。
ここで、口座で管理されている所定のデータとは、請求項3記載の発明のように貯遊技媒体の管理が開始された時期であってもよいし、請求項4記載の発明のように所定時期までに累積した貯遊技媒体の総数であってもよい。さらに、この所定のデータとは、請求項5記載の発明のように遊技客が景品に交換されていない遊技媒体を貯遊技媒体として預け入れた回数であってもよいし、請求項6記載の発明のように遊技客が遊技をした当日に発生した貯遊技媒体の総数または当該貯遊技媒体の価値の総額であってもよい。
遊技施設内に設けられた景品管理システム1の全体構成を示すブロック図である。 景品管理機4の電気的構成を示すブロック図である。 景品管理機4の操作部24におけるキーレイアウトの一例を示す図である。 図3の操作部24において特殊景品選択キー33が無効になった状態を示している。 管理装置6の電気的構成を示すブロック図である。 管理装置6の会員データベース9の内容の一例を示す図である。 管理装置6の貯玉データベース10の内容の一例を示す図である。 景品管理機4において実施される第1の処理の手順を示すフローチャートである。 景品管理機4において実施される第2の処理の手順を示すフローチャートである。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
(1)景品管理システム
図1は、遊技施設内に設けられた景品管理システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1を参照して、この発明に係る景品管理システム1は、遊技台(ここでは、パチンコ台とする。)で獲得された遊技媒体(ここでは、パチンコ玉とする。)に交換される景品の管理を行うものである。
ここで、景品には、菓子やたばこ等の一般景品と、貴金属等の有価物が内蔵された特殊景品とがある。獲得したパチンコ玉を特殊景品に交換した遊技客は、特殊景品を特殊景品交換所に持ち込んで買い取ってもらい、現金の払い出しを受ける。
また、遊技客は、遊技に先立って、パチンコ玉を遊技施設から貸し出してもらう必要があるが、最近の遊技施設では、パチンコ玉の貸出レートが複数種類に設定されている。たとえば、通常の貸出レート(以下では、「通常レート」という。)は、4円/1玉とされ、通常レートのほかに、通常レートより低い貸出レート(以下では、「低レート」という。)は、1円/1玉とされている。このように通常レートとは別に低レートが設定されているのは、たとえば、初心者等が気軽に遊技できるようするためである。
景品管理システム1は、計数機2と、レシート・カード端末3と、景品管理機4(景品管理装置)と、カード端末5(読取手段)と、管理装置(ターミナルコンピュータ、略してT/C)6(貯遊技媒体管理装置)とで構成されている。
計数機2は、多数のパチンコ台(図示せず)で構成された各島の端に設置されており、対応する島のパチンコ台で獲得されたパチンコ玉の計数を行うものである。各計数機2には、他の計数機2と区別するための識別情報として、号機番号が割り当てられている。
ここで、前述した貸出レートは、島毎に設定されている。詳しくは、パチンコ台には、通常レートのパチンコ台と低レートのパチンコ台とがあり、それぞれの貸出レートに対応するパチンコ台は、島単位で区分けされている。そして、各島の端に設置された、所定の貸出レートに対応付けられた計数機2は、対応する島のパチンコ台で獲得されたパチンコ玉(対応する所定の貸出レートのパチンコ玉)だけを計数する。そのため、計数機2の号機番号が分かれば、その計数機2が対応する島の貸出レートを把握できる。計数機2は、パチンコ玉の計数を完了すると、計数結果(計数機2によって計数されたパチンコ玉の数)と、その計数機2が対応する島の貸出レート(当該パチンコ玉の貸出レート)に関する情報(ここでは、計数機2の号機番号)とを含む計数情報を生成する。
レシート・カード端末3は、計数機2の近くに配置されており、計数機2と通信可能である。レシート・カード端末3は、計数機2によるパチンコ玉の計数後に、前述した計数情報を計数機2から受信して、この計数情報を示すバーコードが印字された(関連付けられた)レシート7(計数用記憶媒体)を発行することができる。
また、レシート・カード端末3は、遊技施設に会員登録された客(会員客)に対して所有が許可された会員カード8(計数用記憶媒体)を受け付けることができる。
景品管理機4は、遊技施設において、受付カウンタ等に設置されている。景品管理機4は、前述したレシート7や会員カード8に基づいてパチンコ玉を一般景品および/または特殊景品に交換するための制御をするものである。
カード端末5は、景品管理機4に近くに配置されており、景品管理機4と通信可能である。カード端末5は、会員カード8を受け付けることができる。
