JP2011095337A - 接合レンズの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1レンズ部21と第2レンズ部31とがスペーサ部41を介して接合された、円筒形の接合レンズ11の製造方法を提供する。
【解決手段】複数の円筒形の第1レンズ部21が格子状に配置され互いに接続された第1レンズアレイ20を作成する第1レンズアレイ作成工程と、複数の円筒形のスペーサ部41が格子状に配置され互いに接続されたスペーサアレイ40を作成するスペーサアレイ作成工程と、複数の円筒形の第2レンズ部31が格子状に配置され、互いに接続された第2レンズアレイ31を作成する第2レンズアレイ作成工程と、第1レンズアレイ20と第2レンズアレイ30とをスペーサアレイ40を介して接着剤を用いて接合し、接合レンズアレイ10を作成する接合工程と、接合レンズアレイ10を切断して、個片化する個片化工程と、を具備する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ウェハレベルチップサイズパッケージ技術を用いた接合レンズの製造方法に関する。
撮像装置は、電子内視鏡、カメラ付き携帯電話、またはデジタルカメラ等に用いられている。撮像装置は、固体撮像素子と、固体撮像素子の受光部に被写体の光学像を入光するための光学系を形成する接合レンズを具備する光学ユニットと、から主要部が構成されている。
特開2003−95708号公報には、接合レンズを小型化し大量生産するためにウェハレベルチップサイズパッケージ(WCSP)法を用いて製造する方法が開示されている。図1(A)および図1(B)に示すように、WCSP法では、それぞれが複数のレンズ部101〜103を有するレンズアレイ101A〜103Aを、接着剤104を介して接合し、接合レンズアレイ100を作成する。接合レンズアレイ100には切断のためのアライメント溝100Aが形成されている。そして、接合レンズアレイ100をアライメント溝100Aに沿って切断することにより、それぞれの接合レンズ110に個片化される。
図1(B)に示すように接合レンズ110はレンズ部101〜103が所定厚の接着剤104を介して接合された構造を有する。ここで、接合レンズ110は、直交する2方向の線に沿った切断により個片化されるために、上方からみた平面形状が矩形の四角柱形状である。しかし、光学系の光路である有効光線領域は光軸Oを中心とする円柱状であるために、四角柱形状の接合レンズ110では有効光線領域である円柱の範囲外の四隅は光学的に無駄な領域であった。さらに所定厚の接着剤104を介して接合された接合レンズ110は、接着剤104の物性のばらつき等により光学性能が安定しないことがあった。
このため、特に小型化が求められる内視鏡、特にカプセル型内視鏡においては無駄な領域のない接合レンズが求められていた。
特開2003−95708号公報
本発明は、無駄な領域のない接合レンズの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明の接合レンズの製造方法は、第1レンズ部と第2レンズ部とがスペーサ部を介して接合された接合レンズの製造方法であって、複数の円筒形の前記第1レンズ部が格子状に配置され、互いに接続された第1レンズアレイを作成する第1レンズアレイ作成工程と、前記接合レンズの光路領域が空洞となっている複数の円筒形の前記スペーサ部が格子状に配置され、互いに接続されたスペーサアレイを作成するスペーサアレイ作成工程と、複数の円筒形の前記第2レンズ部が格子状に配置され、互いに接続された第2レンズアレイを作成する第2レンズアレイ作成工程と、前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとを前記スペーサアレイを介して、前記第1レンズ部と前記第2レンズ部の光軸が一致するように位置決めし、接着剤を用いて接合し、接合レンズアレイを作成する接合工程と、前記接合レンズアレイを切断して、それぞれの前記接合レンズに個片化する個片化工程と、を具備することを特徴とする。
本発明によれば無駄な領域のない接合レンズの製造方法を提供できる。
公知の接合レンズを説明するための図であり、図1(A)は公知の接合レンズアレイの外観図であり、図1(B)は公知の接合レンズの外観図である。 第1の実施の形態の製造方法により製造される接合レンズの構造を説明するための図であり、図2(A)は外観図、図2(B)は図2(A)のIIB−IIB線に沿った断面構造を示す図であり、図2(C)は図2(A)のIIC−IIC線に沿った断面構造を示す図である。 第1の実施の形態の製造方法における第1レンズアレイの構造を説明するための図であり、図3(A)は外観図、図3(B)は図3(A)のIIIB−IIIB線に沿った断面構造を示す図であり、図3(C)は図3(A)のIIIC−IIIC線に沿った断面構造を示す図である。 