JP2011064773A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑制しつつ、記録シートの片寄せを検知することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、用紙PL,PS(記録シート)に転写された画像を熱定着する定着装置70と、定着装置70から搬出された用紙PL,PSを装置外に向けて排出する排出部と、排出される用紙PL,PSが当接することで揺動する当接部材93L,93Rとを備えている。画像形成装置は、当接部材93L,93Rの揺動を検知する揺動検知センサ94L,94Rと、揺動検知センサ94L,94Rの検知結果に基づいて、幅方向(左右方向)における最小幅紙PS(P2,P3)の片寄せを判定する判定手段とをさらに備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録シートに転写された画像を熱定着する定着装置を備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式の画像形成装置には、用紙などの記録シートに転写されたトナー像(画像)を熱定着するための定着装置が設けられている。例えば、特許文献1には、熱を加える加熱ローラと、用紙を加熱ローラに向けて押し付ける加圧ローラとを有し、加熱ローラと加圧ローラとの間で画像が転写された用紙を搬送することで、用紙に画像を熱定着する定着装置が開示されている。
このような定着装置において、はがきなどの幅狭の用紙が搬送されると、加熱ローラの用紙と接触しない部分の温度が、用紙と接触する部分と比較して上昇する。このときに加熱ローラの温度が過剰に上昇すると、加熱ローラの軸受が溶融するおそれなどが生じるので、これを防止するために、加熱ローラの温度を検知するセンサを設け、このセンサが過剰な温度上昇(過熱)を検知したときに定着装置の駆動を停止するなどしている。
特開2003−255750号公報
ところで、加熱ローラの過熱を検知するセンサは、コスト削減のため、その数を少なくして、例えば、加熱ローラの一端側だけに設けるような構成とすることが望まれる。しかしながら、このような構成では、幅狭の用紙が一端側(センサ側)に寄った状態で搬送されると、他端側(センサが設けられていない側)の過熱を検知することができず、軸受の溶融などが生じる可能性がある。これに対応するため、用紙の搬送経路上や給紙トレイ内などに用紙の片寄せを検知するためのセンサを設けてもよいが、コスト高になるという問題が生じる。
本発明は、以上のような背景に鑑みてなされたものであり、コストを抑制しつつ、記録シートの片寄せを検知することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記した目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、記録シートに転写された画像を熱定着する定着装置と、前記定着装置から搬出された記録シートを装置外に向けて排出する排出部と、排出される記録シートが当接することで揺動する当接部材とを備えた画像形成装置であって、前記当接部材の揺動を検知する揺動検知手段と、前記揺動検知手段の検知結果に基づいて、幅方向における記録シートの片寄せを判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする。
このように構成された画像形成装置によれば、もともと設けられている当接部材の揺動を利用して記録シートの片寄せを検知・判定するので、記録シートの片寄せを検知するためのセンサを記録シートの搬送経路上や未使用の記録シートが収容されるトレイ内などに設けることなく、幅方向における記録シートの片寄せを検知することができる。
ここで、当接部材としては、例えば、排出された記録シートのカール(端部の浮き上がり)を押さえる部材(用紙押さえ)や、排出された記録シートの積載量を検知するセンサのアクチュエータなどを挙げることができる。
本発明の画像形成装置によれば、もともと設けられている当接部材の揺動を利用して記録シートの片寄せを判定することができるので、コストを抑制しつつ、記録シートの片寄せを検知することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてのカラープリンタの概略構成を示す図である。 カラープリンタのブロック図である。 当接部材の説明図である。 当接部材の揺動を検知するための構成を示す図(a),(b)である。 第1実施形態における用紙の搬送状態を示す図(a)と、用紙の片寄せを判定するための条件および判定結果を示す表(b)である。 第1実施形態における制御装置によるカラープリンタ制御のフローチャートである。 第2実施形態における用紙の搬送状態を示す図(a)と、用紙の片寄せを判定するための条件および判定結果を示す表(b)である。
[第1実施形態]
