JP2010525267A - 原動機駆動車両用のトルク差または速度差応動クラッチ操作装置 - Google Patents

原動機駆動車両用のトルク差または速度差応動クラッチ操作装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010525267A
JP2010525267A JP2010504473A JP2010504473A JP2010525267A JP 2010525267 A JP2010525267 A JP 2010525267A JP 2010504473 A JP2010504473 A JP 2010504473A JP 2010504473 A JP2010504473 A JP 2010504473A JP 2010525267 A JP2010525267 A JP 2010525267A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
operating device
transmission
prime mover
clutch operating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010504473A
Other languages
English (en)
Inventor
ヘルムート シュテデーレ,
インゴ ドレーアー,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dreher Praezisionsdrehteile GmbH
Original Assignee
Dreher Praezisionsdrehteile GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dreher Praezisionsdrehteile GmbH filed Critical Dreher Praezisionsdrehteile GmbH
Publication of JP2010525267A publication Critical patent/JP2010525267A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D13/00Friction clutches
    • F16D13/04Friction clutches with means for actuating or keeping engaged by a force derived at least partially from one of the shafts to be connected
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/18Freewheels or freewheel clutches with non-hinged detent
    • F16D41/185Freewheels or freewheel clutches with non-hinged detent the engaging movement having an axial component
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D43/00Automatic clutches
    • F16D43/02Automatic clutches actuated entirely mechanically
    • F16D43/24Automatic clutches actuated entirely mechanically controlled by acceleration or deceleration of angular speed
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/12Mechanical clutch-actuating mechanisms arranged outside the clutch as such
    • F16D2023/123Clutch actuation by cams, ramps or ball-screw mechanisms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

【解決手段】本発明は、トルク差または速度差に応じて操作可能なクラッチを有した原動機駆動車両用のクラッチ操作装置に関する。変速側連結部材および原動機側連結部材を備え、両連結部材には、相互に係合する斜面および対向斜面、並びに当接面が形成され、所定方向回転時には当接面を介して駆動トルクを伝達する一方、逆方向回転時には斜面および対向斜面を用いて回転を軸線方向移動に変換して軸線方向移動によりクラッチを切断させる。アウタスリーブを有した原動機側連結部材は、変速機入力軸と同軸状に相対回転可能に配置される。原動機側連結部材が変速機入力軸に摺動可能に配設され、変速機ハウジングへの摺動が規制部材で規制される。変速機側連結部材はアウタスプラインを有した変速機入力軸に対し、同軸状に、周方向では固定的且つ軸線方向では摺動可能に設けられ、変速機ハウジングへの摺動が原動機側連結部材および・または規制部材で制限される。