管理装置6は、遊技施設において、従業員用の事務所等に配置されている。前述した計数機2、レシート・カード端末3、景品管理機4およびカード端末5は、管理装置6に対して接続されており、管理装置6と通信可能である。管理装置6は、前述した計数情報や、会員客の情報や、各パチンコ台(図示せず)におけるパチンコ玉の出入りや遊技施設全体における金銭の流れ等を管理する。
管理装置6は、本発明に関連するデータベース(以下では、「DB」と省略する。)として、会員DB9と、貯玉DB10とを含んでいる。これらのDBの役割については、以降で説明する。
遊技に関する一連の流れをおおまかに説明すると、まず、遊技客(一見客とする。)は、遊技施設に入ってから、好みのパチンコ台(図示せず)の前に着く。そして、遊技客は、パチンコ玉貸出機(図示せず)から、このパチンコ台用の貸出レートでパチンコ玉を借り、借りたパチンコ玉を用いてパチンコ台で遊技をする。遊技客の遊技が終了すると、遊技客は従業員を呼ぶ。すると、従業員は、遊技客が獲得したパチンコ玉を、そのパチンコ台の島に対応する計数機2に持って行く。その後、遊技客が獲得したパチンコ玉は、従業員の立会いの下で、この計数機2によって計数される。
計数機2による計数が終了すると、レシート・カード端末3から、前述した計数情報を示すバーコードが印字されたレシート7が発行される。その後、このレシート7を景品管理機4に持ち込んで、レシート7のバーコードを景品管理機4に読み取らせる。この際、レシート7が偽造されたものであるか否かについてのチェックも行われる。
レシート7のバーコードが景品管理機4に読み取られると、景品管理機4では交換可能な景品が表示されるので、遊技客が所望する景品を選択すると、景品管理機4は、景品交換処理を実施する。具体的には、一般景品が選択された場合の景品交換処理として、景品管理機4は、選択された一般景品が遊技客に渡される際に、この一般景品に記載されたバーコードを読み取る等によって、遊技客への一般景品の引渡しが正しく行われたか否かをチェックする。また、特殊景品が選択された場合の景品交換処理として、景品管理機4は、図示しない特殊景品の払出機に対して、特殊景品を遊技客へ払い出させる。
また、会員客であれば、計数機2で計数されたパチンコ玉を、景品に交換せずに、貯玉(貯遊技媒体)として、遊技施設に預け入れることもできる。その場合、少なくとも計数機2による計数が終了した際、レシート・カード端末3に、遊技客の会員カード8が受け入れられている。計数終了後に、遊技客が、計数されたパチンコ玉を貯玉とすることを計数機2で選択すると、レシート・カード端末3は、受け入れた会員カード8から、この会員カード8のIDを読み取り、前述した計数情報を、このIDに関連付けて、管理装置6に送信する。送信された計数情報(換言すれば、データ化された貯玉(貯玉データ))は、前述した貯玉DB10で管理される。ここで、遊技客がパチンコ玉を貯玉とすることを選択しないのであれば、前述したように、レシート・カード端末3からレシート7が発行される。
ここで、パチンコ玉の預け入れ(貯玉処理)は、景品管理機4でも行うことができる。例えば、計数機2での計数後にレシート・カード端末3から発行されたレシート7を持って景品管理機4で景品交換するときに、所望の景品がない場合には、計数されたパチンコ玉の総数を貯玉処理することができる。また、所望の景品(一般景品または特殊景品)に交換した後、前記総数のうちで余った分を預け入れする(貯玉(端数貯玉)する)こともできる。
パチンコ玉を預け入れた(貯玉をした)遊技客は、自分の会員カード8のIDをパチンコ玉の貸出機(図示せず)に読み取らせることで、自分の貯玉を引き落とし、貯玉を用いて再度遊技することができる。
また、パチンコ玉を預け入れた遊技客は、貯玉を景品に交換することもできる。詳しくは、遊技客は、自分の会員カード8をカード端末5に受け入れさせる。すると、カード端末5が会員カード8から読み取ったIDと同じID(または、このIDに対応する会員No.(後述する))で関連付けられた貯玉データが、貯玉DB10において検索される。該当する貯玉データが見つかると、景品管理機4では、見つかった貯玉データの貯玉と交換可能な景品が表示されるので、遊技客が所望する景品を選択すると、景品管理機4は、前述した景品交換処理を実施する。
(2)景品管理機
図2は、景品管理機4の電気的構成を示すブロック図である。
図2を参照して、景品管理機4には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部20(判別手段、禁止制限手段および許可手段)が備えられている。制御部20は、CPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでいる。制御部20は、景品管理機4の動作を制御するためのものである。
