JP2010528341A - ケーブル、およびケーブルネットワークを構築するための使用および方法 - Google Patents

ケーブル、およびケーブルネットワークを構築するための使用および方法 Download PDF

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Abstract

少なくとも1つの信号導線(5)を備えたケーブルであり、このケーブルは例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であってケーブル内部空間(3)に収容されて、信号導線取出部分はこのケーブルの内部空間(3)から取り出すことができるようになっており、ここでこの取出部分の長さはこの取出部分をケーブルから取り出すことができるケーブル長の少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多い。

Description

本発明はケーブル、およびケーブルネットワークを構築するための使用および方法に関する。
信号伝送を目的としたケーブルネットワーク、例えばガラスファイバーネットワーク、の構築は、通常ネットワークの様々な部分の光ガラスファイバーの結合を含む。ガラスファイバーはそのような作業の際壊れる可能性があるため、これは比較的難しい作業である。更に、光学的条件(特にノイズに関する)のために、ガラスファイバーネットワークの2つのノード間では、通常最短の20m程度の距離が用いられ、これにより導線の修理長はこの最短の長さを持つ必要がある。
光ファイバーの溶接は重要なプロセスであり、クリーンな環境を必要とする。通常結合は地上(例えば水路の外側またはケーブルが敷設された溝)で行われる。このため余分なケーブル長を設置することが知られている(例えば特開平02−156206号公報参照)。この欠点はこの余分なケーブル長が適切な場所、少なくとも例えば分岐が行われる場所に設置されなければならないことである。
従来技術では、例えば、ケーブルはいわゆるSZ螺旋(SZ-stranded)ケーブルで用いられており、このケーブルではワイヤーの螺旋(winding)方向は周期的に反転され、余分なガラスファイバー長が生じる(例えば米国特許公報第6795625号参照)。これはケーブルの熱的および機械的な長さの変化を補償するためである。この場合、この余分なガラスファイバー長はガラスファイバーに辿り着いて容易に取り出すことができるためであり(他のガラスファイバーに影響を与えず、断線を起こさない)、必要なガラスファイバーの長さはケーブルを比較的長く開口することにより得られる。
本発明は上記の問題の解決方法を提供することを目的とする。とりわけ本発明は比較的効率的、低コストかつ信頼性のあるケーブル設置を可能とする、改良されたケーブルを提供することを目的とする。
このため、本発明によるケーブルは、ケーブルの内部空間で少なくとも1つの信号導線、例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束、がケーブル内部空間に備えられ、信号導線の取出部分の長さが、この取出部分をケーブル内部空間から取り出せるケーブル長に対して、少なくとも1%であり、好ましくは2%より大きく、とりわけ好ましくは4%より大きく、そして更にとりわけ好ましくは10%より大きいことを特徴とする。
尚、ドイツ特許公開公報DE3537682は連続したケーブルと分岐ケーブルとの間の接続のみを開示しており、この連続したケーブルは好ましくは1.5mの長さのループで敷設され余分な長さを備えるようになっている。更に、特記すべきは、従来技術では10メートル長さのケーブルで、その内部空間に信号導線を収容し、信号導線の取出部分がこのケーブル内部空間から取出すことができ、その取出部分の長さが1メートルのものは知られていない。以上のことから分かるように、従来技術は、他の方法を提示するなどで、実質的にこのような余分な長さの教示をしていない。
本発明の更なる実施形態では、内部空間3において特定のケーブル長に渡り伸びている導線部分全部を余分な導線取出長(上記の取出部分)として用いることができるケーブル構造となっている。
とりわけ、本ケーブルは信号導線のホルダとして用いることができ、信号導線取出部分もケーブルに格納される。好ましくは、信号導線の比較的長い部分(好ましくは全信号導線)が信号導線取出部分の長さとなるようにすることができる。更に、有利な点は、上記の取出部分がケーブルの比較的小さな開口から(例えば取出される導線部分の長さより大幅に小さい長さの開口から)取出すことができることである。各開口の最大断面の大きさ(例えば断面積)は、例えば取り出される信号導線の10%以下であり、好ましくは取り出される信号導線の長さの1%以下である。ケーブルからのこの取出部分の取り出しは具体的にはケーブルからこの導線部分を引き寄せて取り出すことになる(実質的に導線の長手方向への張力による)。
取出部分(すなわちこの取出部分の長さ)をケーブルから取り出せるケーブル長が少なくとも10mであり、更にとりわけ少なくとも100mである場合に有利である。このようにして、比較的長いケーブル部分が余分な取出長(すなわち上記の取出し部分)を提供することができる。他の形態では、取出部分がケーブルから取り出せるケーブル長は10mより小さくともよい。
本発明の更にもう1つの実施形態によれば、本ケーブルには例えば、充填材(例えば液体、例えば空気、ガスまたはガス混合物、または適合したジェル)が用いられてよい。この充填材の粘性は好ましくは、少なくとも10mのケーブル長に渡って、取出長を取り出すことができる程度に小さく、更にとりわけ好ましくは少なくとも100mに渡って取り出すことができる程度に小さい。
本発明の更に具体的な実施形態では、各信号導線は、導線が完全にケーブル内に延在する第1の格納位置から第2の位置となることができるようにケーブル内に配置され、この第2の位置で上記取出部分は実質的にケーブルの外側に延在する。
とりわけ、上記の取出部分の少なくとも一部をもたらす導線の部分は、まだ上記の内部空間で第2の位置にあってよい。
各信号導線は、例えば、第2の位置に持ってくることができ、この第2の位置では、ケーブル内部空間(特定のケーブル長に渡って)内に延在する導線部分は、第1の位置においてケーブル内部空間(同じケーブル長に渡って)内に延在する導線部分より短い。第2の位置に持ってこられた導線の残りの部分は、好ましくは次に、適合したケーブルの開口を通して、ケーブルの外側に持ってこられる。
上記の第1の位置では、信号導線は、例えば、ケーブル内で多数回曲げられてよく、第2の位置では第1の位置での場合より少ない回数の曲がりまたは少ない量(例えば僅かなおよび/または曲がり無し)の曲がりであり、これにより余分な取出長が(すなわち上記の取出部分)が提供される。
本ケーブルは数個の互いに分離された内部空間を備えてよく、各々の内部空間には1つの信号導線が設けられている。更に、本ケーブルが互いに分離された内部空間を備える場合、および各内部空間に少なくとも2つの信号導線が設けられている場合は有利である。
本発明の1つの実施形態では、ケーブルの断面で見ると、上記の内部空間は各々の信号導線に、第1の導線の断面方向で、少なくとも信号線の断面の大きさの3倍の動きの自由度を与える。この内部空間は好ましくは、更に、第2の導線断面方向で見て殆ど遊びがないように、導線を取り囲んでいる。
本発明のとりわけ有利な実施形態では、上記のケーブル内部空間の内径が各信号導線の外径の少なくとも5倍より大きい。
