JP2011061064A - 電力用半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高速にスイッチングする電力用半導体装置において、スイッチング時に変位電流が流れることによってその流路の抵抗とあいまって、高電圧が発生し、その電圧によって、ゲート絶縁膜のような薄い絶縁膜が絶縁破壊し、半導体装置が破壊する場合があった。
【解決手段】この発明に係る半導体装置は、第1導電型の半導体基板の第1の主面に形成された第1導電型のドリフト層の表層の一部に形成された第2導電型の第1ウェル領域の境界の形状が凹形状である箇所に、上部から見て第1ウェル領域の境界の形状が直線状である箇所より、第1ウェル領域の周りの境界の単位長さ当たりにウェルコンタクトホールを多く配置しているので、第1ウェル領域の境界の形状が凹形状である箇所におけるソースパッドと第1ウェル領域との間の抵抗を低減でき、スイッチング時に変位電流が流れることによって発生する電圧を低下させることができる。
【選択図】 図5

Description

この発明は、炭化珪素半導体装置などの電力用半導体装置に関する。
特許文献1に記載の電力用縦型金属−酸化膜−半導体電界効果型トランジスタ(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:MOSFET)とダイオードで構成される電力用半導体装置は、同文献の図1及び図2に示されているように、MOSFETのセル領域の周縁部、すなわち、ゲートパッド部と隣接された領域にダイオードが少なくとも一列に配置されている。このようなダイオードの各々は、MOSFETがオン状態からオフ状態へスイッチングする際に、同文献の図2に示されるPウェル及びPベースからドレイン側のN型半導体層内に順方向バイアス時に注入されたホールを吸収する。このため、同文献の上記の構造は、MOSFETが順方向バイアスから逆方向バイアスに切り替わる際に、同文献の図3に示される寄生トランジスタがオンするのを防止することができる。
ここで、同文献の上記構造においては、その図2に示されている様に、MOSFETのPウェルであるPベースが、バックゲートを介して、ソース電極に電気的に接続されている。
特開平5−198816号公報(図1〜図3)
本発明が解決すべき問題点を、特許文献1の図2に基づき以下に説明する。
特許文献1に記載の電力用半導体装置のMOSFETをオン状態からオフ状態にスイッチングするときに、MOSFETのドレイン電圧、すなわち、ドレイン電極の電圧が急激に上昇し、場合によっては数百V程度にまで達することがある。このドレイン電圧の上昇により、オフ状態時になるとPウェルとN-ドレイン層との間にできる空乏層容量を介して、ドレイン電極側とソース電極側とにそれぞれ変位電流が発生する。この変位電流は、PウェルまたはPウェルと同様にP型の領域がN-ドレイン層中に設けられている箇所であれば、MOSFETのPウェルにだけでなくダイオードにも発生する。
このようにして発生した変位電流は、ドレイン電極側に発生したものはそのままドレイン電極に流れるが、ソース電極側に発生したものは、PウェルまたはP型の領域を経由してソース電極にまで流れる。
特許文献1に示されるような電力用半導体装置の場合、その従来例の説明に記載されているようにソース電極とフィールドプレートとは電気的に接続されているので、例えば図2(C)に示される断面において、ゲートパッド下のPウェルに内に流れ込んだ変位電流は、ゲートパッド下のPウェル内をMOSFETセル方向からフィールドプレートに接続されているコンタクトホールに向けて流れ、フィールドプレートを介してソース電極に流入する。
ここで、MOSFETセルのPウェルとダイオードセルのPウェルの面積に対してゲートパッド下のPウェルの面積は非常に大きいので、ゲートパッド下のPウェルに変位電流が流れると、面積が大きなPウェル自体およびコンタクトホールにある程度大きな抵抗値の抵抗があるために、Pウェル内に無視し得ない値の電圧が発生する。その結果、Pウェルがフィールドプレートを介してソース電極(通常アース電位に接続される)と電気的に接続されている箇所(コンタクトホール)から平面方向の距離が大きなPウェル内の位置では比較的大きな電位が発生することになる。
この電位は、変位電流が大きくなる程大きくなり、上記ドレイン電圧Vの時間tに対する変動dV/dtが大きくなる程大きくなる。
ここで、あらためて、炭化珪素MOSFETを高速駆動、すなわち、高dV/dtで駆動することについて説明しておく。
従来のSi(シリコン)を用いたユニポーラ素子であるSi−MOSFETにおいては、動作速度としては20V/nsec以上と比較的高速で動作させているが、1kV前後からそれ以上の高い電圧で動作させると導通損失が非常に大きくなるために、その動作電圧は数10から数100Vに限られていた。そのため、1kV前後からそれ以上の高電圧領域では、もっぱらSi−IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)が利用されてきた。ところが、IGBTはバイポーラ素子であるために、少数キャリアの影響で、ユニポーラ素子のような高速スイッチング特性を得ることは難しかった。すなわち、dV/dtを増加させてもスイッチング損失を大きく減らすことができないため、高dV/dtで駆動する必要はなく、せいぜい数V/nsec程度の動作速度で使用されていた。
これに対して、炭化珪素を用いたMOSFETでは、1kV以上の高電圧領域においても低い導通損失を得ることができ、また、ユニポーラ素子であるので高速動作が可能であり、高速スイッチングによりスイッチング損失を低減できるので、インバータ動作時の損失をより一層低減することができる。
このような、1kV以上の高電圧領域動作で例えば10V/nsec以上の高速スイッチングという、従来のSi素子では無かった動作環境において、先に説明したようなスイッチング時の変位電流によりPウェルに発生する電圧は、より顕著になる。
