JP2011074133A - 粘着シートおよび使い捨てカイロ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の粘着シートは、基材の少なくとも片面側に、ウレタン系樹脂又はスチレン系共重合体を含有し、かつ中空微小球状体及び気泡を含有する粘着剤層を有することを特徴とする。また、本発明の使い捨てカイロは、本発明の粘着シートを、発熱体収容袋の袋体構成部材として含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
また、粘着剤層を形成するベースポリマーとしてスチレン系共重合体を用いた場合であっても、発泡構造の効果により、ヒートシール時に不織布基材に粘着剤が含浸することを低減することができる。
本発明の粘着シートにおける基材としては、特に限定されないが、例えば、紙などの紙系基材;布、不織布、ネットなどの繊維系基材;金属箔、金属板などの金属系基材;プラスチックのフィルムやシート(多孔質フィルムを含む)などのプラスチック系基材;ゴムシートなどのゴム系基材;発泡シートなどの発泡体やこれらの積層体(特にプラスチック系基材と他の基材との積層体や、プラスチックフィルム(又はシート)同士の積層体など)等の適宜な薄葉体を用いることができる。上記の中でも、プラスチック系基材(特に、プラスチックフィルムやシート)、繊維系基材(特に、不織布)が好ましい。
本発明の粘着シートにおける、本発明の粘着剤層(ウレタン系樹脂又はスチレン系共重合体を含有し、かつ、中空微小球状体及び気泡を含有する粘着剤層)は、ウレタン系樹脂又はスチレン系共重合体(ウレタン系樹脂及びスチレン系共重合体からなる群より選ばれた少なくとも1種のポリマー)、中空微小球状体及び気泡を必須の成分として含む。即ち、本発明の粘着剤層は、ウレタン系樹脂をベースポリマーとして含有するウレタン系粘着剤層(ウレタン系樹脂、気泡及び中空微小球状体を必須成分とする粘着剤層)、又は、スチレン系共重合体をベースポリマーとして含有するスチレン系粘着剤層(スチレン系共重合体、気泡及び中空微小球状体を必須成分とする粘着剤層)である。
上記のウレタン系樹脂としては、特に限定されず、公知慣用のウレタン系粘着剤に用いられるウレタン系樹脂を用いることが可能である。このようなウレタン系樹脂としては、例えば、ポリイソシアネート系化合物とポリオール系化合物から形成されたウレタン系樹脂を用いることができる。なお、ウレタン系樹脂は、単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
上記のスチレン系共重合体としては、スチレンを含む単量体成分から構成される共重合体であり、特に限定されず、公知慣用のスチレン系粘着剤に用いられるスチレン系エラストマーなどのスチレン系共重合体を用いることが可能である。上記のスチレン系共重合体としては、例えば、スチレン・ブタジエン共重合体(SB)、スチレン・イソプレン共重合体(SI)、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIS)、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体(SEBS)、スチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体(SEPS)、スチレン・エチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体(SIPS)、スチレン・エチレン・プロピレンブロック共重合体(SEP)などが挙げられる。スチレン系共重合体としては、上記の中でも、スチレン系ブロック共重合体が好ましく、より好ましくはSIS、SBS、特に使い捨てカイロ用途に好適な粘着特性を実現する観点から、さらに好ましくはSISである。スチレン系共重合体は、単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
本発明の粘着剤層は、気泡を必須成分として含有する。気泡を含有することにより、粘着剤層の弾力性、柔軟性が向上する。これにより、例えば、該粘着剤層を用いた本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして使用する場合の使用感、特に、皮膚に直に貼付して用いる(直貼りの)場合のカイロ用粘着シートの使用感が良好となる。また、被着体に対する密着性が向上する。このため、例えば、本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして使用する場合のカイロ用粘着シートの保持力(長時間剥離しないで貼付可能な特性)が向上する。さらに、低コストで上記特徴を達成することができる。また、中空微小球状体のみを用いた場合と比べて、発泡構造のサイズを小さくしやすい傾向にあるため、薄層の粘着シートを形成する際などに好ましい。
気泡含有量(体積%) = 100−[{密度(a)/密度(b)}×100]