本発明の1つの実施形態では、上記の信号導線は20mmの最少曲げ半径でケーブル内に格納されており、好ましくは15mmの最少曲げ半径であり、更に好ましくは10mmの最少曲げ半径である。
本発明の1つの実施形態では、ケーブルの直径は上記の信号導線の最少曲げ半径の2倍より大きい。
本発明は更に、例えば請求項1−14のいずれか1項に記載のケーブルを提供し、このケーブルの内部空間には少なくとも1つの信号導線が設けられており、例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束が、信号導線の取出部分がケーブル内部空間から取り出せるように設けられており、このケーブルの少なくとも一部は余分な導線長を含み、上記の導線取出部分をもたらすようになっており、この余分な導線長は、この余分な導線長を含むケーブル部分の少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多い。
更に、本発明は上記のケーブルの有利な用途(使用)を提供し、この用途では上記の信号導線の取出部分は、例えば引出され、ケーブルの内部空間から少なくとも部分的に取り出すことができ、信号受信手段および/または信号送信手段に接続することができる。上記の信号受信手段および/または信号送信手段は、例えば、1つ以上の他の信号導線、信号送信器、信号受信器、プロセッサ、ネットワーク部品、結合手段、および/または他の信号受信手段および/または信号送信手段を備えてよい。
本発明は更に、ケーブルネットワークの構築方法を提供し、このケーブルネットワークの構築方法は少なくとも1つの信号導線を備えた少なくとも1つのケーブルを提供し、このケーブルは例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であって、この取出部分はこのケーブルの内部空間から取り出すことができ、上記の取出部分はこの取出部分をケーブルから取り出すことができるケーブル長の少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多い。
本発明の1つの実施形態では、本ケーブルの少なくとも一部は上記の導線の取出部分を提供する余分な導線長を含むことができ、この余分な導線長は、この余分な導線長を含むケーブル部分の長さの少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多い。
余分な導線長を含むケーブル部分の長さが少なくとも10m、特に少なくとも100mである場合は有利である。
更に、本発明によるケーブルを少なくとも1つ備えたケーブルネットワークが提供され、このネットワークでは上記の信号導線が種々のネットワーク部品間の信号伝送の目的で接続されている。
上記より分かるように、本発明の1つの実施形態は設置方法とケーブル構造に関連し、例えば光ガラスファイバーユニットの信号導線の大量の余分な長さがケーブル内に格納され、特に導線を多数回の曲がり(すなわち特定の曲線に沿って)によりケーブル内に大量の余分な長さが格納される。この導線は、例えば、ケーブル内で真っ直ぐに引き寄せられて、長い部分がケーブルから引き出せるようになり、この場所では好ましくは充填材が使用されていない。このようにして、ケーブルの接続は、例えばケーブルに設けられた開口から、2、3メートルの距離で行われる。すなわちこのような接続を行わなくとも分岐場所に到達することができる。
好ましくは、本ケーブルは上記の信号導線が比較的大きな螺旋(winding)直径および/またはこれらの小さな曲げ半径で用いられ、ケーブルには内部に比較的自由な空間がもたらされる。
本発明の1つの実施形態では、各々の信号導線は、例えば、ケーブル内の1つ以上の曲線経路部分(例えば1つ以上の螺旋(spiral)経路部分または螺旋(helical)経路部分)に沿って伸びまたは屈曲(wound)し、そして各々の信号導線は、例えば、これらの経路から曲がりのもっと小さな導線または実質的に直線の導線とすることができる。更に、各々の上記の信号導線が少なくとも1メートルまたはこれ以上の長さに渡りケーブルの所望の位置から引き出せる場合は有利となる。
本発明の1つの実施形態では、個別の複数の信号導線のグループは、ケーブルの分離された内部空間に別々に格納され、および/または例えば特定のSZ−螺旋(SZ-spiral)構造で格納される。好ましくは、異なる信号線は互いに独立にあるいは独立したグループで、ケーブルから取り出すことができ、この際ケーブルの他の信号導線または信号導線のグループの位置に影響を与えない。
本発明のとりわけ有利な実施形態では、各々の信号導線を少なくとも10メートルの長さに渡って取り出すことができる。このようにして、1つの信号導線が、例えば、所望の最終位置(例えば1つの家屋)に、このための余分な中間接続を行うことを必要とせず、直接導入できる。このようにして、フレキシブルに適用可能なコスト効率の良いネットワークが得られる。
好ましくは、本ケーブルそれ自体は補強材を伴わない。この結果、上記のケーブルは、例えば、−30℃から+70℃の温度範囲に渡って、少なくとも2%伸長するように準備される。本ケーブルは、例えばプラスチックで作製され、このプラスチックは例えばHPDE(High−Density Polyethilene)または他の適合した、比較的安価な物質である。
本発明の更に詳細な実施形態が、従属項に記載されている。ここで種々の実施形態例と図を参照して本発明について説明する。
図1は、従来知られているケーブルコアの断面を概略的に示す。 図2Aは、本発明の第1の実施形態例の断面を概略的に示す。図2Bは、引き延ばされたケーブルの2つの導線ダクトの側面の立面概略図であり、2つの異なる導線位置で、第1の実施形態例をダクト方向に見たものである。 図3Aは、本発明の第2の実施形態例の概略断面図を示す。図3Bは、長く延びたケーブルの2つの導線ダクトの側面の立面概略図であり、2つの異なる導線位置で、第2の実施形態例をダクト方向に見たものである。 図4Aは、本発明の第3の実施形態例の概略断面図を示す。図4Bは、長く延びたケーブルの2つの導線ダクトの側面の立面概略図であり、2つの異なる導線位置で、第3の実施形態例をダクト方向に見たものである。 図5Aは、本発明の第4の実施形態例の概略断面図を示す。図5Bは、長く延びたケーブルの2つの導線ダクトの側面の立面概略図であり、2つの異なる導線位置で、第4の実施形態例をダクト方向に見たものである。 図6Aは、本発明の第5の実施形態例の概略断面図を示す。図6Bは、長く延びたケーブルの2つの導線ダクトの側面の立面概略図であり、2つの異なる導線位置で、第5の実施形態例をダクト方向に見たものである。 図7は、本発明の第6の実施形態例の概略断面図を示す。 図8は、本発明の第7の実施形態例の概略断面図を示す。 図9は、本発明の方法の実施例を示す。 図10は、本発明の方法の実施例を示す。 図11は、本発明の第1の実施形態による方法の実施例を示す。 図12は、本発明の第2の実施形態による方法の実施例を示す。 図13は、本発明の第3の実施形態による方法の実施例を示す。
本発明の適用にあたり、同一または対応する手段は同一または対応する参照記号で示されている。
図1は従来のSZ−螺旋(SZ-stranded)ケーブルコア(米国特許第6795625B1号と相似する)の所望の断面を示し、このケーブルはで外側に複数の溝すなわちスロット19を備え、そして特に中央の補強部17を含み、この補強部にはスペーサー18が設けられており、このスペーサー18にはその外側に信号導線10を収容する溝19を備える。この溝19はリブ11の手段により互いに分離されている。当業者には良く知られているように、この構造は、SZ−構造により複数の導線10が次々に、異なる方向の螺旋(spiral)経路を辿る(少なくとも螺旋(helical)経路部分には中間の折り返し曲線が設けられている)。このようなコアは通常、押出成型手段により製造される。
