JP2011084946A - 床板固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】通常使用で生じる外力による床板の移動を規制するが,床板の膨張,収縮等が生じた時には床板の移動を許容し得る状態で根太等の支持材上に床板を固定することができる床板固定具を提供する。
【解決手段】幅方向の両側面40それぞれに,長さ方向にスリット41が形成された床板4を固定する床板固定具1であり,隣接配置された2枚の床板のそれぞれの側面に形成されたスリットに挿入される架橋片3と,この架橋片の幅方向における中間位置より床板表裏面方向に突出し床板両側面間に挟持されるスペーサ片2を可撓性合成樹脂材料で断面略十字状に一体形成され,前記スペーサ片を貫通する釘孔21を形成すると共に,前記床板の側面40と接触する前記スペーサ片の側面23に,前記スペーサ片2の前記床板側面の長さ方向に直交する方向に,所定間隔で列条を成す凸条22,22’を複数形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は,ウッドデッキやフローリングの床板であって,幅方向両端面を成す側面に床板の長さ方向にスリットが形成された床板を根太等の支持材上に固定するための床板固定具に関し,特に合成木材製の床板の固定に適した床板固定具に関する。
ウッドデッキを例として説明すると,このウッドデッキの施工は,一例として図7に示すように地表等に必要に応じて基礎を打設する等した設置面9上に束柱6を立設し,この束柱6上に根太等の支持材5を架設し,この支持材5上に床板4であるデッキパネルを,所定間隔を介して一定方向に並行に並べて載置すると共に,この床板4を,前記支持材5に固定することにより行われる。
支持材5に対して床板4を固定する最も簡単な手段としては,図8に示すように床板4の表面から支持材5に至る釘や螺子釘7’を打ち込み,この釘や螺子釘によって床板4を支持材5に直接止め付ける手段がある。
しかし,この手段による場合,床板4の表面に釘や螺子釘7’の頭部が露出するために見栄えが悪く,また,経時により釘や螺子釘の頭部が床板4の表面より突出した場合には,床板上を歩行等する際に危険を伴う。
さらに,一旦施工された床板4は,これを取り外した際,床板4の表面に釘や螺子釘によってうがたれた穴が残ることから,例えば解体されたか億等より回収した使用済みの床板を再利用しようとすれば,この孔を埋める等の煩雑な作業が必要となる。
そこで,図9(A),(B)に示すように釘や螺子釘を床板4の表面に直接打ち込むことなく,床板固定具100,110を使用して支持材5に床板4を取り付ける手段も提案されており,このような床板固定具100,110による取り付けを可能とするために,床板4の幅方向における両端を成す側面40に,床板4の長さ方向に連続したスリット41を形成し,このスリット41に嵌合させた床板固定具100,110を支持材5に固定することで,支持材5に対する床板4の固定を行うことも提案されている。
このように,床板4を支持材5に固定するために,上端開口縁より外向きに突出したフランジ部101を設けた長尺のチャンネル金具を床板固定具100として使用し,この床板固定具100のフランジ部101を,隣接配置された床板4の対向する側面40に形成されたスリット41内にそれぞれ挿入すると共に,長手方向に所定の間隔で底板に形成された釘孔102に挿入された螺子釘7’をそれぞれ支持材5に打ち込む(ねじ込む)ことで,床板固定具100を介して床板4を支持材5に固定する手段〔図9(A)参照〕,他に,架橋片111と該架橋片111の裏面より突出した中間片112を備えた断面T字状の床板固定具110を使用し,この床板固定具110の架橋片111を床板4のスリット41内に挿入すると共に,中間片112を同図上下方向に貫通する釘孔113に挿入した螺子釘7’を支持材5に打ち込む(ねじ込む)ことで,床板4を支持材5に固定する手段も提案されている〔図9(B)参照〕。
なお,図9(A)を参照して説明した床板固定具100の構造において,更に図10に示すようにフランジ部101の先端に鋸歯状の端縁を有する係止爪103を形成し,螺子釘7’による固定時,係止爪103が床板4のスリット41の内壁に食い込むようにしたものや(特許文献1;図10参照),図9(B)を参照して説明した床板固定具110の構造において,支持材5に対して螺子釘7’を締め込んで行くと変形が生じ,この変形によって床板4に設けたスリット41の内壁との接触抵抗を増大させるようにした床板固定具110も提案されている(特許文献2:図11参照)。
