JP2011085476A - 物体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】レーダ光による物体探査結果のみに基づいて物体検出を行う場合であっても、例えば自車の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車などを精度良く検出するようにした物体検出装置を提供する。
【解決手段】所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて物体を検出し、検出された物体の自車の進行方向に対して横方向の長さを算出し(S100)、自車が検出された物体に近づくに従って算出された物体の横方向の長さが長くなるとき、検出された物体の横方向の長さを予め設定された長さに補正する(S108からS118)ように構成する。
【選択図】図4

Description

この発明は物体検出装置に関し、より具体的には自車の周辺に向けてレーザ光を発射し、自車の周辺に存在する物体でレーザ光を反射させて得た反射波を受信することにより、物体を検出する装置に関する。
従来、車両に搭載される物体検出装置としては、例えば下記特許文献1のように、カメラによる撮像画像とレーザ光による物体探査結果とを組み合わせることにより、物体の幅(自車の進行方向に対して横方向の長さ)を精度良く検出するように構成している。
特開2005−291805号公報
しかしながら、特許文献1記載の物体検出装置はカメラを備えるため、装置全体として大型化、重量化、高コスト化してしまう点で問題であった。
そこで、カメラを除外し、レーダ光による物体探査結果のみに基づいて物体検出を行うことが考えられるが、例えば自車の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車などを検出するに際しては、二輪車が自車の遠方にある場合、レーザ光の反射面積が小さいあるいは反射率の低い車輪部分は検出できず、二輪車に跨っている人の部分のみを検出することになる一方、二輪車と自車の距離が近くなると、車輪部分も次第に検出可能となる結果、検出物体が徐々に大きくなることがある。そのような場合、物体検出に基づいて実行される車両制御に大きな影響を与えることがあった。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、レーダ光による物体探査結果のみに基づいて物体検出を行う場合であっても、例えば自車の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車などを精度良く検出するようにした物体検出装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1にあっては、所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体を検出する物体検出手段と、前記検出された物体の前記自車の進行方向に対して横方向の長さを算出する物体横方向長さ算出手段と、前記自車が前記検出された物体に近づくに従って前記算出された物体の横方向の長さが長くなるとき、前記検出された物体の横方向の長さを予め設定された長さに補正する物体横方向長さ補正手段とを備える如く構成した。
また、請求項2に係る物体検出装置にあっては、前記所定の時間間隔で検出される物体の位置情報に基づいて前記検出された物体が前記自車の進行方向に対して横方向に移動する横移動体であるか否か判定する横移動体判定手段と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された位置情報と前記補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を予測する物体将来位置予測手段と、前記自車の走行状態を検出する自車走行状態検出手段と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された自車の走行状態に基づいて前記自車の将来位置を予測する自車将来位置予測手段と、前記予測された物体の将来位置と自車の将来位置に基づいて前記自車と物体が接触する可能性があるか否か判定する接触可能性判定手段と、前記接触可能性判定手段によって接触する可能性があると判定されたとき、前記自車と物体の接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる接触回避支援手段作動手段とを備える如く構成した。
