JP2011104686A - 電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電動工具を保管する際のロック操作を不要にしてロック忘れに起因するトラブルを防止することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る電動工具は、先端工具を回転させるためのモータ30及びギヤ部が収納される筒状のハウジング本体部12と、ハウジング本体部12の基端部に一端部が相対回動可能な状態で連結されている筒状のグリップ部15とを備え、ハウジング本体部12がグリップ部15に対して傾斜した状態と、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸に配置された状態とに保持できる電動工具10であって、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、モータ30の回転を禁止する回転禁止機構20を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、先端工具を回転させるためのモータ及びギヤ部が収納される筒状のハウジング本体部と、使用者が握る部分であり、前記ハウジング本体部の基端部に一端部が相対回動可能な状態で連結されている筒状のグリップ部とを備え、前記ハウジング本体部がグリップ部に対して傾斜した状態と、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸に配置された状態とに保持できる電動工具に関する。
上記した電動工具に関する技術が特許文献1に記載されている。
この電動工具は、先端工具を回転させるためのモータ及びギヤ部が収納される筒状のハウジング本体部の基端部と、使用者が握る筒状のグリップ部の先端部とが相対回動可能な状態で連結されている。また、ハウジング本体部の基端部側面には、電動工具の先端工具を正転方向、あるいは逆転方向に駆動させるための駆動スイッチの操作部が設けられている。さらに、ハウジング本体部の基端部上面には、前記駆動スイッチをオフ状態に保持するロックスイッチが設けられている。
このため、ハウジング本体部をグリップ部に対して連結位置で折り曲げた状態(傾斜した状態)で、駆動スイッチの操作部を操作して電動工具を使用できる。そして、使用後は、ハウジング本体部をグリップ部とほぼ同軸の位置まで回動させ、さらにロックスイッチをロック方向に操作して、その電動工具を工具箱等に保管する。
特開2008−55563号公報
しかし、上記した電動工具では、その電動工具を保管する際に、ハウジング本体部をグリップ部とほぼ同軸の位置まで回動させた状態で、ロックスイッチをロック方向に操作する必要がある。このため、例えば、ロックスイッチのロック操作を忘れた場合には、工具箱の中で電動工具の駆動スイッチの操作部が他の工具に押され、その電動工具が起動するおそれがある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、電動工具を保管する際のロック操作を不要にしてロック忘れに起因するトラブルを防止することである。
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、先端工具を回転させるためのモータ及びギヤ部が収納される筒状のハウジング本体部と、使用者が握る部分であり、前記ハウジング本体部の基端部に一端部が相対回動可能な状態で連結されている筒状のグリップ部とを備え、前記ハウジング本体部がグリップ部に対して傾斜した状態と、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸に配置された状態とに保持できる電動工具であって、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、前記モータの回転を禁止する回転禁止機構を備えていることを特徴とする。
本発明によると、ハウジング本体部をグリップ部とほぼ同軸の位置まで回動させたときに、回転禁止機構が動作してモータの回転を禁止する。このため、ハウジング本体部をグリップ部とほぼ同軸の位置まで回動させた状態で、電動工具を保管できるようになる。したがって、電動工具を保管する際に、ハウジング本体部をグリップ部とほぼ同軸の位置まで回動させるだけで良くなり、特別なロック操作は必要とされない。したがって、従来のように、ロック忘れにより、工具箱の中で電動工具の駆動スイッチが他の工具に押され、その電動工具が不意に回転してしまうようなトラブルが生じない。
請求項2の発明によると、回転禁止機構は、モータを駆動させるための駆動スイッチの動作をロックすることにより、前記モータの回転を禁止することを特徴とする。
即ち、駆動スイッチを機械的にロックしてモータの回転を禁止する構成のため、回転禁止機構の信頼性が高い。