図2A−2Bはケーブル1を備えた本発明の1つの実施形態を示し、ケーブルの内部空間(ダクト)に収容される少なくとも1つの信号導線5(「サブユニット」とも呼称される)を備える。この信号導線は例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束である。本ケーブル1は信号導線の取出部分がケーブル内部空間3から取り出せるようになっており、上記の取出部分の長さは、該当するこの取出部分が引き出されるケーブル長の少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更にとりわけ好ましくは10%より多く、例えば15%より多い。特に、これは信号導線が第1の位置から第2の位置に持ってくることができる部分のケーブル長を含む(下記参照)。更に、上記の取出部分は全体的および部分的に、ケーブル使用中にケーブルから取り出すことができる。
本ケーブル1は、上記のケーブル長に渡ってケーブル内部空間3に伸びている導線部分が全て、上記の取出部分の余分な取出長を提供できるような構造となっている。
上記のケーブル長は特に、導線の取出部分の提供に寄与するケーブルの部分に対応しており、例えば余分な信号導線長を含むケーブル部分に対応している。
上記のケーブル長は、例えば、ケーブルの全部の長さであっても、またケーブルの一部の長さであってもよい。特に、上記のケーブル長の上記の取出部分はケーブル1から引き出すことができ、ここで、信号導線5は上記のケーブル長でのケーブル内で第2の位置に動いて、このケーブルから取出部分を引き出すための導線部分とすることができる。上記の取出部分を取り出した後、ケーブル内に残った導線の部分は、好ましくは全ケーブル長に渡りケーブル内に伸びている。
言い換えると、少なくともケーブルの一部は特定のケーブル長を持ち、このケーブルの一部は長い導線長(この該当するケーブル長より少なくとも1%より大きな導線長)を含み、上記の導線の取出部分の少なくとも一部分を提供する。図から分かるように、上記の取出部分の少なくとも第1の部分を提供する(およびこのために第1の位置から第2の位置に持ってくることができる)この導線の部分はまだ上記の内部空間の第2の位置にある。残りの取出部分の第2の部分は、従って、該当する導線部分から提供される(この部分の導線は従ってこの内部空間の外となる)。
この構造は特に、上記の導線取出部分を取り出す際に、該当する導線5の残りの部分が、例えば上記の内部空間3において、例えば導線方向で横に動いて、余分な導線長をもたらすようになっている(図参照)。
本発明の実施形態では、ケーブル1は上記の内部空間3を包囲するケーブル壁2を備え、この壁は少なくとも1つの所望の位置(外部から)からケーブル内に束縛された信号導線5に到達し、そしてこの信号導線5を部分的にこのケーブルから取り出せるように特に用意されている(図9−10も参照)。ケーブル壁2を開口するには、例えば、切り込み、剥離、溶融を用いた開口、引き裂き、材質除去および/または開口に適した他の方法がある。更に、ケーブル壁2は、例えば、1つ以上の適合した位置で壁の弱い部分(例えばマーキング等による)が組み込まれており、ここでは比較的容易にケーブル壁を局所的に開口することができる。
とりわけ、このケーブル1には数個の内部空間3(内部導線ダクトまたは導線格納室とも呼称される)が設けられている。この場合、各内部空間3は更に少なくとも1つの信号導線5(例えば図に示すように、少なくとも4つ)を備える。
各内部空間すなわちケーブルダクト3はケーブル1内で異なる方向に伸びてよく、例えば中央のケーブルのセンターラインに実質的に平行に伸びてよい。各内部空間すなわちダクト3に螺旋(winding)構造が設けられている場合は有利である。これより、本ケーブルの内部空間は、例えば、SZ−配線構造となってよい。図2A−2Bの実施形態では、各内部空間3は好ましくはケーブルにおける1つ以上の曲線経路部分(例えば1つ以上の螺旋(spiral)経路部分または螺旋(helical)経路部分)に沿って伸びているものをケーブル長手方向で図示している。好ましくは、この内部空間3は周期的に反転する螺旋の屈曲方向を持つSZ−構造で伸びている。とりわけ、この内部空間3は(少なくとも接線方向に)互いに中間隔壁すなわちリブ9によって分離されている。このような分離隔壁すなわちリブ9は、ケーブル長手方向で見て、連続していても、または途中で切れていてもよい。この分離隔壁すなわちリブ9は異なる内部空間3の間では気密障壁を形成するように用意されてよい。しかしながら、このような隔壁は必須ではない。
更に図から分かるように、ケーブル内部空間(ダクト)3は、ケーブル長手方向で見て好ましくはうねりまたはSZ−構造のある内壁を備える。内部空間3の信号導線5は、例えば、これらのうねりを辿り、該当する第1の信号導線位置(ケーブル内での止め、束縛)で更にもっとうねり、そして第2の信号導線位置である、うねりのもっと少ない状態(たとえば直線)とすることができる(とりわけ導線すなわち導線5をケーブル1から取り出す目的で、この導線すなわち導線5の束縛が緩められる場合)。
言い換えれば、上記の第1の信号導線位置では、導線取出部分は全て、該当するケーブル内部空間にある。上記の第2の信号導線位置では、導線取出部分は全体的または部分的に該当するケーブル内部空間の外にある。
各信号導線5は、好ましくは、ケーブル1内に格納され、この導線5が第1の格納位置からケーブル1内で第2の位置まで完全に伸びて、この第2の位置で上記の取出部分が実質的にケーブル1の外に伸びるように持ってくることができる。図2Bは第1の位置における信号導線の束5aを備えた第1の内部空間3aを示し、この位置でこの束5は、好ましくは該当するケーブル内部空間3の長手方向の壁9のうねりで定められるように、ケーブル内で多数回折り曲がる。更に、図2Bは第2の位置における信号導線の束5bを備えた第2の内部空間3bを示し、この位置でこの束5bは例えば該当するケーブル内部空間3の中央の実質的な長手方向軸に沿って伸びている。
更なる本発明の有利な実施形態では、異なる信号導線が実質的に連続して互いに接触しながら、各々の内部空間3において互いに一緒に伸びてよく、例えば分離された信号導線の束(図2Bに示すような)のようになっていてよい。しかしながらこの形態は必須なものではない。更に、上記の信号導線は、例えば、該当する第1の位置におけるケーブル1の内側のうねりに沿って完全に伸びてよく、またはこのような内側のうねりに周期的に接触してよく(図2Bのように)、またはそうでなければその信号導線の第1の位置に置かれていてもよい。
図2Aに対してケーブルの断面から見て、各々の上記の内部空間/ダクト3は該当する信号導線5に第1の導線の断面方向で、少なくとも導線の断面の大きさの3倍の動きの自由度を与えることができる。図2A、2Bには、ケーブルのセンターラインから見て、第1の導線の断面方向は実質的に接線方向である。内部空間3はまた、好ましくは(複数の)導線を第2の導線の断面方向で見て殆ど遊び無しに包囲する。この第2の断面方向は上記の図2におけるケーブルのセンターラインに関して半径方向である。
各々の中空のケーブル内部空間3は、例えば適合した充填材、例えば液体、例えば空気、ガスまたは混合ガス、または適合したジェルで充填してよい。好ましくは、チューブ1の中空の内部空間は固い充填材で充填されない。