特開2002−146901号公報 特開2008−285929号公報
前述した床板4の固定手段において,図9(A),(B)を参照して説明した固定手段によれば,床板4を支持材5より上方に引きはがそうとしても,床板4の側面40に形成したスリット41の内壁が,床板固定具100,110のフランジ部101乃至は架橋片111と接触するために,床板4は,支持材5上に固定されてこれを引き剥がすことはできない。
しかし,このような床板固定具100,110による固定では,床板4と床板固定具100,110間の直接的な連結を行っていないために,床板4を上方に引き剥がせないようにする点では効果的であるものの,床板4の長手方向の移動を規制する力が弱い。
そのため,このようにして固定された床板4上を人が歩く等して,床板4を長手方向に移動させる力が加わると床板が長手方向に移動して外れてしまうおそれがあり,例えば床板4の長手方向における両端側に,床板4の端部に突合して床板の移動を規制する横木を設ける等の対策が必要となる。
しかし,このようにして横木を設けることで床板4の端部が横木を越えて移動できないようにしても,床板4の端部と横木との間には,気温や湿度の変化に伴う床板4の膨張,収縮等を考慮して若干の隙間を設ける必要があるために,人が歩く度に床板4がこの隙間分長手方向に移動して床板4の端部が前述した横木に衝突すれば,この衝突により騒音が発生し,ひいては,ゆがみなどの変形,破損が生ずる。
図10に示した特許文献1に記載の床板固定具100にあっては,フランジ部101に設けた係止爪103を床板4のスリット41内壁に食い込ませることで隣接する床板4間を連結しようというものであり(特許文献1の「0055」欄),係止爪103を設けることにより,床板固定具100に「かすがい」に類似した機能を付与しようというものであるが,このような係止爪103を設け,これを床板4に食い込ませた場合には,床板4と床板固定具100とが強固に連結されることとなる結果,この床板固定具100を使用する場合には,床板4が長手方向に移動することも効果的に防止し得るものと考えられる。
しかし,床板4,特に合成木材によって形成された床板4は,気温の変化や水分の吸収状態等によって比較的大きな寸法変化を生じ,特に,床板4の長手方向における寸法変化は大きい。例えば,6mの木質合成板で,以下のとおりとなる。
Figure 2011084946
そのため,図10の床板固定具100のように,係止爪103を床板4に食い込ませる等して床板4と床板固定具100とを強固に連結してしまうと,膨張や収縮による床板4の寸法変化を吸収できず,床板固定具100に大きな力が加わって床板固定具100の破損や変形,螺子釘7’の抜け落ちが生じて床板4の固定ができなくなり,また,床板4に反りや歪み等の変形が生じるおそれがある。
そのため床板固定具には,人が歩行等した際に加わる通常の使用状態においてかかる負荷の程度では床板4の移動を規制して固定することができるが,床板4の膨張や収縮により床板4自体に寸法変化が生じた場合等,床板固定具を破損させてしまう程の大きな力で床板4を動かそうとする力が加わった場合には,床板4の移動を許容し得るように床板4を固定できるものであることが望まれる。
このような要求に対して,図11を参照して説明した特許文献2に記載の床板固定具110にあっては,床板固定具110を樹脂材料等の可撓性材料によって形成し,螺子釘7’の締め込みを行うことにより床板固定具110を変形させて床板4の側面40に設けたスリット41の内壁に対する架橋片111の押圧力を高めて床板4の長手方向への移動を規制することにより,床板4上を人が歩行する等の通常の使用状態で加わる力では床板4が移動することはないが,膨張や収縮等によって床板4の寸法自体が変化した場合のように極めて大きな力が加わった場合には,この寸法変化に伴う床板4の移動を許容することができるように構成している。
しかし,前掲の特許文献2に記載の床板固定具110では,床板固定具110に変形を生じさせるために,好適な実施形態において中間片112に切欠を形成し,あるいは,架橋板111に厚肉部と薄肉部とを形成する構成を採用する等,その形状が複雑なものとなっている。
なお,螺子釘7’の頭部が床板4間に形成された隙間内に隠れるように施工するためには,図9(A)及び図10を参照して説明した床板固定具100では,螺子釘7’として頭部の直径rが床板固定具100に形成された溝幅W1以下のものを使用する必要があり,また,図9(B)及び図11を参照して説明した床板固定具110にあっては,頭部の直径rを,隣接する床板4の側面40間の間隔(以下,この間隔を「目地幅」という。)W2以下の螺子釘を使用する必要がある。
