JP2006205286A - 手持ち式電動工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 グリップ部の形状が使用者に応じて変更自在であるとともに、モータや電動駆動部が故障等を生じた場合には安価で買い換え可能な手持ち式電動工具を提供する。
【解決手段】 電動工具本体1にモータ3と駆動伝達部4と出力部5とを備え、グリップ部2に電源部6とコントローラ7とを備えて成る手持ち式電動工具において、電動工具本体1とグリップ部2とを別体に形成して両者1,2を着脱自在に連結させるとともに、電動工具本体1とグリップ部2の双方に、電動工具本体1とグリップ部2が連結された状態でのみ接触して電源部6とモータ3とを電気的に接続させる接続端子9を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グリップ部を把持して使用する手持ち式電動工具に関するものである。
従来から、手持ち式の電動工具として、モータや駆動伝達部や出力部を内蔵する電動工具本体からグリップ部を延設した構造のものが知られている。上記グリップ部には例えばトリガー状のコントローラが設けてあり、使用者がグリップ部を把持して電動工具本体を支持するとともにコントローラを引込み操作等することで、モータを自在に制御して締結、穴開け、切断等の所望の作業を実現するようになっている。
ここで、手の大きさや形は使用者毎に異なるので、上記グリップ部にテープを巻付けたり或いは削ったりして該グリップ部の形状を各使用者毎に最適なものに調整することが一般的である。しかし、上記調整作業を行う場合、このような作業を各種の手持ち式電動工具毎に行うことが非常に面倒であるという問題がある。また、モータや駆動伝達部は摩耗により性能低下を生じ易く、電動工具本体が故障すれば手持ち式電動工具全体を買い換えたうえで再度グリップ部の形状を調整しなければならないので、買い換え時に多くの費用や手間が要求されるという問題がある。
上記問題を解決するには、各種の手持ち式電動工具毎に、グリップ部が異なる複数種の商品を用意しておけばよいのだが、この場合には多くの金型が必要となって製造コストが高くなるという問題がある。
これに対して、グリップ部の外周に所定形態の外グリップを着脱可能に装着する構成の手持ち式電動工具(特許文献1参照)が提案されている。上記構成の手持ち式電動工具にあっては、外グリップを適宜選択することで使用者が把持し易いグリップ形状とすることが可能であり、グリップ部の形状調整に手間がかかるといった問題は解決される。しかし、この手持ち式電動工具にあってもやはり電動工具本体内のモータや駆動伝達部が故障すれば手持ち式電動工具全体を買い換える必要があり、多くの費用が要求されることに変わりはないものである。
特開2001−310273号公報
本発明は上記問題点に鑑みて発明したものであって、グリップ部の形状が使用者に応じて変更自在であるとともに、モータや電動駆動部が故障等を生じた場合には安価で買い換え可能な手持ち式電動工具を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明を、電動工具本体1と、電動工具本体1から突設されるグリップ部2とで主体を形成し、上記電動工具本体1に、モータ3と、モータ3の駆動力を伝達する駆動伝達部4と、駆動伝達部4を介してモータ3により駆動される出力部5とを備え、上記グリップ部2に、モータ3に電力を供給する為の電源部6と、モータ3への通電を操作する為のコントローラ7とを備えて成る手持ち式電動工具において、電動工具本体1とグリップ部2とを別体に形成し、電動工具本体1とグリップ部2とを着脱自在に連結させるとともに、電動工具本体1とグリップ部2の双方に、電動工具本体1とグリップ部2が連結された状態でのみ接触して電源部6とモータ3とを電気的に接続させる接続端子9を備えることを特徴としたものとする。