景品管理機4において、制御部20には、I/F部21、バーコードリーダ22(読取手段)、印字部23、操作部24、表示部(客用)25、表示部(従業員用)26、計時部27および記憶部28が電気的に接続されている。
I/F部21を介して、制御部20は、カード端末5や管理装置6と通信することができる。バーコードリーダ22は、前述したレシート7(図1参照)のバーコードを読み取ることができる。
印字部23は、必要な情報を紙に印字する。これにより、景品管理機4では、リスト等を発行することができる。
操作部24は、景品を選択するときや所定の処理を実行するときに、従業員等によって操作される(図1も参照)。表示部25には、客に提示すべき情報(レシート7の記載情報や、交換される景品の種類や個数といった景品情報等)が表示される。表示部26には、従業員に提示すべき情報(前述した記載情報および景品情報や、景品交換を受ける客の情報等)が表示される。計時部27は、経過時間等を計測する。
記憶部28は、必要な情報を記憶している。具体的には、記憶部28は、各計数機2について、計数機2の号機番号と、その計数機2についての貸出レートとを互いに対応付けて記憶している。
図3は、景品管理機4の操作部24におけるキーレイアウトの一例を示す図である。図4は、図3の操作部24において特殊景品選択キー33が無効になった状態を示している。
図3を参照して、操作部24は、一般景品選択キー30、機能キー31、テンキー32、特殊景品選択キー33および終了キー34を含んでいる。
一般景品選択キー30は、パチンコ玉を一般景品に交換する際に押されるキーである。本実施例では、遊技施設に揃えられている一般景品として、ガム、スナック、あめ、チョコ、アクセサリー、時計、おもちゃおよびタバコがあり、一般景品選択キー30は、これらの一般景品の種類に応じて複数種類設けられている。
機能キー31は、景品交換に係る処理を行う際に押される(後述する)。
特殊景品選択キー33は、パチンコ玉を特殊景品に交換する際に押されるキーである。
終了キー34は、景品交換処理を終了する際に押されるキーである。
ここで、これらのキーは、操作可能(有効)な状態にあるときには、点灯しているものとし、全てのキーが点灯している状態が図3に示されている。ここで、これらのキーが有効な状態にあるときには、キーが点灯するのに代えて、キーを押したときに所定の有効音(ブザー)が鳴るようにしてもよい。
一方、図4では、ドットで塗り潰された特殊景品選択キー33だけが消灯しており、この状態では、特殊景品選択キー33は、無効になっており、操作できない。ここで、特殊景品選択キー33が無効な状態にあるときには、このキーが消灯するのに代えて、このキーを押したときに所定の無効音(前記有効音と異なる音のブザー)が鳴るようにしてもよい。
なお、機能キー31、テンキー32および終了キー34は、常に有効であるものとする。
(3)管理装置
図5は、管理装置6の電気的構成を示すブロック図である。
図5を参照して、管理装置6には、マイクロコンピュータ等で構成された制御部40が備えられている。制御部40は、CPUやメモリ(ROM、RAM)などを含んでいる。制御部40は、管理装置6の動作を制御するためのものである。
管理装置6において、制御部40には、I/F部41および記憶部42が電気的に接続されている。
I/F部41を介して、制御部40は、計数機2、レシート・カード端末3、景品管理機4およびカード端末5と通信することができる(図1参照)。記憶部42は、必要な情報を記憶するものであり、詳しくは、上述した会員DB9や貯玉DB10(図1参照)を含んでいる。
次に、会員DB9および貯玉DB10のそれぞれについて説明する。
図6は、会員DB9の内容の一例を示す図である。
会員DB9には、会員客毎に、会員No.や名前や住所や会員カード8のIDや暗証番号が記憶される。なお、必要に応じて、会員客についての、その他の情報(電話番号等)が記憶されてもよい。
図7は、貯玉DB10の内容の一例を示す図である。
貯玉DB10には、会員客毎に、口座が割り当てられている。
図7では、会員No.111111の会員客に対して口座Aが割り当てられていて、会員No.123456の会員客に対して口座Bが割り当てられていて、会員No.987654の会員客に対して口座Cが割り当てられている。そして、会員No.135797の会員客に対して口座Dが割り当てられていて、会員No.333777の会員客に対して口座Eが割り当てられている。
そして、口座A〜Eのそれぞれは、前述した低レート用の口座(低レート口座)と、通常レート用の口座(通常レート口座)とに分かれている。低レート口座および通常レート口座のそれぞれには、対応する貸出レートで貯玉を開始した日(パチンコ玉を最初に預け入れた日であり、「貯玉開始日」という。)、遊技客が遊技をした当日(ここでは、2009年11月1日とする。)に対する前日以前の貯玉数、当日貯玉した数(「当日貯玉数」という。)、および、当日貯玉した回数(「当日貯玉回数」という。)が、記憶される。