請求項3の発明によると、駆動スイッチは、スイッチ本体部と、そのスイッチ本体部に対して同軸の状態で回転するトリガ部とを有し、前記トリガ部が前記スイッチ本体部に対して原位置から回転することで前記モータを駆動させる構成であり、前記トリガ部には、そのトリガ部が原位置にあり、かつ、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、前記回転禁止機構の突起が嵌合する溝部が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、回転禁止機構は、ハウジング本体部がグリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したことを検出して、前記モータの回転を電気的に禁止することを特徴とする。
請求項5の発明によると、回転禁止機構は、ハウジング本体部がグリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに動作するスイッチと、前記スイッチの信号を受けて前記モータの回転を禁止する制御部とを有することを特徴とする。
即ち、スイッチを利用してモータの回転を電気的に禁止する構成のため、回転禁止機構を構成するスイッチの取付け位置の自由度が向上する。
請求項6の発明によると、スイッチは、ハウジング本体部とグリップ部とのいずれか一方に取り付けられており、前記ハウジング本体部と前記グリップ部とのいずれか他方には、前記スイッチの可動部に当接可能なストライカが形成されており、前記ハウジング本体部がグリップ部に対して傾斜したときに、前記スイッチの可動部が前記ストライカに押圧され、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動する過程で、前記ストライカが前記スイッチの可動部から離れることを特徴とする。
請求項7の発明によると、回転禁止機構がモータの回転を禁止している状態で、その回転禁止状態を解除する解除機構を備えていることを特徴とする。
このため、前記解除機構により回転禁止機構の回転禁止状態を解除することにより、ハウジング本体部がグリップ部とほぼ同軸に配置された状態で電動工具を使用することが可能になる。
本発明によると、電動工具を保管する際に必要とされたロック操作が不要になり、ロック忘れに起因するトラブルが防止される。
本発明の実施形態1に係る電動工具の使用時の状態を表す一部破断側面図である。 図1のII部拡大図(A)、A図のB-B矢視断面図(B図)である。 電動工具の使用時における回転禁止機構の状態を表す拡大側面図(A図)、A図のB−B矢視図(B図)である。 本発明の実施形態1に係る電動工具の保管時の状態を表す一部破断側面図である。 電動工具の保管時における回転禁止機構の状態を表す拡大側面図(A図)、A図のB−B矢視図(B図)である。 本発明の実施形態2に係る電動工具の使用時における回転禁止機構の状態を表す側面図(A図)、前記電動工具の保管時における回転禁止機構の状態を表す側面図(B図)である。 実施形態2の変更例に係る電動工具の使用時における回転禁止機構の状態を表す側面図(A図)、前記電動工具の保管時における回転禁止機構の状態を表す側面図(B図)である。 実施形態2に係る電動工具の回転禁止機構の変更例を表す模式図である。 本発明の実施形態2に係る電動工具の電気回路を表す模式図である。
[実施形態1]
以下、図1から図5に基づいて、本発明の実施形態1に係る電動工具(充電式ペンインパクトドライバ)の説明を行なう。ここで、図中に記載された前後左右及び上下は、充電式ペンインパクトドライバ(以下、電動工具という)の前後左右及び上下に対応している。
<電動工具の概要について>
電動工具10のハウジング11は、図1に示すように、筒状のハウジング本体部12と、そのハウジング本体部12の基端部に上下回動可能な状態で連結されたグリップ部15とから構成されている。
ハウジング本体部12には、前側から順番にギヤ部(図示省略)と、モータ30と、駆動スイッチ40とが同軸に収納されている。前記ギヤ部は、モータ30の回転を減速させた後、その回転力を回転打撃力に変換する部分であり、そのギヤ部の出力がハウジング本体部12の先端に装着されたアンビル13に伝達される。アンビル13は、軸受を介して回転自在な状態でハウジング本体部12の先端に装着されており、そのアンビル13の先端部にドライバビットやソケットビット等(図示省略)の先端工具を取り付けるためのチャック部13tが設けられている。
駆動スイッチ40は、モータ30の正転、逆転の切替えと、モータ30の回転速度調整を行なうスイッチである。駆動スイッチ40は、スイッチ回路を収納する筒状のスイッチ本体部42と、そのスイッチ本体部42を覆い、前記スイッチ本体部42に対して同軸に回転できるように構成された円筒状のトリガ部44とから構成されている。そして、トリガ部44の外周面の一部がハウジング本体部12の左右の開口部(図示省略)から突出するようになっている。これにより、ハウジング本体部12の外側からトリガ部44の外周面の突出部分を操作し、そのトリガ部44をスイッチ本体部42に対して回転させることができる。前記トリガ部44をスイッチ本体部42に対して原位置から右回転させると、モータ30が正転するとともに、トリガ部44の回転角度の増加に伴ってモータ30の回転速度が増加する。また、トリガ部44を原位置から左回転させると、モータ30が逆転するとともに、トリガ部44の回転角度の増加に伴ってモータ30の回転速度が増加する。
