JP2011122403A - 法面保護兼緑化用擁壁 - Google Patents

法面保護兼緑化用擁壁 Download PDF

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拓朗 増田
Minoru Yamanaka
稔 山中
Masahide Ishizuka
正秀 石塚
Hitoshi Moriya
均 守谷
Tsunehiko Shirai
常彦 白井
Junichi Murayama
順一 村山
Kenji Kishida
憲次 岸田
Eiji Yasuda
英二 安田
Hisatsugu Tanaka
久嗣 田中
Mitsuji Moriwaki
充司 森脇
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Kagawa University NUC
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Kagawa University NUC
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Abstract

【課題】緑化を伴う法面保護工に適した石詰篭製の法面保護兼緑化用擁壁を得る。
【解決手段】石詰篭構造体1A,1Bを法面に沿って一段以上敷設することにより緑化用擁壁が形成され、上記石詰篭構造体1A,1Bは、栗石3を充填した石詰篭2の上面部分に、吸水性と保水性とを有する基盤マット4を配設すると共に、植物の苗又は種子を植え付けた植生マット5をこの基盤マット4の上に重ねて設置することにより形成され、上記石詰篭構造体1A,1Bと法面の土壌23との間に、透水性は有するが土壌の流出は阻止する多孔質の透水シート6が介設される。
【選択図】図1

Description

本発明は、緑化を伴う法面保護工に適した法面保護兼緑化用擁壁に関するものであり、更に詳しくは、石詰篭を用いて構築した法面保護兼緑化用擁壁に関するものである。
護岸工事や路肩工事などにおける傾斜地の補強工事すなわち法面保護工においては、通常、蛇篭やフトン篭などの金網製の石詰篭が使用される。この石詰篭は、円形又は四角形をした金網製の篭形容器で、内部に栗石を詰めた状態で法面に一段又は複数段設置することによって法面保護用の擁壁を構築するものであるが、構築された擁壁が、例えば堤防や路肩あるいは山の傾斜地といったような自然環境の中にある場合には、緑化によって上記石詰篭を目立たなくすることが望ましい。特許文献1及び特許文献2には、四角形の石詰篭を法面保護工に用いた例が示されている。
しかし、上述したように栗石を充填した石詰篭は、通水性に勝れるが保水性は殆どないため、これに直接植物を植えて育成することは不可能に近い。このため、石詰篭で構築された擁壁を緑化することは非常に難しいと言うのが実情である。
実公平7−499号公報 実公平7−28181号公報
本発明の技術的課題は、法面の保護機能と緑化機能とを併せ持つ石詰篭製の法面保護兼緑化用擁壁を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の緑化用擁壁は、石詰篭構造体を法面に沿って一段以上敷設することにより形成され、上記石詰篭構造体は、栗石を充填した金網製の石詰篭の上面部分に、吸水性と保水性とを有する基盤マットを配設すると共に、植物の苗又は種子を植え付けた植生マットをこの基盤マットの上に重ねて設置することにより形成され、上記石詰篭構造体と法面の土壌との間に、この土壌からの水分は通すが該土壌の流出は阻止する多孔質の透水シートが介設されていることを特徴とする。