また、請求項3に係る物体検出装置にあっては、前記物体横方向長さ補正手段は、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記物体の横方向の横移動速度を算出し、前記算出された横移動速度に基づいて前記補正された物体の横方向の長さをさらに補正すると共に、前記物体将来位置予測手段は、前記検出された位置情報と前記さらに補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を算出する如く構成した。
請求項1に係る物体検出装置にあっては、所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて物体を検出し、検出された物体の自車の進行方向に対して横方向の長さを算出し、自車が検出された物体に近づくに従って算出された物体の横方向の長さが長くなるとき、検出された物体の横方向の長さを予め設定された長さに補正する如く構成したので、レーダ光による物体探査結果のみに基づいて物体検出を行う場合であっても、例えば自車の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車などを検出するに際しては、二輪車が遠方にある場合、レーザ光の反射面積が小さいあるいは反射率の低い車輪部分は検出できず、二輪車に跨っている人の部分のみを検出することになる一方、二輪車と自車の距離が近くなると、車輪部分も次第に検出可能となる結果、検出物体が徐々に大きくなる傾向にあるところ、その傾向を的確に捉えてそのような側面を向いた二輪車を精度良く検出することができる。それにより、物体検出に基づいて実行される車両制御に与える影響を抑えることができる。
請求項2に係る物体検出装置にあっては、所定の時間間隔で検出される物体の位置情報に基づいて検出された物体が自車の進行方向に対して横方向に移動する横移動体であるか否か判定し、検出された物体が横移動体であると判定されたとき、検出された位置情報と補正された物体の横方向の長さに基づいて物体の将来位置を予測し、自車の走行状態を検出し、検出された物体が横移動体であると判定されたとき、検出された自車の走行状態に基づいて自車の将来位置を予測し、予測された物体の将来位置と自車の将来位置に基づいて自車と物体が接触する可能性があるか否か判定し、接触する可能性があると判定されたとき、自車と物体の接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させるように構成したので、例えば自車の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車との接触回避を的確に行うことができる。
請求項3に係る物体検出装置にあっては、検出された物体が横移動体であると判定されたとき、物体の横方向の横移動速度を算出し、算出された横移動速度に基づいて補正された物体の横方向の長さをさらに補正すると共に、検出された位置情報とさらに補正された物体の横方向の長さに基づいて物体の将来位置を算出する如く構成、即ち、予測された自車の将来位置と横移動体の将来位置との距離に基づいて接触可能性を判定するに際してドライバの接触危険性の感じ方に影響を与える横移動体の横移動速度に応じて横移動体の横方向の長さをさらに補正し、横移動体の将来位置を補正した上で接触可能性を判定し、自車と横移動体の接触回避を支援する如く構成したので、ドライバが感じる危険性を考慮した的確な接触判定を行うことができる。それにより、接触回避支援を的確に行うことができる。
この発明の実施例に係る物体検出装置を全体的に示す概略図である。 図1に示すレーザレーダによる物体検知などを示す説明図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図3フロー・チャートの物体横方向長さ算出・補正の処理を示すサブ・ルーチン・フロー・チャートである。 図3フロー・チャートの物体横方向長さの補正に関する説明図である。
以下、添付図面に即してこの発明に係る物体検出装置を実施するための形態について説明する。
図1は、この発明の実施例に係る物体検出装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は自車(車両)を示し、その前部には4気筒の内燃機関(図1で「ENG」と示し、以下「エンジン」という)12が搭載される。エンジン12の出力は自動変速機(図1で「T/M」と示す)14に入力される。自動変速機14は前進5速、後進1速の有段式であり、エンジン12の出力はそこで適宜変速されて左右の前輪16に伝えられ、左右の前輪16を駆動しつつ、左右の後輪20を従動させて車両10を走行させる。