さらに、このようなMOSFETを炭化珪素を用いて形成した場合、炭化珪素のバンドギャップ内に十分に浅いp型の不純物レベルをもつ元素が存在しないために、室温近傍で抵抗率の低いp型炭化珪素が得られず、また、このp型炭化珪素と金属との接触抵抗も高くなる。したがって、炭化珪素を用いてMOSFET電力用半導体装置を構成した場合、特にp型炭化珪素で構成されるPウェルおよびこれと金属との接触抵抗の値が大きくなり、変位電流により発生する電圧も大きくなる。
このようなMOSFETを備えた電力用半導体装置において、MOSFETのゲート絶縁膜がPウェルとゲート電極とに挟まれている箇所で、MOSFETをオン状態からオフ状態へスイッチングした直後にゲート電極の電圧が0V付近になったときに、前述のようにPウェルに高い電圧が発生し、その高電圧による高電界によってゲート絶縁膜が破壊される場合があった。高い信頼性の電力用半導体装置を得るためには、ゲート絶縁膜である二酸化珪素膜に印加される電界を3MV/cm以下にすることが望ましく、そのためにも、変位電流によりPウェルに発生する電圧をある一定の値以下にする必要があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされたもので、高速でスイッチングするMOSFETを備えた電力用半導体装置において、スイッチング時におけるゲート電極とソース電極間の絶縁破壊の発生を抑制できる、信頼性の高い電力用半導体装置を提供することを目的とする。
本発明の電力用半導体装置は、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板の第1の主面に形成された第1導電型のドリフト層と、前記ドリフト層の表層の一部に形成された第2導電型の第1ウェル領域と、前記ドリフト層の表層の一部に前記第1ウェル領域と離間して設けられた前記第1ウェル領域より上面から見た面積の小さな第2導電型の第2ウェル領域と、前記第2ウェル領域の表層の一部に形成された第1導電型のソース領域と、
前記第1ウェル領域および前記第2ウェル領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、
前記第1ウェル領域の表面上の一部に形成された、前記ゲート絶縁膜より膜厚の大きなフィールド酸化膜と、前記ゲート絶縁膜および前記フィールド酸化膜に接して前記ドリフト層の反対側の上部に形成され、前記第1ウェル領域との間に前記ゲート絶縁膜を挟んだ箇所を有するゲート電極と、前記第2ウェル領域および前記ソース領域の上部に設けられたソースコンタクトホールと、前記第1ウェル領域の周辺部の上部に前記ゲート絶縁膜を貫通して設けられ、前記第1ウェル領域を上部から見てその境界が凹形状である箇所に、上部から見て境界が直線状である箇所より、前記第1ウェル領域の周りの境界の単位長さ当たりに多く配置された、ウェルコンタクトホールと、前記ソースコンタクトホールおよび前記ウェルコンタクトホールを介して前記第1ウェル領域と前記第2ウェル領域とを電気的に接続するソースパッドと、前記ゲート電極に電気的に接続されたゲートパッドと、前記半導体基板の第2の主面に設けられたドレイン電極とを備えたものである。
本発明の電力用半導体装置によれば、電力用半導体装置を高速駆動した場合においても、ゲート絶縁膜に大きな強度の電界が印加されずゲート絶縁膜が絶縁破壊することを抑制でき、より信頼性の高い電力用半導体装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1における電力用半導体装置を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置の一部を模式的に表す断面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態1における電力用半導体装置の一部を模式的に表す断面図である。 この発明の実施の形態2における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態2における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す断面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す断面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態3における電力用半導体装置の一部を模式的に表す断面図である。 この発明の実施の形態4における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態4における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。 この発明の実施の形態4における電力用半導体装置の一部を模式的に表す平面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1においては、電力用半導体装置100の一例として縦型のn型チャネル炭化珪素MOSFETを主としたものを用いて説明する。また、第1導電型をn型、第2導電型をp型として説明する。
図1は、本発明の実施の形態1の電力用半導体装置100を上面から模式的に見た平面図である。図1において、電力用半導体装置100の上面の中央部には、ソースパッド10が設けられている。ソースパッド10の上面から見た一方の側には、ゲートパッド11が設けられている。また、ゲートパッド11から延伸してソースパッド10を取り囲むように、ゲート配線12が設けられている。ソースパッド10と、ゲートパッド11およびゲート配線12との間には、隙間が設けられ、互いに短絡しないように構成されている。
ソースパッド10およびゲートパッド11、ゲート配線12の下部には炭化珪素層が設けられており、ゲートパッド11およびゲート配線12の外側の炭化珪素層にはp型の第1ウェル領域41が、またその更に外側にはp型の接合終端構造(Junction Termination Extension:JTE)領域40が設けられている。
ここで、ソースパッド10は、ソースパッド10の下部に多数設けられたMOSFETのユニットセルのソース電極に電気的に接続されたものであり、ゲートパッド11は、ユニットセルのゲート電極に電気的に接続され、外部の制御回路から供給されたゲート電圧をゲート電極に印加するものである。