本発明において好ましくは、上記石詰篭構造体が複数段段積されていて、上段の石詰篭構造体と下段の石詰篭構造体とは、前後に位置をずらすことによって階段状に配設され、上記基盤マットは、各石詰篭の上面部分全域にわたって配設され、上記植生マットは、各石詰篭の上面部分の、上段の石詰篭で覆われていない露出部分において上記基盤マット上に配設され、上記透水シートは、上記石詰篭構造体の底面に沿って位置する第1シート部分と、該石詰篭構造体の土壌と接する側面に沿って位置する第2シート部分とを有することである。
より好ましくは、上記透水シートが、上記第2シート部分の上端に、石詰篭構造体の上面側又は土壌側に向けて折り曲げられた第3シート部分を有することである。
本発明において、上記石詰篭は、上面が開放する容器形の胴網と、該胴網の上面を塞ぐ蓋網とからなっていて、上記胴網内に充填された栗石の上部又は上記蓋網の上部に上記基盤マットと植生マットとが重ねて配設されている。
上記基盤マットは、繊維シートからなる多孔質の外皮内に保水材を充填することにより形成することができる。
本発明によれば、栗石を充填した石詰篭と、吸水性及び保水性を有する基盤マットと、植物の苗又は種子を植え付けた植生マットと、土壌からの水分は通すが土壌の流出は阻止する透水シートとを有機的に組み合わることにより、法面の保護機能と緑化機能とを併せ持つ法面保護兼緑化用擁壁を簡単に構築することができる。
本発明に係る擁壁の一実施形態を示す断面図である。 図1の擁壁を構築するのに使用される石詰篭構造体の斜視図である。 図2の石詰篭構造体の長手方向に沿った断面図である。 図2の石詰篭構造体の短手方向に沿った断面図である。 基盤マットの部分拡大断面図である。 石詰篭構造体の他の構成例を示す平面図である。 図6の石詰篭構造体の短手方向に沿った断面図である。
図1には、本発明に係る法面保護兼緑化用擁壁の一実施形態が示されている。この擁壁は、四角いブロック形をした石詰篭構造体1A、1Bを上下に複数段段積すると共に、各石詰篭構造体1A、1Bと土壌23との間及び上下の石詰篭構造体1A、1Bの間に多孔質の透水シート6を介設することにより構築されたもので、上下の石詰篭構造体1A、1Bの位置を前後にずらすことによって全体として階段状に形成されている。
上記石詰篭構造体1A、1Bは、左右方向(紙面に垂直な方向)にも複数個連なっているが、それらの図示は省略されている。
上記石詰篭構造体1A、1Bは、図2−図4に擁壁の最上段(第1段目)の石詰篭構造体1Aについて代表的に示すように、内部に栗石3が充填された金網製好ましくは菱形金網製の上記石詰篭2と、この石詰篭2の上面部分に配設された基盤マット4及び植生マット5とによって形成されている。
上記石詰篭2は、上面が開放する四角い容器形をした胴網7と、この胴網7の上面を塞ぐ蓋網8とからなるもので、上記胴網7及び蓋網8の平面視形状は、一方向に長い長方形である。
上記胴網7は、一方向に長い長方形状をした底面網10と、該底面網10の長辺に連結された相対する第1及び第2の側面網11,12と、上記底面網10の短辺に連結された相対する第3及び第4の側面網13,14とからなるものである。従って、上記第1及び第2の側面網11,12の横方向長さは、第3及び第4の側面網13,14の横方向長さより長い。
上記胴網7を形成する場合、上記底面網10と各側面網11,12,13,14とを別々に形成し、各々の周囲に取り付けた骨線16同士を針金やクリップあるいはスクリューストッパ等の連結金具17で連結することにより該胴網7を形成しても、上記底面網10と第1及び第2の側面網11,12とを1枚の菱形金網で一連に形成し、他の第3及び第4の側面網13,14は別体に形成して、それらを容器形に組み立てることにより該胴網7を形成しても良い。
また、上記胴網7と蓋網8との連結は、該蓋網8の周囲に取り付けた骨線18と、上記各側面網11,12,13,14の上端に取り付けた骨線16とを、上述した連結金具17で連結することにより行われる。
上記基盤マット4は、図5に示すように、織布や不織布等の多孔質で吸水性及び保水性を有する柔軟な繊維シートで形成された中空の外皮20内に保水材21を充填して形成したもので、平面視形状が長方形の平板状をなし、マット全体として良好な吸水性及び保水性と毛細管現象による水分の浸透性とを有するものである。