Description

本発明は、原動機駆動車両用のクラッチ操作装置に関するものであって、クラッチを任意に操作することが可能なだけではなく、クラッチに生じるトルク差または速度差に応じてクラッチを操作することが可能なクラッチの操作装置に関する。
例えば、トラック、乗用車、三輪車、または四輪もしくは二輪バイクなどの車両において、例えば、燃焼機関、電動モータ、および・または流体モータなどの原動機が駆動トルクを発生し、発生した駆動トルクが適切な駆動機構を介して車両の移動に用いられる。この駆動機構は、原動機の出力側に配設される摩擦クラッチなどのクラッチを有しているのが一般的である。力の伝達方向において、変速機が出力トルクを受け取り、必要に応じて介装されたデファレンシャルギヤ、チェーン或いは自在継手を介し、1つ以上の駆動輪にトルクが伝達される。
このように構成された車両の駆動力が減少するとき(以下、オーバラン状態という)、原動機は負の駆動トルク(制動トルク)を発生し、この負の駆動トルクが駆動機構を介して駆動輪に伝達される。このような状態はエンジンブレーキ、或いはエンジンブレーキ効果と称されている。水平な路面上で減速中の車両は、車両の慣性によって更に移動しようとする。従って、このときには、駆動輪が原動機に対して駆動を行うように力の伝達方向が逆転する。このような駆動状態において、1段以上の変速機のシフトダウンが行われると、駆動輪によって変速機の入力軸に大きな速度の上昇が引き起こされる場合がある。このため、クラッチの接続により力の伝達経路が形成されるやいなや、原動機の速度が上限値を超えるおそれがある。この場合、原動機が損傷したり破損したりする可能性がある。また、駆動輪に短期間のロックを生じる可能性もあり、この場合には不安定な運転状態を生じるおそれがある。
このような問題を解消するため、特に原動機付きバイクにおいて、アンチホッピングクラッチ或いはスリッパクラッチと称されるクラッチ技術が知られている。このアンチホッピングクラッチは、後輪の短期間のロックによって生じる後輪の典型的な振動を生じることなく、ほとんど制動感を生じない迅速なシフトダウンを可能とする。アンチホッピングクラッチは、理論上は後輪がロックする前に、クラッチにより力の伝達経路を遮断する。
この場合、原動機の制動力と、オーバラン状態にある駆動輪の駆動トルクとの間のトルク差または速度差が所定の大きさとなることにより、クラッチが切断或いはクラッチの滑りが増大される。原動機の制動トルクは、クラッチの原動機に連結された部分、例えばクラッチハウジングに作用する。また、オーバラン状態にある駆動輪の駆動トルクは、変速機の入力軸に連結されたクラッチの部分、例えばクラッチハブ或いはクラッチディスクに作用する。これにより、運転者によっていかなる操作も行われることなく、クラッチが力の伝達経路を遮断する。駆動トルクの伝達は1方向、即ち原動機から駆動輪に向かう方向にのみ可能となるため、このような力の伝達経路の遮断による効果はフリーホイールと類似したものとなる。例えば原動機の再加速や、駆動輪の十分な減速により、クラッチにおけるトルク差または速度差が0に向けて減少すると、クラッチが再び接続され力の伝達経路が再び形成される。
このようにして力の伝達経路を遮断するアンチホッピングクラッチは、特許文献1によって知られている。原動機のクランク軸に連結された回転対称のクラッチカバーと、変速機入力軸に連結された回転対称のクラッチハブとの間には、内側または外側にスプラインが形成されたクラッチプレートが交互に配置されており、クラッチの接続時には、一般に知られている方法により、クラッチのプレッシャプレートがこれらクラッチプレートを互いに押し付ける。
ここで用いられるクラッチハブは2つの部材からなり、クラッチカバー内に配置されている。クラッチハブの内側部材は、外側部材に対し、限られた範囲で相対回転可能となっている。ある程度のトルク差がクラッチの入出力間に生じると、間にボールがガイドされた斜面およびその対向斜面にハブの内側部材の相対回転が作用することによって、クラッチプレッシャプレートに向かう軸線方向への内側部材の限定された移動が生じる。クラッチハブの内側部材は、このような軸線方向の移動により生じた所定の解放力をクラッチプレッシャプレートに作用させ、トルクに応じてクラッチがスリップし始めてから力の伝達が完全に遮断されるまでクラッチを解放させる。
斜面およびその対向斜面の間にガイドされたボールにより、クラッチの急激な解放や再接続を防止する再現可能な低いクラッチ解放トルクを得ることができる。アンチホッピングクラッチは、2つの斜面の間隔を選定することによって所望の特性に調整可能であり、その特性は、例えば原動機の最大速度に対応したものとすることができる。
同様に回転対称のクラッチは特許文献2によって知られている。このクラッチの場合、クラッチカバー内に配置されたクラッチハブが3つの部材からなる。ここで、内部にクラッチプレートを有した中間部材は、斜面および対向斜面、並びにこれら斜面の間にガイドされたボールを備えた残り2つの部材の間にぴったりと圧入されて配設されている。クラッチハブの内側部材が中間部材および外側部材に対して相対的な移動を開始する初期のトルク差または回転差を調整するため、クラッチハブのこれらの部材の全てが、コイルスプリングによって互いに離間するように付勢されている。更に、クラッチハブの内側部材には、ラジアルボールベアリングが配設され、このラジアルボールベアリングのアウタキャップは、トルクに応じてクラッチが解放されるときに、クラッチスプリングの中央部分に当接支持されるようになっている。
欧州特許第0854304号明細書 国際公開第98/40638号パンフレット