図2は、図1に示した電力用半導体装置100のソースパッド10、ゲートパッド11などの層より下部の炭化珪素層を上部から見た平面図である。図2において、図1に示したソースパッド10の下部の周囲には、ソースパッド10の下部全面に設けられた図示しない層間絶縁膜にウェルコンタクトホール60と呼ぶ孔が形成されている。平面図で見てウェルコンタクトホール60で囲まれた内側には、前述のユニットセルが多数設けられたセル領域14が設けられている。図2において、ウェルコンタクトホール60の配置は概要を示すための例示であり、本実施の形態におけるウェルコンタクトホール60の詳しい配置は、後述するとおり、セル領域14が上面から見て凸形状、すなわち、第1ウェル領域41の境界の形状が凹形状であるコーナー部(図2のC1〜C6など)において、特に、ウェルコンタクトホール60を多く配置している。
図3は、図1のゲートパッド11とゲート配線12との接続部付近を説明する平面図で、図1および図2のコーナー部C1近傍を拡大したものである。また、図4および図5は、図3のソースパッド10およびゲートパッド11の下層の部分の構成を模式的に表した平面図である。さらに、図3〜図5に示したA−A’部分の断面を模式的に示した断面図を図6に示す。
図3〜図6を用いて、本実施の形態における電力用半導体装置100について詳細に説明する。
図3において、ゲートパッド11から延伸したゲート配線12の側に間隔をおいてソースパッド10が形成されている。また、図4において、図3のゲートパッド11およびゲート配線12の下部にあたる部分には、図示しない層間絶縁膜を間に挟んでほぼ全面にゲート電極21、22が設けられており、また、層間絶縁膜を除去した部分であるゲートコンタクトホール31が離散的に設けられている。
図4のソースパッド10の下部にあたる部分には、ほぼ全面に図示しない層間絶縁膜が形成されており、ソースパッド10の外周にあたる部分には、層間絶縁膜を除去した部分であるウェルコンタクトホール60が離散的に設けられている。また、ウェルコンタクトホール60が離散的に設けられている領域の内側の、図2でセル領域14と説明した領域には、層間絶縁膜に離散的にソースコンタクトホール61が設けられている。ソースパッド10の下部にあたる部分のウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61がない部分には、層間絶縁膜の下部にゲート電極23が格子状に形成されており、このゲート電極23は、ゲートパッド11およびゲート配線12の下部のゲート電極21、22と接続されている。ゲートパッド11およびゲート配線12の下部の大部分の領域にあるゲート電極21、22の下層には、図示しないフィールド酸化膜が設けられており、ソースパッド10の大部分の領域の下部の層間絶縁膜またはゲート電極23の下層には、フィールド酸化膜より厚さが薄い、図示しないゲート絶縁膜が設けられている。ゲート絶縁膜とフィールド酸化膜との境界(ゲート絶縁膜フィールド酸化膜境界30)を図4に点線で示す。
図5は、図3および図4に対応する箇所の、主にゲート絶縁膜およびフィールド酸化膜より下層の炭化珪素層で構成される領域を説明した平面図である。ゲートパッド11の下方のフィールド酸化膜の下層の領域から平面方向にウェルコンタクトホール60を越える領域にまで、図5に示すように、炭化珪素で構成されるp型の第1ウェル領域41が設けられている。また、ソースコンタクトホール61には、それぞれのソースコンタクトホール61に対して、その中心部分にはp型の第2ウェル領域42が、また、その第2ウェル領域42を平面上で取り囲むようにn型のソース領域80が、さらにその外周には、p型の第2ウェル領域42が設けられている。中心と外周の第2ウェル領域42は、ソース領域80の下部でつながっている。また、隣接するソースコンタクトホール61に対する第2ウェル領域42どうしの間は、炭化珪素で構成されるn型のドリフト層で構成されている。
ここで、ゲートパッド11とゲート配線12の接続部など、セル領域14が上部から見て凸形状、すなわち、第1ウェル領域41が上部から見て凹形状になっているコーナー部では、上部から見てセル領域14と第1ウェル領域41との境界が直線状である他の箇所と比較して、セル領域14の外周、すなわち、第1ウェル領域の周りの境界の単位長さ当たりにウェルコンタクトホール60が多く配置されている。図5において、コーナー部以外ではウェルコンタクトホール60が一重に配置されているのに対し、コーナー部ではウェルコンタクトホール60が二重に配置されている。
次に、図3〜図5で説明した構成を、断面方向から図6を用いて説明する。
図6において、n型で低抵抗の炭化珪素で構成される基板20の表面上に、n型の炭化珪素で構成されるドリフト層70が形成されている。ゲートパッド11(ゲート配線12)が設けられている領域にほぼ対応する領域のドリフト層70の表層部には、p型の炭化珪素で構成される第1ウェル領域41が設けられている。
また、ソースコンタクトホール61が設けられている領域の下部のドリフト層70の表層部を中心とする領域には、それぞれのソースコンタクトホール61に対して、その中心部分には、炭化珪素で構成されるp型の第2ウェル領域42が、また、その第2ウェル領域42を取り囲むように、炭化珪素で構成される低抵抗でn型のソース領域80が、さらにその外周側には、p型の第2ウェル領域42が設けられている。
ソースパッド10が設けられている領域にほぼ対応する炭化珪素層の領域の上部には二酸化珪素で構成されるゲート絶縁膜32が形成されている。また、ゲート絶縁膜32が形成されている領域以外の、ゲートパッド11およびゲート配線12に対応する領域の炭化珪素層の上部には、二酸化珪素で構成されるフィールド酸化膜33が形成されている。フィールド酸化膜33の上部の一部にはゲート電極21が設けられている。
第2ウェル領域42がゲート絶縁膜32に接している箇所のゲート絶縁膜32の上部にはゲート電極23が設けられており、フィールド酸化膜33上に設けられたゲート電極21と電気的に接続されている。
