JP2011057413A - エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011057413A
JP2011057413A JP2009211014A JP2009211014A JP2011057413A JP 2011057413 A JP2011057413 A JP 2011057413A JP 2009211014 A JP2009211014 A JP 2009211014A JP 2009211014 A JP2009211014 A JP 2009211014A JP 2011057413 A JP2011057413 A JP 2011057413A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
hall call
information
temporary allocation
car
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009211014A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5566646B2 (ja
Inventor
Hisafumi Yamada
尚史 山田
Yoshihiro Takeda
佳弘 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Elevator and Building Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Elevator Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Elevator Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2009211014A priority Critical patent/JP5566646B2/ja
Publication of JP2011057413A publication Critical patent/JP2011057413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5566646B2 publication Critical patent/JP5566646B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Elevator Control (AREA)

Abstract

【課題】既発生未応答ホール呼びに対して最適な割当号機を求めることができる群管理制御システム及び群管理制御方法。
【解決手段】現在時刻Tにおける各エレベータ号機12のかご位置情報、かご方向情報、既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、各エレベータ号機12の現行運行情報を情報作成部35により作成する。既割当ホール呼びのうち、未反応経過時間が設定時間以上で、現在時刻からホール呼びの階床に達するまでの応答時間が設定時間以上に達するものを、判定部34によって再割当対象ホール呼びとし、既に割当られている号機とは別の号機を演算処理部42により仮割当する。この結果から、評価部43により、運行情報を作成し、現行運行情報とを比較する。この評価が新たな結果とし、記憶部44に記憶させる。この記憶された仮割当結果から評価が最も高い結果として選定された結果を、割当決定部45により該当する号機12に再割当する。
【選択図】図1

Description

本発明は、任意の階床において任意の時刻に発生した任意の方向へのホール呼びに対して、複数のエレベータ号機のどれかを割当るエレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法に関する。
エレベータ群管理は、現在発生している呼び(ホール呼び,かご呼び)の状況とかごの現在位置、乗車人数等の情報を加味し、ホール呼びを適切なかごに割当ることを目的とする。ホール呼びをかごに対して適切に割当るためには、本来は次の全ての要因を考慮する必要がある。
1. 現在の割当が、今まで発生し、未だサービスされていない呼び(未応答呼び)に与える影響。
2. 現在の割当が将来の呼びに与える影響。
3. 将来の呼び発生が今までに割当した全ての未応答呼びに与える影響。
この中で、上記1の要因は扱い易いが、他の要因については、一部の提案(例えば、特許文献1、2参照)を除き、従来方式ではほとんど扱われていない。これは、一般的な従来の群管理方式と異なり、将来の仮想的な呼びを含む複数の呼びを同時に考慮する必要が生じるためである。すなわち、複数呼びに対しすべての割当の組合せの中から準最適な解を見つけ出し、一種の組合せ最適化演算を行わなくてはならないため、方法が複雑になるからである。
特開平5−319707号公報 特開平5−319706号公報
しかし、割当後のビル内の交通状況が変化し、割当時に考慮した上記1の影響も予測が外れ階床待ちの乗客に対して所謂長待ちが発生する場合がある。この場合、長待ち階に該当するホール呼びを現行割当号機から他号機へ変更するための再割当処理がエレベータシステムでは一般的に行われる。しかし、この再割当処理では再割当対象のホール呼び1つに対して上記1の影響を考慮するため、上記2,3の影響を考慮することができない。また、同時に複数個の再割当対象ホール呼びがあった場合には、それらを同時に処理して上記1,2,3の影響を考慮することができない。
上記2,3の要因を考慮するためには、所定の制限時間内に、複数呼びに対し組合せ最適化演算を行う必要がある。しかし、前記特許文献1で提案されているGA(遺伝的アルゴリズム)や、特許文献2で提案されているSA(シミュレーテッドアニーリング)を利用した方式などでは、群管理に必要とされるリアルタイム性を実現することが極めて困難である。
本発明の目的は、既発生未応答ホール呼びに対して最適な割当号機を求めることができる群管理制御システム及び群管理制御方法を提供することにある。
本発明によるエレベータの群管理制御システムは、任意の階床において任意の時刻に発生した任意の方向へのホール呼びに対して、複数のエレベータ号機のどれかを割当るエレベータの群管理制御システムであって、現在時刻における各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を作成する現行運行情報作成部と、前記既割当ホール呼びのうち、割当られたエレベータ号機の現在時刻までの未反応経過時間が設定時間以上で、現在時刻からホール呼びの階床に達するまでの応答時間が設定時間以上に達するものを再割当対象ホール呼びと判定する再割当ホール呼び判定部と、前記再割当ホール呼び判定部により再割当対象と判定されたホール呼びに対して、既に割当られている号機とは別の号機を仮割当する探索演算処理部と、この仮割当された結果から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を作成し、この仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、仮割当結果の改善値を算出して評価する運行シミュレーション評価部と、この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として記憶する運行シミュレーション結果記憶部と、この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から評価が最も高い仮割当結果として選定された仮割当結果を該当する号機に再割当する割当決定部とを備えたことを特徴とする。