更に、本ケーブルは漏入止め手段を備えてよく、例えば膨張粉体等の膨張手段を設けて、漏入が起こった場合に、ケーブルの外部から上記の中空内部空間3の長手方向に物質が漏入して広がることを自動的に止めるようにする。
このケーブル壁2それ自体は、例えば、種々の物質から製造されてよく、例えば1つ以上の適合した物質、随意に強化プラスチックあるいは他の物質を用いて製造されてよい。好ましくは、本ケーブル壁はそれ自体特定の柔軟性を持ち、本ケーブル1は場合によっては所望の曲がりでの設置が可能である。
図2A、2Bから分かるように、各々の信号導線ダクト3の接線方向の幅は、このダクト3に伸びている信号導線5の幅を積算したものより大幅に大きくてよく、例えば少なくとも2倍大きい。
当業者であれば各ダクト3はその断面から見て、様々な形状、例えば円弧形状(図5に示すような)または鋭角なV−形状または他の形状でもよいことはすぐに明白であろう。
本ケーブル1の外径は、例えば、約10−50mmの範囲でよく、とりわけ約10−30mmでよく、または20mmより大きくてよく、または他の大きさでよい。同様のことがケーブル壁2の内径にもあてはまる。ケーブル壁2の半径方向の厚さは、上記の外径と内径との間で計測して、例えば約1mm−5cmの範囲でよく、とりわけ約5mmでよく、またはこれら以外の値でよい。上記の信号導線5の外周、例えば外径dは、例えば約0.25−10mmの範囲でよく、とりわけ約1−2mmの範囲でよく、またはこれらと異なる大きさでよい。
具体的には、図2は例えばスペーサ4bと、随意で(この場合は中央の)補強部4aを備えたケーブル1を示す。この補強部4aは例えばケーブル1を補強するように設計されてよく、例えばケーブル1に加えられる張力を補償するように設計される。
上記の隔壁すなわちリブ9はこのケーブル1に設けられており、接線方向に伸びる数個(この場合6個)の内部導線ダクト3を定めている。ダクトにおいては、例えば、毎回4つの信号導線ユニット6(例えば1.8mmの直径、またはこれと異なる断面の大きさを持つ)が設置される。本ケーブル1には隔壁すなわちリブ9の上に、例えば、円柱状の保護ケース2が設けられ、この保護ケース2は好ましくは上記の内部空間を完全に包囲する。このケース2は、例えば、40mmの外径を持ち、またはこれと異なる外径を持つ。本発明の1つの実施形態では、このダクト3は、例えば、交互に並ぶSZ−螺旋(SZ-stranding)となっており、例えば導線5が直線に引き伸ばされる(図2B参照)ようになっている。このような実施形態では最大の導線引出し長(すなわち信号導線取出部分の長さ)はケーブル1の長さの約4.5%に達することも可能である(導線5の最少の曲げ半径20mmおよびケーブル直径40mmを用いる)。
図3A−3Bは本発明の第2の実施例を示す。この場合、ケーブル21には多数の長い半径方向のスロット23が設けられ、これらは各々が多数の導線5を(例えば適切に積み重ねられ、またはグループで)収容するように設計されている。各スロット23は、例えば、信号導線5が接線方向に殆ど遊びを持たないように、信号導線を包囲するように設計されており、そしてこの信号導線5に、ケーブルのセンターラインから見て半径方向に所定の動きの自由度を与える。このケーブル21は(この場合は実質的に円柱状の)ケーブル本体22を備え、このケーブル本体22は上記の半径方向に延びたスロット23を含んでいる。ケーブル本体22の中央には、上記のスロット23の間に、例えば補強部24が設けられ、この補強部はケーブルのセンターラインに沿って同軸で伸びている。この場合、各内部空間23は2つの信号導線5(例えば各々は1.8mmの直径を持つ)が設置されている。
好ましくは、これらのスロット23は径方向の外側に沿って、封止手段により封止されており、例えば1つ以上の蓋部28が設けられている。この封止手段は、例えば、ケーブル本体22と一体で製造されてよい。ケーブルの長手方向で見て、この封止手段は例えば着脱可能な蓋部28として全面的に機能するように設計され、このケーブルのどこの長手方向位置においてもこの封止手段を開けることができ、ここからケーブル21の信号導線に到達できるように設計される。他の形態では、封止手段は異なるケーブルの長手方向位置においてのみ着脱可能な蓋部28を提供する。上記の蓋部28には、例えば、弱い部分が組み込まれており、着脱可能なスナップ結合、開閉可能な壁部、切込を入れて開けることができる壁部、または他の着脱可能な設計としてよい。好ましくは、このような蓋部28はマーキングを提供するように設計され、または適切なマーキングが設けられるように設計され、内部スロット23の位置を示すようになっている。この蓋部28は、好ましくは比較的難しくなく、局所的にケーブル壁を開けることができるように使用可能である。
この本発明の実施例では、スロット23には、例えばケーブル21の螺旋(helical)構造は設けられていないが、ケーブルの長手方向に平行に伸びている。好ましくは、ケーブル21のセンターラインの付近に伸びる各スロットの底部は、例えばうねり形状を持ち、例えば実質的にサイン波形状(図3A、3Bのような)かまたは他の形状のうねりを持ち、またはうねりのピークが隔壁として設けられている形状となっている。第1の位置において、導線5の下の方の導線は、実質的に続いて該当するスロット23の底部に沿って伸びており、これに対しこの導線に続いて他の導線は実質的に互いに支え合っており、好ましくはこの導線5の各々がスロット底部23のうねり形状となっている。各導線5は各々のうねりがもっとうねりの少ない状態に持ってくることができ、例えば実質的に直線とすることができる。これが図3Bに示されており、ここでは第1の導線5aは第1の長手方向スロット23aの底部22aにうねり形状で設置されており、そして第2の導線5bはこのような位置から第2の位置に持ってこられて各々のスロット23bを通り実質的に直線に伸びている(ここでは導線5bは各々のスロット底部22bから実質的に全く離れている)。このような実施形態では、得られる最大の余分な導線長(すなわち信号導線の取出部分の長さ)は、例えばケーブル21それ自体(最少の導線曲げ半径20mmおよびケーブル直径40mmで)の6.2%となっている。
本発明の別の実施形態では、スロット23は螺旋(spiraled)、螺旋(helical)またはSZ構造になっている。この場合、信号導線を引き出す際に、この信号導線は内側に引き寄せられるので、ここではほぼ直線となる(しかし取出長の大部分)。実際は、ここでは図2および3のアイデアは組み合わされ、接線方向の自由空間は必要でなくなる。
図4A、4Bの設計は、例えば、(この場合は2つの)平行した補強部材34および数個(この場合6個)の平行な(具体的には垂直方向で)スロット33が設けられたケーブル部31を含み、これにおいては毎回数個(この場合は4個)の信号導線5が設置される。好ましくは、スロット33には着脱可能な封止手段が設けられ、例えば蓋部38(上記参照)が設けられている。具体的には、個々のスロット33の封止手段38は同じ面上に伸びて、互いに隣接しており(図4Aに示すように)、例えばケーブル31の上側に沿ってあるいは上側に伸びており、これにより封止手段38には外部から、同じ方向から到達可能である。スロット33はケーブル31の平行に長い隔壁部32aで互いに分離されている。これらの隔壁32Aはそれぞれ連続するように設計されているが、これはしかし必須ではない。