次に、本発明の第1実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明では、まず、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1の概略構成および画像形成動作について簡単に説明した後、記録シートの一例としての用紙Pの片寄せの判定や片寄せを判定した後の制御、これに関連する構成などについて説明する。
以下の説明において、方向は、カラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における左側を「前」、右側を「後」とし、手前側を「右」、奥側を「左」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、本体筐体10内に、用紙Pを供給する給紙部20と、給紙された用紙Pに画像を形成する画像形成部30と、画像が形成された用紙Pを排出する排出部の一例としての排紙部90と、制御装置100とを主に備えている。
カラープリンタ1では、用紙Pは、その幅方向(左右方向)における中心位置を基準として搬送され、画像が形成されるように構成されている。言い換えると、用紙Pは、その幅の大小(サイズ)によらずに、左右方向における中央に寄った状態で本体筐体10内を搬送されながら画像が形成され、本体筐体10外に排出される。このような構成は公知であるので詳細な説明を省略する。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、用紙Pを収容する給紙トレイ21と、給紙トレイ21から用紙Pを画像形成部30に供給する給紙機構22とを主に備えている。給紙トレイ21内の用紙Pは、給紙機構22によって1枚ずつ分離されて画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスユニット50と、転写ユニット60と、定着装置70とから主に構成されている。
LEDユニット40は、感光体ドラム51の上方に対向して配置されており、その先端に図示しない複数の発光部(LED)が感光体ドラム51の軸方向(左右方向)に配列されている。このLEDユニット40は、画像データに基づいて発光部を明滅させることで、帯電後の感光体ドラム51の表面を露光する。
プロセスユニット50は、排紙トレイ12と給紙部20との間で前後に並んで配置され、感光体ドラム51と、帯電器52と、現像ローラ53と、トナーを収容するトナー収容部56とを主に備えている。
転写ユニット60は、給紙部20とプロセスユニット50との間に設けられ、駆動ローラ61と、従動ローラ62と、駆動ローラ61および従動ローラ62の間に張設された無端状の搬送ベルト63と、4つの転写ローラ64とを主に備えている。搬送ベルト63は、外側の面が感光体ドラム51に接しており、その内側には転写ローラ64が感光体ドラム51との間で搬送ベルト63を挟持するように配置されている。
定着装置70は、プロセスユニット50および転写ユニット60の後方に設けられ、加熱部材の一例としての加熱ローラ71と、加熱ローラ71と対向配置されて加熱ローラ71を押圧する加圧ローラ72とを主に備えている。
画像形成部30では、感光体ドラム51の表面が帯電器52により一様に帯電された後、LEDユニット40により露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。そして、トナー収容部56から供給されたトナーを担持する現像ローラ53より、静電潜像にトナーが供給されることで、静電潜像が可視像化されて感光体ドラム51上にトナー像が形成される。
その後、搬送ベルト63上に供給された用紙Pが、感光体ドラム51と搬送ベルト63(転写ローラ64)との間を搬送されることで、各感光体ドラム51上に形成されたトナー像が用紙P上に順次重ね合わせて転写される。そして、用紙Pが加熱ローラ71と加圧ローラ72の間を搬送されることで、用紙P上に転写されたトナー像(画像)が熱定着される。
排紙部90は、定着装置70の出口から上方に向かって延び、前方に方向転換するように形成された排紙経路91と、用紙Pを搬送する複数の搬送ローラ92とを主に備えている。画像が熱定着された用紙P(定着装置70から搬出された用紙P)は、搬送ローラ92によって排紙経路91を装置外に向けて搬送され、本体筐体10の上部に設けられた排紙トレイ12上に排出される。
次に、用紙Pの片寄せの判定と片寄せ判定後の制御に関連する構成について説明する。
<制御装置>
制御装置100は、本体筐体10内の適宜な位置に配置され、図2に示すように、判定部110(判定手段)と、制御部120とを主に有している。この制御装置100は、記憶装置190や図示しないCPU、入出力回路などを備え、各種のセンサなどから信号が入力され、記憶装置190に記憶されたプログラムをCPUで実行することで各部の機能を実現する。
判定部110は、後述する揺動検知センサ94の出力(検知結果)に基づいて、幅方向における用紙Pの片寄せを判定する。片寄せの具体的な判定方法については後述する。