本発明では、前記再割当ホール呼び判定部により選定された再割当対象ホール呼びが複数ある場合、前記探索演算処理部は、選定された複数の再割当対象ホール呼びに対して、それぞれ既に割当られている号機とは別の号機を仮割当し、前記運行シミュレーション評価部は、この仮割当された結果から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を複数の再割当対象ホール呼び毎に作成し、これらの仮割当運行情報と前記現行運行情報とをそれぞれ比較し、仮割当結果の改善値を算出して仮割当結果を複数の再割当対象ホール呼び毎に評価し、前記運行シミュレーション結果記憶部は、この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として複数の再割当対象ホール呼び毎に記憶し、前記割当決定部は、この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から、複数の再割当対象ホール呼び毎に評価が最も高い仮割当結果として選定されたた各仮割当結果を該当する号機に再割当する。
また、本発明では、前記運行シミュレーション評価部は、仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、前記再割当対象ホール呼びの改善値を算出すると共に、この再割当対象ホール呼び以外の他の既割当ホール呼びが受ける影響値を算出し、前記改善値と影響値とを総合して仮割当結果を評価するように構成してもよい。
また、本発明では、前記現行運行情報作成部は、現在時刻における各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、かご呼び情報に加えて、現在時刻Tにおける各エレベータ号機のかご扉の戸開・戸閉情報を含むかご状態情報を用いて、現在時刻T以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を作成するように構成してもよい。
さらに、本発明では、前記各階床には到着号機報知手段が設けられており、前記割当決定部による各号機のホール呼び再割当結果によりホール呼びの再割当がなされた場合には、前記到着号機報知手段による階床待ち乗客へ報知を纏めて報知する。
また、本発明によるエレベータの群管理制御方法は、現在時刻における各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、現在時刻T以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を現行運行情報作成部により作成し、前記既割当ホール呼びのうち、割当られたエレベータ号機の現在時刻までの未反応経過時間が設定時間以上で、現在時刻からホール呼びの階床に達するまでの応答時間が設定時間以上に達するものを、再割当ホール呼び判定部によって再割当対象ホール呼と判定し、前記再割当対象ホール呼びに対して、既に割当られている号機とは別の号機を探索演算処理部により仮割当し、この仮割当された結果から、運行シミュレーション評価部により、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を作成し、この仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、仮割当結果の改善値を算出して評価し、この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として運行シミュレーション結果記憶部に記憶させ、この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から評価が最も高い仮割当結果として選定された仮割当結果を、割当決定部により該当する号機に再割当することを特徴とする。
本発明によれば、既発生未応答ホール呼びに対して再割当すべきと判断した場合には、再割当処理を行うが、各再割当対象ホール呼びを各号機に再割当した場合の状態がどうなるかをシミュレーションし、再割当前の運行スケジュールと、再割当後の運行スケジュールを比較することで、最適な割当号機を求めることができる。
本発明によるエレベータの群管理システムの一実施の形態を説明するブロック図である。 同上一実施の形態の動作を説明するフローチャートである。 同上一実施の形態における現行運行情報を説明する図である。 図3の現行運行状態を用いて再割当対象のホール呼びを選出する場合を説明する図である。 図4により選出された再割当対象のホール呼びの一つにこれまでとは別の号機を仮に割当た場合の運行情報を説明する図である。 図4により選出された再割当対象のホール呼びの一つにこれまでと同じ号機を仮に割当た場合の運行情報を説明する図である。 図5の状態に対し、再割当対象のホール呼びの他の一つにこれまでと同じ号機を仮に割当た場合の運行情報を説明する図である。 図5の状態に対し、再割当対象のホール呼びの他の一つにこれまでとは別の号機を仮に割当た場合の運行情報を説明する図である。
以下、本発明に係わるエレベータ群管理制御システムの一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。図1は、この実施の形態におけるエレベータ群管理制御システムの概略構成を示すブロック図である。
本発明が対象とする群管理制御システムは、エレベータの群管理制御を実行するもので、少なくとも2台以上のエレベータ乗りかご(以下、号機とも呼ぶ)を有するエレベータシステムの群管理を行う。また、本発明は、新規に発生するホール呼びに対する割当演算処理ではなく、既発生で既割当済みのホール呼びに対して、ホール呼びの割当号機を変更する再割当処理演算に関するものである。したがって、新規ホール呼びに対する割当演算方法については省略する。
一般に、エレベータシステムには、各階床の乗り場にホール呼び釦11が備わっている。このホール呼び釦11を押下すると、群管理装置の図示しない新規ホール呼びに対する割当演算部は、上述した新規ホール呼びに対する割当演算処理を行い、このホール呼びに対して応答するエレベータの号機12を割当、該当する号機12に割当命令を行う。
各号機12のかご制御部13には、割当ホール呼び情報リスト14、及びかご呼び情報リスト16が設けられており、上記割当命令により、該当する号機12の割当ホール呼び情報リスト14には、割当られたホール呼びの発生時刻・階床・方向の情報が登録される。また、各号機12内には、かご呼びボタン15が設けられており、ホール呼びに応答した号機12へ乗車した乗客が、このかご呼び釦15を押下することで乗り込んだ号機12自身の目的階床を通知する。このとき、該当する号機12のかご呼び情報リスト16に、発生したかご呼びの発生時刻・階床が登録される。
各エレベータ号機12は、かご扉の戸開・戸閉状態を含む現在状態情報、現在位置情報、現在方向情報と、自身の割当ホール呼び情報リスト14、かご呼び情報リスト16の各情報とを基に、エレベータの運行ルールにしたがって自律的に次応答呼びを決定する。そして、かご制御部13は、次応答呼び階床までのエレベータ号機の物理的な運行を制御してホール呼びへの応答処理、ならびにかご呼びへの応答処理を行っていく。このとき、応答したホール呼び情報、ならびにかご呼び情報は各リスト14,16から削除される。
また、エレベータシステムは、各階床の乗り場に到着号機報知手段18を備えている。この到着号機報知手段18は、発生したホール呼びに対してどの号機12が割当られて該当するホール呼び階床に到着するかを、利用者である乗客に報知するための手段である。乗客は、この報知内容にしたがって到着予定の号機12前で号機待ちを行う。
以上がエレベータシステムの通常の処理の流れである。
次に、群管理制御装置20について説明する。先ず、かご情報収集部21、及びかご停止命令情報収集部22を説明する。
かご情報収集部21は、任意時刻Tにおける各号機12の現在情報を収集するもので、各号機12の現在位置情報を収集するかご位置情報検出部23、各号機12の現在方向情報を検出するかご方向情報検出部24、各号機12の状態(移動中、戸開中など)を表すかご状態情報の検出部25から構成される。
