JP2011074509A - 壁紙用裏打ち紙 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塩化ビニルペースト等の塗工時、或いはその後の乾燥工程において毛羽立ちの発生が少なく、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性を確保するために層間強度を低めにコントロールすることが可能であり、ブリスター状の面荒れが発生しない壁紙裏打ち紙を提供する
【解決手段】 少なくとも木材パルプと融点が50℃以上110℃未満のワックスとを含むスラリーを抄紙した基紙からなり、前記ワックスの紙中含有率が0.005質量%以上0.1質量%未満の範囲である。ワックスはパラフィン系ワックスおよびポリエチレン系ワックスであることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、塩化ビニル壁紙等に使用される壁紙用裏打ち紙に関する。
壁紙は、一般住宅、ホテル、病院等における室内のインテリアのために、長期間壁に貼付して使用される。壁紙には塩化ビニル壁紙(以下、ビニル壁紙と称す)、オレフィン壁紙、織物壁紙、紙壁紙、無機質壁紙等があるが、これらの壁紙は、塩化ビニル樹脂層、オレフィン樹脂層、織物層、紙層、無機質層等の化粧層と、該化粧層を保持するための裏打ち紙により構成されている。
ビニル壁紙は、ビニルペーストを裏打ち紙の表面に塗工し、塗工物がゲル化した後、印刷、発泡、エンボス等の加工を行って製品化される。ビニル壁紙は織物壁紙等に比較して安価であるため広く用いられているが、塩化ビニル樹脂層表面に裏打ち紙のパルプ繊維の毛羽立ちが原因となる突起ができ、この部分に印刷不良(白抜け)が発生するという問題がある。特に、近年ビニルペースト加工工程の高速化により、裏打ち紙表面に対してこれまでより大きなせん断力が加わるようになり、パルプの繊維を起こす力が大きくなるために、上記の諸問題が従来以上に発生しやすくなってきており、この解決が望まれている。
上記諸問題に対する対策の一つとして、紙中にガラス転移温度が20℃以上100℃以下のアクリル系樹脂を外添させ、ステキヒトサイズ度が20秒以上120秒以下で、かつJIS P 8139(板紙のすき合わせ層の剥離強さ試験方法)のB法に準じて測定した紙層間強度が20N/m 以上35N/m以下の範囲とし、加工工程において発生する表面の毛羽立ちが少ないだけでなく、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性が良い上、オープンタイムが長く、施工時の作業性に優れる壁紙用裏打ち紙が提案されている(特許文献1)。
特開2006−97208号公報
しかし、特許文献1に開示された壁紙用裏打ち紙は、ガラス転移温度が20℃〜100℃のアクリル系樹脂を2g/m〜7g/mも含浸させるため、生産コストが高くなり、また、塩化ビニルペーストを塗工後や、加熱してゲル化する際や、またはその後印刷されてエンボス加工直前の発泡(加熱)工程等で蒸発した有機溶剤が原紙側を通過しにくくなるためにブリスター状の面荒れ(裏打ち紙とビニル層の間の膨れ)が発生しやすいという問題があった。
また、壁紙用裏打ち紙の表面強度が低いと、紙表面の繊維が毛羽立ちやすくなり、印刷不良の原因となると考えられる。毛羽立ちを抑制するために表面強度を高くする一般的な方法として、(1)バインダーの外添量を増やす、(2)使用する木材パルプの叩解を強化する、等があるが、(1)ではバインダーが紙層内部に浸透する、(2)では繊維間結合が強化される、ことにより層間強度が高くなり、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性が悪化する。
したがって本発明の目的は、塩化ビニルペースト等の塗工時、或いはその後の乾燥工程において毛羽立ちの発生が少なく、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性を確保するために層間強度を低めにコントロールすることが可能であり、前述したブリスター状の面荒れが発生しない壁紙裏打ち紙を提供することにある。
本発明者等は、上記の諸目的を達成すべく鋭意検討した結果、特定の融点を有するワックスを一定の範囲で紙中に内添させることにより、良好な結果を得ることができることを見出し、本発明に到達した。
即ち本発明は、少なくとも木材パルプと融点が50℃以上110℃未満のワックスとを含むスラリーを抄紙した基紙からなり、前記ワックスの紙中含有率が0.005質量%以上0.1質量%未満の範囲で含有することを特徴とする壁紙用裏打ち紙である。
前記ワックスがパラフィン系ワックスおよびポリエチレン系ワックスであることがこのましく、さらに、前記ワックスがカチオン性エマルジョンとして木材パルプを含むスラリー中に混合されることが望ましい。