上述した2つのクラッチは、入力側と出力側とで必然的に径が異なる状態で使用される点で作動条件が本質的に類似しており、このような径の相違は、内側と外側とでクラッチプレートが交互に係合することに起因するものである。また、これら2つの公知のクラッチにおいて、入出力は一方向にのみ行われる。即ち、原動機と変速機とはクラッチに対して同じ側に配置される。従って、このようなクラッチ操作機構の使用は、特定のクラッチであると共に、駆動機構において全ての部材が特定の配置となっている場合にのみ可能となり、クランク軸の回転軸線と変速機の回転軸線とが平行にずれた位置にあって、一次駆動機構の介装が必須となるような配置に特に限定される。
この一次駆動機構は、クランク軸とクラッチとの間、もしくはクラッチと変速機入力軸との間のいずれかに配設することが可能である。また、この一次駆動機構は、クランク軸の回転速度を減速して変速機入力軸の回転速度を低下させるための減速機を有する場合が多い。このような配置は、前後方向に対して横断するように駆動機構が配置される車両で典型的なものである。
もう1つの従来の駆動機構の考え方では、原動機の駆動速度と変速機入力軸の駆動速度とが同一となっていて一次駆動機構がない。即ち、この場合には、クランク軸、クラッチ回転軸、および変速機入力軸の中心線が一直線となることにより、一次駆動機構が不要となっている。これらの軸の間には平行なずれが存在しないが、これらの部材は一列に順番に配置される。即ち、原動機がクラッチの一方の側に配置されると共に、変速機がクラッチの他方の側に配置される。このように原動機、クラッチおよび変速機を順に並べるような配置は、車両前後方向に原動機のクランク軸が向けられている車両において特に見受けられる。このような構成の駆動機構の場合、上述のアンチホッピングクラッチは不向きである。
そこで本発明の目的は、原動機、クラッチおよび変速機が順番に(直列に)配置され、それぞれの回転軸が一直線上に位置するような原動機駆動車両用のトルク差または速度差対応クラッチ操作装置に関し、構造的に簡単であると共に改善された解決策を提案することにある。
このような目的は、請求項1による特徴を有してクラッチ操作装置を構成するものである本発明によって達成される。また、有用な形態は従属請求項の主題となっている。
単純な構造で小型であるだけではなく、装置全体を事前に組み立てることが可能であると共に、既存のクラッチ装置と容易に置き換えることが可能である点は、本発明による解決策に特有の利点である。
第1のクラッチ操作装置の断面図である。 第1のクラッチ操作装置の分解図である。 原動機側連結部材を示す図である。 変速機側連結部材を示す図である。 第2のクラッチ操作装置の断面図である。 第2のクラッチ操作装置の分解図である。
図面に示される実施形態により本発明を以下に説明する。
図1に示す本発明の第1実施形態は、例えば図示しない変速機入力軸に設けられるものであって、この入力軸は、図1の左手側から、クラッチ操作装置の変速機側連結部材1内まで延設されている。そして、図1においてクラッチ操作装置の右側が原動機に向いている。変速機側連結部材1は、例えばスプラインなどを設けることによって、内周面が変速機入力軸に適合することにより、組み付け状態において変速機入力軸に対し、周方向にはぴったりと嵌合しながら軸線方向には摺動可能となっている。
また、クラッチ操作装置は原動機側連結部材2を有している。この連結部材2は、回転対称の段部を介し、変速機側連結部材1の端部に設けられた段部21に軸方向で支持されている。本実施形態において連結部材2は、回転方向に固定的にアウタスリーブ5に結合されている。連結部材2とアウタスリーブ5との結合は、圧入嵌合および・または接合材料を用いて行うことも可能である。例えば、連結部材2には、回転方向に固定的にアウタスリーブ5に結合するためのボルトまたはネジを挿入可能な切削孔17を設けてもよい。本実施形態のように、原動機側連結部材2およびアウタスリーブ5の2部材構成とするのは、製造上の理由のみによるものであって、機能的な理由によるものではない。従って、連結部材2とアウタスリーブ5とを一体的に設けることも可能である。
例えば、アウタスリーブ5には、図示しないクラッチライニングキャリアが回転方向に固定的に取り付けられる。変速機側連結部材1の外周と、アウタスリーブ5の内周との間には、例えばコイルスプリング8、板状バネ、ゴムスプリングなどの適切なバネ部材を受容する環状溝が設けられている。バネ部材は、環状溝内に付勢状態で装着され、一端が変速機側連結部材1の外側鍔部に支持されている。また、バネ部材の他端は、例えば環状のバネ固定部材7のような支持部材によって支持されており、この支持部材が、保持リング11によりアウタスリーブ5の内周において軸線方向で固定されている。
原動機に対向する連結部材1の側面にはボールベアリング9が支持されており、連結部材1から離間する方向に向くボールベアリング9のアウタベアリングキャップは、クラッチスプリング、クラッチスプリング保持部材、クラッチ解放ベアリングなどの当接面を形成する。本実施形態に示すように、バネ押圧部材4をなす別部材をアウタベアリングキャップに設けることも可能である。
変速機入力軸の環状ベアリング(図示せず)と対向して変速機に向くクラッチ操作装置の側において、原動機側連結部材2の前面が軸支される。従って、環状のベアリング固定部材3は、変速機入力軸の軸受インナリングに内周が接した状態で回転可能に変速機入力軸に配設されるように構成することが可能である。ベアリング固定部材3の外周には、ラジアル軸封リング12が配設されており、このラジアル軸封リング12は、必要に応じ変速機ハウジングと変速機入力軸との間のシールとして機能する。
また、このような目的のため、必要に応じてもう1つのシール手段をベアリング固定部材3の内周に設けることも可能であり、例えばこのシール手段は、ベアリング固定部材3の対応する環状溝に設けられるOリングなどとしてもよい。更に、必要に応じて別のOリング10を、原動機側連結部材2の内周にある環状溝に設けてもよい。ベアリング固定部材3と一体的に行われる変速機ハウジングに対する変速機入力軸のシールは、有効な実施の一形態に過ぎず、クラッチ操作装置の機能に関しては、変速機のシールが必須とはならない。従って、クラッチ操作装置を変速機入力軸側に確実に支持することが可能である限り、変速機のシールは、例えばシールされたベアリングユニットなど、別の構造的処置によって達成するようにしてもよい。