第1の実施の形態の製造方法におけるスペーサアレイの構造を説明するための図であり、図4(A)は外観図、図4(B)は図4(A)のIVB−IVB線に沿った断面構造を示す図であり、図4(C)は図4(A)のIVC−IVC線に沿った断面構造を示す図である。 第1の実施の形態の製造方法における第2レンズアレイの構造を説明するための図であり、図5(A)は外観図、図5(B)は図5(A)のVB−VB線に沿った断面構造を示す図であり、図5(C)は図5(A)のVC−VC線に沿った断面構造を示す図である。 第1の実施の形態の製造方法における接合レンズアレイの構造を説明するための図であり、図6(A)は外観図、図6(B)は図6(A)のVIB−VIB線に沿った断面構造を示す図であり、図6(C)は図6(A)のVIC−VIC線に沿った断面構造を示す図である。 第2の実施の形態の製造方法におけるスペーサアレイの構造を説明するための図であり、図7(A)は外観図、図7(B)は図7(A)のVIIB−VIIB線に沿った断面構造を示す図であり、図7(C)は図7(A)のVIIC−VIIC線に沿った断面構造を示す図である。 第2の実施の形態の製造方法における接合レンズアレイの構造を説明するための梁部を含む平面における断面構造を示す図である。 第2の実施の形態の製造方法で製造される接合レンズの構造を説明するための断面構造を示す図である。 第2の実施の形態の変形例1の製造方法で製造される接合レンズの構造を説明するための断面構造を示す図である。 第2の実施の形態の変形例2の製造方法で製造される接合レンズの構造を説明するための断面構造を示す図である。 第3の実施の形態の製造方法における接合部の構造を説明するための断面構造を示す図である。 第3の実施の形態の製造方法で製造される接合レンズの接合部の構造を説明するための断面構造を示す図である。 第4の実施の形態の製造方法におけるレンズアレイ等の構造を説明するための上面図である。 第5の実施の形態の製造方法で製造される接合レンズの断面構造を説明するための図である。 第6の実施の形態の製造方法で製造される接合レンズの構造を説明するための上面図である。
<第1の実施の形態>
以下、図面を用いて本発明の第1の実施の形態の接合レンズの製造方法について説明する。最初に本実施の形態の接合レンズの製造方法により製造される接合レンズ11の構造について説明する。図2(A)に示すように接合レンズ11は、円筒形の第1レンズ部21と円筒形の第2レンズ部31とが円筒形のスペーサ部41を介して接合されている。なお、後述するように接合レンズ11は、WCSP法を用いた製造方法により製造されている、最低限の構成要素からなる基本構造の接合レンズである。
そして、図2(B)および図2(C)に示すように、第1レンズ部21は接合レンズ11の光軸Oを中心軸とする円筒形で、第1レンズ枠部22の中央部に凸凸レンズである第1レンズ23を有している。第2レンズ部31は光軸Oを中心軸とする円筒形で、第2レンズ枠部32の中央部に平凹レンズである第2レンズ33を有している。またスペーサ部41は光軸Oを中心軸とする円筒形で、接合レンズ11の光学系の光路となる領域である中央部が空洞部43のスペーサ枠部42を有しており、第1レンズ23と第2レンズ33との光軸O方向の間隔を所定寸法に定める。
そして、第1レンズ部21とスペーサ部41の接合面、および、スペーサ部41と第2レンズ部31の接合面は、接着剤を介さないで密着している領域Sを有する。なお、図2(B)および図2(C)において図示している接着剤15は、後述するように、接合面に塗布された後に接合圧着時に接合面から押し出され接合面が露出している側壁面に移動したものである。それぞれの接合面は接着剤15を介さないで密着している領域Sを有するが、側壁面に移動した接着剤15等により確実に接合されている。
接合レンズ11は、WCSP法を用いて大量に一括生産可能であるにも関わらず、無駄な領域のない円筒形であるため、狭い空間内に配設することができる。このため内視鏡、特にカプセル型内視鏡に好ましく用いることができる。また接合レンズ11は、接合面に接着剤が存在しないために、光学性能が安定している。
次に、図3から図6を用いて、本発明の第1の実施の形態の接合レンズ11の製造方法について説明する。接合レンズ11の製造方法においては、最初に、第1レンズアレイ20と、第2レンズアレイ30と、スペーサアレイ40と、が作成される。
図3(A)〜図3(C)に示すように、第1レンズアレイ20は、複数の第1レンズ部21が格子状に配置され、互いに接続されている。すなわち、それぞれの第1レンズ部21は、互いに第1のレンズ梁部24により接続されている。なお、格子状とは所定の間隔で2次元的に整列して配置されている状態である。また、以下、光学部材を有するアレイを単に「アレイ」という。
第1レンズ部21は第1レンズ枠部22の上面から観察したときの形状が円形の凸凸レンズである第1レンズ23を中央部に有する。第1レンズ梁部24は後述する個片化工程において切断可能な細長い梁である。