本発明の粘着剤層は、中空微小球状体を必須成分として含有する。中空微小球状体を含有することにより、粘着剤層の弾力性、柔軟性が向上する。これにより、例えば、該粘着剤層を用いた本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして使用する場合の使用感、特に、皮膚に直に貼付して用いる(直貼りの)場合のカイロ用粘着シートの使用感が良好となる。また、被着体に対する密着性が向上する。このため、例えば、本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして使用する場合のカイロ用粘着シートの保持力(長時間剥離しないで貼付可能な特性)が向上する。さらに、中空微小球状体は、ガス成分が殻に閉じこめられているため、粘着剤層に圧力が加わった場合にも、潰れて、ガス成分が粘着剤層外に放散することがない。また、中空微小球状体が形状を保持することにより、気泡も潰れにくくなる(中空微小球状体により圧力で粘着剤層全体が潰れにくくなり、気泡も潰れにくくなる)。このため、粘着剤層の発泡構造が潰れにくくなり、圧力下においても、弾力性、柔軟性、密着性が維持される。このため、例えば、本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして長時間使用(特に、シートに圧力が加わるような状態で長時間使用)した場合であっても、粘着シートの良好な使用感が維持される。また、保持力が特に向上する。
本発明の粘着剤層は、必要に応じて、界面活性剤を含んでいても良い。界面活性剤としては、例えば、ノニオン系(非イオン系)界面活性剤、イオン系界面活性剤、両性界面活性剤などが挙げられる。中でも、ノニオン系界面活性剤が特に好ましい。
本発明の粘着剤層は、必要に応じて、粘着付与樹脂(「粘着付与剤」とも称する)を含んでいても良い。粘着付与樹脂としては、特に限定されないが、例えば、石油樹脂(脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹脂など)、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、水添テルペン系樹脂、クマロン・インデン系樹脂などが挙げられる。これらの粘着付与樹脂は単独又は、2種以上組み合わせて使用できる。なお、上記の中でも、気泡形成ガスが粘着剤層から抜けにくい観点から、テルペン系樹脂(テルペン系粘着付与樹脂)、水添テルペン系樹脂(水添テルペン系粘着付与樹脂)が特に好ましい。
本発明の粘着剤層には、前記必須成分(ベースポリマー、中空微小球状体、気泡)や界面活性剤、粘着付与樹脂以外にも、必要に応じて、適宜な添加剤が含まれていてもよい。例えば、架橋剤(例えば、ポリイソシアネート系架橋剤、シリコーン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アルキルエーテル化メラミン系架橋剤など)、可塑剤、充填剤、老化防止剤、着色剤(顔料や染料など)などが挙げられる。
なお、粘着シートから、予め所定厚みの粘着剤層を採取した後に、粘着剤層の重量及び体積を測定することにより、密度を算出してもよい。
発泡倍率(倍)=(非発泡粘着剤層の密度)/(測定対象である粘着剤層の密度)
本発明の粘着シートには、粘着剤層表面(粘着面)を保護するために、使用時まで、粘着面上に剥離ライナーが設けられていてもよい。剥離ライナーは、該剥離ライナーにより保護されている粘着面を利用する際に(即ち、粘着シートを被着体に貼付する際に)剥離される。
本発明の粘着シートは、上記の基材(プラスチックフィルムや多孔質フィルム等のプラスチック系基材や不織布等の繊維系基材など)の少なくとも片面側に、上記の本発明の粘着剤層を設けることにより得ることができる。
ウレタン系粘着剤層を有する本発明の粘着シートは、例えば、下記の製造方法により得ることができる。ウレタン系プレポリマー及び熱膨張性微小球を混合し、次いで、得られた混合物に気泡形成ガスを混合して粘着剤層形成用組成物を作製する。さらに、該粘着剤層形成用組成物を基材上に塗布し基材上に粘着剤層形成用組成物の層(塗布層)を形成した後、該塗布層に活性エネルギー線(特に好ましくは紫外線)を照射して、前記ウレタン系プレポリマーを重合させ、さらにその後、熱膨張性微小球を膨張させて中空微小球状体として、本発明の粘着剤層を形成し、本発明の粘着シートを得る。なお、熱膨張性微小球を膨張させる工程は、塗布層を形成する前でもよい。
スチレン系粘着剤層を有する本発明の粘着シートは、例えば、下記の製造方法により得ることができる。スチレン系共重合体(特にSISが好ましい)及び熱膨張性微小球を混合し、次いで、得られた混合物に気泡形成ガスを混合して粘着剤層形成用組成物を作製する。さらに、該粘着剤層形成用組成物を基材上に塗布し基材上に粘着剤層形成用組成物の層(塗布層)を形成した後、熱膨張性微小球を膨張させて中空微小球状体として、本発明の粘着剤層を形成し、本発明の粘着シートを得る。なお、熱膨張性微小球を膨張させる工程は、塗布層を形成する前でもよい。
本発明の粘着シートをカイロ用粘着シートとして用いることにより、使い捨てカイロ(本発明の使い捨てカイロ)を製造することができる。即ち、本発明の使い捨てカイロは、構成部材[好ましくは、発熱体収容袋(袋体)の構成部材(袋体構成部材)]として、本発明の粘着シート(カイロ用粘着シート)を含む使い捨てカイロである。具体的には、例えば、本発明の粘着シートを袋体構成部材[好ましくは、被着体に貼付する側の袋体構成部材(裏材)]として用い、本発明の粘着シートとその他の袋体構成部材(表材)とをヒートシールして袋体を形成し、袋体の内部に発熱体を封入することにより、本発明の使い捨てカイロを形成することができる。