自車10の運転席にはオーディオスピーカとインディケータからなる警報装置22が設けられ、作動させられるとき、音声と視覚によって運転者に警報する。自車10の運転席床面に配置されたブレーキペダル24は、マスタバック26、マスタシリンダ30およびブレーキ油圧機構32を介して左右の前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ(ディスクブレーキ)34に接続される。
運転者がブレーキペダル24を操作すると(踏み込むと)、その踏み込み力(踏力)はマスタバック26で増力され、マスタシリンダ30は増力された踏み込み力で制動圧を発生し、ブレーキ油圧機構32を介して前輪16と後輪20のそれぞれに装着されたブレーキ34を動作させ、車両10を減速させる(制動する)。
ブレーキ油圧機構32は、リザーバに接続される油路に介挿された電磁ソレノイドバルブ群、油圧ポンプ、および油圧ポンプを駆動する電動モータ(全て図示せず)などを備える。電磁ソレノイドバルブ群は駆動回路(図示せず)を介してECU(Electronic Control Unit。電子制御ユニット)40に接続される。
ECU40はCPU、RAM、ROM、入出力回路などからなるマイクロコンピュータから構成され、4個のブレーキ34は、運転者によるブレーキペダル24の操作とは別に、ECU40によって相互に独立して作動するように構成される。
自車10の前部にはレーザレーダ(レーザスキャンレーダ)42が設けられる。レーザレーダ42の出力は、マイクロコンピュータからなるレーダ出力処理ECU(電子制御ユニット)42aに入力される。
レーザレーダ42は所定の時間(例えば100msec)間隔で自車10の周辺(進行方向)に向けてレーザ光を発射(電磁波を送信)し、図2に示すように自車10の周辺(進行方向)に存在する物体でレーザ光を反射させて得た反射波を受信することにより、物体を検出する。図2の物体は、具体的には自車の進行路に横方向から進入する横移動体100であって側面を向いた自転車(二輪車)である。
レーダ出力処理ECU42aは、レーザ光を発射して得られた反射波の入射方向と反射光を受信するまでの時間から横移動体100の位置を検出する。具体的には、図2に示す如く、反射点を2次元平面に投影して得た点群の配列に基づいて横移動体100の輪郭を構成する線分を認識すると共に、認識された線分に基づいて横移動体100の左右端位置YL,YRを検出する(図2では説明の便宜上、自転車を側面視で示す)。
また、レーダ出力処理ECU42aによる横移動体100の位置情報は所定時間ごとにECU40に送信され、ECU40において横移動体100の移動状態、具体的には横移動速度や横移動加速度が算出される。
前輪16と後輪20の付近には車輪速センサ46がそれぞれ配置され、各車輪の所定回転角度ごとにパルス信号を出力する。自車10の運転席に設けられたステアリングホイール50の付近には操舵角センサ52が配置され、運転者によって入力されたステアリングホイール50の操舵角に比例した出力を生じる。また、自車10の中央位置付近にはヨーレートセンサ54が配置され、自車10の重力軸回りのヨーレート(角速度)に応じた出力を生じる。
車輪速センサ46などの出力もECU40に送信される。ECU40は4個の車輪速センサ46の出力をカウントし、その平均値を算出するなどして自車10の速度(走行速度)を検出する。
上記で、警報装置22、およびブレーキ油圧機構32とブレーキ34が接触回避支援手段に相当し、この発明に係る物体検出装置は接触回避支援手段とその動作を制御するためのECU40などからなる。
図3は、この発明に係る物体検出装置の動作を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは、ECU40において所定時間、例えば100msecごとに実行される。
以下説明すると、まずS10において、レーザレーダ42の出力、即ち、物体の位置情報をレーダ出力処理ECU42aから取得する。
次いでS12に進み、検出された物体の位置情報に基づいて物体の幅(自車の進行方向に対して横方向の長さ。以下、「横方向長さ」という。)を算出し、補正する。図4は、そのサブ・ルーチン・フロー・チャートである。
まずS100において、物体の横方向長さWrdrと横移動速度Vyを算出する。物体の横方向長さWrdrは、検出された物体の左右端位置YL,YRに基づいて算出する。また、物体の横移動速度Vyとは、自車の進行方向に対して横方向の速度であり、このプログラムのループごとに取得される物体の位置情報に基づいて算出する。