ベアリング固定部材3と連結部材2との間には、1個以上のスラストワッシャ6が設けられる。このスラストワッシャ6は、連結部材2とベアリング固定部材3との間で回転を切り離すように機能する。同時に、変速機入力軸に対する軸線方向でのクラッチ操作装置の的確な位置調整がスラストワッシャによって可能となる。
図2に示す本発明のクラッチ操作装置の分解図には、図示しない変速機入力軸における配置だけではなく、組立の際の部材の並び順が示されている。このことから、クラッチ操作装置全体を予め組み立てることが可能であることがわかる。これにより、特に効率よくクラッチライニングキャリアをアウタスリーブ5に取り付けることが可能となる。この場合、既存のクラッチライニングキャリアを置き換えるだけでよいため、本発明によるクラッチ操作装置を用いて車両を改良することが特に容易となる。通常、変速機或いはクラッチに構造的な変更は不要である。
図3および図4は、2つの連結部材1および2を、相互の作動が明確になるように示す図である。原動機側連結部材2には、円弧状に区分された凸部13および凹部14が、好ましくは4個ずつ、環状に配置されている。組み付け状態にあるとき、凸部13は変速機側連結部材1の対応する凹部と、図1に示すように歯車の噛み合いのように係合する。連結部材2の各凸部13の周方向一端側には斜面15が形成され、それぞれの他端側には当接面16が径方向および軸線方向に延設されている。これらの斜面15および当接面16には、図3に示すように頂部および底部に丸みを設けてもよい。
図4に示すように、変速機側連結部材1の鍔部には、対向斜面19および対向当接面20がそれぞれ形成されている。斜面15および対向斜面19、並びに当接面16および対向当接面20は、歯車のようにして噛み合っているとき、即ち2つの連結部材1,2の実質的に軸線方向に延設された当接面16および20が互いに接しているときに、駆動トルクが一方の回転方向でのみ伝達可能となるという機能を有している。このような状態は、クラッチが接続された状態で原動機から変速機にトルクの伝達が行われる場合に生じる。
オーバラン状態にある場合、或いはシフトダウンの際には、変速機入力軸の速度が原動機の駆動速度を超えるとすぐに、実質的に軸線方向に延設された2つの当接面16,20が互いに離間する代わりに、斜面15,19が接するようになる。そして、2つの連結部材1,2が更に相対回転するのに伴い、斜面15,19が互いに摺動する。原動機側連結部材2が軸線方向で変速機に保持されているので、変速機側連結部材1は、上記の相対回転により、バネ部材8の付勢力に抗して原動機側に向け軸線方向に移動する。このような軸線方向の移動の際に、軸線方向に影響を受ける軸受9、即ちバネ押圧部材4が、クラッチスプリング、クラッチスプリング保持部材、或いはクラッチ解放ベアリングなどに接触することによって、クラッチがスリップし始め、力の伝達経路が遮断される。
原動機側連結部材2の凹部13には、円弧状のガイド突起18を形成してもよい。この場合、変速機側連結部材2にはガイド溝22が設けられ、クラッチ操作装置が不作動状態にあるときにガイド突起18がガイド溝に係合する。
図5および図6は、本発明の第2実施形態に係るクラッチ操作装置を示す図である。その機能は、既に詳述した第1実施形態の機能と概ね一致している。具体的には、このクラッチ操作装置は変速機入力軸に直接的にトルクを伝達するものであり、このトルクは原動機によって発生され、クラッチが接続されているときにクラッチライニングキャリアを介して伝達される。しかしながら、原動機がエンジンブレーキ状態で作動していることにより、後輪で発生したトルクが変速機入力軸に伝達された場合には、クラッチ操作装置が自動的にクラッチを切断し、原動機と変速機との間の力の伝達経路を遮断する。
第2実施形態は、2部材からなる変速機側連結部材101の軸側スリーブ101aを用いた、変速機入力軸へのクラッチ操作装置の位置決めが、構造的に別の方法で行われる点で第1実施形態と相違する。軸側スリーブ101aは、変速機入力軸の軸線方向に延設されたアウタスプラインに適合するインナスプラインを有している。具体的には、軸側スリーブ101aのインナスプラインが、変速機入力軸のアウタスプラインの変速機側端部から、変速機入力軸の原動機側端部周辺まで延設されており、当該アウタスプラインの端部は、変速機ハウジングの軸封リングに対し常に十分な間隔を有している。従って、変速機の方向への軸側スリーブ101aの摺動は、入力軸のアウタスプラインの端部と軸側スリーブのインナスプラインの端部との当接によって規制される。
これに加え、或いはこれに代えて、図示しない軸方向保持ディスクを軸側スリーブ101a内に一体的に設けることも可能であり、この軸方向保持ディスクは、変速機入力軸における変速機ハウジングに向けての軸線方向の軸側スリーブ101aの移動を規制する。このような目的のため、内側に保持されるリングを用いることも可能である。このようにすることにより、第1実施形態で必要となるベアリング固定部材3を上記の軸側スリーブ101aに置き換えることで、それぞれの場合において、軸側スリーブ101aを用いた変速機入力軸へのクラッチ操作装置の保持を簡単且つ効率的に行うことが可能となる。
軸側スリーブ101aの外周には、外方に突出した3つのトルク伝達凸部201が均等に配置されているのが好ましい。凸部201のそれぞれは、変速機側連結部材101の第2の部材であるインナスリーブ101bに対応して設けられた凹部202と係合する。凸部201とインナスリーブ101bの凹部202との相互接触面には、摩擦低減コーティング、または軸受ボールを受容するガイド溝を設けることにより、既知の方法で、クラッチ操作装置の解放トルクを減少させるのが好ましい。