つまり、管理装置6は、遊技客が獲得したパチンコ玉を、当該パチンコ玉の貸出レートに関連付けて、貯玉(厳密には、貯玉データ)として、当該遊技客専用の口座において所定のデータ(貯玉開始日、前日以前の貯玉数、当日貯玉数、当日貯玉回数)とともに管理している。
ここで、前述したように貯玉DB10において各会員客の低レート口座および通常レート口座の両方を管理するのに代えて、低レート口座および通常レート口座のそれぞれを、それぞれの口座に応じて個別に設けられたDB(低レート口座用DBまたは通常レート口座用DB)で管理してもよい。
次に、景品管理機4において実施される処理について具体的に説明する。ここで、この処理には、第1の処理と第2の処理とがある。
第1の処理とは、前述したように計数機2による計数を終えてレシート7を受け取った遊技客がレシート7のバーコードを景品管理機4に読み取らせて、パチンコ玉を景品に交換してもらう際に実施される処理である(図1参照)。
第2の処理とは、前述したように遊技客(会員客)が自分の会員カード8をカード端末5に受け入れさせて、低レートの貯玉を景品に交換してもらう際に実施される処理である(図1参照)。
(4)第1の処理
まず、第1の処理について説明する。
図8は、景品管理機4において実施される第1の処理の手順を示すフローチャートである。
図8を参照して、景品管理機4の制御部20(図2参照)は、レシート7(図1参照)を受け付けたか否かを監視している(ステップS1)。具体的には、バーコードリーダ22(図2参照)がレシート7のバーコードを認識すると、制御部20は、レシート7を受け付けたと判断する。
そして、レシート7が受け付けられると(ステップS1でYES)、制御部20は、バーコードリーダ22に対して、レシート7からバーコード(前述した計数情報)を読み取らせる(ステップS2)。
その後、制御部20は、読み取った計数情報から貸出レートを判別する(ステップS3)。詳しくは、制御部20は、記憶部28(図2参照)に記憶されている計数機2の号機番号と貸出レートとの関連性についてのデータを参照し、読み取った計数情報に含まれる計数機2の号機番号に基づいて、この号機番号に対応する貸出レートを検出することで、貸出レートを判別する。
次いで、制御部20は、判別した貸出レートが通常レートであるか低レートであるかを判別する(ステップS4)。
貸出レートが通常レートであると判別した場合には、制御部20は、操作部24(図3参照)上の一般景品選択キー30および特殊景品選択キー33(図3参照)をいずれも有効にする(ステップS5)。これにより、一般景品選択キー30による一般景品の選択および特殊景品選択キー33による特殊景品の選択を行うことが可能となる(図3参照)。
そして、一般景品選択キー30および特殊景品選択キー33のうちのいずれかの選択キーが押されると(ステップS6でYES)、制御部20は、押された選択キーの景品(一般景品または特殊景品)について、前述した景品交換処理を実行する(ステップS7)。
そして、景品交換処理が完了してから終了キー34(図3参照)が押されると(ステップS8でYES)、制御部20は、一連の景品交換についての取引を終了する。
一方、ステップS4において、貸出レートが低レート(所定の貸出レート)であると判別した場合には、制御部20は、操作部24(図4参照)上の一般景品選択キー30(図4参照)を有効にするものの、特殊景品選択キー33(図4参照)を無効にする(ステップS9)。これにより、一般景品選択キー30による一般景品の選択は可能であるが、特殊景品選択キー33による特殊景品の選択はできなくなる(図4参照)。従って、獲得した低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換することはできなくなる。つまり、制御部20は、低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換することを禁止する。これにより、低レートのパチンコ玉を特殊景品へ交換させないという条件を設けた場合には、その条件に沿った処理を確実に実行できるので、使い勝手がよい。
なお、低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換して現金の払い出しを受けても、受け取る現金は、貸出レートが低いことから、低額となることが多く、遊技客をがっかりさせる虞がある。そこで、どうせなら低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換できないようにしたいという思いが遊技施設にはある。