上記構成の手持ち式電動工具とすることで、手の大きさや形に合わせた複数種類のグリップ部2を提供しておけば、使用者は自身の手に最適のグリップ部2を選択してこれを電動工具本体1と連結させるだけでよく、テープの巻付け等の面倒な調整作業が不要となる。また、モータ3や駆動伝達部4が配される電動工具本体1側は故障を生じ易いが、電動工具本体1が故障した場合には電動工具本体1側だけを買い換えてグリップ部2に装着すればよく、買い換え時の費用を削減することが可能である。また、買い換え時にグリップ部2の形状調整をする必要もない。
なお、上記構成の手持ち式電動工具にあっては、電動工具本体1とグリップ部2を着脱自在に連結させる連結部8を、電動工具本体1とグリップ部2とを所定方向に摺動させるガイド部10と、ガイド部10を介して電動工具本体1とグリップ部2が連結位置にまで摺動した時点で上記所定方向の摺動を係止させる係止部11とで形成することが好ましい。このようにすることで、電動工具本体1とグリップ部2との着脱作業を容易且つ確実に行うことができる。
また、電動工具本体1とグリップ部2とを取り外した際の安全性を確保する為に、上記グリップ部2に、電動工具本体1の着脱動作により操作されて位置を変える可動規制部12を備え、上記可動規制部12の位置を、電動工具本体1とグリップ部2の非連結時にはコントローラ7の操作を機械的に禁止する位置とすることも好ましい。
また、電動工具本体1とグリップ部2とを取り外した際の安全性を確保する為に、コントローラ7の操作に応じてモータ3への通電を制御する制御回路13を、電動工具本体1とグリップ部2の少なくとも一方に備え、電動工具本体1側とグリップ部2側の両方に、電動工具本体1とグリップ部2が連結された状態でのみ接触して制御回路13に接触状態を通知する信号端子14を備えるとともに、上記制御回路13を、信号端子14の接触状態が通知されない場合にはモータ3への通電を禁止するものとすることも好ましい。
また、電動工具本体1として多様な種類のものをグリップ部2に選択的に装着して使用可能とする為に、コントローラ7の操作に応じてモータ3への通電を制御する制御回路13を、電動工具本体1とグリップ部2の少なくとも一方に備え、電動工具本体1側とグリップ部2側の両方に、電動工具本体1とグリップ部2が連結された状態でのみ接触して制御回路13に電動工具本体1の種類を通知する信号端子14を備えるとともに、上記制御回路13を、信号端子14の接触により通知される電動工具本体1の種類に応じて複数設けてある制御モードのうち一つを選択するものとすることも好ましい。
なお、以上述べた各構成は、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜組合せ可能である。
本発明は、グリップ部の形状が使用者に応じて変更自在であるとともに、モータや電動駆動部が故障等を生じた場合には安価で買い換え可能であるという効果を奏する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。図1〜図3には、本発明の実施形態における一例の手持ち式電動工具の全体を示している。本例の手持ち式電動工具はインパクト回転工具であり、筒状を成す本体ケーシング50内に、駆動源であるモータ3と、モータ3の回転駆動力を伝達していく駆動伝達部4と、駆動伝達部4を介してモータ3により回転駆動される出力部5とを組み込んで成る電動工具本体1と、この電動工具本体1の軸方向Aと略直交する方向に突設されるグリップ部2とで、その主体を構成している。本体ケーシング50は、モータ3を組み込むシリンダーケーシング51と、駆動伝達部4及び出力部5を組み込む駆動部カバー52とで構成されている。なお、本文中においては電動工具本体1内にてモータ3を配してある側を後側、出力部5を配してある側を前側とし、電動工具本体1に対してグリップ部2が延設される側を下側、グリップ部2に対して電動工具本体1が位置する側を上側とする。