そのため,床板4の目地幅W2を比較的狭く施工しようとすれば,必然的に使用する螺子釘7’の頭部直径rも小さくなるために,ドライバ等の工具からのトルクによって頭部に形成された工具嵌合用の窪みが変形してしまい,その結果螺子釘7’を締め込むことができなくなる。
一方,図9(B)及び図11を参照して説明した床板4の固定において,敢えて目地幅W2に対して頭部の直径rが大きな螺子釘を使用した場合には,この螺子釘7’を締め込む際に,螺子釘7’頭部が床板4の側面40を削り取るために,施工後の見栄えが悪くなり,見栄えを向上させるために螺子釘7’の頭部が削り取った部分をパテ等で埋めて補修等しようとすれば,多大な労力が必要となる。
なお,このように床板4の側面40が削り取られることは,頭部の直径が目地幅に対して小さい螺子釘7’を使用した場合であっても,螺子釘7’が斜めに打ち込まれる等した場合には同様に生じ得るものとなっている。
本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,比較的簡単な構造でありながら,人が床板上を歩行等した場合等,通常の使用状態で生じる外力が床板に加わった場合には,床板の長手方向の移動を規制するが,床板が膨張,収縮することにより寸法変化が生じた場合のように,極めて強固な力によって床板固定具との接触位置を長手方向に移動させようとする力が生じた場合には,このような移動を許容することができる床板固定具を提供することを目的とする。
また,本発明は,上記目的に加え,床板固定具を支持材に固定する螺子釘として頭部の直径が可及的に大きなものを使用することができ,且つ,このような頭部の直径が大きい螺子釘を使用した場合であっても,螺子釘の頭部を床板の表面より突出させることなく,且つ,床板の幅方向における側面を螺子釘の頭部によって削ることなく施工することのできる床板固定具を提供することを目的とする。
以下に,課題を解決するための手段を,発明を実施するための形態における符号を付して記載する。この符号は,特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態の記載との対応を明らかにするためのものであり,言うまでもなく,本願発明の特許請求の範囲の技術的範囲の解釈に制限的に用いられるものではない。
上記目的を達成するために本発明の床板固定具1は,幅方向の両端を成す側面40の両側面それぞれに,長さ方向に,好ましくは,連続してスリット41が形成された隣接する2の床板4を固定対象とする床板固定具1において,
前記隣接配置された2枚の前記床板4のそれぞれの側面40に形成された前記スリット41に挿入されて,隣接配置された2枚の床板4間を架橋する架橋片3と,前記架橋片3の幅方向における中間位置より前記床板の表裏面方向に突出し,隣接配置される2枚の床板4の側面40間に挟持されるスペーサ片2を,可撓性を有する合成樹脂材料により一体的に形成し,
前記スペーサ片2に,該スペーサ片2を前記突出方向に貫通する釘孔21を形成すると共に,
前記床板4の前記両側面40と接触する前記スペーサ片2の少なくとも一の側面23に,前記スペーサ片2の前記床板側面40の長さ方向に直交する方向に,好ましくは所定間隔で,列条を成す凸条22,22’を複数形成したことを特徴とする(請求項1)。
上記構成の床板固定具1において,平面視における前記各凸条22,22’の頂部22a形状を尖鋭状に形成し,前記凸条22,22’が形成された前記スペーサ片2の側面23を鋸歯状に形成することができる(請求項2)。
更に,このように凸条22,22’の頂部22aを尖鋭状に形成した場合には,前記各凸条22の頂部22aを,前記凸条22の幅方向における一方側に偏って配置した構成としても良い〔請求項3;図2(D)中の拡大図参照〕。
また,前記架橋片3の下端から前記スペーサ片2の下端迄の長さl〔図1(A)参照〕を,固定対象とする前記床板4の裏面から前記スリット41の床板裏面側内壁41a迄の高さL(図5参照)に対して僅かに短く形成するものとしても良い(請求項4)。
更に,表面側における幅方向両端の角部が面取りされて面取り部43(図5参照)が形成された床板4を固定対象とし,前記架橋片3の下端から前記釘孔21の形成位置における前記スペーサ片2の上端迄の高さh〔図1(A),(B)参照〕を,固定対象とする前記床板4のスリット41内に形成された裏面側内壁41aから前記面取り部43の下端43b迄の高さH(図5参照)と略同一高さに形成するものとしても良い(請求項5)。
