JP2011047852A - 慣性センサ - Google Patents

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貴巳 石田
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【課題】本発明は、慣性センサの検知精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、支持梁11と、前記支持梁11により一端を支持された圧電体からなる駆動梁12と、前記支持梁11により一端を支持された圧電体からなる検出梁13と、前記駆動梁12及び前記検出梁13の他端に設けられた錘14とを備え、前記支持梁11がX軸方向及び前記X軸に直交するY軸方向へと伸びる略十文字形状をし、且つ前記略十文字形状の4つの先端が固定されている構成としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラやカーナビゲーション装置などの電子機器や自動車の制御などに用いられる慣性センサに関するものである。
従来この種の慣性センサは、図6に示すごとく、両端が固定部1により支持された略直線形状の支持梁2と、前記支持梁2により一端を支持された圧電体からなる駆動梁3と、前記支持梁2により一端を支持された圧電体からなる検出梁4とを備える構成としていた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2007−198774号公報
このような従来の慣性センサでは、慣性力の検知精度が低いことが問題となっていた。
すなわち、上記従来の構成においては、支持梁2が略直線形状をしており、図6に示すX軸方向のみに伸びる構成としていたため、不要振動などに起因するY軸方向の変位を抑制することができず、その結果として、慣性力の検知精度が低くなってしまうことが問題となっていた。
そこで本発明は、慣性センサの検知精度を向上させることを目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、支持梁と、前記支持梁により一端を支持された圧電体からなる駆動梁と、前記支持梁により一端を支持された圧電体からなる検出梁と、前記駆動梁及び前記検出梁の他端に設けられた錘とを備え、前記支持梁がX軸方向及び前記X軸に直交するY軸方向へと伸びる略十文字形状をし、且つ前記略十文字形状の4つの先端が固定されている構成としたものである。
この構成により、前記略十文字形状の支持梁におけるY軸方向へ伸びる部分が、上述した不要振動などによるY軸方向の変位を抑制し、その結果として、慣性力の検知精度を向上させることができる。
本発明の実施の形態1における慣性センサの上面図 図1のA−AA断面図 図1のB−BB断面図 本発明の実施の形態1における慣性センサの他の実施例を示す上面図 図4のC−CC断面図 従来の慣性センサの上面図
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における慣性センサについて図面を参照しながら説明する。
図1に示すごとく、本実施の形態における慣性センサは、支持梁11と、前記支持梁11により一端を支持された圧電体からなる駆動梁12と、前記支持梁11により一端を支持された圧電体からなる検出梁13と、前記駆動梁12及び前記検出梁13の他端に設けられた錘14とを備え、前記支持梁11がX軸方向及び前記X軸に直交するY軸方向へと伸びる略十文字形状をし、且つ前記略十文字形状の4つの先端が枠体15により固定されている。
より具体的には、前記駆動梁12及び前記検出梁13は、前記支持梁11においてX軸方向に伸びる部分により支持されており、形状としてはY軸方向に伸びるとともに、途中で略180度折り返す構成としている。
このような構成により、前記略十文字形状の支持梁11におけるY軸方向へ伸びる部分が、不要振動などによるY軸方向の変位を抑制し、その結果として、慣性力の検知精度を向上させることができるのである。
続いて電極配置としては、前記駆動梁12の任意の一面には駆動用電極16が設けられ、前記検出梁13の任意の一面には検出用電極17及びモニタ電極18が設けられている。前記駆動用電極16に交流電圧が印加されることにより圧電体からなる駆動梁12が振動し、この振動に伴い検出梁13が振動するとともに、外部からの角速度などの慣性力を受け、その振動状態を変化させる。そして、この変化した振動状態を検出梁13に設けた検出用電極17が交流電圧として検知する。