なお、図3等では図示を簡単にするために3×3の格子状に配置された9個の第1レンズ部21を有する第1レンズアレイ20を示している。このため9個の第1レンズ部21のうち、互いに4つの第1レンズ梁部24により接続されている第1レンズ部21は中央部の1個だけである。しかし、量産性の観点から100個以上の第1レンズ部21を有する第1レンズアレイを用いることが好ましい。例えば、20×20の格子状に配置された400個の第1レンズ部21では、大多数の324個の第1レンズ部21が互いに4つの第1レンズ梁部24により接続されている。そのため、以下の説明においては互いに4つの第1レンズ梁部24により接続されている第1レンズ部21について説明する。
また、それぞれの第1レンズ梁部24には後述する位置合わせのためのアライメントマーク部25、26が両面に配設されている。アライメントマーク部25は凸形状であり、アライメントマーク部26はアライメントマーク部25と嵌合する凹形状である。例えば、上面にはアライメントマーク部25のみを、下面にはアライメントマーク部26のみを配設してもよい。
なお、本実施の形態の接合レンズ11においては、第1レンズアレイ20の下面のアライメントマーク部は使用されないため配設されていなくともよいが、第1レンズアレイ20の下面にさらに何らかのアレイ、例えば撮像素子アレイを接合する場合に用いることもできる。
第1レンズアレイ20は、例えば2つの金型の間に材料を流し込んだり、平板をプレス成型したりする第1レンズアレイ作成工程で作成される。第1レンズアレイ20の材料としては、透明材料であれば、ガラス、ポリカーボネート、ポリエステル、アクリル等を用いることができる。また単一の材料に限らず、例えば樹脂とガラスとの複合部材であってもよい。さらに、全てが透明材料から作成されている必要はなく、少なくとも光学系の光路に相当する部分のみが透明材料で作成されていればよい。
次に、図4(A)〜図4(C)に示すように、スペーサアレイ40は、それぞれの接合レンズ11の光学系の光路領域、言い換えれば、第1レンズアレイ20の第1レンズ部21に相当する領域である中央部が空洞部43のスペーサ枠部42を有するスペーサ部41が格子状に配置され、互いに接続されている。すなわち、それぞれのスペーサ部41は、互いにスペーサ梁部44により接続されている。また、それぞれのスペーサ梁部44には後述する位置合わせのためのアライメントマーク部45、46が両面に配設されている。アライメントマーク部45は凸形状であり、アライメントマーク部46は凹形状である。
さらに、図5(A)〜図5(C)に示すように、第2レンズアレイ30は、複数の第2レンズ部31が格子状に配置され、互いに接続されている。すなわち、それぞれの第2レンズ部31は、互いに第2レンズ梁部34により接続されている。それぞれの第2レンズ部31は第2レンズ枠部32の上方から観察したときの形状が円形の平凹レンズである第2レンズ33を中央部に有する。また、第2レンズ梁部34には後述する位置合わせのためのアライメントマーク部35、36が両面に配設されている。アライメントマーク部35は凸形状であり、アライメントマーク部36は凹形状である。
なお、本実施の形態の接合レンズ11においては第2レンズアレイ30の上面のアライメントマーク部は使用されないため配設されていなくともよいが、第1レンズアレイ30の上面にさらに何らかのアレイを接合する場合には有効である。
なお、凹形状のアライメントマーク部の深さは凸形状のアライメントマーク部の高さより大きい。このため、位置決め後に圧着されると2つのアレイの接合面は密着状態となる。
また、凸形状のアライメントマーク部の形状は四角柱状、または円柱状に、凹形状のアライメントマーク部の形状は四角柱状、または円柱状と嵌合する形状に限られるものではなく、それぞれ互いに嵌合可能な形状であればよい。また凸形状のアライメントマーク部の先端部または凹形状のアライメントマーク部の表面部の少なくともいずれかが傾斜部を有していると嵌合が容易となる。さらに嵌合のときに内部空間の空気を逃がすための溝部が形成されていてもよい。
なお、第2レンズアレイ30を作成する第2レンズアレイ作成工程、およびスペーサアレイ40を作成するスペーサアレイ作成工程は第1レンズアレイ作成工程と同様の方法を用いてもよいし、それぞれ別の方法を用いてもよい。さらに第2レンズアレイ30およびスペーサアレイ40は第1レンズアレイ20と同様の材料を用いて作成してもよいし、それぞれ別の材料、例えば金属またはセラミック等を用いて作成してもよい。特にスペーサアレイ40は透明材料で作成する必要はなく、むしろ遮光のために光を透過しない材料で作成することが好ましい。ただし第1レンズアレイ20と第2レンズアレイ30とスペーサアレイ40とを作成する材料は略同一の熱膨張係数を有することが好ましい。
そして、図6に示す接合レンズアレイ10が接合工程において作成される。すなわち、接合工程では、第1レンズアレイ20と第2レンズアレイ30とがスペーサアレイ40を介して、第1レンズ部21と第2レンズ部31の光軸が一致するように互いのアライメントマーク部を嵌合することにより位置決めされ、接着剤15を用いて接合され、接合レンズアレイ10が作成される。