本発明のビニル壁紙用裏打ち紙は、高価な材料を使用しないにもかかわらずビニルペースト塗工程において裏打ち紙の表面繊維が起き上がらないので毛羽立ちの発生が少なくなり、また、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性を確保するために層間強度を低めにコントロールすることが可能で、ブリスター状の面荒れが発生せず、抄造時に原料スラリーがワイヤー上に押し出される際に発生する泡由来の欠陥が発生しない。また、ワックスをカチオン性エマルジョンとしてパルプスラリー中に混合すると、少量の添加でも毛羽立ちの発生を抑えることが可能となる。
本発明の壁紙用裏打ち紙は、少なくとも木材パルプと融点が50℃以上110℃未満のワックスとを含むスラリーを抄紙した基紙からなり、前記基紙中に前記ワックスを基紙中の木材パルプ絶乾質量に対し0.005質量%以上0.1質量%未満の範囲で含有する。これにより、ウェットプレス後の湿紙がドライヤーロールへ接触した後の剥離が容易となるため、毛羽立ちを減らすことが可能であると共にドライヤーロールへ付着する紙粉も減らすことができ、操業性を改善することも可能となる。
<ワックス>
本発明において、ワックスとは常温で個体、加熱すると液体になる有機物であり、具体的には、蜜蝋、鯨蝋、木蝋、パラフィン系ワックス、マイクロクリスタリンワックス等の天然ワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレン系ワックス、油脂系合成ワックス(脂肪酸エステル系、脂肪酸アミド、ケトン・アミン類)、水素硬化油等の合成ワックス等を挙げることができる。本発明においては、比較的安価に入手できるという点で、パラフィン系またはポリエチレン系のワックスを用いることが好ましい。
また、本発明においては、前記ワックスの中でも、融点が50℃以上110℃未満のワックスを用いる。通常抄紙時におけるドライヤー(多筒ドライヤー、ヤンキードライヤー等)の温度が110℃程度であるので、前記ワックスの融点が110℃以上の場合には紙中に存在するワックスがドライヤーの熱で融解しないため、ドライヤーロールから紙の剥離性が不十分となり、毛羽立ちを減らすことができない(ドライヤーロールから紙の剥離性向上効果が見られない)。一方、融点が50℃未満の場合には、倉庫等で保管中に前記ワックスの融解や流動が発生して、裏打ち紙の品質が変化するため好ましくない。なお、毛羽立ち抑制効果が大きいという点で、特に好ましい融点の範囲は55℃〜100℃である。
本発明においては、裏打ち紙中に前述したワックスを紙中含有率が0.005質量%以上0.1質量%未満の範囲となるように含有する。前記ワックスの紙中含有率が0.005質量%未満の場合は、ドライヤーからの剥離性が不十分であり、毛羽立ちを減らすことができない。毛羽立ちを減らすためには0.005質量%以上含有することが必要であるが、0.007質量%以上であることが好ましい。一方、前記ワックスの紙中含有率を0.1質量%以上とすると、紙の表面強度が低下するため毛羽立ちが悪化する傾向にある。更にワックスの含有率が多いと抄造時の原料スラリーがワイヤー上に押し出される際に泡が発生しやすくなり、泡によるシート欠陥が発生する。また、ヤンキードライヤーで乾燥する場合は紙が乾燥途中でヤンキードライヤーから剥離して浮いてしまうため、乾燥効率が悪化する。ワックスの紙中含有率は0.09質量%以下が好ましい。
本発明においては、後述する木材パルプのスラリーにワックスを混合分散しこれを抄紙する。このため、前記ワックスは乳化(エマルジョン化)されていることが望ましく、特にカチオン性エマルジョンであることが好ましい。カチオン性であることにより、酸性抄きの場合、パルプスラリー中で安定的に均一に分散し、アニオン性の木材パルプ表面に容易に吸着することが可能となり、ワックスの歩留まりが向上する。中性抄きの場合も、同様にアニオン性の木材パルプ表面に吸着することが可能であり、歩留まりが高い。
一方、前記ワックスエマルジョンが非イオン性の場合、歩留まりが低く効果が小さくなる傾向にある。また、前記ワックスエマルジョンがアニオン性の場合、酸性抄きの場合、原料スラリー中では不安定でワックス粒子が凝集するために分布が不均一となるため、ドライヤーから紙の剥離性向上効果が小さくなる傾向にある。更に、凝集したワックス粒子が抄紙機の配管に付着して汚れが発生する傾向にある。ただし、中性抄きの場合、パルプスラリー中に硫酸バンド等のカチオン性の薬品を添加することにより、アニオン性の木材パルプ表面にアニオン性のワックスエマルジョンを吸着させることが可能である。