そして、いずれかの一般景品選択キー30(図4参照)が押されると(ステップS10でYES)、制御部20は、押された選択キーの一般景品について、前述した景品交換処理を実行する(ステップS11)。
そして、景品交換処理が完了してから終了キー34(図4参照)が押されると(ステップS12でYES)、制御部20は、一連の景品交換についての取引を終了する。
(5)第2の処理
次に、第2の処理について説明する。説明に際して、カード端末5(図1参照)を景品管理機4の一部とみなす。また、この説明では、景品の交換手続きを受ける遊技客は、低レートの貯玉しか持っていない(換言すれば、低レート口座だけで貯玉が管理されている)ものとする。
図9は、景品管理機4において実施される第2の処理の手順を示すフローチャートである。
まず、制御部20(図2参照)は、カード端末5(図1参照)が会員カード8(図1参照)を受け入れたか否か(カード端末5に会員カード8が挿入されたか否か)を監視している(ステップS21)。
カード端末5への会員カード8の挿入があると(ステップS21でYES)、制御部20は、暗証番号照合処理を実行する(ステップS22)。詳しくは、制御部20は、挿入された会員カード8のIDに対応する暗証番号を管理装置6の会員DB9(図6参照)から取得する。そして、会員カード8を挿入した者に対して会員カード8の暗証番号をカード端末5において入力させ、入力された暗証番号が会員DB9から取得した暗証番号と一致するか否かを確認する。両者の暗証番号が一致した場合には、制御部20は、会員カード8を挿入した者が会員カード8の正統な所有者(会員客)であると判別する。
暗証番号照合処理の後(ここでは、会員カード8を挿入した者が会員カード8の正統な所有者であったものとする。)、制御部20は、カード端末5に挿入された当該会員カード8に対応する口座を管理装置6の貯玉DB10(図1参照)から取得する(ステップS23)。詳しくは、制御部20は、カード端末5に対して当該会員カード8のIDを読み取らせた後、このIDと同じID(図6参照)の会員客の会員No.について割り当てられた口座(図7では口座A〜Eのいずれか)を貯玉DB10(図7参照)から取得する。
その後、制御部20は、取得した口座における低レート口座を参照し、低レート口座が所定の条件を満たすか否かを確認する(ステップS24)。所定の条件については、後述する。
ちなみに、低レート口座および通常レート口座(図7参照)の両方で貯玉が管理されている場合(遊技客が低レートの貯玉も通常レートの貯玉も持っている場合)には、ステップS24での処理に先立って、制御部20は、遊技客によって低レート口座が選択されたか否かを確認する処理を行う。低レート口座が選択されると、制御部20は、ステップS24において、遊技客によって選択された低レート口座が所定の条件を満たすか否かを確認する。
そして、低レート口座(詳しくは、低レート口座で管理されている前述した所定のデータであり、図7参照)が所定の条件を満たせば(ステップS24でYES)、制御部20は、操作部24(図3参照)において、一般景品選択キー30および特殊景品選択キー33(図3参照)をいずれも有効にする(ステップS25)。これにより、一般景品選択キー30による一般景品の選択および特殊景品選択キー33による特殊景品の選択を行うことが可能となる(図3参照)。つまり、この場合、制御部20は、口座(図7参照)で管理されている貯玉に関連付けられた貸出レートが低レートであっても、貯玉を特殊景品に交換することを許可する。これにより、低レートの貯玉の特殊景品への交換を所定の条件に応じて許可したい場合には、その許可を確実に実行できるので、使い勝手がよい。
そして、一般景品選択キー30および特殊景品選択キー33のうちのいずれかの選択キーが押されると(ステップS26でYES)、制御部20は、押された選択キーの景品(一般景品または特殊景品)について、前述した景品交換処理を実行する(ステップS27)。
そして、景品交換処理が完了してから終了キー34(図3参照)が押されると(ステップS28でYES)、制御部20は、一連の景品交換についての取引を終了する。
一方、ステップS24において、低レート口座が所定の条件を満たさない場合には(ステップS24でNO)、制御部20は、操作部24(図4参照)において、一般景品選択キー30(図4参照)を有効にするものの、特殊景品選択キー33(図4参照)を無効にする(ステップS29)。これにより、一般景品選択キー30による一般景品の選択は可能であるが、特殊景品選択キー33による特殊景品の選択はできなくなる(図4参照)。
そして、いずれかの一般景品選択キー30が押されると(ステップS30でYES)、制御部20は、押された選択キーの一般景品について、前述した景品交換処理を実行する(ステップS31)。