上記保水材21としては、通常の土砂や、観葉植物の水耕栽培(ハイドロカルチャー)で使用される多孔質の粒状土などがあり、それらが単独で又は種類の違うものを適量ずつ混合した状態で使用される。また、保水材21の形状は、粒状、粉末状あるいは棒状等、マット全体として平板状に形成できるものであれば良く、特に制約されない。さらに、近年砂漠を緑化するための土壌保水材としても用いられている高吸水性高分子材料を用いることもできる。あるいは、この高吸水性高分子材料と通常の土砂や多孔質の粒状土等を適量混合して用いることもできる。
なお、上記粒状土には、粘度を加熱、発泡させて粒状に形成したものや、炭を粒状にしもの、天然ゼオライトを用いたものなどがあり、それらを上記保水材21として使用する場合の好ましい粒径は1〜5mm程度であり、より好ましくは2〜3m程度である。
また、上記基盤マット4の厚さは、上記植生マット5と同等かそれ以上であることが望ましい。
一方、上記植生マット5は、不織布等の多孔質で吸水性及び保水性を有する柔軟な繊維シートに、植物の苗又は種子を植え付けたもので、平面視形状が長方形をなすものである。ここで使用される植物としては、例えば芝のように、根茎が地表近くを這うものが好ましい。
ここで、擁壁の第1段目に位置する上記石詰篭構造体1Aにおいては、上記基盤マット4が、上記胴網7の内部に充填された栗石3の上に載置された状態で、該胴網7の内部のほぼ全域を覆うように配設され、この基盤マット4の上面全体に上記植生マット5が重ねて載置されている。そして、これらの基盤マット4と植生マット5とを覆うように上記蓋網8が胴網7の上面に取り付けられている。従って、上記基盤マット4と植生マット5とは、石詰篭2の内部に配設されているが、その配設位置は実質的に該石詰篭2の上面部分である。
上記基盤マット4と植生マット5とは、針金等の連結金具で互いに連結されていても良い。
これに対し、擁壁の第2段目以下の上記石詰篭構造体1Bにおいては、図1に示すように、上記基盤マット4が石詰篭2の内部のほぼ全域にわたって配設されているが、植生マット5は、該石詰篭2の内部の、上段の石詰篭構造体1A又は1Bで覆われていない露出部分だけか、又は該露出部分とその近辺だけに配設されている。
上記石詰篭構造体1A,1Bにおいて、上記基盤マット4の少なくとも一辺は、石詰篭2の何れかの側面網の内側又は外側において該側面網即ち石詰篭2の側面に沿って下向きに折り曲げられていても良い。該基盤マット4を側面網の外側に延出させて下向きに折り曲げる場合には、該基盤マット4の端部に複数の切れ目を入れ、短冊状となった部分を上記側面網の網目から石詰篭の外部に導出させて下向きに折り曲げれば良い。また、この短冊状の部分は、上記透水シート6に接触させることが望ましく、特に、石詰篭2と土壌との間に介在する第2シート部分6b(図1参照)に接触させることが望ましい。従ってこの場合には、上記短冊状の部分が、上記石詰篭2の4つの側面網のうち、土壌23に接する第1の側面網11側に形成されることになる。
また、上記透水シート6は、透水性を有していて、土壌23中の水分は石詰篭構造体1A,1B側に向けて流通あるいは滲出させるが、該土壌23の流出は阻止するもので、不織布や織布等の繊維シート、微小な網目を有するネット、微小な孔を多数開けた合成樹脂製穿孔シート等で形成され、各石詰篭構造体1A,1B毎に別々に配設されている。この透水シート6は、上記石詰篭構造体1A,1Bの底面即ち底面網10に沿って横向きに延在する第1シート部分6aと、該石詰篭構造体1A,1Bの土壌23と隣接する側面即ち第1の側面網11に沿って縦向きに延在する上記第2シート部分6bと、該第2シート部分6bの上端から土壌23側に向けて横向きに延びる第3シート部分6cとからなっていて、この第3シート部分6cは、上段の石詰篭構造体に沿って配設された透水シート6の第1シート部分6aの下面と接触している。