図5に示すように、インナスリーブ101bは、軸側スリーブ101aの外周の一部分において軸線方向に摺動可能であると共に回動可能に配置されている。インナスリーブ101bの原動機側端部には、図示しないクラッチスプリングに直接的に作用するスプリング押圧部材104が、ベアリング固定部材210、ベアリング109、およびスラストワッシャ209からなるベアリングユニットによって支持されている。スプリング押圧部材104は、圧入によってベアリング固定部材210に連結され、ベアリングユニットは、インナスリーブ101bの環状内側***部203とインナスリーブ101bのOリング212との間に軸線方向で固定されている。組み付け状態にあるとき、Oリング212はインナスリーブ101bの原動機側端部近傍にある半円状の凹部と、ベアリング固定部材210の外周にある4分の1円状の凹部とによって支持されている。従って、Oリング212の断面は、インナスリーブ101bとベアリング固定部材210とによって、その外周の4分の3が包囲された状態となる。
スプラインを介して変速機入力軸にしっかりと嵌合して連結された軸側スリーブ101aが変速機入力軸に対する相対位置を保持し、トルクまたは速度に十分な差が生じたときのクラッチを解放する軸線方向の移動がインナスリーブ101bのみによって行われるので、2部材で構成される変速機側連結部材101により、クラッチ操作に必要な軸線方向の移動が極めて容易に得られる。
軸側スリーブ101aは、変速機側の端部において、対向斜面119および対向当接面120を有した3つの更なる凹部を備えているのが好ましく、これら対向斜面119および対向当接面120は、上述したようにして、原動機側連結部材102にある斜面115および当接面116と協働するようになっている。ここで、斜面115と対向斜面119との間には、摩擦低減コーティング、または軸受ボールを受容するガイド孔を設けるようにしてもよく、これにより、一般的に知られている方法でクラッチ操作装置の解放トルクを減少させることができる。
原動機側連結部材102は、アウタスプラインを有するアウタスリーブ105と結合されてユニットを形成しており、両部材はピンおよび・または溶接によって互いに固定されているのが好ましい。アウタスリーブ105のアウタスプラインには、これに対応するインナスプラインを有したクラッチライニングキャリアが、回転方向には固定されると共にスプラインの軸線方向には摺動可能に係合している。このようなクラッチライニングキャリア、特に単板型乾式クラッチはよく知られているので、この点についての図および説明は省略する。
原動機側連結部材102は、図5に示すように、軸側スリーブ101aの外周の特に変速機側端部の近傍において、軸側スリーブ101aに回転可能に支持される。ここで、原動機側連結部材102は、変速機に向けて軸線方向に移動しないよう、環状のスラストベアリング211によって保持されている。また、スラストベアリングは、軸側スリーブ101aに形成された溝に挿入されている保持リング215によって保持されている。
インナスリーブ101bの6つの凹部の間にある***部は、図6に示すように径方向外方に向けて屈曲している。付勢状態にあるコイルスプリング108がインナスリーブ101bの屈曲部に作用し、このコイルスプリング108は、アウタスリーブ105の原動機側端部の内側に保持リング111で保持されているバネ固定部材107によって、その他端が保持されている。従って、軸線方向に移動可能なインナスリーブ101bは、原動機と変速機入力軸との間のトルク差または速度差が最小になるとすぐに、確実に初期位置に戻ることができる。クラッチ操作装置の応答性は、斜面115と対向斜面119との間隔の選定によって行うことができるだけではなく、コイルスプリング108を適切な大きさとすることによっても行うことができる。
インナスリーブ101bの回転および軸線方向の移動を阻害する可能性のあるほこりの侵入やクラッチの摩耗などを防止するため、バネ固定部材107がインナスリーブ101bに対し、Oリング214によってシールされている。同様の理由により、変速機側連結部材102とスラストベアリング211との間に、もう1つのOリング213を設けてもよい。このようなOリングを設けると、変速機側連結部材102とスラストベアリング211との間にボールベアリングまたはニードルベアリングを設けるような場合に特に都合がよい。
上述したクラッチ操作装置は、単板型乾式クラッチを有すると共に、板状バネで形成されたクラッチスプリングを有する車両への使用に適しており、この板状バネは、変速機入力軸に切削形成された凹所にガイドされるクラッチプレッシャロッドによって操作されるのが好ましい。これにより、本発明のクラッチ操作装置は、クラッチライニングキャリアの中央に連結される。
1 変速機側連結部材
2 原動機側連結部材
3 ベアリング固定部材
4 バネ押圧部材
5 アウタスリーブ
6 スラストワッシャ
7 バネ固定部材
8 コイルスプリング
9 ベアリング
10 Oリング
11 保持リング
12 ラジアル軸封リング
13 凸部
14 凹部
15 斜面
16 当接面
17 切削孔
18 ガイド突起
19 対向斜面
20 対向当接面
21 鍔部
22 ガイド溝
101 変速機側連結部材
101a 軸側スリーブ
101b インナスリーブ
102 原動機側連結部材
104 バネ押圧部材
105 アウタスリーブ
107 バネ固定部材
108 コイルスプリング
109 ベアリング
111 保持リング
115 斜面
116 当接面
119 対向斜面
120 対向当接面
201 凸部
202 凹部
203 内側***部
209 スラストワッシャ
210 ベアリング固定部材
211 スラスト軸受
212 Oリング
213 Oリング
214 Oリング
215 保持リング