そして、景品交換処理が完了してから終了キー34(図4参照)が押されると(ステップS32でYES)、制御部20は、一連の景品交換についての取引を完了する。
ここで、図7を参照して、前述した所定の条件とは、前述した貯玉開始日(貯玉の管理が開始された時期)、前日以前の貯玉数(前日(所定時期)までに累積した貯玉の総数)、当日貯玉数(当日に発生した貯玉の総数)および当日貯玉回数(遊技客が景品に交換されていないパチンコ玉を貯玉として預け入れた回数)という所定のデータについての条件である。
たとえば、貯玉開始日を条件判断の基準として、前記所定の条件を設定することができる。具体的には、貯玉開始日が前日(2009年10月31日)以前であることを所定の条件として設定する。この場合、貯玉開始日が前日以前であれば口座は所定の条件を満たすこととなり(図9のステップS24でYES)、特殊景品選択キー33が有効となる(図9のステップS25)。しかし、貯玉開始日が当日(2009年11月1日)であれば、口座は所定の条件を満たさないこととなり(図9のステップS24でNO)、特殊景品選択キー33が無効となる(図9のステップS29)。これは、前日以前に貯玉して当日も遊技施設で遊技してくれた得意客に対しては、低レートの貯玉であっても特殊景品への交換を認めよう、という趣旨である。図7では、全ての口座A〜Eの会員客が、この条件を満たしている。
また、前日以前の貯玉数を条件判断の基準として、前記所定の条件を設定することができる。具体的には、前日(2009年10月31日)以前の貯玉数が所定数(ここでは、9000個)以上の数であることを所定の条件として設定する。前日以前の貯玉数が所定数以上の数であれば口座は所定の条件を満たすこととなり(ステップS24でYES)、特殊景品選択キー33が有効となる(ステップS25)。しかし、前日以前の貯玉数が所定数(9000個)未満の数であれば、口座は所定の条件を満たさないこととなり(ステップS24でNO)、特殊景品選択キー33が無効となる(ステップS29)。これは、前日までに9000個以上を貯玉する位に遊技施設で遊技してくれた得意客に対しては、低レートの貯玉であっても特殊景品への交換を認めよう、という趣旨である。この場合、当日貯玉数が少なくても、特殊景品への交換は認められる。図7では、会員No.135797(口座D)の会員客が、この条件を満たしている。
また、当日貯玉数を条件判断の基準として、前記所定の条件を設定することができる。具体的には、当日貯玉数が所定数(ここでは、9999個)以上の数であることを所定の条件として設定する。当日貯玉数が所定数以上の数であれば口座は所定の条件を満たすこととなり(ステップS24でYES)、特殊景品選択キー33が有効となる(ステップS25)。しかし、当日貯玉数が所定数(9999個)未満の数であれば、口座は所定の条件を満たさないこととなり(ステップS24でNO)、特殊景品選択キー33が無効となる(ステップS29)。これは、当日であっても9999個以上を貯玉する位に遊技施設で遊技してくれた得意客に対しては、低レートの貯玉であっても特殊景品への交換を認めよう、という趣旨である。図7では、会員No.987654(口座C)の会員客が、この条件を満たしている。
また、当日貯玉回数を条件判断の基準として、前記所定の条件を設定することができる。具体的には、当日貯玉回数が所定回数(ここでは、5回)以上の数であることを所定の条件として設定する。当日貯玉回数が所定回数以上の数であれば口座は所定の条件を満たすこととなり(ステップS24でYES)、特殊景品選択キー33が有効となる(ステップS25)。しかし、当日貯玉回数が所定回数(5回)未満の数であれば、口座は所定の条件を満たさないこととなり(ステップS24でNO)、特殊景品選択キー33が無効となる(ステップS29)。これは、当日に5回以上も貯玉してくれた得意客に対しては、低レートの貯玉であっても特殊景品への交換を認めよう、という趣旨である。図7では、会員No.123456(口座B)の会員客が、この条件を満たしている。
前述した所定の条件とは、以上のように、遊技施設に何度も通ったり、当日に遊技施設で長時間遊技したりしなければクリアできない条件である。
ここで、低レート口座で管理されている低レートの貯玉を、遊技客の要望に応じて、通常レート口座に乗り換えて管理することができる。詳しくは、図7における会員No.987654(口座C)の会員客が、当日貯玉数が12000個の低レートの貯玉を持っていて、その一部または全部(ここでは、10000個とする。)を、通常レートの貯玉として通常レート口座で管理してもらいたいと希望しているとする。すると、低レート(ここでは、1円/1玉の貸出レート)の10000個の貯玉は、通常レート(ここでは、4円/1玉の貸出レート)では、2500個の貯玉となる。そのため、この会員客の低レート口座では、当日貯玉数が2000個(=12000−10000)となり、通常レート口座では、当日貯玉数が2500個となって、それぞれの貸出レートの貯玉が、対応する別々の貸出レートの口座で管理されることとなる。