グリップ部15は、使用者が電動工具10を使用する際に把持する部分であり、筒状に形成されてその内側に電池収納部15eが設けられている。電池収納部15eは、電池パック18のケース本体部18mを収納する部分であり、グリップ部15の先端側(図1において下端側)に開口(図示省略)を備えている。電池パック18は、電動工具10用のバッテリと、そのバッテリを収納するケースとからなる電池ユニットで、ケース本体部18mとグリップ形成部18zとから構成されている。そして、電池パック18のケース本体部18mがグリップ部15の電池収納部15eに全体的に挿入されることで、電池パック18がグリップ部15に連結されるとともに、その電池パック18のバッテリと電動工具10の電気回路とが電気的に接続される。また、この状態で、電池パック18のグリップ形成部18zがグリップ部15の先端部分を構成するようになる。
<ハウジング本体部12とグリップ部15との連結構造について>
ハウジング本体部12の基端部120は、グリップ部15の端部に連結される部分であり、図2(A)(B)に示すように、左右の縦壁部分121,122と上下の円弧状壁部分123,124とにより、幅方向(左右方向)に薄い略箱状に形成されている。そして、その基端部120の後端壁部分には、角形の開口120hが形成されている。また、前記基端部120の中央上寄りの位置には、軸受として使用される円筒部125が左右方向に延びてその基端部120を横断するように形成されている。即ち、前記円筒部125は、図2(A)に示すように、上側の円弧状壁部分123に接近した位置で、下側の円弧状壁部分124から離れた位置に配置されている。そして、上側の円弧状壁部分123の外周面123rと下側の円弧状壁部分124の外周面124rとが前記円筒部125の軸心を中心とする円弧と重なるように凸円弧面状に形成されている。
前記ハウジング本体部12の基端部120に連結されるグリップ部15の端部には、図2(B)に示すように、ハウジング本体部12の基端部120が嵌め込まれる凹部150が形成されている。凹部150には、図2(B)に示すように、ハウジング本体部12の基端部120を左右方向から挟んで、その基端部120の左右の縦壁部分121,122と面接触する左右の支持壁部151,152とが設けられている。そして、左右の支持壁部151,152の間に、ハウジング本体部12の基端部120の円筒部125に挿通される連結軸部153が水平(左右方向)に渡されている。これにより、ハウジング本体部12の基端部120とグリップ部15の端部とが連結軸部153を中心にして相対回転可能な状態で連結される。
なお、グリップ部15の連結軸部153は筒状に形成されており、その内側にグリップ部15を構成する左右のグリップ片15a,15bとを接合させるためのネジNが通されている。
グリップ部15の凹部150の後側上部には、図2(A)に示すように、ハウジング本体部12がそのグリップ部15に対して左回動する際のストッパとして働く上側ストッパ155が設けられている。即ち、図4に示すように、ハウジング本体部12がグリップ部15に対して左回動し、そのハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸に配置された状態で、グリップ部15の上側ストッパ155にハウジング本体部12の段差12dが当接して、ハウジング本体部12の左回動が禁止される。
上側ストッパ155は、グリップ部15の凹部150の内側に押圧面155pを備えており、その押圧面155pが、図2(A)に示すように、ハウジング本体部12の基端部120を構成する上側の円弧状壁部分123の外周面123rに上側から面接触するように構成されている。
グリップ部15の凹部150の前側下部には、図2(A)に示すように、ハウジング本体部12がそのグリップ部15に対して右回動する際のストッパとして働く下側ストッパ157が設けられている。即ち、図1、図2(A)に示すように、ハウジング本体部12がグリップ部15に対して右回動し、そのハウジング本体部12がグリップ部15に対して連結位置で折り曲げられた状態(グリップ部15に対して傾斜した状態)で、グリップ部15の下側ストッパ157にハウジング本体部12の曲り部12fが当接して、ハウジング本体部12の右回動が禁止される。
下側ストッパ157は、グリップ部15の凹部150の内側に押圧面157pを備えており、その押圧面157pがハウジング本体部12の基端部120を構成する下側の円弧状壁部分124の外周面124rに下側から面接触するように構成されている。