毛羽立ちを抑制するためには、表面強度を高くすればよいが、そのためには、(1)バインダーの外添量を増やす、(2)使用する木材パルプの叩解を強化する、等を行うことが考えられる。しかし、(1)ではバインダーが紙層内部に浸透すること、(2)では繊維間結合が強化されることになるため層間強度が高くなり壁面から壁紙を剥離する際のピール適性が悪化するという問題があった。本発明においては、毛羽立ちを改善できる上に層間強度を低くすることが可能であり、上記の問題を解決できる。
<パルプ>
本発明の壁紙用裏打ち紙に使用する基紙は、針葉樹の晒しクラフトパルプ(NBKP)、広葉樹の晒しクラフトパルプ(LBKP)、砕木パルプ(GP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)を、単独または任意の配合率で混合して抄紙したものである。、脱墨パルプ(DIP)を用いることも可能であるが、寸法安定性が悪くなるため配合しない方が好ましい。また上記木材繊維以外に、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂繊維、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂繊維、ナイロン等のポリアミド系樹脂繊維、ポリ塩化ビニル等の含ハロゲン系樹脂繊維等の合成繊維を配合しても良い。
本発明においては、使用するパルプのカナダ標準濾水度(CSF)を450ml〜550mlに調整することが好ましい。パルプのCSFは、前記した少なくとも1種のパルプを叩解して上記範囲に調整すれば良い。2種類以上のパルプを使用する場合には、別々に叩解したパルプを混合して上記範囲にしても、予め混合したパルプを叩解して上記範囲に調整してもよい。パルプのCSFが450mlより小さいと、水性の糊を用いて施工する際に、壁紙の伸びが大きくなるだけでなく乾燥時の収縮も大きくなり、隣同士に貼った壁紙の目開き(隙間)が大きくなるので好ましくない。更に、繊維間結合が強化されるため、層間強度が高くなり、壁面から壁紙を剥離する際のピール適性が悪化する。パルプのCSFが550mlより大きいと紙力が不十分になるため、ビニルペースト等の塗工時に断紙が発生し易くなる上、原紙に毛羽立ちが発生し易くなるので好ましくない。
<その他>
本発明の壁紙用裏打ち紙には、不透明度を向上させるために、填料を1〜30質量%含有させることが好ましい。上記填料としては、一般の抄紙において使用される填料の中から適宜選択した、少なくとも1種を使用することができる。
このような填料としては例えば、カオリン、焼成カオリン、デラミネーティッドカオリン、クレー、焼成クレー、デラミネーティッドクレー、イライト、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム−シリカ複合物、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化珪素、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化亜鉛などの無機填料、及び、尿素−ホルマリン樹脂、ポリスチレン樹脂、フェノール樹脂等の有機填料などが挙げられ、前述したパルプスラリーに混合して抄紙する。本発明においては、上記の填料の中でも、ビニルペースト塗工時のブリスター(裏打ち紙と塩化ビニル層との間の膨れ)の発生を抑制することが可能である、焼成クレーを使用することが好ましい。
本発明の壁紙用裏打ち紙に、表面強度を高めるために水溶性高分子及び/または水分散性高分子(バインダー)を含有する塗工液を、少なくとも化粧層を設ける側の表面に塗工することが好ましい。例えば、ビニル壁紙の場合には、壁紙用裏打ち紙の表面に塩化ビニルペーストを塗工し、加熱してゲル化させた後、印刷工程に付されて塩化ビニル層が化粧層となる。このとき壁紙用裏打ち紙の表面強度が低いと、化粧層の塗工時に紙表面の繊維が毛羽立ち、ゲル化後に該毛羽立ち部が壁紙表面で突起状となり、印刷不良の原因となる。
水溶性高分子として、酸化澱粉、酵素変性澱粉等の各種変性澱粉、ポリビニルアルコール、ポリアクリルアミド、カルボキシメチルセルロース、カゼイン等を、また、水分散性高分子として、スチレン・ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタアクリレート・ブタジエン共重合体ラテックス、アクリル系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン等を適宜単独又は併用して使用することができる。