このように低レートの貯玉を通常レート口座に乗り換えて管理することができるので、低レートでの遊技に慣れた遊技客に対して、今度は、通常の貸出レートで遊技するように促すことができる。
ただし、遊技店の運用形態によっては、貯玉を景品に交換する際に、通常レートの貯玉を貸出レート(4円/1玉)と同じ価値(100%の価値)を有する(等価である)ものとして、その価値に相当する特殊景品に交換する一方で、低レートの貯玉を貸出レート(1円/1玉)よりも低い価値(たとえば50%の価値)を有するものとして、その価値(50%の価値)に相当する特殊景品に交換することがある。ここでのパーセンテージの値は、貯玉から特殊景品への交換率とされ、このように、通常レートの場合の交換率が100%であるのに対し、低レートの場合の交換率が100%よりも低く設定されることがある。
具体的な運用として、通常レートの10000個の貯玉であれば4万円(=10000個×4円の貸出レート×100%の交換率)分の特殊景品と交換でき、低レートの10000個の貯玉であれば5千円(=10000個×1円の貸出レート×50%の交換率)分の特殊景品と交換できる。
このように交換率が通常レートの場合と低レートの場合とで異なる場合には、低レートの貯玉を通常レートの口座に乗り換えて管理する際に、交換率の違いを考慮する必要がある。なぜならば、交換率の違いを考慮せずに低レートの貯玉を通常レートの口座に乗り換えると、前述した具体的な運用の例では、低レートの10000個の貯玉は、2500個(=10000×(1円の低レート÷4円の通常レート))の通常レートの貯玉となるので、このままでは1万円(=2500個×4円の貸出レート×100%の交換率)の特殊景品と交換できることから、店側が5千円分不利益を被るからである。
そこで、低レートの貯玉を通常レートの口座に乗り換えて管理する際において、交換率の違いを考慮して、低レートの貯玉数に通常レートと低レートとの比率(=低レート÷通常レート)を乗じるだけでなく、さらに、通常レートの交換率と低レートの交換率との比率(=低レートの交換率÷通常レートの交換率)を乗じることで、低レートの貯玉数を通常レートの貯玉数に換算する必要がある。つまり、前述した例では、低レートの10000個の貯玉は、1250個(=10000×(1円の低レート÷4円の通常レート)×(低レートの交換率50%÷通常レートの交換率100%))の通常レートの貯玉となる。こうすれば、交換率の違いに応じて整合性のとれた口座の乗り換え管理が可能となる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、前述した実施形態では、遊技媒体をパチンコ玉としたが、遊技媒体は、メダルであってもよい。
また、図1を参照して、レシート7に記載(バーコード印字)された計数機2の号機番号からパチンコ玉の貸出レートを判別したが、各パチンコ台の台番号からパチンコ玉の貸出レートを判別できるのであれば、レシート7には、計数機2の号機番号でなく、パチンコ台の台番号が記載されても構わない。さらには、パチンコ玉の貸出レートがレシート7に直接記載されていてもよい。そうすれば、パチンコ玉の貸出レートを速やかに判別できる。
また、貯玉する場合、計数機2で計数したパチンコ玉の全てを貯玉(「全数貯玉」と呼ばれる。)するとは限らず、たとえば、計数機2で計数したパチンコ玉が10050個あった場合には、10000個は景品に交換して、端数分(ここでは50個)を貯玉(「端数貯玉」と呼ばれる。)してもよい。
また、計数機2は、前述したパチンコ台の島の端に設けられていなくてもよく、各パチンコ台に1対1となるように、対応するパチンコ台に隣接配置されていてもよい。この場合、計数機2は、対応するパチンコ台で獲得されたパチンコ玉を計数(「各台計数」と呼ばれる。)することとなる。このような場合においても、各計数機2において、計数したパチンコ玉を貯玉するか否かを選択することができる。
また、前述した実施形態では、第1の処理におけるステップS4(図8参照)において、判別した貸出レートが低レートである場合には、制御部20(図2参照)は、特殊景品選択キー33を無効にして、低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換することを禁止する(図8のステップS9)。ここで、低レートのパチンコ玉を特殊景品に交換することを禁止するのでなく、制限してもよい。つまり、低レートのパチンコ玉であっても、所定の数のパチンコ玉は特殊景品に交換できるようにしてもよい。