このため、ハウジング本体部12とグリップ部15とが相対回動する際に、下側ストッパ157の押圧面157pが下側の円弧状壁部分124の外周面124rに沿って摺動し、上側ストッパ155の押圧面155pが上側の円弧状壁部分123の外周面123rに沿って摺動するようになる。
<回転禁止機構20について>
ハウジング本体部12の基端部120には、図2(A)等に示すように、回転禁止機構20が収納されている。回転禁止機構20は、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動した状態で、モータ30の回転を禁止する機構である。
回転禁止機構20は、図2(A)に示すように、作動軸22と、その作動軸22を支持する前後一対の軸受部24と、前記作動軸22を後方に押圧するスプリング部26とを備えている。作動軸24は、ハウジング本体部12の基端部120を構成する下側の円弧状壁部分124と円筒部125との間で、モータ30及び駆動スイッチ40の軸心と平行に位置決めされており、前記軸受部24によって軸方向(前後方向)に摺動可能な状態に保持されている。そして、作動軸24が後方に摺動した状態で、その作動軸24の後端部がハウジング本体部12の基端部120の開口120hから後方に突出する。
作動軸22の後端位置には頭部22pが形成されている。頭部22pは、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動したときに(図4参照)、そのグリップ部15の下側ストッパ157の押圧面157pによって押圧される部分である。頭部22pには、図3(A)に示すように、下側ストッパ157の押圧面157pによる押圧力を前方向(軸方向)の押圧力に変換する傾斜面22sが形成されている。
また、前記作動軸22の先端位置には突起22kが形成されている。突起22kは、作動軸22が下側ストッパ157の押圧面157pに押されて前進したときに、図4、図5(A)(B)に示すように、駆動スイッチ40のトリガ部44の後端に形成された角形の溝部44cに嵌合する部分である。ここで、作動軸22の突起22kとトリガ部44の溝部44cとは、そのトリガ部44が原位置にある状態で両者44c,22kが前後方向において重なるように位置決めされている。
また、作動軸22の長手方向におけるほぼ中央位置にはフランジ状のバネ受け部22uが設けられており、そのバネ受け部22uが前後一対の軸受部24間に配置されている。そして、作動軸22のバネ受け部22uと前側の軸受部24との間にスプリング部26が装着されて、作動軸22が後方に押圧されている。
このため、作動軸22の頭部22pが下側ストッパ157の押圧面157pに当接していない状態では、図1、図2(A)に示すように、その作動軸22はスプリング部26のバネ力により後退限位置に保持されている。作動軸22が後退限位置にある状態では、後端位置にある頭部22pはハウジング本体部12の基端部120の開口120hから後方に突出しており、先端位置にある突起22kは駆動スイッチ40のトリガ部44の溝部44cから外れている。このため、駆動スイッチ40のトリガ部44はスイッチ本体部42に対して回転可能になる。
この状態からハウジング本体部12がグリップ部15に対して左回動すると、グリップ部15の下側ストッパ157がハウジング本体部12の基端部120の下側の円弧状壁部分124に沿って作動軸22の頭部22pの方向に相対移動する。そして、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動する過程で、グリップ部15の下側ストッパ157の押圧面157pが作動軸22の頭部22pを前方に押圧する。これにより、作動軸22がスプリング部26のバネ力に抗して前方に摺動し、その作動軸22の先端位置にある突起22kが駆動スイッチ40のトリガ部44の溝部44cに嵌合する。即ち、作動軸22が前進限位置にある状態では、その作動軸22の突起22kが駆動スイッチ40のトリガ部44の溝部44cと嵌合し、トリガ部44が回転不能となって駆動スイッチ40がロックされる。
<本実施形態に係る電動工具10の動作について>
電動工具10を使用する場合には、図4に示す状態からハウジング本体部12をグリップ部15に対して右回動させて、そのグリップ部15の下側ストッパ157がハウジング本体部12の曲り部12fに当接する位置に保持する。即ち、グリップ部15に対してハウジング本体部12を連結位置で、図1に示す状態まで傾斜させるようにする。
これにより、グリップ部15の下側ストッパ157が回転禁止機構20の作動軸22から離れ、作動軸22はスプリング部26のバネ力で後退限位置まで後退する。そして、その作動軸22の突起22kが駆動スイッチ40のトリガ部44の溝部44cから外れるようになる。この状態で、グリップ部15を握りながら駆動スイッチ40のトリガ部44を回動操作して電動工具10を使用することができる。
また、使用後は、図1に示す状態からハウジング本体部12をグリップ部15に対して左回動させて、ハウジング本体部12の段差12dがグリップ部15の上側ストッパ155に当接する位置に保持する。即ち、ハウジング本体部12を、図4に示すように、グリップ部15とほぼ同軸の位置まで左回動させる。