かご停止命令情報収集部22は、任意時刻Tにおける各号機12のホール呼び割当情報とかご呼び発生情報を収集するもので、各号機12のホール呼び情報リスト14からホール呼び情報(発生時刻・階床・方向・割当号機)を検出するホール呼び割当情報検出部26、各号機12のかご呼び情報リスト16からかご呼び情報(階床・発生号機)を検出するかご呼び情報検出部27から構成される。
次に、再割当計算開始の指令を出す再割当計算処理開始判定部28について説明する。この再割当計算処理開始判定部28は、再割当対象となるホール呼びを一つあるいは複数個検出する再割当ホール呼び候補判定部29、再割当ホール呼び判定計算を、後述する再割当ホール呼び判定部34に命令する再割当ホール呼び判定計算命令部30、再割当不可の全てのホール呼びを「不可」から「可能」にする再割当不可ホール呼びリセット部31から構成される。
再割当ホール呼び候補判定部29は再割当可能ホール呼びリスト32を備えており、本リスト32を参照することで再割当ホール呼び候補判定部29で判定した再割当ホール呼び候補が再割当「可能」か「不可」かを判定する。再割当ホール呼び候補判定部29により再割当ホール呼び候補と判定されたホール呼びは、該当する再割当ホール呼びリスト32内の情報を「可能」から「不可」へ変更する。そして、再割当判定計算命令部30により再割当ホール呼び候補が再割当ホール呼び判定部34へ送信され、再割当ホール呼び判定部34の計算が実行される。
本実施の形態では、再割当ホール呼び候補判定部29は、監視時間間隔CT毎に既割当未応答のホール呼びの応答状況を監視し、割当経過時間がTHPASS以上経過した既割当未応答通常ホール呼びを対象とし、かつ再割当可能ホール呼びリストの再割当可能フラグが「可能」となっているホール呼びを再割当ホール呼び候補として再割当ホール呼び判定部34へと送信する。
次に、上記再割当ホール呼び判定部34について説明する。この再割当ホール呼び判定部34は、再割当すべきホール呼びが否かを判定するもので、再割当計算処理開始判定部28からの計算開始命令を受信した時刻Tでの各号機12の運行予定情報(運行スケジュール)を作成する現行運行情報作成部35、現行運行情報作成部により作成された現行運行情報作から、再割当候補ホール呼びを再割当するか否かを判定する再割当ホール呼び判定計算部36、この再割当ホール呼び判定計算部36により再割当対象と判定されたホール呼びを、後述する再割当計算装置37に送信する再割当ホール呼び送信部38で構成される。
この中で、現行運行情報作成部35は派生かご呼び発生部39を備えており、既割当未応答ホール呼びに対して、そこから派生するかご呼びを統計的な需要交通流情報から発生させる。この派生かご呼びの発生方法については、発明の本質ではないため省略する。また、再割当ホール呼び送信部38はソート部40を備え、再割当計算装置37での再割当ホール呼びの再割当状態の計算順序を決めるために、送信する再割当ホール呼びをソートする。本ソート部40の詳細については後で述べる。
再割当ホール呼び判定部34は、再割当計算処理開始判定部28の再割当ホール呼び判定計算命令部30からの計算命令を受信すると、現行運行情報作成部35がかご情報収集部21及びかご停止命令情報収集部22からの情報を基に、各号機12の時刻Tでの運行情報を作成する。すなわち、現行運行情報作成部35は、現在時刻Tにおける各エレベータ号機12のかご位置情報、かご方向情報、エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、現在時刻T以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を作成する。
なお、現行運行情報作成部35は、上述のように、現行運行情報を作成する際、かご情報として、上述した現在時刻Tにおける各エレベータ号機12のかご位置情報、かご方向情報に、さらに各エレベータ号機のかご扉の戸開・戸閉情報を含むかご状態情報を加えて、現行運行情報の精度をより高めてもよい。以下、図3に現行運行情報作成部35が作成する運行情報を示す。
図3以降の図では、説明を簡単にするため、エレベータシステムを構成するエレベータ号機12を2台とし、4階床の建屋に適用したものとしている。現行運行情報作成部35は、かご情報収集部21の情報から、各号機12の位置と方向と状態が入力されるので、現在時刻Tでの運行線図の始点を決定できる。次に、かご停止命令情報収集部22の情報から、各号機12の呼び応答順序とその時刻が決定できる。図の△は上向きホール呼びを表現し、▽は下向きホール呼びを指す。
図において、ホール呼びHC1 〜HC6 の数値は、ホール呼びHCが発生した順序を表している。図の例では、HC1は、現時点において、過去1番目に生じた2階ホールでの上向きのホール呼びであり2号機に割当られている。HCは、現時点において、過去1番目に生じた2階ホールでの上向きのホール呼びであり、2号機が割当られている。HC2は、過去2番目に生じた3階ホールでの下向きのホール呼びであり、1号機が割当られている。HC3 は、過去3番目に生じた3階ホールでの下向きのホール呼びであり、2号機が割当られている。HC4は、過去4番目に生じた1階ホールでの上向きのホール呼びであり、1号機が割当られている。HC5は、過去5番目に生じた4階ホールでの下向きのホール呼びであり1号機が割当られている。HC6 は、過去6番目に生じた3階ホールでの上向きのホール呼びであり1号機が割当られている。
また、図中●は実際に発生している各号機12のかご呼びを指し、○は各号機12の既割当未応答のホール呼び情報から、現行運行情報作成部35の派生かご呼び発生部39により発生させた派生かご呼びを指す。
ここで、階床間の移動時間は移動時間テーブル、あるいはかごの定格速度、加速度、加加速度、減速度、減減速度から計算することができる。更に、階床の停止時間は各階床の停止方向での平均的な停止時間を採用したり、ホール呼び停止による停止時間、かご呼び停止による停止時間、ホール呼びとかご呼びによる停止時間を予めテーブル化しておくことで決定することができる。
次に、現行運行情報作成部35により作成された現在時刻Tでの現行運行情報を基に、再割当ホール呼び判定計算部36が、再割当計算処理開始判定部28の指示に基づいて、再割当ホール呼び候補のホール呼びを再割当するかしないかを判定するための計算を行う。以下、再割当ホール呼び判定計算部36による計算例を、図3を用いて説明する。
図3は、現在時刻Tまでの割当経過時間ThPASSを超過した再割当候補ホール呼びとして、HC1,HC2の2つが有る場合の例である。すなわち、この2つのホール呼びHC1,HC2は、割当経過時間ThPASSを経過しても未だ未応答であるため、再割当を行うかの判定を行う。まず、各ホール呼びHC1,HC2が、時刻Tから何秒後応答予定かを現行運行情報から算出する。図3では、HC1は現在時刻Tから予測時間tHC1 res後に応答し、HC2は現在時刻Tから予測時間tHC2 res後に応答することを算出することができる。本実施の形態では、これらの予測時間tHCi res(i=1,2)を、予め設定した応答判定時間ThRESSと比較することにより次のように再割当判定を行う。
HCi res<ThRESS:再割当候補ホール呼びHCiを再割当対象ホール呼びとしない。
HCi res>ThRESS:再割当候補ホール呼びHCiを再割当対象ホール呼びとする。
図3の場合、再割当候補ホール呼びHC1,HC2は、再割当ホール呼び判定計算部36により、それぞれ再割当対象ホール呼びと判定される。
割当ホール呼び送信部38は、割当ホール呼び判定計算部36による計算結果で再割当対象ホール呼びと判定された再割当候補ホール呼びを、再割当計算装置37の探索演算処理部42へと送信する。つまり、再割当対象ホール呼びHC1,HC2が探索演算処理部42へと送られる。ここで、再割当ホール呼び送信部38に備わるソート部40について説明する。