ここで、前記駆動用電極16、前記検出用電極17、前記モニタ電極18の引き回し線を前記支持梁11におけるX軸方向に伸びる梁とY軸方向へ伸びる梁とに分散させて配置した構成としている。このような構成とすることにより、駆動用電極16、検出用電極17、前記モニタ電極18の引き回し線の配置に自由度を向上させることができる。さらに、引き回し線の9間隔をあけて配置することが可能となるため、浮遊容量成分による出力信号への悪影響の発生を抑制することができ、その結果として、慣性センサのS/N比を向上させることができるのである。
なお、本実施の形態においては、図1に示すごとくY軸正方向に駆動梁12を設け、Y軸負方向に検出梁13を設ける構成としたが、Y軸負方向に駆動梁12を設けると共に、Y軸正方向に検出梁13を設ける構成としてもよく、またY軸正方向の一方に駆動梁12、他方に検出梁13を設けると共にY軸負方向の一方に駆動梁12、他方に検出梁13を設ける構成としてもかまわない。
なお、前記錘14上面には下部電極19を設けるとともに、前記錘14の上方には前記下部電極19に対向する上部電極(図示せず)を設け、当該上部電極(図示せず)と下部電極19との静電容量の変化を検知することにより、X軸、Y軸、Z軸方向の加速度を検知することができる。
その際においても、前記支持梁11がX軸方向及び前記X軸に直交するY軸方向へと伸びる略十文字形状をし、且つ前記略十文字形状の4つの先端が枠体15により固定されている構成としたために、錘14に対して加速度などの慣性力が印加された時に発生するX軸方向及びY軸方向への変位量を略均一にすることができるため、より高精度な加速度検知を行うことができるという利点を有するのである。
また、前記駆動用電極16、前記検出用電極17、前記モニタ電極18の引き回し線を前記支持梁11におけるX軸方向に伸びる梁とY軸方向へ伸びる梁とに分散させて配置した構成としていることにより、引き回し線間の浮遊容量の発生を考慮に入れても、支持梁11の幅を狭く形成することが可能となるため、支持梁11の可撓性を向上させることができ、その結果として、加速度センサの感度を向上させることができるのである。
なお、支持梁11を図1のA−AA断面図である図2および、図1のB−BB断面図である図3に示すごとく、駆動梁12あるいは検出梁13よりも薄くすることにより、加速度検知の感度を向上させることができる。
なお、加速度センサとしては、上述した静電容量型のもの以外で、例えば歪抵抗素子を利用したものでもかまわない。
具体的には、図1における支持梁11の少なくとも一部に歪抵抗素子(図示せず)を配置するような構成である。
より具体的には、例えば支持梁11のX軸方向に伸びる部分に、前記歪抵抗素子(図示せず)を配置すればX軸方向の加速度を検知することができる。
また例えば支持梁11のY軸方向に伸びる部分に、前記歪抵抗素子(図示せず)を配置すればY軸方向の加速度を検知することができる。
更に支持梁11のX軸方向に伸びる部分およびY軸方向に伸びる部分に前記歪抵抗素子(図示せず)を配置すればX軸方向とY軸方向の加速度だけでなくZ軸方向の加速度を検知することも可能となる。
その際、前記歪抵抗素子(図示せず)の配置方法としては、前記支持梁11における前記枠体15との付け根あるいは、駆動梁12あるいは検出梁13との付け根に配置することにより、加速度検知の感度を向上させることができる。
なお歪抵抗素子の形成方法としては、CrOなどに代表される歪抵抗薄膜を支持梁11上面に形成し、歪抵抗素子を形成する。
もしくは、支持梁11がSiの場合、ボロン等の不純物をドーピングすることにより半導体型歪抵抗素子を形成する方法があげられる。
なお、加速度センサとしては、上述した静電容量型および歪抵抗型のもの以外で、振動型のものでもかまわない。
具体的には、図4における支持梁11の少なくとも一部に加速度用駆動電極20X,20Yおよび加速度用検出電極21X,21Yを配置するような構成である。
より具体的には、例えば支持梁11のX軸方向に伸びる部分に、前記加速度用駆動電極20Xおよび加速度用検出電極21Xを配置すればX軸方向の加速度を検知することができる。また例えば支持梁11のY軸方向に伸びる部分に、前記加速度用駆動電極20Yおよび加速度用検出電極21Yを配置すればY軸方向の加速度を検知することができる。更に支持梁11のX軸方向に伸びる部分およびY軸方向に伸びる部分に、前記加速度用駆動電極20X,20Yおよび加速度用検出電極21X,21Yを配置すればZ軸方向の加速度も検知することができる。