ここで、「用紙の片寄せ」とは、カラープリンタ1において本来、左右方向(幅方向)の中央に寄った状態で搬送されるはずの用紙Pが、左右のいずれかに寄った状態で搬送されることをいう。このような用紙Pの片寄せは、例えば、ユーザが給紙トレイ21に用紙Pをセットするときに、用紙Pを片側に寄せてセットした場合などに発生する。
制御部120は、記憶装置190に記憶されたプログラムやデータ、各種のセンサの出力、判定部110の出力(判定結果)などに基づいて、カラープリンタ1の各部(画像形成部30など)の動作を制御する。片寄せ判定後の具体的な制御については後述する。
なお、カラープリンタ1は、ユーザに対するメッセージ(警告など)を報知する報知部80(報知手段)を備えている。このような報知部80としては、例えば、文字や絵などを表示する液晶ディスプレイや、アラーム音などを発するスピーカ、点灯や点滅などによりメッセージを知らせるランプなどを採用することができる。さらに、報知部80は、液晶ディスプレイ、スピーカ、ランプなどを2つ以上組み合わせて構成されていてもよい。
<排紙部>
図1に示すように、排紙部90は、排紙経路91と搬送ローラ92を備える他、当接部材93と、揺動検知手段の一例としての揺動検知センサ94(図4参照)とを備えている。
当接部材93は、排紙経路91の出口付近に用紙押さえとして設けられており、上部の揺動軸93Aを中心として下部が略前後に揺動可能に構成されている。この当接部材93は、排紙経路91から排出される用紙Pの先端が当接することで押されて揺動する(実線参照)。そして、用紙Pが排紙トレイ12上に排出されて当接状態が解除されることで、図示しないバネの付勢力や自重などによって元の位置(鎖線参照)に戻る(揺動する)。
図3に示すように、当接部材93は、用紙Pの幅方向(左右)に並んだ状態で2つ設けられている。より詳細には、カラープリンタ1で画像形成が可能な最小幅の用紙(以下、最小幅紙という。)PS(例えば、はがきやA6サイズ紙など)が正常な状態(片寄せされていない状態)で装置外に向けて排出(搬送)される場合において、最小幅紙PSの幅方向における左端部(一端部)と当接可能な左側当接部材93Lと、右端部(他端部)と当接可能な右側当接部材93Rとを有している。
また、最小幅紙PSが左側に寄った状態で搬送される場合において、左側当接部材93Lは最小幅紙PSの右端部と当接可能である。さらに、最小幅紙PSが右側に寄った状態で搬送される搬送される場合において、右側当接部材93Rは最小幅紙PSの左端部と当接可能である(図5(a)参照)。本実施形態において、左側当接部材93Lは第1当接部材の一例であり、右側当接部材93Rは第2当接部材の一例である。
左側当接部材93Lの揺動軸93Aと右側当接部材93Rの揺動軸93Aとは、互いに同軸上に配置されているが、左側当接部材93Lと右側当接部材93Rとは、互いに独立して揺動可能となっている。言い換えると、左側当接部材93Lと右側当接部材93Rとは、一方だけでも揺動することができる(連動して揺動しない)ように構成されている。
なお、排紙トレイ12上に排出された用紙Pの幅方向における両端部が上方に向けてカールしている場合には、当接部材93が用紙の両端部に上から当接することとなる。これにより、用紙Pのカールを押さえる(規制する)ことができるので、排紙トレイ12上における用紙Pの積載性を向上させたり、先に排出された用紙Pが後から排出される用紙Pに押されて排紙トレイ12上から落下してしまうことを抑制したりすることができる。
図4(a)に示すように、揺動検知センサ94は、当接部材93の揺動を検知する公知の光センサであり、光を出射する発光部94Aと、発光部94Aから出射された光を受光する受光部94Bとを主に備えている。この揺動検知センサ94は、受光部94Bでの光の検知状態の変化を所定の信号として制御装置100に出力する。
具体的に、用紙Pの幅方向における揺動軸93Aの外側端部には遮蔽板93Bが設けられており、この遮蔽板93Bが、通常時(当接部材93に用紙Pが当接していないとき)には、揺動検知センサ94の発光部94Aと受光部94Bとの間に位置している。これにより、通常時は、発光部94Aから出射された光が遮蔽板93Bによって遮蔽される。
そして、図4(b)に示すように、装置外に向けて排出される用紙Pが当接部材93に当接して当接部材93が揺動することで、遮蔽板93Bが発光部94Aと受光部94Bとの間から退避する。これにより、受光部94Bでの光の検知状態が変化する。このとき、揺動検知センサ94は、当接部材93の揺動を検知する。
図4(a),(b)では、左側当接部材93Lに対応して設けられた揺動検知センサ94(94L)の構成を図示したが、揺動検知センサ94は、左側当接部材93Lおよび右側当接部材93Rのそれぞれに対応して個別に設けられている。以下、2つの揺動検知センサ94のうち、左側当接部材93Lに対応して設けられたものを左側センサ94Lといい、右側当接部材93Rに対応して設けられたものを右側センサ94Rということがある(図5参照)。
<定着装置>