以上で説明した本発明の構成により,本発明の床板固定具1によれば,以下の効果を得ることができた。
架橋片3の裏面側のみならず,上面側にも床板4の側面40に挟持されるスペーサ片2を設けることにより,床板固定具1が断面において十字状〔図1(B)参照〕に形成されていることにより,床板固定具1と床板4との接触面積の増大が得られていると共に,スペーサ片2の側面23に複数の凸条22を設けたことにより,床板固定具1と床板4との接触抵抗を大幅に増大させることができた。
その結果,床板4と床板固定具1とを直接固定することなく,両者の接触抵抗によって床板4上を人が歩行する等の通常の使用状態において加わる力に対して床板4が長手方向に移動することを十分に防止することができる一方,床板4の膨張や収縮に伴う寸法変化が生じた場合のように,極めて強い力で床板4と床板固定具1との接触位置を移動させようとする力が加わった場合には,床板4の移動を許容することができ,床板の膨張,収縮等に伴う床板固定具1の破損や螺子釘7の脱落,床板4に反りや歪み等の変形が発生することを好適に防止することができた。
床板固定具1の平面視において,前記凸条22,22’の頂部22aを尖鋭状に形成して,スペーサ片2の側面23を鋸歯状とした構成にあっては,床板4と床板固定具1との接触抵抗を更に増大させることができ,床板4上を人が歩行する等の通常の使用状態における床板4の長手方向における移動を更に確実に防止することができた。
特に,この凸条22の頂部22aを,凸条22の幅方向における一方側に偏って配置した構成にあっては,床板4の長手方向のいずれか一方向きの移動に対し,より強力に規制することができる床板固定具1を提供することができた。
架橋片3の下端からスペーサ片2の下端迄の長さlを,床板4の裏面からスリット41の裏面側内壁41a迄の高さLに対して短く形成した場合には,螺子釘によって床板固定具1を支持材5上に取り付けた際,架橋片3の下端がスリットの裏面側内壁41aに対して強固に押圧されることで,膨張,収縮に伴う床板の長手方向への移動を許容しつつ,床板の固定を強固に行うことができた。
表面側における幅方向両端の角部が面取りされて面取り部43が形成された床板4を固定対象とし,前記架橋片3の下端から前記釘孔の形成位置における前記スペーサ片2の上端迄の高さhを,固定対象とする前記床板4の裏面側内壁41aから前記面取り部43の下端43b迄の高さと略同一に形成した床板固定具1にあっては,支持材5に対する床板固定具1の固定に隣接する面取り部43の上端43a間の幅に対して直径rが小さな頭部71を有する皿螺子を使用することで,目地幅W2よりも大きな直径rの頭部71を有する皿螺子を使用することができ,これにより螺子釘7の頭部に形成された工具嵌合用の窪みが破損する等といった問題の発生を減少させることができた。
また,このように頭部の直径rが目地幅W2に対して大きな螺子釘7を使用した場合であっても,螺子釘7の頭部71を隣接する面取り部43,43間の間隔に嵌合させることができ,螺子釘7の頭部71が床板4の側面40を削ることなく,且つ,床板4の表面より突出させることなく取り付けることができた。
しかも,螺子釘7の頭部71の傾斜側面71aが面取り部43と接触することにより,床板4との接触抵抗を更に増大させて,通常の使用状態において床板4が移動することを更に確実に防止することができた。
本発明の一実施形態を示す床板固定具であり,(A)は正面図,(B)は(A)のB−B線断面図,(C)は平面図,(D)は斜視図。 本発明の別の実施形態を示す床板固定具であり,(A)は正面図,(B)は側面図,(C)は平面図,(D)は底面図。 図1の床板固定具の変形例を示し,(A)は正面図,(B)は底面図。 図1の床板固定具の更に別の変形例を示し,(A)は正面図,(B)は底面図。 本発明の床板固定具の使用状態説明図であり,(A)は螺子釘の打ち込み前,(B)は螺子釘の打ち込み後の状態を示す。 図2の床板固定具の説明図であり,(A),(B)は床板の移動方向の相違と凸条の作用の相違,(C)は床板固定具の使用例の説明図,(D)〜(F)は,床板固定具の別の使用例における作用の説明図。 床板の一般的な施工状態を示す説明図。 従来の床板の固定手段(釘による固定)の説明図。 従来の床板の固定手段の説明図であり,(A)はフランジを有するチャンネル金具を床板固定具とした例,(B)はT字状の床板固定具を使用した例。 従来の床板固定具の斜視図〔特許文献1の図8(a)に対応〕。 従来の床板固定具による床板の固定原理の説明図〔特許文献2の図10(B)に対応〕。