好ましくは、各スロット33の底部は上記同様にうねっており(例えば図4Bに示すように実質的にサイン波形状)、これにより導線5は底部に設置されたうねり位置から引き出されて(好ましくは連続的に)、うねりのもっと少ない線となるようにされ、例えば直線となる。この場合、ケーブル長(最少の曲げ半径20mmおよびケーブル直径40mmのもの)の12.1%の長さを持つ信号導線取出部分が得られる。
図5A、5Bによる設計では、数個の平行したスロット43を持つ補強部44を備えたケーブル本体42が提供される。この設計は図4によるものと、実質的に直線状の底部(少なくとも底部はケーブルのセンターラインに平行である)を持つスロット43および封止手段48が異なっている。各スロット43には数個の信号導線5が互いに重ねられて設置されている。この場合、これらの導線5はS形状に曲げられてスロット内で伸びている。この結果、各信号導線5それ自体は、ケーブルを上から見て、少なくとも2回重なっている(図5B参照)。言い換えると、この信号導線5は長手方向のスロット43に置かれ、この導線がスロット43の特定の長手方向部分を少なくとも3回通るようになっている。このようにして、最大の余分な導線長(すなわちケーブルから取り出せる信号導線の取出部分の長さ)がケーブル41の長さの200%を下回らない長さとなる。好ましくは、このため最少の曲げ半径はケーブル直径の1/2より小さい。
図6A、6Bは円柱状ケース52を備えたケーブル51の構造を示し、そして例えば中央の補強部54を備える。図5による構造には、例えば、螺旋状(spiral)空間ユニット52(フィンランド特許第895607号参照)が設けられ、内部空間53にはうねり(具体的には螺旋(helical)であり、図6Bの射影方向ではサイン波形状である)が設けられており、ここで本発明の場合は、上記の信号導線には比較的長い取出部分が与えられている。好ましくは、内部空間53はガスまたは混合ガス、例えば空気で充填されている。図6Bに示すように、第1の位置で信号導線5は、例えば、内部空間53A(ここでは所望の信号導線取出部分もこれらの内部空間53Aにある)の螺旋状(spiral)空間のうねりに止められまたは束縛され、第2の位置で(ここではこの信号導線取出部分はケーブル51から取り出されている)、例えば螺旋状空間の内部空間53Bを通して直線に伸びている。この螺旋状空間ユニットはケーブルケース52に螺旋状(helical)経路で設置されるか、または周期的に交代する屈曲方向を持つ螺旋状(helical)経路で設けられる。直線ラインに対して実質的にサイン波形状を持つ信号導線5の、最大の余分な長さは、この構造ではケーブル51自体の長さの約7.8%である(ケーブル51が最少曲げ半径20mmおよびケーブル直径40mmを持つ場合)。
図7による構造では、本ケーブルは例えば中空のチューブ61を備え、例えば32mmの外径あるいは他の外径を持ち、このケーブルには数個の信号導線5の束65が第1の位置で束縛されている。この第1の位置では、束65は好ましくは各々がチューブ61の内壁に例えば上記のSZ−螺旋(spiral)構造で押しつけられており、そして特に実質的に連続して内壁に押しつけられている。この場所から、束65は内壁から離され、そして引き寄せられて直線ライン(参照番号65’で示す)とされることができ、これが余分な導線長を提供する(少なくとも該当する束の束縛が解除された場合)。最大の余分な長さは、この場合、SZ−螺旋状束で、直線ラインに対し約30−71%であり、ここで束の最少の曲げ半径は20mmでケーブル半径は32mmである。
図8はケーブル内部空間73を包囲する中空のチューブ71を備えた実施例を示し、ここでは(円柱状の)チューブ壁72に内部の溝73aが設けられており、ここで導線5は第1の位置に収容されている。この溝73aは好ましくは螺旋(spiral)構造であり、ケーブルの長手方向で見て、例えば螺旋(helical)形状かまたは上記のSZ−螺旋(spiraling)形状である。導線5はこの溝73aから内部空間73に導入されることができ、例えば直線ライン(参照番号5’で示す)となり、好ましくは互いに独立している。この場合、もし少なくともSZ−螺旋(spiral)束が最少曲げ半径20mmおよびケーブル直径32mmで用いられている場合は、最大の取出長は全ケーブル長の30−71%である。好ましくは、上記のケーブル内部空間73の内径は少なくとも各々の信号導線5の外径の5倍より大きい。
上記から分かるように、本ケーブル1は、例えば、1つ以上の内部空間3が設けられた、各々の内部空間に少なくとも1つの信号導線5を持つ、長手方向の長い構造を備え、例えばケーブル1内に格納されたサブユニットを備える。1つの構造では、このような信号導線またはサブユニット5は、例えば少なくとも2%の余分な長さ(ケーブル長と比較して)を持ち、引き出されて実質的に直線ラインとなる。好ましくは、内部空間3では追加の充填材は使用されないので、導線5は解放後、第1の位置から第2の位置に自由に移動することができる。1つの実施例では、上記導線の取出長は4%より大きい。1つの構造では、各信号導線は、ケーブル1に束縛されおよび/または止められた第1の状態では、20mm以下の半径で曲げられ、特に15mm以下の半径で曲げられ、そして特に10mm以下の半径で曲げられる。
本発明の特に有利な具体的な実施形態では、上記のケーブル内部空間3には潤滑剤が与えられるか、または1つ以上の上記の信号導線5には潤滑剤が与えられて、これらの導線が引出し易いようになっている。
更に、導線5が互いに独立に長手方向に動く場合は有利である(例えば図8参照)。本発明の更にもう1つの具体的な実施形態では、ケーブル内の導線のグループは、長手方向に独立して動くことができる(例えば図7参照)。
図2−8に示すケーブル構造は、使用の際、特にネットワークを構築するために使用される際に極めて有利である。ここでは、例えばケーブルが設置された後で、上記の信号導線の上記の取出部分が全部もしくは部分的に、例えば引き出すことにより取り出され、信号受信手段および/または信号送信手段に接続される。
図9−10は、例えば、真っ直ぐに伸びている中空空間で全ての信号導線が平行になっている特殊なケーブル(米国特許第6718101B2号参照)を用いて、ネットワークを構築する方法を示す。ここではケーブル101には導線105が設けられており、これは例えば地下に設けられている。ハンドホール134が設けられ、ここでケーブル101が到着し、この導線105の端面を他のネットワーク部品に接続するために、特定の導線長が露出される。次にケーブル101はケーブル端面から離れた場所で開けられ、例えば最終使用場所Hの近くで信号導線を露出する。次に信号導線105は切断され、所望の距離に渡ってケーブル101から引き出される(ハンドホールで露出された導線部分はこれによりケーブルの中に引き込まれる。図10参照。)。例えば適合した分岐スプリッタYが、引き出された導線105を、例えばエンドユーザHの導線部品137に接続するのに用いられる(例えば米国特許第6619697号参照)。好ましくは、導線フィードスルー139、例えばフィードスルーチューブ129が、エンドユーザHの導線部品137をY分岐コネクタに向けて通すのに用いられる。この方法の欠点は各信号導線にケーブルを引き出す際に長い距離に渡って大きな機械的負荷がかかることである。もう1つの欠点は余分なケーブル長がハンドホール134に設置されなければならず、そしてハンドホールにおいて、全ての導線105が所望のエンドユーザに接続されたあとでやっとケーブルは他のネットワーク部品に接続されることである。米国特許第6718101B2号のケーブル構造を用いた既知の方法では、分岐場所を越えて、第2の開口が所望の信号導線を切断する場所で開けられる(図示無し)。この信号導線は次に分岐場所に引き戻される。欠点は第2の開口を開けることと信号導線を引き戻すことであり、信号導線の捩れを引き起すリスクがあることである。