ゲート絶縁膜32およびフィールド酸化膜33、ゲート電極21、22、23の上部の大部分には二酸化珪素で構成される層間絶縁膜35が形成されており、層間絶縁膜35を貫通して設けられたソースコンタクトホール61により、第2ウェル領域42およびソース領域80とソースパッド10とがオーミック電極63を介して電気的に接続されている。また、層間絶縁膜35などを貫通して設けられたウェルコンタクトホール60により、第1ウェル領域41とソースパッド10とがオーミック電極64を介して電気的に接続されている。さらに、層間絶縁膜35を貫通して設けられたゲートコンタクトホール31により、ゲート電極21とゲートパッド11とが電気的に接続されている。
また、基板20の裏面側には裏面オーミック電極65を介してドレイン電極13が形成されている。
ここで、ウェルコンタクトホール60内のオーミック電極63を介してソースパッド10に接続されたp型の第1ウェル領域41と、基板20と裏面オーミック電極65とを介してドレイン電極13に接続されたn型のドリフト層70との間にダイオードが形成されている。また、縦型のMOSFETにおいては、n型のソース領域80とn型のドリフト層70との間のp型の第2ウェル領域42でゲート絶縁膜32に接した領域(チャネル領域)の導通をゲート絶縁膜32上のゲート電極23の電圧により制御できる。本実施の形態の電力用半導体装置においては、MOSFETのソースとドレインとの間にダイオードが並列に接続されている。
次に、本実施の形態の電力用半導体装置100の製造方法を説明する。
まず、n型で低抵抗の炭化珪素の基板20上の表面(第1の主面)上に化学気相堆積(Chemical Vapor Deposition:CVD)法により1×1013cm-3〜1×1018cm-3のn型の不純物濃度、4〜200μmの厚さの炭化珪素で構成されるドリフト層70をエピタキシャル成長する。つづいて、ドリフト層70の表面の所定の位置に、イオン注入により、p型の第1ウェル領域41、p型の第2ウェル領域42、p型のJTE領域40、n型のソース領域80を形成する。イオン注入するp型不純物としては、Al(アルミニューム)またはB(硼素)が好適であり、イオン注入するn型不純物として、N(窒素)またはP(燐)が好適である。炭化珪素半導体の基板20は、第1の主面の面方位が(0001)面で4Hのポリタイプを有しc軸方向に対して8°以下に傾斜されているものを用いたが、他の面方位、ポリタイプ、傾斜角度であってもよい。
第1ウェル領域41および第2ウェル領域42の各々の深さは、エピタキシャル結晶成長層であるドリフト層70の底面より深くならないように設定する必要があり、例えば、0.5〜2μmの範囲の値とする。また、第1ウェル領域41および第2ウェル領域42の各々のp型不純物濃度は、エピタキシャル結晶成長層であるドリフト層70の不純物濃度より多く、かつ、1×1015cm-3〜1×1019cm-3の範囲内に設定される。
ソース領域80の深さについては、その底面が第2ウェル領域42の底面を越えないように設定し、そのn型不純物濃度は、第2ウェル領域42のp型不純物濃度より高く、かつ、1×1017cm-3〜1×1021cm-3の範囲内に設定される。
ただし、ドリフト層70の最表面近傍に限っては、炭化珪素MOSFETのチャネル領域における導電性を高めるために、第1ウェル領域41および第2ウェル領域42の各々のp型不純物濃度がドリフト層70のn型不純物濃度より低くなってもよい。
つづいて、アルゴン(Ar)ガスまたは窒素ガスなどの不活性ガス雰囲気中、または、真空中で、1500〜2200℃の温度範囲、0.5〜60分の範囲の時間のアニールを行ない、イオン注入された不純物を電気的に活性化させる。
次に、上記のようにイオン注入されたドリフト層70の表面を犠牲酸化することにより熱酸化膜を形成し、この熱酸化膜をフッ酸により除去することにより、イオン注入されたドリフト層70の表面変質層を除去して清浄な面を露出させる。つづいて、CVD法、フォトリソグラフィー技術などを用いて、セル領域14を中心とする活性領域を開口して、セル領域14以外の領域にフィールド酸化膜33とよばれる膜厚が0.5〜2μm程度の二酸化珪素膜を形成する。セル領域14を中心とする活性領域には、熱酸化法または堆積法を用いてフィールド酸化膜33より厚さが1/10程度の二酸化珪素膜で構成されるゲート絶縁膜32を形成する。
ゲート絶縁膜32の膜厚として30nm以上300nm以下であれば良く、より好ましくは50nm以上150nm以下であればよい。なお、この膜厚値は、どの程度のゲート電圧及びゲート電界でMOSFETを駆動(スイッチング動作)させるかに依存し、好ましくはゲート電界として3MV/cm以下の大きさであればよい。
つづいて、ゲート絶縁膜32およびフィールド酸化膜33の上に、CVD法、フォトリソグラフィー技術などを用いて所定の箇所に、多結晶シリコン材料のゲート電極21〜23を形成する。このゲート電極21〜23に用いられる多結晶シリコンは、PやBが含まれて低抵抗であることが望ましい。PやBは多結晶シリコンの成膜中に導入してもよいし、成膜後にイオン注入法などによって導入してもよい。また、ゲート電極21〜23は、多結晶シリコンと金属との多層膜、または、多結晶シリコンと金属シリサイドとの多層膜であってもよい。
なお、ゲート電極21〜23の最外端面は、フィールド酸化膜33上にあるように配置してもよい。このようにすることで、ドライエッチング処理による端面のオーバーエッチングによって端面でむき出しになるゲート絶縁膜32の品質劣化を防ぐことができる。
次に、ゲート電極21〜23などの上に、CVD法などの堆積法により二酸化珪素膜で構成される層間絶縁膜35を形成する。つづいて、フォトリソグラフィー技術、ドライエッチング技術を用いて、ウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61となる箇所の層間絶縁膜35を除去する。
次に、スパッタ法などによるNiを主成分とする金属膜の形成につづいて600〜1100℃の温度の熱処理を行ない、Niを主成分とする金属膜と炭化珪素層とを反応させて、炭化珪素層と金属膜との間にシリサイドを形成する。つづいて、反応してできたシリサイド以外の層間絶縁膜35上に残留した金属膜を、硫酸、硝酸、塩酸のいずれか、またはこれらと過酸化水素水との混合液などによるウェットエッチングにより除去する。
このようにしてウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61内に形成されたシリサイドは、図6に示すようにオーミック電極63、64となり、ソース領域80などのn型の炭化珪素領域と、第1ウェル領域41などのp型の炭化珪素領域の両方に対してオーミック接続する。
さらに、フォトリソグラフィー技術、ドライエッチング技術を用いて、ゲートコンタクトホール31となる箇所の層間絶縁膜35を除去する。つづいて、基板20の裏面(第2の主面)にNiを主成分とする金属を形成、熱処理することにより、基板20の裏側に裏面オーミック電極65を形成する。
その後、基板の表面にAl等の配線金属をスパッタ法または蒸着法により形成し、フォトリソグラフィー技術により所定の形状に加工することで、ソースパッド10、ゲートパッド11、ゲート配線12を形成する。さらに、基板の裏面の裏面オーミック電極65の表面上に金属膜を形成することによりドレイン電極13を形成し、図6にその断面図を示した電力用半導体装置100が製造できる。
次に、主に図7を用いて本実施の形態の電力用半導体装置100の動作について説明する。図7は、図2に示した上面図に、MOSFETをオン状態からオフ状態にスイッチングした際に発生する変位電流の流れを矢印15で模式的に追記したものである。
本発明の電力用半導体装置100においては、図7に示すように、MOSFETを構成するユニットセルが複数並列に形成されたセル領域14の周囲に、pnダイオード(図7のウェルコンタクトホール60の位置に対応)が複数並列に設けられている。ここで、MOSFET(本実施の形態ではn型MOSFET)のソースがpnダイオードの第2導電型(本実施の形態ではp型)の電極と、また、MOSFET(本実施の形態ではn型MOSFET)のドレインがpnダイオードの第1導電型(本実施の形態ではn型)の電極と一体になっている。
いま、MOSFETのゲート(本実施の形態においてはゲートパッド11)に印加する電圧を、MOSFETがオン状態からオフ状態にスイッチングするように変化させたとき、MOSFETのドレイン(本実施の形態においてはドレイン電極13)の電圧が急激に上昇し、略0Vから数百Vにまで変化する。そうすると、p型の第1ウェル領域41、第2ウェル領域42、JTE領域40と、n型のドリフト層70との間のそれぞれに発生する寄生容量を介して、変位電流がp型、n型の両方の領域に流れる。p型の領域では、p型の第1ウェル領域41、第2ウェル領域42などから、ソースパッド10に向けて変位電流が流れる。
この変位電流により、変位電流が流れる領域の抵抗値と変位電流の値で決まる電圧が発生するが、第2ウェル領域42の面積は大きくないため、その領域の抵抗値も大きくなく、発生する電圧もある程度の値に留まる。一方、第1ウェル領域41とこれにつながるJTE領域40とを合わせたp型の領域は面積が大きいため、ソースパッド10に接続するウェルコンタクトホール60との距離が大きい箇所で発生した変位電流が、ウェルコンタクトホール60のオーミック電極64に流れ込むところで、大きな電位の電圧が発生する。
MOSFETをオン状態からオフ状態にスイッチングした際に発生する変位電流は、セル領域14の周囲に均一に発生するのではなく、図7の矢印15で示すように、セル領域14が上面から見て凸形状、すなわち、第1ウェル領域41の境界の形状が凹形状である箇所、図7では点線で囲ったC1〜C6のコーナー部で変位電流が集中する。
加えて、ゲートパッド11の下部に対応する位置には面積の大きな第1ウェル領域41が存在するために、発生する変位電流の値も大きくなる。
本実施の形態の電力用半導体装置100においては、図7のC1〜C6に示されるような第1ウェル領域41の境界の形状が凹形状である箇所に、図5で説明したように、上部から見て第1ウェル領域41の境界の形状が直線状である箇所より、第1ウェル領域41の周りの境界の単位長さ当たりにウェルコンタクトホール60を多く配置しているので、第1ウェル領域41の境界の形状が凹形状である箇所におけるソースパッド10と第1ウェル領域41との間の抵抗を全体として低減でき、スイッチング時に変位電流が流れることによって発生する電圧を低下させることができる。
したがって、MOSFETのゲートパッド11の電圧のスイッチング速度を10V/nsec以上の速度でスイッチオフした場合においても、変位電流によって発生する電圧を低減することができ、ゲート絶縁膜32に誘起される電界の大きさを3MV/cm以下にすることができる。そして、第1ウェル領域41に接しその上部にゲート電極21が設けられているゲート絶縁膜32が絶縁破壊するのを抑制することができる。
このように、本発明の本実施の形態の電力用半導体装置100によれば、高速でスイッチングした場合にもゲート絶縁膜32の絶縁不良が発生せず、高い信頼性の半導体装置を得ることができる。
なお、本実施の形態の電力用半導体装置100においては、オーミック電極64と第1ウェル領域41との間の接触抵抗、オーミック電極63と第2ウェル領域42との間の接触抵抗を下げるための特別な構成を設けていなかったが、接触抵抗を下げるための別の構成を設けてもよい。例えば図8に示すように、オーミック電極63と第2ウェル領域42との間の接触抵抗を下げるために、ソースコンタクトホール61の下部の第2ウェル領域42の表層に、p型不純物濃度が第2ウェル領域42のそれより多い、例えば、p型不純物濃度が1×1020cm-3以上の低抵抗のウェルコンタクト領域46を設けてもよい。また、ウェルコンタクトホール60の下部の第1ウェル領域41の表層に、第1ウェル領域41のそれより多い、例えば、p型不純物濃度が1×1020cm-3以上の低抵抗のウェルコンタクト領域47を設けてもよい。
このように、低抵抗でp型のウェルコンタクト領域46、47を設けることにより、第1ウェル領域41、第2pウェル領域42からオーミック電極63,64を経由してソースパッド10に至る電流経路の抵抗値を下げ、変位電流が流れるときに発生する電圧をより低下させることができる。