しかし、上記第3シート部分6cは、図示した方向とは逆方向に折曲することにより、石詰篭構造体1A,1Bの上面すなわち蓋網8に沿って延在させることもできる。この場合、第2段目以下の石詰篭構造体1Bにおいては、この第3シート部分6cが、上下の石詰篭構造体の間に挟持されることになる。
また、上記透水シート6の第1シート部分6aは、必ずしも石詰篭構造体1A,1Bの底面全体にわたって延在している必要はなく、下段の石詰篭構造体1Bと重ならない底面部分に少なくとも形成されていれば良い。
かくして形成された擁壁において、降雨等により水分が各石詰篭構造体1A,1Bの基盤マット4に直接供給されるか、あるいは、法面を流下したり上記透水シート6を通じて土壌23から滲出したりした水分が上記基盤マット4に供給されると、この水分は、該基盤マット4に吸収されて内部の保水材21に蓄えられる。
一方、上記石詰篭構造体1A,1Bの植生マット5に植え付けられた植物の苗又は種子は、上記基盤マット4から直接あるいは植生マット5を通じて水分を供給されることにより、これらの植生マット5と基盤マット4との間や、外皮20を通して基盤マット4の内部などに根を張りながら次第に成長し、擁壁全体を緑化させる。
このとき、上記基盤マット4は、植物が根を張って成長するための育成床としての役目をも果たすが、その内部の保水材によって水分が蓄えられているため、植物に対して水分を安定的に供給し続けることができ、植物生育のために長期間有効に機能する。
また、上記土壌23中の水分は、透水シート6を通して各石詰篭構造体1A,1B側に向けて支障なく排出され、一部が上記基盤マット4に吸収、保存されて緑化のために使用される。これに対して上記土壌23は、透水シート6に遮断されて石詰篭構造体1A側に流出するのが防止され、その位置に止まる。この結果、効率良い排水と確実な土留めとによって法面は安定することになる。
上記基盤マット4は、一枚物である必要はなく、複数に分割されていても良い。植生マット5も同様に、複数に分割されていても構わない。
また、上記基盤マット4は、必ずしも石詰篭2の上面全域に配設する必要はなく、石詰篭構造体1A,1Bの大きさやその設置態様等によっては該石詰篭2の上面の一部の領域だけに配設することも可能である。ただし、上記植生マット5は、必ず該基盤マット4の上に重ねて配設される。
上記実施形態においては、上記基盤マット4及び植生マット5が石詰篭2の内部に配設されているが、これらの基盤マット4及び植生マット5は、石詰篭2の外部に配設することもできる。図6及び図7には、上記基盤マット4及び植生マット5を石詰篭2の外部に配設して形成した石詰篭構造体30が例示されている。
この図示された石詰篭構造体30は、図1の石詰篭構造体1Aと同様に擁壁の第1段目に配設されるもので、上記基盤マット4が石詰篭2における蓋網8の上面全域にわたって載置され、この基盤マット4の上面全体に上記植生マット5が重ねて載置されている。そして、上記基盤マット4と植生マット5との重合体が、該重合体の上面を長手方向及び短手方向に横切るようにして相対する側面網11,12又は13,14間に掛け渡された複数の針金からなる固定部材26により、該石詰篭2に固定されている。
この場合、上記基盤マット4の端部は、図示したように、石詰篭2の外側面に沿って下向きに折り曲げ、この折り曲げた部分を吸水部4aとして上記透水シート6に接触させることができる。このように構成することにより、土壌23中の水分が、上記透水シート6を透過したあとこの吸水部4aを通じて基盤マット4内に取り込まれ易くなる。
上記吸水部4aの上下幅Hは、図示した例では石詰篭2の側面網11の上下幅(高さ)の約1/3程度に形成されているが、その上下幅Hに特に制限はなく、上記側面網11の上下幅の約1/2であっても、該側面網11の上下幅と同じであっても構わない。