特に、ポリビニルアルコールは、壁紙用裏打ち紙の表面の繊維の毛羽立ちを抑制する効果が大きくなるために特に好ましい。さらに、ポリビニルアルコールのケン化度は高い方が毛羽立ち抑制効果が大きい。このため、本発明においてはケン化度90以上のポリビニルアルコールを用いることが好ましい。また、ポリビニルアルコールの重合度は、低いと毛羽立ち抑制効果が小さく、高いと、塗工液粘度があがり、塗工性が悪くなる傾向にある。このため、本発明においてはポリビニルアルコールの重合度は1000〜2000であることが好ましい。
本発明においては、壁紙用裏打ち紙に難燃性を付与することもできる。難燃性を付与するためには、前述した塗工液に難燃剤を含有するして塗布または含浸させるか、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム等を、填料として更に裏打ち紙中に配合することが好ましい。前記難燃剤としては、スルファミン酸グアニジン、スルファミン酸グアニジンメチロール化物、リン酸グアニジン、スルファミン酸アンモニウム、ポリリン酸アンモニウム等を単独または混合して使用することができる。
本発明の壁紙用裏打ち紙には、通常の紙と同様にサイズ剤が内添及び/又は外添されていてもよい。サイズ剤としては、酸性抄きの場合、ロジン系サイズ剤、ロジンエマルジョン系サイズ剤、α−カルボキシルメチル飽和脂肪酸等を使用することができる。また、中性抄きの場合には、中性抄紙用ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水コハク酸、カチオンポリマー系サイズ剤を使用することができる。サイズ剤の添加量は特に限定されるものではないが、ステキヒトサイズ度で10秒以上となるように使用することが好ましい。また、サイズプレス等を用いた外添においても、ロジン系、合成樹脂
系等の表面サイズ剤を使用することが可能である。
また、本発明の壁紙用裏打ち紙においては、品質に影響のない範囲で、定着剤、乾燥紙力剤、湿潤紙力剤、硫酸バンド、歩留り向上剤、染料を内添薬品として使用することができる。更にサイズプレス等を用いて塗工又は含浸させる外添薬品として、表面紙力剤、染料、顔料(クレー、カオリン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、シリカ等)等を使用することができる。
本発明の壁紙用裏打ち紙の坪量は、40g/m以上120g/m以下であることが好ましい。坪量が40g/m未満であると強度が低く、加工時に断紙が発生し易くなる。また、坪量が120g/mを超えると壁紙に加工した時に硬くなりすぎ、施工が困難となるという欠点が生じる。
本発明の壁紙用裏打ち紙は公知の抄紙機によって適宜製造することができ、その抄紙条件は特に限定されるものではない。抄紙機としては、長網抄紙機、ツインワイヤー抄紙機、円網抄紙機等を使用することができる。
本願発明の壁紙裏打ち紙の層間強度は、30〜40N/mの範囲に調整することが好ましい。一般的な印刷用紙や板紙等の用紙においては、層間強度の高いことが要求されるが、本願発明における壁紙裏打ち紙においては、リフォーム時に壁紙を剥がす際に裏打ち紙の層間で容易に剥れるように層間強度を一定範囲に調整する必要がある。裏打ち紙の層間強度が40N/mを超えると、リフォーム時に壁紙を剥がす際に強い力を要するばかりでなく、剥がした際に裏打ち紙の一部は壁紙側に、一部は壁側に残り、壁面に凹凸が生じるため、次に貼合する壁紙を綺麗に貼ることができなくなるといった不具合等が発生する場合がある。また、層間強度が30N/m未満であると、剥がす際に層間以外の箇所がちぎれ、やはり壁面に凹凸が生じる問題が発生することがある。
このようにして製造される本発明の壁紙用裏打ち紙は、塩化ビニルペースト等を塗工した際等に、表面に発生する毛羽立ちが少ないという特徴を有する。尚、毛羽立ちの評価は、アプリケータを用いて塩化ビニルペーストを塗工した時に発生する、塩化ビニル塗工面の毛羽立ち個数(凸部の数)を数えることによって行うことができる。
本発明の壁紙用裏打ち紙の上層に、化粧層を設けて壁紙とする。例えば、化粧層としてビニル層を設けたビニル壁紙、オレフィン層を設けたオレフィン壁紙、織物層を設けた織物壁紙、紙層を設けた紙壁紙、無機質層を設けた無機質壁紙等の壁紙製品が挙げられる。何れの場合にも、化粧層となる層を設けた後に、必要に応じて印刷したり、発泡処理やエンボス処理を行ったりして化粧層とする。本発明はビニル壁紙用の裏打ち紙として好適に使用することができるが、それ以外の壁紙の裏打ち紙としても利用することができる。
以下に、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれによって限定されるものではない。なお、実施例及び比較例で作製したビニル壁紙用裏打ち紙については、下記に示した方法によって毛羽立ち、層間強度(ピール適性)、抄造時の泡立ち由来の欠陥の発生頻度、ブリスター状の面荒れを評価した。