ここで、本発明を概説すると、図5に示す如く、検出された物体が自車10の将来位置(進路)に対して横方向に移動する側面を向いた二輪車であって二輪車が自車10の遠方にある場合(時刻t1)、レーザ光の反射面積が小さいあるいは反射率の低い車輪部分は検出できず、二輪車に跨っている人の部分のみが検出される。そのため、算出される物体の横方向長さWrdrは、二輪車の本来の長さに対して短いものとなる。
二輪車と自車10の将来位置の間の距離が接近すると(時刻t2や時刻t3)、車輪部分も次第に検出可能となり、算出される物体の横方向長さWrdrは徐々に長くなる傾向にある。そこで、その傾向を捉えた場合、図5の(a)に示す如く、算出された物体の横方向の長さを予め設定された二輪車の横方向長さWfixに置き換え補正を行うようにした。
図3のフロー・チャートの説明に戻ると、次いでS102に進み、算出された物体の横方向長さWrdrが所定値W_thr1を超えるか否か判定する。ここで、所定値W_thr1は一般的な二輪車が有する長さ、例えば1.5mである。S102で肯定される場合、検出された物体は側面を向いた二輪車以外の物体であると考えられるため、プログラムを終了する。
一方、S102で否定される場合、S104に進み、横方向長さ補正フラグfWhoseiが1に設定されているか否か判断する。横方向長さ補正ラグfWhoseiは、後述のように物体の横方向長さに対して補正が実行される場合に1に設定される。
このプログラムループの初回などはS104において否定され、S106に進んで自車10と物体の距離が減少したか否か判断する。この判断はプログラムループごとに取得される物体の位置情報に基づいて判断する。
S106で否定される場合、プログラムを終了する一方、肯定される場合、S108に進んで算出された物体の横移動速度Vyが所定速度Vy_thr以上であり、かつ算出された物体の横方向長さの今回値Wrdr(n)がその前回値Wrdr(n−1)より大きく、かつ算出された物体の横方向長さWrdrが第2の所定値W_thr2以上であるか否か判断する。
所定速度Vy_thrは歩行者の歩行速度、例えば3km〜5kmに設定される。また、第2の所定値W_thr2は歩行者の側面幅、例えば0.4mに設定される。
S108で肯定される場合には、検出された物体が自車に対して横方向に移動する側面を向いた二輪車である蓋然性が高いと判断し、S110に進んでカウンタ値Cnを1つインクリメントする。一方、S108で否定される場合には、検出された物体がそのような二輪車とは別物であると判断し、S112に進んでカウンタ値Cnを1つデクリメントする。
尚、S108において、物体の横移動速度Vyが所定速度Vy_thr以上であるか、および物体の横方向長さWrdrが第2の所定値W_thr2以上であるかの条件を除外しても良い。
次いでS114に進み、カウンタ値Cnが所定カウンタ数Cn_thrを超えるか否か判断する。所定カウンタ数Cn_thrは例えば3回〜5回に設定される。S114で否定される場合、プログラムを終了する一方、肯定される場合にはS116に進んで横方向長さ補正フラグfWhoseiを1に設定する。
次いでS118に進み、検出された物体の横方向長さWrdrを予め設定された二輪車の横方向長さWfix(例えば1.5m)に置き換える。尚、S104で肯定される場合もS118に進み、同様の処理を行う。
次いでS120に進み、検出された物体が自車10の将来位置(進路)に対して横方向に移動する横移動体100であるか否か判定する。具体的には、プログラムループごとに取得される物体の位置情報から物体の移動状態である横移動速度や横移動加速度を算出し、横移動速度や横移動加速度が所定速度以上であるか否かに基づいて検出された物体が横移動体100であるか否か判定する。
S120で否定される場合には以下の処理をスキップする一方、肯定される場合にはS122に進んで置き換え補正された物体の横方向長さWrdr(Wfix)に対して更なる補正を行う。具体的には、置き換え補正された物体の横方向長さWrdrに横移動体100の横移動速度Vyに適宜な補正係数Kを乗じた値を加算する。より具体的には、図5の(b)に示す如く、その値分、横移動体100の進行方向側の長さを増加させるような増加補正を行う。
図3のフロー・チャートの説明に戻ると、次いでS14に進み、検出された物体が横移動体100であるか否か再度判定する。S14において否定される場合、プログラムを終了する。
一方、S14で肯定される場合にはS16に進み、自車10の走行状態、具体的には自車10の速度、ヨーレートおよびステアリングホイール操舵角などを取得する。