袋体中に封入される発熱体としては、従来の使い捨てカイロ等に用いられる発熱体を使用することができ、特に限定されず、例えば、鉄粉などの金属粉、活性炭、水、保水剤(木粉、バーミキュライト、けい藻土、パーライト、シリカゲル、アルミナ、吸水性樹脂など)、食塩などを用いることができる。
上記のその他の袋体構成部材(本発明の粘着シートからなる袋体構成部材以外の袋体構成部材)は、特に限定されないが、通気性や発熱体成分への酸素供給性の観点などから、通気性を有する部材であることが好ましい。例えば、多孔質フィルムと不織布などの通気性材料の積層体などが挙げられる。上記の多孔質フィルムと通気性材料の具体的な積層方法としては、特に限定されないが、例えば、接着剤を通気性材料上に塗布した後、多孔質フィルムを貼り合わせる方法などが好ましく例示される。
本発明の使い捨てカイロは、外袋に収納されてカイロ製品として販売される。上記外袋を構成する基材(外袋用基材)としては、特に制限されず、例えば、プラスチック系基材、繊維系基材(各種繊維による不織布系基材や織布系基材など)、金属系基材(各種金属成分による金属箔系基材など)などを用いることができる。このような基材としては、プラスチック系基材を好適に用いることができる。プラスチック系基材としては、例えば、ポリオレフィン系基材(ポロプロピレン系基材、ポリエチレン系基材など)、ポリエステル系基材(ポリエチレンテレフタレート系基材など)、スチレン系基材(ポリスチレン系基材の他、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体系基材など)、アミド樹脂系基材、アクリル樹脂系基材などが挙げられる。なお、外袋用基材は単層であってもよく、積層体であってもよい。外袋の厚さは、特に制限されず、例えば、30〜300μmが好ましい。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:30重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:20重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製)、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を、約80℃で、PET基材[フタムラ化学(株)製、商品名「FE2001」、38μm]の片面上に、塗布量150g/m2で塗布(塗工)し、気泡含有組成物の塗布層を形成した。
なお、上記の気泡含有組成物の作製から塗布層の形成までは、塗工機を用いて行った。
さらに、紫外線照射装置[フュージョン・ユーブイ・システムズ・ジャパン株式会社製]により、240W/cmの条件で紫外線を照射して、前記塗布層を紫外線硬化させた。その後、塗布層(紫外線硬化後)上にセパレータを貼り合わせ、ロール状に巻き取り、110℃の温度下で熱膨張性微小球を膨張(発泡)させ、本発明の粘着シート(PET基材)を得た。
また、上記PET基材を、多孔質フィルムをラミネートした不織布[東洋紡績(株)製、商品名「ZS0025」、170μm]に変更した以外は、上記と同様にして、本発明の粘着シート(不織布基材)を得た。なお、多孔質フィルムをラミネートした不織布の不織布側に粘着剤層を形成した。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:40重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:20重量部、エーテル系ノニオン性界面活性剤[花王(株)製、商品名「エマルゲン104P」]3重量部、及び、マイクロバルーン(非熱膨張性中空微小球状体)[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー MFL60CA」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明の粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
なお、実施例2、比較例1及び比較例3〜6においては、110℃の温度下での熱膨張性微小球の膨張の工程は行わなかった。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:40重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:20重量部、エーテル系ノニオン性界面活性剤[花王(株)製、商品名「エマルゲン104P」]3重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、本発明の粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:25重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を、約80℃で、PET基材[フタムラ化学(株)製、商品名「FE2001」、38μm]の片面上に、塗布量100g/m2で塗布(塗工)し、気泡含有組成物の塗布層を形成した。
さらに、紫外線照射装置[フュージョン・ユーブイ・システムズ・ジャパン株式会社製]により、240W/cmの条件で紫外線を照射して、前記塗布層を紫外線硬化させた。その後、塗布層(紫外線硬化後)上にセパレータを貼り合わせ、ロール状に巻き取り、110℃の温度下で熱膨張性微小球を膨張(発泡)させ、本発明の粘着シート(PET基材)を得た。