また、本実施の形態の電力用半導体装置100の製造方法の説明において、ウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61の形成とゲートコンタクトホール31の形成とは別々に行なうとしたが、ウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61の形成とゲートコンタクトホール31の形成とを同時に行なってもよい。ウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61の形成とゲートコンタクトホール31形成とを同時に形成することにより、工程を削減でき製造時のコスト削減が可能になる。
さらに、本実施の形態の電力用半導体装置100の製造方法の説明において、表面側のオーミック電極63、64の形成の熱処理と、裏面側の裏面オーミック電極65の形成の熱処理は、別々に行なうとしたが、表面側と裏面側との両方にNiを主成分とする金属を形成した後に熱処理し、表面側のオーミック電極63、64と裏面側の裏面オーミック電極65とを同時に形成してもよい。このようにすることによっても、工程を削減でき製造時のコスト削減が可能になる。
なお、本実施の形態においては、ウェルコンタクトホール60は、全て同じ面積のものを並べたものを用い、また、ソースコンタクトホール61の面積とウェルコンタクトホール60の面積も同じとした。このようにすることにより、ウェルコンタクトホール60、ソースコンタクトホール61形成のドライエッチング時の各孔におけるエッチング速度を均一にすることができ、コンタクト不良の発生を抑えることができる。
また、電力用半導体装置100においては、温度センサー用の電極および電流センサー用の電極が電力用半導体装置100の一部に形成される場合があるが、本実施の形態における電力用半導体装置100にこれらの電極が形成されていてもよい。温度センサー用の電極、電流センサー用の電極の有無が、本実施の形態の電力用半導装置100の効果に何ら影響を及ぼすものではない。
さらに、ゲートパッド11の位置、個数およびソースパッド10の形状等も多種多様のケースが有り得るが、これらも、上記の電流センサー用電極等の有無と同様に、本実施の形態の電力用半導装置100の効果に何ら影響を及ぼすものではない。
また、図示して説明はしないが、電力用半導装置100の上部表面のソースパッド10、ゲートパッド11、ゲート配線12を、外部の制御回路と接続できるような開口を残して、シリコン窒化膜やポリイミドなどの保護膜で覆っても良い。
さらに、本実施の形態の電力用半導体装置100においては、ゲート電極21〜23の材料として不純物添加多結晶シリコンを使用した例を説明したが、不純物添加多結晶シリコンの抵抗は十分に低くないため、ゲートパッド11との接続位置から離れた箇所のゲート電極21〜23の電位は、ゲートパッド11、ゲート配線12の電位との間に時間的なずれを生じる場合がある。この時間的なずれは、ゲート電極21〜23の抵抗などの抵抗成分およびソースパッド10などとの間にできる寄生容量で定まる時定数によって決まる。本実施の形態においては、ゲート配線12下部のゲート電極22に低抵抗のゲート配線12を並列に設けることによって、上記のような時間的ずれの発生を抑制している。
実施の形態2.
図9は、本発明の実施の形態2の電力用半導体装置100の一部の深さ方向の一断面を上面から模式的見た平面図で、主にゲート絶縁膜32およびフィールド酸化膜33より下層の炭化珪素層で構成される領域を説明した図である。図9において、セル領域14が上部から見て凸形状、すなわち、第1ウェル領域41が上部から見て凹形状になっているコーナー部で、コーナー部の交わる二辺に対してコーナー部に新たな辺である橋渡し境界を設け、もとの辺と交わる角度を小さく、角度を緩やかにしている点が、本実施の形態の電力用半導体装置100の特徴である。その他の点については実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図9において、コーナー部以外でウェルコンタクトホール60が一重に配置されているのに対し、コーナー部ではウェルコンタクトホール60が三重、四重に配置されており、上部から見てセル領域14と第1ウェル領域41との境界が直線状である他の箇所と比較して、セル領域14の外周、すなわち、第1ウェル領域の周りの境界の単位長さ当たりにウェルコンタクトホール60が多く配置されている。図9に示したθaはコーナー部の直交する二辺に対してコーナー部に設けた新たな辺(橋渡し境界)が、もとの二辺の内の一辺と交わる角度を示すもので、図9においてθaはtan−11.0すなわち45°である。
本実施の形態の電力用半導体装置100によれば、スイッチングオフ時にコーナー部に集中して発生する変位電流を実施の形態1の電力用半導体装置よりもさらに分散させることができ、変位電流が流れるときに発生する電圧を低下させることができる。したがって、スイッチング時にゲート絶縁膜32にかかる電圧を低下させることができ、高い信頼性の電力用半導体装置100を得ることができる。
なお、セル領域14内のユニットセルの配置方法は、正方形のユニットセルが格子状に並んだ図9に示したものである必要はなく、例えば、図10に示すように、隣接する列のユニットセルが互い違いに配置されてもよい。この場合、コーナー部の直交する二辺に対してコーナー部に設けた新たな辺がもとの二辺の内の一辺と交わる角度θbはおおよそ26.6°(tan-10.5)となるように配置することで、コーナー部にせり出した第1ウェル41に対するウェルコンタクトホール60をより多く配置することができる。
ユニットセルの配置方法が図9のようでも図10のようでも無い場合は、コーナー部の直交する二辺に対してコーナー部に設けた新たな辺がもとの二辺の内の一辺と交わる角度θは、tan-10.5以上tan-11.0以下とすればよい。
さらに、ユニットセルが長方形である場合は、ユニットセルの短辺の長さをa、ユニットセルの長辺の長さをbとして、θは、tan-1(b/2a)以上tan-11.0以下などとすればよい。
実施の形態3.