電動工具本体1の外殻を成す本体ケーシング50内において、モータ3の前方にて該モータ3と連結される駆動伝達部4は、モータ3の回転駆動力を前方に伝達する遊星減速機構16と、遊星減速機構16を介してモータ3により回転駆動される駆動軸17と、駆動軸17に嵌合して共に回転運動を行うハンマ18と、ハンマ18と係合して共に回転運動を行うアンビル19と、アンビル19に一定以上の荷重が生じた場合に駆動軸17の回転運動をハンマ18の後退運動に変換するカム機構(図示せず)と、ハンマ18の後退により係合が外れた後に再び打撃を伴ってハンマ18とアンビル19とを係合させる為の付勢力をハンマ18に付与するスプリング20とで形成される。また、上記駆動伝達部4の前方にて該駆動伝達部4と連結される出力部5は、アンビル19と一体に形成される出力軸21と、出力軸21の前端部分に固定されて各種工具を装着するチャック22とで形成されている。上記出力軸21は、軸受27を介して軸中心に回動自在に組み込まれるとともに、その前端部分を駆動部カバー52の前端開口から外部に突出させてチャック22を固定させたものである。
上記グリップ部2の外殻を成すグリップケーシング53内には、モータ3への通電を操作するスイッチ23や、モータ3の回転方向の切換えを操作する正逆ハンドル24や、別体である電動工具本体1とグリップ部2とを着脱自在に連結させる為の着脱係合部材25を配しており、正逆ハンドル24及び着脱係合部材25は、グリップケーシング53外側に一部露出させて外部操作可能に設けている。またスイッチ23には、前端部が外側に露出していて外部操作可能なトリガー状のコントローラ7と、正逆ハンドル24に連動してモータ3の電源極性を切換える正逆レバー26と、モータ3への通電のオンオフを制御するスイッチング素子15と、電源用の入力端子28と、制御回路13とを接続配置させている。グリップ部2の下端部には、電源部6として箱型の電池パック29を着脱自在に装着し、装着状態において入力端子28と接続するように設けている。なお、上記制御回路13及びスイッチング素子15は電動工具本体1側に内蔵してあっても構わない。
電動工具本体1の下端部とグリップ部2の上端部とには、両者1,2が連結される際に接触する連結面1a,2aを、互いの面全体が接触するように平坦に形成している。更に両連結面1a,2aには、電動工具本体1の軸方向A(前後方向)への両者1,2のスライドをガイドするガイドリブ1b,2bを夫々形成しており、両ガイドリブ1b,2bにより、電動工具本体1とグリップ部2とを上記軸方向Aに沿って摺動させるガイド部10を構成している。
図5にも示すように、上記した着脱係合部材25は、その外側半部25aがグリップ部2の連結面2a側に露出するように左右一対備えられている。左右両方の着脱係合部材25は、共に左右方向に所定範囲内でスライド自在であり、且つ両着脱係合部材25間に挟まれる付勢ばね32を介して互いに外側に向けて付勢されたものである。着脱係合部材25の外側半部25aの上面には係合突起30を凸設しており、ガイド部10を介して電動工具本体1とグリップ部2が所定の連結位置にまで摺動した時点で、電動工具本体1の左右側のガイドリブ1bにおいて内側に開口するように凹設してある係合溝31に上記係合突起30が係合して軸方向Aの摺動を係止させるようになっている。即ち、本例にあっては軸方向Aの摺動のみを許容するガイド部10と、上記係合突起30を有する着脱係合部材25と係合溝31とから成り軸方向Aの摺動を係止させる係止部11とで、電動工具本体1とグリップ部2とを着脱自在に連結させる連結部8を形成している。
上記の連結部8を介して、電動工具本体1が所定の連結位置にてグリップ部2に装着された状態が図2や図3に示してあるが、この状態においてのみグリップ部2側の電池パック29と電動工具本体1側のモータ3とを電気的に接続させる為に、電動工具本体1とグリップ部2の連結面1a,2aに共に接続端子9を一対ずつ露出させて備えている。電動工具本体1側の一対の接続端子9(以下、これを本体側端子9aという)の一方は配線33を介してモータ3の整流子の一方の極と電気的に接続させており、他方の本体側端子9aは別の配線33を介してモータ3の整流子の他方の極と電気的に接続させている(図3、図4参照)。また、グリップ部2側の一対の接続端子9(以下、これをグリップ側端子9bという)の一方は配線34を介してスイッチ23に設けてある一方の極の出力端子35と接続させ、他方のグリップ側端子9bは別の配線34を介してスイッチ23に設けてある他方の極の出力端子35と接続させている。本例にあっては図4(b)に示すように本体側端子9aをばね状に形成してグリップ側端子9bと弾接するように設けているが、グリップ側端子9bをばね状に形成することで本体側端子9aと弾接させても構わない。