他の実施方法では、図1に示すケーブル構造が用いられる。しかしながら、この場合、所望の長さに渡って信号導線が得られるようにするためには、ケーブルの巻線(図示せず)が長いケーブル長に渡って切開されなければならない。
図11は本発明による方法を示す。本方法は少なくとも1つの信号導線5、例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束を備えたケーブルを少なくとも1つ提供することを含み、この信号導線の取出部分5’はケーブルの内部空間から取り出され、ここでは上記の取出部分の長さは、例えば上記の取出部分が取り出されるケーブルの長さまたはケーブルの部分の少なくとも1%であり、好ましくは2%より大きく、とりわけ好ましくは4%より大きく、そして更に好ましくは10%より大きい。本ケーブル1および該当する(複数の)導線5はケーブル内に束縛され、これにより特に同時に設置できるアセンブリを形成する。
本ケーブル1は好ましくは図2−7に示す構造に従って構成される。本ケーブル1は好ましくは所望の場所(例えば地下)に設置され、このケーブル1が第1および第2の敷設点P1、P2の間に伸びるようにする。1つの敷設点P1は、例えば地中に埋設されたハンドホール134を含む。次にケーブル1は、上記の敷設点P1、P2の間の少なくとも1つの所望の場所で、上記の信号導線に到達するように開口される。これはまたケーブルにおける導線5の束縛を緩めることを可能にする。ケーブルの構造のため、ここでは開口Kは、ケーブル長手方向で測って、ケーブル1から取り出される信号導線5の所望の長さより(大幅に)短い長さに渡って設けられるようにできる。各々の開口の最大の大きさ(例えば長さ、直径)は、例えば取り出される信号導線部分の長さの10%以下であり、好ましくは1%以下である。
開口Kの直径は、例えば信号導線5の断面の大きさの約1倍または2、3倍でよい。1つの構造ではこの開口Kの長さは10cmより小さい。「緩められた」導線5の取出部分5’は次に、好ましくは上記の敷設点P1、P2の近くで導線5の部分を動かすことなしに、得られた開口Kから所望の長さに渡ってケーブル1から取り出される(引き出される)。取出部分5’を提供するための余分な導線長は、具体的には比較的長いケーブル部分(上記参照)からもたらされる。
取出部分5’のケーブルからの取り出しは、緩められた導線5に実質的に導線の長手方向に張力を印加し、ケーブルから導線部分を引き出すことを含む。
取出後、例えば上記のY−分岐コネクタまたは他の方法を用いて、開口すなわち分岐は再び封止される。
本発明の他の有利な実施方法では、所望の長さに渡ってまだ引き出されていない、緩められた導線5は引出し手段、例えば引き出しワイヤに接続され、ケーブル開口Kはこの後、Y分岐コネクタ手段などを用いて、適切に被覆あるいは閉鎖される。ここで好ましくは、この引出し手段は、作業のために外部からまだ到達することが可能である。この引出し手段はこの後の段階、例えば該当するエンドユーザがネットワークに接続を希望する場合に、これに接続された導線5をケーブル1から引き出すのに用いられる。
更なる詳細な実施形態では、上記のケーブル導線5は使用中に上記の第1の位置から第2の位置に持ってくることができる。この場合、第1の位置ではこのケーブル導線5はケーブル内で(ケーブルの比較的長い部分で)、該当するケーブル内部空間で多数の曲がりを生じる。上記の第2の位置では、ケーブル内の導線部分5は例えば、該当するケーブル内部空間で平行に伸びている(図2B、3B、6B参照)、または異なる状態で伸びている。特に、第2の位置においては、ケーブル内の導線部分5(これは少なくともケーブル取出長の一部となる)は第1の位置におけるよりも曲がりの回数がもっと少ないか、あるいは曲がりの量が少なく(例えば曲がりが少ないおよび/または曲がりが無い)なっている。
好ましくは、本発明のケーブル構造は、ケーブル内にあって上記の第1の位置にある信号導線の比較的長い部分5を、第2の位置に持ってきて、この導線部分の余分な長さを取り出して提供できるように、用いることができる。上記の比較的長い部分は従って、局所的に設けられる開口9よりも遥かに長く、そして好ましくは少なくとも10メートルのケーブル長に渡って伸び、とりわけ好ましくは100メートル以上(これは当然ケーブルの長さに依存する)である。
本発明の1つの構造によれば、この信号導線の比較的長い部分5はケーブル内にあって、取り出される導線部分の余分な長さを提供するために用いることができ(第1の位置から第2の位置に動かすことによって)、少なくとも約10mの長さを持ってよく、とりわけ好ましくは少なくとも約100mの長さを持ってよく、および/または例えばケーブル1の長さ(終端P1、P2の間で測って)の少なくとも10%の長さを持ってよい。
更に、所望の導線引出長を提供する余分な導線長を含む各ケーブル部分のケーブル長(少なくとも、所望の導線取出し部分をケーブルから引き出す際に、導線が第1の位置から第2の位置に動くケーブル部分)は、例えば少なくとも10mであり、好ましくは少なくとも100mである。
本発明の1つの構造によれば、ケーブル断面で見て、第2の位置に持ってこられる導線部分は、この導線の第1の位置にあるとされる場所から少なくとも1つの横方向距離で離れている。好ましくは、この距離は少なくとも1つの導線の断面の大きさ(例えば直径)であり、例えば少なくとも1mmの距離であり、そして好ましくは約1cm以上の距離である。
導線5の所望の部分が開口Kを通してケーブルから引き出された後で、この部分は、例えばエンドユーザHの信号受信手段および/または信号送信手段と接続されてよく、例えば直接に、または間接にエンドユーザの導線を通して、他のネットワーク部品(図示せず)を用いた信号送信のために接続されてよい。
このようにして、比較的大きな機械的負荷を信号導線に与えることなく、信号導線の比較的長い部分が引き出される。更に、本ケーブル1は信号導線5に到達するために、比較的にほんの小さな長さに渡る開口を必要とする。更に、この導線は他のネットワーク部分と直接結合することができ、例えばハンドホール134において結合することができ、開口Kから引き出すために結合することができ、そしてもしケーブルの他の信号導線が所望の場所で分岐されなかった場合に結合することができる。
図12は更に1つの具体的な実施形態を示し、これは余分なケーブル長を提供するためにケーブル1に1つ以上の余分な曲がりBが設けられているという点で図11に示す方法と異なっている。このようにして、もし所望の分岐点(開口K参照)がケーブル開始点P1から比較的短い距離にある場合に、適切な余分な長さを持った信号導線5が提供される。
図13は更に本発明のもう1つの構造を示し、例えば分岐場所がケーブル開始点P1(例えばハンドホール134)から比較的近い位置にある場合を示す。本ケーブルには分岐開口Kが設けられており、ここでは第1のケーブル部分1Aがこの開口Kとケーブル開始点P1との間に伸びており、これに対し第2のケーブル部分1Bはこの開口Kとケーブル終端P2との間に伸びている。この場合、信号導線5’はこの開始点P1に沿って、第1のケーブル部分1Aからハンドホール134に引き出すことができる。更に、第2のケーブル部分1Bから得られる余分な信号導線取出長は、ハンドホール134に引き出され、これにより十分な信号導線長が現場で得られ、例えば居住場所あるいは他のエンドユーザHに接続することができる。この長さは分岐場所で信号導線を切断した後で、再び分岐場所に引き寄せられる。信号導線を分岐場所に引き戻し、それから(第2の開口を用いずに)切断することも可能であるが、これは分岐が開始場所P1に近い場合である。