次に本発明の実施例を,添付図面を参照しながら以下に説明する。
〔床板固定具の構成〕
本発明の床板固定具1は,架橋片3と,前記架橋片3の幅方向における中間位置より前記床板の表裏面方向に突出するスペーサ片2を,可撓性を有する合成樹脂材料,例えばABS樹脂,ポリプロピレン,ポリエチレン,塩化ビニル,ナイロンの他,ガラス繊維強化ポリプロピレン:(ガラス繊維長) 0.5〜5mm ; (ガラス繊維含有率)10〜40重量部等の適度な剛性と可撓性とを兼ね備えた合成樹脂材料により一体的に形成して,断面十字状に形成したものである〔図1(B)参照〕。
そして,前述のスペーサ片2には,該スペーサ片2を前記突出方向に貫通する釘孔21が設けられており,隣接配置された床板4の対向する側面40にそれぞれ形成されたスリット41に前記架橋片3を挿入すると共に,スペーサ片2を床板4の側面40間に挟持して床板が一定の目地幅W2となるように配置した状態で釘孔21に挿入した螺子釘7を支持材5に打ち込む(ねじ込む)ことにより,床板固定具1が根太等の支持材5に固定されると共に,この床板固定具1を介して床板4が支持材5上に取り付けられる〔図5(A),(B)参照〕。
床板4の側面40に挟持接触される床板固定具1のスペーサ片2の側面23には,スペーサ片2の前記床板側面40の長さ方向に直交する方向に,所定間隔で列条を成す複数の凸条22が形成されており,図1に示す実施形態にあっては,スペーサ片2の一方の側面23(23a,23b;23c,23d)に,それぞれ5本の凸条22を形成している。
この凸条22は,スペーサ片2の側面23のうち,床板4の側面40と接触する全ての部分に対して形成しても良く(図1参照),又はそのうちの一部,例えば側面23のうち架橋片3の下側に位置する部分(23b,23d)の一方のみ(図2参照)又は双方に形成しても良く,更には側面23のうち架橋片3の上側に位置する部分23a,23cの一方又は双方に形成しても良く,更には,これらの任意の組合せとなる側面に形成するものとしても良い。
なお,スペーサ片2の側面23の一部に凸条22を設ける場合,床板4の側面40間にこのスペーサ片2を挟持した際に,凸条22が形成された側面にあっては凸条22の頂部が,凸条22の形成されていない側面では,側面の平坦面がいずれも床板4の側面40と接触することとなるように各部のサイズを調整する。
この凸条22は,図1に示す実施形態にあっては,平面視において頂部22aが平坦に形成された比較的幅広の矩形状の凸条となっているが〔図1(C)参照〕,この凸条22は,より幅狭の凸条22を図1の構成に比較して多数設けるものとしても良く,また,図2に示すように,平面視において頂部22aが尖鋭状の三角形状の凸条22を設けてスペーサ片2の側面が全体として鋸歯状となるようにしても良く,更には図3に示すように,比較的幅広に形成された凸条22の頂部に,更に細かい凸条22’,図示の例では頂部が尖鋭状の凸条22’を形成するようにしても良く,スペーサ片2の床板4の長手方向と直交方向を成し,床板4の側面40との接触抵抗を増大させ得るものであれば,各種形状として形成することができる。
このような接触抵抗の増大という観点からは,凸条22は,図2及び図3に示すように,平面視において頂部が尖鋭状の凸条22,22’を設け,これによりスペーサ片2の側面を鋸歯状に形成することが好ましい。
また,このようにスペーサ片2の側面に設ける凸条22を,頂部22aの尖鋭状に形成して鋸歯状とする場合には,図2(D)中に拡大図で示すように,凸条22の裾から頂部22aに至る2辺を不等辺に形成する等して,凸条22の頂部22aを,凸条22の幅方向における一方側に偏って設けるように形成するものとしても良い。
このスペーサ片2には,このスペーサ片2を前記突出方向に貫通する釘孔21が設けられている。
この釘孔21は,図1の実施形態にあっては上端部分が上向きに広がるテーパ状に形成されている一方,他の部分を全て同一径に形成し〔図1(B)参照〕,後述する螺子釘7として皿螺子を使用すると,この皿螺子の頭部71に形成された傾斜側面71aが,テーパ状に形成された釘孔21の上端部分に一部入り込むようになっている。