<ワックスの紙中含有率の測定>
1.ワックスを含有しない原紙に、濃度を変更したワックスを原紙に均一に含浸後乾燥させ、前記ワックスの含有率を変更したサンプルを作製する。前記ワックスの紙中含有率(%)は以下の式にて算出する。原紙に均一に含浸させるために、減圧容器内に前記ワックスと原紙を投入して、原紙から泡が発生しなくなるまで減圧処理を行う。
Figure 2011074509
2.前記サンプルと含浸前の原紙についてGC−MS分析を行い、前記ワックスの紙中含有率(%)と全ピーク面積の関係式を求める。
3.実施例および比較例で作製したサンプルについてGC−MS分析を行い、2の関係式より裏打ち紙に含有されるワックスの紙中含有率を算出する。
<毛羽立ちの評価>
壁紙用裏打ち紙を23℃、50RH%の環境下で24時間調湿した後、70cm(MD方向)×30cm(CD方向)となるように断裁した。なお、サンプリングに際しては、紙面を擦らないように十分注意した。ガラス板上に坪量150g/mの上質紙を2枚敷きクリップにて固定した。次に、塩化ビニル塗工面となるF面が上になるように、壁紙用裏打ち紙のサンプルをのせ、塗工厚が150μmとなるようにナイフコーターにて塗工速度2m/分で塩化ビニルペーストを塗工した後、145℃の乾燥機中に1分間入れ、塩化ビニルペーストをゲル化させた。ゲル化した塩化ビニル層表面の中央部の、CD方向に30cm×MD方向に60cmの面積中に発生した突起物(欠陥)の数を計測した。同様にして作製したサンプル4枚の計測値を合計して、1サンプル当りの突起物の数(0.72m当りの個数)とした。計測した突起物の数が5個以下である場合を○、5〜10個である場合を△、11個以上である場合を×と評価した。△以上であれば実用上問題なく使用できる。
なお、塩化ビニルペーストは塩化ビニル樹脂100部、可塑剤(DOP)58部、希釈剤5部を混合して調製した。
<層間強度の評価>
23℃、50%R/Hの雰囲気で壁紙用裏打ち紙両面にセロハンテープを貼り、抄紙方向に15mm幅に切断し試験片とする。測定時に紙層間で剥離しるようにカッターで紙層間に切れ目を入れ、JIS P8113:1998に準じて90°の角度で引張り強度を測定した。測定値が30〜40N/mであれば、ピール適性は良好であるといえる。
<抄造時の泡立ち由来の欠陥の発生頻度>
小型のテスト用抄紙機(抄造幅50cm、抄速20m/分、原料濃度0.1%)にて、オープンタイプのインレットからワイヤー上に原料を押し出して紙を抄造する際に、泡立ち由来の欠陥の発生頻度を測定した。抄造幅50cmで100m抄造し、泡立ち由来の欠陥が発生しない場合を○、1〜3個発生する場合を△、4個以上発生する場合を×と評価した。
<ブリスター状の面荒れの評価>
塩化ビニル樹脂100部、可塑剤(DOP)58部、希釈剤10部を混合して塩化ビニルペーストを調製し、壁紙用裏打ち紙に、塗工厚が200μmとなるアプリケータを用いて塩化ビニルペーストを塗工した後、210℃の送風乾燥機中で30秒間加熱することにより塩化ビニルペーストをゲル化させ、塩化ビニルペースト塗工面の表面性および平滑性を目視評価した。△以上であれば実用上問題なく使用できる。
○:ブリスター状の面荒れが見られず、塗工面が平滑
○△:ブリスター状の面荒れが僅かに見られた
△:ブリスター状の面荒れが一部に見られた
×:ブリスター状の面荒れが全面に見られた
[実施例1]
針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水度(CSF):500ml)を35質量部、広葉樹晒クラフトパルプ(CSF:500ml)を65質量部配合したパルプスラリー中に、抄紙pHが4.5になるように硫酸バンドを添加した。次に、内添サイズ剤としてアルファーカルボキシメチル飽和脂肪酸塩(商品名:NSP−S、星光PMC(株)製)を、対パルプ絶乾質量に対し0.15質量%となるように添加し、更に湿潤紙力剤としてポリアミド・エピクロルヒドリン樹脂(商品名:WS−547、星光PMC(株)製)を0.2質量%、紙力剤(ポリアクリルアミド、商品名:DS−4332、星光PMC(株)を0.1質量%添加した。さらに、ポリエチレンワックス(商品名:メイカテックスPEC−17、融点100℃、カチオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.02質量%及び、填料として焼成クレーを灰分15%となるように添加して抄紙した。抄紙に際し、ポリビニルアルコール(商品名:ポバール117、(株)クラレ製)2.5質量%の塗工液を調製し、この塗工液を工程中のサイズプレスコーターを用いて、固形分で1.0g/mとなるように塗工液を含浸させて、坪量65g/mの壁紙用裏打ち紙を製造し、毛羽立ち個数、層間強度、抄造時の泡立ち由来の欠陥の発生頻度を評価した。