これにより、グリップ部15の下側ストッパ157が回転禁止機構20の作動軸22を前方に押圧し、作動軸22はスプリング部26のバネ力に抗して前進限位置まで前進する。そして、その作動軸22の突起22kが駆動スイッチ40のトリガ部44の溝部44cと嵌合するようになる。この状態で、駆動スイッチ40がロックされ、電動工具10を工具箱の中に安全に保管できるようになる。
<本実施形態に係る電動工具10の長所について>
本実施形態に係る電動工具10では、ハウジング本体部12をグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動させたときに、回転禁止機構20が動作してモータ30の回転を禁止する。このため、電動工具10を保管する際に、ハウジング本体部12をグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動させるだけで良くなり、特別なロック操作は必要とされない。したがって、従来のように、ロック忘れにより、工具箱の中で電動工具の駆動スイッチが他の工具に押され、その電動工具が不意に回転してしまうようなトラブルが生じない。
また、回転禁止機構20は、モータ30を駆動させるための駆動スイッチ40の動作をロックすることにより、モータ30の回転を禁止するため、回転禁止機構20の信頼性が高い。
[実施形態2]
以下、図6から図9に基づいて、本発明の実施形態2に係る電動工具の説明を行う。本実施形態に係る電動工具は、実施形態1で説明した回転禁止機構20の構成を電気式に改造したもので、その他の構成については実施形態1の電動工具10と同様である。このため、本実施形態に係る電動工具において、実施形態1の電動工具10と同一の部材については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る電動工具10の回転禁止機構50は、図6に示すように、ハウジング本体部12の基端部120に収納された回動スイッチ52と、グリップ部15に設けられたストライカ54とを備えている。回動スイッチ52は、筒状に形成されたスイッチ本体部52mと、そのスイッチ本体部52mから軸方向に突出する可動部52sとから構成されている。回動スイッチ52は、前記可動部52sが基端部120の開口120hから後方に突出可能なように、ハウジング本体部12の基端部120に取り付けられている。
ストライカ54は、図6(A)に示すように、ハウジング本体部12がグリップ部15に対して使用位置まで傾斜した状態で、回動スイッチ52の可動部52sを押圧する部材であり、ピン状に形成されている。即ち、ストライカ54は、グリップ部15の凹部150の位置で連結軸部153と平行に配置されており、そのストライカ54の外周面が回動スイッチ52の可動部52sを押圧できるように構成されている。このため、電動工具10を使用する際には、回動スイッチ52がオン動作するようになる。
また、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動する過程で、図6(B)に示すように、ストライカ54は回動スイッチ52の可動部52sから離れるようになる。したがって、前記電動工具10を保管する際には、回動スイッチ52はオフ方向に動作(オフ動作)するようになる。
回動スイッチ52の動作信号は、図9に示すように、モータ30を駆動させる駆動素子FETを制御する制御部56に入力される。制御部56は、前記回動スイッチ52のオン動作信号が入力されたときに、駆動スイッチ40からの信号に基づいてモータ30の駆動素子FETを制御できるように構成されている。このため、電動工具10を使用する際には、回動スイッチ52がオン動作し、電動工具10は駆動スイッチ40からの信号に基づいて動作するようになる。
一方、電動工具10を保管する時には、回動スイッチ52がオフ動作するため、仮に駆動スイッチ40のトリガ部44が若干回転しても、電動工具10は停止状態に保持される。
このように、回動スイッチ52を利用してモータ30の回転を電気的に禁止する構成のため、回転禁止機構50を構成する回動スイッチ52の取付け位置の自由度が向上する。
ここで、本実施形態では、ハウジング本体部12の基端部120に回動スイッチ52を設け、グリップ部15にストライカ54を設ける例を示したが、図7(A)(B)に示すように、グリップ部15に回動スイッチ52を設け、ハウジング本体部12の下側の円弧状壁部分124を回動スイッチ52のストライカとして使用することも可能である。
さらに、図8(A)(B)に示すように、グリップ部15に対するハウジング本体部12の回転中心となる連結軸部153の外周面の一部を切削して平面部153fを形成し、その連結軸部153を回動スイッチ52のストライカとして使用することも可能である。
<変更例>