図5(a)に示すように、定着装置70は、加熱ローラ71と加圧ローラ72を備える他、制御用温度センサ73と、温度検知手段の一例としての過熱検知用センサ74とを備えている。なお、図5(a)では、説明の便宜上、定着装置70と当接部材93とを同一平面(紙面)上に図示している。
ここで、本発明において、温度検知手段は、例えば、サーミスタなどのような、所定の温度領域において複数の温度を検知可能な部材を指すものとし、サーモスタットやヒューズなどのような、温度に反応して加熱手段(ハロゲンランプやヒータなど)への通電を遮断する部材は含まないものとする。
制御用温度センサ73は、用紙Pの幅方向(左右方向)における加熱ローラ71の中央部の上方に対向配置され、加熱ローラ71の表面の温度を検知する。カラープリンタ1では、制御用温度センサ73の出力に基づいて加熱ローラ71の温度(定着温度)の制御を実行している。このような構成は公知であるので詳細な説明を省略する。
過熱検知用センサ74は、用紙Pの幅方向における加熱ローラ71の両端部のうち、左側当接部材93L側の上方に対向配置され、加熱ローラ71左端部の表面の温度を検知する。なお、定着装置70は、加熱ローラ71の右端部(右側当接部材93R側)の温度(過熱)を検知する温度検知手段を有していない。
より詳細には、過熱検知用センサ74は、最小幅紙PSが正常な状態(片寄せされていない状態(P1参照))で搬送される場合における、最小幅紙PSの左縁部より外側(加熱ローラ71の左端縁側)において、加熱ローラ71の上方に対向配置されている。また、最小幅紙PSが正常な状態で搬送される場合における、最小幅紙PSの右縁部より外側(加熱ローラ71の右端縁側)には、加熱ローラ71の過熱を検知する温度検知手段は設けられていない。
カラープリンタ1(制御部120)は、過熱検知用センサ74が加熱ローラ71の過剰な温度上昇(加熱ローラ71の過熱)を検知した場合、例えば、加熱ローラ71の表面を加熱する加熱手段への通電を停止することで、加熱ローラ71の加熱を中止する。このとき、報知部80は、アラーム音などを発してユーザに加熱ローラ71の過熱を報知する。
また、カラープリンタ1(制御部120)は、加熱ローラ71の加熱の中止に伴い、画像形成を実行していた場合には、搬送中の用紙Pを排出して画像形成動作を中止し、待機中など画像形成を実行していない場合には、ユーザがスタートボタンなどを操作しても、画像形成を開始しないように動作する。以上のような制御は、装置の故障などを防止するために従来から採用されているものであり、以下の説明においては「通常モード」と称する。
<片寄せの判定方法>
次に、判定部110での片寄せの具体的な判定方法について説明する。
本実施形態において、用紙Pの片寄せの判定は、カラープリンタ1(制御装置100)に画像データ(印字指示)が入力されたときに開始される。
画像データが入力されると、給紙部20から用紙Pが供給され、画像形成部30で用紙P上に画像が形成された後、排紙部90によって用紙Pが装置外に排出される。そして、用紙Pが排出されるとき、各揺動検知センサ94は、対応する当接部材93が揺動したか否かを検知する。
この検知結果に基づいて、判定部110は、用紙Pが排出される場合、具体的には、画像データが入力されたときから所定時間(例えば、用紙Pが完全に排出されるまで)内において、左側センサ94Lおよび右側センサ94Rのうち、一方が対応する当接部材93の揺動を検知し、他方が対応する当接部材93の揺動を検知しないときに、用紙Pの片寄せがあると判定する。言い換えると、判定部110は、画像データが入力されたときから所定時間内に、左側センサ94Lおよび右側センサ94Rのうち、一方のみが対応する当接部材93の揺動を検知しない場合に、用紙Pの片寄せがあると判定する。
具体的には、図5(a),(b)に示すように、最小幅紙PS(P1)や、カラープリンタ1で画像形成が可能な最大幅の用紙(以下、最大幅紙という。)PL(例えば、A4サイズ紙やレターサイズ紙など)が正常な状態(幅方向の中央に寄った状態)で搬送される場合、用紙PS,PLは左側当接部材93Lおよび右側当接部材93Rの両方に当接して、左側当接部材93Lおよび右側当接部材93Rの両方を揺動させる。これにより、左側センサ94Lおよび右側センサ94Rは、いずれも、画像データが入力されたときから所定時間内に、対応する当接部材93の揺動を検知するので、2つの揺動検知センサ94の検知結果はいずれも「+」となる。その結果、判定部110は、片寄せがないと判定する(「○」)。
一方、最小幅紙PS(P2)が左側(過熱検知用センサ74側)に寄った状態で搬送される場合、最小幅紙PSは左側当接部材93Lのみに当接して、左側当接部材93Lのみを揺動させる。このとき、最小幅紙PSは右側当接部材93Rには当接しないので、右側当接部材93Rは揺動しない。これにより、画像データが入力されたときから所定時間内に、左側センサ94Lは左側当接部材93Lの揺動を検知するが(「+」)、右側センサ94Rは右側当接部材93Rの揺動を検知しない(「−」)。この場合、左側センサ94Lおよび右側センサ94Rのうち、一方のみが対応する当接部材93の揺動を検知しないので、判定部110は、片寄せがあると判定する(「×」)。