接合工程では、最初に第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40とが接合される。第1レンズアレイ20の第1レンズ枠部22に接着剤15が塗布される。さらに、スペーサ梁部44にも接着剤15を塗布しても良い。接着剤15としては公知の各種接着剤を用いることができるが作業性の観点から紫外線硬化型樹脂が好ましい。接着剤15はアライメントマーク部25、26、45、46には圧着後も接着剤15が到達しないように適量が塗布される。接着剤15が、アライメントマーク部25、26、45、46に存在すると位置決め精度が低下するためである。さらに接着剤15は接合する接合面の全面に塗布する必要はなく、公知の方法、例えばインクジェット法により所定の領域のみに塗布してもよい。
接着剤15が塗布された第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40とは、アライメントマーク部26、45をもとに位置決めされる。すなわち、凸形状のアライメントマーク部25と凹形状のアライメントマーク部46、凹形状のアライメントマーク部26と凹形状のアライメントマーク部45、のそれぞれのアライメントマーク部を嵌合することにより位置決めが行われる。位置決めが行われた第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40とは圧着される。圧着されると、接合面に塗布されていた接着剤15の大部分は接合面から押し出され、接合面が露出している側壁面に移動する。その後、圧着された状態で、紫外線が照射され、接着剤15は硬化する。さらに必要に応じて、接着剤硬化後に第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40とからなる接合アレイの全体としての平面度調整等が行われる。
接合工程では、次に、第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40とからなる接合アレイのスペーサアレイ40側に、第2レンズアレイ30が接合され、接合レンズアレイ10が作成される。この接合方法は第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40との接合方法と同様である。位置決めは基本的にはアライメントマーク部45、46、35、36をもとに行われるが、さらに第1レンズ23の光軸と第2レンズ33の光軸が一致するように調整が行われる。
なお、接合工程において、第1レンズアレイ20とスペーサアレイ40と第2レンズアレイ30とを同時に接合してもよい。
次に、個片化工程において、接合レンズアレイ10を固定用フィルム等で固定した状態で、第1レンズ梁部24、スペーサ梁部44、および第2レンズ梁部34が切断され個片化される。切断にはワイヤーソー、ブレードダイシング装置、またはレーザーダイシング装置等を用いることができる。中でもレーザーダイシングは曲線状に切断が可能であるため特に好ましい。そして、切断後に固定用フィルム等から個々の接合レンズ11が分離される。
以上の説明のように、本実施の形態の接合レンズの製造方法は、円筒形の接合レンズ11を製造できる製造方法である。そして、WCSP法を用いているため、大量に一括生産可能であり、高歩留まり、低コストが実現できる。また製造された接合レンズ11はすでに説明したように内視鏡、特にカプセル型内視鏡に好ましく用いることができる。また接合レンズ11は、接合面に接着剤が存在しないために、光学性能が安定している。
すなわち、本発明の接合レンズの製造方法は簡単な方法でありながら、確実に円筒形の接合レンズを製造可能である。
なお、「円筒形」とは完全な円筒形のみを意味するものではなく、本発明の効果を奏することができる範囲で変形していてもよい。
また、「接着剤を介さない」とは全く接着剤が存在しないことまでは意味しておらず、接合レンズ11の光学系に影響を及ぼさない程度の極めて薄層の接着剤が存在していてもよい。すなわち第1レンズ部21とスペーサ部41とを接合するとき、および、スペーサ部41と第2レンズ部31とを接合するとき、接合面に塗布された接着剤は接合面から押し出される。接合される双方の接合面が完全な平面であれば、全ての接着剤は押し出され、接合面は接着剤を介さないで密着している状態となる。しかし、実際の接合面が完全な平面であることはないため、一部の接着剤は接合面に残存する。本実施の形態の接合レンズの製造方法では、略平面の双方の接合面を圧着接合するために、接合面は接着剤を介さないで密着している領域Sを有すると規定している。