また、上記PET基材を、多孔質フィルムをラミネートした不織布[東洋紡績(株)製、商品名「ZS0025」、170μm]に変更した以外は、上記と同様にして、本発明の粘着シート(不織布基材)を得た。なお、多孔質フィルムをラミネートした不織布の不織布側に粘着剤層を形成した。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:25重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を用いた以外は、実施例4と同様にして、本発明の粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
SIS系共重合体[日本ゼオン(株)製、商品名「クインタック 3433N」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:70重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:300重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
前記気泡含有組成物を、約100℃で、PET基材[フタムラ化学(株)製、商品名「FE2001」、38μm]の片面上に、塗布量100g/m2で塗布(塗工)し、気泡含有組成物の塗布層を形成した。
次いで、塗布層上にセパレータを貼り合わせ、ロール状に巻き取り、110℃の温度下で熱膨張性微小球を膨張(発泡)させ、本発明の粘着シート(PET基材)を得た。
また、上記PET基材を、多孔質フィルムをラミネートした不織布[東洋紡績(株)製、商品名「ZS0025」、170μm]に変更した以外は、上記と同様にして、本発明の粘着シート(不織布基材)を得た。なお、多孔質フィルムをラミネートした不織布の不織布側に粘着剤層を形成した。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:30重量部、及び芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:20重量部を添加し、混合した。その後、得られた混合物100体積部に、窒素を100体積部混合し、気泡含有組成物を得た。
次いで、上記気泡含有組成物を用いた以外は、実施例1と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:35重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:10重量部、及び、熱膨張性微小球[松本油脂製薬(株)製、商品名「マツモトマイクロスフェアー F−50D」]:3重量部を添加し、混合し、混合物を得た。
次いで、気泡含有組成物のかわりに上記混合物を用いた以外は、実施例1と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
ウレタン系プレポリマー[共栄社化学(株)製、商品名「ライトタックPSA−7511」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:30重量部、及び芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:20重量部を、混合し、混合物を得た。
次いで、気泡含有組成物のかわりに上記混合物を用いた以外は、実施例1と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
SIS系共重合体[日本ゼオン(株)製、商品名「クインタック 3433N」]:100重量部に、芳香族変性テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「YSレジンTO−L」]:70重量部、芳香族変性水添テルペン系樹脂[ヤスハラケミカル(株)製、商品名「クリアロンK4090」]:300重量部を、混合し、混合物を得た。
次いで、気泡含有組成物のかわりに上記混合物を用いた以外は、実施例6と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
熱膨張性微小球を添加せず、さらに窒素を混合しなかった以外は、実施例4と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
熱膨張性微小球を添加せず、さらに窒素を混合しなかった以外は、実施例5と同様にして、粘着シート(PET基材及び不織布基材)を得た。
上記の実施例及び比較例で得られた粘着シートを、以下の評価方法に基づき評価した。評価結果は表1に示す。
(粘着剤層厚み)
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、PET基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(PET基材)を、サイズ:長さ100mm×幅100mmに切断してサンプルを作製した。
上記サンプルを、横(幅方向)からデジタルマイクロスコープで観察し、サンプルの総厚み[基材(PET基材)厚みと粘着剤層厚みの合計]を測定した。なお、デジタルマイクロスコープで観察する際には、サンプルよりセパレータを剥離した。