ソート部40は、再割当対象ホール呼びとして判定された再割当候補ホール呼びの、再割当計算装置37での計算順序を決定する。計算順序としては、再割当対象ホール呼びの発生時刻順や応答予定順などが考えられるが、本実施の形態では応答予定順にソートするものとする。つまり、再割当ホール呼びHC1の方が、再割当ホール呼びHC2より現行運行情報から早く応答する予定であることから、以下に示すようにソートしてから探索演算処理部42へと送信する。
Figure 2011057413
現行運行情報送信部41は、現行運行情報作成部35で作成された図3の現行運行情報を、再割当計算装置37の運行シミュレーション評価部43へ送信する。また、再割当対象ホール呼びHC1,HC2を削除した各号機12のホール呼び割当情報と各号機12のかご呼び発生情報を、呼び情報として運行シミュレーション評価部43へ送信する。
再割当計算装置37は、探索演算処理部42、運行シミュレーション評価部43、運行シミュレーション評価結果記憶部44、割当決定部45から構成される。
探索演算処理部42は、再割当ホール呼び判定部34により再割当実施と判定された再割当対象ホール呼びHC1,HC2に対して、既に割当られている号機12とは別の号機12を仮割当する。すなわち、再割当前に割当られていた号機12以外の各号機12に再割当対象ホール呼びHC1,HC2を再割当した仮割当結果を複数個作成する。
運行シミュレーション評価部43は、探索演算処理部42により仮割当された結果から、現在時刻T以降に、各エレベータ号機12がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を作成し、この仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、仮割当結果の改善値を算出して評価する。すなわち、探索演算処理部42により作成された仮割当結果からその運行情報である仮割当運行情報を作成し、その仮割当運行情報と再割当ホール呼び判定部34の現行運行情報作成部35により作成された現行運行情報を比較して、仮割当運行情報を評価する。
運行シミュレーション結果記憶部44は、この運行シミュレーション評価部43による評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として記憶する。すなわち、運行シミュレーション評価部43により評価された仮割当結果とその評価値を記憶するか否かを判定し、記憶すると判定すれば記憶し、記憶しないと判定すれば記憶しない。
割当決定部45は、この運行シミュレーション結果記憶部44に記憶された仮割当結果から、評価が最も高い仮割当結果として選定された仮割当結果により該当する号機を再割当する。すなわち、最終的に得られた再割当結果から再割当対象ホール呼びの割当号機を変更するか否かを判定し、再割当と決定した場合には再割当号機へ割当指令を出し、再割当前の号機には割当解除の指令を出す。
以下、再割当計算装置37の上述した各構成要素について、詳細に説明する。
探索演算処理42は、探索演算処理の初期化を行う探索演算初期化部47、再割当ホール呼び判定部34から送信された再割当対象ホール呼びを格納する再割当対象ホール呼びリスト48、再割当対象ホール呼びを各号機に割当てた仮割当状態を複数個作成する仮割当結果作成部49、運行シミュレーション評価結果記憶部44に記憶している仮割当結果を選択する仮割当結果選択部50と、この探索演算処理部42での計算処理の終了を判定する探索演算処理終了判定部51から構成される。
探索演算初期化部47は、再割当対象ホール呼びがいずれの号機12にも割当られていない状態の初期仮割当結果を作成し、以後詳細に述べる探索演算処理における探索基点ノードに該当する状態を作成する。作成後、探索演算初期化部47は、初期仮割当結果を運行シミュレーション評価結果記憶部44へ送信する。運行シミュレーション評価結果記憶部44では、後述する仮割当結果記憶判定部53が、初期仮割当結果なので記憶と判定し、この初期仮割当結果を後述する仮割当結果記憶リスト54へ格納して記憶する。後に詳細に説明するが、この運行シミュレーション評価結果記憶部44の仮割当結果記憶情報作成部55は、仮割当結果の評価結果を組にして記憶するが、初期仮割当結果の場合には評価値は必要ないので評価値は算出しない。
探索演算処理終了判定部51は、運行シミュレーション評価結果記憶部44内の仮割当結果記憶リスト54内の仮割当結果を参照する仮割当結果参照部56、反復演算カウンタ57を備えている。そして、仮割当結果参照部56により仮割当結果を参照した結果、探索途中の仮割当結果を記憶している運行シミュレーション評価結果記憶部44内の仮割当結果記憶リスト54に仮割当結果が存在しない場合や、反復演算カウンタ57により所定演算回数が終了した場合には探索演算処理を終了し、割当決定部45へ終了を通知する。演算を継続する場合には、仮割当結果選択部50へ演算継続を通知する。
仮割当結果選択部50は、仮割当リスト操作部59と仮割当結果選択計算部60を備えている。仮割当リスト操作部59は、探索演算処理終了判定部51からの演算継続通知を受けると、運行シミュレーション評価結果記憶部44内の仮割当結果記憶リスト54を参照する。仮割当結果選択計算部60は、参照した内容から所定評価基準に従って仮割当結果記憶リスト54に記憶されている仮割当結果を選択する。選択した仮割当結果は、探索演算処理部42の仮割当結果作成部49へ送信し、仮割当結果記憶リスト54の仮割当結果は仮割当リスト操作部59により削除される。仮割当結果選択計算部60による所定の選択評価基準は、仮割当結果記憶リスト54内に格納されている仮割当結果の中で最良の評価値を持つ仮割当結果とする。
仮割当結果作成部49は、仮割当ホール呼び選択部62と仮割当結果計算部63を備えている。仮割当ホール呼び選択部62は、仮割当結果選択部50により選択された仮割当結果に含まれていない(未割当で)、再割当対象ホール呼びリスト48のホール呼びの中で先頭のホール呼びを1つ選択する。このとき、1つも選択されない、つまり再割当対象ホール呼びリスト48内の全ての再割当対象ホール呼びについての仮割当結果が選択されていた場合には、この仮割当結果を運行シミュレーション評価結果記憶部44内の全探索終了結果記憶リスト64へと送信し、全探索終了結果記憶リストはこれを記憶する。1つ選択された場合、つまり未だ未割当の再割当対象ホール呼びがある場合、仮割当結果計算部63は、選択した再割当対象ホール呼びリストの再割当ホール呼びを各号機へ割当た場合の仮割当結果を作成し、運行シミュレーション評価部48へと送信する。
例えば、エレベータシステムには1号機から4号機まである場合に、選択した再割当対象ホール呼びが再割当前は1号機に割当られていた場合、選択した再割当ホール呼びを1号機へ仮割当した結果(つまり再割当しない割当状態)、2号機へ仮割当した仮割当結果(つまり2号機へ再割当した状態)、3号機へ仮割当した仮割当結果(つまり3号機へ再割当した状態)、4号機へ仮割当した仮割当結果(つまり4号機へ再割当した状態)、の4つの仮割当結果を作成し、運行シミュレーション評価部へと送信する。
以上が探索演算処理部42の各構成要素の説明である。
次に、運行シミュレーション評価部43を説明する。この運行シミュレーション評価部43は、仮割当結果作成部49により作成された仮割当結果からその運行情報を作成する仮割当運行情報作成部66、仮割当運行情報作成部66により作成した仮割当運行情報から仮割当結果の評価値を算出する仮割当結果評価部67から構成される。
仮割当運行情報作成部66は、現行運行情報送信部41から受信した各号機12の呼び情報を格納する呼び情報リスト68と、未応答ホール呼びから発生する派生かご呼びを予測発生させる派生かご呼び発生部69を備えており、これらの情報と各号機12の仮割当結果から各号機12の仮割当運行情報を作成する。