同様に、最小幅紙PS(P3)が右側(過熱検知用センサ74とは反対側)に寄った状態で搬送される場合、最小幅紙PSは右側当接部材93Rのみに当接して、右側当接部材93Rのみを揺動させる。このとき、最小幅紙PSは左側当接部材93Lには当接しないので、左側当接部材93Lは揺動しない。これにより、画像データが入力されたときから所定時間内に、右側センサ94Rは右側当接部材93Rの揺動を検知するが(「+」)、左側センサ94Lは左側当接部材93Lの揺動を検知しない(「−」)。したがって、この場合も、左側センサ94Lおよび右側センサ94Rのうち、一方のみが対応する当接部材93の揺動を検知しないので、判定部110は、片寄せがあると判定する(「×」)。
なお、用紙Pの片寄せの判定は、用紙ごとに行うようにしてもよいし、画像データ入力後(画像形成中)の適当なタイミング(例えば、印字1枚目や、所定枚数印字した後など)で行うようにしてもよい。
<片寄せ判定後の制御>
次に、判定部110による判定後の制御について説明する。
ここで、図5(a)に示すように、加熱ローラ71の左端部が過熱したとしても(最小幅紙PSが過熱検知用センサ74とは反対側に寄った状態で搬送されるP3の場合)、過熱検知用センサ74によって過熱を検知することができるので、P1やPLの場合と同様に、通常モードで制御を実行しても問題は生じない。
一方、加熱ローラ71の右端部が過熱すると(最小幅紙PSが過熱検知用センサ74側に寄った状態で搬送されるP2の場合)、温度検知手段が設けられていないので、過熱を検知することができず、何らの制御もせずに放置すると、加熱ローラ71の軸受の溶融などが生じる可能性が高くなる。
そこで、カラープリンタ1(制御部120)は、用紙Pが排出される場合(画像データが入力されたときから所定時間内)において、左側センサ94Lが左側当接部材93Lの揺動を検知し、右側センサ94Rが右側当接部材93Rの揺動を検知しないことに基づいて、判定部110が用紙Pの片寄せがあると判定したとき(P2の場合)、判定の前よりも加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作を実行するように構成されている。
言い換えると、右側センサ94Rのみが対応する当接部材93の揺動を検知しないことに基づいて、判定部110が用紙Pの片寄せがあると判定した場合、制御部120は、過熱検知用センサ74の検知結果に関わらず、カラープリンタ1の各部を制御して、判定の前よりも加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作を実行させる。(同時に、報知部80にメッセージを表示させたり、アラーム音などを出させたりして、ユーザに対し用紙Pの片寄せを報知してもよい。)このときの制御を、以下「過熱抑制モード」と称する。
ここで、「加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作」としては、例えば、過熱検知用センサ74が過熱を検知した場合と同様に、加熱ローラ71の加熱を中止することが挙げられる(画像形成中であれば、あわせて画像形成動作を中止する。)。加熱ローラ71の加熱を中止することで、加熱ローラ71の温度上昇を抑制することができる。なお、加熱ローラ71の加熱を直ちに中止するのではなく、所定枚数印字した後に加熱ローラ71の加熱を中止してもよい。また、定着温度を下げて印字してもよい。
また、「加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作」の他の例として、カラープリンタ1における印字速度(加熱ローラ71の回転速度)を遅くすることが挙げられる。加熱ローラ71の回転速度を遅くすることで、加熱ローラ71内の熱移動によって加熱ローラ71の温度が均一化しやすくなるので、加熱ローラ71の局所的な温度上昇を抑制することができる。
さらに、「加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作」の別の例として、加熱ローラ71の過熱を判定する際の判定閾値(温度閾値)を下げることが挙げられる。最小幅紙PSが過熱検知用センサ74側に寄った場合(図5(a)のP2の場合)、加熱ローラ71の左端部は搬送される最小幅紙PSに熱が奪われることで温度が上昇しにくくなっているが、それでも、画像形成を繰り返すことで温度は徐々に上昇する。そこで、予め、最小幅紙PSが過熱検知用センサ74側に寄った場合における、加熱ローラ71の左右両端部の温度の相関関係を求めておき、加熱ローラ71の右端部が過熱と判断できる温度となったときの、加熱ローラ71の左端部の温度を判定閾値として利用することで、過熱検知用センサ74により間接的に加熱ローラ71の右端部の過熱を検知することが可能となる。過熱検知用センサ74が加熱ローラ71の右端部の過熱を間接的に検知した場合、通常モードと同様に、加熱ローラ71の加熱を中止する。