さらに、粘着剤層を設けていない基材(PET基材)の厚みを上記と同様に測定して、基材厚みを測定し、総厚みと基材厚みから粘着剤層厚みを算出した。
(粘着剤層の密度)
次に、サンプルの重量[基材(PET基材)と粘着剤層の合計重量]を、卓上電子天秤で測定した。さらに、粘着剤層を設けていない基材(PET基材:長さ100mm×幅100mm)の重量を卓上電子天秤で測定し、サンプルの重量と基材の重量から粘着剤層の重量を算出した。
サンプルサイズ及び上記で算出した粘着剤層厚みと粘着剤層の重量から、粘着剤層の密度を算出した。
(粘着剤層の発泡倍率)
実施例1〜6および比較例1、2について、前述の計算式[発泡倍率(倍)=(非発泡粘着剤層の密度)/(測定対象である粘着剤層の密度)]より、粘着剤層の発泡倍率を算出した。
なお、比較例3の粘着剤層は実施例1及び比較例1の非発泡粘着剤層に、比較例4の粘着剤層は実施例6の非発泡粘着剤層に、比較例5の粘着剤層は実施例4の非発泡粘着剤層に、比較例6の粘着剤層は実施例5の非発泡粘着剤層に、それぞれ対応する。
実施例2、実施例3、比較例2については、それぞれの粘着剤層に対応する非発泡粘着剤層を有する粘着シート(PET基材)を作製し、上記と同様にして、非発泡粘着剤層の密度を測定した。該粘着シートは、熱膨張性微小球を添加せず、さらに窒素を混合しなかった以外は、それぞれ、実施例2、実施例3、比較例2と同様にして作製した。実施例2の粘着剤層に対応する非発泡粘着剤層の密度は0.99g/cm3、実施例3の粘着剤層に対応する非発泡粘着剤層の密度は0.97g/cm3、比較例2の粘着剤層に対応する非発泡粘着剤層の密度は0.99g/cm3であった。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、PET基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(PET基材)から、長さ100mm×幅10mmのシート片を切り出し、短冊状のシート片を作製した。
次いで、上記短冊状のシート片からセパレータを剥離して、シート片の粘着剤層表面側を、ステンレス(SUS)板(SUS304BA板、厚さ15mm)に2kgのゴムローラー(幅:約45mm)を一往復させることにより圧着し、サンプルを作製した。上記サンプルを、23℃、40%RHの雰囲気中で30分間放置した後、引張試験機(オリエンテック社製、商品名「テンシロン」)を用いて、JIS Z0237に準拠して、引張速度300mm/分で、180°剥離試験を行い、ステンレス板に対する180°ピール引き剥がし強度(N/10mm)を測定し、「対SUS板粘着力」とした。なお、試験回数(n数)は3回とした。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、不織布基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(不織布基材)を、長さ100mm×幅10mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
測定用サンプルを皮膚に貼り付けた直後に、プッシュプルゲージ(アイコーエンジニアリング(株)製、商品名「CPUゲージ MODEL−9500」)を用い、引張速度300mm/分、剥離角度180°の条件で、粘着力(肌に対する180°ピール剥離力)を測定し、「対肌粘着力」とした。測定は、23℃、40%RHの環境下で行った。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、不織布基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(不織布基材)を、長さ100mm×幅10mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
測定用サンプルを皮膚に貼り付けた直後に、プッシュプルゲージ(アイコーエンジニアリング(株)製、商品名「CPUゲージ MODEL−9500」)を用い、引張速度300mm/分、剥離角度180°の条件で、粘着力(肌に対する180°ピール剥離力)(N/10mm)を測定した。測定は、23℃、40%RHの環境下で行った。
同じ測定用サンプルを用いて、上記と同様の操作(貼付、180°剥離及び粘着力測定)を5回繰り返した。「5回目の剥離時の粘着力」及び「1回目の剥離時の粘着力(対肌粘着力)」より、下記式にて肌に対する繰り返し粘着力(%)を算出した。
繰り返し粘着力(%)=(5回目の剥離時の粘着力)/(1回目の剥離時の粘着力)×100
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、不織布基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(不織布基材)を、長さ50mm×幅10mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
測定用サンプルを皮膚に貼り付けた直後に、測定用サンプルの長さ方向の末端に荷重5gfをサンプルの貼付面と垂直方向にかけ、サンプルが完全に剥離するまでの時間をストップウォッチで測定した。測定は、23℃、40%RHの環境下で行った。
なお、測定用サンプルは、皮膚が上、サンプルが下になるようにして貼付した。また、サンプルの長さ方向の片方の末端から、クリップで錘を吊すことにより荷重をかけた。