次いでS18に進み、取得した自車10の走行状態から前記した自車10の将来位置(進路)を(予測)する。より具体的には、図2に示す如く、自車10の走行状態に基づいて自車10の将来位置を予測し、予測された将来位置を車幅の半分だけ横方向に移動させて横位置を算出する。
次いでS20に進み、図2に示す如く、自車10の横位置に到達するときの横移動体100の将来左右端位置YLf,YRfと将来横移動速度VYfを算出(予測)する。具体的には、プログラムループごとに取得される横移動体100の位置情報から横移動速度や横移動加速度を算出すると共に、自車10の横位置に到達するときの横移動体100の将来左右端位置YLf,YRfを算出(予測)する。
ここで、横移動体100の将来左右端位置YLf,YRfは、物体の横方向長さWrdrがS118やS122で補正されている場合、その補正を考慮した左右端位置YL,YRに基づいて算出される。
次いでS22に進み、自車10と横移動体100が接触する可能性があるか否か判断する。即ち、図2に示す如く、自車10の将来位置、より正確には横位置Yofと横移動体100の将来右端位置YRfの距離が所定距離未満であるか否か判断する。即ち、この距離が所定値未満であれば、自車10の将来位置と横移動体100の将来位置が極めて接近することとなり、接触可能性があると判断される。
尚、S122において横移動速度Vyに従って横移動体の進行方向側の長さを増加補正することから、横移動体100の横移動速度Vyが大きいほど接触可能性があると判断され易くなる。
このように接触可能性があると判断され易くするのは、横移動体100に対してステアリングを操舵して横移動体100の前方をすり抜けるような場合、横移動速度Vyが速くなるに従って自車ドライバが感じる接触危険性が増加するためである。
S22において否定される場合はプログラムを終了する一方、肯定される場合はS24に進み、警報(警報装置22)や自動ブレーキ(ブレーキ油圧機構32とブレーキ34)などの接触回避支援を実行する。
尚、図2や図3のS18〜S22では、左から右へ移動する横移動体の回避について述べたが、右から左へ移動する横移動体の回避についても同様である。
以上述べたようにこの実施例にあっては、所定の時間間隔で自車(10)の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体を検出する物体検出手段(レーザレーダ42、レーダ出力処理ECU(電子制御ユニット)42a)と、前記検出された物体の前記自車の進行方向に対して横方向の長さ(Wrdr)を算出する物体横方向長さ算出手段(ECU40、S12、S100)と、前記自車が前記検出された物体に近づくに従って前記算出された物体の横方向の長さが長くなるとき、前記検出された物体の横方向の長さを予め設定された長さ(Wfix)に補正する物体横方向長さ補正手段(ECU40、S12、S106からS118)とを備える如く構成した。
それにより、レーダ光による物体探査結果のみに基づいて物体検出を行う場合であっても、例えば自車10の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車などを検出するに際しては、二輪車が遠方にある場合、レーザ光の反射面積が小さいあるいは反射率の低い車輪部分は検出できず、二輪車に跨っている人の部分のみを検出することになる一方、二輪車と自車10の距離が近くなると、車輪部分も次第に検出可能となる結果、検出物体が徐々に大きくなる傾向にあるところ、その傾向を的確に捉えてそのような側面を向いた二輪車などを精度良く検出することができる。それにより、物体検出に基づいて実行される車両制御に与える影響を抑えることができる。
また、前記所定の時間間隔で検出される物体の位置情報に基づいて前記検出された物体が前記自車の進行方向に対して横方向に移動する横移動体(100)であるか否か判定する横移動体判定手段(ECU40、S14)と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された位置情報と前記補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を予測する物体将来位置予測手段(ECU40、S20)と、前記自車の走行状態を検出する自車走行状態検出手段(ECU40、S16)と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された自車の走行状態に基づいて前記自車の将来位置、より正確には横位置を予測する自車将来位置予測手段(ECU40、S18)と、前記予測された物体の将来位置と自車の将来位置に基づいて前記自車と物体が接触する可能性があるか否か判定する接触可能性判定手段(ECU40、S22)と、前記接触可能性判定手段によって接触する可能性があると判定されたとき、前記自車と物体の接触回避を支援する接触回避支援手段(警報装置22、ブレーキ油圧機構32、ブレーキ34)を作動させる接触回避支援手段作動手段(ECU40、S24)とを備える如く構成した。