図11は、本発明の実施の形態3の電力用半導体装置100の一部の深さ方向の一断面を上面から模式的見た平面図である。図11において、ゲートパッド11の下方の第1ウェル領域41の周囲に配置されているウェルコンタクトホール60の第1ウェル領域41の周りの境界の単位長さ当たりの数が、ゲートパッド10の下方以外の第1ウェル領域41の周囲に配置されているウェルコンタクトホール60の第1ウェル領域41の周りの境界の単位長さ当たりの数より多いことを特徴としており、その他の詳細な事項は実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態の電力用半導体装置100によれば、ゲートパッド11の下方の第1ウェル領域41の周囲に配置されているウェルコンタクトホール60の第1ウェル領域41の周りの境界の単位長さ当たりの数が、ゲートパッド10の下方以外の第1ウェル領域41の周囲に配置されているウェルコンタクトホール60の第1ウェル領域41の周りの境界の単位長さ当たりの数より多いので、面積の大きなゲートパッド11の下方の第1ウェル領域41の周囲でスイッチング時に発生する電圧を低下させることができる。
なお、図12の平面図に示すように、ゲートパッド11の下方の第1ウェル領域41の周囲のウェルコンタクトホール60を、一部を1列、一部を2列などと配置しても、同様の効果を奏することができる。
また、図13の平面図に示すように、MOSFETのユニットセルを敷き詰め、第1ウェル領域を41セル領域14方向に延長することによって、コーナー部のウェルコンタクトホール60の数を実効的に増加させてもよい。図13の上面図を断面方向から見た断面図を図14に示す。
なお、図15の平面図および図16の断面図に示すように、ウェルコンタクトホール60の下方におけるウェルコンタクト領域47をユニットセルのウェルコンタクト領域46よりも面積を大きくしておいてもよい。このようにすることで、ウェルコンタクト領域47とオーミック電極64が接触する面積を大きくすることができその結果接触抵抗が下がり、さらに、第1ウェル領域41のシート抵抗も減るので、変位電流によって発生する電圧を低減することができる。
また、図17の上面図および図18の断面図に示すように、ウェルコンタクトホール60の下方におけるウェルコンタクト領域47を全てつなげ、広い面積のものとしておいてもよい。このように、ウェルコンタクトホール60の下方におけるウェルコンタクト領域47の面積を広げることで、第1ウェル領域41のシート抵抗がさらに低下することによってウェルコンタクト領域47からオーミック電極64を経てソースパッド10に至る経路の抵抗を低減でき、変位電流による電位上昇を減らすことができる。
さらに、図17〜18の例では、フィールド酸化膜33のエッジ(ゲート絶縁膜フィールド酸化膜境界30)からの距離を等間隔となるようにウェルコンタクト領域47を形成することで、変位電流の分布のアンバランスを防ぐことができる。
実施の形態4.
図19は、本発明の実施の形態3の電力用半導体装置100の一部の深さ方向の一断面を上面から模式的見た平面図である。図19において、コーナー部のウェルコンタクトホール60の面積がコーナー部以外のウェルコンタクトホール60の面積、ソースコンタクトホール61の面積より大きいことが特徴であり、その他の詳細な事項は実施の形態1と同様であるので、詳しい説明は省略する。
図19においては、正方形のユニットセルが格子状に規則的に並んだセル領域14の周囲で第1ウェル領域41の境界の形状が凹形状である箇所に、上部から見て第1ウェル領域41の境界の形状が直線状である箇所より、面積の大きなウェルコンタクトホール60が形成されている。
本実施の形態の電力用半導体装置100によっても、実施の形態1〜3の電力用半導体装置100と同様に、コーナー部に変位電流が流れるときに発生する電圧を低下させることができる。したがって、スイッチング時にゲート絶縁膜にかかる電圧を低下させることができ、高い信頼性の電力用半導体装置100を得ることができる。
なお、コーナー部のウェルコンタクトホール60の面積がソースコンタクトホール61の面積より大きければ、図20に示すように、コーナー部の凸部の角度が小さくなるように、コーナー部の直交する二辺に対してコーナー部に設けた新たな辺を設けてもよい。また、図21に示すように、コーナー部のウェルコンタクトホール60を何重かに増やしてもよい。
本実施の形態の電力用半導体装置100によれば、同じ面積のウェルコンタクトホール60の数を簡単に増加させることが困難なレイアウトの場合においても、容易に、変位電流が流れるときに発生する電圧を低下させることができる。したがって、スイッチング時にゲート絶縁膜32にかかる電圧を低下させることができ、高い信頼性の電力用半導体装置100を得ることができる。
なお、これまでの実施の形態1〜4では、炭化珪素半導体を用いた電力用半導体装置100の例を用いて説明したが、これは例示に過ぎず、他の材料で構成される電力用半導体装置100であっても同様の効果を奏する。
また、上記実施の形態1〜4では、セル領域14に形成する半導体素子が縦型のMOSFETである場合を開示しているが、例えば図6に示す炭化珪素半導体基板20と裏面側の裏面オーミック電極65との間に第2導電型のコレクタ層を設けることによりIGBTのセル領域14を有する半導体素子を構成しても、上述した本発明の効果がIGBTのセル領域を有する半導体素子に対しても同様に奏される。したがって、本発明の効力が及ぶ範囲は、MOSFETあるいはIGBT等のMOS構造を有するスイッチング素子としての半導体素子である。なお、半導体素子がIGBTの場合には、MOSFETのドレイン(電極)がコレクタ(電極)に相当し、MOSFETのソース(電極)がエミッタ(電極)に相当する。
さらに、本発明においては、実施の形態1〜4で記載したMOSFET構造を有する半導体素子自体を狭義の意味で「半導体装置」と定義するほか、例えば、このMOSFET構造を有する半導体素子と、この半導体素子に対して逆並列に接続されるフリーホイールダイオードと、この半導体素子のゲート電圧を生成、印加する制御回路等と共にリードフレームに搭載して封止されたインバータモジュールのような、半導体素子を組み込んだパワーモジュール自体をも、広義の意味で「半導体装置」と定義する。