以上、判定部110による判定および判定後の動作をまとめると、図6に示すように、制御装置100は、片寄せの判定が開始され、判定部110が片寄せがないと判定した場合(ステップS1,No)は、引き続き通常モードを実行する(ステップS3)。このときは、カラープリンタ1で最小幅紙PS(詳細には、最大幅紙PLより幅狭の用紙P)が使用された場合(図5(a)のP1参照)などにおいて、過熱検知用センサ74が加熱ローラ71の過熱を検知したときに、加熱ローラ71の加熱を中止して、報知部80がユーザに対して加熱ローラ71の過熱を報知する。
一方、制御装置100は、判定部110が片寄せがあると判定した場合(ステップS1,Yes)は、その判定が、右側センサ94Rのみが揺動を検知しないことに基づくものか否かを確認する(ステップS2)。
その結果、右側センサ94Rのみが揺動を検知したことに基づく場合(左側センサ94L「−」および右側センサ94R「+」の場合(図5(a)のP3の場合))(ステップS2,No)は、通常モードを実行する(ステップS3)。
また、右側センサ94Rのみが揺動を検知しないことに基づく場合(左側センサ94L「+」および右側センサ94R「−」の場合(図5(a)のP2の場合))(ステップS2,Yes。)は、過熱検知用センサ74の検知結果に関わらず、過熱抑制モード(判定前よりも加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作)を実行する(ステップS4)。
以上説明した本実施形態のカラープリンタ1によれば、もともと設けられている用紙押さえとしての当接部材93の揺動を利用して、用紙Pの片寄せを検知・判定するので、用紙Pの片寄せを検知するためのセンサを、用紙Pの搬送経路上(画像形成部30)や給紙トレイ21内(給紙部20)などに設けることなく、用紙Pの片寄せを検知することができる。したがって、コストを抑制しつつ、用紙Pの片寄せを検知することができる。
判定部110が、用紙Pが排出される場合において、左右2つの揺動検知センサ94のうち、一方が対応する当接部材93の揺動を検知し、他方が対応する当接部材93の揺動を検知しないときに用紙Pの片寄せがあると判定するので、用紙Pがいずれに寄ったかまで確実に判定することができる。これにより、用紙Pが寄った方向に応じて、最適な動作を実行することが可能となる。
なお、本実施形態では、右側センサ94Rのみが揺動を検知しないことに基づいて片寄せがあると判定した場合、過熱抑制モードを実行するように構成した例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、右側センサ94Rのみが揺動を検知しないことに基づいて片寄せがあると判定した場合、まず、報知部80がユーザに対する警告(アラーム音など)を報知するだけにしてもよい。そして、ユーザが用紙Pをセットし直すなどして、用紙Pの片寄せが解消された場合には、画像形成を可能とする。また、警告を報知した後、一定の時間内にユーザが対応を取らなかった場合に初めて、前記したような加熱ローラ71の温度上昇を抑制する動作を実行するようにしてもよい。
本実施形態では、図5(a),(b)に示すP2の場合に過熱抑制モードを実行し、P3の場合に通常モードを実行する構成、すなわち、用紙Pがいずれに寄っているかに応じて、異なる制御を実行する構成した例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、用紙Pの片寄せがあると判定された場合には、いずれに寄っていても、同じ制御(例えば、過熱抑制モード)を実行するように構成してもよい。
本実施形態では、2つの当接部材93を有するカラープリンタ1に本発明を適用した例を示したが、これに限定されず、例えば、もともと3つ以上の当接部材を有する画像形成装置に本発明を適用してもよい。この場合、装置外に向けて排出される最小幅紙PSの幅方向における一端部と当接可能な当接部材と、他端部と当接可能な当接部材とにそれぞれ揺動検知センサ94を設ければよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形態では、前記した第1実施形態と同様の構成要素については、同一符号を付して、その説明を省略することとする。
図7(a)に示すように、本実施形態において、揺動検知センサ94は、右側当接部材93R(第1当接部材の他の例)のみに対応して1つだけ設けられている。
ここで、右側当接部材93Rは、最小幅紙PSが正常な状態(片寄せされていない状態)で装置外に向けて排出(搬送)される場合において、最小幅紙PSの幅方向における右端部(一端部)と当接可能であり、かつ、最小幅紙PSが右側に寄った状態で搬送される場合において、最小幅紙PSの幅方向における左端部(他端部)と当接可能である。また、右側当接部材93Rは、最小幅紙PSが左側に寄った状態で搬送される場合においては、排出される最小幅紙PSと当接しないように配設されている。
本実施形態において、過熱検知用センサ74は、用紙Pの幅方向(左右方向)における加熱ローラ71の両端部のうち、用紙Pの幅方向における左端部(他端部)側の温度を検知するように設けられている。なお、加熱ローラ71の右端部側の温度(過熱)を検知する温度検知手段は設けられていない。(前記した第1実施形態と略同様である。)