スペーサ片2は,好ましくは後述する架橋片3の下端から釘孔21の形成位置におけるスペーサ片2の上端迄の高さh〔図1(A),(B)参照〕が,固定対象とする床板4のスリット41に設けられた床板の裏面側内壁41aから床板表面における幅方向両端に形成された面取り部43の下端43b位置迄の高さH〔図5(A)参照〕と略同一の高さとなるように形成することが好ましい。
このように形成することで,面取り部43の上端43a間の幅W3〔図5(B)参照〕よりも直径が小さいものであれば,床板4の側面40間の間隔である目地幅W2よりも直径rの大きな頭部71を有する螺子釘7を使用して床板固定具1を固定することができ,これにより螺子釘7の頭部に形成された工具嵌合用の窪みが皿螺子の締め込み中に破損し難くすることができると共に,このような螺子釘7を使用した場合であっても,螺子釘7の頭部71を面取り部43間の間隔に嵌合させて,床板の表面より突出しないように施工することができる。
しかも,螺子釘7の頭部71に形成された傾斜側面71aが床板4の面取り部43と接触した状態で取り付けられるために〔図5(B)参照〕,螺子釘7の傾斜側面71aと床板4との接触により,螺子釘7を介して床板4と床板固定具1との接触抵抗を更に増大させることができる。
なお,図1に示す実施形態にあっては,図1(A)の正面図に示すようにスペーサ片2の上端を中央において高く,幅方向の両端において低くなるように形成し,全体として中央が膨出する丸みを帯びた形状に形成しているが,床板固定具1の形状はこれに限定されず,スペーサ片2の上端をいずれの位置においても均一な高さに形成するものとしても良く,又は,中央部分において高く,幅方向の両端において低い,例えば台形状に形成するものとしても良く,更には,図1(B)における釘孔の上端テーパ部に対応する部分の全部又は一部を切り欠いて,図2(A)に示すように中央部が窪んだ形状に形成しても良い。
また,スペーサ片2の幅方向における両端には,一例として図4に示すように,スペーサ片2の端縁から外向きに広がるV字状の変形部24を設けるものとしても良い。
この変形部24は,床板固定具1の取付前の状態では,最大幅がスペーサ片2の肉厚よりも幅広に形成されているものであっても良いが,取付時には変形して,床板4の側面40が,スペーサ片2の側面との挟持接触を規制しない程度の変形性を有するように形成されている。
以上のように形成されたスペーサ片2は,平面視において略長方形に形成された架橋片3の幅方向における中央においてこの架橋片3と交わっており,床板固定具1が全体として図1(B)に示した側面断面図に表れているように十字状に形成されている。
この架橋片3は,床板4の側面40に形成されたスリット41に挿入可能なものであれば,全体が一定の厚みとなるように図2に示すように平坦な形状に形成するものとしても良く,又は,図1に示すように周縁部にリブを備えた形状としても良く,更には,前述したスペーサ片と同様の凸条を架橋片3の床板4との接触する部分に設けるものとしても良い。
スペーサ片2の下端から架橋片3の下端迄の高さl〔図1(A),(B)参照〕は,固定対象とする床板4の裏面からスリット41の床板裏面側内壁41a迄の高さL〔図5(A)参照〕と同一,好ましくは,これよりも若干低く形成することが好ましい。
なお,架橋片3の最大厚さ,図1の実施形態では架橋片3の周縁部の厚さは,床板4の側面40に形成されたスリット41の幅と同一幅に形成して,架橋片3がスリット41内に圧嵌されるようにしても良く,又はスリット41の幅に対して薄く形成して,スリット41内に遊嵌されるように構成しても良い。
なお,架橋片3は,床板4の側面40間でスペーサ片2を挟持した際に,スリット41の最奥部に存在する内壁と干渉しないサイズに形成する。
以上のように形成された床板固定具1は,螺子釘7を使用して支持材5に固定され,好ましくはこの螺子釘7として皿螺子を使用して支持材5に固定される。
この床板固定具1の固定に使用する螺子釘7は,支持材5に対する打ち込み深さを確保することができるようスペーサ片2の全高に対して長く形成されていると共に,頭部71以外の部分を,スペーサ片2に形成された釘孔21に挿入することができる太さに形成されている。
〔使用方法及び作用〕
以上のように構成された本発明の床板固定具1は,図5(A),(B)に示すように,隣接配置する床板4の対向する側面40にそれぞれ形成されたスリット41内に架橋片3を挿入すると共に,床板4の側面40がスペーサ片2の側面23と接触するように,床板4の側面40間でスペーサ片2を挟持する。
床板固定具1が図4に示す変形部24を有する場合には,この変形部24の変形により床板4の側面40がスペーサ片2の側面23に対して押圧接触されるように床板4間の間隔を調整する。