Claims (20)

  1. 任意に操作可能であると共にクラッチに生じるトルク差または速度差に応じて操作可能なクラッチを有する原動機駆動車両用のクラッチ操作装置であって、変速機側連結部材と原動機側連結部材とを備え、これら連結部材には互いに係合可能な斜面および対向斜面、並びに当接面および対向当接面が形成されており、上記斜面および対向斜面、並びに当接面および対向当接面は、上記両連結部材が所定回転方向に回転するときには上記両当接面を介して駆動トルクを伝達する一方、上記両連結部材が上記所定回転方向とは逆方向に回転するときには上記斜面および対向斜面により上記両連結部材の一方の回転移動を軸線方向の移動に変換し、上記軸線方向の移動によって上記クラッチを解放するようにした原動機駆動車両用クラッチ操作装置において、
    上記原動機側連結部材(2,5)は、アウタスリーブ(102,105)を有し、変速機入力軸に対して同軸状且つ相対回転可能に配設され、
    上記アウタスリーブ(102,105)を有する上記原動機側連結部材(2,5)は、上記変速機入力軸に対して軸線方向に相対移動可能に配設されると共に、変速機ハウジングに向けての摺動が、規制部材(3,211)によって規制され、
    上記変速機側連結部材(1,101)は、上記変速機入力軸に対して同軸状に配置されると共に、アウタスプラインを有する上記変速機入力軸に対して周方向には固定的且つ軸線方向には摺動可能に配置され、上記変速機ハウジングに向けての摺動が上記原動機側連結部材(2,102)および・または規制部材によって規制される
    ことを特徴とする原動機駆動車両用クラッチ操作装置。
  2. アウタスリーブ(102,105)を有する上記原動機側連結部材(2,5)の少なくとも一部は、上記変速機側連結部材(1,101)の外周を包囲し、
    上記変速機側連結部材(1,101)の上記原動機側に向く面の少なくとも一部は、クラッチスプリング、クラッチスプリング保持部材、クラッチプレッシャプレート、或いはクラッチ解放ベアリングと当接する面として形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッチ操作装置。
  3. 上記原動機側連結部材(2,102)は、圧入または接合材料を用いて互いに結合された2つの部材(2,5,102,105)によって形成されており、上記原動機側連結部材(2,102)には斜面(15,115)および当接面(16,116)が形成され、上記2つの部材の一方は、上記変速機側連結部材(1,101)の外周を包囲するアウタスリーブ(5,105)として形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクラッチ操作装置。
  4. 上記斜面(15,115)と対向斜面(19,119)との間にはボールが配設され、上記ボールは上記斜面(15,115)と対向斜面(19,119)との間の溝にガイドされることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  5. 上記原動機側連結部材(2,102)とアウタスリーブ(5,105)とは、一体的に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  6. 上記原動機側連結部材(2)を上記変速機ハウジングに対して保持するベアリング固定部材(3)を備え、上記ベアリング固定部材は上記変速機入力軸に回転可能に配設されると共に、上記変速機入力軸のベアリングのインナースリーブに直接的に接触していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  7. 上記ベアリング固定部材(3)の外周にはラジアル軸封リング(12)が配設されており、上記ラジアル軸封リング(12)は、上記クラッチハウジングに対して上記変速機ハウジングをシールすることを特徴とする請求項6に記載のクラッチ操作装置。
  8. 上記ベアリング固定部材(3)の内周には、例えばOリングのようなラジアルシールリングが配設され、上記ラジアルシールリングは、上記クラッチハウジングに対して上記変速機ハウジングをシールすることを特徴とする請求項6または7に記載のクラッチ操作装置。
  9. 上記原動機側連結部材(2)と上記ベアリング固定部材(3)との間の上記変速機入力軸には、1つ以上のスラストワッシャが配設されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  10. 上記変速機側連結部材(1)は、例えばコイルスプリング(8)などの弾性部材によって、上記原動機側連結部材(2)から離間する軸線方向に付勢されていることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  11. 上記原動機側連結部材(2,102)またはそのアウタスリーブ(5,105)は、クラッチライニングキャリアに回転方向に固定されるように連結されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  12. 上記回転方向の固定は、上記原動機側連結部材(2,102)またはそのアウタスリーブ(5,105)と上記クラッチライニングキャリアとの噛み合わせによって行われることを特徴とする請求項11に記載のクラッチ操作装置。
  13. 別体のバネ押圧部材(4,104)が、クラッチスプリング、クラッチスプリング保持部材、クラッチプレッシャプレートまたはクラッチ解放ベアリングと当接する変速機側連結部材(1,101)の面として設けられることを特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  14. 上記変速機側連結部材(1,101)と上記バネ押圧部材(4,104)との間にベアリング(9,109)が配設されることを特徴とする請求項13に記載のクラッチ操作装置。
  15. 上記変速機側連結部材(101)は、インナスプラインを有して変速機入力軸に直接的に配設された軸側スリーブ(101a)と、上記軸側スリーブ(101b)の外側に回転可能且つ軸線方向に摺動可能に配設されたインナースリーブ(101b)とからなる2つの部材によって形成されることを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  16. 上記変速機入力軸のアウタスプラインの長さに適合するインナスプラインが軸側スリーブ(101a)に設けられ、上記軸側スリーブ(101a)の上記原動機側の端部が上記変速機入力軸の上記原動機側端部とほぼ同一直線上にあるときに、上記2つのスプラインの端部が相互に当接することによって、上記軸側スリーブ(101a)の保持が行われることを特徴とする請求項1乃至15のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  17. 上記バネ押圧部材(104)は、ベアリングユニット全体(スラストワッシャ209、ベアリング109、およびベアリング固定部材210)と共に、上記インナスリーブ(101b)内に配設されることを特徴とする請求項15に記載のクラッチ操作装置。
  18. 上記インナスリーブ(101b)と、上記インナスリーブ(101b)を取り囲むアウタスリーブ(101b)との間には、コイルスプリング(108)が付勢状態で配設されることを特徴とする請求項1乃至17のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
  19. 上記原動機側連結部材(102)の上記斜面(115)と、上記インナスリーブ(101b)の対向斜面(119)とは、摩擦低減コーティング、またはベアリングボールが配設される溝を備えることを特徴とする請求項15に記載のクラッチ操作装置。
  20. 上記原動機側連結部材(102)の上記当接面(116)、および上記当接面(116)と協働する上記インナスリーブ(101b)の対向当接面(120)は、摩擦低減コーティング、またはベアリングボールが配設される溝を備えることを特徴とする請求項15乃至19のいずれかに記載のクラッチ操作装置。
JP2010504473A 2007-04-24 2008-03-05 原動機駆動車両用のトルク差または速度差応動クラッチ操作装置 Pending JP2010525267A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE202007005899U DE202007005899U1 (de) 2007-04-24 2007-04-24 Drehmomenten-/Drehzahldifferenzabhängige Kupplungsbetätigungeinheit für motorangetriebene Fahrzeuge
PCT/EP2008/001752 WO2008128599A1 (de) 2007-04-24 2008-03-05 Drehmomenten-/drehzahldifferenzabhängige kupplungsbetätigungseinheit für motorangetriebene fahrzeuge