[実施例2]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.007質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例3]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.08質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例4]
ポリエチレンワックスに代えて、パラフィンワックス(商品名:パラジットASZ−5、、融点55℃、カチオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.025質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例5]
パラフィンワックスの紙中含有率が0.008質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例4と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例6]
パラフィンワックスの紙中含有率が0.09質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例4と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例7]
ポリエチレンワックスとして、ノニオン性のワックス(商品名:メイカテックスPEN−O、融点100℃、ノニオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.022質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例8]
ポリエチレンワックスとして、アニオン性のワックス(商品名:メイカテックスKSP、融点100℃、ノニオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.021質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例9]
針葉樹晒クラフトパルプ(カナダ標準ろ水度(CSF):500ml)を35質量部、広葉樹晒クラフトパルプ(CSF:500ml)を65質量部配合したパルプスラリー中に、サイズ剤(アルキルケテンダイマー、商品名:AD−1604、星光PMC(株)、対パルプ0.1質量%)、湿潤紙力増強剤(ポリアミド・エピクロルヒドリン、商品名:WS−547、星光PMC(株)、対パルプ0.2質量%)、紙力剤(ポリアクリルアミド、商品名:DS−4332、星光PMC(株)、対パルプ0.1質量%)を添加した。さらに、ポリエチレンワックス(商品名:メイカテックスPEC−17、融点100℃、カチオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.02質量%及び、填料として焼成クレーを灰分15%となるように添加して抄紙した。抄紙pHは6.5であった。
抄紙に際し、ポリビニルアルコール(商品名:ポバール117、(株)クラレ製)2.5質量%の塗工液を調製し、この塗工液を工程中のサイズプレスコーターを用いて、固形分で1.0g/mとなるように塗工液を含浸させて、坪量65g/mの壁紙用裏打ち紙を製造し、毛羽立ち個数、層間強度、抄造時の泡立ち由来の欠陥の発生頻度を評価した。
[実施例10]
ポリエチレンワックスに代えて、パラフィンワックス(商品名:パラジットASZ−5、、融点55℃、カチオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.022質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例9と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例11]
ポリエチレンワックスとして、ノニオン性のワックス(商品名:メイカテックスPEN−O、融点100℃、ノニオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.020質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例9と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[実施例12]