また、前述した第2の処理における条件判断(図9のステップS24)の基準として、当日貯玉数(当日に発生した貯玉の総数)の代わりに、当日に発生した貯玉の総数の金額(貯玉の価値の総額)を用いてもよい。この場合、景品管理機4の操作部24において、前述した機能キー31やテンキー32(図3参照)を操作することによって、前述した金額を算出する。そして、この金額が所定の条件(たとえば、9999円以上)を満たす場合には(図9のステップS24でYES)、特殊景品選択キー33(図3参照)が有効となり(図9のステップS25)、この金額分の特殊景品の払い出し(交換)が許可される。ここでは、低レートが1円/1玉なので、低レート口座における当日貯玉数は、前述した金額の値と同じである。図7では、会員No.987654(口座C)の会員客が、この条件を満たしている。
なお、別の機能キー31(図3参照)を押すと、景品交換に係る明細が印字部23(図2参照)によって印字されたリストが発行されたり、この明細が表示部26(図1参照)に表示されたりしてもよい。
また、図1を参照して、会員カード8が、レシート7を兼ねてもよい。つまり、計数機2が生成した前述した計数情報(計数結果と計数機2の号機番号とを含む計数情報)が、レシート・カード端末3において会員カード8に記録され(関連付けられ)、この会員カード8をカード端末5に挿入すると、レシート7の場合と同様に、会員カード8から計数情報が読み取られる(図8のステップS2)。それ以降の処理(図8のステップS3以降の処理)は、レシート7の場合と同様である。
さらに、遊技客が携帯する携帯電話が、会員カード8やレシート7を兼ねてもよい。ここで、携帯電話に内蔵されたICチップの製造番号(IDm)が、会員カード8のIDに相当する。
また、会員カード8を持っていない遊技客(非会員客)が計数機2でパチンコ玉の計数をした場合には、前述した実施形態では、レシート7が発行される一方で貯玉できないようになっている。しかし、非会員客は、レシート7を受け取った後になって、計数機2でされたパチンコ玉を貯玉したいと思ったのであれば、景品管理機4において、自身の携帯電話のIDmに基づいて仮の会員登録をすることができる。これにより、非会員客は、すぐに仮会員となって、会員カード8を持つ正規の会員客と同様に、貯玉をしたり、その貯玉を特殊景品に交換したりすることができる。ただし、この場合、非会員客は、会員カード8を持つ会員客の場合と同様の手続き(住所や名前等の登録)を改めてして、正式な会員登録をする必要がある。
また、前述した貯玉DB10(図1参照)を有する専用の装置が、管理装置6とは別に設けられていてもよい。
2 計数機
4 景品管理機
5 カード端末
6 管理装置
7 レシート
8 会員カード
20 制御部
22 バーコードリーダ

Claims (6)

  1. 計数機によって計数された遊技媒体の数と当該遊技媒体の貸出レートに関する情報とが関連付けられた計数用記憶媒体に基づいて前記遊技媒体を一般景品および/または特殊景品に交換するための制御をする景品管理装置であって、
    前記計数用記憶媒体から前記情報を読み取る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記情報に基づいて前記遊技媒体の貸出レートを判別する判別手段と、
    前記判別手段が判別した貸出レートが所定の貸出レートである場合には、前記遊技媒体を前記特殊景品に交換することを禁止または制限する禁止制限手段と、
    を含む、景品管理装置。
  2. 請求項1記載の景品管理装置と、
    前記景品管理装置と通信可能であり、遊技客が獲得した遊技媒体を、当該遊技媒体の貸出レートに関連付けて、貯遊技媒体として、当該遊技客専用の口座において所定のデータとともに管理する貯遊技媒体管理装置と、
    を含み、
    前記景品管理装置は、前記口座で管理されている前記所定のデータが所定の条件を満たしている場合には、前記口座で管理されている前記貯遊技媒体に関連付けられた前記貸出レートが前記所定の貸出レートであっても、当該貯遊技媒体を前記特殊景品に交換することを許可する許可手段を含む、景品管理システム。
  3. 前記所定のデータとは、前記貯遊技媒体の管理が開始された時期である、請求項2記載の景品管理システム。
  4. 前記所定のデータとは、所定時期までに累積した前記貯遊技媒体の総数である、請求項2記載の景品管理システム。
  5. 前記所定のデータとは、遊技客が景品に交換されていない遊技媒体を前記貯遊技媒体として預け入れた回数である、請求項2記載の景品管理システム。
  6. 前記所定のデータとは、遊技客が遊技をした当日に発生した前記貯遊技媒体の総数または当該貯遊技媒体の価値の総額である、請求項2記載の景品管理システム。
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