仮割当結果評価部67は、運行情報比較部71と運行情報評価値計算部72を備えている。運行情報比較部71は、仮割当運行情報作成部66により作成した仮割当結果の仮割当運行情報と再割当ホール呼び判定部34の現行運行情報送信部41から受信した現行運行情報とを比較し、比較結果から運行情報評価値計算部72により評価値が計算される。このとき評価値は、N号機に再割当対象ホール呼びを再割当した結果の改善値と、再割当対象ホール呼び以外のホール呼びでN号機に割当られているホール呼びへの影響値から算出される。本実施の形態では、N号機に再割当対象ホール呼びを再割当した結果のホール呼び未応答時間の改善値と、再割当対象ホール呼び以外のホール呼びでN号機に割当られているホール呼びの未応答時間の影響値から算出することとする。仮割当結果の評価値算出後、仮割当結果とその評価値を運行シミュレーション評価結果記憶部44へ送信する。
次に、運行シミュレーション評価結果記憶部44を説明する。運行シミュレーション評価結果記憶部44は、仮割当結果記憶部判定部53、仮割当結果記憶情報作成部55、仮割当結果記憶リスト54、全探索終了結果記憶リスト64で構成される。
仮割当結果記憶部判定部53は、運行シミュレーション評価部43から受信した仮割当結果の評価値から、受信した仮割当結果を記憶するか否かを判定する。仮割当結果記憶情報作成部55は、この仮割当結果記憶部判定部53により記憶と判定された場合には、その仮割当結果と、再割当対象ホール呼びならば改善値を、割当済みホール呼びならば影響値を組にした仮割当結果記憶情報を作成する。仮割当結果記憶リスト54は、仮割当結果記憶情報作成部55により作成した仮割当結果記憶情報を格納する。全探索終了結果記憶リスト64は、全ての割当対象ホール呼びについて仮割当済みの仮割当結果を格納する。
以下、上記各構成要素についてさらに詳細に説明する。
仮割当記憶判定部53は、運行シミュレーション評価部43から受信した仮割当結果とその評価値からこの仮割当結果を記憶するか否かを判定する。図の例では、仮割当結果に割当られている再割当ホール呼びHCi(i: 仮割当結果に割当られている再割当対象ホール呼びのインデックスで、この実施の形態では前述のようにi=1,2)の全ての改善値
HCi impが改善閾値ThIMPに対して次式のように小なる場合は、この仮割当結果を記憶しない。ただし、元の割当号機へ割当られた場合についてはHCiの値に係らず記憶対象とする。
HCi imp <ThIMP
また、仮割当結果に割当られている既割当ホール呼びHCj (j: 仮割当結果に割当られている既割当ホール呼びのインデックスで、この実施の形態では前述のようにj=3,4,5,6)の全ての影響値tHCj infが影響閾値ThINFに対して、次式のように大なる場合は、の割当結果を記憶しない。
HCj inf >ThINF
仮割当結果記憶判定部53により記憶すると判定された場合、仮割当結果記憶情報作成部55は、仮割当結果と、その仮割当結果に含まれる再割当ホール呼びの改善値tHCi impと既割当ホール呼びの影響値tHCj infから算出する仮割当結果評価値とを組にした仮割当結果記憶情報を仮割当結果記憶リスト54へ送り、この仮割当結果記憶情報を仮割当結果記憶リストへ格納する。本実施例では、仮割当結果評価値Enode (node:仮割当結果のインデックス )を次式のように算出する。
Enode=ΣtHCi imp +ΣtHCj inf
次に、割当決定部45を説明する。
割当決定部45は、記憶リスト参照部75と、割当変更決定部76と、割当司令部77から構成される。記憶リスト参照部75は、探索演算処理部42の探索演算処理終了判定部51により終了判定がなされると、運行シミュレーション評価結果記憶部44内の仮割当結果記憶リスト54と全探索終了結果記憶リスト64とを参照する。このとき、全探索終了結果記憶リスト64内に全探索が終了した仮割当結果記憶情報があれば、全探索終了結果記憶リスト64の中でmax(Enode)となる仮割当結果記憶情報を取得し、割当変更判定部76へ送る。全探索終了結果記憶リスト64内に情報がない場合には、仮割当結果記憶リスト54内の仮割当結果記憶情報の中でmax(Enode)となる仮割当結果記憶情報を取得し、割当変更判定部76へ送る。どちらのリストにも仮割当結果記憶情報がない場合には、情報なしの信号を送信する。
割当変更判定部76は、受信した仮割当結果記憶情報の仮割当結果から再割当ホール呼びの再割当号機を抽出し、割当司令部77へと送信する。このとき情報なしの信号を受信すれば、再割当変更無しの信号を割当司令部77へ送信する。
割当司令部77は、割当変更判定部76から受信した情報を基に、再割当対象ホール呼びの割当号機が変更されていれば、再割当前の号機へのホール呼び応答命令を解除する。つまり再割当前の号機の、割当ホール呼び情報リスト14から該当するホール呼び情報を削除し、該当する到着号機報知手段の到着報知を解除する。更に、再割当された号機へホール呼び応答命令を発令する。つまり再割当号機の割当ホール呼び情報リスト14に該当するホール呼び情報を追加し、該当する到着号機報知手段18の到着報知を指令する。再割当対象ホール呼びの割当号機が変更されていなければ、割当司令部77は該当する再割当対象ホール呼びに関する上記操作は行わない。また、変更無しの信号を受信した場合も同様に全ての再割当対象ホール呼びに関する上記操作は行わない。
以上が本発明を構成する各構成要素の説明である。以下、図2に再割当計算装置37の一連の流れを示したフローチャートを示し、説明例を用いながら一連の流れを説明する。
まず説明例では、説明を簡単にするためにエレベータシステムに備わるエレベータ号機12はN=2つまり、2台とする。先ず、再割当ホール呼び判定部34の現行運行情報作成部35により現行運行情報が図3で示すように作成され、再割当ホール呼び判定計算部34により、図4で示すように、HC1,HC2が再割当対象ホール呼びと判定される。そして、再割当対象ホール呼びHC1,HC2の情報が、再割当対象ホール呼び送信部38により、前述のようにソートされ、以下に示す情報が再割当計算装置37の探索演算処理部42へ送信される。
HC1情報{発生時刻=tHC1,呼び方向=UP,発生階床=fHC1
HC2情報{発生時刻=tHC2,呼び方向=DN,発生階床=fHC2
また、現行運行情報送信部41により図3の現行運行情報が運行シミュレーション評価部43の仮割当結果評価部67へ送信される。これらの情報を受けた再割当計算装置37は、図2のフローチャートで示すように、以下の処理を実行する。
(STEP1)では、探索演算初期化部47により、以下の表1で示す初期仮割当結果が作成される。
Figure 2011057413
(STEP2)では、初期仮割当結果を運行シミュレーション評価結果記憶部44の仮割当結果記憶リスト54へ格納する。
(STEP3)では、仮割当結果記憶リスト54からmax(E)となる仮割当結果nodeを取得し、取得した仮割当結果を仮割当結果リスト54から削除する。説明例では、この時点では仮割当結果記憶リスト54には、表1で示した初期割当結果しか格納されていないため、仮割当結果nodeとしてこの初期仮割当結果が取得され、仮割当結果記憶リスト54から削除する。
(STEP4)では、取得した仮割当結果に割当る再割当対象ホール呼びhcを取得する。説明例では、取得した仮割当結果には、1番目の再割当対象ホール呼びHC1を割当てた状態を計算していないので、再割当対象ホール呼びhc =HC1 が取得される。
(STEP5)では、再割当対象ホール呼びhc =HC1を各号機に仮割当した状態である仮割当結果node^n( n=1,2・・・N)を作成する。説明例では、号機12の台数は、1号機と2号機のみとしたので、以下のように、既割当号機以外である1号機に割当てた仮割当結果node^1(表2)と、既割当号機でもある2号機に割当てた仮割当結果node^2(表3)の2つの仮割当結果を作成する。
Figure 2011057413
Figure 2011057413