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、実施形態1、2では、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、回転禁止機構20,50によりモータ30の回転を禁止する例を示した。しかし、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、回転禁止機構20,50の回転禁止動作を解除する解除機構を設けることも可能である。これにより、前記解除機構により回転禁止機構20,50の回転禁止状態を解除することにより、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸に配置された状態で電動工具10を使用することが可能になる。
また、実施形態2に記載された電動工具10では、ハウジング本体部12がグリップ部15に対して連結位置で折り曲げられた状態で、回動スイッチ52の可動部52sがストライカ54,124によって押圧される例を示した。しかし、ハウジング本体部12がグリップ部15とほぼ同軸の位置まで回動したときに、回動スイッチ52の可動部52sがストライカ54,124によって押圧されるように構成することも可能である。なお、この場合、制御部56は、回動スイッチ52のオン動作信号が入力されたときに、モータ30を停止状態に保持するようにする。
12・・・・ハウジング本体部
120・・・基端部
15・・・・グリップ部
20・・・・回転禁止機構
22・・・・作動軸
22k・・・突起
30・・・・モータ
40・・・・駆動スイッチ
42・・・・スイッチ本体部
44・・・・トリガ部
44c・・・溝部
50・・・・回転禁止機構
52・・・・回動スイッチ
54・・・・ストライカ
56・・・・制御部

Claims (7)

  1. 先端工具を回転させるためのモータ及びギヤ部が収納される筒状のハウジング本体部と、使用者が握る部分であり、前記ハウジング本体部の基端部に一端部が相対回動可能な状態で連結されている筒状のグリップ部とを備え、前記ハウジング本体部がグリップ部に対して傾斜した状態と、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸に配置された状態とに保持できる電動工具であって、
    前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、前記モータの回転を禁止する回転禁止機構を備えていることを特徴とする電動工具。
  2. 請求項1に記載された電動工具であって、
    前記回転禁止機構は、前記モータを駆動させるための駆動スイッチの動作をロックすることにより、前記モータの回転を禁止することを特徴とする電動工具。
  3. 請求項2に記載された電動工具であって、
    前記駆動スイッチは、スイッチ本体部と、そのスイッチ本体部に対して同軸の状態で回転するトリガ部とを有し、前記トリガ部が前記スイッチ本体部に対して原位置から回転することで前記モータを駆動させる構成であり、
    前記トリガ部には、そのトリガ部が原位置にあり、かつ、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに、前記回転禁止機構の突起が嵌合する溝部が設けられていることを特徴とする電動工具。
  4. 請求項1に記載された電動工具であって、
    前記回転禁止機構は、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したことを検出して、前記モータの回転を電気的に禁止することを特徴とする電動工具。
  5. 請求項4に記載された電動工具であって、
    前記回転禁止機構は、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動したときに動作するスイッチと、前記スイッチの信号を受けて前記モータの回転を禁止する制御部とを有することを特徴とする電動工具。
  6. 請求項5に記載された電動工具であって、
    前記スイッチは、前記ハウジング本体部と前記グリップ部とのいずれか一方に取り付けられており、
    前記ハウジング本体部と前記グリップ部とのいずれか他方には、前記スイッチの可動部に当接可能なストライカが形成されており、
    前記ハウジング本体部がグリップ部に対して傾斜したときに、前記スイッチの可動部が前記ストライカに押圧され、前記ハウジング本体部が前記グリップ部とほぼ同軸の位置まで相対回動する過程で、前記ストライカが前記スイッチの可動部から離れることを特徴とする電動工具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載された電動工具であって、
    前記回転禁止機構が前記モータの回転を禁止している状態で、その回転禁止状態を解除する解除機構を備えていることを特徴とする電動工具。
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