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010525267A true JP2010525267A (ja) 2010-07-22

Family

ID=38329800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010504473A Pending JP2010525267A (ja) 2007-04-24 2008-03-05 原動機駆動車両用のトルク差または速度差応動クラッチ操作装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20100294608A1 (ja)
EP (1) EP2145118B1 (ja)
JP (1) JP2010525267A (ja)
CN (1) CN101680500A (ja)
AT (1) ATE535727T1 (ja)
DE (1) DE202007005899U1 (ja)
WO (1) WO2008128599A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196379A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 第一傳動科技股▲ふん▼有限公司 電動テーブルの脚部、電動テーブル、及び電動テーブルの脚部のクラッチ
WO2019167262A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 本田技研工業株式会社 駆動装置
US11268585B2 (en) 2018-03-02 2022-03-08 Honda Motor Co., Ltd. Driving apparatus

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB201106389D0 (en) * 2011-04-14 2011-06-01 Rslsteeper Group Ltd A drive coupling
DE202011105121U1 (de) 2011-08-29 2011-11-09 Dreher Präzisionsdrehteile GmbH Vorrichtung zum automatischen, fahrzustandsabhängigen Verändern des Kraftschlusses in einer Fahrzeugreibungskupplung, Anti-Hopping-System (AHS)
DE112013006084A5 (de) 2012-12-19 2015-08-27 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Entkoppler zur Dämpfung einer Drehmomentübertragung zwischen einer Antriebswelle eines Kraftfahrzeugs und einer Riemenscheibe
US9682621B2 (en) 2013-01-31 2017-06-20 Litens Automotive Partnership Decoupler
CN104653656A (zh) * 2013-11-22 2015-05-27 中国航空工业集团公司西安飞机设计研究所 一种单向定矩离合器
CN105782268A (zh) * 2014-12-16 2016-07-20 舍弗勒技术股份两合公司 离合器操纵机构、离合器***和汽车
CN105114584B (zh) * 2015-09-21 2018-11-16 重庆市光学机械研究所 电动汽车用弧形摩擦传动自适应自动变速器
CN107327553B (zh) * 2017-06-05 2019-09-27 嘉善睿逸电子科技有限公司 一种用于离合器的齿轮传动装置
ES2962891T3 (es) 2017-07-07 2024-03-21 Parker Hannifin Corp Embrague de impulsión positiva accionado por desplazamiento
CN109469688A (zh) * 2018-11-27 2019-03-15 常州金坛群英机械有限公司 一种离合器装置
CN111847293B (zh) * 2019-08-14 2022-02-22 宁波联达绞盘有限公司 一种绞盘离合器