本発明による方法は、例えば以下のステップを含む。
開口または凹部Kをケーブル1に設けるステップと、
導線5を選択するステップと、
導線5を切断し、この導線をケーブル1から少なくとも1メートルの距離に渡って、特に供給点P1から離れる方向に引出すステップとを含む。
本発明による1つの構造では、ケーブル1から引き出された信号導線5は、任意に他の中空構造を通して(例えばフィードスルー139を通して)、例えば分岐終端に供給される。
前述したように、信号導線5は、例えば、ケーブル1から様々な方向に引き出すことができ、例えばケーブル部分1Bからケーブル供給部に向かう方向に対して下流に伸びる方向に(ケーブル開口Kから見て)引き出すことができる。
本発明による他の方法では、導線5はケーブル終端P1の近くで(例えばハンドホールにおいて)選択され、そしてそこでケーブル1から所望の距離に渡って引き出される。次に同じ導線5を下流の分岐点で、適切な開口Kで選択することができる。次に選択された導線5の所望の部分をこの開口Kを通してケーブル1から引き出すことができる。
本発明はここで説明した実施例に限定されないことは当業者にとってはすぐに明白となるであろう。種々の変形実施が、以下に続く請求項に記載した本発明の範囲内で可能である。
従って、各信号導線5は、例えば、1つ以上の、信号を伝導する、線、ガラスファイバー、ガラスファイバー束、銅線または様々な信号導線を備える。1つの信号導線5それ自体は、例えば適合した保護ケース内に設けられた1つ以上の信号伝導コアとリターンプーリとを備える。様々な導線5には、例えばマーキングを施してこれら導線が互いに区別されるようにしてよく、例えばカラーコードおよび/または文字を導線5に設けることによって行う。上記の信号導線5は1つ以上の光信号を伝導するか、または1つ以上の電気信号を伝送するように設計されている。同一ケーブルの種々の信号導線5は、例えば、各々の信号導線は、使用中は同じタイプの信号(例えば光)を伝導する。更に、1つ以上の信号導線は他の信号導線5と異なるタイプの信号を備えてよい(例えば電気信号および光信号の両方を同じケーブルで伝送する目的の場合)。各信号導線5は1つの材質から製造されてよく、または多くの材質から構成されてよい。各信号導線5は、例えば丈夫な構造であり、および/または好ましくは柔軟性がある(例えば上記の最少曲げ半径が用いられる)。
更に、各信号導線は、好ましくはケーブル内で多数の緩やかな曲がりで第1の導線位置に維持される。これにより各々の曲がりは、好ましくは、導線がこの曲がりによる損傷、破損および大幅な信号減衰を受けることなしに追従できるようなものである。
更に、本ケーブルは好ましくは追加の被覆無しで設置できるが、これはしかしながら必須ではない。これにより、本ケーブルはまたケーブルアセンブリの一部となり、このケーブルアセンブリで本ケーブルは1つ以上の追加の被覆、例えばチューブまたはダクトの中に敷設されてよい。更に、例えば、数個の本発明によるケーブルの束またはアセンブリが、この束またはアセンブリを所望の場所に同時に敷設することができるように、準備されてよい。
更に、本ケーブル壁の外側には、ケーブル導線が内部で伸びているところに、標識またはマーキングが施されてよい。特に、これらの標識は上記の内部空間または内部の溝を示すことができる。この標識は例えば、外部の溝を備えてよく、またはこれと異なる構造でよい。この標識は例えば、所望の位置でケーブルに小さい通路を作ることに用いられ、これにより、例えば分岐を行うために、ケーブル1内に設置された1つ以上の信号導線に到達することができる。2つ以上のこのような外部の溝の大きさや形を変えることにより、全ての位置が明確にされて見つけられるようになり、例えば計数手段により見つけることができる。
他の可能性としてはケーブルの外側にカラーコードを設けることがあり、例えば印刷または共押出成形手段により、内部の溝の位置をマーキングすることができる。このマーキング手段は色々なやりかたで設計でき、例えば、ケーブル壁の局所的な開口を容易にするために弱い構造とすることを含む。
更に、本発明はケーブルアセンブリ、例えばおよそ1つ以上のケーブルツリーのロールを準備することに使用されてよい。このため、本発明により、ケーブル壁は1つ以上の所望の、事前に定められた分岐点で、工場で開口される。これより、こうして設けられた開口を通して所望の信号導線に到達し、そして例えば切断される。こうして準備された信号導線部品には、任意で接続手段が設けられ、例えば信号送信用プラグが設けられる。この後、このような接続手段は、(該当する上記のケーブル壁の開口を通して)ケーブルに押し込むことにより、ケーブル内に格納される。次に、このケーブルはロールに巻き取られるが、ここで上記の分岐には好ましくは保護手段、例えば着脱可能なカバーが設けられる。更に、例えば分岐導線が事前に準備され、そしてケーブルと共に巻き取られる。このようにして得られた、1つ以上の分岐が設けられたケーブルは、この後所望の最終目的地に持って行かれ、例えばケーブルネットワークの一部となる。
本発明のケーブル1の各部分は、例えば該当するもっと長い導線部分を含んでよい。他の形態では、本ケーブルには該当するもっと長い導線がほんの部分的に設けられてよく、この場合は本ケーブルには少なくとも1つの他のケーブル部分が設けられてよく、この他のケーブル部分は、他のケーブル部分と同じ長さの該当する導線か、またはこのケーブル部分に1%より小さい余分な長さの導線を含んでよい。このケーブルは、例えば適切な長さに渡って、あるいは事前に決められた順序で、例えば交互に、実質的にもっと長い導線部分を備えた部分(少なくとも各々のケーブル部分の1%より長く)と、実質的に長くない導線部分を備えた部分とに更に分割されてよい。

Claims (23)

  1. 少なくとも1つの信号導線(5)を備えるケーブルであって、
    この信号導線は例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であって、この信号導線はケーブル内部空間(3)に収容され、信号導線取出部分が前記ケーブル内部空間(3)から取り出すことができるようになっており、
    前記取出部分の長さは少なくともケーブル長の1%であり、このケーブル長に渡って前記ケーブルから取り出すことのできる前記取出部分は少なくとも10mであり、更に特に少なくとも100mであることを特徴とするケーブル。
  2. 請求項1に記載のケーブルであって、
    前記内部空間(3)を包囲するケーブル壁(2)を備え、ケーブル壁の少なくとも1つの所望の位置において、前記信号導線の取出部分に到達するために開口され、
    当該開口の最大の大きさは導線部分が取り出される長さより小さく、とりわけ前記開口の最大の大きさは前記信号導線部分が取り出される長さの10%より大きくないことを特徴とするケーブル。
  3. 請求項1または2に記載のケーブルであって、
    各信号導線(5)は、前記導線が完全に前記ケーブル内に延在する第1の格納位置から第2の位置となることができるようにケーブル(1)内に格納され、前記第2の位置では前記取出部分が少なくとも部分的に前記ケーブルの外に伸びており、
    少なくとも前記取出部分の一部を提供する前記導線(5)の一部は、前記第2の位置で前記内部空間(3)にあることを特徴とするケーブル。
  4. 請求項3に記載のケーブルであって、
    前記第1の位置において、前記信号導線(5)はケーブル内部空間に対して多数回曲がり、