この作業により,床板4間に形成される目地幅W2が,スペーサ片2の肉厚によって一定幅に位置決めされ,目地幅W2が揃った美しい状態で床板4を敷設することができる。
この状態で釘孔21内に挿入した螺子釘7を支持材5に打ち込んでいくと,スペーサ片2の下端が支持材5上に押圧されると共に,架橋片3の裏面がスリット41の裏面側内壁41a上に押圧され,これにより床板4は,床板固定具1を介して支持材5上に固定される。
このようにして床板4を,根太等の支持材5の配置間隔に対応して床板4の長手方向に所定間隔,一例として450mm程度の間隔で複数箇所固定する。
床板固定具1は,床板4に対して釘や螺子釘,接着剤等によって直接固定せず,前述した架橋片3の裏面とスリット41の床板裏面側内壁41aとの押圧接触と,床板4の側面40とスペーサ片2の側面との押圧接触によって床板を固定した状態となっているが,前述した床板固定具1の構造により,従来技術として説明したT字状の固定具〔図9(B)参照〕に比較して,スペーサ片2が架橋片3の上方にも存在することにより,床板4の側面40と床板固定具1との接触面積の増大が得られ,これにより接触抵抗の増大が得られるものとなっている。
しかも,スペーサ片2の側面23には,図5の実施形態において,該スペーサ片の上下方向を長さ方向とする凸条,従って,前記床板4の側面のスリット長手方向に対して直交方向を成す凸条22が形成されているために,スペーサ片2の側面23と床板4の側面40との接触抵抗も増大している。
更に,床板固定具1の固定に,前述したように目地幅W2よりも大径の頭部71を有する皿螺子7を使用する場合には,この皿螺子7を締め込んでいくと皿螺子の頭部71に設けられた傾斜側面71aが床板4の上端角部に形成された面取り部43に接触・押圧されることとなるために,この皿螺子の頭部71における傾斜側面71aと床板4との接触抵抗によっても床板4の移動が規制されている。
更に,スペーサ片2の幅方向における両端に,V字状の変形部24を設けた構成にあっては,この変形部24が弾性復帰しようとする力によって床板4の側面40に押圧されていると共に,床板4が長手方向に移動しようとした際に,床板と共にその先端部が移動しようとするために,いずれか一方の変形部24が外向きに広がろうとするために,床板4の側面40に対する接触抵抗が更に増大する。
そのため,床板4と床板固定具1との接触状態は,床板4上を人が歩行等した場合のように,通常の使用状態で加わる力に対しては,床板4が移動しないように固定するに十分な力を発生する。
一方,例えば床板4が気温や湿度の変化に伴って膨張,収縮することにより,床板4の寸法自体が変化して,床板固定具1との接触位置を移動させようとする極めて強い力が生じた場合には,床板4と床板固定具1とは前述したように釘や螺子釘,接着剤等による直接的に固着は行われていないために,床板4の移動を許容し得るものとなっている。
その結果,床板4のこのような膨張,収縮に伴う寸法変化が生じても,床板固定具1が破損し,床板固定具1を支持材5に固定する螺子釘7が外れ,更には,床板4に反りや歪み等の変形が生じることを好適に防止することができる。
なお,図2に示したように,尖鋭状頂部22aを凸条22の幅方向のいずれか一方寄りに偏って配置した凸条22を備える床板固定具1にあっては,この床板固定具1の凸条22が床板4の側面に対して図6(A),(B)に示すように接触しているものとすると,この床板固定具1が床板4の移動を規制しようとする力は,図6(B)に矢印B方向に移動しようとする床板4を規制する場合に比較して,図6(A)に記載した矢印A方向に移動しようとする床板4を規制する力の方が強くなる。
すなわち,上記の例において,図6(A)に示すように床板4が図中矢印Aの方向に移動する場合,可撓性材料によって形成された床板固定具1の凸条22は,頂部22aが床板4の移動に引かれて図中矢印aに示すように,外向きに広がるように変形する。その結果,この凸条22の変形によって床板4の側面40との接触抵抗は増大する。
一方,図6(B)に示すように,床板4が図中矢印B方向に移動する場合,可撓性材料によって形成された床板固定具1の凸条22は,頂部22aが床板4の移動に引かれて図中矢印bに示すように,内向きに狭まるように変形する。その結果,上記形状の凸条22を設ける場合,床板固定具1は,矢印B方向へ移動しようとする床板4に対し,矢印A方向に移動しようとする床板4の移動をより強固に規制する。