上記構成により、電動工具本体1をグリップ部2に装着すると、本体側及びグリップ側端子9a,9bが接触して電気的に接続され、電池パック29からモータ3への通電が可能となる。スイッチ23の一対の出力端子35の極性は、正逆レバー26の後述の回動動作と連動して切換え自在であり、したがってモータ3の電源極性が正逆レバー26の回動動作により切換え自在となる。
正逆ハンドル24は、所定範囲内で左右スライド自在にグリップ部2に組み込まれ、その左右両端が外部に露出するように設けている。正逆ハンドル24の下方に位置する正逆レバー26は前後方向に長尺の横断面を有するもので、上下方向に伸びる軸中心に、スイッチ23の上面に回動自在に支持されている。正逆レバー26にはその前端部から上方に連結凸部36を突設しており、また正逆ハンドル24の左右方向中央部から前方に突設してある突片37には連結穴38を上下に貫設しており、上記連結凸部36を連結穴38に遊嵌させることで正逆ハンドル24と正逆レバー26とを連結させている。これにより、正逆ハンドル24の左右スライドと連動して正逆レバー26は回動動作を行い、スイッチ23の極性を切換える仕組みである。
後方に引込み自在なトリガー状のコントローラ7の後部の左右方向中央には、図6に示すようなストップリブ39を突設している。上記ストップリブ39は、正逆ハンドル24が図6(a)に示すように左右方向中央に位置する場合には正逆レバー26の前端に当ってコントローラ7の引込みを禁止し、正逆ハンドル24が図6(b)、(c)に示すように左右方向中央から左側又は右側にスライドして位置する場合には、正逆ハンドル24と連動して左側又は右側に首を振った位置となる正逆レバー26の前端に接触することなく、コントローラ7の引込みを許容するものである。
正逆ハンドル24の左右方向中央部分の上面には、凹溝40を前後方向に貫通するように形成しており、この凹溝40と前後方向に摺動自在に嵌合するようにロック操作部材42を配している(図8参照)。このロック操作部材42は、グリップ部2内の所定範囲内において前後方向にスライド自在に配されるとともに、その上面42aをグリップ部2の連結面2aに形成してある開口部分から露出させて外部操作可能としたものである。ロック操作部材42とグリップケーシング53との間には、ロック操作部材42を後方に向けて付勢する付勢ばね44を圧縮状態で配しており(図7参照)、電動工具本体1の非装着時にはロック操作部材42が上記所定範囲中の最も後端側に位置するように設けている。最も後端側の位置にあるロック操作部材42は、その下部42b全体が正逆ハンドル24の凹溝40と左右方向一杯に嵌合して該正逆ハンドル24を左右方向中央の位置に拘束するものであり、このとき正逆レバー26はコントローラ7のストップリブ39と当る位置に拘束されるので、コントローラ7の引込み操作は不能となる。
また、ロック操作部材42の上面42aには、グリップ部2の連結面2aより上方に突出するように係合部41を突設しており、ガイド部10を介して電動工具本体1をグリップ部2に対して軸方向A(本例の場合は後方から前方)にスライドさせて両者1,2を連結させる際に、上記係合部41が電動工具本体1のシリンダーケーシング51の前端面に当って、ロック操作部材42全体を付勢ばね44の付勢力に抗して前方にスライドさせる構造となっている。即ち、電動工具本体1の装着時には、ロック操作部材42は上記所定範囲中の最も前端側に位置するものである。ロック操作部材42の下部42bの後端側は、後側になるほど左右外側面が互いに接近していくようなテーパ状の先細形状を有しており、また正逆ハンドル24の凹溝40の前端側は、前側になるほど左右内側面が互いに離れていくようなテーパ状の末広がり形状を有しており、図9に示すようにロック操作部材42が所定範囲内の前端側の位置にある場合、ロック操作部材42の下部42bの先細形状を成す後端側部分が、凹溝40の末広がり形状を成す前端側部分に左右方向に十分な隙間をもって遊嵌するようになっている(図9及び図10参照)。
正逆ハンドル24は、上記の遊嵌状態においてロック操作部材42に拘束されることなく左右方向にスライド自在であり、したがって正逆ハンドル24を左側又は右側にスライドさせたうえで上記した通りにコントローラ7を自在に引込み操作することができる。