また、第1レンズ部21、第2レンズ部31の形状は上記説明の形状に限定されるものではなく、例えば、片面が凹で片面が凸の凹凸レンズを用いてもよいし、片面が平面で片面が凸の平凸レンズを用いてもよい。さらにレンズ光学系に側面からの光が進入するのを防止するために、第1レンズ枠部22、第2レンズ枠部32およびスペーサ枠部42を遮光性材料で形成してもよい。
さらに、全ての梁部にアライメントマーク部を設ける必要はなく、所定精度の位置決めが可能であれば適当な間隔で設けられていればよく、1回の位置合わせのためには凹形状のアライメントマーク部と凸形状のアライメントマーク部を1組としたときに最低限2組設けられていればよい。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態の接合レンズの製造方法について説明する。第2の実施の形態の接合レンズの製造方法は第1の実施の形態の接合レンズの製造方法と類似しているため同じ構成要素には同じ符号を付し、同じ説明は省略する。
すでに説明したように、第1の実施の形態の接合レンズの製造方法においては、接合時に、接合面に塗布された接着剤15は接合面から押し出され接合面が露出している側壁面に移動していた。しかし、過剰量の接着剤15が光学系の光路内に進入すると光路を遮る等の悪影響が出る。また接着剤15がアライメントマーク部に進入すると位置決め精度が低下してしまう。このため、塗布する接着剤15を適切な量に制御することが重要であるが、この制御は容易ではないことがあった。
これに対して本実施の形態の接合レンズの製造方法では、第1レンズ枠部22、第1レンズ梁部24、スペーサ枠部42、スペーサ梁部44、第2レンズ枠部32、または第2レンズ梁部34が、枠部に塗布された接着剤15を受容する凹部である接着剤受容部を有する。そして接着剤受容部は接合時に、接合面に塗布された接着剤を受容するために、本実施の形態の接合レンズの製造方法では、前述の問題が発生し難い。
図7に例示する本実施の形態の接合レンズ11Aの製造方法に用いるスペーサアレイ40Aは、スペーサ枠部42Aからスペーサ梁部44Aにまたがった凹部である接着剤受容部50A1、50A2を有する。すなわち、本実施の形態の接合レンズの製造方法では、スペーサ枠部42Aとスペーサ梁部44Aとが、接着剤受容部50A1、50A2を有する。接着剤受容部50A1は図7(A)における上面、すなわち第2レンズアレイ30と接合される面に形成されており、接着剤受容部50A2は図7(A)における下面、すなわち第1レンズアレイ20と接合される面に形成されている。
図8は、スペーサアレイ40Aを介して接合された第1レンズアレイ20Aと第2レンズアレイ30Aからなる接合レンズアレイ10Aの一部分の梁部を含む平面での断面構造を示している。なお第1レンズアレイ20Aおよび第2レンズアレイ30Aは、第1の実施の形態の第1レンズアレイ20および第2レンズアレイ30と同じものであり、説明のため、スペーサアレイ40Aを太線で表示している。
図8に示すように、接合レンズアレイ10Aでは、接合面に塗布されていた接着剤15は、接合後には接着剤受容部50A1、50A2に流れ込んで硬化している。なお、図8では図示の都合上、接着剤受容部50A1、50A2の内部が全て接着剤15で満たされているように図示しているが、実際には接着剤受容部50A1、50A2の内部の一部に接着剤15が存在する程度である。しかし、接着剤受容部50A1、50A2の内部の接着剤15は、接合面の接合部材として機能している。すなわち、接合面は接着剤15を介さないで密着している領域を有するが、接着剤受容部50A1、50A2の内部の接着剤15により確実に接合することができる。
すなわち、図9に示すように、接合レンズアレイ10Aを個片化して得られた接合レンズ11Aでは、接着剤受容部50A1、50A2においては第1レンズ部21Aとスペーサと第2レンズ部31Aとが、それぞれ接着剤15を介して接合されている
なお、接着剤受容部は、接着剤15で接合される、第1レンズ枠部22、スペーサ枠部42、または、第2レンズ枠部32の、一方の接合面に少なくとも1つ形成されていればよい。
本実施の形態の接合レンズの製造方法は、第1の実施の形態の接合レンズの製造方法の効果を有し、さらに、過剰量の接着剤15が光学系の光路内に進入して光路を遮る等の悪影響が出ることがなく、また接着剤15がアライメントマーク部に進入して位置決め精度が低下してしまうことがない。
<第2の実施の形態の変形例>
上記第2の実施の形態の接合レンズの製造方法では、スペーサアレイ40Aが接着剤受容部50A1、50A2を有していた。しかし、接着剤受容部は、スペーサアレイ40Aでなく第1レンズアレイ20Aまたは第2レンズアレイ30Aにあってもよく、また、第1レンズアレイ20Aとスペーサアレイ40Aとの接合面では第1レンズアレイ20Aに接着剤受容部があり、第2レンズアレイ30Aとスペーサアレイ40Aとの接合面ではスペーサアレイ40Aに接着剤受容部があってもよい。また接着剤受容部の位置は接合面に対して同じ位置にあってもよいし、異なる位置にあってもよい。さらに接着剤受容部の形状は、いずれも四角柱状または円柱状に限られるものではない。