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196222A (ja) * 1984-10-17 1986-05-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 多板摩擦クラツチ
WO1998040638A1 (en) * 1997-03-12 1998-09-17 Automotive Products Plc A friction clutch
EP0854304B1 (de) * 1997-01-17 2001-04-25 Firma Jörg Schlechte Präzisionsteile für den Zweiradsport Reibungskupplung für Fahrzeuge

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2711237A (en) * 1950-03-18 1955-06-21 Howard W Wylie One-revolution clutch
FR1476374A (fr) * 1966-04-19 1967-04-07 Bendix Corp Accouplement à déclenchement par survitesse
GB2039635B (en) * 1979-01-10 1982-12-22 Westland Aircraft Ltd Freewheel coupling
EP0957278A4 (en) * 1997-12-01 2000-10-25 Toyoda Automatic Loom Works MECHANISM FOR ENERGY TRANSFER
US20050133330A1 (en) * 2003-12-17 2005-06-23 New Holland North America, Inc. Slip clutch with different slip points for forward and reverse
US7111719B1 (en) * 2004-09-07 2006-09-26 Chosen Co., Ltd. Hub clutch device for bicycle
US7743600B2 (en) * 2006-04-04 2010-06-29 United Technologies Corporation Gas turbine engine telemetry module
JP4805092B2 (ja) * 2006-10-25 2011-11-02 本田技研工業株式会社 多板式クラッチ装置
EP2102520A1 (en) * 2007-01-15 2009-09-23 The Timken Company Releaseable one-way clutch
JP4907642B2 (ja) * 2008-12-25 2012-04-04 本田技研工業株式会社 多板式クラッチ装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6196222A (ja) * 1984-10-17 1986-05-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 多板摩擦クラツチ
EP0854304B1 (de) * 1997-01-17 2001-04-25 Firma Jörg Schlechte Präzisionsteile für den Zweiradsport Reibungskupplung für Fahrzeuge
WO1998040638A1 (en) * 1997-03-12 1998-09-17 Automotive Products Plc A friction clutch

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196379A (ja) * 2016-04-26 2017-11-02 第一傳動科技股▲ふん▼有限公司 電動テーブルの脚部、電動テーブル、及び電動テーブルの脚部のクラッチ
KR20170122085A (ko) * 2016-04-26 2017-11-03 티모션 테크놀로지 코., 엘티디. 전동 테이블 프레임, 그의 커플링, 및 테이블 프레임을 사용한 전동 테이블
KR102068873B1 (ko) * 2016-04-26 2020-01-21 티모션 테크놀로지 코., 엘티디. 전동 테이블 프레임, 그의 커플링, 및 테이블 프레임을 사용한 전동 테이블
WO2019167262A1 (ja) * 2018-03-02 2019-09-06 本田技研工業株式会社 駆動装置
US11268585B2 (en) 2018-03-02 2022-03-08 Honda Motor Co., Ltd. Driving apparatus
US11306791B2 (en) 2018-03-02 2022-04-19 Honda Motor Co., Ltd. Driving apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
US20100294608A1 (en) 2010-11-25
ATE535727T1 (de) 2011-12-15
DE202007005899U1 (de) 2007-08-02
CN101680500A (zh) 2010-03-24
EP2145118B1 (de) 2011-11-30
EP2145118A1 (de) 2010-01-20
WO2008128599A1 (de) 2008-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010525267A (ja) 原動機駆動車両用のトルク差または速度差応動クラッチ操作装置
JP6388351B2 (ja) 動力伝達装置
JP5995439B2 (ja) 動力伝達装置
US8151963B2 (en) Power transmitting apparatus
WO2016088860A1 (ja) 動力伝達装置
JP3649793B2 (ja) フリーホイールクラッチ
JP2002106605A (ja) 電磁クラッチを有した動力伝達装置
US8336695B2 (en) Power transmitting apparatus
CN111566373B (zh) 动力传递装置
US6904992B2 (en) Four-wheel-drive all terrain vehicle
WO2022030349A1 (ja) 動力伝達装置
JP7149827B2 (ja) 動力伝達装置
US6024197A (en) Support structure for clutch hub
JP2002106604A (ja) 電磁クラッチの潤滑構造
US4685352A (en) Power distributing mechanism
EP2778456B1 (en) Multi- free-disk type of clutch
JP4211421B2 (ja) クラッチ装置
KR930005964B1 (ko) 마찰 클러치
JP2007139147A (ja) 駆動力伝達装置
US11859674B1 (en) Clutch device and motorcycle
JPH09202153A (ja) 4輪駆動車の回転伝達装置
KR100252233B1 (ko) 자동차의클러치
JP4876361B2 (ja) 動力伝達装置
JP2002266982A (ja) デファレンシャル装置
JPS61197843A (ja) 差動歯車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130409

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130416

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130508

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130515

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130607

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131002