以上のように,図2に示した床板固定具1にあっては,向きによって床板4の移動に対する規制力が異なることから,例えば図6(C)に示すように床板4の長手方向における所定間隔毎に,床板固定具1(1a〜1d)を,例えば交互に逆向きとなるように配置して,床板4が図6(A)中矢印A方向に移動しようとしたときには,床板固定具1a,1cにより,逆に図6(B)中の矢印B方向に移動しようとした場合には床板固定具1b,1dにより強固に移動を規制する作用を発揮させて,床板4が長手方向のいずれの方向に対しても移動しないようにしても良い。
また,例えば図6(D)に示すように,床板4の長手方向の一端を横木等に突合させてその移動を規制した状態で,この横木から離間する方向への床板4の移動に対する規制力が大きくなるように床板固定具1(1a,1b)を取り付けるようにしても良く,このように構成する場合には,床板4の一端が常に横木に突合した状態に維持される。
なお,図6(D)に示したように床板4及び床板固定具1(1a,1b)を取り付ける場合には,予期せざる大きな力が床板4に加わる等して万が一にも床板4が横木より離間する方向に移動してしまった場合であっても,床板4を,一端を横木に突合させた原位置に自動的に麩付きさせることができる。
すなわち,図6(E)に示すように,一端が横木から離間した状態にある床板4が膨張して寸法を増大するように変形した場合,床板固定具1bに対して床板固定具1aの方が移動を規制する力が弱い。そのため,床板4は図6(E)中に破線で示すように横木側の端部を横木に近付けるように膨張する。
一方,床板4が収縮して寸法を減少する場合には,床板固定具1aに比較して床板固定具1bの規制力が弱いために,床板は,同図中右側の端部を縮めるように変形する結果,床板4の膨張,収縮に伴って床板4が自ら横木と突合した原位置(施工時の位置)に自動で復帰させることもできる。
1 床板固定具
2 スペーサ片
21 釘孔
22,22’ 凸条
22a 頂部(凸条の)
23(23a〜23d) 側面
24 変形部
3 架橋片
4 床板
40 側面
41 スリット
41a スリットの床板裏面側内壁
42 裏面(床板の)
43 面取り部
43a 上端(面取り部の)
43b 下端(面取り部の)
5 支持材(根太)
6 束柱
7,7’ 螺子釘(皿螺子)
71 頭部
71a 傾斜側面
9 設置面(基礎)
100 床板固定具
101 フランジ部
102 釘孔
103 係止爪
110 床板固定具
111 架橋片
112 中間片
113 釘孔

Claims (5)

  1. 幅方向の両端を成す側面のそれぞれに,長さ方向にスリットが形成された床板を固定対象とする床板固定具において,
    隣接配置された2枚の床板のそれぞれの側面に形成された前記スリットに挿入されて,隣接配置された2枚の床板間を架橋する架橋片と,前記架橋片の幅方向における中間位置より前記床板の表裏面方向に突出し,隣接配置される2枚の床板の前記側面間に挟持されるスペーサ片を,可撓性合成樹脂材料により一体形成し,
    前記スペーサ片に,該スペーサ片を前記突出方向に貫通する釘孔を形成すると共に,
    前記床板の前記側面と接触する前記スペーサ片の側面に,前記床板側面の長さ方向の直交方向に列条を成す凸条を複数形成したことを特徴とする床板固定具。
  2. 平面視における前記各凸条の頂部形状を尖鋭状に形成し,前記凸条が形成された前記スペーサ片の側面を鋸歯状に形成したことを特徴とする請求項1記載の床板固定具。
  3. 前記各凸条の頂部を,前記凸条の幅方向における一方側に偏って配置したことを特徴とする請求項2記載の床板固定具。
  4. 前記架橋片の下端から前記スペーサ片の下端迄の長さを,固定対象とする前記床板の裏面から前記スリットの床板裏面側内壁迄の高さに対して僅かに短く形成したことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の床板固定具。
  5. 表面側における幅方向両端の角部が面取りされて面取り部が形成された床板を固定対象とし,前記架橋片の下端から前記釘孔の形成位置における前記スペーサ片の上端迄の高さを,固定対象とする前記床板のスリット内に形成された床板裏面側内壁から前記面取り部の下端迄の高さと略同一高さに形成したことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の床板固定具。
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