例えば、図10に例示する第2の実施の形態の変形例1の接合レンズ11Bでは、スペーサ部41Bには接着剤受容部がなく、第1レンズ部21Bに接着剤受容部50B1が設けられており、さらに第2レンズ部31Bに接着剤受容部50B2が、設けられている。
また、図11に例示する第2の実施の形態の変形例2の接合レンズ11Cでは、スペーサ部41Cに接着剤受容部50C1、50C2が設けられており、第1レンズ部21Cの接合面にも接着剤受容部50C3が設けられており、さらに第2レンズ部31Cの接合面にも接着剤受容部50C4が、設けられている。そして、いずれの接着剤受容部も回転楕円体の一部のような形状である。さらに、第1レンズ部21Cとスペーサ部41Cとの接合面において接着剤受容部50C1と接着剤受容部50C3とは略同位置に設けられているが、第2レンズ部31Cとスペーサ部41Cとの接合面において接着剤受容部50C2と接着剤受容部50C4とは互い違いに異なる位置に設けられている。
上記変形例の接合レンズの製造方法であっても第2の実施の形態の接合レンズの製造方法と同様の効果を有し、さらに作業性、および製造された接合レンズの特性を向上することができることがある。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態の接合レンズ11Dの製造方法について説明する。第3の実施の形態の接合レンズ11Dの製造方法は第2の実施の形態の接合レンズの製造方法と類似しているため同じ構成要素には同じ符号を付し、同じ説明は省略する。
第2の実施の形態の接合レンズの製造方法では、第1レンズアレイ20等は接着剤受容部とアライメントマーク部とを有していた。これに対して本実施の形態の接合レンズ11Dの製造方法では、第1レンズアレイ20D等は、1組のアライメントマーク部を構成する、接着剤受容機能とアライメントマーク機能とを併せもつ凹部である接着剤受容アライメントマーク部と、接着剤受容アライメントマーク部に嵌合する凸部である接着剤受容アライメントマーク部と、を有する。
図12に例示する第1レンズアレイ20Dの第1レンズ枠部22Dには凸形状の接着剤受容アライメントマーク部25Dが設けられている。後述のように、凸形状の接着剤受容アライメントマーク部25Dは、機能的には、位置決め機能と、凹形状の接着剤受容アライメントマーク部と嵌合後に接着剤受容部となる空間を形成する機能とを有する。
接着剤受容アライメントマーク部25Dは、先端部25D1が高さ方向直交平面の断面積が小さく、傾斜部25D2と、先端部25D1より大きい前記断面積の基端部25D3とから構成されている。なお、先端部25D1、傾斜部25D2、および基端部25D3は円柱状、円錐状等であってもよいし、角柱形状であってもよい。すなわち接着剤受容アライメントマーク部25Dは先端部に向けて前記断面積が小さくなる凸部であればよい。
これに対して、スペーサアレイ40Dのスペーサ枠部42Dには、接着剤受容アライメントマーク部25Dに対応した凹形状の接着剤受容アライメントマーク部45Dが設けられている。接着剤受容アライメントマーク部45Dは、傾斜部45D1と。底部45D2と、から構成されている。
底部45D2は、接着剤受容アライメントマーク部25Dの先端部25D1と嵌合するようになっている。このため、接着剤受容アライメントマーク部45Dの底部45D2と、接着剤受容アライメントマーク部25Dの先端部25D1とを嵌合することにより、第1レンズアレイ20Dとスペーサアレイ40Dとの位置決めをすることができる。本実施の形態の接合レンズの製造方法は、特に、傾斜部45D1があるために、位置決めが容易である。
そして、接着剤受容アライメントマーク部45Dの傾斜部45D1の体積は、接着剤受容アライメントマーク部25Dの傾斜部25D2および基端部25D3の体積よりも大きい。このため、図13に示すように、勘合した状態で空間が形成される。そして、アレイが圧着されるとその空間に枠部に塗布された接着剤15が受容される。なお、図13では図示の都合上、接着剤受容アライメントマーク部45Dと接着剤受容アライメントマーク部25Dとの隙間の大部分が接着剤15で満たされたように図示しているが、実際には隙間の空間の一部に接着剤15が存在する程度である。しかし、この隙間の接着剤15は接合面の接合部材として機能している。すなわち、接合面は接着剤15を介さないで密着している領域を有するが、接着剤受容アライメントマーク部25D、45Dの内部の接着剤15により確実に接合することができる。
なお上記説明では、第1レンズアレイ20Dの第1レンズ枠部22Dとスペーサアレイ40Dのスペーサ枠部42Dとの接合面を例に説明したが、他の接合面においても同様である。
本実施の形態の接合レンズの製造方法は、第2の実施の形態の接合レンズの製造方法が有する効果に加えて、位置決めが容易であるだけでなく、枠部を小さくすることができるため、同じ面積のレンズアレイ等を用いた場合に、より多くの接合レンズを製造することができる。