それにより、例えば自車10の進行方向に対して横方向に移動するような側面を向いた二輪車との接触回避を的確に行うことができる。
また、前記物体横方向長さ補正手段は、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記物体の横方向の横移動速度を算出し、前記算出された横移動速度に基づいて前記補正された物体の横方向の長さをさらに補正する(ECU40、S12、S120、S122)と共に、前記物体将来位置予測手段は、前記検出された位置情報と前記さらに補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を算出する(ECU40、S20)如く構成した。
即ち、予測された自車10の将来位置と横移動体100の将来位置との距離に基づいて接触可能性を判定するに際してドライバの接触危険性の感じ方に影響を与える横移動体100の横移動速度に応じて横移動体100の横方向の長さをさらに補正し、横移動体100の将来位置を補正した上で接触可能性を判定し、自車10と横移動体100の接触回避を支援する如く構成したので、ドライバが感じる危険性を考慮した的確な接触判定を行うことができる。それにより、接触回避支援を的確に行うことができる。
また、フロー・チャートのS24の処理に代え、あるいはそれに加え、自車10の運転席(図示せず)を適宜な手段で振動させる、あるいはシートベルト(図示せず)を引き込むようにしても良い。また、S24の自動ブレーキに代え、あるいはそれに加え、自動変速機14でシフトダウンさせても良い。
また、レーザレーダ42の出力から物体を検出するようにしたが、それに代え、あるいはそれに加え、ミリ波レーダを用いても良い。
10:自車、22:警報装置、32:ブレーキ油圧機構、34:ブレーキ、40:ECU、42:レーザレーダ、42a:レーダ出力処理ECU、46:車輪速センサ、52:操舵角センサ、54:ヨーレートセンサ、100:横移動体

Claims (3)

  1. 所定の時間間隔で自車の周辺に電磁波を送信すると共に、物体で反射させて得た反射波に基づいて前記物体を検出する物体検出手段と、前記検出された物体の前記自車の進行方向に対して横方向の長さを算出する物体横方向長さ算出手段と、前記自車が前記検出された物体に近づくに従って前記算出された物体の横方向の長さが長くなるとき、前記検出された物体の横方向の長さを予め設定された長さに補正する物体横方向長さ補正手段とを備えたことを特徴とする物体検出装置。
  2. 前記所定の時間間隔で検出される物体の位置情報に基づいて前記検出された物体が前記自車の進行方向に対して横方向に移動する横移動体であるか否か判定する横移動体判定手段と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された位置情報と前記補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を予測する物体将来位置予測手段と、前記自車の走行状態を検出する自車走行状態検出手段と、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記検出された自車の走行状態に基づいて前記自車の将来位置を予測する自車将来位置予測手段と、前記予測された物体の将来位置と自車の将来位置に基づいて前記自車と物体が接触する可能性があるか否か判定する接触可能性判定手段と、前記接触可能性判定手段によって接触する可能性があると判定されたとき、前記自車と物体の接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる接触回避支援手段作動手段とを備えたこと特徴とする請求項1記載の物体検出装置。
  3. 前記物体横方向長さ補正手段は、前記検出された物体が横移動体であると判定されたとき、前記物体の横方向の横移動速度を算出し、前記算出された横移動速度に基づいて前記補正された物体の横方向の長さをさらに補正すると共に、前記物体将来位置予測手段は、前記検出された位置情報と前記さらに補正された物体の横方向の長さに基づいて前記物体の将来位置を算出することを特徴とする請求項2記載の物体検出装置。
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