次に、本実施形態における片寄せの判定方法について説明する。
本実施形態においても、用紙Pの片寄せの判定は、カラープリンタ1に画像データが入力されたときに開始される。
画像データが入力されると、給紙部20から用紙Pが供給され、画像形成部30で用紙P上に画像が形成された後、排紙部90によって用紙Pが装置外に排出される。そして、用紙Pが排出されるとき、揺動検知センサ94は、右側当接部材93Rが揺動したか否かを検知する。
この検知結果に基づいて、判定部110は、用紙Pが排出される場合(画像データが入力されたときから所定時間内)において、揺動検知センサ94が右側当接部材93Rの揺動を検知しないときに、用紙Pの片寄せがあると判定する。
具体的には、図7(a),(b)に示すように、最小幅紙PS(P1またはP3)が幅方向の中央に寄った状態または右側(過熱検知用センサ74とは反対側)に寄った状態で搬送される場合や、最大幅紙PLが搬送される場合、用紙PS,PLは右側当接部材93Rに当接して右側当接部材93Rを揺動させる。これにより、揺動検知センサ94は、画像データが入力されたときから所定時間内に、右側当接部材93Rの揺動を検知する(「+」)。その結果、判定部110は、片寄せがないと判定する(「○」)。
なお、P3の場合に片寄せがないと判定され、P1の場合と同様に制御されても、過熱検知用センサ74により加熱ローラ71の過熱を検知することができるので何ら問題は発生しない。
一方、最小幅紙PS(P2)が左側(過熱検知用センサ74側)に寄った状態で搬送される場合、最小幅紙PSは右側当接部材93Rに当接しないので、右側当接部材93Rは揺動しない。これにより、揺動検知センサ94は、画像データが入力されたときから所定時間内に、右側当接部材93Rの揺動を検知しないこととなる(「−」)。その結果、判定部110は、片寄せがあると判定する(「×」)。片寄せがあると判定された場合、前記した過熱抑制モードが実行される。
以上説明した本実施形態によれば、揺動検知センサ94を1つだけ有する構成においても、用紙Pの片寄せ(過熱検知用センサ74側に寄った状態)を判定することができる。したがって、本実施形態によれば、揺動検知センサ94(用紙Pの片寄せの判定するためのセンサ)の数を少なくすることができるので、コストを抑えることができる。
なお、図7(a)の形態では、2つの当接部材93(左側当接部材93Lおよび右側当接部材93R)を有するカラープリンタ1に本発明を適用した例を示したが、これに限定されず、1つだけ当接部材を有する画像形成装置や、3つ以上の当接部材を有する画像形成装置に本発明を適用してもよい。なお、3つ以上の当接部材を有する構成の場合は、装置外に向けて排出される最小幅紙PSの幅方向における一端部と当接可能な当接部材のみに対応して揺動検知センサ94を設ければよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、用紙Pの片寄せの判定を画像データが入力されたときに開始する、すなわち、片寄せの判定を画像形成中に実行する構成を例示したが、これに限定されるものではない。例えば、用紙Pの片寄せを判定するためのモードを設定して、そのときに実行するようにしてもよい。
前記実施形態では、判定部110(判定手段)は、画像データが入力されたときから所定時間内における、揺動検知センサ94の検知結果に基づいて用紙Pの片寄せを判定するように構成されていたが、これに限定されるものではない。すなわち、判定手段による片寄せの判定は、画像データが入力されたときから所定時間内に実行される構成に限定されず、用紙が排出される場合において実行されるのであれば特に限定されるものではない。したがって、用紙の搬送経路上に設けられた用紙の通過を検知するセンサが用紙を検知したから所定時間内に実行してもよいし、給紙部から用紙が送り出されたときから所定時間内に実行してもよい。
前記実施形態では、当接部材として、用紙押さえとして機能する当接部材93を例示したが、当接部材は、画像形成装置にもともと設けられており、排出される用紙が当接することで揺動するものであれば特に限定されない。例えば、排紙トレイ上に排出された用紙の積載量を検知するセンサ(いわゆるスタックフルセンサ)のアクチュエータなどであってもよい。なお、スタックフルセンサ(アクチュエータの揺動を検知するセンサ)を有する構成の場合、当該センサを揺動検知手段としてもよい。この場合、新たに揺動検知手段を設けることなく、制御装置の変更のみで対応することができるので、よりコストを抑えることができる。
前記実施形態では、定着装置として、加熱ローラ71と加圧ローラ72を備える構成を例示したが、これに限定されず、例えば、加熱部材としてフィルム式の加熱部材を採用してもよいし、加圧ローラの代わりにベルト状の加圧部材を採用してもよい。
前記実施形態では、制御用温度センサ73と過熱検知用センサ74(温度検知手段)とを別に備える構成(定着装置70)を例示したが、これに限定されず、例えば、温度検知手段を1つだけ備え、制御用センサと過熱検知用センサの両方の機能を兼ねるようにしてもよい。