なお全ての接着剤受容部を、接着剤受容機能とアライメントマーク機能とを併せもつ接着剤受容アライメントマーク部とする必要はなく、所定精度の位置決めが可能であれば適当な間隔で設けられていればよく、1回の位置合わせのためには最低限2組の接着剤受容部アライメントマーク機能を有していればよい。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態の接合レンズ11Eの製造方法について説明する。第4の実施の形態の接合レンズの製造方法は第3の実施の形態の接合レンズの製造方法等と類似しているため同じ構成要素には同じ符号を付し、同じ説明は省略する。
今までの実施の形態および変形例で説明してきた接合レンズの製造方法は、細長い梁部を介して接続されたレンズ等を有するレンズアレイ等を例に説明した。しかし細長い梁部で接続された個々の接合レンズを個片化するには、それぞれの梁部の2箇所を切断する必要があった。さらに、所定サイズのひとつの接合アレイから製造される接合レンズの数が少なくなる。
これに対して本実施の形態の接合レンズ11Eの製造方法では、梁部を介さずに、または極めて短い梁部を介して、それぞれのレンズ等が接続している、例えば第1レンズアレイ20E等を用いる。
すなわち、図14に示すように、第1レンズアレイ20Eでは第1レンズ部21Eの第1レンズ枠部22E同士が、個片化のときの切断により消滅する「切りしろ」に相当する極めて短い長さの梁部24Eを介して接続されている。そして接着剤受容機能とアライメントマーク機能とを併せもつアライメントマーク部25Eを第1レンズ枠部22Eに有している。梁部24Eの長さは切断方法、切断歯の板厚により適宜、設定される。
上記構成のレンズアレイ等を用いた接合レンズ11Eの製造方法では、第3の実施の形態の接合レンズ11Dの製造方法が有する効果に加えて、1回の切断で隣り合う接合レンズ11Dを切り離すことができるために作業性が高い。さらに、同じ面積のレンズアレイ等を用いた場合に、より多くの接合レンズを製造することができる。
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態の接合レンズ11Fの製造方法について説明する。第5の実施の形態の接合レンズ11Fの製造方法は第1の実施の形態の接合レンズ11の製造方法等と類似しているため同じ構成要素には同じ符号を付し、同じ説明は省略する。
今までの実施の形態および変形例で説明してきた接合レンズの製造方法は、本発明の説明を容易にするための基本製造方法であった。基本製造方法であっても、レンズの大きさ/レンズ間の距離の変更等により調整できる基本的な光学特性については、所望の特性を達成することが可能である。しかし、さらに、所望の被写界深度の接合レンズを製造したいという要望があった。
本実施の形態の接合レンズの製造方法は、基本製造方法をもとにした類似の製造方法を組み合わせることにより、絞り機能を加えることができるため、前記要望に応える接合レンズを製造できる。
例えば図15に示す接合レンズ11Fは、第1レンズ部21Fと第2レンズ部31Fとがスペーサ部41Fを介して接合されている接合レンズに、さらに、黒色の樹脂シートまたは金属板を有する絞り部41F1と、凸凹レンズ部21F1と、凹凹レンズ部21F2と、スペーサ部41F2と、が接合されている。
すなわち、本実施の形態の接合レンズの製造方法では、凸凹レンズ部21F1を有するレンズアレイと凹凹レンズ部21F2を有するレンズアレイとをスペーサアレイを介さず接合したり、絞り部を有するアレイ41F1を接合したり、している。
本実施の形態の接合レンズ11Fの製造方法によれば、第1の実施の形態の接合レンズの製造方法が有する効果に加えて、所望の被写界深度を満足する接合レンズ11Fを製造することができる。
<第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態の接合レンズ11Gの製造方法について説明する。第6の実施の形態の接合レンズ11Gの製造方法は第1の実施の形態の接合レンズ11の製造方法等と類似しているため同じ構成要素には同じ符号を付し、同じ説明は省略する。
今までの実施の形態および変形例で説明してきた接合レンズの製造方法で製造される接合レンズは円筒形であるために他の装置に配設するときに位置決めが容易ではなかったり、固定が容易ではなかったりすることがあった。
これに対して図16に示すように、本実施の形態の接合レンズの製造方法では、接合レンズ11Gは、個片化工程において、梁部の一部24G1が残存するように接合レンズアレイを切断する。このため、接合レンズ11Gは、第1の実施の形態の接合レンズ11等の効果を有し、さらに梁部の一部24G1が残存しているために位置決め、固定を容易に行うことができる。
なお図16では4本の梁部のうちの1本の一部を残存するように切断する場合を例示していが、2本以上の梁部を残存するように切断してもよいし、その場合には残存する梁部の長さを変えてもよい。