動作原理について説明する。まず前記加速度用駆動電極20X,20Yに一定の交流電圧を印加し、支持梁11を一定の固有モードで振動させる。
その際において、例えば、X軸方向に加速度が加わった場合、前記支持梁11における前記加速度用駆動電極20Xの一方が配置された部分の共振周波数が前記加速度用検出電極21Xの他方が配置された部分の共振周波数よりも高くなる。
この共振周波数の差異を前記加速度用検出電極21Xで検出することにより、X軸方向の加速度を検出する。
例えば、Y軸方向に加速度が加わった場合、前記支持梁11における前記加速度用駆動電極20Yの一方が配置された部分の共振周波数が前記加速度用検出電極21Yの他方が配置された部分の共振周波数よりも高くなる。
この共振周波数の差異を前記加速度用検出電極21Yで検出することにより、Y軸方向の加速度を検出する。
またZ軸方向に加速度が加わった場合、前記支持梁11における前記加速度用検出電極21Xおよび前記加速度用検出電極21Yの配置部の共振周波数の和が変化する。
この共振周波数の変化を前記加速度用検出電極21Xおよび前記加速度用検出電極21Yが検出し、Z軸方向の加速度を検出することができる。
なお前記支持梁11における前記加速度用駆動電極20X,20Y配置部を圧電体で構成する。
あるいは、前記加速度用駆動電極20X,20Yをそれぞれ上面電極および下面電極で形成し、その間に圧電体を介在させる構成とすることにより、駆動効率を向上させ、加速度センサとしての感度を向上させることができる。
なお、支持梁11を図4のC−CC断面図である図5に示すごとく、駆動梁12あるいは検出梁13よりも薄くすることにより、加速度検知の感度を向上させることができる。
本発明の慣性センサは、慣性力の検知精度を向上させることができるという効果を有し、デジタルカメラやカーナビゲーション装置などの電子機器や自動車の制御などにおいて有用である。
11 支持梁
12 駆動梁
13 検出梁
14 錘
15 枠体

Claims (8)

  1. 支持梁と、
    前記支持梁により一端を支持された圧電体からなる駆動梁と、
    前記支持梁により一端を支持された圧電体からなる検出梁と、
    前記駆動梁及び前記検出梁の他端に設けられた錘とを備え、
    前記支持梁がX軸方向及び前記X軸に直交するY軸方向へと伸びる略十文字形状をし、
    且つ前記略十文字形状の4つの先端が固定されている
    慣性センサ。
  2. 前記駆動梁の任意の一面には駆動用電極が設けられ、
    前記検出梁の任意の一面には検出用電極が設けられた
    請求項1に記載の慣性センサ。
  3. 前記駆動用電極と前記検出用電極の引き回し線を
    前記支持梁におけるX軸方向に伸びる梁とY軸方向へ伸びる梁とに配置した
    請求項2に記載の慣性センサ。
  4. 前記駆動梁及び前記検出梁は
    前記支持梁においてX軸方向に伸びる部分により支持されるとともに
    Y軸方向に伸びる構成とした
    請求項1に記載の慣性センサ。
  5. 前記駆動梁及び前記検出梁がY軸方向へ伸びるとともに
    途中で略180度折り返す構成とした
    請求項4に記載の慣性センサ。
  6. 前記錘上面には下部電極を設けるとともに
    前記錘の上方には前記下部電極に対向する上部電極を設けた
    請求項1乃至5に記載の慣性センサ。
  7. 前記支持梁の少なくとも一部に歪抵抗素子を配置した請求項1乃至請求項5に記載の慣性センサ。
  8. 前記支持梁の少なくとも一部に加速度を検知するための駆動電極および検出電極を配置した請求項1乃至請求項5に記載の慣性センサ。
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US9383205B2 (en) 2011-08-01 2016-07-05 Murata Manufacturing Co., Ltd. Vibrator and vibrating gyroscope

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