電動工具本体1をグリップ部2から取り外した場合には、ロック操作部材42は付勢ばね44の付勢力により後方へとスライドされるのであるが、ここで正逆ハンドル24が左側又は右側にスライドさせた状態にあれば、図10に示すようにロック操作部材42の下部42bの後端側部分のテーパ状を成す左右外側面の一方が、凹溝40の前端側部分のテーパ状を成す左右内側面の一方と摺動し、このテーパ面同士の摺動により付勢ばね44の後方への付勢力が正逆ハンドル24をスライドさせて左右方向中央の位置に戻す力となって働く。即ち、電動工具本体1が非装着の場合にはロック操作部材42を介して自動的に正逆ハンドル24を左右方向中央に戻し、正逆レバー26によりコントローラ7の操作を機械的に禁止させるものである。
本例においては上記の回動自在な正逆レバー26が、電動工具本体1の着脱動作によりロック操作部材42及び正逆ハンドル24を介して操作されて位置を変える可動規制部12であり、電動工具本体1が非装着の場合、即ちロック操作部材42が後端側の位置にあって正逆ハンドル24を左右方向の中央位置に固定した場合には、その先端を前方に向けてコントローラ7の操作を機械的に禁止する位置となり、電動工具本体1を装着した場合、即ちロック操作部材42が前端側の位置にあって正逆ハンドル24を左右方向にスライド自在とした場合には、正逆ハンドル24の左側又は右側にスライドさせることで、その先端を左側又は右側に傾けてコントローラ7の操作を機械的に許容する位置となる構造である。
また、電動工具本体1とグリップ部2の両方の連結面1a,2aには信号端子14を露出させて備えており、両者1,2の信号端子14が電動工具本体1の装着状態においてのみ接触するように設けている。電動工具本体1側の信号端子14は、電動工具本体1に内蔵される通信回路43と接続させており、またグリップ部2側の信号端子14は、グリップ部2に内蔵される制御回路13と制御信号線45により接続させているので、電動工具本体1が装着状態にある場合のみ、通信回路43と制御回路13とが信号端子14を介して電気的に接続されるようになっている。通信回路43には、電動工具本体1に内蔵されるモータ3の特性や駆動伝達部4の種類を識別可能な識別情報を持たせており、この識別情報を通信回路43から制御回路13に伝達することで、モータ3を回転制御する為に予め複数種設定してある制御モードのうち最適な一つを電動工具本体1の種類に応じて選択可能になっている。図示例の電動工具本体1はインパクトドライバであり、このインパクトドライバに最適なモータ3の起動回転立ち上がり速度や低速調整等を設定した制御モードが選択可能となっているが、他に、例えばドリルドライバやハンマードリル等の各種の電動工具本体1をグリップ部2に装着可能に提供するとともに、各種電動工具本体1毎に最適な制御モードをグリップ部2側の制御回路13に設定しておくことで、作業に最適な電動工具本体1をハンドル部2に自在に付替えて使用可能となる。
また、本例においては上記したように正逆レバー26を可動規制部12とすることで電動工具本体1の非装着時には機械的にハンドル部7の引き込み操作を不能にしているが、安全性を更に確保するために制御回路13を、接触状態にある信号端子14を介して通信回路43と制御回路13とが電気的に接続されて、電動工具本体1が装着状態にあると通信回路43から通知される場合のみ、制御回路13の判断によりスイッチ素子15をオンさせるように設けても構わない。この場合、電動工具本体1が非装着状態にある場合はモータ3への通電を制御的にも禁止することができ、安全性が高い。
なお、図示例においては電動工具本体1がインパクトドライバである手持ち式電動工具を示しているが、これに限らず、電動工具本体1がモータ3と、モータ3の駆動力を伝達する駆動伝達部4と、駆動伝達部4を介してモータ3により駆動される出力部5とを備え、電源部6やコントローラ7を有するグリップ部2と連結されて用いられるものであれば、同様の構成が適用可能であることは勿論である。