    前記取出部分を提供するように前記ケーブル内に設置された該当する導線部分は、前記第2の位置においては、前記第1の位置におけるよりももっと少ない回数曲げられ、あるいはもっと少ない量曲げられており、そして前記ケーブル内部空間に対して実質的に平行に伸びていることを特徴とするケーブル。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    前記ケーブル(1)は数個の互いに分離された内部空間(3)を備え、
    各々の内部空間には1つの信号導線が設けられていることを特徴とするケーブル。
  6. 請求項5に記載のケーブルであって、
    前記ケーブルの内部空間はSZ−螺旋構造であることを特徴とするケーブル。
  7. 請求項5または6に記載のケーブルであって、
    前記ケーブル内部空間(3)には、ケーブルの長手方向で見て、うねりのある内壁が設けられていることを特徴とするケーブル。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    ケーブルの断面で見て、前記内部空間(3)は前記該当する信号導線(5)に、第1の導線断面方向に、少なくとも信号線の断面の大きさの3倍の動きの自由度を与え、そしてこの内部空間は、第2の導線断面方向で見て、前記導線を、殆ど遊びがないように取り囲んでいることを特徴とするケーブル。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    各々の前記内部空間(3)は着脱可能なカバー手段(28)により1つ以上のケーブル長手方向の位置で封止されていることを特徴とするケーブル。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    前記ケーブル内部空間(3)の内径が該当する信号導線の外径の少なくとも5倍より大きいことを特徴とするケーブル。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    前記信号導線は20mmの最少曲げ半径で前記ケーブル内に格納されており、好ましくは15mmの最少曲げ半径であり、更に好ましくは10mmの最少曲げ半径であることを特徴とするケーブル。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    前記ケーブルの直径は前記信号導線の最少曲げ半径の2倍より大きいことを特徴とするケーブル。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    前記取出部分の長さは、前記取出部分が前記ケーブル長に渡って取り出されることができる、前記ケーブル長の少なくとも2%であり、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多いことを特徴とするケーブル。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載のケーブルであって、
    このケーブルには充填材が設けられ、この充填材の粘性は、少なくとも10mのケーブル長に渡って前記の取出部分を取り出すことを可能とするのに十分に小さく、更にとりわけ少なくとも100mに渡って取り出すことを可能とするのに十分小さいことを特徴とするケーブル。
  15. ケーブル、例えば請求項1から14のいずれか1項に記載のケーブルであって、このケーブルにはケーブルの内部空間(3)に収容された少なくとも1つの信号導線(5)が設けられており、この信号導線は例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であって、信号導線取出部分がケーブル内部空間(3)から取り出せるように設けられており、
    前記ケーブルの少なくとも一部は、前記導線取出部分を提供する余分な導線長を含み、
    前記余分な導線長は、この余分な導線長を含むケーブル部分の長さの少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多いことを特徴とするケーブル。
  16. 請求項15に記載のケーブルであって、
    前記余分な導線長を含むケーブル部分の長さが少なくとも10m、更に特に少なくとも100mであることを特徴とするケーブル。
  17. 請求項1から16のいずれか1項に記載のケーブルの使用であって、
    前記信号導線取出部分は少なくとも部分的に前記ケーブルの前記内部空間から、例えば引き出されて、取り出され、そして信号受信手段および/または信号送信手段に接続されることを特徴とするケーブルの使用。
  18. ケーブルネットワークを構築するための方法であって、
    少なくとも1つの信号導線を備えた少なくとも1つのケーブルを提供することを含み、この信号導線は例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であって、この取出部分は前記ケーブルの内部空間から取り出すことができ、
    前記取出部分の長さは前記取出部分をケーブルから取り出すことができるケーブル長の少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多いことを特徴とする方法。
  19. ケーブルネットワークを構築するための方法、例えば請求項18に記載の方法であって、
    少なくとも1つの信号導線を備えた少なくとも1つのケーブルを提供することを含み、この信号導線は例えばガラスファイバーおよび/またはガラスファイバー束であって、この信号導線取出部分は前記ケーブルの内部空間から取り出すことができ、
    前記ケーブルの少なくとも一部は前記導線取出部分を提供する余分な導線長を含み、
    前記余分なケーブル長は、この余分な導線長を含むケーブル部分の長さの少なくとも1%であり、好ましくは2%より多く、とりわけ好ましくは4%より多く、そして更に好ましくは10%より多いことを特徴とする方法。
  20. 請求項18または19に記載の方法であって、
    前記ケーブルは所望の場所に敷設され、前記ケーブルが第1の敷設点と第2の敷設点との間に伸びるようになっており、
    前記ケーブルは、前記信号導線に到達するために、前記敷設点間の少なくとも1つの所望の位置で開口され、
    少なくとも前記導線取出部分の一部が前記ケーブルから前記開口を通して、好ましくは前記敷設点の近くで前記導線の部分が動くことなく、取り出されることを特徴とする方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、
    開口(9)が、ケーブル長手方向で測って、前記ケーブルから取り出される前記信号導線の所望の長さより短い長さに渡って前記ケーブルに設けられることを特徴とする方法。
  22. 請求項18から21のいずれか1項に記載の方法であって、
    前記ケーブル導線は第1の位置から第2の位置に持ってこられて、
    前記第1の位置で、前記ケーブル導線は前記ケーブル内で、該当するケーブル内部空間に対して多数の曲がりを生じることを特徴とする方法。
  23. 請求項1から16のいずれか1項に記載のケーブルを少なくとも1つ備えたケーブルネットワークであって、
    前記信号導線は種々のネットワーク部品間の信号伝送の目的で接続されることを特徴とするケーブルネットワーク。

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