10 ソースパッド、11 ゲートパッド、12 ゲート配線、13 ドレイン電極、14 セル領域、20 基板、21,22,23 ゲート電極、30、ゲート絶縁膜フィールド酸化膜境界、31 ゲートコンタクトホール、32 ゲート絶縁膜、33 フィールド酸化膜、35 層間絶縁膜、40 JTE領域、41 第1ウェル領域、42 第2ウェル領域、46、47 ウェルコンタクト領域、60 ウェルコンタクトホール、61 ソースコンタクトホール、63、64 オーミック電極、65 裏面オーミック電極、70 ドリフト層、80 ソース領域、100 電力用半導体装置。

Claims (9)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の第1の主面に形成された第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表層の一部に形成された第2導電型の第1ウェル領域と、
    前記ドリフト層の表層の一部に前記第1ウェル領域と離間して設けられた前記第1ウェル領域より上面から見た面積の小さな第2導電型の第2ウェル領域と、
    前記第2ウェル領域の表層の一部に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記第1ウェル領域および前記第2ウェル領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記第1ウェル領域の表面上の一部に形成された、前記ゲート絶縁膜より膜厚の大きなフィールド酸化膜と、
    前記ゲート絶縁膜および前記フィールド酸化膜に接して前記ドリフト層の反対側の上部に形成され、前記第1ウェル領域との間に前記ゲート絶縁膜を挟んだ箇所を有するゲート電極と、
    前記第2ウェル領域および前記ソース領域の上部に設けられたソースコンタクトホールと、
    前記第1ウェル領域の周辺部の上部に前記ゲート絶縁膜を貫通して設けられ、前記第1ウェル領域を上部から見てその境界が凹形状である箇所に、上部から見て境界が直線状である箇所より、前記第1ウェル領域の周りの境界の単位長さ当たりに多く配置された、ウェルコンタクトホールと、
    前記ソースコンタクトホールおよび前記ウェルコンタクトホールを介して前記第1ウェル領域と前記第2ウェル領域とを電気的に接続するソースパッドと、
    前記ゲート電極に電気的に接続されたゲートパッドと、
    前記半導体基板の第2の主面に設けられたドレイン電極と
    を備えたことを特徴とする電力用半導体装置。
  2. 第1ウェル領域を上部から見てその境界が凹形状である箇所は、凹形状が緩やかになるように橋渡し境界を設けた形状であることを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体装置。
  3. ゲートパッドの下部の第1ウェル領域の境界の単位長さ当たりのウェルコンタクトホールが前記ゲートパッドの下部以外の前記第1ウェル領域の境界の単位長さ当たりのウェルコンタクトホールより多いことを特徴とする請求項1または2に記載の電力用半導体装置。
  4. ゲートパッドの電圧を10V/nsec以上のスイッチング速度でスイッチオフするときに、第1ウェル領域とゲート電極との間に挟まれたゲート絶縁膜に誘起される電界が3MV/cm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電力用半導体装置。
  5. 半導体基板が炭化珪素半導体基板であり、ドリフト層が炭化珪素材料で構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の電力用半導体装置。
  6. 橋渡し境界と境界とが成す角度は、tan−10.5以上、tan−11.0以下であることを特徴とする請求項2に記載の電力用半導体装置。
  7. ウェルコンタクトホールの下部の第1ウェル領域の表層に前記第1ウェル領域より抵抗率の低いウェルコンタクト領域を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力用半導体装置。
  8. ウェルコンタクト領域を上面から見た面積がウェルコンタクトホールを上面から見た面積より大きいことを特徴とする請求項7に記載の電力用半導体装置。
  9. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の第1の主面に形成された第1導電型のドリフト層と、
    前記ドリフト層の表層の一部に形成された第2導電型の第1ウェル領域と、
    前記ドリフト層の表層の一部に前記第1ウェル領域と離間して設けられた前記第1ウェル領域より上面から見た面積の小さな第2導電型の第2ウェル領域と、
    前記第2ウェル領域の表層の一部に形成された第1導電型のソース領域と、
    前記第1ウェル領域および前記第2ウェル領域の表面上に形成されたゲート絶縁膜と、
    前記第1ウェル領域の表面上の一部に形成された、前記ゲート絶縁膜より膜厚の大きなフィールド酸化膜と、
    前記ゲート絶縁膜および前記フィールド酸化膜に接して前記ドリフト層の反対側の上部に形成され、前記第1ウェル領域との間に前記ゲート絶縁膜を挟んだ箇所を有するゲート電極と、
    前記第2ウェル領域および前記ソース領域の上部に設けられたソースコンタクトホールと、
    前記第1ウェル領域の周辺部の上部に前記ゲート絶縁膜を貫通して設けられ、前記第1ウェル領域を上部から見てその境界が凹形状である箇所に、上部から見て境界が直線状である箇所より、面積を大きくして配置された、ウェルコンタクトホールと、
    前記ソースコンタクトホールおよび前記ウェルコンタクトホールを介して前記第1ウェル領域と前記第2ウェル領域とを電気的に接続するソースパッドと、
    前記ゲート電極に電気的に接続されたゲートパッドと、
    前記半導体基板の第2の主面に設けられたドレイン電極と
    を備えたことを特徴とする電力用半導体装置。
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