測定用サンプルは、肘から手首までの間で体の内側にくる部分の肌に、肘から手首までのラインと同じ方向に貼り付けた。なお、(3)、(4)、(6)の評価においても測定用サンプルの貼付位置は同様である。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、不織布基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(不織布基材)を、長さ50mm×幅50mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
測定用サンプルを皮膚に貼り付け、23℃、40%RHの環境下で30分放置した後、プッシュプルゲージを用いて、引張速度300mm/分、剥離角度180°で、測定用サンプルを剥離した。
次いで、剥離した測定用サンプルの粘着剤層表面に、染色液[ブリリアントグリーン(和光純薬工業(株)製):クリスタルバイオレット(和光純薬工業(株)製):水=0.5:1:98.5(重量比)の混合液]を、染色液を盛るように滴下した。23℃、40%RHの環境下で30分経過した後に、サンプルを洗浄(サンプルをピンセットでつまみ、ビーカー中の水につけ、水の中でサンプルを左右に動かして洗浄した)、乾燥し、デジタルマイクロスコープで粘着剤層表面(全面)を観察し、粘着剤層の全面積に対する染色された面積の割合を求め、角質剥離量(%)とした。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、PET基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(PET基材)を、長さ50mm×幅50mmの大きさに切り出し、測定用サンプルを作製した。
測定用サンプルを、画用紙と画用紙の間に挟み、上から1.2kgfの荷重をかけた状態で、50℃の環境下、45時間保存した。
上記保存前後の粘着剤層厚みを測定し、保存前の粘着剤層厚みに対する45時間保存後の粘着剤層厚みの割合[(45時間保存後の粘着剤層厚み)/(保存前の粘着剤層厚み)×100](%)を求めた。
なお、粘着剤層厚みの測定は、上記評価試験(1)と同様にして行った。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、PET基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(PET基材)を、長さ100mm×幅25mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
上記測定用サンプルの粘着剤層表面上に、不織布(東洋紡績(株)製、商品名「ZS0025」、サイズ:100mm×25mm)を重ね、温度:110℃、圧力:4kgf/cm2、時間:0.5秒、ヒートシール幅:25mmの条件でヒートシールした。
ヒートシール前後での、PET基材、粘着剤層及び不織布の総厚みを測定し、ヒートシール前後におけるPET基材、粘着剤層及び不織布の総厚みの変化(μm)[(ヒートシール前の総厚み)−(ヒートシール後の総厚み)]を求めた。
なお、上記(1)と同様に、測定用サンプルと不織布の積層体(PET基材、粘着剤層及び不織布の積層体)を横方向(幅方向)からデジタルマイクロスコープで観測して総厚みを測定した。
実施例及び比較例で得られた粘着シートのうち、不織布基材の粘着シートを用いて測定を行った。実施例及び比較例で得られた粘着シート(不織布基材)を、長さ50mm×幅25mmの大きさに切り出し、測定用サンプルとした。
該測定用サンプルを肘から先の腕部分の皮膚に貼り付け、1時間貼付したままにしておいた。10人に対して、下記の基準で使用感の評価を行い、使用感が不良と判断した人数を調べた。
使用感良好 : 柔軟でやわらかく感じる。かつ、粘着シートをスムーズに剥がすことができる。
使用感不良 : 硬く感じたり、皮膚が引っ張られる。又は、粘着シートを剥がしにくい。
一方、粘着剤層中に中空微小球状体を含まない場合(比較例1)は、発泡変化試験において、荷重下で長時間保存した場合、粘着剤層厚みが大きく減少し、粘着剤層の発泡構造が潰れやすい。また、総厚変化試験において、ヒートシール前後での総厚みの変化が大きく、ヒートシール時に粘着剤層が不織布に含浸し易い。また、粘着剤層中に気泡を含まない場合(比較例2)は、塗布量に対する粘着剤層厚みが小さく、コスト面で不利であった。さらに、粘着剤層に気泡及び中空微小球状体を含有しない場合(比較例3〜6)は、使用感、密着性に劣り、ヒートシール時に不織布に含浸しやすい。
11 粘着剤層(本発明の粘着剤層)
12 基材
13 剥離ライナー(セパレータ)
14 気泡
15 中空微小球状体
2 使い捨てカイロ
21 発熱体
22 その他の袋体構成部材
Claims (4)
- 基材の少なくとも片面側に、ウレタン系樹脂又はスチレン系共重合体を含有し、かつ中空微小球状体及び気泡を含有する粘着剤層を有することを特徴とする粘着シート。
- カイロ用粘着シートである請求項1に記載の粘着シート。
- 前記中空微小球状体が、熱膨張性微小球を膨張させて形成した中空微小球状体である請求項1又は2に記載の粘着シート。
- 請求項2に記載の粘着シートを、発熱体収容袋の袋体構成部材として含む使い捨てカイロ。
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