(STEP6)では、作成した仮割当結果の評価値を計算する。説明例では、node^1の仮割当結果の仮割当運行情報は図5のようになる。図5から、再割当ホール呼びHC1は、図3で示した現行運行情報に比べて応答がtHC1 imp早まり、これが改善値となる。これに対し、再割当されていないホール呼びHC3,HC4は、図3で示した現行運行情報に比べて応答に変化なく、これらの影響値はtHC3 inf=0,tHC4 inf=0となるが、他の再割当されていないホール呼びHC5,HC6は、図3で示した現行運行情報に比べて応答がtHC5 inf,tHC6 inf遅くなり、これらが影響値として算出される。そして、node^1の総合評価値は次式により算出される。
E=Enode^1=ΣtHCi imp +ΣtHCj inf
したがって、仮割当結果node^1の情報は以下の表4のようになる。
Figure 2011057413
また、node^2の仮割当運行情報は、hc =HC1の割当号機変更がなされていない仮割当となるため以下の表5のようになる。
Figure 2011057413
(STEP7)では、計算した各Enode^nを仮割当記憶リスト54に記憶するか否かを判定する。先に説明したように、仮割当結果の再割当ホール呼びHCiの全ての改善値
HCi impが改善閾値ThIMPに対して次の関係であれば、この仮割当結果を記憶する。
HCi imp ≧ThIMP ・・・(条件1)
ただし、元の割当号機へ割当られた場合についてはHCiの値に係らず記憶対象とする。
また、仮割当結果に割当られている既割当ホール呼びHCjの全ての影響値tHCj infが影響閾値ThINFに対して次の関係であれば、この割当結果を記憶する。
HCj inf ≦ThINF ・・・(条件2)
つまり、上記(条件1)と(条件2)をともに満たす場合には記憶対象とする。説明例では、node^1についてはHC1を1号機に再割当した場合の仮割当結果であるため、各改善値・影響値は、前記表4のようになっているから、
HC1 imp ≧ThIMP であり、
HC3 inf (=0)≦ThINF,tHC4 inf (=0)≦ThINF,tHC5 inf≦ThINF,tHC6 inf≦ThINF
である場合はnode^1を記憶する。上記条件を満たさない場合には記憶せず、破棄する。説明例では、node^1 がこれらの条件を満たすとして記憶判定されたとする。
また、node^2はHC1を2号機の割当のまま再割当しない仮割当結果であるため、無条件に仮割当結果記憶リスト54へ記憶判定する。
(STEP8)では、(STEP7)で記憶判定された仮割当結果を仮割当結果記憶リスト54へ記憶させる。つまり、説明例ではnode^1 ,node^2ともに仮割結果記憶リスト54に記憶される。
(STEP9)では、一連の処理を終了するか否かを判定する。ここで、反復演算回数を2回とすると、説明例では演算回数=1なので演算継続として(STEP3)へと戻る。同様に以降の処理を説明していく。
演算回数2回目の(STEP3)では、仮割当結果記憶リスト54に格納されている仮割当結果からmax(E)となる仮割当結果を取得する。説明例では、HC1 を1号機へ再割当した結果である前記表4のデータがmax(E)を持つ仮割当結果であったとし、これがnodeとして取得される。
演算回数2回目の(STEP4)では、再割当対象ホール呼びリストから取得した仮割当結果に追加する再割当対象ホール呼びを取得する。このとき、HC1 は既に追加されているので、次に追加すべきhc =HC2が取得される。
演算回数2回目の(STEP5)では、nodeにhcを割当てた場合の仮割当結果を作成する。説明例では、以下のようにHC2を1号機に割当た仮割当結果node^1(表6)と、2号機に割当た仮割当結果node^2(表7)の2つの仮割当結果を作成する。
Figure 2011057413
Figure 2011057413
演算回数2回目の(STEP6)では、作成した仮割当結果の評価値を計算する。説明例では、node^1の仮割当結果の仮割当運行情報はhc =HC2の割当号機変更がなされていない仮割当となるため、その運行情報は図7のようになる。図7から、再割当ホール呼びHC2は、図3で示した現行運行情報に比べて応答がtHC2 imp遅くなる。したがって、
HC2 impは逆方向の改善値となる。これに対し、再割当されていないホール呼びHC3,HC4は、図3で示した現行運行情報に比べて応答に変化はなく、これらの影響値はtHC3 inf=0,tHC4 inf=0となるが、他の再割当されていないホール呼びHC5,HC6は、図3で示した現行運行情報に比べて応答がtHC5 inf,tHC6 inf遅くなり、これらが影響値として算出される。
すなわち、HC1の改善値=tHC1 imp 、HC2改善値=−tHC2 impであり、HC3,の影響値=tHC3 inf( =0),HC4の影響値tHC4 inf( =0),HC5の影響値tHC5 infF,HC6の影響値tHC6 inf が算出できる。そして、総合評価値Eは次式により算出されるので、仮割当結果node^1の情報は以下の表8のようになる。
E=Enode^1=ΣtHCi imp +ΣtHCj inf
Figure 2011057413
またnode^2の仮割当運行情報は、HC2を2号機へ割当変更した場合の仮割当結果となり、その運行情報は図8のようになる。図8から、再割当ホール呼びHC2は、図3で示した現行運行情報に比べて応答がtHC2 imp早くなり、これが改善値となる。これに対し、再割当されていないホール呼びHC3, HC5,HC6は、図3で示した現行運行情報に比べて応答が、それぞれtHC3 inf,tHC5 inf,tHC6 inf遅くなり、HC4 は変化しない。すなわち、HC1の改善値=tHC1 imp 、HC2改善値=tHC2 impであり、HC3,の影響値=tHC3 inf,HC4の影響値tHC4 inf( =0),HC5の影響値tHC5 infF,HC6の影響値tHC6 inf が算出できる。そして、これらの値から総合評価値Eは次式により算出されるので、仮割当結果node^2の情報はの表9のようになる。
E=Enode^2=ΣtHCi imp +ΣtHCj inf
Figure 2011057413
演算回数2回目の(STEP7)では、計算した各node^nを仮割当記憶リスト54に記憶するか否かを判定する。説明例では、node^1についてはHC2を1号機への割当のまま再割当しない仮割当結果であるため、無条件に割当結果記憶リスとへ記憶判定する。node^2はHC2を2号機に再割当した場合の仮割当結果であるため、各改善値・影響値が前記表9のようになっているから、
HC1 imp ≧ThIMP,tHC2 imp ≧ThIMPであり、
HC3 inf≦ThINF,tHC4 inf (=0)≦ThINF,tHC5 inf≦ThINF,tHC6 inf≦ThINF
の条件を満たせばnode^2を記憶する。上記条件を満たさない場合には記憶せず、破棄する。説明例では、これらの条件をnode^2が満たすとして記憶判定されたとする。
演算回数2回目の(STEP8)では、(STEP7)で記憶判定された仮割当結果を仮割当結果記憶リスト54へ記憶する。つまり、説明例ではnode^1,node^2ともに仮割結果記憶リスト54に追加記憶される。
演算回数2回目の(STEP9)では、一連の処理を終了するか否かを判定する。ここで、反復演算回数を2回としているので、所定の演算回数を終了したとし(STEP10)へ移行する。
(STEP10)では、全探索終了結果記憶リスト64から仮割当結果を取得する。(STEP11)で全探索終了記憶リスト64内には仮割当結果があれば、(STEP15)へ移行し、なければ(STEP12)へ移行する。本説明例では、全探索終了結果記憶リスト内には仮割当結果はないため(STEP12)へ移行する。
(STEP12)では、仮割当結果記憶リスト54から最良評価値を持つ仮割当結果を取得する。仮割当結果記憶リスト54内に仮割当結果がなければ(STEP14)へ移行し、再割当無しの情報を送信する。説明例では、仮割当結果記憶リスト54に仮割当結果があるため(STEP15)へ移行する。