次に、本発明の実施形態における他例の手持ち式電動工具について図11、図12に基づいて説明するが、上記した一例と同様の構成については詳しい説明を省略して、一例とは異なる特徴的な構成についてのみ以下に詳述する。なお、図11中には電池パック29を省略して示している。
本例の手持ち式電動工具の電動工具本体1とグリップ部2とは、一例のように電動工具本体1をその軸方向Aにスライドさせてグリップ部2と連結させるのではなく、電動工具本体1をその軸方向Aとの直交方向B(本例の場合は上下方向)にスライドさせてグリップ部2と連結させる構造である。
電動工具本体1とグリップ部2の連結面1a,2aには、両者1,2を上記直交方向Bに嵌合させる嵌め合いリブ60及び凹段部61を形成している。電動工具本体1の連結面1aの左右両側部から内方に突設した一対の嵌め合いリブ60には、その内側縁の対向箇所にガイド溝62を凹設するとともに、グリップ部2の凹段部61には、上記ガイド溝62に嵌合するガイドリブ63を突設しており、上記のガイド溝62及びガイドリブ63により、電動工具本体1とグリップ部2とを直交方向Bに摺動させるガイド部10を構成している。また、本例の着脱係合部材64は、その上端部がグリップ部2の連結面2aから露出し、且つその下端部がグリップ部2の側面から露出するように左右一対備えられている。
図12に示すように、左右両方の着脱係合部材64は共に左右方向に所定範囲内でスライド自在であり且つ付勢ばね65を介して互いに外側に向けて付勢されたものである。着脱係合部材64の上端部には、外側に凸状のフック66を形成しており、ガイド部10を介して電動工具本体1とグリップ部2が所定の連結位置にまで摺動した時点で、電動工具本体1の連結面1aと嵌め合いリブ60との間に形成される凹溝67に着脱係合部材64のフック66を係合させることで直交方向Bの摺動を係止させる構造である。即ち、本例にあっては上記フック66を有する着脱係合部材64と凹溝67とから成り直交方向Bの摺動を係止させる係止部11と、直交方向Bの摺動のみを許容するガイド部10とで、電動工具本体1とグリップ部2とを着脱自在に連結させる連結部8を形成している。
着脱係合部材64のフック66の上面には、外側下方に傾斜した傾斜面66aを形成しており、電動工具本体1を装着する際には該傾斜面66aを嵌め合いリブ60の内側縁に押付けるだけで、フック66が嵌め合いリブ60を乗り越えて凹溝67に到達するように着脱係合部材64を内方にスライドさせることができる。電動工具本体1を取り外す際には、着脱係合部材64の外部に突出した下端部側面を内方に押し込み、フック66と凹溝67との係合を解除した後に、ガイド部10に沿って電動工具本体1をグリップ部2から引き離せばよい。
上記した各例の手持ち式電動工具にあっては、グリップ部2としてこれを把持する手の大きさや形に合わせた複数種類のものを提供しておけば、使用者は自身の手に最適のグリップ部2を選択するだけでよいのでテープの巻付け等の面倒な調整作業が不要である。しかも、各種の電動工具本体1を選択的にグリップ部2に取り付けて用いることで、多様な作業を安価で実現可能となる。
また、モータ3や駆動伝達部4が配される電動工具本体1はグリップ部2に比して摩耗による故障や性能低下を生じ易いのだが、電動工具本体1が故障等を生じた場合には電動工具本体1側だけを買い換えてグリップ部2に装着すればよく、買い換え時の費用を削減することができる。制御回路13はモータ3や駆動伝達部4と比べて故障や性能低下を生じ難いので、制御回路13がグリップ部2側に配されている場合には上記効果は特に顕著である。また、グリップ部2は以前から使用しているものであるから買い換え時に形状調整をする必要もない。