上記石詰篭構造体30の上記以外の構成は、実質的に図2〜図4の石詰篭構造体1Aと同じであるから、それらの主要な同一構成部分に上記石詰篭構造体1Aと同じ符号を付してその説明は省略する。
上記石詰篭構造体30を擁壁の第2段目以下に設置するものとして構成する場合は、上記基盤マット4が、石詰篭2における蓋網8の上面全域にわたって載置され、植生マット5は、該石詰篭2の上段の石詰篭構造体1A又は1Bで覆われていない露出部分(図1参照)において上記基盤マット4上に重ねて配設される。
なお、この石詰篭構造体30においても、その設置態様等によっては、上記基盤マット4が石詰篭2の上面の一部だけに配設されることもある。
また、上記石詰篭構造体30において、上述したように針金製の固定部材26で基盤マット4及び植生マット5を固定する代わりに、植生マット5の上から石詰篭2と同じ大きさの金網製の抑え用網板を被せ、この網板の周囲を針金等の金具で石詰篭2の適宜位置に連結して固定しても良い。この場合、上記網板が固定部材26を形成する。この網板は、上記蓋網8と同様のものを使用することができるが、網目は蓋網8より大きくても構わない。
図示した実施形態では、石詰篭構造体が複数段段積されているが、この石詰篭構造体は1段だけであっても良い。この場合に好ましくは、基盤マット4及び植生マット5が、図1の擁壁における最上段の石詰篭構造体1Aの場合と同様に、石詰篭2の上面部分のほぼ全域にわたり配設される。
1A,1B,30 石詰篭構造体
2 石詰篭
3 栗石
4 基盤マット
5 植生マット
6 透水シート
6a 第1シート部分
6b 第2シート部分
6c 第3シート部分
7 胴網
8 蓋網
20 外皮
21 保水材
23 土壌

Claims (5)

  1. 石詰篭構造体を法面に沿って一段以上敷設することにより形成された法面保護兼緑化用擁壁であって、
    上記石詰篭構造体は、栗石を充填した金網製の石詰篭の上面部分に、吸水性と保水性とを有する基盤マットを配設すると共に、植物の苗又は種子を植え付けた植生マットをこの基盤マットの上に重ねて設置することにより形成され、
    上記石詰篭構造体と法面の土壌との間に、この土壌からの水分は通すが該土壌の流出は阻止する多孔質の透水シートが介設されていることを特徴とする法面保護兼緑化用擁壁。
  2. 上記石詰篭構造体が複数段段積されていて、上段の石詰篭構造体と下段の石詰篭構造体とは、前後に位置をずらすことによって階段状に配設され、
    上記基盤マットは、各石詰篭の上面部分全域にわたって配設され、
    上記植生マットは、各石詰篭の上面部分の、上段の石詰篭で覆われていない露出部分において上記基盤マット上に配設され、
    上記透水シートは、上記石詰篭構造体の底面に沿って位置する第1シート部分と、該石詰篭構造体の土壌と接する側面に沿って位置する第2シート部分とを有することを特徴とする請求項1に記載の緑化用擁壁。
  3. 上記透水シートが、上記第2シート部分の上端に、石詰篭構造体の上面側又は土壌側に向けて折り曲げられた第3シート部分を有することを特徴とする請求項2に記載の緑化用擁壁。
  4. 上記石詰篭が、上面が開放する容器形の胴網と、該胴網の上面を塞ぐ蓋網とからなっていて、上記胴網内に充填された栗石の上部又は上記蓋網の上部に上記基盤マットと植生マットとが重ねて配設されていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の緑化用擁壁。
  5. 上記基盤マットが、繊維シートからなる多孔質の外皮内に保水材を充填することにより形成されていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の緑化用擁壁。
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