(STEP15)では、取得した再割当結果から各再割当ホール呼びHCiの割当結果を取得する。説明例において、(STEP12)で取得された最良評価値を持つ仮割当結果が前記表9のデータであった場合には、次の再割当を実行する。
HC1を1号機に再割当
HC2を2号機に再割当
すなわち、(STEP16)でHC1を割当いた2号機の割当命令を解除し、1号機に割当命令を発令し、2号機到着の号機報知手段18を解除し、1号機到着の号機到着手段18を発令する。同様にHC2を割当いた1号機の割当命令を解除し、2号機に割当命令を発令し、1号機到着の号機報知手段18を解除し、2号機到着の号機到着手段18を発令する。
また、(STEP12)で取得された最良評価値を持つ仮割当結果が前記表8のデータであった場合には、次の再割当を実行する。
HC1を1号機に再割当
HC2を1号機割当のままにする
すなわち、(STEP16)でHC1を割当いた2号機の割当命令を解除し、1号機に割当命令を発令し、2号機到着の号機報知手段18を解除し、1号機到着の号機到着手段18を発令する。一方、HC2については何も行わない。
また、(STEP12)で取得された仮割当結果が前記表5のデータであった場合には、次の再割当を実行する。
HC1を2号機割当のままにする
HC2の割当情報がないため1号機割当のままにする
すなわち、HC1,HC2については何も行わない。また、(STEP12)で取得された仮割当結果が、(STEP14)で出された割当変更無し信号の仮割当結果であった場合も以下のとおりとなり、HC1,HC2については何も行わない。
HC1を2号機割当のままにする
HC2を1号機割当のままにする
以上のように、本実施の形態によれば、再割当ホール呼びを複数個同時に処理した場合の改善値・影響値の影響を見ることが出来るため、割当変更によって生じるホール呼び応答への影響を考慮した再割当処理が実行でき、これら影響を見積もるための効率的な計算手順で実行することが出来る。
12…乗りかご
18…到着号機報知手段
20…群管理制御装置
23…かご位置情報検出部
24…かご方向情報検出部
25…かご状態情報検出部
26…ホール呼び割当情報検出部
27…かご呼び情報検出部
34…再割当ホール呼び判定部
35…現行運行情報作成部
36…再割当ホール呼び判定計算部
37…再割当計算装置
42…探索演算処理部
43…運行シミュレーション評価部
44…運行シミュレーション評価結果記憶部
45…割当決定部
53…仮割当結果記憶判定部
54…仮割当結果記憶リスト
66…仮割当運行情報作成部
67…仮割当結果評価部
71…運行情報比較部
72…運行情報評価値計算部

Claims (6)

  1. 任意の階床において任意の時刻に発生した任意の方向へのホール呼びに対して、複数のエレベータ号機のどれかを割当るエレベータの群管理制御システムであって、
    現在時刻における各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を作成する現行運行情報作成部と、
    前記既割当ホール呼びのうち、割当られたエレベータ号機の現在時刻までの未反応経過時間が設定時間以上で、現在時刻からホール呼びの階床に達するまでの応答時間が設定時間以上に達するものを再割当対象ホール呼びと判定する再割当ホール呼び判定部と、
    前記再割当ホール呼び判定部により再割当対象と判定されたホール呼びに対して、既に割当られている号機とは別の号機を仮割当する探索演算処理部と、
    この仮割当された結果から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を作成し、この仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、仮割当結果の改善値を算出して評価する運行シミュレーション評価部と、
    この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として記憶する運行シミュレーション結果記憶部と、
    この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から評価が最も高い仮割当結果として選定された仮割当結果を該当する号機に再割当する割当決定部と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの群管理制御システム。
  2. 前記再割当ホール呼び判定部により選定された再割当対象ホール呼びが複数ある場合、
    前記探索演算処理部は、選定された複数の再割当対象ホール呼びに対して、それぞれ既に割当られている号機とは別の号機を仮割当し、
    前記運行シミュレーション評価部は、この仮割当された結果から、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を複数の再割当対象ホール呼び毎に作成し、これらの仮割当運行情報と前記現行運行情報とをそれぞれ比較し、仮割当結果の改善値を算出して仮割当結果を複数の再割当対象ホール呼び毎に評価し、
    前記運行シミュレーション結果記憶部は、この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として複数の再割当対象ホール呼び毎に記憶し、
    前記割当決定部は、この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から、複数の再割当対象ホール呼び毎に評価が最も高い仮割当結果として選定されたた各仮割当結果を該当する号機に再割当する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの群管理制御システム。
  3. 前記運行シミュレーション評価部は、仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較し、前記再割当対象ホール呼びの改善値を算出すると共に、この再割当対象ホール呼び以外の他の既割当ホール呼びが受ける影響値を算出し、前記改善値と影響値とを総合して仮割当結果を評価することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの群管理制御システム。
  4. 前記現行運行情報作成部は、現在時刻における各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、かご呼び情報に加えて、現在時刻Tにおける各エレベータ号機のかご扉の戸開・戸閉情報を含むかご状態情報を用いて、現在時刻T以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を作成することを特徴と請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のエレベータの群管理制御システム。
  5. 前記各階床には到着号機報知手段が設けられており、前記割当決定部による各号機のホール呼び再割当結果によりホール呼びの再割当がなされた場合には、前記到着号機報知手段による階床待ち乗客へ報知を纏めて報知することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のエレベータ群管理制御システム。
  6. 任意の階床において任意の時刻に発生した任意の方向へのホール呼びに対して、複数のエレベータ号機のどれかを割当るエレベータの群管理制御方法であって、
    現在時刻Tにおける各エレベータ号機のかご位置情報、かご方向情報、前記ホール呼びに対して前記エレベータ号機が割当られた既割当ホール呼びの情報、及びかご呼び情報から、現在時刻T以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの現行運行情報を現行運行情報作成部により作成する工程と、