前記実施形態では、本発明を、用紙P(記録シート)が、その幅方向における中心位置を基準として搬送され、画像が形成されるカラープリンタ1(画像形成装置)に適用した例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、記録シートが、その幅方向における一方側を基準として搬送され、画像が形成される画像形成装置(記録シートが一方側に寄った状態で搬送される画像形成装置)に適用してもよい。この場合であっても、記録シートが他方側に寄った状態で搬送されると、片寄せがあるといえるからである。
前記実施形態では、画像形成装置として、LEDを明滅させることで感光体を露光する構成のカラープリンタ1を例示したが、これに限定されず、例えば、レーザ光によって感光体を露光する構成のプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されず、例えば、複写機や複合機などであってもよい。
前記実施形態では、記録シートとして用紙Pを例示したが、このような用紙Pは、レターサイズ紙やA4サイズ紙、はがき、A6サイズ紙、封筒などのような定形紙であってもよいし、定形紙をユーザが自由な幅寸法に切断した非定形紙であってもよい。また、記録シートは、定形・非定形の用紙に限定されず、例えば、OHPシートなどであってもよい。
1 カラープリンタ
70 定着装置
71 加熱ローラ
74 過熱検知用センサ
80 報知部
90 排紙部
93 当接部材
93L 左側当接部材
93R 右側当接部材
94 揺動検知センサ
94L 左側センサ
94R 右側センサ
100 制御装置
110 判定部
120 制御部
P 用紙
L 最大幅紙
S 最小幅紙

Claims (5)

  1. 記録シートに転写された画像を熱定着する定着装置と、
    前記定着装置から搬出された記録シートを装置外に向けて排出する排出部と、
    排出される記録シートが当接することで揺動する当接部材とを備えた画像形成装置であって、
    前記当接部材の揺動を検知する揺動検知手段と、
    前記揺動検知手段の検知結果に基づいて、幅方向における記録シートの片寄せを判定する判定手段とをさらに備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記当接部材は、装置外に向けて排出される、画像形成が可能な最小幅の記録シートの幅方向における一端部と当接可能な第1当接部材と、他端部と当接可能であり前記第1当接部材とは独立して揺動可能な第2当接部材とを少なくとも有し、
    前記揺動検知手段は、前記各当接部材のそれぞれに対応して個別に設けられ、
    前記判定手段は、記録シートが排出される場合において、2つの前記揺動検知手段のうち、一方が対応する前記当接部材の揺動を検知し、他方が対応する前記当接部材の揺動を検知しないとき、記録シートの片寄せがあると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記定着装置は、加熱部材と、記録シートの幅方向における前記加熱部材の両端部のうち、前記第1当接部材側の温度を検知する温度検知手段とを有し、
    記録シートが排出される場合において、2つの前記揺動検知手段が前記第1当接部材の揺動を検知し、前記第2当接部材の揺動を検知しないことに基づいて、前記判定手段が記録シートの片寄せがあると判定したとき、当該判定の前よりも前記加熱部材の温度上昇を抑制する動作を実行するように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記定着装置は、加熱部材と、記録シートの幅方向における前記加熱部材の両端部のうち、前記第1当接部材側の温度を検知する温度検知手段とを有し、
    記録シートが排出される場合において、2つの前記揺動検知手段が前記第1当接部材の揺動を検知し、前記第2当接部材の揺動を検知しないことに基づいて、前記判定手段が記録シートの片寄せがあると判定したときに、ユーザに対する警告を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記当接部材は、装置外に向けて排出される、画像形成が可能な最小幅の記録シートの幅方向における一端部と当接可能な第1当接部材を少なくとも有し、
    前記揺動検知手段は、前記第1当接部材のみに対応して設けられ、
    前記定着装置は、加熱部材と、記録シートの幅方向における前記加熱部材の両端部のうち、記録シートの幅方向における他端部側の温度を検知する温度検知手段とを有し、
    前記判定手段は、記録シートが排出される場合において、前記揺動検知手段が前記第1当接部材の揺動を検知しないとき、記録シートの片寄せがあると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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