ポリエチレンワックスとして、アニオン性のワックス(商品名:メイカテックスKSP、融点100℃、ノニオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.023質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例9と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例1]
ポリエチレンワックスを添加せずに抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例2]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.001質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例3]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.3質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例4]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.7質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例5]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.002質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例6]
ポリエチレンワックスの紙中含有率が0.25質量%になるように添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例7]
ポリエチレンワックスとして、高融点のワックス(商品名:メイカテックスHP−630E、融点135℃、カチオン性、明成化学工業(株)製)を紙中含有率が0.02質量%となるよう添加して抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造した。
[比較例8]
ポリエチレンワックスを添加せずに抄紙した以外は実施例1と同様にして壁紙用裏打ち紙を製造し、これにスチレン・アクリル系樹脂エマルジョン(商品名:2E−735、ガラス転移温度55℃、アニオン性、日本エヌエスシー社製)2重量%からなる水溶液をサイズプレス方式にて含浸させ、紙中の樹脂含有量が2g/mとなるようにして壁紙用裏打ち紙を製造した。
実施例及び比較例で作製したビニル壁紙用裏打ち紙について、評価した結果を表1〜3にまとめる。
Figure 2011074509
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本発明に相当する実施例1〜12においては、毛羽立ち、泡立ち由来の欠陥の発生頻度ともに良好な壁紙を作成することができた。なお、ノニオン性のポリエチレンワックスを使用した実施例7、11は歩留まりが低いために毛羽立ちを良好にするためには大量に添加する必要があり、泡立ち由来の欠陥の発生頻度が高くなった。また、抄紙pHが酸性でアニオン性のポリエチレンワックスを使用した実施例8においては、カチオン性のポリエチレンワックスを同程度の含有する実施例1に比べて毛羽立ちが発生しやい傾向にあった。
一方、ワックスを含有しない比較例1、ワックスの紙中含有量が0.005質量%未満の比較例2、比較例5においては毛羽立ちが多く発生した。ワックスの紙中含有量が0.1質量%以上の比較例3、比較例6においては、泡立ち由来の欠陥の発生頻度が高く、毛羽立ちが発生しやい傾向にあった。ワックスの含有量が0.1質量%よりかなり高い比較例4においては、泡立ち由来の欠陥の発生頻度が高い上に毛羽立ちが悪化した。また、ワックスの融点が110℃より高い比較例7においては毛羽立ちが多く発生した。
また、ガラス転移温度がガラス転移温度55℃のスチレン・アクリル系樹脂を外添させた比較例8ではブリスター状の面荒れが発生した。

Claims (3)

  1. 少なくとも木材パルプと、融点が50℃以上110℃未満のワックスとを含むスラリーを抄紙した基紙からなり、前記ワックスの紙中含有率が0.005質量%以上0.1質量%未満の範囲であることを特徴とする壁紙用裏打ち紙。
  2. 前記ワックスがパラフィン系ワックスおよびポリエチレン系ワックスであることを特徴とする請求項1に記載された壁紙用裏打ち紙。
  3. 前記ワックスがカチオン性エマルジョンとして前記木材パルプを含むスラリー中に混合されることを特徴とする請求項1または2に記載された壁紙用裏打ち紙。
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