    前記既割当ホール呼びのうち、割当られたエレベータ号機の現在時刻までの未反応経過時間が設定時間以上で、現在時刻からホール呼びの階床に達するまでの応答時間が設定時間以上に達するものを、再割当ホール呼び判定部によって再割当対象ホール呼びと判定する工程と、
    前記再割当対象ホール呼びに対して、既に割当られている号機とは別の号機を探索演算処理部により仮割当する工程と、
    この仮割当された結果から、運行シミュレーション評価部により、現在時刻以降に、各エレベータ号機がどの階床に何時移動するかの仮割当運行情報を作成すると共に、この仮割当運行情報と前記現行運行情報とを比較して、仮割当結果の改善値を算出して評価する工程と、
    この運行シミュレーションによる評価が所定レベル以上の仮割当結果を新たな仮割当結果とし、所定レベルに達しなければ仮割当前の割当を仮割当結果として運行シミュレーション結果記憶部に記憶する工程と、
    この運行シミュレーション結果記憶部に記憶された仮割当結果から評価が最も高い仮割当結果として選定された仮割当結果を、割当決定部により該当する号機に再割当する工程と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの群管理制御方法。
JP2009211014A 2009-09-11 2009-09-11 エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法 Active JP5566646B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009211014A JP5566646B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009211014A JP5566646B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011057413A true JP2011057413A (ja) 2011-03-24
JP5566646B2 JP5566646B2 (ja) 2014-08-06

Family

ID=43945523

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009211014A Active JP5566646B2 (ja) 2009-09-11 2009-09-11 エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5566646B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105253728A (zh) * 2014-07-11 2016-01-20 富士达株式会社 电梯群管理***和电梯群管理方法
CN115123886A (zh) * 2021-03-24 2022-09-30 株式会社日立制作所 电梯***及电梯***的控制方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926870A (ja) * 1982-03-30 1984-02-13 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御方法
JPS61136884A (ja) * 1984-12-05 1986-06-24 三菱電機株式会社 エレベ−タの群管理装置
JPH11349239A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの群管理運転装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5926870A (ja) * 1982-03-30 1984-02-13 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御方法
JPS61136884A (ja) * 1984-12-05 1986-06-24 三菱電機株式会社 エレベ−タの群管理装置
JPH11349239A (ja) * 1998-06-11 1999-12-21 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの群管理運転装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105253728A (zh) * 2014-07-11 2016-01-20 富士达株式会社 电梯群管理***和电梯群管理方法
CN115123886A (zh) * 2021-03-24 2022-09-30 株式会社日立制作所 电梯***及电梯***的控制方法
CN115123886B (zh) * 2021-03-24 2023-08-15 株式会社日立制作所 电梯***及电梯***的控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5566646B2 (ja) 2014-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5464979B2 (ja) エレベータの群管理システム
KR101154804B1 (ko) 엘리베이터의 그룹 관리 장치
JP5264717B2 (ja) エレベータの群管理制御装置
JP5351510B2 (ja) 乗り場行先階予約式群管理エレベーターの制御装置
JP4505901B2 (ja) エレベータ制御装置
EP2003080B1 (en) Method and system for determining, for any instant in time, total peak power consumption for bank of elevator cars
JP2011144025A (ja) エレベータの群管理装置
JP4777241B2 (ja) 建物内のエレベーターシステムの複数のかごをスケジューリングするための方法及びエレベータースケジューラ
JP6974489B2 (ja) エレベーター運行管理システムおよびエレベーター運行管理方法
JP4434483B2 (ja) 仮想乗客トラヒックを生成するエレベータ群制御方法
JP2010222074A (ja) エレベータ群管理システムおよびその方法
JP2013173594A (ja) エレベータシステム
JP5951421B2 (ja) エレベータ群管理システム
CN108367880B (zh) 用于电梯控制***的控制方法
JP2011195280A (ja) エレベータの群管理制御装置
WO2019111359A1 (ja) 群管理制御装置及び群管理制御方法
JP5566646B2 (ja) エレベータの群管理制御システム及び群管理制御方法
WO2006082729A1 (ja) エレベータの制御方法及びその装置
JP6781283B2 (ja) エレベータの群管理システム
JPH0761722A (ja) エレベーターの群管理制御装置
JPH07117941A (ja) エレベータの群管理制御装置
JP4690703B2 (ja) エレベータ群管理方法及び装置
JP4690799B2 (ja) エレベータ群管理システム及びエレベータ群管理方法
Cortés et al. A State of the Art on the most relevant patents in vertical transportation in buildings
JP6467803B2 (ja) エレベータの群管理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140520

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5566646

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150