以上のように本発明は上述した実施の形態および変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等ができる。
10…接合レンズアレイ、11…接合レンズ、15…接着剤、20…第1レンズアレイ、21…第1レンズ部、22…第1レンズ枠部、23…第1レンズ、24…第1レンズ梁部、25、26…アライメントマーク部、25C…接着剤受容アライメントマーク部、30…第2レンズアレイ、31…第2レンズ部、32…第2レンズ枠部、33…第2レンズ、34…第2レンズ梁部、35、36…アライメントマーク部、40…スペーサアレイ、41…スペーサ部、42…スペーサ枠部、43…空洞部、44…スペーサ梁部、45、46…アライメントマーク部、45C…接着剤受容アライメントマーク部、50…接着剤受容部、100…接合レンズアレイ、100A…アライメント溝、104…接着剤、110…接合レンズ

Claims (10)

  1. 第1レンズ部と第2レンズ部とがスペーサ部を介して接合された接合レンズの製造方法であって、
    複数の円筒形の前記第1レンズ部が格子状に配置され、互いに接続された第1レンズアレイを作成する第1レンズアレイ作成工程と、
    前記接合レンズの光路領域が空洞となっている複数の円筒形の前記スペーサ部が格子状に配置され、互いに接続されたスペーサアレイを作成するスペーサアレイ作成工程と、
    複数の円筒形の前記第2レンズ部が格子状に配置され、互いに接続された第2レンズアレイを作成する第2レンズアレイ作成工程と、
    前記第1レンズアレイと前記第2レンズアレイとを前記スペーサアレイを介して、前記第1レンズ部と前記第2レンズ部の光軸が一致するように位置決めし、接着剤を用いて接合し、接合レンズアレイを作成する接合工程と、
    前記接合レンズアレイを切断して、それぞれの前記接合レンズに個片化する個片化工程と、を具備することを特徴とする接合レンズの製造方法。
  2. 前記第1レンズ部と前記スペーサ部の接合面、および、前記スペーサ部と前記第2レンズ部の接合面が、前記接着剤を介さないで密着している領域を有することを特徴とする請求項1に記載の接合レンズの製造方法。
  3. 前記第1レンズアレイの前記第1レンズ部が第1レンズ梁部を介して、前記スペーサアレイの前記スペーサがスペーサ梁部を介して、前記第2レンズアレイの前記第2レンズが第2レンズ梁部を介して、それぞれ互いに接続されており、
    前記個片化工程において、前記第1レンズ梁部、前記スペーサ梁部、および前記第2レンズ梁部を切断することを特徴とする請求項2に記載の接合レンズの製造方法。
  4. 前記第1レンズアレイと前記スペーサアレイ、および、前記スペーサアレイと前記第2レンズアレイが、互いに位置決めのための凹部または前記凹部に対応した凸部であるアライメントマーク部をそれぞれ有することを特徴とする請求項3に記載の接合レンズの製造方法。
  5. 前記アライメントマーク部を前記第1レンズ梁部、前記スペーサ梁部、および前記第2レンズ梁部に有することを特徴とする請求項4に記載の接合レンズの製造方法。
  6. 前記第1レンズ枠部、前記第1レンズ梁部、前記スペーサ枠部、前記スペーサ梁部、前記第2レンズ枠部、または前記第2レンズ梁部が、前記接合面に塗布された前記接着剤を受容する凹部である接着剤受容部を有し、
    前記接着剤受容部において前記第1レンズ部と前記スペーサ部と前記第2レンズ部とが前記接着剤を介して接合していることを特徴とする請求項4に記載の接合レンズの製造方法。
  7. 前記第1レンズ枠部、前記第2レンズ枠部、または前記スペーサ枠部が、前記接合面に塗布された前記接着剤を受容し、かつ互いに位置決めのための凹部である接着剤受容アライメントマーク部と、前記接着剤受容アライメントマーク部に対応した凸部であるアライメントマーク部とを有し、
    前記接着剤受容部において前記第1レンズ部と前記スペーサ部と前記第2レンズ部とが前記接着剤を介して接合していることを特徴とする請求項4に記載の接合レンズの製造方法。
  8. 前記第1レンズ梁部、前記第2レンズ梁部、および前記スペーサ梁部の長さが、前記個片化工程における切断の「切りしろ」に相当する長さであることを特徴とする請求項7に記載の接合レンズの製造方法。
  9. 前記個片化工程において前記第1レンズ梁部、前記スペーサ梁部および前記第2レンズ梁部の一部が前記接合レンズに残存するように切断することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の接合レンズの製造方法。
  10. 前記個片化工程においてレーザーダイシングにより切断することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の接合レンズの製造方法。
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