本発明の実施形態における一例の手持ち式電動工具の、電動工具本体とグリップ部との分離状態を示す斜視図である。 同上の手持ち式電動工具全体を示す側面図である。 同上の手持ち式電動工具全体の内部構造示す側面図である。 同上の手持ち式電動工具の、電動工具本体とグリップ部との電気的接続部分を示しており、(a)は縦断面、(b)は横断面である。 同上の手持ち式電動工具の、電動工具本体とグリップ部との係合部分を示しており、(a)係合状態の横断面、(b)は係合状態の縦断面、(c)は係合解除状態の横断面、(d)は係合解除状態の縦断面である。 同上の手持ち式電動工具の、コントローラの誤操作防止構造を示す説明図であり、(a)は操作禁止状態、(b)操作可能状態、(c)は操作状態を示している。 同上の手持ち式電動工具の、ロック操作部材の前後スライドを説明するための縦断面図であり、(a)はロック操作部材が後端位置にある場合、(b)は前端位置にある場合を示している。 同上の手持ち式電動工具の、ロック操作部材が後端位置にある場合を示す説明図であり、(a)斜め上方から見た状態、(b)は真上から見た状態である。 同上の手持ち式電動工具の、ロック操作部材が前端位置にある場合を示す説明図であり、(a)斜め上方から見た状態、(b)は真上から見た状態である。 同上の手持ち式電動工具の、ロック操作部材が前端位置にあり正逆ハンドルをスライドさせた場合を示す説明図であり、(a)斜め上方から見た状態、(b)は真上から見た状態である。 本発明の実施形態における他例の手持ち式電動工具の、電動工具本体とグリップ部との分離状態を示す斜視図である。 同上の手持ち式電動工具の、電動工具本体とグリップ部との係合部分を示す縦断面図であり、(a)係合状態、(b)は係合解除状態、(c)は係合解除後に取り外した状態である。
符号の説明
1 電動工具本体
2 グリップ部
3 モータ
4 駆動伝達部
5 出力部
6 電源部
7 コントローラ
8 連結部
9 接続端子
10 ガイド部
11 係止部
12 可動規制部
13 制御回路
14 信号端子

Claims (5)

  1. 電動工具本体と、電動工具本体から突設されるグリップ部とで主体を形成し、上記電動工具本体に、モータと、モータの駆動力を伝達する駆動伝達部と、駆動伝達部を介してモータにより駆動される出力部とを備え、上記グリップ部に、モータに電力を供給する為の電源部と、モータへの通電を操作する為のコントローラとを備えて成る手持ち式電動工具において、電動工具本体とグリップ部とを別体に形成し、電動工具本体とグリップ部とを着脱自在に連結させるとともに、電動工具本体とグリップ部の双方に、電動工具本体とグリップ部が連結された状態でのみ接触して電源部とモータとを電気的に接続させる接続端子を備えることを特徴とする手持ち式電動工具。
  2. 電動工具本体とグリップ部とを着脱自在に連結させる連結部を、電動工具本体とグリップ部とを所定方向に摺動させるガイド部と、ガイド部を介して電動工具本体とグリップ部が連結位置にまで摺動した時点で上記所定方向の摺動を係止させる係止部とで形成することを特徴とする請求項1に記載の手持ち式電動工具。
  3. 上記グリップ部に、電動工具本体の着脱動作により操作されて位置を変える可動規制部を備え、上記可動規制部の位置を、電動工具本体とグリップ部の非連結時にはコントローラの操作を機械的に禁止する位置とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の手持ち式電動工具。
  4. コントローラの操作に応じてモータへの通電を制御する制御回路を、電動工本体とグリップ部の少なくとも一方に備え、電動工具本体側とグリップ部側の両方に、電動工具本体とグリップ部が連結された状態でのみ接触して制御回路に接触状態を通知する信号端子を備えるとともに、上記制御回路を、信号端子の接触状態が通知されない場合にはモータへの通電を禁止するものとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の手持ち式電動工具。
  5. コントローラの操作に応じてモータへの通電を制御する制御回路を、電動工具本体とグリップ部の少なくとも一方に備え、電動工具本体側とグリップ部側の両方に、電動工具本体とグリップ部が連結された状態でのみ接触して制御回路に電動工具本体の種類を通知する信号端子を備えるとともに、上記制御回路を、信号端子の接触により通知される電動工具本体の種類に応じて複数設けてある制御モードのうち一つを選択するものとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の手持ち式電動工具。
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